JPH08224651A - 金属の鋳造装置 - Google Patents
金属の鋳造装置Info
- Publication number
- JPH08224651A JPH08224651A JP7324957A JP32495795A JPH08224651A JP H08224651 A JPH08224651 A JP H08224651A JP 7324957 A JP7324957 A JP 7324957A JP 32495795 A JP32495795 A JP 32495795A JP H08224651 A JPH08224651 A JP H08224651A
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- Japan
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- melt
- injection conduit
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/30—Accessories for supplying molten metal, e.g. in rations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/02—Hot chamber machines, i.e. with heated press chamber in which metal is melted
- B22D17/04—Plunger machines
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 金属特に低融点合金の鋳造装置は、注入導管
３を介して鋳型４に接続される溶湯容器１と、注入導管
３から分岐しかつ注入導管３内の溶融金属即ち溶湯２の
レベル２５を設定するあふれ開口１７を持つ立ち管１６
と、あふれ開口１７を開閉するあふれ弁１８と、注入導
管３にあつて溶湯容器１への溶湯２の逆流を防止する逆
止弁１４とを持つている。立ち管１６は溶湯容器１内に
設けられ、その高さの少なくとも一部にわたつて溶湯２
により包囲されている。 【効果】 立ち管１６内の溶湯２が自動的に融点に保た
れるので、付加的な加熱装置が不要になり、更に立ち管
１６から溶湯容器１への溶湯２の流れ戻りのための移動
距離が短縮される。
３を介して鋳型４に接続される溶湯容器１と、注入導管
３から分岐しかつ注入導管３内の溶融金属即ち溶湯２の
レベル２５を設定するあふれ開口１７を持つ立ち管１６
と、あふれ開口１７を開閉するあふれ弁１８と、注入導
管３にあつて溶湯容器１への溶湯２の逆流を防止する逆
止弁１４とを持つている。立ち管１６は溶湯容器１内に
設けられ、その高さの少なくとも一部にわたつて溶湯２
により包囲されている。 【効果】 立ち管１６内の溶湯２が自動的に融点に保た
れるので、付加的な加熱装置が不要になり、更に立ち管
１６から溶湯容器１への溶湯２の流れ戻りのための移動
距離が短縮される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、注入導管を介して鋳型
に接続される溶湯容器と、注入導管から分岐しかつ注入
導管内の溶融金属のレベルを設定するあふれ開口を持つ
立ち管と、あふれ開口を開閉するあふれ弁と、注入導管
にあつて溶湯容器への溶融金属即ち溶湯の逆流を防止す
る逆止弁とを有する、金属特に低融点の合金の鋳造装置
に関する。
に接続される溶湯容器と、注入導管から分岐しかつ注入
導管内の溶融金属のレベルを設定するあふれ開口を持つ
立ち管と、あふれ開口を開閉するあふれ弁と、注入導管
にあつて溶湯容器への溶融金属即ち溶湯の逆流を防止す
る逆止弁とを有する、金属特に低融点の合金の鋳造装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような装置は、例えば特に自動車工
業において使用されるように、プラスチツク射出成形部
品用消失中子の製造の際使用される。この場合鋳物が落
下するのを防止せねばならないので、溶湯は溶湯容器か
