JPH08225416A - 安定化された農薬組成物 - Google Patents

安定化された農薬組成物

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JPH08225416A
JPH08225416A JP7324493A JP32449395A JPH08225416A JP H08225416 A JPH08225416 A JP H08225416A JP 7324493 A JP7324493 A JP 7324493A JP 32449395 A JP32449395 A JP 32449395A JP H08225416 A JPH08225416 A JP H08225416A
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Taizo Hasegawa
泰造 長谷川
Anjiyou Kumazaki
安襄 熊崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 スルホニルウレア系除草活性成分および酸化
亜鉛を含有する安定化された農薬組成物、およびスルホ
ニルウレア系除草活性成分と酸化亜鉛とを混合するスル
ホニルウレア系除草活性成分の安定化方法。 【効果】 長期間貯蔵しても組成物中のスルホニルウレ
ア系除草活性成分の分解または減少が顕著に抑制され、
従って安定でしかも植物に対する薬害が実質的になく有
害植物防除に極めて有用なスルホニルウレア系除草活性
成分含有農薬組成物である。また、本発明の農薬組成物
は散布後の有効成分の利用率に優れるとともに、工業的
に極めて低コストで容易に製造される。また、本発明に
より提供される安定化方法は、極めて低コストで簡便な
操作で、スルホニルウレア系除草活性成分の安定性を顕
著に増大し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経時的に安定なス
ルホニルウレア系除草活性成分を含有する農薬組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】スルホニルウレア系除草活性成分は殺草
スペクトラムは広いが、ヒエに対する効果が劣るためヒ
エ剤との混合剤にして、水田用初中期に一回用いられる
いわゆる一発剤として開発され、実用化されているもの
が多い。
【0003】
【発明が解決しょうとしている課題】しかし、スルホニ
ルウレア系除草活性成分はその製剤中において、補助成
分や他の有効成分との配合禁忌や、さらに化合物自体が
加水分解が起こりやすい等のため、経時的に不安定であ
ることが多い。そのため、従来よりスルホニルウレアを
安定化するための技術が数多く開発されている。例えば
スルホニルウレア系除草活性成分をβ−シクロデキスト
リンとの複合体にして安定化する方法(特開昭61−5
6170号公報)、カルボン酸または無機酸塩によりp
H調整して安定化する方法(特公平5−8164号公
報)、製剤中に植物油または高沸点溶剤を添加すること
により安定化する方法(特開昭63−23806号公
報)、スルホニルウレア系除草活性成分をマイクロカプ
セル化することにより安定化する方法(特開平5−32
0012号公報)、炭酸カルシウムとリン酸塩により安
定化する方法(特公平6−8242号,同6−6008
4号公報)が挙げられる。
【0004】しかし、これらの安定化方法は、高いコス
ト、複雑な製造工程、安定化が不十分などの欠点を有す
る。そこで、低コストかつ簡便な製造法で、スルホニル
ウレア系除草活性成分を製剤中で十分に安定化させる技
術が要望されていた。
【0005】本発明は、スルホニルウレア系除草活性成
分が安定化された新規農薬組成物およびスルホニルウレ
ア系除草活性成分の新規安定化方法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような要望に鑑み、
本発明者らがスルホニルウレア系除草活性成分の新規安
定化を鋭意検討したところ、スルホニルウレア系除草活
性成分と酸化亜鉛とを混合するだけで、製剤中のスルホ
ニルウレア系除草活性成分が顕著に安定化されることを
見いだし、この知見に基づきさらに鋭意研究を重ね本発
明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、(1)スルホニルウレア
系除草活性成分および酸化亜鉛を含有することを特徴と
する安定化された農薬組成物、(2)スルホニルウレア
系除草活性成分が一般式(I)
【化4】 [式中、Qは置換基を有していてもよい橋頭にN原子を
有する縮合複素環基を、WはOまたはSを、R1および
2はそれぞれアルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
ン原子を、ZはCHまたはNを示す。]で表わされる化
合物またはその塩である上記(1)記載の農薬組成物、
(3)Qが、下記一般式(a)又は(b)
【化5】 [式中、R0は水素原子、ハロゲン原子で置換されてい
てもよい低級アルキル基、低級アルキルチオ基、低級ア
ルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基また
はハロゲン原子を示す。]で表わされる基である上記
(2)記載の農薬組成物、(4)Qが、下記一般式
(a)
【化6】 [式中、R0は上記(3)と同意義を有する。]で表わ
される基である上記(3)記載の農薬組成物、(5)ス
ルホニルウレア系除草活性成分が1−(2−クロロイミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−イルスルホニル)−
3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素
またはその塩である上記(1)記載の農薬組成物、
(6)スルホニルウレア系除草活性成分および酸化亜鉛
を含有することを特徴とする農薬組成物からなる水田用
農薬粒剤、及び(7)スルホニルウレア系除草活性成分
と酸化亜鉛とを混合することを特徴とするスルホニルウ
レア系除草活性成分の安定化方法、に関する。
【0008】本発明に用いられるスルホニルウレア系除
草活性成分としては、除草活性を有し、分子内にスルホ
ニルウレア骨格を有する公知の化合物が用いられる。該
化合物の好ましい例としては、例えば、特公平5−36
439号公報の5欄第41行〜6欄第11行に記載の一
