JPH08227154A - 感光性樹脂組成物及びパターン形成方法およびそれを用いた電子装置の製造方法 - Google Patents
感光性樹脂組成物及びパターン形成方法およびそれを用いた電子装置の製造方法Info
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- JPH08227154A JPH08227154A JP7275288A JP27528895A JPH08227154A JP H08227154 A JPH08227154 A JP H08227154A JP 7275288 A JP7275288 A JP 7275288A JP 27528895 A JP27528895 A JP 27528895A JP H08227154 A JPH08227154 A JP H08227154A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】基板上にポリイミドパターンを形成するための
感光性樹脂組成物とそれを用いた電子装置の製法の提
供。 【解決手段】(a)一般式〔1〕(但し、Aは4価の炭
素数6〜39の芳香族基または炭素数4〜39の脂肪族
基、Bは2価の炭素数3〜39の芳香族基または脂肪族
基、nは10〜720の整数を示す)で表されるポリア
ミド酸と、(b)電磁波照射により1級または2級アミ
ンを生ずる光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊
離酸を生ずる光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、前
記光塩基発生剤または光酸発生剤が、前記ポリアミド酸
のカルボキシル基1モルに対して0.01 モル以上0.
2 モル未満配合されており、前記アミン系化合物が光
酸発生剤より多く配合されている感光性樹脂組成物。 【化11】
感光性樹脂組成物とそれを用いた電子装置の製法の提
供。 【解決手段】(a)一般式〔1〕(但し、Aは4価の炭
素数6〜39の芳香族基または炭素数4〜39の脂肪族
基、Bは2価の炭素数3〜39の芳香族基または脂肪族
基、nは10〜720の整数を示す)で表されるポリア
ミド酸と、(b)電磁波照射により1級または2級アミ
ンを生ずる光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊
離酸を生ずる光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、前
記光塩基発生剤または光酸発生剤が、前記ポリアミド酸
のカルボキシル基1モルに対して0.01 モル以上0.
2 モル未満配合されており、前記アミン系化合物が光
酸発生剤より多く配合されている感光性樹脂組成物。 【化11】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上にポリイミ
ドのパターンを形成するための感光性樹脂組成物と、そ
れを用いたポリイミドのパターン形成法および前記感光
性樹脂組成物を用いた電子装置の製造方法に関する。
ドのパターンを形成するための感光性樹脂組成物と、そ
れを用いたポリイミドのパターン形成法および前記感光
性樹脂組成物を用いた電子装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体の層間絶縁膜やパッシベー
ション膜などにポリイミドが使用されている。ポリイミ
ドは耐熱性,機械特性,電気特性が優れていることは周
知のとおりである。しかし、半導体の層間絶縁膜やパッ
シベーション膜に用いるにはパターン形成能が不可欠で
ある。従来は、フォトレジストを用いてエッチングによ
りポリイミドのパターンを形成していた。しかし、この
方法は工程が煩雑なため、感光性のポリイミドが注目さ
れている。ポリイミドに感光性を付与する方法として
は、特開平5−197148 号公報にポリイミド前駆体にポリ
アミド酸アルキルエステルを用い、これと電磁波照射に
より塩基化合物を発生する光塩基発生剤と組み合わせて
露光後、加熱して部分イミド化を促進させるネガおよび
ポジ組成物が開示されている。
ション膜などにポリイミドが使用されている。ポリイミ
ドは耐熱性,機械特性,電気特性が優れていることは周
知のとおりである。しかし、半導体の層間絶縁膜やパッ
シベーション膜に用いるにはパターン形成能が不可欠で
ある。従来は、フォトレジストを用いてエッチングによ
りポリイミドのパターンを形成していた。しかし、この
方法は工程が煩雑なため、感光性のポリイミドが注目さ
れている。ポリイミドに感光性を付与する方法として
は、特開平5−197148 号公報にポリイミド前駆体にポリ
アミド酸アルキルエステルを用い、これと電磁波照射に
より塩基化合物を発生する光塩基発生剤と組み合わせて
露光後、加熱して部分イミド化を促進させるネガおよび
ポジ組成物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来法は、いず
れも使用できる現像剤が非プロトン性の極性溶媒(ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなど)
又はこれらの混合物であるために環境汚染対策上から問
題となっていた。更に、ポリアミド酸アルキルエステル
の合成や精製方法が複雑であることも問題点として挙げ
られる。また最近では半導体の高性能化に伴い高精度の
パターン形成性が不可欠になってきた。水系の現像液で
高精度のパターン形成が可能な感光性ポリイミドが要求
されるようになった。
れも使用できる現像剤が非プロトン性の極性溶媒(ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなど)
又はこれらの混合物であるために環境汚染対策上から問
題となっていた。更に、ポリアミド酸アルキルエステル
の合成や精製方法が複雑であることも問題点として挙げ
られる。また最近では半導体の高性能化に伴い高精度の
パターン形成性が不可欠になってきた。水系の現像液で
高精度のパターン形成が可能な感光性ポリイミドが要求
されるようになった。
【0004】本発明の目的は、水系の現像液で高精度な
ポリイミドパターン形成が可能な感光性樹脂組成物とそ
のパターン形成方法および該感光性樹脂組成物を用いた
電子装置の製造方法を提供することにある。
ポリイミドパターン形成が可能な感光性樹脂組成物とそ
のパターン形成方法および該感光性樹脂組成物を用いた
電子装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種ポリ
イミド前駆体と熱イミド化温度について検討し、本発明
に到達した。前記課題を解決する本発明の要旨は次のと
おりである。
イミド前駆体と熱イミド化温度について検討し、本発明
に到達した。前記課題を解決する本発明の要旨は次のと
おりである。
【0006】(a)一般式〔1〕
【0007】
【化6】
【0008】(但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香
族基または炭素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素
