JPH11264567A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
天井埋込型空気調和機Info
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- JPH11264567A JPH11264567A JP10068343A JP6834398A JPH11264567A JP H11264567 A JPH11264567 A JP H11264567A JP 10068343 A JP10068343 A JP 10068343A JP 6834398 A JP6834398 A JP 6834398A JP H11264567 A JPH11264567 A JP H11264567A
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Abstract
用モータの放熱促進を図った高信頼性の天井埋込型空気
調和機を得ること。 【解決手段】 筐体天板を有する天井埋込型空気調和機
本体と、主板を有する羽根車と、この羽根車への空気の
案内流路を形成するベルマウスとを有する遠心送風機
と、羽根車を駆動する駆動用モータと、主板と、主板の
裏側に位置する筐体天板との間に形成された隙間部と、
筐体天板に設けられ、隙間部を流れる空気を駆動用モー
タへ流す導風板とを備えたものである。
Description
動用モータの放熱効率を向上させた天井埋込型空気調和
機に関するものである。
の縦断面図(図29のF−O−G−F線における)、図
29は図28のK−K線における横断面図である。図2
8において、天井裏12に埋設された空気調和機本体1
の内部には、送風機である遠心送風機の羽根車2、ベル
マウス3、羽根車2を駆動する駆動用モータ4、遠心送
風機の羽根車2のまわりに立設された熱交換器5、熱交
換器5の下方には熱交換器5での凝縮水のドレン水を受
け止めるドレンパン6、制御基板を収納した電気品箱9
等が配設される。
パネル7が固定され、この中央付近に吸込口7aが形成
され、吸込口7aの外側の四方には吹出口7bが形成さ
れている。遠心送風機は羽根車2、羽根車2への空気の
案内流路を構成するベルマウス3により構成され、この
羽根車2は、駆動用モータ4の回転軸を固定するハブ2
cと一体に形成された主板2bに複数枚の翼2aが取り
付けられ、主板2bと対向して翼2aへの空気の案内流
路を形成するシュラウド2dにより構成され全体が回転
する。ハブ2cには、駆動用モータ4での発熱を放熱す
るためにモータ冷却穴2eが開けられている。
駆動され矢印A方向に回転する遠心送風機の羽根車2に
よって、図28のように部屋11の空気が吸込グリル7
aから吸い込まれ、フィルタ8でホコリ等を除去された
後、遠心送風機の羽根車2に吸い込まれる。その後遠心
送風機の羽根車2から吹き出された空気は熱交換器5を
通過し、加熱または冷却され、吹出口7bから部屋11
に吹き出され、空調される。
2に吸い込まれた流れは、矢印Bのように羽根車回転方
向Aに対し放射状に吹き出される。このとき、図28の
ように直接熱交換器5に向かう流れBの他に、羽根車2
の主板2bの裏側にまわる流れCが存在する。主板2b
にモータ冷却穴2eが開けられているため、圧力の高い
羽根車吹出後風路13と圧力の低い羽根車内風路2fと
で流れが循環している。この循環流れCが駆動用モータ
4の表面を流れることにより駆動用モータ4は放熱され
る。
調和機は以上のように構成されているので、上述のよう
に自然の流れにより駆動用モータ4が冷却されていた。
しかし駆動用モータ4の発熱量が大きいと冷却しきれず
最悪モータが焼破損してしまい、空気調和機が停止する
恐れがあった。
