JPH08225463A - ボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の可溶化方法 - Google Patents

ボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の可溶化方法

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JPH08225463A
JPH08225463A JP7333413A JP33341395A JPH08225463A JP H08225463 A JPH08225463 A JP H08225463A JP 7333413 A JP7333413 A JP 7333413A JP 33341395 A JP33341395 A JP 33341395A JP H08225463 A JPH08225463 A JP H08225463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の可溶
化方法を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明のボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の
可溶化方法は、ボルデテラ属細菌培地中で生成する蛋白
質抗原を可溶化するにあたり、上記蛋白質抗原を沈殿又
は凍結乾燥品の形で、1重量%未満の界面活性剤を添加
したpH8.3〜11.6の炭酸塩緩衝液中で可溶化することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無細胞ワクチンを得るこ
とを目的とするボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の可溶化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】ボルデテラ属細菌、
例えば百日咳菌(ボルデテラ・パータッシス(Bordetell
apertusis)、パラ百日咳菌(ボルデテラ・パラパータッ
シス(Bordetellaparapertusis)及び気管支敗血症菌(ボ
ルデテラ・ブロンキセプチカ(Bordetellabronchiseptic
a)の培養により、F-HA(線状血球凝集素(FilamentousHe
magglutin)を産生し得ることは公知である。また、百日
咳菌の培養により蛋白質外毒素:パータッシス毒素[LPF
又はLPF-HA(白血球増多症促進因子-血球凝集素:Leukoc
ytosis Promoting Factor Hemagglutin)とも呼ばれる]
も生ずる。
【0003】ボルデテラ属細菌は公知の病原菌である。
特に、百日咳菌は百日咳の病原菌であることまたその工
業的培養が百日咳ワクチンの産生に利用されていること
は公知である。
【0004】また、パータッシス毒素抗原及びF-HAが無
細胞の百日咳ワクチンの組成物中で有利に使用し得るこ
とは公知である。
【0005】パータッシス毒素の精製は一般にアフィニ
テイー・クロマトグラフィーによる精製工程を包含して
いる。
【0006】アフィニテイークロマトグラフィーの担体
からのパータッシス毒素の溶出は、一般に、高濃度の塩
及び/又はカオトロピック薬剤又は変性剤例えば塩化マ
グネシウム、尿素、チオシアン酸ナトリウム又はカリウ
ム、グアニジン塩酸塩などを含んでいる緩衝液によって
行われる。しかしながら、これらの物質の存在下におい
て得られた有効成分はそのままではワクチンの調製に利
用できない。従って、毒素含有溶出液について、更に、
カオトロピック薬剤の完全な除去及び/又は塩濃度の低
減を目的とする補足的工程を行わなければならない。こ
の補足的工程は例えば徹底的な透析又はゲル濾過を行う
ことからなる(例えば米国特許第4,500,639号明細書及
び欧州特許出願第0140386号明細書参照)。
【0007】そのほかに、これらの溶出方法の利用には
