JPH08226553A - 流路切換装置 - Google Patents

流路切換装置

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JPH08226553A
JPH08226553A JP183996A JP183996A JPH08226553A JP H08226553 A JPH08226553 A JP H08226553A JP 183996 A JP183996 A JP 183996A JP 183996 A JP183996 A JP 183996A JP H08226553 A JPH08226553 A JP H08226553A
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pipe
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Masato Yasuda
正人 安田
Shigeru Karube
茂 軽部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくし構造を簡単にして組立て
を容易にする。 【解決手段】 弁箱32内に弁軸35によって該弁軸3
5を中心に回動させられて弁箱32を開閉する弁体34
を設けたバタフライ弁31と、互いに並設された二つの
流路53,54の仕切端に弁座55を形成した一対の接
続体50,50’とを具備し、上記一対の接続体50,
50’を、弁箱32を開放した弁体34が着座する位置
に弁座55を配してバタフライ弁31の両端部に着脱自
在にそれぞれ接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流路を切り
換える流路切換装置に関し、例えば地震災害の発生時等
に用いられる貯水タンクと水道本管とを接続する管路に
用いられ、その貯水タンクと水道本管との間の流路の変
更を行う流路切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば地震等の災害発生時に
地域住民の生活水を確保するため、道路や校庭あるいは
公園の地下等に災害時用貯水設備が埋設されている。こ
の災害時用貯水設備は、図7に示すように、水道本管1
の分岐点2aで分岐された配水管2が災害時用の貯水タ
ンク4の入口4aに接続され、一方、貯水タンク4の出
口4bに接続された配水管3は、分岐点2aよりも下流
側の分岐点3bで水道本管1に接続されている。また、
水道本管1の分岐点2aおよび分岐点3bの間には緊急
開放弁5が、また配水管2,3の途中にはそれぞれ緊急
遮断弁6,7が設けられている。
【0003】そして、平常時には緊急開放弁5を閉じか
つ緊急遮断弁6,7を開けることにより、水道本管1を
流れる水道水を配水管2を介して貯水タンク4に流入さ
せ、貯水タンク4の内部を循環させてから配水管3を介
して水道本管1に還流させることにより、貯水タンク4
の内部を常に新しい水道水で満たすようにしている。一
方、地震発生時等の緊急時には緊急遮断弁6,7を閉じ
て貯水タンク4内の水道水が外部に流出しないようにす
るとともに、緊急開放弁5を開放して水道本管1の下流
への水の供給を継続するようにしている。
【0004】この災害時用貯水設備においては1個の緊
急開放弁5と2個の緊急遮断弁6,7を用いているので
設備コストが高くなるとともに、弁の使用個数が多いだ
け故障の確率も高く、かつ弁の開閉操作が煩雑であると
いった問題がある。そこでこのような問題を解消するた
めに、本発明の提案者は先に図5に示す4方バタフライ
弁(流路切換装置)10を開発した(特開昭64−21
275号公報)。
【0005】この4方バタフライ弁10は流路を切り換
えるもので、接続体11のフランジ11aと接続体12
のフランジ12aとを図示されないボルトにより着脱自
在に一体に接合して弁箱としてあり、その内部に、円形
の2個の弁座13,14が互いに直交して設けられてい
る。この弁座13,14の中心線の交点に弁軸15が水
平に設けられ、その弁軸15に弁体17が取り付けられ
ている。弁体17は、弁座14に着座する実線で示され
るY位置と、弁座13に着座する想像線で示されるX位
置の二つの弁位置に、弁軸15によって弁軸15を中心
に回動させることができる。接続体12には、第1流入
路10Aと第1流出路10Bとが互いに並設されるとと
とに、他の接続体11には、第2流入路10Cと第2流
出路10Dとが互いに並設されている。弁座13は、第
1流入路10Aと第1流出路10Bの仕切端と、第2流
入路10Cと第2流出路10Dの仕切端とに設けられて
いる。
【0006】また、接続体12の開放端側のフランジ1
2bには一体に並設された管体18a,18bからなる
