JPH08225287A - ブロックハンガー - Google Patents
ブロックハンガーInfo
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- JPH08225287A JPH08225287A JP5979295A JP5979295A JPH08225287A JP H08225287 A JPH08225287 A JP H08225287A JP 5979295 A JP5979295 A JP 5979295A JP 5979295 A JP5979295 A JP 5979295A JP H08225287 A JPH08225287 A JP H08225287A
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- rod
- holding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のブロックのつらを起立させた姿勢にし
て、すなわち、ブロックをそのまま積施工できる姿勢で
移送することができるようにして、積施工現場の作業員
の肉体的疲労度の軽減を図ることができるように改良し
たブロックハンガーを提供する。 【構成】 吊支部21を有する所定長さの吊杆22にブ
ロック1の控え部3を少なくとも二側面で抱持する抱持
杆23を所定間隔で垂設し、抱持杆23にシャフト28
を介して円弧部を有するロックプレート30を軸支し、
ロックプレート30に円弧長孔31を穿設し、円弧長孔
31に所定長さのロッド32を係合し、ロッド32にブ
ロック1の控え部3を挟持する挟持レバー33を回動可
能に設けるとともに、ブロック1の控え部3の後部に当
接する所定長さの当接杆26を前記抱持杆23に連結し
て構成した。
て、すなわち、ブロックをそのまま積施工できる姿勢で
移送することができるようにして、積施工現場の作業員
の肉体的疲労度の軽減を図ることができるように改良し
たブロックハンガーを提供する。 【構成】 吊支部21を有する所定長さの吊杆22にブ
ロック1の控え部3を少なくとも二側面で抱持する抱持
杆23を所定間隔で垂設し、抱持杆23にシャフト28
を介して円弧部を有するロックプレート30を軸支し、
ロックプレート30に円弧長孔31を穿設し、円弧長孔
31に所定長さのロッド32を係合し、ロッド32にブ
ロック1の控え部3を挟持する挟持レバー33を回動可
能に設けるとともに、ブロック1の控え部3の後部に当
接する所定長さの当接杆26を前記抱持杆23に連結し
て構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロックハンガーに係
り、特にはコンクリートブロックにて擁壁や護岸等を構
築する際、複数のブロックをクレーンやバックホー等に
吊支して一度に移送するためのブロックハンガーにおい
て、ブロックのつら(表面)が起立した姿勢で積施工現
場へ搬送できるように改良したものである。
り、特にはコンクリートブロックにて擁壁や護岸等を構
築する際、複数のブロックをクレーンやバックホー等に
吊支して一度に移送するためのブロックハンガーにおい
て、ブロックのつら(表面)が起立した姿勢で積施工現
場へ搬送できるように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】擁壁や護岸等の構築に際しては、量産さ
れたコンクリートブロックを積施工して構築することが
一般的に行われている。コンクリートブロックはつらと
称する表面を有する胴部とその背部に所定長さで一体形
成されて栗石中に埋め込まれる控え部とからなる。控え
部は土との係合を良好にするためのくびれ部や凹部等が
形成されている。
れたコンクリートブロックを積施工して構築することが
一般的に行われている。コンクリートブロックはつらと
称する表面を有する胴部とその背部に所定長さで一体形
成されて栗石中に埋め込まれる控え部とからなる。控え
部は土との係合を良好にするためのくびれ部や凹部等が
形成されている。
【0003】つらは擁壁や護岸等の表面となるものであ
り、無地平滑又は凸凹等の有形模様等の化粧仕上げをし
た方形や菱形等である。そしてこのブロックは、通例、
胴部の重量が控え部の重量よりも重いために、胴部を下
にしてつらが地面に接触する姿勢が最も安定している。
り、無地平滑又は凸凹等の有形模様等の化粧仕上げをし
た方形や菱形等である。そしてこのブロックは、通例、
胴部の重量が控え部の重量よりも重いために、胴部を下
にしてつらが地面に接触する姿勢が最も安定している。
【0004】そして、このブロックを積施工の現場まで
運び上げるには、人力にて運ぶか、若しくはクレーン等
の揚重機械を利用し一個づつ玉掛けをして吊り上げるこ
とが行われていた。しかしながら、この作業は能率が悪
いために、近時は複数のブロックをつらを下にした姿勢
で整列させておいて、これを一度に掴持し、かつ、吊り
上げて移送することができるブロックハンガーが提供さ
れている。
運び上げるには、人力にて運ぶか、若しくはクレーン等
の揚重機械を利用し一個づつ玉掛けをして吊り上げるこ
とが行われていた。しかしながら、この作業は能率が悪
いために、近時は複数のブロックをつらを下にした姿勢