ら注入導管を介して下から鋳型へ注入され、続いて例え
ば鋳型内の溶湯が完全に凝固するまで、鋳造圧力が維持
される。凝固した鋳物を鋳型から取出し、工具を交換す
るために、注入導管と鋳型との接続を遮断し、その際溶
融金属が流出してはならない。しかし次の鋳造過程のた
めに時間を節約し、注入導管の壁への沈積を防止するた
め、注入導管を空にしないようにする。この目的のため
注入導管内の溶融金属レベルは、鋳型と注入導管との間
の分離個所より少し下で安定しているように設定され
る。公知の装置では、装置の溶融金属レベルは、所望の
溶融金属レベルに相当する高さを持つ立ち管を介して規
定される。所望の溶融金属レベルに相当する高さの所
で、立ち管にあふれ開口が設けられ、あふれ弁によりこ
のあふれ開口を開くことができる。鋳造過程の終了後あ
ふれ開口が開かれるので、過剰な溶融金属は流出するこ
とができる。注入導管と立ち管は連通管を形成している
ので、注入導管の溶融金属レベルは立ち管のあふれ開口
により規定される高さ以下に低下することがない。この
場合注入導管から溶湯容器への溶湯の逆流は逆止弁によ
つて防止される。公知の装置では立ち管が溶湯容器外に
設けられているので、立ち管内の溶湯の凝固を防止する
ため、立ち管を加熱せねばならない。あふれ開口から流
出する溶湯は、自由に溶湯容器へ戻される。この場合溶
融金属は空気に接触するので、酸化して溶湯の質を低下
する可能性がある。
業において使用されるように、プラスチツク射出成形部
品用消失中子の製造の際使用される。この場合鋳物が落
下するのを防止せねばならないので、溶湯は溶湯容器か
ら注入導管を介して下から鋳型へ注入され、続いて例え
ば鋳型内の溶湯が完全に凝固するまで、鋳造圧力が維持
される。凝固した鋳物を鋳型から取出し、工具を交換す
るために、注入導管と鋳型との接続を遮断し、その際溶
融金属が流出してはならない。しかし次の鋳造過程のた
めに時間を節約し、注入導管の壁への沈積を防止するた
め、注入導管を空にしないようにする。この目的のため
注入導管内の溶融金属レベルは、鋳型と注入導管との間
の分離個所より少し下で安定しているように設定され
る。公知の装置では、装置の溶融金属レベルは、所望の
溶融金属レベルに相当する高さを持つ立ち管を介して規
定される。所望の溶融金属レベルに相当する高さの所
で、立ち管にあふれ開口が設けられ、あふれ弁によりこ
のあふれ開口を開くことができる。鋳造過程の終了後あ
ふれ開口が開かれるので、過剰な溶融金属は流出するこ
とができる。注入導管と立ち管は連通管を形成している
ので、注入導管の溶融金属レベルは立ち管のあふれ開口
により規定される高さ以下に低下することがない。この
場合注入導管から溶湯容器への溶湯の逆流は逆止弁によ
つて防止される。公知の装置では立ち管が溶湯容器外に
設けられているので、立ち管内の溶湯の凝固を防止する
ため、立ち管を加熱せねばならない。あふれ開口から流
出する溶湯は、自由に溶湯容器へ戻される。この場合溶
融金属は空気に接触するので、酸化して溶湯の質を低下
する可能性がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、立ち
管用の付加的な加熱装置を必要とすることなく、装置の
溶融金属レベルの設定を可能にすることである。
管用の付加的な加熱装置を必要とすることなく、装置の
溶融金属レベルの設定を可能にすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、立ち管が溶湯容器内に設けられ、その
高さの少なくとも一部にわたつて溶湯により包囲されて
いる。
本発明によれば、立ち管が溶湯容器内に設けられ、その
高さの少なくとも一部にわたつて溶湯により包囲されて
いる。
【０００５】
【発明の効果】こうして立ち管内の溶湯は自動的に溶融
温度に保たれるので、付加的な加熱装置は必要でない。
更に立ち管から溶湯容器への溶融金属の流れ戻りのため
の移動距離が短縮される。
温度に保たれるので、付加的な加熱装置は必要でない。
更に立ち管から溶湯容器への溶融金属の流れ戻りのため
の移動距離が短縮される。
【０００６】
【実施態様】本発明の好ましい構成では、溶湯の上に不