接続管18が第1流入路10Aと第1流出路10Bに管
体18a,18bをそれぞれ個々に連通させて取り付け
られるとともに、他の接続体11の開放端側のフランジ
11bには一体に並設された管体21a,21bからな
る接続管21が第2流出路10Dと第2流入路10Cに
管体21b,21aをそれぞれ個々に連通させて取り付
けられている。さらに、図6にも示すように、管体18
aには上流側の水道本管1に接続される配水管19が、
また管体18bには下流側の水道本管1’に接続される
配水管20がそれぞれ接続され、管体21bには貯水タ
ンク4の入口4aに接続される配水管23が、また管体
21aには貯水タンク4の出口4bに接続される配水管
22がそれぞれ接続されている。
【0007】そして、平常時には弁体17が図5に想像
線で示されるX位置に回動して、水道水が水道本管1か
ら配管19、管体18a、第1流入路10A、第2流出
路10D、管体21b、さらに配水管23を経由して貯
水タンク4に流入される。また貯水タンク4から排出さ
れた水道水は配水管22、管体21a、第2流入路10
C、第1流出路10B、管体18b、配水管20を経由
して水道本管1’に還流される。一方、地震発生時等の
緊急時には弁体17が実線で示されるY位置に回動し
て、貯水タンク4内の水道水が外部に流出しないように
なっている。以上のように一個の4方バタフライ弁10
で流路を切り換えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の4方バタフライ弁10には次のような問題点があ
る。すなわち、弁箱内に直交した弁座13,14を形成
しているので、弁箱が特殊で複雑なものとなり、製造コ
ストが極めて高いものとなる。また、弁箱内に弁体17
を入れるため、弁箱を接続体12,13の二つに分割し
ているので、組立に時間がかかる。そして、その接続体
12,13の内いずれか一方に弁座14を形成すること
になるので、接続体12,13が互いに異なるものとな
り、部品点数が多く、管理に手間がかかる。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、特殊で複雑な弁箱を不要として製造コストを低減す
ることができ、組立が容易にできると共に、管理する部
品点数を減少させることができる流路切換装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は上
記課題を解決するため、弁箱内に弁軸によって該弁軸を
中心に回動させられて弁箱を開閉する弁体が設けられた
バタフライ弁と、互いに並設された二つの流路の仕切端
に弁座が形成された一対の接続体とを具備し、上記一対
の接続体を、弁箱を開放した弁体が着座する位置に弁座
を配してバタフライ弁の両端部に着脱自在にそれぞれ接
合した構成とした。
【0011】一対の接続体を、互いに同一に形成するこ
とができる。また弁座が形成された仕切端を弁箱内に挿
入してバタフライ弁の端部に接続体を接合してもよい。
更に接続体を、直線状の管体の内部に平板状の仕切壁を
二つの流路を形成して設けた構成とすることができる。
また、区画壁によって二つの流路を形成した3方分岐管
を、上記二つの流路を接続体の二つの流路にそれぞれ個
々に連通させて各接続体の自由端に着脱自在に接合した
構成としてもよい。弁体を円盤状とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を、図
1から図4に基づいて詳細に説明する。図1および図2
は本発明の流路切換装置を適用した災害時用貯水設備の
全体を示す斜視図であって、図1は平常時の水道水の流
れを示し、図2は災害時の水道水の流れを示す。また図
3は本発明の流路切換装置および分岐管の構造を示し、
各々の構成部品は適宜破断されて描かれている。図4は
貯水タンクの構造を示す概念図である。なお、本実施形
態における流路切換装置は、バタフライ弁を中心として
同一の接続体および分岐管がそれぞれ対称に配置される
ので、貯水タンク側とされる接続体および分岐管の符号
にそれぞれ「’(ダッシュ)」を付して容易に区別でき
るようにし、同一の部分については同一符号を付して説
明を省略する。
【0013】図1および図2に示すように、本発明の流
路切換装置30は、バタフライ弁31と、このバタフラ
イ弁31の弁箱32に接続された一対の接続体50,5
0’とから構成されている。そしてこれらの接続体5
0,50’のバタフライ弁31とは反対側の端部には一
対の分岐管60,60’が接続されるとともに、水道本
管1の上流側の分岐点1aで分岐された配水管71と下
流側の分岐点1bで分岐された配水管74が分岐管60
に、および貯水タンク40の入口40aに接続された配
水管72と出口40bに接続された配水管73が分岐管
