JPH08223889A - 周波数発電機付き小型モータ - Google Patents
周波数発電機付き小型モータInfo
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- JPH08223889A JPH08223889A JP7050605A JP5060595A JPH08223889A JP H08223889 A JPH08223889 A JP H08223889A JP 7050605 A JP7050605 A JP 7050605A JP 5060595 A JP5060595 A JP 5060595A JP H08223889 A JPH08223889 A JP H08223889A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 FGマグネットを整流子ユニットと一体に形
成することにより、モータを薄くし小型化する。 【構成】 整流子ユニット13にFGマグネット6−1
を固定する。FGマグネット6−1の外周にMR素子、
磁気HDおよびホール素子などからなる磁気センサ11
−1を固定子から立設した支持体28に設け、磁気セン
サ11−1をFGマグネット6−1に対して僅かの隙間
を設けて対向配設する。この結果、FG構造がモータ本
体内部に形成され、モータ全体が偏平になる。
成することにより、モータを薄くし小型化する。 【構成】 整流子ユニット13にFGマグネット6−1
を固定する。FGマグネット6−1の外周にMR素子、
磁気HDおよびホール素子などからなる磁気センサ11
−1を固定子から立設した支持体28に設け、磁気セン
サ11−1をFGマグネット6−1に対して僅かの隙間
を設けて対向配設する。この結果、FG構造がモータ本
体内部に形成され、モータ全体が偏平になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】回転子に整流子ユニットを有する
小型モータの周波数発電機(FG)構造に関するもので
ある。
小型モータの周波数発電機(FG)構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】FG構造をモータに付設した従来例とし
て図7(a)および図7(b)に示すものがある。図7
(a)はFGを有する小型モータの一態様を示す横断面
図であり、図7(b)は図7(a)とは異なる態様を示
す横断面図である。図7(a)および図7(b)におい
て、モータ本体30は中央部が軸受38で閉塞され、胴
部が筒状の椀状の容器からなるケース32と軸受39を
その中央部に支持する側板33で外郭体を形成してい
る。外郭体で構成された空間に、軸受38、39で軸支
した回転軸31に固設したコア8とコアに巻回したコイ
ル7をもって回転子主部を形成し、コア8の各突極の外
周面はケース32の内面に固着したマグネット40で構
成される固定子主部と対向配置されていて、コイル7に
駆動電流を印加することにより、上記突極とマグネット
40との間の磁気作用を受けモータ本体は回転する。ま
た、ホルダ43と整流子42からなる整流子ユニットも
回転子主部と共に回転自在に構成して回転子を構成し、
支持体41より延設された整流子2の外周を摺接するよ
うに回転軸31の垂直方向に配設したブラシ44から電
流を受け、整流子を形成する整流子片からライザ10を
介してコイル7にモータの駆動エネルギを給電する。整
流子ユニットは、例えば、樹脂部材で成型された円柱状
のホルダ43の中心孔に回転軸31を嵌挿し、ホルダ4
3の外周面を囲繞するように整流子42が形成されてい
る。整流子42はモータの極数に対応して等分割した整
流子片として構成され、夫夫の整流子片にライザ10が
配設されている。
て図7(a)および図7(b)に示すものがある。図7
(a)はFGを有する小型モータの一態様を示す横断面
図であり、図7(b)は図7(a)とは異なる態様を示
す横断面図である。図7(a)および図7(b)におい
て、モータ本体30は中央部が軸受38で閉塞され、胴
部が筒状の椀状の容器からなるケース32と軸受39を
その中央部に支持する側板33で外郭体を形成してい
る。外郭体で構成された空間に、軸受38、39で軸支
した回転軸31に固設したコア8とコアに巻回したコイ
ル7をもって回転子主部を形成し、コア8の各突極の外
周面はケース32の内面に固着したマグネット40で構
成される固定子主部と対向配置されていて、コイル7に
駆動電流を印加することにより、上記突極とマグネット
40との間の磁気作用を受けモータ本体は回転する。ま
た、ホルダ43と整流子42からなる整流子ユニットも
回転子主部と共に回転自在に構成して回転子を構成し、
支持体41より延設された整流子2の外周を摺接するよ
うに回転軸31の垂直方向に配設したブラシ44から電
流を受け、整流子を形成する整流子片からライザ10を
介してコイル7にモータの駆動エネルギを給電する。整
流子ユニットは、例えば、樹脂部材で成型された円柱状
のホルダ43の中心孔に回転軸31を嵌挿し、ホルダ4
3の外周面を囲繞するように整流子42が形成されてい
る。整流子42はモータの極数に対応して等分割した整
流子片として構成され、夫夫の整流子片にライザ10が