般式(I)で定義される縮合複素環スルホニル尿素誘導
体またはその塩、特開昭57−112379号公報の第
895頁左上欄第2行〜同頁右下欄第3行に記載の式
(I)で定義されるフェニルメタンスルホニル尿素誘導
体およびその農業的に適している塩、特開昭58−21
9179号公報の第771頁左下欄第6行〜同頁右下欄
第12行に記載の式(I)で定義される5員複素環スル
ホニル尿素誘導体およびその塩、特開昭59−2192
81号公報の第763頁左下欄第6行〜同頁右下欄第3
行に記載の一般式(I)で定義されるピラゾールスルホ
ニルウレア誘導体、特開昭60−45572号公報の第
603頁左下欄第6〜同頁右下欄第16行に記載の一般
式(I)で定義されるチアゾールスルホニルウレア誘導
体およびイミダゾスルホニルウレア誘導体、特開昭60
−208978号公報の第1022頁右上欄第8行〜第
1023頁左下欄第16行に記載の式(I)で定義され
るピラゾールスルホニル尿素誘導体が挙げられる。これ
らの中で特公平5−36439号公報の5欄第41行〜
6欄第11行に記載の、下記一般式(I)
【化7】 [式中、Qは置換基を有していてもよい橋頭にN原子を
有する縮合複素環基を、WはOまたはSを、R1および
2はそれぞれアルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
ン原子を、ZはCHまたはNを示す。]で表わされる化
合物またはその塩が好ましい。上記一般式(I)中の各
記号は、特公平5−36439号公報の7欄第10行〜
31欄第13行に記載と同意義を有する。また化合物
(I)の塩は、特公平5−36439号公報の31欄第
14〜37行に記載と同意義を有する。
【0009】上記一般式(I)において、Qは置換基を
有していてもよい橋頭にN原子を有する縮合複素環基を
示し、ここで橋頭にN原子を有する縮合複素環基とは、
橋状結合の先端と末端の位置にある原子、即ち、橋頭原
子の両方またはいずれか一方が窒素原子である縮合複素
環基を意味する。Qで示される置換基を有していてもよ
い橋頭にN原子を有する縮合複素環基は、例えば一般式
【化8】 [式中、環a、環bは置換されていてもよい含窒素複素
環を示す。]で表わされる縮合複素環から橋頭以外の構
成炭素原子に結合した水素原子を1個除いて形成される
基を示す。このうち一般式
【化9】 で表わされる基が好ましい。
【0010】上記式中、環aは好ましくは1ないし3個
の窒素原子を有する5員複素環を示し、環bは好ましく
は1もしくは、2個の窒素原子を有する6員複素環、ま
たは1もしくは2個の窒素原子及び1個の硫黄原子(モ
ノ又はジオキシド化されていてもよい)を含む5員複素
環を示す。
【0011】環a、環bそれぞれ、後に定義される置換
基B1、B2、B3で1〜3個同一又は異なって置換され
ていてもよい。一般式
【化10】 で示される基は、具体的には例えば一般式
【化11】 等で表わされ、一般式
【化12】 で示される基は例えば、
【化13】 等[上記式中、Aは該イミダゾール環の[1,2]位で
縮合環を形成する基を、A’は該イミダゾール環の
[1,5]位で縮合環を形成する基を、A''は該ピラゾ
ール環の[1,5]位で縮合環を形成する基を、A'''
は該ピロール環の[1,2]位で縮合環を形成する基
を、A''''は該トリアゾール環の[3,4]位で縮合環
を形成する基を、B1、B2、B3をそれぞれ、水素原
子、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルフアモイ
ル基、スルフアモイルオキシ基、メルカプト基、ニトロ
基、ハロゲン原子もしくは有機残基を示す]で表わされ
る基A、A’、A''A''' 、A''''の環構成原子の炭素
原子及び窒素原子は適当な置換基、例えば炭素原子及び
窒素原子は適当な置換基たとえばヒドロキシ基、アミノ
基、シアノ基、スルフアモイルオキシ基、メルカプト
基、ニトロ基、ハロゲン原子、有機残基またはスルホン
基等で1〜3個同一または異なって置換されていてもよ
く、さらに互いに隣接する炭素原子と窒素原子、炭素原
子と炭素原子は別の縮合環(5〜6員縮合環)を形成し
ていてもよく、又、環構成原子の硫黄原子はモノもしく
はジオキシド化されていてもよい。B1、B2またはB3
で示される有機残基は、後で定義される縮合複素環上の
置換基の有機残基と同意義を示す。
【0012】基A、A’、A''、A''' またはA''''は
環構成原子として、1ないし4個、好ましくは3ないし
4個の炭素原子を含み、さらに1ないし3個の窒素原
子、酸素原子または/および硫黄原子(モノ又はジオキ
シド化されていてもよい)を含んでいてもよい。 一般式
【化14】 で表わされる基の骨格である一般式
【化15】 で表わされる縮合環としては
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】 等、一般式
【化20】 で表わされる基の骨格である一般式
【化21】 で表わされる縮合環としては
【化22】 等、一般式
【化23】 で表わされる基の骨格である一般式
【化24】 で表わされる縮合環としては
【化25】 等、一般式
【化26】 で表わされる基の骨格である一般式
【化27】 で表わされる縮合環としては
【化28】 等、一般式
【化29】 で表わされる基の骨格である一般式
【化30】 で表わされる縮合環としては
【化31】 等があげられる。
【0013】上記縮合環のうち好ましくは、イミダゾ
[1,2−a]ピリジン
【化32】 イミダゾ[2,1−b]チアゾール
【化33】 イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
【化34】 イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
【化35】 イミダゾ[1,2−c]ピリミジン
【化36】 イミダゾ[1,2−a]イミダゾール
【化37】 イミダゾ[2,1−b](1,3,4)チアジアゾール
【化38】 2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]チアゾール
(又はそのモノオキシド又はジオキシド)
【化39】 ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
【化40】 ピラゾロ[5,1−b]チアゾール
