JP6833595B2 - 吊上げ装置およびその吊上げ方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明はワークの把持が極めて容易であると共に、狭小な場所においてもワークを確実に把持して、それを脱落させることが無い吊上げ装置及びその吊上げ方法を提供することを課題とする。
その支持フレーム1から垂下され、少なくとも一対の開閉する爪3によりワーク2を把持するクランプ4と、
そのクランプ4と前記支持フレーム1との間に介装され、クランプ4の姿勢を設定された角度に保持し、その姿勢でクランプ4がワーク2を把持するバランサ5と、
前記バランサ5は、前記クランプ4に把持されたワーク2の自重が加わると、前記設定角度の姿勢が解除されて、クランプ4の向きを自重方向に平行に向けて、ワーク2を水平方向に把持することを特徴とする吊上げ装置である。
前記クランプ4は、クランプ本体6の幅方向に離間して、それぞれ湾曲する一対づつの前記爪3が配置され、各対の爪3は、クランプ本体6の厚み方向に開閉自在に駆動されて、ワーク2の長手方向に離間した2箇所を前記一対づつの爪3で把持する請求項1に記載の吊上げ装置である。
天秤1aの他端部が、天秤1aの長手方向に離間した複数本のワイヤ13を介して天秤支持フレーム12に平行に吊下げられる請求項1〜請求項7のいずれかに記載の吊上げ装置である。
ワーク2を含む全体の負荷重心Dを、複数本の前記ワイヤ13と、前記バランスウエイト11との間に位置させて、天秤1aと天秤支持フレーム12とを平行に保持するようにした吊上げ方法である。
即ち、バランサ5を介して、クランプ4の姿勢を設定角度に維持した状態で、ワーク2を把持し、次いでワーク2の自重をクランプ4に加えることで、ワーク2を水平に維持して、その水平状態のままワーク2を吊上げることができる。
このとき、ワーク2は自重を利用して設定角度から、水平位置に変化するから、ワークの揺動をなくし、クランプ4からワーク2が外れることがない。
また、クランプ4には湾曲する一対ずつの爪3が並列され、各対の爪3は、クランプ本体6の厚み方向に開閉自在に駆動されて、ワーク2の長手方向の2箇所を安定して把持することができる。
そのため、極めて簡単な構造で、クランプ4の姿勢制御を行い、ワークの傾斜に合わせて、それを容易に把持することができる。
このように、出力ワイヤ8a、8bおよび吊ワイヤ10によりクランプ4を吊下げることにより、ワーク2の吊上げ得る高さを、より高くすることができる。
このような他端部のバランスウェイト11により、一端部のクランプ4を安定して水平に維持できる。
このように天秤1aと天秤支持フレーム12とを平行に維持することにより、ワーク2を安定して吊上げることができる。
図1乃至図7は、本発明の吊上げ装置及び吊上げ方法の第1実施形態を示す。
この形態では、天秤1aからなる支持フレーム1に一対の吊ワイヤ10及び一対の出力ワイヤ8a、8bを介してクランプ4が吊下げられている。このクランプ4は、図1に示す正面図において、そのクランプ本体6の幅方向に互いに離間して一対ずつの爪3が配置されている。この爪3は、その側面図を示す図2において、各爪3が互いに対向する方向に湾曲し、油圧シリンダ15の伸縮によってそれらが開閉自在に設けられている。
まず、図3(A)に示す如く、クランプ4は傾斜状態においてワーク2を把持する。この時、ワーク2の下端は、地面等の接地面19に接地している。そこで、支持フレーム1を図3(B)の如く、上方に移動すると、ワーク2の自重がクランプ4に加わる。すると、出力ワイヤ8a、8bは、バランサ本体5a内部のゼンマイばねの張力に抗して引き下げられ、ストッパ9がバランサ本体5aのワイヤ導出口5bから下方に移動して、図3(B)の位置にくる。そして、クランプ4の軸線は接地面19に垂直になり、それに把持されたワーク2は水平に把持される(図3(B))。その側面状態は図2のようになる。
この時、ワーク2とクランプ4、及び支持フレーム1の荷重は、バランスウェイト11にバランスする。そのバランス荷重は、複数本のワイヤ13に支持される。その負荷重心Dは複数(4本)のワイヤ13の内側にあるため、天秤1aは水平に維持される。そして4本のワイヤ13の先端部で形成された平面内(図6)に負荷重心Dがあるとき、天秤1aは水平状態を維持してバランスする。また、無負荷になると、図3のC点に重心が移動する。
この例では、クランプ4の頂部7が、リング18を介して支持フレーム1の端部に支持され、バランサ5の出力ワイヤ8a、8bの先端がクランプ4の係止部6aに係止されるものである。ワーク2のない無負荷状態において、クランプ4の軸線は同図に示す如く、45度に維持される。そこで、ワーク2を爪3により把持するとともに、支持フレーム1を上方に吊上げると、ワーク2の自重がクランプ4に加わり、クランプ4は斜め45度の角度から水平になる。そして、そのまま支持フレーム1を上昇することにより、ワーク2を水平状態で吊上げることができる。
図8において、ワーク2を水平にしたとき、ワーク2の自重がバランサ5の出力ワイヤ8a、8bに加わるため、ストッパ9はバランサ本体5aのワイヤ導出口5bから離れて、下方に移動する。