数3〜39の芳香族基または脂肪族基、nは10〜72
0の整数を示す)で表されるポリアミド酸(以下、PA
Aと云う)と、(b)電磁波照射により1級または2級
アミンを生ずる光塩基発生剤(以下、PBGと云う)、
または、電磁波照射により遊離酸を生ずる光酸発生剤
(以下、PAGと云う)とアミン系化合物とを含み、前
記PBGまたはPAGが、前記PAAのカルボキシル基
1モルに対して0.01モル以上0.2 モル未満配合
されており、前記アミン系化合物のモル数が前記PAG
よりも多く配合されていることを特徴とする感光性樹脂
組成物にある。
族基または炭素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素
数3〜39の芳香族基または脂肪族基、nは10〜72
0の整数を示す)で表されるポリアミド酸(以下、PA
Aと云う)と、(b)電磁波照射により1級または2級
アミンを生ずる光塩基発生剤(以下、PBGと云う)、
または、電磁波照射により遊離酸を生ずる光酸発生剤
(以下、PAGと云う)とアミン系化合物とを含み、前
記PBGまたはPAGが、前記PAAのカルボキシル基
1モルに対して0.01モル以上0.2 モル未満配合
されており、前記アミン系化合物のモル数が前記PAG
よりも多く配合されていることを特徴とする感光性樹脂
組成物にある。
【0009】また、上記感光性樹脂組成物からなる被膜
または塗膜を半導体等の電子装置の基板上に形成し、露
光,現像してポリイミドのパターンを形成する方法にあ
る。本発明を図1により具体的に説明する。
または塗膜を半導体等の電子装置の基板上に形成し、露
光,現像してポリイミドのパターンを形成する方法にあ
る。本発明を図1により具体的に説明する。
【0010】(1)ポジパターンの形成:(a)PAA
にアミン系化合物とPAGを含む感光性樹脂組成物を塗
布し、プリベークする。(b)次に、フォトマスクを介し
て露光し露光部のPAGから遊離酸を発生させ、上記ア
ミン系化合物のアミン(AM)と反応させて塩を形成す
る。(c)次いで、加熱し未露光部のアミンの触媒作用
により部分的にイミド化しフォトマスクパターンに従っ
たポリイミド(PI)を形成する。(d)次に、水系現
像液で現像し、露光部のPAA+アミン系化合物を除去
することによりポリイミドのポジパターンが形成され
る。
にアミン系化合物とPAGを含む感光性樹脂組成物を塗
布し、プリベークする。(b)次に、フォトマスクを介し
て露光し露光部のPAGから遊離酸を発生させ、上記ア
ミン系化合物のアミン(AM)と反応させて塩を形成す
る。(c)次いで、加熱し未露光部のアミンの触媒作用
により部分的にイミド化しフォトマスクパターンに従っ
たポリイミド(PI)を形成する。(d)次に、水系現
像液で現像し、露光部のPAA+アミン系化合物を除去
することによりポリイミドのポジパターンが形成され
る。
【0011】なお、未反応のPAGはイミド化のための
加熱(350〜450℃)処理によって分解,昇華す
る。
加熱(350〜450℃)処理によって分解,昇華す
る。
【0012】(2)ネガパターンの形成:(a)PAA
とPBGを含む感光性樹脂組成物を塗布し、プリベーク
する。(b)次に、フォトマスクを介して露光し露光部
のPBGから1級または2級アミン(AM)を発生させ
る。(c)次いで、加熱し露光部に生じたAMの触媒作
用により部分的にイミド化を促進させポリイミド(PI)
を形成する。(d)次に、水系現像液で現像し、未露光部
のPAA+PGBを除去することによりフォトマスクパ
ターンに従ったポリイミドのネガパターンが形成され
る。
とPBGを含む感光性樹脂組成物を塗布し、プリベーク
する。(b)次に、フォトマスクを介して露光し露光部
のPBGから1級または2級アミン(AM)を発生させ
る。(c)次いで、加熱し露光部に生じたAMの触媒作
用により部分的にイミド化を促進させポリイミド(PI)
を形成する。(d)次に、水系現像液で現像し、未露光部
のPAA+PGBを除去することによりフォトマスクパ
ターンに従ったポリイミドのネガパターンが形成され
る。
【0013】なお、未反応のPAGはイミド化のための
加熱(350〜450℃)処理によって分解,昇華す
る。
加熱(350〜450℃)処理によって分解,昇華す
る。
【0014】前記一般式〔1〕において、Aの炭素数が
39より多いと感光性樹脂の現像液に対する溶解性を変
えるカルボキシル基の感光性樹脂中での重量分率が低下
し、水系現像液での現像が困難となる。また、前記一般
式〔1〕において、Bの炭素数が39より多い場合にも
感光性樹脂の現像液に対する溶解性を変えるカルボキシ
ル基の感光性樹脂中での重量分率が低下し、水系現像液
での現像が困難となる。
39より多いと感光性樹脂の現像液に対する溶解性を変
えるカルボキシル基の感光性樹脂中での重量分率が低下
し、水系現像液での現像が困難となる。また、前記一般
式〔1〕において、Bの炭素数が39より多い場合にも
感光性樹脂の現像液に対する溶解性を変えるカルボキシ
ル基の感光性樹脂中での重量分率が低下し、水系現像液
での現像が困難となる。
【0015】なお、PAGまたはPBGは、PAAの熱
イミド化触媒であるからその配合量は小量で十分であ
る。PAGまたはPBGをPAAのカルボキシル基に対
して0.01モル以上0.2モル未満配合することにより
高い精度のパターンを形成することができる。また、本
発明の感光性樹脂組成物はパターンの現像液に作業環境
上好ましい水系現像液が使用できる。
イミド化触媒であるからその配合量は小量で十分であ
る。PAGまたはPBGをPAAのカルボキシル基に対
して0.01モル以上0.2モル未満配合することにより
高い精度のパターンを形成することができる。また、本
発明の感光性樹脂組成物はパターンの現像液に作業環境
上好ましい水系現像液が使用できる。
【0016】なお、PAAのカルボキシル基に対してP
AGまたはPBGの配合量が0.01モル未満では露光部の
樹脂の溶解性の変化が少なく良好なパターンが形成でき
ない。また、PAAのカルボキシル基に対してPAGま
たはPBGの配合量が0.2モル以上では、熱イミド化
後のポリイミドの機械的強さが低下し好ましくない。前
記PAGとして、トリフェニルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート,ニトロベンジルトシレート,ヒド
ロキシベンゾフェノンのメタンスルホネートエステル,
ジアリールヨードニウム塩,ジフェニル−4−チオフェ
ノキシフェニルスルホニウム塩、2,3,6−(トリク
ロロメチル)トリアジンおよびトリス(2,3−ジブロ
モプロピル)イソシアヌレート
AGまたはPBGの配合量が0.01モル未満では露光部の
樹脂の溶解性の変化が少なく良好なパターンが形成でき
ない。また、PAAのカルボキシル基に対してPAGま
たはPBGの配合量が0.2モル以上では、熱イミド化
後のポリイミドの機械的強さが低下し好ましくない。前
記PAGとして、トリフェニルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート,ニトロベンジルトシレート,ヒド
ロキシベンゾフェノンのメタンスルホネートエステル,
ジアリールヨードニウム塩,ジフェニル−4−チオフェ