配設されている。
【0003】側板33を境として、ケース32と相対
し、回転軸31の延設部の軸端を軸受35でその中央部
に支持し、側板33を同一とし別な胴部を筒状とする椀
状のケース34が付設され、このケースが構成する閉塞
空間にFGを収納していて、回転軸31にはFGマグネ
ット36が固設され、FG部46を形成している。
し、回転軸31の延設部の軸端を軸受35でその中央部
に支持し、側板33を同一とし別な胴部を筒状とする椀
状のケース34が付設され、このケースが構成する閉塞
空間にFGを収納していて、回転軸31にはFGマグネ
ット36が固設され、FG部46を形成している。
【0004】図7(a)において、FGマグネット36
−1は皿状に形成され、そのフランジ端面にS極、N極
が相互に帯状につながる連続的な着磁部19が形成さ
れ、側板33に設けた支持体として形成する基板上の導
電パターン45に対向している。導電パターン45はフ
エノールやガラスエポキシ樹脂基板などのプリント基板
に環状の回路パターンを形成したものである。回転軸3
1の回転にともなって、FGマグネット36−1が回転
し着磁部が導電パターン45上を通過するとき、導電パ
ターン45に発生した起電力が変化して周波数として検
出することができる。この周波数はFGマグネットの回
転数によって定まるので、周波数を測定することによっ
てモータの回転数がわかる。図示しない制御回路をもっ
てモータの回転数を一定に制御すれば、例えば、モータ
を音響機器のメディア回転部に使用するとき回転数の変
動をなくして、ワウ・フラッタを軽減させ音響特性を向
上させることができる。
−1は皿状に形成され、そのフランジ端面にS極、N極
が相互に帯状につながる連続的な着磁部19が形成さ
れ、側板33に設けた支持体として形成する基板上の導
電パターン45に対向している。導電パターン45はフ
エノールやガラスエポキシ樹脂基板などのプリント基板
に環状の回路パターンを形成したものである。回転軸3
1の回転にともなって、FGマグネット36−1が回転
し着磁部が導電パターン45上を通過するとき、導電パ
ターン45に発生した起電力が変化して周波数として検
出することができる。この周波数はFGマグネットの回
転数によって定まるので、周波数を測定することによっ
てモータの回転数がわかる。図示しない制御回路をもっ
てモータの回転数を一定に制御すれば、例えば、モータ
を音響機器のメディア回転部に使用するとき回転数の変
動をなくして、ワウ・フラッタを軽減させ音響特性を向
上させることができる。
【0005】図7(b)において、FGマグネット36
−2は円盤状に形成され、その周縁部に連続的な着磁部
19が形成されている。着磁面19に対向して、コイル
37のまわりにFGヨーク47を配設したFG組が配設
されている。FGマグネット36−2の回転に伴ってコ
イル37に起電力が発生しFG出力が得られる。
−2は円盤状に形成され、その周縁部に連続的な着磁部
19が形成されている。着磁面19に対向して、コイル
37のまわりにFGヨーク47を配設したFG組が配設
されている。FGマグネット36−2の回転に伴ってコ
イル37に起電力が発生しFG出力が得られる。
【0006】これら従来例ではケース32と相対し、回
転軸31の延設部の軸端を軸受35をその中央部に支持
し、側板33を同一する別なケース34が付設され、こ
のケース34にFGが収納されているので、モータの回
転軸方向の長さが長くなり、モータが大型化してしま
う。また、余分な加工工数を必要とし、経済性を低くす
る要因になっている。
転軸31の延設部の軸端を軸受35をその中央部に支持
し、側板33を同一する別なケース34が付設され、こ
のケース34にFGが収納されているので、モータの回
転軸方向の長さが長くなり、モータが大型化してしま
う。また、余分な加工工数を必要とし、経済性を低くす
る要因になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明はFGマ
グネットを整流子ユニットと一体に形成することによ
り、モータの回転軸方向の長さを短くしてモータを薄く
し、モータを小型化すると共に、経済性の高い小型モー
タを提供しようとするものである。
グネットを整流子ユニットと一体に形成することによ
り、モータの回転軸方向の長さを短くしてモータを薄く
し、モータを小型化すると共に、経済性の高い小型モー
タを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
の周波数発電機付き小型モータはその目的を達成するた
め、コイルが巻回されたコアと、このコアの中心に挿嵌
された回転軸と、該回転軸に嵌着された整流子ユニット
と、を有する回転子と、上記コアに対向配置されたマグ
ネットと、上記整流子ユニットに摺接するように固定さ
れたブラシと、該ブラシを固定支持する支持板とを有す
る固定子と、周波数発電用マグネットと、該周波数発電
用マグネットに対向する磁気センサとを有して、上記回
転子の回転に応じて発電を行う周波数発電機とを備えた
周波数発電機付き小型モータにおいて、上記周波数発電
機の周波数発電用マグネットは上記整流子ユニットに固
設され、上記磁気センサは支持体に設けられたことを特