このように、クランプ4の角度を60度にするには、出力ワイヤ8a、8bに係止するストッパ9の位置を変えればよい。即ち、図8の場合に比べて、ストッパ9と出力ワイヤ8a、8bとの係止位置を、より下方に取付ければよい。すると、ストッパ9はより下方位置でバランサ5のワイヤ導出口5bの端面に位置決めされる。すると、クランプ4の姿勢は水平面に対して60度の角度に保持される。従って、任意にクランプ4の姿勢を変えるには、ストッパ9の位置を適宜変えることにより、変更させることができる。即ち、ワーク2の傾斜に合わせて、クランプ4および爪3の把持姿勢を変化することができる。
図11は、同装置の要部を示す斜視図であって、クランプ4にワーク2の荷重を加えて、ワーク2を水平に保持した状態を示す。
次に、図10は図2と同方向から見た他のワークの支持状態を示す説明図である。この図では、ワーク2が細長いアングル材である。
1a 天秤
2 ワーク
3 爪
4 クランプ
5 バランサ
5a バランサ本体
5b ワイヤ導出口
6 クランプ本体
6a 係止部
7 頂部
8a 出力ワイヤ
8b 出力ワイヤ
9 ストッパ
9a,9b ブロック
9c ボルト
10 吊ワイヤ
11 バランスウェイト
12 天秤支持フレーム
12a 天秤先端アーム
12b 軸
13 ワイヤ
14 油圧ホース
15 油圧シリンダ
16 係止部
17 昇降機ワイヤ
18 リング
19 接地面
C 無負荷重心
D 負荷重心
Claims (9)
- 上方に配置される支持フレーム(1)と、
その支持フレーム(1)から垂下され、少なくとも一対の開閉する爪(3)によりワーク(2)を把持するクランプ(4)と、
そのクランプ(4)と前記支持フレーム(1)との間に介装され、クランプ(4)の姿勢を設定された角度に保持し、その姿勢でクランプ(4)がワーク(2)を把持するバランサ(5)と、
前記バランサ(5)は、前記クランプ(4)に把持されたワーク(2)の自重が加わると、前記設定角度の姿勢が解除されて、クランプ(4)の向きを自重方向に平行に向けて、ワーク(2)を水平方向に把持することを特徴とする吊上げ装置。 - クランプ(4)のクランプ本体(6)の頂部(7)が前記支持フレーム(1)に支持されると共に、前記クランプ本体(6)の厚み方向に離間した一対の係止部(6a)が、それぞれ出力ワイヤ(8a)(8b)を介して一対の前記バランサ(5)(5)に支持されて、クランプ本体(6)の姿勢を設定角度に保持し、
前記クランプ(4)は、クランプ本体(6)の幅方向に離間して、それぞれ湾曲する一対づつの前記爪(3)が配置され、各対の爪(3)は、クランプ本体(6)の厚み方向に開閉自在に駆動されて、ワーク(2)の長手方向に離間した2箇所を前記一対づつの爪(3)で把持する請求項1に記載の吊上げ装置。 - 一対の前記バランサ(5)(5)は、そのバランサ本体(5a)に内装されたゼンマイバネの付勢力により、そのバランサ本体(5a)のワイヤ導出口(5b)から外部に導かれた出力ワイヤ(8a)(8b)に、そのバランサ本体(5a)内へ引き込む方向に張力を加え、その出力ワイヤ(8a)(8b)の外周に着脱自在に係止されるストッパ(9)が、バランサ本体(5a)の前記導出口(5b)に当接して、一対の出力ワイヤ(8a)(8b)を介して前記クランプ(4)の姿勢の設定角度を保持する請求項2に記載の吊上げ装置。
- 前記出力ワイヤ(8a)(8b)に係止されるストッパ(9)の係止位置を変えることにより、クランプ(4)の姿勢の設定角度が変わるようにした請求項3に記載の吊上げ装置。
- 一対の前記バランサ(5)(5)が、夫々前記支持フレーム(1)に取付られ、支持フレーム(1)が昇降されて、前記ワーク(2)を昇降自在に吊上げることとした請求項1〜請求項4のいずれかに記載の吊上げ装置。
- 前記クランプ(4)は、一対の前記バランサ(5)(5)の一対の出力ワイヤ(8a)(8b)および前記支持フレーム(1)からの吊下げた吊ワイヤ(10)を介して、前記支持フレーム(1)に夫々取付られた請求項1〜請求項5のいずれかに記載の吊上げ装置。
- 前記支持フレーム(1)が長尺な天秤(1a)からなり、その天秤(1a)の一端部に、平面が重力方向に直交する天秤先端アーム(12a)の端部が軸支され、その軸線の回りの任意の角度に天秤先端アーム(12a)が保持できるように構成され、その天秤先端アーム(12a)の両側に一対の前記バランサ(5)(5)が係止された請求項1〜請求項6のいずれかに記載の吊上げ装置。
- 前記支持フレーム(1)が長尺な天秤(1a)からなり、その天秤(1a)の長手方向の一端部に、クランプ(4)が取付られると共に、他端部にバランスウェイト(11)が取付られ、
天秤(1a)の他端部が、天秤(1a)の長手方向に離間した複数本のワイヤ(13)を介して天秤支持フレーム(12)に平行に吊下げられる請求項1〜請求項7のいずれかに記載の吊上げ装置。 - 請求項8に記載の吊上げ装置により、ワークを吊上げる方法において、
ワーク(2)を含む全体の負荷重心Dを、複数本の前記ワイヤ(13)と、前記バランスウエイト(11)との間に位置させて、天秤(1a)と天秤支持フレーム(12)とを平行に保持するようにした吊上げ方法。
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