60’に接続されることにより、災害時用貯水設備10
0が構成されている。また、水道本管1の分岐点1aお
よび分岐点1bの間には水道本管弁5が設けられてお
り、この弁5を全開にすることにより水道水が災害時用
貯水設備100を経由しないで上流から下流に流れるこ
とができるようになっている。
【0014】前記バタフライ弁31は、図3に示すよう
に、両端に取付けフランジ32a,32bを有する管状
の弁箱32に弁軸35を中心に回転される円盤状の弁体
34が設けられた一般的なバタフライ弁であって、操作
ハンドル38を回転させると歯車箱39内の図示されな
い歯車の作用により弁軸35が回転されて、弁体34が
弁箱32内の流路を全開する位置と全閉する位置の間で
回動される。また、操作ハンドル38の反対側の弁軸3
5には図示しない緊急遮断装置が取り付けられている。
【0015】前記接続体50(50’)は、図3に示す
ように、両端にフランジ50a,50bを有する直線状
の管体51の内部に、その軸線に沿って延びて管内を第
1流路53と第2流路54に2分割する平板状の仕切壁
52を設けたものである。そして仕切壁52は一方の端
部が管体51の外部に延設され、その仕切端にはバタフ
ライ弁31の弁体34の片側半分が着座する半円状の弁
座55が形成されている。また、この仕切壁52の延設
部分52aの側面52bは、バタフライ弁31の弁箱3
2内に挿入されたときにその壁面に密着するようにされ
ている。一方、この仕切壁52の反対側の端面56は、
フランジ50bの外側の端面に一致するようにされてい
る。
【0016】前記分岐管60(60’)は、図3に示す
ように、平面視T字形とされる3方分岐管で、接続体5
0に接続される第1開口61と、配水管71(72)が
接続される第2開口62、および配水管74(73)が
接続される第3開口63を有し、それらの周囲には各々
フランジ61a,62a,63aが設けられている。そ
して、第2および第3開口62,63は互いに対向する
ようにされ、これらの開口62,63に連通する流路の
軸線は一致するようにされている。さらに、第1開口6
1に連通する流路の軸線は第2および第3開口62,6
3に連通する流路の軸線に対して直交するようにされて
いる。
【0017】また、前記分岐管60(60’)には、そ
の管内を二つに区画する区画壁64が設けられており、
その平面部分64aは、第1から第3の開口61,6
2,63に連通するそれぞれの流路の軸線に沿って延び
るようにされるとともに、第1の開口61を二分割して
開口61bと開口61cに分割するようにされている。
そして平面部分64aの、第2開口62および第3開口
63に対向する部分には、それぞれ管壁に向かって延び
る斜面64c,64bが延設され、二分割された第1開
口61の一方の開口61bに連通する流路は第2開口6
2のみに、他方の開口61cに連通する流路は第3開口
63のみに連通するようにされている。また、区画壁6
4の端面64dは第1開口61のフランジ61aの外側
の端面に一致するようにされている。
【0018】前記貯水タンク40は、図4に示すよう
に、その内部に複数の仕切板により形成される流路を有
し、入口40aから流入した水道水が滞留すること無く
貯水タンク内をくまなく循環するようにして、水道水の
腐敗や貯水タンク40の壁面の腐食を防止するようにさ
れている。
【0019】すなわち、貯水タンク40内に入口40a
から流入した水道水は、まず水平な仕切板41により形
成される流路45を通って出口40b側に向かった後、
鉛直方向に延びる仕切板43に突き当たって上方に向か
うようにされ、さらには仕切板41およびその上方に設
けられた水平な仕切板42により形成される流路46を
通って仕切板42の上側の流路47に向かうようにさ
れ、最後に鉛直方向にのびる仕切板43と貯水タンク4
0の壁面によって形成される流路48内を降下して出口
40bから流出するようにされている。
【0020】次に、上述のような部品から構成される流
路切換装置30を適用する、災害時用貯水設備100の
組み立てについて説明する。図1および図2に示すよう
に、まず一対の接続体50,50’に設けられた仕切壁
52の延設部分52aを、バタフライ弁31の弁箱32
内に挿入し、弁体34を挟んで互いに対向するようにす
る。これにより、仕切壁52の延設部分52aに形成さ
れた半円状の弁座55,55が互いに対向されて円形の
開口37(図2)が形成される。
【0021】そして、この開口37の内部で回動される
弁体34が、弁箱32内の流路を全開する位置に回動さ
れたときに、弁体34が弁座55に着座するように、弁
箱32に対する接続体50,50’の角度および位置を
合わせ、接続体50のフランジ50aと弁箱32のフラ
ンジ32a,32bを密着させて図示されない複数のボ