になされたもので、騒音悪化が生じることなく遠心送風
機の駆動用モータの放熱促進を図った高信頼性の天井埋
込型空気調和機を得ることを目的とする。
型空気調和機は、筐体天板を有する天井埋込型空気調和
機本体と、主板を有する羽根車と、この羽根車への空気
の案内流路を形成するベルマウスとを有する遠心送風機
と、羽根車を駆動する駆動用モータと、主板と、主板の
裏側に位置する筐体天板との間に形成された隙間部と、
筐体天板に設けられ、隙間部を流れる空気を駆動用モー
タへ流す導風板とを備えたものである。
ベースを、筐体天板に設けたものである。
ものである。
根車回転軸を中心とする直径φDbが1.0×φD≧φ
Db≧0.8×φD(φDは羽根車の直径)の円上に位
置し、他方端は駆動用モータ方向に延びるように導風板
を配置したものである。
%以上で、かつ羽根車と筐体天板が衝突しないように導
風板を形成したものである。
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1〜図8
は、実施の形態1における天井埋込型空気調和機を示す
図で、図1は部屋から見た天井埋込型空気調和機の外面
図、図2は本体の縦断面図、図3は本体の横断面図、図
4は導風板の取付概要図、図5は導風板の斜視図、図6
は図2における駆動用モータ付近の流れの様子を示した
図、図7は図3における羽根車の吹出流れの概要図、図
8は送風運転開始時の駆動用モータ電圧V=一定時にお
ける2時間後までのモータ表面温度TM[℃]の変化を示
した図である。
1は部屋11の屋根裏12に埋設されている。部屋11
には、中央付近に吸込グリル7aを有し、吸込グリル7
aの外側四方に吹出口7bが形成された化粧パネル7が
見える状態で設置されている。これにより、運転時吸込
グリル7aから空気調和機本体1に吸い込まれた空気は
空調後4箇所の吹出口7bから部屋11全体に空気が吹
き出される。
1の筐体は、上側の筐体天板1aとその周囲に取り付け
られた筐体側板1bで形成され、屋根裏12に埋設され
た本体1の内部には送風機である遠心送風機の羽根車2
の周囲に熱交換器5が立設され、熱交換器5の下方には
熱交換器5で空気が凝縮され発生するドレン水を受け止
めるドレンパン6、羽根車2を駆動させる駆動用モータ
4、制御基板を収納した電気品箱9等が配設される。
の案内流路を構成するベルマウス3により構成される。
この羽根車2は、駆動用モータ4の回転軸を固定するハ
ブ2cと一体に形成された主板2bに複数枚の翼2aが
取り付けられ、主板2bと対向して翼2aへの空気の案
内流路を形成するシュラウド2dにより構成され全体が
回転する。
熱を放熱するためにモータ冷却穴2eが開けられてい
る。そして羽根車2の主板2bの裏側に当たる筐体天板
1aには、羽根車2の吹出流れを駆動用モータ4に導く
ために設けられた例えば平板形状の導風板14が図4,
5のように固定されている。
に回転、駆動された遠心送風機の羽根車2により、太矢
印のように部屋11の空気が化粧パネル7の吸込口7a
からフィルタ8で部屋11のホコリが除去されベルマウ
ス3に案内され遠心送風機の羽根車2に吸い込まれる。
その後遠心送風機の羽根車2から吹き出された流れは、
冷媒の循環されている熱交換器5を通ることにより加熱
または冷却され、吹出口7bから部屋11へ向け風向変
更ベーン18により吹出方向を変えられながら吹き出し
空調される。
貯まったドレン水を室外へ汲み上げ排水するドレンポン
プ、16はヘッダ、17は分配器を示し、暖房時蒸発さ
れたガス冷媒はヘッダ16→熱交換器5→分配器17の
方向に、冷房時凝縮された液、気体の二相冷媒は分配器
17→熱交換器5→ヘッダ16の方向に流れる。
機において、図6、図7のように遠心送風機の羽根車2
に吸い込まれた流れは、矢印Bのように羽根車回転方向