【化41】 ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
【化42】 ピロロ[1,2−a]ピリジン
【化43】 イミダゾ[1,5−a]ピリジン
【化44】 イミダゾ[1,2−b](1,2,4)トリアゾール
【化45】 (1,2,4)トリアゾロ[3,4−b]チアゾール
【化46】 である。
【0014】特に好ましいものは、イミダゾ[1,2−
a]ピリジン、イミダゾ[2,1−b]チアゾール、イ
ミダゾ[1,2−b]ピリダジンである。
【0015】橋頭にN原子を有する縮合複素環基は、例
えば、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、スルフアモ
イル基、スルフアモイルオキシ基、メルカプト基、ニト
ロ基、ハロゲン基、有機残基またはスルホ基等の置換基
で1〜3個同一または異なって置換されていてもよい。
【0016】上記のうち好ましくは、シアノ基、スルフ
アモイル基、スルフアモイルオキシ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子または有機残基である。特に好ましくはシアノ
基、ハロゲン原子、有機残基である。
【0017】ここにおいてハロゲン原子とは、たとえば
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などを意味する。有機残基
とは例えば炭化水素基、複素環基、アシル基、式−T−
0[式中、Q0は炭化水素基、複素環基またはアシル基
を、Tは−O−、−S(O)−、−S(O2)−または
−S−S−を示す]で表わされる基、式
【化47】 [式中、Q1は水素原子、炭化水素基またはアシル基
を、Q2は炭化水素基またはアシル基を示す]表わされ
る基、式
【化48】 [式中、Q1、Q2は前記と同意義を示す]で表わされる
基、カルバモイル基、カルバモイルオキシ基、ウレイド
基、チオカルバモイル基、カルボキシル基または式−O
−SO2−Q2[式中、Q2は前記と同意義を示す]で表
わされる基等を意味する。
【0018】上記の有機残基の例としての炭化水素基、
複素環基、アシル基、Q0で示される炭化水素基、複素
環基、アシル基及びQ1またはQ2で示される炭化水素
基、アシル基は下記で詳しく説明される。
【0019】上記のカルバモイル基、カルバモイルオキ
シ基、ウレイド基またはチオカルバモイル基は、下記で
詳しく説明される炭化水素基、複素環基またはアシル基
で1ないし2個同一または異なって置換されていてもよ
い。
【0020】有機残基の例としての複素環基及びQ0
おける複素環基は下記に詳しく説明される炭化水素基、
アシル基、ハロゲン原子で1ないし3個置換されていて
もよい。
【0021】ここにおいて、炭化水素基は、直鎖、分枝
状、環状の二重結合、三重結合を有することもできる脂
肪族基、あるいはアリール基、アラルキル基、具体的に
は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリー
ル基、アラルキル基を意味し、アルキル基は、好ましく
は炭素数1から6の直鎖、分枝状もしくは環状のアルキ
ル基を示し、アルケニル基は、好ましくは炭素数3から
6の直鎖、分枝状もしくは環状のアルケニル基を示し、
アルキニル基は、好ましくは炭素数3から6のアルキニ
ル基を示し、アリール基は、好ましくは炭素数6から1
4のアリール基を示し、アラルキル基は好ましくは炭素
数7から19のアラルキル基を示し、複素環基としては
例えば、窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
素原子、硫黄原子(モノ又はジオキシド化されていても
よい)などのヘテロ原子を1ないし4個含む5〜6員複
素環基またはその縮合環基を、好ましくは該5〜6員複
素環基と窒素原子(オキシド化されていてもよい)、酸
素原子、硫黄原子(モノ又はジオキシド化されていても
よい)などのヘテロ原子を1ないし4個含んでいてもよ
い5〜6員環との縮合環基を示し、アシル基は、有機カ
ルボン酸から誘導されるアシル基を示す。
【0022】上記の式−T−Q0で表わされる基は、具
体的に例えばアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、
アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、複素環オキシ
基、アシルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ
基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、複素環チオ
基、アシルチオ基、アルキルジチオ基、アリールジチオ
基、アキルキルジチオ基、アルキルスルフイニル基、ア
ルケニルスルフイニル基、アリールスルフイニル基、ア
ラルキルスルフイニル基、複素環スルフイニル基、アル
キルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アリール
スルホニル基、アラルキルスルホニル基、複素環スルホ
ニル基等を示す。
【0023】ここにおいて、アルキルスルホニル基は好
ましくは炭素数1から6の直鎖、分枝状もしくは環状の
アルキルスルホニル基を意味し、例えばメチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル等が
用いられる。
【0024】なお上記のアルキル基、アルキルオキシ基
(又はアルコキシ基)、アルキルチオ基、アルキルジチ
オ基、アルキルスルフイニル基、アルキルスルホニル
基、アルキルアミノ基、シクロアルキルアミノ基、アル
ケニル基、アルケニルオキシ基、アルケニルチオ基、ア
ルケニルジチオ基、アルケニルスルフイニル基、アルケ
ニルスルホニル基、アルキニル基、アルコキシカルボニ
ル基、アルカノル基、アルキルスルホニルオキシ基は、
さらに例えばアルキルチオ基(例、メチルチオ、エチル
チオ、n−プロピルチオ、イソブチルチオ等の炭素数1
から4の直鎖もしくは分枝状アルキルチオ基)、ハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、アルコ
キシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、t
ert−ブトキシ、n−ヘキシルオキシ等の炭素数1か