で整列させておいて、これを一度に掴持し、かつ、吊り
上げて移送することができるブロックハンガーが提供さ
れている。
【0005】このブロックハンガーは、図9に示すよう
に、例えば、つら2を地面等Eに載置して控え部3が直
立した状態で一列に整列させた複数のブロック1を、控
え部3の相対向する両側方からくびれ部4にロッド5を
アーム6の開閉により摺接させ、控え部3を咬持して揚
重する方法によるものであった。
に、例えば、つら2を地面等Eに載置して控え部3が直
立した状態で一列に整列させた複数のブロック1を、控
え部3の相対向する両側方からくびれ部4にロッド5を
アーム6の開閉により摺接させ、控え部3を咬持して揚
重する方法によるものであった。
【0006】即ち、ロッド5は図面の奥行き方向へ所定
長さであって、その両端部近傍にそれぞれシャフト9を
介してX字形に組まれたアーム6,6にはシャフト10
を介してリンクアーム7,7が連結され、リンクアーム
7,7はシャフト8を介して回動可能に連結されてい
る。シャフト8,9はロッド5と同様に図面の奥行き方
向へ延びている。シャフト8の略中央部にはガイド筒1
1が垂直に立設され、両端部付近にはクレーン等のフッ
クに掛止するための吊支部が取り付けられている。シャ
フト9にはガイド筒11に嵌合して摺動可能なガイド棒
12が垂直に立設されている。
長さであって、その両端部近傍にそれぞれシャフト9を
介してX字形に組まれたアーム6,6にはシャフト10
を介してリンクアーム7,7が連結され、リンクアーム
7,7はシャフト8を介して回動可能に連結されてい
る。シャフト8,9はロッド5と同様に図面の奥行き方
向へ延びている。シャフト8の略中央部にはガイド筒1
1が垂直に立設され、両端部付近にはクレーン等のフッ
クに掛止するための吊支部が取り付けられている。シャ
フト9にはガイド筒11に嵌合して摺動可能なガイド棒
12が垂直に立設されている。
【0007】このブロックハンガー13で複数のブロッ
ク1を揚重して移送するには、クレーン等にて前記のよ
うに整列させた複数のブロック1の上にブロックハンガ
ー12を吊り下げ、控え部3の相対向する両側部にロッ
ド5が位置するように下降させる。このとき、クレーン
ではシャフト8を吊り上げているから、リンクアーム
7,7、アーム6,6及びロッド12,12が自重にて
垂下し、ロッド12の間隔が狭くなってアーム6,6は
閉じた状態になっている。
ク1を揚重して移送するには、クレーン等にて前記のよ
うに整列させた複数のブロック1の上にブロックハンガ
ー12を吊り下げ、控え部3の相対向する両側部にロッ
ド5が位置するように下降させる。このとき、クレーン
ではシャフト8を吊り上げているから、リンクアーム
7,7、アーム6,6及びロッド12,12が自重にて
垂下し、ロッド12の間隔が狭くなってアーム6,6は
閉じた状態になっている。
【0008】そして、ロッド12,12が控え部3の頂
部に当接して落下が停止すると、その上にリンクアーム
7,7が自重で折り重なるから、ガイド筒11がガイド
棒12に沿って下降することによりシャフト8,9が接
近してリンクアーム7,7が開くために、アーム6,6
が開き、ロッド5,5が控え部3の頂部を跨ぐ。そこ
で、ブロックハンガー13全体を吊り上げると、シャフ
ト8がシャフト9から離れ、リンクアーム7,7が閉じ
るためにアーム6,6が閉じられ、ロッド5,5が控え
部のくびれ部4に当接して掴み保持され、地面から上昇
する。
部に当接して落下が停止すると、その上にリンクアーム
7,7が自重で折り重なるから、ガイド筒11がガイド
棒12に沿って下降することによりシャフト8,9が接
近してリンクアーム7,7が開くために、アーム6,6
が開き、ロッド5,5が控え部3の頂部を跨ぐ。そこ
で、ブロックハンガー13全体を吊り上げると、シャフ
ト8がシャフト9から離れ、リンクアーム7,7が閉じ
るためにアーム6,6が閉じられ、ロッド5,5が控え
部のくびれ部4に当接して掴み保持され、地面から上昇
する。
【0009】そして、積施工現場に移送し、ブロック1
を地面等に載置すると、シャフト8がシャフト9に接近
するために、リンクアーム7,7が開き、アーム6,6
が開くから、ロッド5,5がくびれ部4,4から離れて
ブロック1をブロックハンガー13から放す。そこで、
この状態でガイド棒12をガイド筒11に固定してロッ
クし、ブロックハンガー13を取り除くと、当初に整列
させた状態でブロック1が地上に残される。
を地面等に載置すると、シャフト8がシャフト9に接近
するために、リンクアーム7,7が開き、アーム6,6
が開くから、ロッド5,5がくびれ部4,4から離れて
ブロック1をブロックハンガー13から放す。そこで、
この状態でガイド棒12をガイド筒11に固定してロッ
クし、ブロックハンガー13を取り除くと、当初に整列
させた状態でブロック1が地上に残される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブロックハンガーは、ブロックのつら(表面)を下にし
て載置した姿勢のまま吊り上げて移送し、つらが下にな
った状態のまま積施工現場近傍の地上等に載置するもの
であるから、積施工現場にそのまま移送しても作業員が