Aに対し放射状に吹き出される。このとき、直接熱交換
器5に向かう流れBの他に、羽根車2の主板2bの裏側
の隙間部にまわる流れCが存在する。ハブ2cにモータ
冷却穴2eが開けられているため、圧力の高い羽根車吹
出後風路13と圧力の低い羽根車内風路2fとで流れが
循環している。このとき羽根車2が回転し、羽根車2の
重量や送風するために駆動用モータ4に回転負荷がかか
ると駆動用モータ4は発熱する。このとき平板形状の導
風板14が筐体天板1aに固着されているため、従来図
28、図29のように自然状態で循環されていた流れに
よる駆動モータ4の放熱に比べ、流れCは駆動モータ4
の方へ偏向されるため、循環流れCが駆動用モータ4の
表面を流れやすくなることにより駆動用モータ4の放熱
量が増加する。
の電圧V=一定時における2時間後までのモータ表面温
度TM[℃]の変化を示した図である。図8より本実施の
形態のように導風板14を設置することにより駆動用モ
ータ4の温度上昇が小さくなる。つまり放熱量が増加し
ていると云える。これにより駆動モータの信頼性が上が
り、最悪の場合である故障が避けられ、製品の信頼性を
高くできる。
態2を図面を参照して説明する。図9〜図13はこの発
明の実施の形態2における天井埋込型空気調和機を示す
図で、図9は天井埋込型空気調和機本体の縦断面図、図
10は図9のK−K線における横断面図、図11は一体
成形された導風板を有する導風ベースの取付概要図、図
12、図13は導風ベースの別の取付方を示した取付概
要図である。
和機の本体1は部屋11の屋根裏12に埋設され、部屋
11には本体1に取り付けられた中央付近に吸込グリル
7aを有し吸込グリル7aの外側四方に吹出口7bが形
成された化粧パネル7が見える状態で設置されている。
これにより、運転時吸込グリル7aから空気調和機本体
1に吸い込まれた空気は空調後4箇所の吹出口7bから
部屋11全体に空気が吹き出される。
体天板1aとそのまわりに取り付けられた筐体側板1b
で形成され、天井裏12に埋設された本体1の内部には
送風機である遠心送風機の羽根車2のまわりに熱交換器
5が立設され、熱交換器5の下方には熱交換器5で空気
が凝縮され発生するドレン水を受け止めるドレンパン
6、羽根車を駆動させる駆動用モータ4、制御基板を収
納した電気品箱9等が配設される。
の案内流路を構成するベルマウス3により構成される。
この羽根車2は、駆動用モータ4の回転軸を固定するハ
ブ2cと一体に形成された主板2bに複数枚の翼2aが
取り付けられ、主板2bと対向して翼2aへの空気の案
内流路を形成するシュラウド2dにより構成される。ハ
ブ2cには、駆動用モータ4での発熱を放熱するために
モータ冷却穴2eが開けられている。
筐体天板1aには、羽根車2の吹出流れを駆動用モータ
4に導くために設けられた、図11のような複数枚の導
風板14が一体成形された導風ベース14aがネジ19
により固定され、図12、図13のように導風ベース1
4aのツメ14bを筐体天板1aに挿入後ツメ14bを
折り曲げ等により固定されている。
4aを構成、配置することにより、駆動モータ14へ流
れを方向変更でき、駆動用モータ4の放熱量が増加でき
るとともに、複数枚の導風板14を一度に一体で成形で
き作業時間の短縮化が図れる。さらに導風ベース14a
が設置有無選択可能なため、製品の機種により導風板1
4が不要な場合、その機種専用に筐体天板1aを製作す
る必要がなく共通化が図れる。
態3を図面を参照して説明する。図14〜図16はこの
発明の実施の形態3における天井埋込型空気調和機を示
す図で、図14は天井埋込型空気調和機本体の縦断面
図、図15は図14のK−K線における横断面図、図1
6は一体成形された導風板を有する筐体天板概要図であ
る。
調和機の本体1は部屋11の屋根裏12に埋設され、部