ら6の直鎖もしくは分枝状のアルコキシ基)、ニトロ
基、アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、
イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニ
ル、tert−ブトキシカルボニル等の炭素数1から6
のアルコキシ−カルボニル基)、アルキルアミノ基
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミ
ノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−
ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ−(n−
プロピル)アミノ、ジ−(n−ブチル)アミノ等のモノ
〜ジ(炭素数1から6のアルキル)アミノ基)等で1な
いし3個置換されていてもよい。
【0025】アルコキシ基が2個置換している場合、2
個のアルコキシ基が合してたとえばメチレンジオキシ、
エチレンジオキシ、プロピレンジオキシ等の炭素数1か
ら3のアルキレンジオキシ基やエチリデンジオキシ、プ
ロピリデンジオキシ、イソプロピリデンジオキシ等の炭
素数2から6のアルキリデンジオキシ基を構成してもよ
い。
【0026】上記アリール基、アリールオキシ基、アリ
ールオキシカルボニル基、アリールカルボニル基、アリ
ールチオ基、アリールジチオ基、アリールスルフイニル
基、アリールスルホニル基、アリールアミノ基、アラル
キルオキシ基、アラキルオキシカルボニル基、アラルキ
ルチオ基、アラルキルジチオ基、アラルキルスルフイニ
ル基、アラルキルスルホニル基、アラルキルアミノ基、
アラルキルカルボニル基、アリールスルホニルオキシ
基、アラルキルスルホニルオキシ基はさらに芳香環上に
例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アル
コキシ基、アシル基、アシルオキシ基、ニトロ基、シア
ノ基、ハロゲン、アシルアミノ基、アルキルチオ基等で
1ないし3個置換されていてもよい、ここにおいてアル
キル基、アルケニル基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シル基、アシルオキシ基、アシルアミノ基、ハロゲン、
アルキルチオ基は上記で定義されたものと同様なものが
用いられる アルキル基が隣接して2個置換している場合、互いにあ
わさってトリメチレン基又はテトラメチレン基等の2価
の基を示してもよく、アルケニル基が隣接して2個置換
している場合、互いにあわさってプロペニレン基、1−
ブテニレン基、2−ブテニレン基又はブタジエニレン基
等の2価の基を示してもよい。このような場合、2価の
基は該縮合複素環基とさらに5〜6員の脂環(例、シク
ロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキサジエン)、
芳香環(例、ベンゼン)、5〜6員複素環を形成する。
【0027】上記複素環オキシ基、複素環チオ基、複素
環スルフイニル基、複素環カルボニル基及び複素環スル
ホニル基の複素環基は、上記したアルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アル
カノイル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボ
ニル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルカル
ボニル基、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、スル
フアモイル、メルカプト、ハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)等で1ないし3個置換されていて
もよい。
【0028】上記有機残基のうち、好ましくは(1)ハ
ロゲン原子、アルキルチオ基またはアルコキシ基で1な
いし3個同一又は異なって置換されていてもよいアルキ
ル基、(2)アリール基、(3)アルキルチオ基、
(4)アルケニルチオ基、(5)アルキルスルフイニル
基、(6)アルキルスルホニル基、(7)アルケニルス
ルホニル基、(8)アルコキシカルボニル基、(9)カ
ルバモイル基、(10)ブタジエニレン基、(11)ア
ルキルアミノ基である。
【0029】Qは好ましくは、一般式
【化49】 [上記式中、R0は水素原子、ハロゲン原子で置換され
ていてもよい低級アルキル基、低級アルキルチオ基、低
級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基
またはハロゲン原子を示す]で表わされる基である。特
に好ましくは一般式(a)で表わされる基である。
【0030】ここで低級アルキル基、ハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基における低級アルキ
ル基、低級アルキルチオ基における低級アルキル基、低
級アルキルスルホニル基における低級アルキル基、低級
アルキルアミノ基における低級アルキル基、ジ低級アル
キルアミノ基における低級アルキル基としては炭素数1
から4のアルキル基(例えばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル等)が用
いられる。低級アルコキシ基としては炭素数1から4の
アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、t−ブトキシ)が用いられる。ハ
ロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級
アルキル基におけるハロゲン原子としてはフッ素、塩
素、臭素などが用いられる。
【0031】R1、R2で示されるアルキル基は好ましく
は炭素数1から6の直鎖、分枝状もしくは環状のアルキ
ル基を意味し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、シクロペンチル、n
−ヘキシル、イソヘキシル、シクロヘキシル等が用いら
れ、アルコキシ基は好ましくは炭素数1から6の直鎖も
しくは分枝状のアルコキシ基を意味し、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert
−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ
等が用いられ、ハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素子等が用いられる。
【0032】R1、R2は、さらに好ましくはそれぞれ低
級アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、tert−ブチルなどの炭素
数1〜4のアルキル基)または低級アルコキシ基(例、
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキ
シ、n−ブトキシ、tert−ブトキシなどの炭素数1
〜4のアルコキシ基)またはハロゲン原子(フッ素、塩
素、臭素など)である。特に好ましくはR1、R2がそれ
ぞれメチル基、メトキシ基または塩素である。Wは好ま
しくは=Oである。Zは好ましくは=CHである。 化合物(I)は分子中の酸性基
【化50】 [式中、Wは前記と同意義を有する。]及び置換基中の
スルホン基、カルボキシル基等の酸性基と無機塩基塩、
有機塩基塩を形成することができ、又、分子中の塩基性
の窒素原子及び置換分中のアミノ基等の塩基性基と無機
酸付加塩、有機酸付加塩を形成することができる。
【0033】上記一般式(I)で表わされる化合物の無
機塩基塩としてはたとえばアルカリ金属(例えばナトリ
ウム、カルシウムなど)、アルカリ土類金属(例えばカ
ルシウムなど)、アンモニアなどとの塩が、又化合物
(I)の有機塩基塩としてはたとえばジメチルアミン、
トリエチルアミン、ピペラジン、ピロリジン、ピペリジ
ン、2−フェニルエチルベンジルアミン、ベンジルアミ
ン、エタノールアミン、ジエタノールアミンなどとの塩
などが用いられる。
【0034】化合物(I)の無機酸付加塩としてはたと
えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などとの塩
が、化合物(I)の有機酸付加塩としてはたとえばp−
トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ギ酸、トリフ
ルオロ酢酸などとの塩が用いられる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるスルホニルウ
レア系除草活性成分の好ましい具体例としては、例えば
1−(2−クロロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3
−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イル)尿素(以下、イマゾスルフロンと称す
る)、1−(2−エチルスルホニルイミダゾ[1,2−
a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素、メチル=α−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイ
ルスルファモイル)−0−トルアート、エチル=5−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイ
ルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カル
ボキシラート、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)−3−(3−トリフルオロメチル−2−ピリ
ジンスルホニル)尿素、3−(4,6−ジメトキシ−
1,3,5−トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2
−メトキシエトキシ)−フェニルスルホニル〕尿素、N
−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミ
ノカルボニル〕−3−メチル−5−(2−クロロ−2,
2−ジフルオロエトキシ−4−イソチアゾールスルホン
アミド、N−〔1−(5−メトキシ−1−プロピル)イ
ミダゾール−2−イルスルホニル〕−N’−(4−メト
キシ−6−メチルピリミジン−2−イル)尿素、N−
〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕−4,6−ジヒドロ−2−メチル−4−オ
キソ−2H−フロ〔4,4−c〕ピラゾール−3−スル
ホンアミド、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル〕−2,4,6,7−テト
ラヒドロ−2−メチル−4−オキソピラノ〔4,3−
c〕ピラゾール−3−スルホンアミド等が挙げられる。
これらのうち、イマゾスルフロン、1−(2−エチルス
ルホニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルス
ルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2
−イル)尿素、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−0−
トルアート、エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メ
チルピラゾール−4−カルボキシラート、1−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(3−トリ
フルオロメチル−2−ピリジンスルホニル)尿素、3−
(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−
イル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ)−フェニ
ルスルホニル〕尿素が好ましく、イマゾスルフロンが特
に好ましい。
【0036】本発明の農薬組成物中には、スルホニルウ
レア系除草活性成分を約0.01〜30重量%、好まし
くは約0.05〜20重量%含有する。
【0037】本発明に用いられる酸化亜鉛は特に制限さ
れないが、通常には、一般に市販されている規格の酸化
亜鉛(例、亜鉛華3号,商品名,堺化学社製)を用いる。
酸化亜鉛は通常粉末状のものが用いられ、粒径が100
μm以下のものが好ましい。該酸化亜鉛の配合量は、ス
ルホニルウレア系除草活性成分1重量部に対し、約0.