ノキシフェニルスルホニウム塩、2,3,6−(トリク
ロロメチル)トリアジンおよびトリス(2,3−ジブロ
モプロピル)イソシアヌレート
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】
【化10】
【0021】等の化合物を挙げることができる。
【0022】前記PBGとして、N−((2−ニトロフ
ェニル)−1−メチルメトキシ)カルボニル−2−プロ
ピルアミン、N−((2−ニトロフェニル)−1−メチ
ルメトキシ)カルボニル−シクロヘキシルアミン,ジフ
ェニルジスルホン,ベンジルスルホンアミド,ベンジル
四級アンモニウム塩,イミン,イミニウム塩,コバルト
−アミン塩,ベンジルカルバメート等の化合物を挙げる
ことができる。
ェニル)−1−メチルメトキシ)カルボニル−2−プロ
ピルアミン、N−((2−ニトロフェニル)−1−メチ
ルメトキシ)カルボニル−シクロヘキシルアミン,ジフ
ェニルジスルホン,ベンジルスルホンアミド,ベンジル
四級アンモニウム塩,イミン,イミニウム塩,コバルト
−アミン塩,ベンジルカルバメート等の化合物を挙げる
ことができる。
【0023】前記PAGと併用するアミン系化合物とし
てはイソプロピルアミン,ブチルアミン,イソブチルア
ミン,sec −ブチルアミン,tert−ブチルアミン,シク
ロヘキシルアミン,ベンジルアミン,アニリン,p−ト
ルイジン,p−アニシジン,p−ニトロアニリン,ジエ
チルアミン,ジプロピルアミン,N−メチルアミン,
2,2−ジエタノールアミン,N−メチルエタノールア
ミン,エタノールアミン,N−メチルエタノールアミ
ン,ジフェニルアミン等がある。
てはイソプロピルアミン,ブチルアミン,イソブチルア
ミン,sec −ブチルアミン,tert−ブチルアミン,シク
ロヘキシルアミン,ベンジルアミン,アニリン,p−ト
ルイジン,p−アニシジン,p−ニトロアニリン,ジエ
チルアミン,ジプロピルアミン,N−メチルアミン,
2,2−ジエタノールアミン,N−メチルエタノールア
ミン,エタノールアミン,N−メチルエタノールアミ
ン,ジフェニルアミン等がある。
【0024】これらのアミン系化合物の1種以上が用い
られ、これらはPAGよりも多く配合する。
られ、これらはPAGよりも多く配合する。
【0025】ところで、本発明に用いられるPAAはJ.
Polymer Sci.,A−1,3,pp1373(1965)に記載
されているように、当モルのテトラカルボン酸二無水物
とジアミンを極性溶媒中で溶融重縮合させる方法が工業
的に優れた合成方法である。ポリアミド酸の合成に必要
なテトラカルボン酸二無水物としては、ピロメリット酸
二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、3,3″,4,4″−p−ターフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物,シクロブタン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物3,3′,4,4′−
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2
−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル)プロパンテトラカルボン酸二無水物、
2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェニ
ル))ヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェニ
ル))プロパンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビ
ス(p−(3,4−ジカルボキシフェニル)フェニルオ
キシフェニル)プロパン酸二無水物が挙げられ、これら
の1種以上を使用することができる。
Polymer Sci.,A−1,3,pp1373(1965)に記載
されているように、当モルのテトラカルボン酸二無水物
とジアミンを極性溶媒中で溶融重縮合させる方法が工業
的に優れた合成方法である。ポリアミド酸の合成に必要
なテトラカルボン酸二無水物としては、ピロメリット酸
二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、3,3″,4,4″−p−ターフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物,シクロブタン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物3,3′,4,4′−
ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2
−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル)プロパンテトラカルボン酸二無水物、
2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェニ
ル))ヘキサフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェニ
ル))プロパンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビ
ス(p−(3,4−ジカルボキシフェニル)フェニルオ
キシフェニル)プロパン酸二無水物が挙げられ、これら
の1種以上を使用することができる。
【0026】上記テトラカルボン酸二無水物と反応する
ジアミンとしては、テトラメチル−1,4−フェニレン
ジアミン,ヘキサメチレンジアミン,テトラエチル−
1,4−フェニレンジアミン,テトラプロピル−1,4
−フェニレンジアミン,トリメチル−1,4−フェニレ
ンジアミン,トリエチル−1,4−フェニレンジアミ
ン,トリプロピル−1,4−フェニレンジアミン、3,
3′,5′−トリメチル−4,4′−ジアミノビフェニ
ル、3,3′,5′−トリエチル−4,4′−ジアミノ
ビフェニル、3,3′,5′−トリプロピル−4,4′
−ジアミノビフェニル、o−トリジン、p−フェニレン
ジアミン、2,4−ジアミノジフェニルエーテル、4,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、4,4′−ジアミノジフェニルスルファイド、
4,4″−ジアミノターフェニル、4,4″−ジアミノ
ジシクロヘキシルメタン、1,5−ジアミノナフタレ
ン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ビフェニ
ル、4,4′−ビス(m−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、2,2−ビス(4−(p−アミノフェノキ
シ)フェニル)プロパン、3,3′−ジメチル−4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、2,7−ジアミノフ
ルオレン,アセトグアナミン、3,3′−ジメトキシベ
ンジジン,m−フェニレンジアミン、2,6−ジアミノ