屋11には本体1に取り付けられた中央付近に吸込グリ
ル7aを有し吸込グリル7aの外側四方に吹出口7bが
形成された化粧パネル7が見える状態で設置されてい
る。これにより、運転時吸込グリル7aから空気調和機
本体1に吸い込まれた空気は空調後4箇所の吹出口7b
から部屋11全体に空気が吹き出される。
体天板1aとそのまわりに取り付けられた筐体側板1b
で形成され、天井裏12に埋設された本体1の内部には
送風機である遠心送風機の羽根車2のまわりに熱交換器
5が立設され、熱交換器5の下方には熱交換器5で空気
が凝縮され発生するドレン水を受け止めるドレンパン
6、羽根車を駆動させる駆動用モータ4、制御基板を収
納した電気品箱9等が配設される。
の案内流路を構成するベルマウス3により構成される。
この羽根車2は、駆動用モータ4の回転軸を固定するハ
ブ2cと一体に形成された主板2bに複数枚の翼2aが
取り付けられ、主板2bと対向して翼2aへの空気の案
内流路を形成するシュラウド2dにより構成され、全体
が回転する。ハブ2cには、駆動用モータ4での発熱を
放熱するためにモータ冷却穴2eが開けられている。
筐体天板1aには、羽根車2の吹出流れを駆動用モータ
4に導くために設けられた、図16のような複数枚の導
風板14が筐体天板1aに一体成形されている。
により、駆動モータ14へ流れを方向変更でき駆動用モ
ータ4の放熱量が増加できるとともに、複数枚の導風板
14を一度に一体で成形でき作業時間の短縮化が図れ
る。
態4を図面を参照して説明する。図17〜図20はこの
発明の実施の形態4における天井埋込型空気調和機を示
す図で、図17は天井埋込型空気調和機の縦断面図、図
18は図17のK−K線における横断面図、図19は導
風板が短すぎる場合の図、図20は導風板の羽根車外周
側先端の位置での直径φDb変化時の送風運転開始時の
駆動用モータの電圧V=一定時における2時間後でのモ
ータ表面温度TM2の変化を示した図である。
調和機本体1は部屋11の屋根裏12に埋設され、部屋
11には本体1に取り付けられた中央付近に吸込グリル
7aを有し吸込グリル7aの外側四方に吹出口7bが形
成された化粧パネル7が見える状態で設置されている。
本体1は上部の筐体天板1a、その周りの筐体側板1b
により構成され、本体1の内部には、送風機である遠心
送風機の羽根車2のまわりに熱交換器5が立設され、熱
交換器5の下方には熱交換器5で空気が凝縮され発生す
るドレン水を受け止めるドレンパン6、羽根車を駆動さ
せる駆動用モータ4、制御基板を収納した電気品箱9等
が配設される。
タ4の回転軸を固定するハブ2cと一体に形成された主
板2bに複数枚の翼2aが取り付けられ、主板2bと対
向して翼2aへの空気の案内流路を形成するシュラウド
2dにより構成され、全体が回転する。ハブ2cには、
駆動用モータ4での発熱を放熱するためにモータ冷却穴
2eが開けられている。
る筐体天板1aには、羽根車2の回転方向Aと逆方向の
放射形状に形成された導風板14が羽根車外周側先端1
4cが羽根車回転軸中心Oを中心とした任意直径φDb
上に配置するように取り付けられている。
に回転、駆動された遠心送風機の羽根車2により、太矢
印のように部屋11の空気が化粧パネル7の吸込口7a
からフィルタ8で部屋11のホコリが除去されベルマウ
ス3に案内され遠心送風機の羽根車2に吸い込まれる。
その後遠心送風機の羽根車2から吹き出された流れは、
冷媒の循環されている熱交換器5を通ることにより加熱
または冷却され、吹出口7bから部屋11へ向け風向変
更ベーン18により吹出方向を変えられながら吹き出し
空調される。
機において、図17、図18のように遠心送風機の羽根
車2に吸い込まれた流れは矢印Bのように羽根車回転方
向Aに対し放射状に吹き出される。このとき、直接熱交
