JPH08226660A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JPH08226660A
JPH08226660A JP7035642A JP3564295A JPH08226660A JP H08226660 A JPH08226660 A JP H08226660A JP 7035642 A JP7035642 A JP 7035642A JP 3564295 A JP3564295 A JP 3564295A JP H08226660 A JPH08226660 A JP H08226660A
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JP
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air
fan
chamber
heat exchange
electrical equipment
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Yuichi Takeda
勇一 武田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内に冷風/温風を吹出すクロススローファ
ンの駆動モータや制御部品の入った電装室内を専用の冷
却ファン等を用いずとも冷却できる機構にし、信頼性の
高い運転と本体の小型化を達成できるくう室内機を提供
する。 【構成】 本体1内の熱交換室5の隣に電装部品を配し
た電装室11が仕切形成され、熱交換室5には蒸発器3
との熱交換空気を吹出すためのクロススローファン13
が配されると共に、そのクロススローファン13の一側
に遠心型送風ファン14が形成され、該遠心型送風ファ
ン14が電装室11内に延在して回転することにより、
通気口11aから強制的に送風が行われてファンモータ
9や基板10等を冷却させ、別部品の冷却ファンなどを
用いずとも電装室11内冷却を確実で信頼性の高い空調
制御を行い、かつコスト安価にしてコンパクトな構造の
室内機とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室内機に
関し、特に熱交換された空気を吹出口から吹き出すため
のクロスフローファンを回転駆動するファンモータや、
電装部品が配設されている電装室を空冷する機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の一例であるエアコン
の室内機においては、図4,5および図6に示すよう
に、室内機本体(以下本体という)1の内部に、本体1
の前面に取り付けられた前面ケース1aに設けられてい
る室内空気の吸込口2と、吸い込まれた室内空気を熱交
換する熱交換器である蒸発器3と、吸込口2の下方に設
けられて熱交換された空気を吹き出す吹出口4とを有す
る熱交換室5が形成されている。
【0003】また、この熱交換室5内にはクロスフロー
ファン6が設けられており、このクロスフローファン6
により室内の空気を吸込口2からの吸い込んだ後、蒸発
器3を通過させて冷却し、この冷却された空気を吹出口
4から室内に吹き出すようにしている。
【0004】なお、同図において、7は蒸発器3の後方
に対向するよう本体1内部に配設され、冷気を吹出口4
に導くための空気通路Rを蒸発器3と共に仕切形成する
ように設けられたフレームであり、クロスフローファン
6は、この空気通路Rに配設されるようになっている。
また、8は吹出口4に設けられ、吐出される空気の左右
方向の吹き出し方向を変更する第1風向変更板、8aは
上下方向の吹き出し方向を変更する第2風向変更板であ
る。
【0005】一方、このような本体1の一側部には、図
6に示すように熱交換室5に隣接して、その回転軸9a
にクロスフローファン6を固定して、クロスフローファ
ン6を回転駆動するファンモータ9や、このファンモー
タ9の駆動を制御するための制御部等が取り付けられて
いる基板10や、モータ起動用のパワートランジスタ1
0a等の電装部品が配設されている電装室11が仕切板
12により仕切り形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では小
型で高出力の室内機の要求が高まっており、このような
室内機を実現するために小型で大出力のファンモータ9