手作業にて一つ々々のつらを横向きにする横倒し作業を
し、つらを横向きにした後積み上げたブロックの上に載
置すべくそのまま手持ちして積施工しなければならなか
った。
ブロックハンガーは、ブロックのつら(表面)を下にし
て載置した姿勢のまま吊り上げて移送し、つらが下にな
った状態のまま積施工現場近傍の地上等に載置するもの
であるから、積施工現場にそのまま移送しても作業員が
手作業にて一つ々々のつらを横向きにする横倒し作業を
し、つらを横向きにした後積み上げたブロックの上に載
置すべくそのまま手持ちして積施工しなければならなか
った。
【0011】したがって、従来のブロックハンガーは、
複数のブロックを一度に移送することができて移送能力
は向上するものの、積施工現場では一つ々々のブロック
を横倒しする手作業が必要となるので、積施工現場の作
業員の肉体的疲労度の軽減については貢献することな
く、移送能力が向上した分の迅速な処理が要求されるた
めに逆に疲労度が増すことになる。
複数のブロックを一度に移送することができて移送能力
は向上するものの、積施工現場では一つ々々のブロック
を横倒しする手作業が必要となるので、積施工現場の作
業員の肉体的疲労度の軽減については貢献することな
く、移送能力が向上した分の迅速な処理が要求されるた
めに逆に疲労度が増すことになる。
【0012】そこで、本発明は複数のブロックのつらを
起立させた姿勢にして、即ちブロックをそのまま積施工
できる姿勢で移送することができるようにして、積施工
現場の作業員の肉体的疲労度の軽減を図ることができる
ように改良したブロックハンガーを提供する。
起立させた姿勢にして、即ちブロックをそのまま積施工
できる姿勢で移送することができるようにして、積施工
現場の作業員の肉体的疲労度の軽減を図ることができる
ように改良したブロックハンガーを提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるブロック
ハンガーは、吊支部を有する所定長さの吊杆にブロック
の控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を所定間
隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部を有す
るロックプレートを軸支し、該ロックプレートに円弧長
孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係合し、
該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバーを回
動可能に設けてなることを特徴とする。
ハンガーは、吊支部を有する所定長さの吊杆にブロック
の控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を所定間
隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部を有す
るロックプレートを軸支し、該ロックプレートに円弧長
孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係合し、
該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバーを回
動可能に設けてなることを特徴とする。
【0014】また、吊支部を有する所定長さの吊杆にブ
ロックの控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を
所定間隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部
を有するロックプレートを軸支し、該ロックプレートに
円弧長孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係
合し、該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバ
ーを回動可能に設けるとともに、ブロックの控え部の後
部に当接する所定長さの当接杆を前記抱持杆に連結して
なることを特徴とする。
ロックの控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を
所定間隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部
を有するロックプレートを軸支し、該ロックプレートに
円弧長孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係
合し、該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバ
ーを回動可能に設けるとともに、ブロックの控え部の後
部に当接する所定長さの当接杆を前記抱持杆に連結して
なることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成の本発明によれば、地面等につらを下
にして整列載置されたブロックの控え部を抱持杆が抱持
し、挟持レバーが控え部を挟持した状態でクレーン等に
て揚重すると、ブロックの重心位置の変化でブロックに