換器5に向かう流れBの他に、羽根車2の主板2bの裏
側にまわる流れCが存在する。ハブ2cにモータ冷却穴
2eが開けられているため、圧力の高い羽根車吹出後風
路13と圧力の低い羽根車内風路2fとで流れが循環し
ている。このとき羽根車2が回転し、羽根車2の重量や
送風するために駆動用モータ4に回転負荷がかかると駆
動用モータ4は発熱する。このとき導風板14が筐体天
板1aに固着されているため、従来図28、図29のよ
うに自然状態で循環されていた流れによる駆動モータ4
の放熱に比べ、流れCは駆動モータ4の方へ偏向される
ため、循環流れCが駆動用モータ4の表面を流れやすく
なることにより駆動用モータ4の放熱量が増加する。
車2より内部しかないと放熱効果が低下してしまう。そ
こで導風板14の羽根車外周側の先端14bの位置での
直径φDbに最適範囲が存在する。
4bの位置での直径φDbを羽根車の主板外径φDとの
比率で示し、送風運転開始時の駆動用モータ4の電圧V
=一定時における2時間後でのモータ表面温度TM2
[℃]の差を示した図である。
板14の羽根車外周側先端14bでの直径φDb≧0.
8×φDであるように導風板14を設置することにより
駆動用モータ4の温度上昇が小さくなる。つまり放熱量
が増加していることが言える。
態5を図面を参照して説明する。図21〜図24はこの
発明の実施の形態5における天井埋込型空気調和機を示
す図で、図21は天井埋込型空気調和機の縦断面図、図
22は図21のK−K線における横断面図、図23は導
風板が長すぎ、羽根車外周側先端が羽根車の外部までな
る配置の場合の図、図24は導風板の羽根車外周側先端
の位置での直径φDb変化時の同一風量時における騒音
値SPLを示した図である。
調和機本体1は部屋11の屋根裏12に埋設され、部屋
11には本体1に取り付けられた中央付近に吸込グリル
7aを有し吸込グリル7aの外側四方に吹出口7bが形
成された化粧パネル7が見える状態で設置されている。
本体1は上部の筐体天板1a、その周りの筐体側板1b
により構成され、本体1の内部には、送風機である遠心
送風機の羽根車2のまわりに熱交換器5が立設され、熱
交換器5の下方には熱交換器5で空気が凝縮され発生す
るドレン水を受け止めるドレンパン6、羽根車を駆動さ
せる駆動用モータ4、制御基板を収納した電気品箱9等
が配設される。
タ4の回転軸を固定するハブ2cと一体に形成された主
板2bに複数枚の翼2aが取り付けられ、主板2bと対
向して翼2aへの空気の案内流路を形成するシュラウド
2dにより構成され、全体が回転する。ハブ2cには、
駆動用モータ4での発熱を放熱するためにモータ冷却穴
2eが開けられている。
筐体天板1aには、羽根車2の回転方向Aと逆方向の放
射形状に形成された導風板14が羽根車外周側先端14
cが羽根車回転軸中心Oを中心とした任意直径φDb上
に配置するように取り付けられている。
に回転、駆動された遠心送風機の羽根車2により、太矢
印のように部屋11の空気が化粧パネル7の吸込口7a
からフィルタ8で部屋11のホコリが除去されベルマウ
ス3に案内され遠心送風機の羽根車2に吸い込まれる。
その後遠心送風機の羽根車2から吹き出された流れは、
冷媒の循環されている熱交換器5を通ることにより加熱
または冷却され、吹出口7bから部屋11へ向け風向変
更ベーン18により吹出方向を変えられながら吹き出し
空調される。
機において、図17、図18のように遠心送風機の羽根
車2に吸い込まれた流れは、矢印Bのように羽根車回転
方向Aに対し放射状に吹き出される。このとき、直接熱
交換器5に向かう流れBの他に、羽根車2の主板2bの
裏側にまわる流れCが存在する。ハブ2cにモータ冷却
穴2eが開けられているため、圧力の高い羽根車吹出後