を使用するようにしているが、このようなファンモータ
9を駆動するためにはファンモータ9に大電流を流す必
要が生じる。しかし、このように大電流をファンモータ
9に供給した場合には、ファンモータ9の発熱量が多く
なって電装室11の温度が高くなるようになる。
【0007】ここで、このように電装室11の温度が高
くなると、基板10等の電装部品が作動不良等を起す可
能性があるので電装室11内を冷却する必要があるが、
従来の室内機においては電装室11内の冷却は、例えば
本体1の後面ケース1bの所定箇所に形成された通気孔
11aによる自然対流により行う程度のものであるため
充分に電装室11内を冷却することができないという問
題点があった。
【0008】なお、この問題点を解決するため電装室1
1内に別途冷却専用の冷却用ファンを配設して強制的に
空気の流れを生じさせることにより電装室11内を冷却
することも考えられるが、このようにした場合には、冷
却用ファンを配設するためのスペースが必要となるので
電装室11が広くなり、本体1が大型化するだけでな
く、配線等の複雑になるという他の問題点が生じるよう
になる。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、冷却のための特別な部
品を使用することなく電装室を冷却することのできる空
気調和機の室内機を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、室内
の空気を吸い込む吸込口と吸い込んだ空気が熱交換され
て室内に吹き出される吹出口とが形成された本体と、吸
い込まれた室内空気を加熱/冷却する熱交換器を配設し
ている前記本体内の熱交換室と、前記熱交換室に隣接し
て前記本体内部の一側に前記熱交換室と仕切形成して設
けた電装室と、前記熱交換室内に電動機で回転駆動自在
に配設され、熱交換された空気を吹き出すための熱交換
室側のクロスフローファンと、前記電装室内に前記電動
機でクロスフローファン部と共に回転駆動自在に配設さ
れる遠心型送風ファンとが設けられているものである。
【0011】請求項2の発明は、室内の空気を吸い込む
吸込口と吸い込んだ空気が熱交換されて室内に吹き出さ
れる吹出口とが形成された本体と、吸い込まれた室内空
気を加熱/冷却する熱交換器を配設している前記本体内
の熱交換室と、前記熱交換室に設けられ、熱交換された
空気を室内に吹き出すためのクロスフローファンと、前
記熱交換室に隣接して前記本体内部の一側に前記熱交換
室と仕切形成して設けた電装室とを備え、前記電装室に
延出する前記クロスフローファンの駆動軸には、前記電
装室内の空気を攪拌する遠心型送風ファンが取り付けら
れているものである。
【0012】請求項3の発明は、室内の空気を吸い込む
吸込口と吸い込んだ空気が熱交換されて室内に吹き出さ
れる吹出口とが形成された本体と、吸い込まれた室内空
気を加熱/冷却する熱交換器を配設している前記本体内
の熱交換室と、前記熱交換室に設けられ、熱交換された
空気を室内に吹き出すためのクロスフローファンと、前
記熱交換室に隣接して前記本体内部の一側に前記熱交換
室と仕切形成して設けた電装室とを備え、前記電装室に
延出する前記クロスフローファンの駆動軸には、前記電
装室内の空気を攪拌する遠心型送風ファンが取り付けら
れている一方、前記クロスフローファンの駆動軸を回転
駆動するための電気機器を前記遠心型送風ファンの内部
に一部を入り込ませるように組付けたものである。
【0013】請求項4の発明は、電装室に延出する前記
クロスフローファンの駆動軸に取り付ける遠心型送風フ
ァンは、電装室内空間の中央部付近に位置するようにし
たものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、本体内部に形成した熱交
換室内のクロスフローファンが電動機により回転して室
内空気を吸込口から吸い込むと共に、熱交換器により熱
交換された後の空気を吹出口から吹き出すようにする。
また熱交換室と隣接して仕切り形成している電装室内に
配した遠心型送風ファンがクロスフローファンと共に電
動機により回転することで、外部から冷却のための空気
が電装室内に積極的に取り入れられ、電装室内の温度上
昇を防いでいる。
【0015】請求項2の発明では、本体内部に形成され
た熱交換室に設けられたクロスフローファンにより室内
空気を吸込口から吸い込むと共に、熱交換器により熱交