1〜50重量部、好ましくは約0.5〜30重量部を用
いる。イマゾスルフロンの場合は特に好ましくは0.5
〜5重量部を用いる。
【0038】本発明の農薬粒剤には、必要に応じスルホ
ニルウレア系除草活性成分に悪影響を及ぼさない界面活
性剤を適宜の割合で配合することも有効である。該界面
活性剤としては、例えばアニオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤、水溶性高分子物質が挙げられる。
【0039】アニオン界面活性剤の好ましい具体例とし
ては、例えばC12-18アルキル硫酸塩(ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩、有機アミン塩など)、ポ
リオキシエチレンC4-12アルキルフェニルエーテル硫酸
塩(ナトリウム塩、アンモニウム塩、有機アミン塩な
ど)、ポリオキシエチレンC12-18アルキルエーテル硫
酸塩(ナトリム塩、アンモニウ塩、有機アミン塩な
ど)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマー硫酸塩(ナトリウム塩、アンモニウム塩、有
機アミン塩など)等のサルフェート系アニオン界面活性
剤;ドデシルベンゼンスルホン酸塩(ナトリウム塩、ア
ンモニウム塩、有機アミン塩など)、モノ−もしくはジ
−C9-12アルキルナフタレンスルホン酸塩(ナトリウム
塩、アンモニウム塩など)、ナフタレンスルホン酸の塩
(ナトリウム塩など)−ホルマリン縮合物、ジ−C6-8
アルキルスルホサクシネート(ナトリウム塩など)、リ
グニンスルホン酸塩(ナトリウム塩、カルシウム塩な
ど)等のスルホネート系アニオン界面活性剤;ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルリン酸エステルアンモニウ
ム塩、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン
酸エステルナトリウム塩等のポリオキシエチレンエーテ
ル型リン酸エステル系アニオン界面活性剤等が挙げられ
る。
【0040】ノニオン界面活性剤の好ましい具体例とし
ては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンC12-18脂肪酸エステル等のポリオキシエチ
レン型ノニオン界面活性剤;サーフィノール104,1
04E,104H,TG,TG−E,PC,61,8
2,440,465,485等の商品名(エア・プロダ
クツ・アンド・ケミカルズ社製、米国)で知られるアセ
チレングリコール系界面活性剤が挙げられる。
【0041】水溶性高分子物質の好ましい具体例として
は、例えばカルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、アルギン酸塩、ポリアクリル酸塩、もしくは
イソバン1−1,1−2,1−3,2−1,2−2,2
−3,3−1,3−2,3−3,SF−837,SF−
842,SF−635(商品名、クラレ・イソプレン・
ケミカル社製、日本)等のマレイン酸イソブチル・コポ
リマー塩(ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、
アンモニウム塩、有機アミン塩など)等が挙げられる。
【0042】上記界面活性剤は単独でも、2種類以上を
適宜の割合で混合して用いてもよい。本発明の農薬粒剤
への配合量は、農薬粒剤1重量部に対し、約0.001
〜0.2重量部、好ましくは約0.005〜0.1重量
部、特に好ましくは約0.01〜0.07重量部であ
る。
【0043】さらに、農薬粒剤に通常使用される他の補
助剤(例、展着剤、防腐剤、乳化剤、分解防止剤、固化
防止剤、大豆レシチン等の活性増強剤など)、他の農薬
活性成分(例、除草剤、殺ダニ剤、殺虫剤、殺線虫剤、
殺菌剤、抗ウイルス剤、誘引剤、植物生長調節剤)、肥
料等をスルホニルウレア系除草活性成分に悪影響(例、
配合禁忌等)を及ぼさない範囲で、所望により本発明の
農薬粒剤に含有させることも有効である。
【0044】上記他の農薬活性成分の好ましい具体例と
しては、例えばダイムロン[1−(α,α−ジメチルベ
ンジル)−3−(パラトリル)尿素]、エスプロカルブ
[S−ベンジル=1,2−ジメチルプロピル(エチル)
チオカーバメート]、シハロホップブチル{ブチル=
(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノ
キシ)フェノキシ]プロピオナート}、プレチラクロー
ル[2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(2−プ
ロポキシエチル)アセトアニリド]、ジメタメトリン
[2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−
ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン]、メフェ
ナセット[2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド]、ペントキサゾン[3N−
(2−フルオロ−4−クロロ−5−シクロペンチルオキ
ソフェニル−5−イソプロピリデン−1,3−オキサゾ
リジン−2,4−ジオン]、ピリブチルカルブ[O−3
−t−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル=
(メチル)カーバメート]、カフェンストロール[1−
ジエチルカルバモイル−3−(2,4,6−トリメチル
フェニルスルホニル)−1,2,4−トリアゾール]、
ブロモブチド[(R,S)−2−ブロモ−N−(α,α
−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミ
ド]、ベンチオカーブ[S−(4−クロロベンジル)−
N,N−ジエチルチオールカーバメート]、ジメピペレ
ート[S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジ
ン−1−カルボチオアート]、テニルクロール[2−ク
ロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2’,6’
−ジメチルアセトアニリド]、ジチオピル[S,S−ジ
メチル=2−(ジフルオロメチル)−4−(2−メチル
プロピル)−6−(トリフルオロメチル)−3,5−ピ
リジンカルボチオエート]、ブタクロール[2−クロロ
−2’,6’−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセ
トアニリド]、カルタップ[1,3−ビス(カルバモイ
ルチオ)−2−(N,N’−ジメチルアミノ)プロパン
塩酸塩]などが挙げられる。
【0045】本発明の農薬組成物の製造は、農薬製剤の
製造に一般に用いられており、スルホニルウレア系除草
活性成分と酸化亜鉛とを均一に混合し得る製剤化方法で
あればいかなる製剤化方法も可能である。該製剤化方法
としては、例えばスルホニルウレア系除草活性成分、酸
化亜鉛、固体担体、水あるいは所望により上記の補助
剤、スルホニルウレア系除草活性成分以外の農薬活性成
分を均一に混合して加水練合し、該練合物を造粒(例、
押出造粒など)することにより製造される粒剤を自体公
知の方法により乾燥、篩過することにより製造すること
ができる。
【0046】上記固体担体としては、農薬固形製剤の製
造で一般に希釈剤、増量剤として使用されているものが
用いられる。該固形担体の具体例としては、例えば植物
性粉末(例、米糠、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉
等)、鉱物性粉末(例、カオリン、ベントナイト、酸性
白土等のクレー類、滑石粉、ロウ石粉等のタルク類、珪
藻土、雲母粉等のシリカ類など)、アルカリ土類金属の
炭酸塩(例、炭酸カルシウムなど)、アルミナ、活性
炭、ホワイトカーボン、ラジオライト(TM、登録商標
であることを示す、以下同様、昭和化学工業社製)、パ
ーライト等の焼成ケイ酸塩類などが挙げられる。組成物
中への配合量は、約2〜95重量%、好ましくは約8〜
85重量%である。
【0047】尚、上記製造法において、スルホニルウレ
ア系除草活性成分は、固体担体1重量部に対し、約0.