一般に有効成分の部分的かつ非可逆的な不溶化が伴う。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は特殊な緩衝溶液
を利用するパータッシス毒素の可溶化に関する。この緩
衝液を利用することにより、アフィニテイークロマトグ
ラフィー担体からパータッシス毒素を溶出させ得る。該
緩衝液を利用することにより単一の工程でかつ高い収率
でパータッシス毒素を溶出させ、従って、また精製し得
る。更に、上記緩衝液に界面活性剤を添加したものを利
用することにより、パータッシス毒素及びF-HAの損失を
伴うことなしに、これらを可溶化できる。この緩衝液は
またパータッシス毒素の無毒化(detoxification)法にお
いて溶媒の役割を果し、アナトキシンを溶液中に維持す
ることもできる。
【0009】そのほか、通常用いられる緩衝液とは異な
って、本発明の特殊な緩衝液はワクチン製剤と両立でき
る。換言すれば、この緩衝液中に溶解している抗原は直
接ワクチンの調製に利用できる。
【0010】従って本発明は、ボルデテラ属細菌培地中
で生成する蛋白質抗原を可溶化するにあたり、上記蛋白
質抗原を沈殿又は凍結乾燥品の形で、1重量%未満の界
面活性剤を添加したpH8.3〜11.6の炭酸塩緩衝液中で可
溶化することを特徴とするボルデテラ属細菌の蛋白質抗
原の可溶化方法を提供することを目的とする。
【0011】この種の緩衝液は従来の方法、例えばアル
カリ金属(アルカリ金属はナトリウム又はカリウムであ
る)の重炭酸塩(炭酸水素塩)と炭酸塩との混合物の水
溶液を調製するか又はアルカリ金属(ナトリウム又はカ
リウム)水酸化物の水溶液とアルカリ金属炭酸水素塩の
水溶液との混合により調製し得る。炭酸塩緩衝液のモル
濃度は0.025〜0.5Mであることが望ましい。
【0012】本発明に用いられる炭酸塩緩衝液は界面活
性剤として例えばトウィーン80(Tween 80、ポリオキシ
エチレン(20)モノオレイン酸ソルビタンの商品名)のご
とき非イオン系界面活性剤を含むことができる。
【0013】緩衝液中の界面活性剤の濃度は通常、1重
量%未満、多くの場合、0.5 重量%未満である。
【0014】本発明に従って炭酸塩緩衝液を用いること
により以下に述べる通りの利点が得られる。
【0015】炭酸塩緩衝液はアフィニテイークロマトグ
ラフィー担体からパータッシス毒素を溶出させることが
できる。クロマトグラフィーにかける液体はボルデテラ
属細菌培地の上澄液でもよく、パータッシス毒素が富化
されているフラクションでもよい。
【0016】無細胞ワクチンにおいてはパータッシス毒
素を使用する場合には、予め無毒化処理例えばホルモー
ル又はグルタルアルデヒドを用いる処理を行う必要があ
ることは公知である。無毒化は特にマウスのリンパ球増
多症導入の効果、ヒスタミンに対する鋭敏化、ADP-リボ
シルトランスフェラーゼ活性、CH0(チャイニーズハム
スター卵巣)細胞に及ぼす細胞病原効果などを排除する
ことを目的とする。
【0017】この種の無毒化、例えばホルモールによる
無毒化は毒素を不溶化し、これが均質な精製された調剤
の取得を困難にする(例えば米国特許第4455297号明細
書参照)。
【0018】場合により界面活性剤を添加した炭酸塩緩
衝液を使用することにより、溶液中での無毒化処理の実
施及び得られたアナトキシンを溶液中に維持することが
可能になる。
【0019】最後に、前述した通りアナトキシンパータ
ッシスの炭酸塩緩衝液中の溶液は、直接、無細胞ワクチ
ンの調製に使用し得る。
【0020】更に、炭酸塩緩衝液(場合によりトウィー
ン80のごとき非イオン系界面活性剤を添加したもの)は
F-HAを溶液とするのに有利に作用する。
【0021】ボルデテラ属細菌の培地中で生成する蛋白
質抗原は、培地上澄液又はパータッシス毒素が富化され
ているフラクションを、パータッシス毒素を固定し得る
クロマトグラフィー固体担体と接触させ、次に毒素を該
固体担体から、pH8.3〜11.6の炭酸塩緩衝液により溶出
することにより精製し得る。
【0022】特殊な実施形式においては、pHを6〜8、
望ましくは7に調節した後に、培地上澄液又はパータッ
シス毒素が富化されているフラクションを、パータッシ