回転モーメントが作用してつらが横向きになり、かつ、
ロックプレートがブロックのくびれ部に食い込むように
回動するから落下することなく移送できる。
にして整列載置されたブロックの控え部を抱持杆が抱持
し、挟持レバーが控え部を挟持した状態でクレーン等に
て揚重すると、ブロックの重心位置の変化でブロックに
回転モーメントが作用してつらが横向きになり、かつ、
ロックプレートがブロックのくびれ部に食い込むように
回動するから落下することなく移送できる。
【0016】そして移送した場所にそのまま降下させて
地面等に載置すれば、ロックプレートが前記と逆方向へ
回動してロックを解除し、そこでブロックハンガーを外
すことにより、つらが横向きになったブロックが整列し
て放置される。
地面等に載置すれば、ロックプレートが前記と逆方向へ
回動してロックを解除し、そこでブロックハンガーを外
すことにより、つらが横向きになったブロックが整列し
て放置される。
【0017】また、当接杆が控え部の後部に当接するよ
うに配設すると、ブロックの吊り上げ時における落下防
止は万全となる。
うに配設すると、ブロックの吊り上げ時における落下防
止は万全となる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づき説明する。
本発明にかかるブロックハンガー20は、図1〜4に示
すように、クレーン等のフックを吊支し又はワイヤロー
プ等を止着するための吊支部21を設けた所定長さの吊
杆22に、所定間隔で抱持杆23が溶接等にて直交して
連結されている。抱持杆23は下端部が隣接側へ傾き、
かつ、L形に形成されて吊杆22と平行に控え部3の直
径程度の所定長さで延設された抱止部24を有する。し
たがって、抱持杆23はブロック1の控え部3の少なく
とも二側面に当接する。
本発明にかかるブロックハンガー20は、図1〜4に示
すように、クレーン等のフックを吊支し又はワイヤロー
プ等を止着するための吊支部21を設けた所定長さの吊
杆22に、所定間隔で抱持杆23が溶接等にて直交して
連結されている。抱持杆23は下端部が隣接側へ傾き、
かつ、L形に形成されて吊杆22と平行に控え部3の直
径程度の所定長さで延設された抱止部24を有する。し
たがって、抱持杆23はブロック1の控え部3の少なく
とも二側面に当接する。
【0019】吊杆22の両端部の抱持杆23に、図4に
示すように、所定長さの支持杆25が直交して連結さ
れ、その支持杆25,25を連結して当接杆26が吊杆
22と平行に同長で連結されている。当接杆26の両端
部には脚27が垂設されている。支持杆25はブロック
1の控え部3の略中央部に位置するように配置され、ま
た、当接杆26は控え部3の底面に当接できるように形
成されている。
示すように、所定長さの支持杆25が直交して連結さ
れ、その支持杆25,25を連結して当接杆26が吊杆
22と平行に同長で連結されている。当接杆26の両端
部には脚27が垂設されている。支持杆25はブロック
1の控え部3の略中央部に位置するように配置され、ま
た、当接杆26は控え部3の底面に当接できるように形
成されている。
【0020】全ての抱持杆23を貫通して吊杆22及び
当接杆26と平行に所定長さのシャフト28が配設され
ている。シャフト28には、抱持杆23,23間におい
てそれぞれカラー29が回転自在に嵌合し、カラー29
には略扇形をして円弧部を有するロックプレート30が
一体に連結されている。ロックプレート30にはシャフ
ト28を中心とする所定半径の円周上に位置する弧状長
孔31が形成され、この弧状長孔31を貫通する所定長
さのロッド32がシャフト28と平行に配設されてい
る。
当接杆26と平行に所定長さのシャフト28が配設され
ている。シャフト28には、抱持杆23,23間におい
てそれぞれカラー29が回転自在に嵌合し、カラー29
には略扇形をして円弧部を有するロックプレート30が
一体に連結されている。ロックプレート30にはシャフ
ト28を中心とする所定半径の円周上に位置する弧状長
孔31が形成され、この弧状長孔31を貫通する所定長
さのロッド32がシャフト28と平行に配設されてい
る。
【0021】ロッド32は連結リンク34を介してシャ
フト28と回動可能に連結され、このロッド32にはロ
ックプレート30を間にして一対の挟持レバー33,3
3が配設されている。挟持レバー33,33はブロック
1の控え部3の側部に当接してブロック1を挟持できる
間隔を有する。
フト28と回動可能に連結され、このロッド32にはロ
ックプレート30を間にして一対の挟持レバー33,3
3が配設されている。挟持レバー33,33はブロック
1の控え部3の側部に当接してブロック1を挟持できる
間隔を有する。
【0022】吊杆22の略中央部背面にヒンジ35が結
合され、このヒンジ35にプレート36が回動可能に支
持され、このプレート36にはストッパー37が結合さ
れている。ストッパー37はその上端部に形成した円弧
部にロッド32を掛け止めることができる。このストッ
パー37にロッド32を掛け止めると、ロックプレート
30は長孔31の一端部に移動しシャフト28を中心と
して反時計方向へ回動している。
合され、このヒンジ35にプレート36が回動可能に支
持され、このプレート36にはストッパー37が結合さ