アントラキノン、2,6−アミノトルエン、2,5−ジ
アミノピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,5−
ジアミノトルエン、2,3−ジアミノピリジン、3,4
−ジアミノピリジン、4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、ベンゾグアナミン、2,7−ジアミノナフ
タレン、3,4−ジアミノトルエン、m−キシレンジア
ミン、p−キシレンジアミン、4,4′−ジチオジアニ
リン、o−フェニレンジアミン、4,4′−メチレンビ
ス(2−メチルシクロヘキシルアミン)、2,2−ビス
(4−(p,p′−アミノビフェニルオキシ)フェニ
ル)プロパン,p−キシレンジアミンなど公知のものが
挙げられる。
ジアミンとしては、テトラメチル−1,4−フェニレン
ジアミン,ヘキサメチレンジアミン,テトラエチル−
1,4−フェニレンジアミン,テトラプロピル−1,4
−フェニレンジアミン,トリメチル−1,4−フェニレ
ンジアミン,トリエチル−1,4−フェニレンジアミ
ン,トリプロピル−1,4−フェニレンジアミン、3,
3′,5′−トリメチル−4,4′−ジアミノビフェニ
ル、3,3′,5′−トリエチル−4,4′−ジアミノ
ビフェニル、3,3′,5′−トリプロピル−4,4′
−ジアミノビフェニル、o−トリジン、p−フェニレン
ジアミン、2,4−ジアミノジフェニルエーテル、4,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、4,4′−ジアミノジフェニルスルファイド、
4,4″−ジアミノターフェニル、4,4″−ジアミノ
ジシクロヘキシルメタン、1,5−ジアミノナフタレ
ン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ビフェニ
ル、4,4′−ビス(m−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、2,2−ビス(4−(p−アミノフェノキ
シ)フェニル)プロパン、3,3′−ジメチル−4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、2,7−ジアミノフ
ルオレン,アセトグアナミン、3,3′−ジメトキシベ
ンジジン,m−フェニレンジアミン、2,6−ジアミノ
アントラキノン、2,6−アミノトルエン、2,5−ジ
アミノピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,5−
ジアミノトルエン、2,3−ジアミノピリジン、3,4
−ジアミノピリジン、4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、ベンゾグアナミン、2,7−ジアミノナフ
タレン、3,4−ジアミノトルエン、m−キシレンジア
ミン、p−キシレンジアミン、4,4′−ジチオジアニ
リン、o−フェニレンジアミン、4,4′−メチレンビ
ス(2−メチルシクロヘキシルアミン)、2,2−ビス
(4−(p,p′−アミノビフェニルオキシ)フェニ
ル)プロパン,p−キシレンジアミンなど公知のものが
挙げられる。
【0027】PAA合成に用いる溶媒としては、n−メ
チル−2−ピロリドン(NMP),ジメチルアセトアミ
ド(DMAC),ジメチルホルムアミド(DMF),ジ
グライム,フェノール,トルエン,キシレン等が挙げら
れ、これらの1種以上用いることができる。
チル−2−ピロリドン(NMP),ジメチルアセトアミ
ド(DMAC),ジメチルホルムアミド(DMF),ジ
グライム,フェノール,トルエン,キシレン等が挙げら
れ、これらの1種以上用いることができる。
【0028】ポリアミド酸の数平均分子量は、溶解性や
ポリイミドの機械的特性に影響を与える重要な特性であ
る。具体的にはゲルパーミェイションクロマトグラフィ
(GPC)でのポリスチレン換算値で10,000〜3
00,000が好ましい。10,000 未満では機械的
特性が低下し、場合によってはポリイミドフィルムが形
成できない。300,000 を超えると溶解性が低下す
るので好ましくない。
ポリイミドの機械的特性に影響を与える重要な特性であ
る。具体的にはゲルパーミェイションクロマトグラフィ
(GPC)でのポリスチレン換算値で10,000〜3
00,000が好ましい。10,000 未満では機械的
特性が低下し、場合によってはポリイミドフィルムが形
成できない。300,000 を超えると溶解性が低下す
るので好ましくない。
【0029】上記の感光性樹脂組成物は、溶媒に溶解し
スピンコート法など公知の方法により基板上にコートす
ることができる。そして、プリベーク(80〜120℃
に加熱)などにより溶媒を除去しフィルム化させる。上
記の溶媒としてはNMP,水,トルエン,DMAC,ジ
グライム,ジメチルホルムアミド等がある。通常は溶媒
99〜55重量%と感光性樹脂組成物1〜45重量%の
配合が望ましい。
スピンコート法など公知の方法により基板上にコートす
ることができる。そして、プリベーク(80〜120℃
に加熱)などにより溶媒を除去しフィルム化させる。上
記の溶媒としてはNMP,水,トルエン,DMAC,ジ
グライム,ジメチルホルムアミド等がある。通常は溶媒
99〜55重量%と感光性樹脂組成物1〜45重量%の
配合が望ましい。
【0030】前記感光性樹脂組成物に照射する電磁波と
しては、紫外線,可視光,X線等がある。
しては、紫外線,可視光,X線等がある。
【0031】本発明に用いる水系現像液としては、水酸
化テトラメチルアンモニウム(TMA)水溶液,炭酸ナトリ
ウム水溶液等の水を主成分とするものがある。
化テトラメチルアンモニウム(TMA)水溶液,炭酸ナトリ
ウム水溶液等の水を主成分とするものがある。
【0032】前記PAGの増感剤としては、ケトクマリ
ン,フルオレン,チオキサントン,アントラキノン,ナ
フチアゾリン,ビアセチル,ベンジルおよびこれらの誘
導体がある。また、PBGの増感剤としては、ペリレ
ン,置換アントラセンがある。既述のように、本発明は
ポリアミド酸に対するアミンの触媒作用を利用したもの
で、露光後の加熱によりイミド化を促進させ、イミド化
率の違いによる溶解性の差を利用して現像し、パターン
を形成するものである。例えば、PAA単独と、PAA
にイソプロピルアミンを0.1 モル加えた場合の150
℃における加熱時間とイミド化率の関係を図2に示す。
ン,フルオレン,チオキサントン,アントラキノン,ナ
フチアゾリン,ビアセチル,ベンジルおよびこれらの誘
導体がある。また、PBGの増感剤としては、ペリレ
ン,置換アントラセンがある。既述のように、本発明は
ポリアミド酸に対するアミンの触媒作用を利用したもの
で、露光後の加熱によりイミド化を促進させ、イミド化
率の違いによる溶解性の差を利用して現像し、パターン
を形成するものである。例えば、PAA単独と、PAA
にイソプロピルアミンを0.1 モル加えた場合の150
℃における加熱時間とイミド化率の関係を図2に示す。
【0033】図2においてPAAは3,3″,4,4″
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と
精製p−キシリレンジアミン(XYDA)とNMPから