ス毒素に対して親和力のあるグリコプロテイン、特に、
アシアログリコプロテイン(例えばアシアロフェチュイ
ン)を固体クロマトグラフィー担体に結合したものと接
触させる。使用するクロマトグラフィー担体の量は出発
溶液の容積及び/又は精製すべきフラクション中のパー
タッシス毒素の濃度によって変動する。接触は2〜30℃
のカラム内温度において行われる。
【0023】パータッシス毒素に対して親和力のあるグ
リコプロテインは公知である:例えばハプトグロビン、
フェチュインなどが挙げられる。しかしながら、アフィ
ニテイー・クロマトグラフィーを、予め脱シアル酸(des
ialylation)処理を施したこれらの蛋白質に行うことが
好ましい;この脱シアル酸処理は公知の方法に従って穏
和な酸性加水分解によって行われる(例えばSpiroほ
か、J.Biol.chem.1974,249,5704-5717参照)。
【0024】グリコプロテイン又は脱シアル酸処理した
グリコプロテイン(アシアログリコプロテイン)の結合
(coupling)は公知の方法に従って行うことができる。担
体はアフィニテイー・クロマトグラフィーにおいて通常
用いられる従来の任意の固体担体であり得る。
【0025】担体は特にセルロース誘導体、架橋デキス
トラン、アガロースゲル又はセファロース4B(Sepharose
-4B)などの多糖類(polyosidique)誘導体又はIBF社(Indu
strtie Biologique Rrancaise)から市販のトリスアクリ
ル(Trisacryl)などのアクリル誘導体基質の担体であ
る。
【0026】グリコプロテインは例えばCNBrで活性化さ
れた担体を用いて担体上に固定できる。
【0027】担体はまた架橋DEAEデキストランで被覆し
た多孔質シリカ担体であり得る。例えばDEAEデキストラ
ンで被覆したスフェロシル(Spherosil)が使用できる。
【0028】溶出後、パータッシス毒素は、例えば飽和
濃度の50〜80%の硫酸アンモニウムにより沈殿させるか
又は直接に無毒化工程で処理することができる。
【0029】かくして精製した毒素は硫酸アンモニウム
を用いて生成させた沈殿又は凍結乾燥品の形で保存し得
る。沈殿又は凍結乾燥品はトウィーン80のごとき界面活
性剤を約0.05〜0.5%の最終濃度で含有し得る、pH8.3〜
11.6のかつモル濃度が25mMを越える炭酸塩緩衝液、望ま
しくはトウィーン80を0.05%含有する、pH9.6、100mMの
炭酸塩緩衝液(以下、緩衝液CTW という)に溶解させる
ことができる。
【0030】残存硫酸アンモニウム又は凍結乾燥担体を
除去する目的で、温度2〜30℃の倍数の容積の同じ緩衝
液に対して、溶液の透析を4〜72時間の持続時間行う。
緩衝液の組成により完全な可溶化ができる。溶液は孔径
0.22μmの膜で濾過できる。これにより、無菌環境中で
の無毒化工程又は有効成分の完全な可溶化が必要である
か又はこれを容易にする化学的又は生物学的実験の実施
を行うことを可能にするという利点が得られる。
【0031】パータッシス毒素の無毒化が行われる場合
には一般に毒素について用いられる方法と同様にして行
われる。無毒化の方法は上述した通りの炭酸塩緩衝液で
あって、望ましくは、毒素の可溶化と無毒化工程の実施
中、該毒素を溶液中に維持することに有利に作用する界
面活性剤を含有する炭酸塩緩衝液中にで行われる。かく
して無毒化工程の収率は100%に近いものとなる。用い
られる無毒化剤は例えばホルモール又はグルタルアルデ
ヒドである。
【0032】例えば、温度4〜40℃において行われ得る
無毒化の後に、痕跡の無毒化剤の全てを除去する目的
で、アナトキシン含有溶液を緩衝液CTWに対して透析に
かけることのできる。かくして得られたアナトキシンは
溶液中の残留し、孔径0.22μmの滅菌膜で濾過でき、か
くして、ワクチン製剤に包含させることができるものと
なる。
【0033】上記の通り、本発明において使用するため
の炭酸塩緩衝液はボルデテラ属細菌の培地上澄液から単
離される別の蛋白質:H-FAの完全な可溶化を可能にす
る。
【0034】F-HAの可溶化工程における該緩衝液の使用