活性媒体が設けられ、立ち管のあふれ開口が不活性媒体
のレベルより下にある。これによりあふれ開口から流出
する溶融金属は空気に接触しないので、酸化が防止さ
れ、溶湯の最高の品質が保証される。更に溶湯上に設け
られる不活性媒体によつて、溶湯容器の溶融金属表面の
酸化も防止される。
活性媒体が設けられ、立ち管のあふれ開口が不活性媒体
のレベルより下にある。これによりあふれ開口から流出
する溶融金属は空気に接触しないので、酸化が防止さ
れ、溶湯の最高の品質が保証される。更に溶湯上に設け
られる不活性媒体によつて、溶湯容器の溶融金属表面の
酸化も防止される。
【０００７】本発明の別の構成では、不活性媒体が不活
性液体特にグリコールであり、それにより取扱いが著し
く簡単になる。その代りに不活性ガスなるべく窒素も使
用することができる。
性液体特にグリコールであり、それにより取扱いが著し
く簡単になる。その代りに不活性ガスなるべく窒素も使
用することができる。
【０００８】時間の経過につれて溶湯容器内の不活性媒
体のレベルが低下して、立ち管のあふれ開口が不活性媒
体より上に出るのを防止するため、本発明によれば溶湯
容器に充填レベル測定器が設けられ、これらの充填レベ
ル測定器を介して溶湯容器内の溶湯又は不活性媒体のレ
ベルが検出可能である。従つて適時に新しい溶湯を供給
することができる。
体のレベルが低下して、立ち管のあふれ開口が不活性媒
体より上に出るのを防止するため、本発明によれば溶湯
容器に充填レベル測定器が設けられ、これらの充填レベ
ル測定器を介して溶湯容器内の溶湯又は不活性媒体のレ
ベルが検出可能である。従つて適時に新しい溶湯を供給
することができる。
【０００９】鋳型と注入導管との間の接続部を分離する
際溶融金属の流出を防止するため、あふれ開口の高さ
か、注入導管と鋳型との間の分離個所の高さ又はその少
し下にある。
際溶融金属の流出を防止するため、あふれ開口の高さ
か、注入導管と鋳型との間の分離個所の高さ又はその少
し下にある。
【００１０】本発明の別の構成では、異なる工具寸法に
合わせるのを可能にするため、立ち管の長さが可変であ
る。
合わせるのを可能にするため、立ち管の長さが可変であ
る。
【００１１】本発明の好ましい構成では、あふれ弁が鋳
造過程に合わせて開閉可能である。あふれ弁を開くと、
注入導管内の圧力低減が行われるので、あふれ弁を介し
て鋳造過程を適当に終了することができる。この場合溶
湯容器外の制御装置によりあふれ弁が操作可能であるの
がよい。
造過程に合わせて開閉可能である。あふれ弁を開くと、
注入導管内の圧力低減が行われるので、あふれ弁を介し
て鋳造過程を適当に終了することができる。この場合溶
湯容器外の制御装置によりあふれ弁が操作可能であるの
がよい。
【００１２】通常最初にあげた種類の装置では、溶湯は
ポンプにより鋳型へ送られる。送り過程に必要な弁は弁
ブロツクに設けられ、この弁ブロツクから注入導管が分
岐している。本発明の別の構成では、立ち管が弁ブロツ
ク内で注入導管から分岐しているので、立ち管、あふれ
弁及び弁ブロツクが予め組立てて溶湯容器へ挿入可能な
構造単位を形成している。
ポンプにより鋳型へ送られる。送り過程に必要な弁は弁
ブロツクに設けられ、この弁ブロツクから注入導管が分
岐している。本発明の別の構成では、立ち管が弁ブロツ
ク内で注入導管から分岐しているので、立ち管、あふれ
弁及び弁ブロツクが予め組立てて溶湯容器へ挿入可能な
構造単位を形成している。
【００１３】本発明のそれ以外の構成、利点及び応用の
可能性は、図面に示す実施例の以下の説明から明らかに
なる。その際説明されかつ図示されているすべての特徴
は、単独又は任意の組合わせで、請求項におけるその要
約に関係なく本発明の対象を形成している。
可能性は、図面に示す実施例の以下の説明から明らかに
なる。その際説明されかつ図示されているすべての特徴
は、単独又は任意の組合わせで、請求項におけるその要
約に関係なく本発明の対象を形成している。
【００１４】
【実施例】溶湯容器１例えば絶縁される二重壁鋼製タン
ク内には、溶融金属即ち溶湯２特に低融点の合金が収容
されている。溶湯２は例えば加熱される可撓性注入導管
３を介して鋳型４へ供給され、溶湯２は下から上へこの