ルトで着脱自在に接合する。
【0022】さらに、分岐管60,60’の第1開口6
1に設けられたフランジ61aを、接続体50,50’
のバタフライ弁31とは反対側のフランジ50bに密着
させるとともに、区画壁64の平面部分64aが接続体
50,50’の仕切壁52と連続した平面を構成するよ
うに角度および位置を合わせてから図示されない複数の
ボルトで着脱自在に接合する。
【0023】そして、分岐管60の第2および第3開口
62,63を、それぞれ水道本管1側の配水管71およ
び74に接続する。また、分岐管60’の第2および第
3開口62,63を、それぞれ貯水タンク40の側の配
水管72および73に接続する。
【0024】この災害時用貯水設備100は、まず平常
時において、図1に示すように、バタフライ弁31の弁
体34が弁箱32内部の流路を全開とするように回動さ
れる。これにより、弁体34が接続体50,50’の弁
座55に着座し、弁座55によって形成される開口37
を閉鎖するので、接続体50,50’内の上下の流路5
3および54は独立した流路とされる。
【0025】したがって、水道本管1から配水管71を
通って流入する水道水は、分岐管60の第2開口62か
ら第1開口61の下側半分の開口61bを通り、さらに
接続体50,50’の下側の流路54を経由し、分岐管
60’の第1開口61の下側半分の開口61bから第2
開口62、そして配水管72を通って入口40a側から
貯水タンク40に流入する。そして、前述のようにタン
ク40内を循環した水道水は出口40bから配水管73
を通り、分岐管60’の第3の開口63から第1開口6
1の上側半分の開口61cを経由して、接続体50’,
50の上側の流路53、さらには分岐管60の第1開口
61の上側半分の開口61cから第3開口63、および
配水管74を経由して水道本管1に還流する。
【0026】一方、地震等の緊急時には、バタフライ弁
31に取り付けられた図示されない緊急遮断装置が作動
して、バタフライ弁31はその弁箱32内の流路を遮断
する位置に回動される。これにより、図2に示すよう
に、弁体34は接続体50の流路53と接続体50’の
流路53との連通、および接続体50の流路54と接続
体50’の流路54との連通を遮断する。
【0027】同時に弁体34は、仕切壁52に設けられ
た弁座55から離れるので、弁座55によって形成され
る開口37は弁体32による閉鎖を解かれる。これによ
り、接続体50内の流路53と流路54同士、および接
続体50’内の流路53と流路54同士が、弁体32に
よって分割された開口37を介してそれぞれ互いに連通
される。したがって、水道本管1から配水管71および
分岐管60を通って流入した水道水は、接続体50の下
側の流路54を通って弁体34に達したところで、接続
体50の上側の流路53に向かうようになり、再び分岐
管60および配水管74を経由して水道本管1に還流さ
れる。
【0028】一方、貯水タンク40の入口側の配水管7
2が連通する接続体50’の下側の流路54、および貯
水タンク40の出口側の配水管73が連通する接続体5
0’の上側の流路53は互いに弁体34に達したところ
で連通されるが、これらの流路53,54から弁体34
の反対側の接続体50内の流路53,54への連通は遮
断される。したがって、貯水タンク40内の水道水は外
部に流出すること無く貯えられたままとなる。
【0029】以上のように流路切換装置30および災害
時用貯水設備100が構成されているので、接続体5
0,50’により送水および戻水(排水)を行えること
になり、現場での施工等が容易になる。また配管コスト
も低減することができる。接続体50,50’の仕切壁
52および分岐管60,60’の区画壁64が水平方向
となるように設置され、分岐管60,60に接続する配
水管71,74および72,73が垂直方向に重ならな
いので、現場での施工において接続が容易となる。
【0030】本流路切換装置30を災害時用貯水設備1
00に使用した場合、平常時及び災害時のいずれにおい
ても、各接続体50,50’の一方の流路54から他方
の流路53に水が多少漏れても支障はないので、弁体3
4の弁座55,55に対する着座が不完全でも、また接
続体50,50’の仕切壁52等の部分の液密性が低く
ても差し支えない。
【0031】本発明は上記実施形態に限るものではな
く、例えば、仕切壁の弁座に緩衝材やシール材等を設け
てもよく、仕切壁の端面や区画壁の端面にも緩衝材やシ
ール材等を設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、弁箱内に弁軸によって該弁軸を中心に回動させら
れて弁箱を開閉する弁体が設けられたバタフライ弁と、
互いに並設された二つの流路の仕切端に弁座が形成され