により、パータッシス毒素の場合について述べた種々の
利点、即ち、特に有効成分を損失することなしに0.22μ
m膜での滅菌濾過工程に着手し得るという利点が得られ
る。この形でのF-HAは直接ワクチン製剤中に包含させる
ことができる。
【0035】例えば硫酸アンモニウムによる沈殿の形で
保存されたF-HAはパータッシス毒素について前述した方
法に従って再溶解される。沈殿を遠心分離し、緩衝液CT
Wに溶解し、室温又は4〜8℃の温度で4〜72時間透析
する。緩衝液CTWはF-HAを完全に可溶化できる。
【0036】本発明はまたアナトキシン・パータッシス
及びF-HAから選ばれた有効成分の少なくとも1種を含有
しかつ該有効成分が上記の通り炭酸塩緩衝液、特に、緩
衝液CTWのごとき界面活性剤を含有する炭酸塩緩衝液中
に溶解されている無細胞百日咳ワクチンにも関する。
【0037】アナトキシンパータッシス及びF-HAは炭酸
塩緩衝液中の溶液として直接ワクチン製剤中に包含させ
ることができる。ワクチンはアナトキシンを単独で又は
アナトキシンとF-HAとの所望の比率の混合物として含有
できる。ワクチンの最終pH値を7〜8に修正する目的で
緩衝生理学的食塩水(緩衝液PBS)若干量濃酸溶液で酸性
にしたものを添加する。添加量は製剤中に存在する炭酸
塩緩衝液の量及びモル濃度により変動する。その場合、
有効成分の濃度は必要量の緩衝液PBSを添加して所望値
に修正する。この段階において混合物に他の抗原(例え
ば、ジフテリア抗原、破傷風抗原、小児麻痺抗原、血友
病抗原等)、メチルチオラート又はフェノキシエタノー
ルのごとき防腐剤及びアルミナゲル又は燐酸カルシウム
のごとき添加剤を添加し得る。
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す実施例1 (参考例) アフィニテイー・クロマトグラフィーによるパータッシ
ス毒素の精製 a)パータッシス毒素のアフィニテイー担体への吸着 30リッター発酵槽中で培養した百日咳菌フェーズIの細
胞懸濁液の遠心分離及び濃縮後に得られたパータッシス
毒素富化フラクションを、流量6ml/cm2/時で、アシア
ロフェチュインと結合させたSepharose 4Bクロマトグラ
フィー担体120ml を収容している直径4cmのカラムに通
送した。Sepharose 4Bは下記のようにしてアシアロフェ
チュインと結合させた。
【0039】CNBrで活性化したSepharose 4B(Pharmacia
社)30gを1mM HCl 6リッター中で約15分間膨潤させ
た。ついでゲルを1mM HCl 6リッターで3回洗浄し
た。アシアロフェチュイン1mg/ml、NaHCO3 0.1M及びNa
Cl 0.5Mを含んでいる溶液400mlをゲルに添加した。
【0040】この混合物を+4℃において穏和に攪拌し
ながら1夜、反応させた。エタノールアミン5M 溶液(p
H 8.0)125mlを混合物に加えた。室温に4時間保持した
後、ゲルを順次、NaCl1Mを含有する0.1M酢酸ナトリウ
ム緩衝液(pH4.0)500ml、次にNaCl1Mを含有する50mMト
リス−HCl緩衝液(pH7.5)500mlで洗浄した。この洗浄サ
イクルを3回反復した。
【0041】引続いてゲルを1/10000(w/v)の濃度のマー
チオレート(Merthiolate) のごとき防腐剤の存在下で50
mMトリス−HCl 緩衝液(pH7.5) 500mlで3回洗浄した。
【0042】アフィニテイー・クロマトグラフィーにお
いて結合剤として用いるアシアロフェチュインは下記の
ようにして調製した。
【0043】フェチュイン(Sigma社フェチュインIII
型)の水溶液を0.05N H2SO4により80℃において1時間
加水分解した。加水分解後、遊離シアル酸を除去する目
的で溶液を複数の蒸留水浴に対して+4℃において24時間
透析した。アシアロフェチュイン溶液は排除限界(Seuil
de coupure)が10000に等しい膜を備えた限外濾過によ
り濃縮することができた。
【0044】シアル酸の除去は加水分解の前又は後の蛋
白質上のシアル酸の特殊比色定量により検査した。