換された後の空気を吹出口から吹き出すようにする。ま
た、電装室を本体の一側に熱交換室に隣接して仕切り形
成するようにする。そして、クロスフローファンの電装
室内へ延出させたその駆動軸に遠心型送風ファンを設け
ることにより、この遠心型送風ファンにて電装室内に冷
却のための外部空気を吸い込むようにする。
【0016】請求項3の発明では、本体内部に形成され
た熱交換室に設けられたクロスフローファンにより室内
空気を吸込口から吸い込むと共に、熱交換器により熱交
換された後の空気を吹出口から吹き出すようにする。ま
た、電装室を本体の一側に熱交換室に隣接して仕切り形
成するようにする。そして、クロスフローファンの電装
室内へ延出させたその駆動軸に遠心型送風ファンを設け
ることにより、この遠心型送風ファンにて電装室内に冷
却のための外部空気を吸い込むようにする。また、クロ
スフローファンを回転駆動するための電気機器を電装室
に配設すると共に、この電気機器を遠心型送風ファンの
内部に一部を入り込ませるように組付けることにより、
電気機器を遠心型送風ファンに吸い込まれる空気により
冷却できるようにする。
【0017】請求項4の発明では、本体内部に形成され
た熱交換室に設けられたクロスフローファンにより室内
空気を吸込口から吸い込むと共に、熱交換器により熱交
換された後の空気を吹出口から吹き出すようにする。ま
た、電装室を本体の一側に熱交換室に隣接して仕切り形
成するようにする。そして、クロスフローファンの電装
室内へ延出させたその回転軸に遠心型送風ファンを設け
ることにより、この遠心型送風ファンにて電装室内に冷
却のための外部空気を吸い込むようにする。さらに、ク
ロスフローファンと共に駆動回転される遠心型送風ファ
ンを電装室内空間の中央部付近に位置するように設ける
ことにより、電装部品を遠心型送風ファンの周りに等距
離で配設できるようになり、電装部品が均一に冷却され
るようになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係る空気調和
機の一例であるエアコンの室内機の要部側面断面図、図
2は図1の構成をより良く説明するための簡易構造図で
あり、図3はこの室内機に採用される本発明の送風機の
外観斜視図である。なお、図1,2、3において、図
4,5,6と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
【0020】図1において、13は空気通路R内に横手
方向に回転自在に配設され、吸込口2から室内空気を吸
込み、蒸発器3で熱交換された空気を吹出口4より吹出
すクロスフローファンである。
【0021】ここで、本発明ではこのクロスフローファ
ン13は、その一側の端部にクロスフローファン13と
は別種構造の遠心型送風ファン14が形成された構造の
送風機15となっている。そして、この送風機15は熱
交換室5内にクロスフローファン13が存在し、また電
装室11内に遠心型送風ファン14が存在するように、
熱交換室5内と電装室11の双方の部屋に渡って延在す
るように配置して室内機1内に組み込まれている。すな
わち、クロスフローファン13の電装室11内に延出す
るその駆動軸16に遠心型送風ファン14が取り付けら
れた構造となっている。9はクロスフローファン13お
よび遠心型送風ファン14を回転駆動するための電気機
器すなわちファンモータであり、前記電装室11内にシ
ャーシ21によって取付固定されている。
【0022】クロスフローファン13は、送風機15全
体を示す図3にて理解されるように、多数の湾曲した形
状の細長いブレード17を一定間隔で円周状に配して形
成された細長い円筒状のファンで、またそのファン本体
の両側を円形の端板18で塞いだ構造のもので、該クロ
スフローファン13を一方に吸込口を他方に吹出口を有
するファンケース内に収容して回転させると、第2図の
矢印Aに示すようにブレ−ド17の間から空気が内部の
中空部分に吸い込まれた後、ブレード17の間から吹き
出すことができるようになっている。
【0023】ここで、このクロスフローファン13が配
設される空気通路Rの形状はクロスフローファン13の
上方の方が下方より広くなるように形成されており(図
5参照)、これによりクロスフローファン13が回転す
ると、その上方の熱交換後の空気が吸い込まれて下方に
吹き出されるようになっている。
【0024】一方、遠心型送風ファン14は、多数の板