0001〜15重量部、好ましくは約0.0006〜
2.5重量部を用いる。また、酸化亜鉛はスルホニルウ
レア系除草剤1重量部に対し前述の量を用いる。
【0048】本発明により提供される農薬組成物は、例
えば水田用農薬組成物として、湛水状態の水田に、自体
公知の方法(例、手撒き、動力散布等)により散布され
る。又、麦畑用農薬組成物として自体公知の方法により
散布される。散布量は、農薬活性成分、使用目的(例、
除草,殺虫)などにより異なるが、例えば稲作時の有害
雑草の防除を目的とし、本発明の農薬粒剤を10アール
当たり約0.2〜4kg、好ましくは約0.5〜3kg
を散布する。
【0049】本発明により提供される農薬組成物は、長
期間貯蔵しても組成物中のスルホニルウレア系除草活性
成分の分解または減少が顕著に抑制され、従って安定で
しかも植物に対する薬害が実質的になく有害植物防除に
極めて有用なスルホニルウレア系除草活性成分含有農薬
組成物である。また、本発明の農薬組成物は散布後の有
効成分の利用率に優れるとともに、工業的に極めて低コ
ストで容易に製造される。
【0050】また、本発明により提供される安定化方法
は、極めて低コストで簡便な操作で、スルホニルウレア
系除草活性成分の安定性を顕著に増大し得る。
【0051】以下、実施例、比較例、試験例により本発
明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。尚、以下に用いられるパーセント
(%)および部は、特に断りのない限り重量%および重量
部である。
【0052】実施例1 イマゾスルフロン 1.0部 ダイムロン 15.7部 エスプロカルブ 23.4部 亜鉛華3号 5.0部 (商品名,堺化学社製,酸化亜鉛) ハイテノールNF13 4.0部 (TM,第一工業製薬社製,ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサル フェート) トキサノンGR31A 2.0部 (TM,三洋化成製,ポリアクリル酸ナトリウム) サンモリンOT 0.5部 (TM,三洋化成製,ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム) ベントナイト 30.0部 ホワイトカーボン 10.0部 NDデキストリンS 3.0部 (商品名,日澱化学,デキストリン) 炭酸カルシウム 5.4部 全量 100 部 小型ニーダー(KM1.5型、菊水製作所製)に、ベン
トナイト(30.0部)、ホワイトカーボン(10.0
部)、炭酸カルシウム(5.4部)、NDデキストリン
S(3.0部)、亜鉛華3号(5.0部)、イマゾスル
フロン〔1.0部(純度98.9%)〕、ダイムロン
〔15.7部(純度98.4%)〕、エスプロカルブ
〔23.4部(純度94.24%)〕、ハイテノールN
F13(4.0部)、トキサノンGR31A(2.0
部)、サンモリンOT(0.5部)を順次投入し、20
分間混合した後、水道水(16部)を加えて練合した。
練合物を押出造粒機(粒径1.2mm,RG−5M型,
菊水製作所社製)で造粒し、流動層乾燥機(MDB−4
00型,不二パウダル社製)で乾燥(60℃,15分
間)後、篩過して10〜32メッシュの粒状の農薬組成
物を得た。
【0053】実施例2 イマゾスルフロン 1.0部 シハロホップブチル 2.0部 ビニサイザー20 12.0部 (TM,花王社製,フタル酸ジトリデシル) プレチラクロール 4.9部 ジメタメトリン 0.7部 亜鉛華3号 5.0部 ハイテノールNF13 2.0部 ネオコールYSK 0.4部 (TM,第一工業製薬社製,ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム) イソバンSF−635 1.1部 アグリゾールG200 1.0部 (TM,花王社製,ポリアクリル酸ナトリウム) ベントナイト 40.0部 ホワイトカーボン 7.0部 NDデキストリンS 3.0部 ジークライトクレー 19.9部 全量 100 部 小型ニーダーに、ベントナイト(40.0部)、ジーク
ライトクレー(19.9部)、ホワイトカーボン(7.