なるワニスを塗布後、プリベークしてフィルム化したも
のである。もう一方のPASは、BPDAとXYDAと
NMPからなるワニスに含まれるポリアミド酸のカルボ
キシル基1モルに対してiso−プロピルアミンを0.02
モル加えてフィルム化したものである。
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と
精製p−キシリレンジアミン(XYDA)とNMPから
なるワニスを塗布後、プリベークしてフィルム化したも
のである。もう一方のPASは、BPDAとXYDAと
NMPからなるワニスに含まれるポリアミド酸のカルボ
キシル基1モルに対してiso−プロピルアミンを0.02
モル加えてフィルム化したものである。
【0034】なお、D.R.McKean,G.M.Wallraff,W.Volk
sen,N.P.Hacker,M.Sanchex,andJ.W.Labadie,ACS SY
MPOSIUM SERIES 537 pp417〜427で述べら
れているように、両者のイミド化率の差が約25%以上
あればパターン形成は十分可能である。
sen,N.P.Hacker,M.Sanchex,andJ.W.Labadie,ACS SY
MPOSIUM SERIES 537 pp417〜427で述べら
れているように、両者のイミド化率の差が約25%以上
あればパターン形成は十分可能である。
【0035】イミド化率はFT−IRにより最終加熱3
50℃/30分後のイミド基に基づく1720.6cm-1
のカルボニルの吸光度を100%として求めた。加熱は
ホットプレートで行った。
50℃/30分後のイミド基に基づく1720.6cm-1
のカルボニルの吸光度を100%として求めた。加熱は
ホットプレートで行った。
【0036】本発明の感光性樹脂組成物を用いてパター
ン形成した電子装置(樹脂封止型半導体装置)の製造方
法の一例を図3の模式図に示す。
ン形成した電子装置(樹脂封止型半導体装置)の製造方
法の一例を図3の模式図に示す。
【0037】図3(a)のようにLSIチップ1上に5
0μm角のボンデイングパッド2を作成した。続いて、
図3(b)のようにポリイミドの膜厚が10μmになる
よう回転数を調整したスピンナを用いて感光性樹脂組成
物ワニス(ネガパターン組成物)4を塗布,形成した。
これを図3(c)において80℃/10分間の予備乾燥
後、フォトマスクを載せて露光し、さらに130℃/5
分間ホットプレートで加熱して露光部のイミド化率を向
上させた後、未露光部を水系現像液で現像して50μm
角のフォトマスクパターンに従ったスルーホールを形成
した。
0μm角のボンデイングパッド2を作成した。続いて、
図3(b)のようにポリイミドの膜厚が10μmになる
よう回転数を調整したスピンナを用いて感光性樹脂組成
物ワニス(ネガパターン組成物)4を塗布,形成した。
これを図3(c)において80℃/10分間の予備乾燥
後、フォトマスクを載せて露光し、さらに130℃/5
分間ホットプレートで加熱して露光部のイミド化率を向
上させた後、未露光部を水系現像液で現像して50μm
角のフォトマスクパターンに従ったスルーホールを形成
した。
【0038】図3(d)はスルーホール9を介してLS
Iチップ1とリードフレーム7をボンデイングワイヤ6
で接続した後、全体をエポキシ系またはフェノール系樹
脂組成物からなる封止剤8で封止することにより得られ
る。
Iチップ1とリードフレーム7をボンデイングワイヤ6
で接続した後、全体をエポキシ系またはフェノール系樹
脂組成物からなる封止剤8で封止することにより得られ
る。
【0039】上記のポリイミド膜5はSiO2 ,PSG
(リンケイ酸ガラス),SiNとも密着性に優れ、特
に、エポキシ系やフェノール系封止樹脂との密着性が良
好であるため、界面からの水分の侵入を防止して回路を
形成しているアルミニウム等の金属の腐食を防止できる
ので、LSIの信頼性を向上することができる。
(リンケイ酸ガラス),SiNとも密着性に優れ、特
に、エポキシ系やフェノール系封止樹脂との密着性が良
好であるため、界面からの水分の侵入を防止して回路を
形成しているアルミニウム等の金属の腐食を防止できる
ので、LSIの信頼性を向上することができる。
【0040】本発明は、ポリアミド酸に対する1級また
は2級アミンの触媒作用を用い、露光後の加熱によって
部分的にイミド化を促進させて、イミド化率の違いによ
る溶解性の差を利用して現像し、ポリイミドのパターン
を直接形成するものである。
は2級アミンの触媒作用を用い、露光後の加熱によって
部分的にイミド化を促進させて、イミド化率の違いによ
る溶解性の差を利用して現像し、ポリイミドのパターン
を直接形成するものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によリ詳細
に説明する。
に説明する。
【0042】実施例で用いた化合物とその略号を示す。
【0043】BPDA:3,3′,4,4′−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物 ODPA:4,4′−オキシジフタル酸二無水物 BTDA:3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物 DSDA:3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸二無水物 CPDA:1,2,3,4−シクロペンチルテトラカル
ボン酸二無水物 CHDA:1,2,4,5−シクロヘキシルテトラカル
ボン酸二無水物 XYDA:p−キシリレンジアミン DDE:4,4′−ジアミノジフェニルエーテル DADPS:1,4−ジアミノ−ジフェニルスルホン BAPPZ:3,6−ビス(4′−アミノフェニル)ピ
リダジン MAEO:メチルアミノエタノール NEAE:N−エチルアミノエタノール CHA:シクロヘキシルアミン TEA:トリエチルアミン PAG1:o−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステル PAG2:4−モルホニルフェニルジアゾニウム塩 PBG1:N−((2−ニトロフェニル)−1−メチル
メトキシ)カルボニル−2−プロピルアミン PBG2:N−((2−ニトロフェニル)−1−メチル
メトキシ)カルボニルシクロヘキシルアミン NMP:N−メチルピロリドン DMAC:ジメチルアセトアミド TMA:水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液 〔実施例1〕 (1)ポリアミド酸の合成 ポリアミド酸は、温度計,窒素吹込み管,塩化カルシウ
ム管,攪拌装置を付した4つ口フラスコを窒素置換した
後、反応溶媒であるNMPを加えた。続いてジアミンを
投入攪拌し完全に溶解させる。その後テトラカルボン酸
二無水物を加えた。配合量はジアミンとテトラカルボン
酸二無水物を合わせて14重量%で当モルである(以
下、NV14%と示す)。NMPは86重量%である。
ルテトラカルボン酸二無水物 ODPA:4,4′−オキシジフタル酸二無水物 BTDA:3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物 DSDA:3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸二無水物 CPDA:1,2,3,4−シクロペンチルテトラカル