【0045】b)パータッシス毒素の溶出 ゲルをカラムの2倍の容積の50mMトリス−HCl緩衝液(pH
7.5)を使用して、即ち、278nmの紫外線吸収が全く消失
するまで洗浄し、次にカラムと同容積の、1MNaClを含有
する50mMトリス−HCl緩衝液(pH7.5)で洗浄した。パータ
ッシス毒素は100mM 炭酸塩緩衝液(pH9.6)400mlで溶出し
た。
【0046】炭酸塩緩衝液は下記のようにして調製し
た。0.1M NaHCO3溶液500mlに0.1M Na2CO3溶液を最終pH
9.5となるまで添加した:添加したNa2CO3溶液は約250ml
であった。
【0047】かく得られた炭酸塩緩衝液を孔径0.22μm
の膜で濾過し、+4℃で保存した。
【0048】カラム出口で捕集したフラクションの光学
的濃度及び赤血球凝集活性を測定した。有効成分含有フ
ラクション、即ち、コレステロールにより抑止されない
強い赤血球凝集活性を有するものを捕集した。
【0049】引続いて、パータッシス毒素は最終濃度が
飽和濃度の70%に相当する硫酸アンモニウムにより沈殿
させた。
【0050】かくして精製したパータッシス毒素は強い
リンパ球増多症を誘発し、マウス1匹当り、0.04μgの
投薬量でマウスCFW をヒスタミンに対して鋭敏化させ
た。CHO細胞上にクラスター生成を誘発する毒素の性能
は65000〜260000cpu/μg程度の比活性により特徴づけら
れる。
【0051】物理−化学的検査及び生物学活性(偶発的
汚染物質、DNA、RNA、糖類の比色法定量;内毒素比率の
定量;SDS 媒体中又は酸性媒体中の電気泳動など)の結
果は、高度に精製された有効成分を含有する均質な最終
製剤に有利であるとを示した。 初めの培地上澄液中及
び最終沈殿中のパータッシス毒素含有量の分析結果は90
%を越える精製収率を示した。
【0052】実施例2 種々の緩衝液中のパータッシス毒素の溶解及びその後の
滅菌濾過の比較試験。硫酸アンモニウムによる沈殿の形
のパータッシス毒素を2.6mg/ml含有する懸濁液1.2mlを
採取し、10000 x g で10分間遠心分離した。上澄液を除
き、残渣を緩衝液CTW 4mlに溶解し、同じ緩衝液に対し
て透析した。毒素溶液を孔径0.22μmの膜で濾過した。
濾過の前及び後の溶液の蛋白質濃度をロウリー(Lowry)
法に従った定量法により測定した。測定結果は濾過収率
(濾過後の毒素の濃度/濾過前の毒素の濃度)x 100;又
は緩衝液CTW中の濾過収率を任意に100%とし、これに対
して算出した相対百分率で表した。結果を表Iに示す。
【0053】 実施例3(参考例) パータッシス毒素の無毒化 a)ホルモールによる無毒化 硫酸アンモニウムによる沈殿の形のパータッシス毒素を
5mg/ml含有する懸濁液2ml(即ち、パータッシス毒素10
mg) を10000xg で15分間遠心分離した。上澄液を除き、
残渣を緩衝液CTW 10mlに溶解した。
【0054】溶液を緩衝液CTW 2リッターに対して+4℃
において一夜透析した。透析の終了時に溶液を孔径0.22
μmの膜で濾過した。溶液についてLowryの方法に従って
蛋白質定量を行い、緩衝液CTWを加えて蛋白質濃度を0.4
mg/mlとした。0.4mg/mlの毒素溶液23mlに、緩衝液CTW中
のリシンの1M 溶液1.22ml及びホルモールの37%溶液
0.265mlを加えた。21時間、+4℃に保持した。引続いて
痕跡のホルモールの全てを除去する目的で反応混合物を
緩衝液CTWに対して+4℃において48時間透析した。引続
いてアナトキシンを孔径0.22μmの膜で滅菌濾過した。
この形のアナトキシンパータッシスをワクチン製剤中に
包含させることができる。
【0055】b)グルタルアルデヒドによる無毒化 緩衝液CTW中のパータッシス毒素500mg/mlの溶液を前記
の通り調製した。グルタルアルデヒド0.10%を含む緩衝
液CTW 5mlを毒素溶液に加えた。
【0056】無毒化は+4℃〜40℃の種々の温度で実施で
きる;グルタルアルデヒドの存在下における毒素の保温
時間は温度によって変動する。例えば混合物を+4℃で48