0部)、NDデキストリンS(3.0部)、亜鉛華3号
(5.0部)、イマゾスルフロン〔1.0部(純度9
8.9%)〕、シハロホップブチル〔2.0部(純度9
7.4%)〕を溶解したビニサイザー20(12.0
部)、ハイテノールNF13(2.0部)、ネオコール
YSK(0.4部)、イソバンSF−635(1.1
部)、アグリゾールG200(1.0部)を順次投入
し、20分間混合した後、水道水(25部)を加えて練
合した。練合物を実施例1と同様にして、押出造粒機
(粒径1.2mm)で造粒し、流動層乾燥機で乾燥後、
篩過して10〜32メッシュの粒剤を得た。得られた粒
剤(94.427部)に対し、ジメタメトリン(0.7
部)を溶解したプレチラクロール〔4.9部(純度9
6.5%)〕を含浸させ、目的とする農薬組成物を得
た。
【0054】実施例3 小型ニーダーに、ベントナイト(30.0部)、酸性白
土(5.0部)、炭酸カルシウム(32.7部)、ND
デキストリンS(2.5部)、亜鉛華3号(5.0
部)、イマゾスルフロン〔1.0部(純度98.9
%)〕、ダイムロン〔15.7部(純度98.4
%)〕、ジメタメトリン〔0.7部(純度97.5
%)〕を溶解したプレチラクロール〔4.9部(純度9
6.5%)〕、トキサノンGR31A(2.0部)、ネ
オコールYSK(0.5部)を順次投入し、20分間混
合した後、水道水(15部)を加えて練合した。以下実
施例1と同様にして練合物を押出造粒機(粒径1.2m
m)で造粒し、流動層乾燥機で乾燥後、篩過して10〜
32メッシュの粒状の農薬組成物を製造した。
【0055】比較例1 亜鉛華3号を用いない以外はすべて実施例1と同様にし
て農薬組成物を製造した。
【0056】比較例2 亜鉛華3号を用いない以外はすべて実施例2と同様にし
て農薬組成物を製造した。
【0057】試験例1 保存安定性 上記実施例1〜2、比較例1〜2の製剤を60℃で1週
間、2週間および3週間保存して組成物中のイマゾスル
フロンの含量を高速液体クロマトグラフィーで測定し
た。1週間、2週間および3週間保存後のイマゾスルフ
ロンの分解率(%)を次式で計算した。
【0058】イマズスルフロンの分解率(%)=(分解
量/初期含量)×100 式中、イマゾスルフロンの初期含量は、−5℃で保存し
た組成物中のイマゾスルフロン含量を60℃保存試料と
同時に測定した値を用いた。試験結果を表1に示す。
【表1】 表1より、いずれの実施例も比較例の粒剤より、スルホ
ニルウレアの安定性が向上し、酸化亜鉛の添加による効
果が認められた。
【0059】試験例2 酸化亜鉛による安定化効果が特異的であるかどうかを調
べるために、イマゾスルフロン1重量部に各種金属酸化
物(ZnO、TiO2、Fe23)5重量部を添加して
60℃で保存して安定化効果の比較試験を行った。他の
原料及び補助原料は全て実施例2と同じである。これら
の結果を安定剤無添加の場合とともに表2に示す。
【表2】 表2より酸化亜鉛が優れた安定化効果を有することが認
められる。この原因は、各金属の電気陰性度と担持され
るスルホニルウレアの酸性度の適合性によるものと推測
される。又、上記の金属酸化物の中で、イネなどの植物
に対する薬害や、施用時または施用後における人や動物
に対する安全性の点でも、酸化亜鉛が最も優れたもので
あり、本発明の安定化されたスルホニルウレア製剤は安
全に使用できる。
【0060】
【発明の効果】本発明により提供される農薬組成物は、
長期間貯蔵しても組成物中のスルホニルウレア系除草活
性成分の分解または減少が顕著に抑制され、従って安定
でしかも植物に対する薬害が実質的になく有害植物防除
に極めて有用なスルホニルウレア系除草活性成分含有農
薬組成物である。また、本発明の農薬組成物は散布後の
有効成分の利用率に優れるとともに、工業的に極めて低
コストで容易に製造される。また、本発明により提供さ
れる安定化方法は、極めて低コストで簡便な操作で、ス
ルホニルウレア系除草活性成分の安定性を顕著に増大し
得る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホニルウレア系除草活性成分および
    酸化亜鉛を含有することを特徴とする安定化された農薬
    組成物。
  2. 【請求項2】 スルホニルウレア系除草活性成分が一般
    式(I) 【化1】 [式中、Qは置換基を有していてもよい橋頭にN原子を
    有する縮合複素環基を、WはOまたはSを、R1および
    2はそれぞれアルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
    ン原子を、ZはCHまたはNを示す。]で表わされる化
    合物またはその塩である請求項1記載の農薬組成物。
  3. 【請求項3】 Qが、下記一般式(a)又は(b) 【化2】 [式中、R0は水素原子、ハロゲン原子で置換されてい
    てもよい低級アルキル基、低級アルキルチオ基、低級ア
    ルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基また
    はハロゲン原子を示す。]で表わされる基である請求項
    2記載の農薬組成物。
  4. 【請求項4】 Qが、下記一般式(a) 【化3】 [式中、R0は請求項3と同意義を有する。]で表わさ
    れる基である請求項3記載の農薬組成物。
  5. 【請求項5】 スルホニルウレア系除活性成分が1−
    (2−クロロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−イ
    ルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン
    −2−イル)尿素またはその塩である請求項1記載の農
    薬組成物。
  6. 【請求項6】 スルホニルウレア系除草活性成分および
    酸化亜鉛を含有することを特徴とする農薬組成物からな
    る水田用農薬粒剤。
  7. 【請求項7】 スルホニルウレア系除草活性成分と酸化
    亜鉛とを混合することを特徴とするスルホニルウレア系
    除草活性成分の安定化方法。
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