ボン酸二無水物 CHDA:1,2,4,5−シクロヘキシルテトラカル
ボン酸二無水物 XYDA:p−キシリレンジアミン DDE:4,4′−ジアミノジフェニルエーテル DADPS:1,4−ジアミノ−ジフェニルスルホン BAPPZ:3,6−ビス(4′−アミノフェニル)ピ
リダジン MAEO:メチルアミノエタノール NEAE:N−エチルアミノエタノール CHA:シクロヘキシルアミン TEA:トリエチルアミン PAG1:o−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステル PAG2:4−モルホニルフェニルジアゾニウム塩 PBG1:N−((2−ニトロフェニル)−1−メチル
メトキシ)カルボニル−2−プロピルアミン PBG2:N−((2−ニトロフェニル)−1−メチル
メトキシ)カルボニルシクロヘキシルアミン NMP:N−メチルピロリドン DMAC:ジメチルアセトアミド TMA:水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液 〔実施例1〕 (1)ポリアミド酸の合成 ポリアミド酸は、温度計,窒素吹込み管,塩化カルシウ
ム管,攪拌装置を付した4つ口フラスコを窒素置換した
後、反応溶媒であるNMPを加えた。続いてジアミンを
投入攪拌し完全に溶解させる。その後テトラカルボン酸
二無水物を加えた。配合量はジアミンとテトラカルボン
酸二無水物を合わせて14重量%で当モルである(以
下、NV14%と示す)。NMPは86重量%である。
【0044】反応温度は室温、攪拌速度は150rpm で
行った。反応開始後発熱する系は水冷し、反応時間は8
時間とした。
行った。反応開始後発熱する系は水冷し、反応時間は8
時間とした。
【0045】上記により合成した(BPDA+XYDA
/NMP)ワニスに含まれるポリアミド酸のカルボキシ
ル基1モルに対して、PBG1を0.1 モルを加えて攪
拌し、孔径5μmのメンブランフィルタを通して感光性
樹脂組成物を作製した。
/NMP)ワニスに含まれるポリアミド酸のカルボキシ
ル基1モルに対して、PBG1を0.1 モルを加えて攪
拌し、孔径5μmのメンブランフィルタを通して感光性
樹脂組成物を作製した。
【0046】(2)ポリイミドネガパターンの作製 感光性樹脂組成物をシリコンウエハ上に5μmのポリイ
ミドフィルムを与える厚さにスピンコートし、80℃の
空気循環乾燥機中で10分間、塗膜面がベタつかない程
度にプリベークした。これをフォトマスクを介して50
0Wの超高圧水銀灯により600mJ/cm2 照射した。
次いで、これを窒素雰囲気中のホットプレート上で13
0℃/5分間加熱し、部分的にイミド化を促進させた。
更に、これをTMA2.38% 水溶液をイオン交換水で
60倍に薄めた現像液で現像した。これを、メタノール
をイオン交換水で2倍に薄めたリンス液で30秒間リン
ス後、ホットプレートで80℃/10分間+100℃/
10分間+170℃/10分間+250℃/10分間+
350℃/10分間の加熱を行って、フォトマスクに従
ったライン&スペースが10μmのポリイミドネガパタ
ーンを形成した。
ミドフィルムを与える厚さにスピンコートし、80℃の
空気循環乾燥機中で10分間、塗膜面がベタつかない程
度にプリベークした。これをフォトマスクを介して50
0Wの超高圧水銀灯により600mJ/cm2 照射した。
次いで、これを窒素雰囲気中のホットプレート上で13
0℃/5分間加熱し、部分的にイミド化を促進させた。
更に、これをTMA2.38% 水溶液をイオン交換水で
60倍に薄めた現像液で現像した。これを、メタノール
をイオン交換水で2倍に薄めたリンス液で30秒間リン
ス後、ホットプレートで80℃/10分間+100℃/
10分間+170℃/10分間+250℃/10分間+
350℃/10分間の加熱を行って、フォトマスクに従
ったライン&スペースが10μmのポリイミドネガパタ
ーンを形成した。
【0047】なお、上記現像後の処理は実施例2以下も
同じようにして行った。
同じようにして行った。
【0048】〔実施例2〕上記実施例1に準じて作成し
た(BPDA+XYDA/NMP)ワニス含まれるポリ
アミド酸のカルボキシル基1モルに対して、DEAM
(ジエチルアミン)0.18モルと、0.1モルのPAG
1を加え攪拌し孔径5μmのメンブランフィルタを通し
て感光性樹脂組成物を作製した。
た(BPDA+XYDA/NMP)ワニス含まれるポリ
アミド酸のカルボキシル基1モルに対して、DEAM
(ジエチルアミン)0.18モルと、0.1モルのPAG
1を加え攪拌し孔径5μmのメンブランフィルタを通し
て感光性樹脂組成物を作製した。
【0049】これを実施例1に準じ、塗布,露光,加熱
(140℃/3分間)し、現像してポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
(140℃/3分間)し、現像してポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
【0050】〔実施例3〕(ODPA+DDE/NM
P)ワニスにPBG1を0.05 モル加え感光性樹脂組
成物を作製した。これを実施例1に準じ、塗布,露光,
加熱(135℃/3分間)し、実施例1で用いたTMA
2.38% 水溶液をイオン交換水で5倍に薄めた現像液
で現像した後、完全熱イミド化をホットプレートで行い
ポリイミドネガパターンを形成した。
P)ワニスにPBG1を0.05 モル加え感光性樹脂組
成物を作製した。これを実施例1に準じ、塗布,露光,
加熱(135℃/3分間)し、実施例1で用いたTMA
2.38% 水溶液をイオン交換水で5倍に薄めた現像液
で現像した後、完全熱イミド化をホットプレートで行い
ポリイミドネガパターンを形成した。
【0051】〔実施例4〕(ODPA+DDE/NM
P)ワニスにCHAを0.1 モルと、PAG1を0.0
4 モル加え、感光性樹脂組成物を作製した。
P)ワニスにCHAを0.1 モルと、PAG1を0.0
4 モル加え、感光性樹脂組成物を作製した。
【0052】これを実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(135℃/3分間)し、現像してポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
(135℃/3分間)し、現像してポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
【0053】〔実施例5〕(BTDA+DDE/DMA
C)ワニスにPBG1を0.125 モル加え、感光性樹
脂組成物を作製した。
C)ワニスにPBG1を0.125 モル加え、感光性樹
脂組成物を作製した。
【0054】これを実施例1に準じて塗布,露光,加熱
(130℃/5分間)し、現像してポリイミドネガパタ
ーンを形成した。
(130℃/5分間)し、現像してポリイミドネガパタ
ーンを形成した。
【0055】〔実施例6〕(BTDA+DDE/DMA
C)ワニスにNEAEを0.13 モル、PAG2を0.