風路13と圧力の低い羽根車内風路2fとで流れが循環
している。このとき羽根車2が回転し、羽根車2の重量
や送風するために駆動用モータ4に回転負荷がかかると
駆動用モータ4は発熱する。このとき導風板14が筐体
天板1aに固着されているため、従来図28、図29の
ように自然状態で循環されていた流れによる駆動モータ
4の放熱に比べ、流れCは駆動モータ4の方へ偏向され
るため、循環流れCが駆動用モータ4の表面を流れやす
くなることにより駆動用モータ4の放熱量が増加する。
ぎ導風板14の羽根車外周側先端14bが羽根車2より
外部になる配置だと羽根車2からの吹出し流れBが導風
板14と衝突し干渉することから騒音悪化してしまう。
そこで、羽根車外周側先端14bの位置に最適範囲が存
在する。
4bの位置での直径φDbを羽根車の主板外径φDとの
比率で示し、直径φDbを変更時の同一風量時の騒音値
SPLを示した図である。図24より導風板14の羽根
車外周側先端14bでの直径φDb≦1.0×φDであ
れば騒音悪化しない。
風板14の羽根車外周側先端14bの配置位置での直径
φDb=0.8〜1.0×φDの範囲であれば騒音悪化
することなく、駆動用モータ4を効率良く放熱できると
言える。
態6を図面を参照して説明する。図25〜図27はこの
発明の実施の形態6における天井埋込型空気調和機を示
す図で、図25は天井埋込型空気調和機の縦断面図、図
26は図25のK−K線における横断面図、図27は導
風板の高さH変化時の送風運転開始時の駆動用モータの
電圧V=一定時における2時間後でのモータ表面温度T
M2の差を示した図である。
空気調和機本体1は上部の筐体天板1a、その周りの筐
体側板1bにより構成され、本体1の内部には、送風機
である遠心送風機の羽根車2、ベルマウス3、筐体天板
1aに固定された羽根車2を駆動する駆動用モータ4、
遠心送風機の羽根車2のまわりに立設された熱交換器
5、熱交換器5の下方には熱交換器5での凝縮水のドレ
ン水を受け止めるドレンパン6、制御基板を収納した電
気品箱9等が配設される。
ネル7が固定され、この中央付近に吸込口7aが形成さ
れ、この吸込口7aの外側の四方には吹出口7bが形成
されている。また羽根車2の主板2bの裏側に当たる筐
体天板1aには、羽根車回転方向Aと逆方向の放射形状
の任意高さHの導風板14の羽根車外周側先端14bが
羽根車回転軸中心Oを中心とした任意直径φDb上に配
置するように導風板14が取り付けられている。
と導風板14と羽根車2の主板2bとの隙間が大きくな
り、導風板14に流れが偏向されず多量に漏れ放熱効果
が向上しない。また高さHが高すぎると導風板14と羽
根車2が衝突してしまう。そこで羽根車主板2bと筐体
天板1aの隙間δに対する導風板14の高さHに最適範
囲が存在する。
きの送風運転開始時の駆動モータ電圧V=一定時におけ
る2時間後でのモータ表面温度TM2[℃]の差を示す。
このとき導風板14の高さHを羽根車主板2bと筐体天
板1aとの隙間δの比率で示す。図27のように導風板
14の高さHが、H≧0.7×δであれば、より駆動用
モータ4を効率良く放熱できる。
は、主板の裏側に位置する筐体天板との間に形成された
隙間部を流れる空気を駆動用モータへ流す導風板を筐体
天板に設けたことにより、モータ放熱効率を向上でき、
高信頼性の製品が得られる。
ベースを、筐体天板に設けたことにより、筐体天板に個
々導風板を固定する必要がないため作業効率の向上が図
れるとともに、導風ベースは設置自由のため製品の機種
により導風板が不要な場合でも筐体天板を専用に製作す
る必要がなく部品の共通化が図れる。
め作業工程時間の短縮が図れる。
根車回転軸を中心とする直径φDbが1.0×φD≧φ
Db≧0.8×φD(φDは羽根車の直径)の円上に位
置し、他方端は駆動用モータ方向に延びるように導風板