れている。ストッパー37はその上端部に形成した円弧
部にロッド32を掛け止めることができる。このストッ
パー37にロッド32を掛け止めると、ロックプレート
30は長孔31の一端部に移動しシャフト28を中心と
して反時計方向へ回動している。
【0023】なお、当接杆26はブロック1の吊り上げ
時における落下防止の万全を期すこと、及びブロックハ
ンガー20全体を図4に示すように起立させた状態で脚
27が作用して安定できるように設けたものであり、単
純にブロック1を起立させるための目的では不要の構成
である。したがって、支持杆25,当接杆26及び脚2
7は必ずしも設けなくとも良い。
時における落下防止の万全を期すこと、及びブロックハ
ンガー20全体を図4に示すように起立させた状態で脚
27が作用して安定できるように設けたものであり、単
純にブロック1を起立させるための目的では不要の構成
である。したがって、支持杆25,当接杆26及び脚2
7は必ずしも設けなくとも良い。
【0024】次に上記実施例の作用を説明すると、図5
に示すように、複数のブロック1をつら2を下にして地
面等の平坦面Eに並べる。こうして整列したブロック群
の上方へブロックハンガー20をクレーン等にて吊支し
て移動させ、当接杆26が控え部2の後部(頂部)に当
接すると、図6に示すように、抱持杆23が倒れ、抱止
部24が控え部3のくびれ部4に当接する。
に示すように、複数のブロック1をつら2を下にして地
面等の平坦面Eに並べる。こうして整列したブロック群
の上方へブロックハンガー20をクレーン等にて吊支し
て移動させ、当接杆26が控え部2の後部(頂部)に当
接すると、図6に示すように、抱持杆23が倒れ、抱止
部24が控え部3のくびれ部4に当接する。
【0025】そこで、ブロックハンガー20を吊支部2
1を介して上方へ引き上げると、図7に示すように、挟
持レバー33が控え部3の側面を挟持するとともに、ブ
ロック1のつら2側の重量が控え部3の重量よりも重い
ために、ブロック1がつら2側へ回動し、その回転モー
メントによりロックプレート30の円弧部がくびれ部4
に食い込み、シャフト28がストッパー37から外れ、
図8に示すように、抱止部24と相俟って控え部3を圧
縮(ブロックに食い込む)し、ブロック1がブロックハ
ンガー20から落下しないよう抱持する。
1を介して上方へ引き上げると、図7に示すように、挟
持レバー33が控え部3の側面を挟持するとともに、ブ
ロック1のつら2側の重量が控え部3の重量よりも重い
ために、ブロック1がつら2側へ回動し、その回転モー
メントによりロックプレート30の円弧部がくびれ部4
に食い込み、シャフト28がストッパー37から外れ、
図8に示すように、抱止部24と相俟って控え部3を圧
縮(ブロックに食い込む)し、ブロック1がブロックハ
ンガー20から落下しないよう抱持する。
【0026】かくして抱持したブロック1を積施工現場
に移送してブロックハンガー20を下降させると、自重
により抱止部24が控え部3から下方へ離れ、これによ
りロックプレート30がシャフト28を中心として反時
計方向へ回動しくびれ部4の圧縮を解除してブロック1
を解放する。
に移送してブロックハンガー20を下降させると、自重
により抱止部24が控え部3から下方へ離れ、これによ
りロックプレート30がシャフト28を中心として反時
計方向へ回動しくびれ部4の圧縮を解除してブロック1
を解放する。
【0027】そこで、ブロックハンガー20を横方向へ
ずらせて抱止部24を控え部4の下部から移動させた
後、ブロックハンガー20を上方へ引き上げて元の場所
へ戻すと、積施工現場には整列した複数のブロック1が
つら2を横向きにした姿勢で載置して残される。したが
って、積施工現場の作業員は、搬送されたブロック1を
そのままの状態で積施工すればよい。
ずらせて抱止部24を控え部4の下部から移動させた
後、ブロックハンガー20を上方へ引き上げて元の場所
へ戻すと、積施工現場には整列した複数のブロック1が
つら2を横向きにした姿勢で載置して残される。したが
って、積施工現場の作業員は、搬送されたブロック1を
そのままの状態で積施工すればよい。
【0028】かくして、ブロック1のつら2が起立した
姿勢のまま積施工現場に移送することにより、積施工現
場では移送された状態のまま積施工すればよいから、現
場作業員は従来のようにブロックを起立させる作業を要
せずして肉体的疲労の軽減が可能となる。
姿勢のまま積施工現場に移送することにより、積施工現
場では移送された状態のまま積施工すればよいから、現
場作業員は従来のようにブロックを起立させる作業を要
せずして肉体的疲労の軽減が可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ブロッ
クを積施工時の状態、即ち、つらを横向きにした起立姿
勢で移送し、かつ、そのまま積施工現場付近に載置する
ことができるブロックハンガーであるから、積施工現場
の作業員が一つ々々横倒しする手間を要さず、そのまま
運搬して既に積み上げたブロックの上に載置できるた
め、現場作業の能率が向上し、現場作業員の肉体的疲労
を軽減できる。
クを積施工時の状態、即ち、つらを横向きにした起立姿
勢で移送し、かつ、そのまま積施工現場付近に載置する