12 モル加えて、感光性樹脂組成物を作製した。
C)ワニスにNEAEを0.13 モル、PAG2を0.
12 モル加えて、感光性樹脂組成物を作製した。
【0056】これを実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(130℃/4.5 分間)し、現像してポリイミドポジ
パターンを形成した。
(130℃/4.5 分間)し、現像してポリイミドポジ
パターンを形成した。
【0057】〔実施例7〕(BTDA+XYDA/DM
AC)ワニスにPBG1を0.1 モル加え、実施例1に
準じ、塗布,露光,加熱(130℃/4分間)し、現像
を行いポリイミドネガパターンを形成した。
AC)ワニスにPBG1を0.1 モル加え、実施例1に
準じ、塗布,露光,加熱(130℃/4分間)し、現像
を行いポリイミドネガパターンを形成した。
【0058】〔実施例8〕(BTDA+DADPS/D
MAC)ワニスにTEAを0.13 モル、PAG2を0.
12モル加えて、実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(125℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポ
ジパターンを形成した。
MAC)ワニスにTEAを0.13 モル、PAG2を0.
12モル加えて、実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(125℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポ
ジパターンを形成した。
【0059】〔実施例9〕(BTDA+XYDA/NM
P)ワニスにPBG1を0.19 モル加え、実施例1に
準じて塗布,露光,加熱(130℃/4.5 分間)し、
現像を行いポリイミドネガパターンを形成した。
P)ワニスにPBG1を0.19 モル加え、実施例1に
準じて塗布,露光,加熱(130℃/4.5 分間)し、
現像を行いポリイミドネガパターンを形成した。
【0060】〔実施例10〕(BTDA+XYDA/N
MP)ワニスにNEAOを0.12 モル、PAG2を
0.1モル加えて、実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(125℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポジ
パターンを形成した。
MP)ワニスにNEAOを0.12 モル、PAG2を
0.1モル加えて、実施例2に準じて塗布,露光,加熱
(125℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポジ
パターンを形成した。
【0061】〔実施例11〕(DSDA+DDE/NM
P)ワニスにPBG1を0.19 モル加え、実施例1に
準じ塗布,露光,加熱(130℃/4分間)し、現像を
行いポリイミドネガパターンを形成した。
P)ワニスにPBG1を0.19 モル加え、実施例1に
準じ塗布,露光,加熱(130℃/4分間)し、現像を
行いポリイミドネガパターンを形成した。
【0062】〔実施例12〕(DSDA+DDE/NM
P)ワニスにNEAEを0.15 モル、PAG2を0.
1モル加え、実施例2に準じて塗布,露光,加熱(13
0℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
P)ワニスにNEAEを0.15 モル、PAG2を0.
1モル加え、実施例2に準じて塗布,露光,加熱(13
0℃/4.5分間)し、現像を行いポリイミドポジパタ
ーンを形成した。
【0063】〔実施例13〕(CPDA+DDE/NM
P)ワニスにPBG1を0.18 モル加えて実施例1に
準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いネガパターン
を形成した。
P)ワニスにPBG1を0.18 モル加えて実施例1に
準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いネガパターン
を形成した。
【0064】〔実施例14〕(CHDA+DDE/NM
P)ワニスにPBG1を0.15 モル加えて実施例1に
準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いネガパターン
を形成した。
P)ワニスにPBG1を0.15 モル加えて実施例1に
準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いネガパターン
を形成した。
【0065】〔実施例15〕(BTDA+BAPPZ/
NMP)ワニスにPBG1を0.1 モル,CHAを0.
15 モル加えて実施例1に準じて塗布,露光,加熱し
て、現像を行いポジパターンを形成した。
NMP)ワニスにPBG1を0.1 モル,CHAを0.
15 モル加えて実施例1に準じて塗布,露光,加熱し
て、現像を行いポジパターンを形成した。
【0066】〔実施例16〕実施例15で用いたワニス
にPBG1を0.1モル,TEAを0.15モル加えて実
施例1に準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いポジ
パターンを形成した。
にPBG1を0.1モル,TEAを0.15モル加えて実
施例1に準じて塗布,露光,加熱して、現像を行いポジ
パターンを形成した。
【0067】〔比較例1〕実施例1で用いたポリアミド
酸のみワニスを、塗布,露光,加熱し現像を行ったが、
フォトマスクパターンに従ったポリイミドパターンは得
られなかった。
酸のみワニスを、塗布,露光,加熱し現像を行ったが、
フォトマスクパターンに従ったポリイミドパターンは得
られなかった。
【0068】〔比較例2〕実施例2の(BPDA+XY
DA/NMP)ワニスにDEAM(ジエチルアミン)
0.8 モルのみを加えたワニスを用い、実施例2に準じ
て塗布,露光,加熱し現像を行ったがフォトマスクパタ
ーンに従ったポリイミドパターンは得られなかった。
DA/NMP)ワニスにDEAM(ジエチルアミン)
0.8 モルのみを加えたワニスを用い、実施例2に準じ
て塗布,露光,加熱し現像を行ったがフォトマスクパタ
ーンに従ったポリイミドパターンは得られなかった。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、水系現像液で現像でき
る高精度なパターンを形成できる感光性樹脂組成物を提
供することができる。
る高精度なパターンを形成できる感光性樹脂組成物を提
供することができる。
【図1】本発明の感光性樹脂組成物を用いたパターン形
成法の説明図である。
成法の説明図である。
【図2】ポリアミド酸とそれにイソプロピルアミンを配
合したもののイミド化率と加熱時間との関係を示すグラ
フである。
合したもののイミド化率と加熱時間との関係を示すグラ
フである。
【図3】本発明の感光性樹脂組成物を用いた樹脂封止型
半導体装置の製造工程図である。
半導体装置の製造工程図である。
1…LSIチップ、2…ボンデイングパッド、3…タ
ブ、4…本発明の感光性樹脂組成物、5…ポリイミド、
6…ボンデイングワイヤ、7…リードフレーム、8…封
止剤。
ブ、4…本発明の感光性樹脂組成物、5…ポリイミド、
6…ボンデイングワイヤ、7…リードフレーム、8…封
止剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/38 511 G03F 7/38 511 H01L 21/027 H01L 21/312 B 21/312 M 21/30 502R 568 (72)発明者 三輪 崇夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 平野 利則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 前川 康成 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】(a)一般式〔1〕 【化1】 (但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香族基または炭
素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素数3〜39の
芳香族基または脂肪族基、nは10〜720の整数を示
す)で表されるポリアミド酸と、 (b)電磁波照射により1級または2級アミンを生ずる