鋳型４へ注入される。その際鋳型４は圧力をかけて鋳型
４へ挿込まれ、鋳型４内にある空気は鋳型部分５，６の
間にある間隙７又は図示しない逃し弁を通つて逃げる。
ク内には、溶融金属即ち溶湯２特に低融点の合金が収容
されている。溶湯２は例えば加熱される可撓性注入導管
３を介して鋳型４へ供給され、溶湯２は下から上へこの
鋳型４へ注入される。その際鋳型４は圧力をかけて鋳型
４へ挿込まれ、鋳型４内にある空気は鋳型部分５，６の
間にある間隙７又は図示しない逃し弁を通つて逃げる。
【００１５】溶湯２は溶湯容器１から計量ポンプ８によ
り注入導管３及び鋳型４へ送られる。計量ポンプ８はピ
ストンポンプとして構成され、そのピストン９は例えば
液圧により駆動装置１０を介して駆動可能である。通常
溶湯２はピストン９の上昇により吸入通路１１を経てシ
リンダ室１２へ吸入され、弁１３の閉じた後ピストン９
の下降により注入導管３へ押込まれる。その際注入導管
３は逆止弁１４により遮断されるので、圧力低減の際溶
湯が溶湯容器１へ逆流することはない。計量ポンプ８及
び付属する弁１３，１４は、構造単位として予め組立て
て溶湯容器１へ挿入可能な弁ブロツク１５に設けられて
いる。
り注入導管３及び鋳型４へ送られる。計量ポンプ８はピ
ストンポンプとして構成され、そのピストン９は例えば
液圧により駆動装置１０を介して駆動可能である。通常
溶湯２はピストン９の上昇により吸入通路１１を経てシ
リンダ室１２へ吸入され、弁１３の閉じた後ピストン９
の下降により注入導管３へ押込まれる。その際注入導管
３は逆止弁１４により遮断されるので、圧力低減の際溶
湯が溶湯容器１へ逆流することはない。計量ポンプ８及
び付属する弁１３，１４は、構造単位として予め組立て
て溶湯容器１へ挿入可能な弁ブロツク１５に設けられて
いる。
【００１６】弁ブロツク１５内で注入導管３から立ち管
１６が分岐し、溶湯容器１内でその高さの少なくとも一
部にわたつて溶湯２により包囲されている。それにより
立ち管１６内に収容される溶湯が冷却したり凝固するこ
とがない。立ち管１６はあふれ開口１７を持ち、このあ
ふれ開口１７はあふれ弁又はバイパス弁１８（以下単に
あふれ弁１８という）により開閉可能である。あふれ弁
１８は溶湯容器１外にある制御装置１９により操作され
る。
１６が分岐し、溶湯容器１内でその高さの少なくとも一
部にわたつて溶湯２により包囲されている。それにより
立ち管１６内に収容される溶湯が冷却したり凝固するこ
とがない。立ち管１６はあふれ開口１７を持ち、このあ
ふれ開口１７はあふれ弁又はバイパス弁１８（以下単に
あふれ弁１８という）により開閉可能である。あふれ弁
１８は溶湯容器１外にある制御装置１９により操作され
る。
【００１７】溶湯２上には、溶湯表面の酸化を防止する
不活性媒体としての不活性液体２０特にグリコールが設
けられている。不活性液体の代りに不活性ガスなるべく
窒素も使用することができる。不活性液体２０のレベル
は立ち管１６のあふれ開口１７を越えている。溶湯２及
び不活性液体２０のレベルを制御できるようにするた
め、充填レベル測定器２１，２２が設けられている。更
に溶湯の温度は温度センサ２３で監視される。
不活性媒体としての不活性液体２０特にグリコールが設
けられている。不活性液体の代りに不活性ガスなるべく
窒素も使用することができる。不活性液体２０のレベル
は立ち管１６のあふれ開口１７を越えている。溶湯２及
び不活性液体２０のレベルを制御できるようにするた
め、充填レベル測定器２１，２２が設けられている。更
に溶湯の温度は温度センサ２３で監視される。
【００１８】本発明による装置の作用を以下に説朋す
る。例えば自動車工業におけるプラスチツク部品の多量
生産のため使用されるようなプラスチツク射出成形部品
用消失中子２４を鋳造するため、溶湯２が計量ポンプ８
により注入導管３を介して下から上へ鋳型４へ注入さ
れ、鋳型４内の溶湯２が凝固するまで、鋳造圧力が維持
される。鋳型４から消失中子２４を取出すため又は工具
を交換するため、注入導管３と鋳型４との接続を遮断せ
ねばならない。その際注入導管３から溶湯２が流出する
のを防止するため、注入導管３内の溶湯のレベル２５を
注入導管３と鋳型４との間の分離個所２６より少し下に