た一対の接続体とを具備し、上記一対の接続体は、弁箱
を開放した弁体が着座する位置に弁座を配してバタフラ
イ弁の両端部に着脱自在にそれぞれ接合された構成とさ
れているので、特殊で複雑な弁箱をわざわざ作製する必
要がなく、一対の接続体を作製するのみで、既存のバタ
フライ弁或いはこれに準じるバタフライ弁を有効に活用
して製造コストを大幅に低減することができる。またバ
タフライ弁の弁箱に接続体を接合するだけでよいので、
組立に時間がかからない。
【0033】一対の接続体を、互いに同一に形成する
と、1種類の接続体を準備するだけで済むので、製作及
び組立が一層容易になる上、部品点数が少なくなり管理
も容易になる。また弁座が形成された仕切端を弁箱内に
挿入してバタフライ弁の端部に接続体を接合する構成に
すると、弁箱の長さが長いバタフライ弁をそのまま使用
してその弁箱内に弁座を簡単に形成することができる。
【0034】また、接続体を、直線状の管体の内部に平
板状の仕切壁を二つの流路を形成して設けた構成とする
と、普通の管体を用いて接続体を簡単に製作することが
できる。また、区画壁によって二つの流路を形成した3
方分岐管を、上記二つの流路を接続体の二つの流路にそ
れぞれ個々に連通させて各接続体の自由端に着脱自在に
接合した構成とすると、水道本管や貯水タンクの2本の
配水管等と接続体との接続が容易になり、しかも土地の
使用面積を狭く抑えることができる。弁体を円盤状にす
ると、バタフライ弁の遮断性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 災害時用貯水設備に使用した本発明に係る流
路切換装置の一実施形態を示すもので、バタフライ弁を
開状態とした一部破断の斜視図である。
【図2】 同じく、バタフライ弁を閉状態とした一部破
断の斜視図である。
【図3】 図1の災害時用貯水設備に使用された本発明
に係る流路切換装置の一部破断の分解斜視図である。
【図4】 図1の災害時用貯水設備の貯水タンクの概念
図である。
【図5】 従来の4方バタフライ弁を示す縦断面図であ
る。
【図6】 図5の4方バタフライ弁を使用した災害時用
貯水設備の略図である。
【図7】 従来の他の災害時用貯水設備の略図である。
【符号の説明】
30 本発明の流路切換装置 31 バタフライ弁 32 弁箱 34 弁体 35 弁軸 40 貯水タンク 50,50’ 接続体 51 管体 52 仕切壁 53,54 流路 55 弁座 60,60’ 分岐管 64 区画壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に弁軸によって該弁軸を中心に回
    動させられて弁箱を開閉する弁体が設けられたバタフラ
    イ弁と、互いに並設された二つの流路の仕切端に弁座が
    形成された一対の接続体とを具備し、上記一対の接続体
    は、弁箱を開放した弁体が着座する位置に弁座を配して
    バタフライ弁の両端部に着脱自在にそれぞれ接合された
    ことを特徴とする流路切換装置。
  2. 【請求項2】 一対の接続体は、互いに同一に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の流路切換装置。
  3. 【請求項3】 弁座が形成された仕切端が弁箱内に挿入
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載の流路切換
    装置。
  4. 【請求項4】 接続体は、直線状の管体の内部に平板状
    の仕切壁が二つの流路を形成して設けられたことを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の流路切換装置。
  5. 【請求項5】 区画壁によって二つの流路を形成した3
    方分岐管が、上記二つの流路を接続体の二つの流路にそ
    れぞれ個々に連通させて各接続体の自由端に着脱自在に
    接合されたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の流路切換装置。
  6. 【請求項6】 弁体が円盤状とされたことを特徴とする
    請求項1,2,3,4又は5記載の流路切換装置。
JP183996A 1996-01-09 1996-01-09 流路切換装置 Expired - Lifetime JP2728383B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101024365B1 (ko) * 2009-03-31 2011-03-23 와토스코리아 주식회사 양변기 필밸브의 림측급수관 물량조절밸브

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