光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊離酸を生ず
る光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、 前記光塩基発生剤または光酸発生剤が、前記ポリアミド
酸のカルボキシル基1モルに対して0.01〜0.2モル
配合されており、 前記アミン系化合物が光酸発生剤より多く配合されてい
ることを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】(a)一般式〔1〕 【化2】 (但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香族基または炭
素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素数3〜39の
芳香族基または脂肪族基、nは10〜720の整数を示
す)で表され、数平均分子量がゲルパーミェイションク
ロマトグラフィ(GPC)でのポリスチレン換算値で1
0,000〜300,000であるポリアミド酸と、 (b)電磁波照射により1級または2級アミンを生ずる
光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊離酸を生ず
る光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、 前記光塩基発生剤または光酸発生剤が、前記ポリアミド
酸のカルボキシル基1モルに対して0.01〜0.2モル
配合されており、 前記1級または2級のアミン系化合物が光酸発生剤より
多く配合されていることを特徴とする感光性樹脂組成
物。 - 【請求項3】請求項1記載の感光性樹脂組成物におい
て、前記光酸発生剤が、4−モルホリルフェニルジアゾ
ニウム塩,トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネート,ニトロベンジルトシレート,ヒドロキシ
ベンゾフェノンのメタンスルフォネートエステル,ジア
リルヨードニウム塩、2,4,6−(トリクロロメチル)
トリアジン,トリス(2,3−ジブロモプロピル)−イ
ソシアヌレートの少なくとも1種を含むことを特徴とす
る感光性樹脂組成物。 - 【請求項4】請求項1記載の感光性樹脂組成物におい
て、前記光塩基発生剤が、ベンジルスルホンアミド,ベ
ンジル四級アンモニウム塩,イミン,イミニウム塩,コ
バルト−アミン塩,ベンジルカルバメートの少なくとも
1種を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 【請求項5】(a)一般式〔1〕 【化3】 (但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香族基または炭
素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素数3〜39の
芳香族基または脂肪族基、nは10〜720の整数を示
す)で表されるポリアミド酸と、 (b)電磁波照射により1級または2級アミンを生ずる
光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊離酸を生ず
る光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、 前記(a)のカルボキシル基1モルに対して、前記光塩
基発生剤または光酸発生剤を0.01〜0.2モル含む
(但し、光酸発生剤を用いる場合は、その配合量よりも
多いアミン系化合物を含む)ポリアミド酸フィルムを基
板上に形成する工程と、次に該ポリアミド酸フィルムに
フォトマスクを介して電磁波を照射する工程と、次に該
ポリアミド酸フィルムを加熱する工程、次に該ポリアミ
ド酸フィルムを水系現像液で現像する工程を含むことを
特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項6】(a)一般式〔1〕 【化4】 (但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香族基または炭
素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素数3〜39の
芳香族基または脂肪族基、nは10〜720の整数を示
す)で表されるポリアミド酸と、 (b)電磁波照射により1級または2級アミンを生ずる
光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊離酸を生ず
る光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、 前記(a)のカルボキシル基1モルに対して、前記光塩
基発生剤または光酸発生剤を0.01〜0.2モル含み
(但し、前記光酸発生剤を用いる場合は、前記光酸発生
剤配合量より多い前記アミン系化合物を含む)、 前記(a)の1〜45重量%に対して溶媒99〜55重
量%からなる感光性樹脂組成物を基板に塗布する工程,
次に該感光性樹脂組成物にフォトマスクを介して電磁波
を照射する工程,次に該感光性樹脂組成物を加熱する工
程,次に該感光性樹脂組成物を水系現像液で現像する工
程を含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項7】請求項5記載のパターン形成方法におい
て、前記光酸発生剤が、4−モルホリルフェニルジアゾ
ニウム塩,トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネート,ニトロベンジルトシレート,ヒドロキシ
ベンゾフェノンのメタンスルフォネートエステル,ジア
リルヨードニウム塩、2,4,6−(トリクロロメチル)
トリアジン,トリス(2,3−ジブロモプロピル)−イ
ソシアヌレートの少なくとも1種を含むことを特徴とす
るパターン形成方法。 - 【請求項8】請求項5記載のパターン形成方法におい
て、前記光塩基発生剤が、ベンジルスルホンアミド,ベ
ンジル四級アンモニウム塩,イミン,イミニウム塩,コ
バルト−アミン塩,ベンジルカルバメートの少なくとも
1種を含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項9】(a)一般式〔1〕 【化5】 (但し、Aは4価の炭素数6〜39の芳香族基または炭
素数4〜39の脂肪族基、Bは2価の炭素数3〜39の
芳香族基または脂肪族基、nは10〜720の整数を示
す)で表されるポリアミド酸と、 (b)電磁波照射により1級または2級アミンを生ずる
光塩基発生剤、または、電磁波照射により遊離酸を生ず
る光酸発生剤とアミン系化合物とを含み、 前記(a)のカルボキシル基1モルに対して、前記光塩
基発生剤または光酸発生剤を0.01〜0.2モル含み
(但し、前記光酸発生剤を用いる場合は、前記光酸発生
剤配合量より多い前記アミン系化合物を含む)、 前記(a)の1〜45重量%に対して溶媒99〜55重
量%からなる感光性樹脂組成物を電子装置の基板に塗布
する工程,次に該感光性樹脂組成物にフォトマスクを介
して電磁波を照射する工程,次に該感光性樹脂組成物を
加熱する工程,次に該感光性樹脂組成物を水系現像液で
現像しパターン形成する工程を含むことを特徴とする電
子装置の製造方法。 - 【請求項10】前記電子装置の基板上に形成したパター
ンが導体層を介して2層以上形成されている請求項9に
記載の電子装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275288A JPH08227154A (ja) | 1994-11-17 | 1995-10-24 | 感光性樹脂組成物及びパターン形成方法およびそれを用いた電子装置の製造方法 |
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---|---|---|---|
JP6-283632 | 1994-11-17 | ||
JP28363294 | 1994-11-17 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=26551400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7275288A Pending JPH08227154A (ja) | 1994-11-17 | 1995-10-24 | 感光性樹脂組成物及びパターン形成方法およびそれを用いた電子装置の製造方法 |
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