設定せねばならない。
る。例えば自動車工業におけるプラスチツク部品の多量
生産のため使用されるようなプラスチツク射出成形部品
用消失中子２４を鋳造するため、溶湯２が計量ポンプ８
により注入導管３を介して下から上へ鋳型４へ注入さ
れ、鋳型４内の溶湯２が凝固するまで、鋳造圧力が維持
される。鋳型４から消失中子２４を取出すため又は工具
を交換するため、注入導管３と鋳型４との接続を遮断せ
ねばならない。その際注入導管３から溶湯２が流出する
のを防止するため、注入導管３内の溶湯のレベル２５を
注入導管３と鋳型４との間の分離個所２６より少し下に
設定せねばならない。
【００１９】この目的のため立ち管１６のあふれ弁１８
が開かれ、それにより注入導管３の圧力低減が行われ、
その際過剰な溶湯があふれ弁１８を経て溶湯容器１へ流
れ戻ることができる。立ち管１６と注入導管３は連通管
を形成しているので、注入導管３内の溶湯レベル２５が
あふれ開口１７の高さ以下に低下することはない。従つ
て立ち管１６の長さを適当に設定することによつて、注
入導管３内の溶湯レベル２５の高さを精確に設定するこ
とができる。注入導管３から溶湯容器１への溶湯の逆流
は、弁ブロツク１５にある逆止弁１４により防止され
る。
が開かれ、それにより注入導管３の圧力低減が行われ、
その際過剰な溶湯があふれ弁１８を経て溶湯容器１へ流
れ戻ることができる。立ち管１６と注入導管３は連通管
を形成しているので、注入導管３内の溶湯レベル２５が
あふれ開口１７の高さ以下に低下することはない。従つ
て立ち管１６の長さを適当に設定することによつて、注
入導管３内の溶湯レベル２５の高さを精確に設定するこ
とができる。注入導管３から溶湯容器１への溶湯の逆流
は、弁ブロツク１５にある逆止弁１４により防止され
る。
【００２０】溶湯容器１内の溶湯２の上には不活性液体
２０特にグリコールが設けられて、立ち管１６のあふれ
開口１７を越えているので、立ち管１６のあふれ開口１
７から流出する溶湯は空気に接触せず、不活性液体２０
を通つて溶湯浴へ流れ戻る。それにより流れ戻る溶湯２
の酸化が防止され、溶湯２は所望の組成を維持する。
２０特にグリコールが設けられて、立ち管１６のあふれ
開口１７を越えているので、立ち管１６のあふれ開口１
７から流出する溶湯は空気に接触せず、不活性液体２０
を通つて溶湯浴へ流れ戻る。それにより流れ戻る溶湯２
の酸化が防止され、溶湯２は所望の組成を維持する。
【００２１】不活性液体２０のレベルがあふれ開口１７
より下まで低下するのを防止するため、溶湯２及び不活
性液体２０のレベルが充填レベル測定器２１，２２によ
り監視されるので、適時に付加的な溶湯を供給すること
ができる。
より下まで低下するのを防止するため、溶湯２及び不活
性液体２０のレベルが充填レベル測定器２１，２２によ
り監視されるので、適時に付加的な溶湯を供給すること
ができる。
【００２２】従つて本発明による装置によつて、注入導
管３内の溶湯レベル２５は簡単に所望の高さに保たれ、
立ち管１６用の付加的な加熱装置は不要である。更にあ
ふれ開口１７を経て流れ戻る溶湯の酸化も不活性液体２
０により確実に防止される。
管３内の溶湯レベル２５は簡単に所望の高さに保たれ、
立ち管１６用の付加的な加熱装置は不要である。更にあ
ふれ開口１７を経て流れ戻る溶湯の酸化も不活性液体２
０により確実に防止される。
【図１】本発明による鋳造装置の概略図である。
１ 溶湯容器 ２ 溶融金属（溶湯） ３ 注入導管 ４ 鋳型 １４ 逆止弁 １６ 立ち管 １７ あふれ開口 １８ あふれ弁 ２５ 溶湯のレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフレート・ヴアルテル ドイツ連邦共和国ハーナウ・アムゼルシユ トラーセ２アー (72)発明者 ハンス−ユルゲン・ラウ ドイツ連邦共和国ドライアイヒ・ゲツツエ ンハイネル・ヴエーク１アー
Claims (10)
- 【請求項１】 注入導管（３）を介して鋳型（４）に接
続される溶湯容器（１）と、注入導管（３）から分岐し
かつ注入導管（３）内の溶融金属のレベル（２５）を設
定するあふれ開口（１７）を持つ立ち管（１６）と、あ