状のフィン19を一定間隔で円周方向に放射状に配して
形成された短筒状のファンであり、その両側は開口され
た形体の構造で、該遠心型送風ファン14を片側の側面
開口のみを吸込口とする形状のファンケース内に収容し
て回転させると、図2の矢印Bに示すように軸流方向に
空気を吸込み、吸込んだ空気を遠心方向へ向かわせフィ
ン19の間から外へ放射状に吹き出すことができる構造
のものである。
【0025】このような構成の送風機15を採用し、該
送風機15を電装室11に設けたファンモータ9より回
転駆動させると、空気通路Rで回転するクロスフローフ
ァン13は、室内の空気を空気吸込口2から吸い込んだ
後、蒸発器4を通過させて冷却し、この後、空気吸込口
2の下方に形成された空気吹出口5から冷風または温風
を室内に吹き出し、室内の空気調和を順調に行うことが
できる。
【0026】一方、電装室11内で回転する遠心型送風
ファン14によって、電装室11の空気を側面の開口よ
りファンの中心に向かって吸込み、その後吸込んだ空気
を中心から外へ吐出しフィン19とフィン19との間か
ら吹出し開口21から周囲方向へ吹き出すような送風が
行われる。
【0027】これにより、電装室11内に従来の通気口
11aだけの自然通気で空冷していた時よりも強く循環
する空気流が起こり、電装室11内に外部空気を多量に
取り込み通風できるようになって、基板10、パワート
ランジスタ10a等の電装部品を十分に冷却することが
できるようになり、冷却用ファン等の特別な部品を使用
することなく電装室11内の温度を下げることができる
ようになる。
【0028】また、ファンモータ9も電装室11内に起
こる循環空気流が当たって冷却されるが、その場合に本
実施例ではファンモータ9を図1に示すようにその一部
が遠心型送風ファン14の中空部分に入り込ませるよう
にして、シャーシ21に取付固定して電装室11に組み
込んでいる。
【0029】このようにファンモータ9一部を遠心型送
風ファン14に入り込ませる取付方とすると、空気の吸
込み口はファンモータ9を取り囲む環状の開口となり、
この環状をした空気吸込み口22であると空気はファン
モータ9の周面を通流して取り込まれるようになるの
で、ファンモータ9はより確実に冷却されようになる。
【0030】またこうしてできる環状の空気吸込み口2
2は、ファンモータ9が遠心型送風ファン14の側方に
離れて設けられている場合の側面が全面的に開放してい
る空気吸込み口より開口面積が小さいものとなるため、
空気の吸込速度が速くなりファンモータの表面に強く風
が当たり、冷却効果がより高まる。
【0031】なお、ファンモータ9がこのようにして冷
却されると、次にファンモータ9を固定しているシャー
シ21も冷えるようになるので電装室11内の温度もよ
り下がるようになる。
【0032】また、ファンモータ9の一部を遠心型送風
ファン14に組み込むことにより、ファンモータ9を遠
心型送風ファン14の側方に配する場合に比べて電装室
11の横幅を小さくすることができるので、本体1の横
幅寸法を小さくすることができ、室内機のコンパクトが
可能となる。
【0033】ところで、クロスフローファン13の一側
に設けた遠心型送風ファン14は回転すると、電装室1
1内の空気を側方から吸込み、中心部から遠心方向へと
吹き出る空気流を発生するようになっているので、遠心
型送風ファン14からは周囲の全ての方向へ風を向かわ
せることができる。
【0034】そこで、本実施例においては遠心型送風フ
ァン14が電装室11内空間の中央部に位置するように
クロスフローファン13を熱交換室5に設けるようにし
ており、これにより電装部品を電装室11内に偏ること
なく遠心型送風ファン14の周りに均等に配設すること
ができ、電装室11内のスペースの有効活用と電装部品
の能率的取付作業が行えるとともに、遠心型送風ファン
14から吹き出す風をどの電装部品にも満遍なく当てら
れるようになり、より効率的にまた確実に電装室11内
の電装部品を冷却することができるようにしている。
【0035】さらに遠心型送風ファン14を電装室11
内空間の中央部に位置させた場合には、ファンの周りが
十分に開放しているので、風の吹き出しは偏よらず電装
室11内に乱流を作るようなことはなく、外部空気は通
気口11aよりスムーズに入り込むようになるので、電
装室11内を空気流が一様に巡るようになり、より効率