を配置したので、騒音悪化せずにモータ放熱効率の向上
が図れるので、低騒音で高信頼性な製品が得られる。モ
ータ放熱効率の向上が図れるので、高信頼性な製品が得
られる。
%以上で、かつ羽根車と筐体天板が衝突しないように導
風板を形成したことにより、さらにモータ放熱効率が向
上し、高信頼性の製品が得られる。
見た天井埋込型空気調和機の外面図である。
機本体の図3のF−O−G−F線縦断面図である。
である。
る。
子を示した図である。
ある。
定時における2時間後までのモータ表面温度TMの変化
を示した図である。
機本体の図10のF−O−G−F線縦断面図である。
板を有する導風ベースの取付概要図である。
付方を示す図である。
機の図15のF−O−G−F線縦断面図である。
る。
された導風板の外形図である。
機の図18のF−O−G−F線縦断面図である。
る。
合の図である。
側先端の位置での直径φDb変化時の送風運転開始時の
駆動用モータの電圧Vが一定時における2時間後でのモ
ータ表面温度TM2の変化を示した図である。
機の図22のF−O−G−F線縦断面図である。
る。
根車外周側先端が羽根車の外部までなる配置の場合の図
である。
側先端の位置での直径φDb変化時の同一風量時におけ
る騒音値SPLを示した図である。
機の図26のF−O−G−F線縦断面図である。
る。
時の送風運転開始時の駆動用モータの電圧Vが一定時に
おける2時間後でのモータ表面温度TM2の差を示した
図である。
のF−O−G−F線縦断面図である。
る。
板、2 遠心送風機の羽根車、2a 翼、2b 主板、
2c ハブ、2d シュラウド、2e モータ冷却穴、
2f 羽根車内風路、3 ベルマウス、4 駆動用モー
タ、5 熱交換器、6 ドレンパン、7 化粧パネル、
7a 吸込グリル、7b 吹出口、8 フィルタ、9
電気品箱、10 天井、11 部屋、12 屋根裏、1
3 羽根車吹出風路、14 導風板、14a 導風ベー
ス、14b 羽根車外周側先端、15 ドレンポンプ、
16 ヘッダ、17 分配器、18 風向変更ベーン、
19ネジ。
Claims (5)
- 【請求項1】 筐体天板を有する天井埋込型空気調和機
本体と、 主板を有する羽根車と、この羽根車への空気の案内流路
を形成するベルマウスとを有する遠心送風機と、 前記羽根車を駆動する駆動用モータと、 前記主板と、該主板の裏側に位置する前記筐体天板との
間に形成された隙間部と、 前記筐体天板に設けられ、前記隙間部を流れる空気を前
記駆動用モータへ流す導風板と、を備えたことを特徴と
する天井埋込型空気調和機。 - 【請求項2】 複数の前記導風板を一体成形した導風板
ベースを、前記筐体天板に設けたことを特徴とする請求
項1記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項3】 前記導風板を、前記筐体天板に一体成形
したことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調
和機。 - 【請求項4】 前記導風板の前記羽根車外周側の先端
が、前記羽根車回転軸を中心とする直径φDbが1.0
×φD≧φDb≧0.8×φD(φDは羽根車の直径)
の円上に位置し、他方端は前記駆動用モータ方向に延び
るように前記導風板を配置したことを特徴とする請求項
1記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項5】 前記導風板の高さHは、前記隙間部δの
70%以上で、かつ前記羽根車と前記筐体天板が衝突し
ないように前記導風板を形成したことを特徴とする請求
項1記載の天井埋込型空気調和機。
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