ふれ開口（１７）を開閉するあふれ弁（１８）と、注入
導管（３）にあつて溶湯容器（１）への溶融金属即ち溶
湯の逆流を防止する逆止弁（１４）とを有する鋳造装置
において、立ち管（１６）が溶湯容器（１）内に設けら
れ、その高さの少なくとも一部にわたつて溶湯（２）に
より包囲されていることを特徴とする、金属の鋳造装
置。 - 【請求項２】 溶湯（２）の上に不活性媒体（２０）が
設けられ、立ち管（１６）のあふれ開口（１７）が不活
性媒体（２０）のレベルより下にあることを特徴とす
る、請求項１に記載の装置。 - 【請求項３】 不活性媒体（２０）が不活性液体である
ことを特徴とする、請求項２に記載の装置。 - 【請求項４】 不活性媒体（２０）が不活性ガスである
ことを特徴とする、請求項２に記載の装置。 - 【請求項５】 溶湯容器（１）に充填レベル測定器（２
１，２２）が設けられ、これらの充填レベル測定器（２
１，２２）を介して溶湯容器（１）内の溶湯又は不活性
媒体（２０）のレベルが検出可能であることを特徴とす
る、請求項１ないし４の１つに記載の装置。 - 【請求項６】 あふれ開口（１７）の高さが、注入導管
（３）と鋳型（４）との間の分離個所（２６）の高さ又
はその少し下にあることを特徴とする、請求項１ないし
５の１つに記載の装置。 - 【請求項７】 立ち管（１６）の長さが可変であること
を特徴とする、請求項１ないし６の１つに記載の装置。 - 【請求項８】 あふれ弁（１８）が鋳造過程に合わせて
開閉可能であることを特徴とする、請求項１ないし７の
１つに記載の装置。 - 【請求項９】 あふれ弁（１８）が溶湯容器（１）外に
ある制御装置を介して操作可能であることを特徴とす
る、請求項１ないし８の１つに記載の装置。 - 【請求項１０】 溶湯がポンプ（８）を介して鋳型
（４）へ送られ、送り過程に必要な弁（１３，１４）が
弁ブロツク（１５）に設けられ、この弁ブロツク（１
５）から注入導管（３）が分岐しており、立ち管（１
６）が弁ブロツク（１５）内で注入導管（３）から分岐
していることを特徴とする、請求項１ないし９の１つに
記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4440768.8 | 1994-11-15 | ||
| DE4440768A DE4440768C1 (de) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | Vorrichtung zum Gießen von Metallen |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224651A true JPH08224651A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=6533377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7324957A Pending JPH08224651A (ja) | 1994-11-15 | 1995-11-09 | 金属の鋳造装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5657812A (ja) |
| EP (1) | EP0711616B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08224651A (ja) |
| CA (1) | CA2162800A1 (ja) |
| DE (2) | DE4440768C1 (ja) |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3817786B2 (ja) | 1995-09-01 | 2006-09-06 | Ｔｋｊ株式会社 | 合金製品の製造方法及び装置 |
| JP3357974B2 (ja) * | 1996-06-12 | 2002-12-16 | 有明セラコ株式会社 | 金属溶湯の給送方法及び装置 |
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