的に電装室11内の電装部品を冷却することができるよ
うになる。
【0036】次に、このように構成された空気調和機の
室内機における電装室の冷却動作について説明する。
【0037】送風機15が運転され、クロスフローファ
ン13が回転すると、熱交換室5では上方の熱交換後の
空気が吸い込まれて下方に吹き出される。一方、この熱
交換室5での空気流とは別にして、電装室11側ではク
ロスフローファン13と一体の遠心型送風ファン14の
回転により、電装室11内の空気がファン14の軸流方
向に吸い込まれ、その後、吸い込まれた空気は遠心方向
に吹き出だされるような空気流が発生し、電装室11内
の空気が攪拌され、これにより電装室11内には外部か
ら空気が通気口11aより強制的に取り込まれて送風が
行なわれるようになり、電装室11内が効率的に冷却さ
れるようになる。
【0038】なお、送風により電装部品を冷却し温まっ
た風は、電装室11が仕切り板12で熱交換室5とは通
じてないので熱交換室5へは入り込まず、熱交換室5の
冷気または暖気に熱的影響を与えない。
【0039】また、電装室11内では遠心型送風ファン
14に吸い込まれる空気は、このファンの中空部分に入
り込ませるように組み込まれているファンモータ9の表
面に沿い、当たって流れるようになるので、ファンモー
タ9はより確実に冷却される。さらに、ファンモータ9
が冷却されると、次にファンモータ9を固定しているシ
ャーシ21も冷えるようになるので電装室11内の温度
もより下がるようになる。
【0040】このように、電装室11内に延出するクロ
スフローファン13の回転軸16に遠心型送風ファン1
4を具備させることにより、クロスフローファン13を
回転せれば、電装室11内に外部より空気を取り入れ、
強制的に送風を行うことができて電装室11内を効果的
に冷却することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
熱交換室に延在するクロスフローファンの一側に電装室
に延在する遠心型送風ファンを備えさせて、この遠心型
送風ファンをクロスフローファンと共に電動機にて回転
させれば、電装室内に外部空気を強制的に取り入れ通風
することができるので、特別な部品を用いなくとも電装
室を冷却することができる。そして、このように電装室
を冷却することにより、ファンモータや電装部品の寿命
を延ばすことができ、室内機の信頼性を向上させること
ができる。
【0042】また請求項2の発明によれば、クロスフロ
ーファンの電装室に延出する駆動軸に装着させた遠心型
送風ファンにより、電装室内に空気を循環させるように
したので、冷却風を電装部品の収容している電装室内の
隅々まで送風でき、電装室を確実に冷却できる。
【0043】請求項3の発明によれば、クロスフローフ
ァンの電装室に延出する駆動軸に装着させた遠心型送風
ファンにより、電装室内に空気を循環させるようにした
ので、冷却風を電装部品の収容している電装室内の隅々
まで送風でき、電装室を確実に冷却できる。また、クロ
スフローファンの駆動電気機器であるファンモータを遠
心型送風ファンの内部に一部を入り込ませるように組付
けることにより、遠心型送風ファンに吸い込まれる軸流
方向の空気にてファンモータをを冷却することができる
ので、ファンモータの寿命を延ばすことができると共
に、ファンモータの温度上昇をおさえることができるの
で、ファンモータを更に小型化できる。
【0044】請求項4の発明によれば、クロスフローフ
ァンの電装室に延出する駆動軸に装着させた遠心型送風
ファンにより、電装室内に空気を循環させるようにした
ので、冷却風を電装部品の収容している電装室内の隅々
まで送風でき、電装室を確実に冷却できる。また、遠心
型送風ファンが電装室内空間のほぼ中央部に位置するよ
うに設けることにより、遠心型送風ファンからの風が良
く当たり均一かつ効率的に冷却できるように電装部品を
配設することができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空気調和機の一例であ
るエアコンの室内機の要部側面断面図。
【図2】本発明のクロスフローファンと遠心型送風ファ
ンの形成された送風機による空気調和のための送風と電
装室冷却のための送風の状況を説明する室内機の要部を
簡略して示す側面断面図。
【図3】本発明の室内機に採用されるクロスフローファ
ンと遠心型送風ファンの形成された送風機の外観斜視