時間保持することができる。
【0057】保温後に緩衝液CTW 中のリシンの1M溶液1
80μlを混合物に加え、溶液を緩衝液CTWに対して+4℃に
おいて48時間透析した。透析後にアナトキシンパータッ
シスを孔径0.22μmの膜で濾過した。この形でアナトキ
シンをワクチン製剤中に包含させることができる。
【0058】実施例4 炭酸塩緩衝液によるF-HAの可溶化 この実施例で使用するF-HAはSATO Y,COWELL J.L.,SATO
H.,BURSTYND.G 及びMANCLARK C.R.“Separation and Pu
rification of the Hemagglutins fromBordetella pert
usis”Infect.and Immun,.1983,41,1,313-320に記載の
方法に従って調製した。
【0059】F-HAは飽和濃度の70%の硫酸アンモニウム
による沈殿の形で保存した。
【0060】a)硫酸アンモニウムによる沈殿の形のF-HA
1.2mg/mlの懸濁液25mlを30000 x gで20分間遠心分離し
た。上澄液を除き、残渣を緩衝液CTW 30mlに溶解した。
【0061】溶液を緩衝液CTWに対して+4℃において一
夜透析した。溶液を孔径0.22μmの膜で濾過した。F-HA
はこの形でワクチン製剤中に包含させることができる。
【0062】b)孔径0.22μmの膜での滅菌濾過収率の比
較試験 硫酸アンモニウムにより沈殿させたF-HAの5.88mg/ml懸
濁液450μlを採取し、10000 x gで10分間遠心分離し
た。上澄液を除去した。
【0063】残渣を緩衝液3mlに溶解し、同じ緩衝液に
対して透析した。F-HA溶液を孔径0.22μmの膜で濾過し
た。濾過の前及び後の溶液の蛋白質濃度をLowryによる
定量法により測定し、結果をは濾過収率(濾過後の毒素
の濃度/濾過前の毒素の濃度)x 100;又は緩衝液CTW中
の濾過収率を任意に100%とし、これに対して算出した
相対的収率で表した。結果を表IIに示す。
【0064】 実施例5(参考例) 無細胞百日咳ワクチンの調製 精製した抗原−アナトキシンパータッシス及びF-HAを含
有している無細胞百日咳ワクチンを下記の方法で調製し
た。
【0065】緩衝液CTW中に溶解した両抗原を別個に孔
径0.22μmの膜で濾過して滅菌し、例えばLowry の方法
に従って比色定量によりそれらの濃度を測定した。
【0066】有効成分をそれぞれ50μg/ml含有している
無細胞百日咳ワクチン1リッターを調製する目的で、無
菌状態で下記の溶液を混合した。
【0067】 −緩衝液CTW中のアナトキシンパータッシス 0.38mg/mlの溶液 132 ml −緩衝液CTW中のF-HAの1.1mg/mlの溶液 46 ml −50mM HCl含有、緩衝生理学的食塩水(PBS) 202 ml −水酸化アルミニウム溶液(Al 10mg/ml) 20 ml −マーチオレート1%(w/v)含有PBS 10 ml −PBS を加えて 1リッター このワクチン調剤は下記の諸特性を示した: −アナトキシンパータッシス 50μg/ml −F-HA 50μg/ml −アルミニウム 200μg/ml −pH 7.6 −浸透 265mosm/kg −マーチオレート 1/10000

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルデテラ属細菌培地中で生成する蛋白
    質抗原を可溶化するにあたり、上記蛋白質抗原を沈殿又
    は凍結乾燥品の形で、1重量%未満の界面活性剤を添加
    したpH8.3〜11.6の炭酸塩緩衝液中で可溶化することを
    特徴とするボルデテラ属細菌の蛋白質抗原の可溶化方
    法。
  2. 〔請求項2〕 炭酸塩緩衝液はアルカリ金属炭酸水素塩
    と及びアルカリ金属炭酸塩との混合物である、請求項1
    に記載の方法。
  3. 〔請求項3〕 炭酸塩緩衝液は0.025〜0.5Mのモル濃度
    である、請求項1又は2に記載の方法。
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