ことができるブロックハンガーであるから、積施工現場
の作業員が一つ々々横倒しする手間を要さず、そのまま
運搬して既に積み上げたブロックの上に載置できるた
め、現場作業の能率が向上し、現場作業員の肉体的疲労
を軽減できる。
【0030】しかも、ブロックを移送するときは、ブロ
ックのつらが下になろうとする回転モーメントでロック
プレートがブロックに食い込むので、ブロックがブロッ
クハンガーから抜け落ちることがなく、移送に際する安
全性がきわめて高い。さらに、当接杆が控え部の後部に
当接してブロックの落下防止が万全となる。
ックのつらが下になろうとする回転モーメントでロック
プレートがブロックに食い込むので、ブロックがブロッ
クハンガーから抜け落ちることがなく、移送に際する安
全性がきわめて高い。さらに、当接杆が控え部の後部に
当接してブロックの落下防止が万全となる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の側面図。
【図5】本発明の作用説明図。
【図6】本発明の作用説明図。
【図7】本発明の作用説明図。
【図8】本発明の作用説明図。
【図9】従来のブロックハンガーを示す側面図。
20…ブロックハンガー 21…吊支部 22…吊杆 23…抱持杆 24…抱止部 25…支持杆 27…脚 28…シャフト 29…カラー 30…ロックプレート 31…弧状長孔 32…ロッド 33…挟持レバー 34…連結リンク 35…ヒンジ 36…プレート 37…ストッパー
Claims (2)
- 【請求項1】 吊支部を有する所定長さの吊杆にブロッ
クの控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を所定
間隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部を有
するロックプレートを軸支し、該ロックプレートに円弧
長孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係合
し、該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバー
を回動可能に設けてなることを特徴とするブロックハン
ガー。 - 【請求項2】 吊支部を有する所定長さの吊杆にブロッ
クの控え部を少なくとも二側面で抱持する抱持杆を所定
間隔で垂設し、該抱持杆にシャフトを介して円弧部を有
するロックプレートを軸支し、該ロックプレートに円弧
長孔を穿設し、該円弧長孔に所定長さのロッドを係合
し、該ロッドにブロックの控え部を挟持する挟持レバー
を回動可能に設けるとともに、ブロックの控え部の後部
に当接する所定長さの当接杆を前記抱持杆に連結してな
ることを特徴とするブロックハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5979295A JPH08225287A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ブロックハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5979295A JPH08225287A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ブロックハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225287A true JPH08225287A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=13123497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5979295A Pending JPH08225287A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ブロックハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08225287A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111960247A (zh) * | 2020-09-18 | 2020-11-20 | 一重集团大连核电石化有限公司 | 大直径大重量压力容器吊装工具及吊装方法 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP5979295A patent/JPH08225287A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111960247A (zh) * | 2020-09-18 | 2020-11-20 | 一重集团大连核电石化有限公司 | 大直径大重量压力容器吊装工具及吊装方法 |
CN111960247B (zh) * | 2020-09-18 | 2022-07-01 | 一重集团大连核电石化有限公司 | 大直径大重量压力容器吊装方法 |
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