図。
【図4】従来のエアコンの斜視図。
【図5】従来のエアコンの室内機の側面断面図。
【図6】従来のエアコンの室内機の要部側面断面図。
【符号の説明】
1 室内機本体 2 吸込口 3 蒸発器 4 吹出口 5 熱交換室 6、13 クロスフローファン 9 ファンモータ 11電装室 14 遠心型送風ファン 15 送風機 16 ファンモータの回転軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を吸い込む吸込口と吸い込ん
    だ空気が熱交換されて室内に吹き出される吹出口とが形
    成された本体と、吸い込まれた室内空気を加熱/冷却す
    る熱交換器を配設している前記本体内の熱交換室と、前
    記熱交換室に隣接して前記本体内部の一側に前記熱交換
    室と仕切形成して設けた電装室と、 前記熱交換室内に電動機で回転駆動自在に配設され、熱
    交換された空気を吹き出すための熱交換室側のクロスフ
    ローファンと、前記電装室内に前記電動機でクロスフロ
    ーファン部と共に回転駆動自在に配設される遠心型送風
    ファンとを備えることを特徴とする空気調和機の室内
    機。
  2. 【請求項2】室内の空気を吸い込む吸込口と吸い込んだ
    空気が熱交換されて室内に吹き出される吹出口とが形成
    された本体と、吸い込まれた室内空気を加熱/冷却する
    熱交換器を配設している前記本体内の熱交換室と、前記
    熱交換室に設けられ、熱交換された空気を室内に吹き出
    すためのクロスフローファンと、前記熱交換室に隣接し
    て前記本体内部の一側に前記熱交換室と仕切形成して設
    けた電装室とを備え、 前記電装室に延出する前記クロスフローファンの駆動軸
    には、前記電装室内の空気を攪拌する遠心型送風ファン
    が取り付けられていることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  3. 【請求項3】室内の空気を吸い込む吸込口と吸い込んだ
    空気が熱交換されて室内に吹き出される吹出口とが形成
    された本体と、吸い込まれた室内空気を加熱/冷却する
    熱交換器を配設している前記本体内の熱交換室と、前記
    熱交換室に設けられ、熱交換された空気を室内に吹き出
    すためのクロスフローファンと、前記熱交換室に隣接し
    て前記本体内部の一側に前記熱交換室と仕切形成して設
    けた電装室とを備え、 前記電装室に延出する前記クロスフローファンの駆動軸
    には、前記電装室内の空気を攪拌する遠心型送風ファン
    が取り付けられている一方、前記クロスフローファンの
    駆動軸を回転駆動するための電気機器を前記遠心型送風
    ファンの内部に一部を入り込ませるように組付けること
    を特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】前記遠心型送風ファンを電装室内空間の中
    央部付近に位置させたことを特徴とする請求項2および
    請求項3に記載の空気調和機の室内機。
JP7035642A 1995-02-23 1995-02-23 空気調和機の室内機 Expired - Lifetime JP2983872B2 (ja)

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JP7035642A JP2983872B2 (ja) 1995-02-23 1995-02-23 空気調和機の室内機

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WO1988000941A1 (en) * 1986-08-08 1988-02-11 The Upjohn Company ASYMETRIC SYNTHESIS OF ENANTIOMERICALLY PURE MONOCLYCLIC beta-LACTAM INTERMEDIATES
CN108253537A (zh) * 2018-02-14 2018-07-06 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调器室内挂机

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