徴とする。
の周波数発電機付き小型モータはその目的を達成するた
め、コイルが巻回されたコアと、このコアの中心に挿嵌
された回転軸と、該回転軸に嵌着された整流子ユニット
と、を有する回転子と、上記コアに対向配置されたマグ
ネットと、上記整流子ユニットに摺接するように固定さ
れたブラシと、該ブラシを固定支持する支持板とを有す
る固定子と、周波数発電用マグネットと、該周波数発電
用マグネットに対向する磁気センサとを有して、上記回
転子の回転に応じて発電を行う周波数発電機とを備えた
周波数発電機付き小型モータにおいて、上記周波数発電
機の周波数発電用マグネットは上記整流子ユニットに固
設され、上記磁気センサは支持体に設けられたことを特
徴とする。
【0009】そこで本発明の請求項2の周波数発電機付
き小型モータはその目的を達成するため、整流子ユニッ
トは、回転軸に嵌挿されたホルダーと、該ホルダの外周
に設けられた整流子と、整流子片と一体に形成されたラ
イザとを有し、前記ホルダに周波数発電用マグネットが
固設されていることを特徴とするる。
き小型モータはその目的を達成するため、整流子ユニッ
トは、回転軸に嵌挿されたホルダーと、該ホルダの外周
に設けられた整流子と、整流子片と一体に形成されたラ
イザとを有し、前記ホルダに周波数発電用マグネットが
固設されていることを特徴とするる。
【0010】そこで本発明の請求項3の周波数発電機付
き小型モータはその目的を達成するため、周波数発電用
マグネットはホルダと一体に形成され、磁気センサと対
向する面に着磁が施されていることを特徴とする。
き小型モータはその目的を達成するため、周波数発電用
マグネットはホルダと一体に形成され、磁気センサと対
向する面に着磁が施されていることを特徴とする。
【0011】そこで本発明の請求項4の周波数発電機付
き小型モータはその目的を達成するため、磁気センサ
は、支持体上に形成された周波数発電用パターンからな
り、該周波数発電用パターンと周波数発電用マグネット
とが軸方向に対向して構成している。
き小型モータはその目的を達成するため、磁気センサ
は、支持体上に形成された周波数発電用パターンからな
り、該周波数発電用パターンと周波数発電用マグネット
とが軸方向に対向して構成している。
【0012】そこで本発明の請求項5の周波数発電機付
き小型モータはその目的を達成するため、周波数発電用
マグネットは、ホルダに嵌合する固定部と、所定の着磁
が施された着磁部と固定部と着磁部とを繋ぐ複数の腕部
とを有し、この腕部間に形成された空隙内でコイルの端
末と整流子片のライザとが結線されていることを特徴と
することを要旨とするものである。
き小型モータはその目的を達成するため、周波数発電用
マグネットは、ホルダに嵌合する固定部と、所定の着磁
が施された着磁部と固定部と着磁部とを繋ぐ複数の腕部
とを有し、この腕部間に形成された空隙内でコイルの端
末と整流子片のライザとが結線されていることを特徴と
することを要旨とするものである。
【0013】
【作用】周波数発電機付き小型モータにおいて、FGマ
グネットをホルダおよび整流子からなる整流子ユニット
に固設し、また、磁気センサを対向する支持体または基
板に設けたので、周波数発電機を収納するケースを必要
とせず周波数発電機付きモータは薄型となる。
グネットをホルダおよび整流子からなる整流子ユニット
に固設し、また、磁気センサを対向する支持体または基
板に設けたので、周波数発電機を収納するケースを必要
とせず周波数発電機付きモータは薄型となる。
【0014】整流子ユニットとFGマグネットとが一体
に形成され、その磁気センサと対向する面に着磁が施さ
れているので周波数発電機付き小型モータは、経済性の
高いものとなる。
に形成され、その磁気センサと対向する面に着磁が施さ
れているので周波数発電機付き小型モータは、経済性の
高いものとなる。
【0015】
【実施例】図1は本発明に関わる周波数発電機付きモー
タの回転子要部とその周波数発電原理を示す図で、図1
(a)は構成部品を示す斜視図であり、図1(b)はそ
の構成部品を組立てた後の斜視図である。
タの回転子要部とその周波数発電原理を示す図で、図1
(a)は構成部品を示す斜視図であり、図1(b)はそ
の構成部品を組立てた後の斜視図である。
【0016】図において、1は回転軸、2は整流子、1
0は整流子2を構成する整流子片と一体に構成され導電
接続部を形成するライザ、3はホルダで、整流子2とラ
イザ10およびホルダ3をもって整流子ユニット13が
構成されている。また、4は絶縁リング、5は火花消弧
素子、6は円盤状のFGマグネットであり、7はコイ
ル、8はコア、9はインシュレータ、11は磁気センサ
である。
0は整流子2を構成する整流子片と一体に構成され導電
接続部を形成するライザ、3はホルダで、整流子2とラ
イザ10およびホルダ3をもって整流子ユニット13が
構成されている。また、4は絶縁リング、5は火花消弧
素子、6は円盤状のFGマグネットであり、7はコイ
ル、8はコア、9はインシュレータ、11は磁気センサ
である。
【0017】FGマグネット6は、ホルダに嵌合する固
定部26と、所定の着磁が施された着磁部19と固定部
26と着磁部とを繋ぐ複数の腕部27とを有し、この腕
部間に形成された空隙12内でコイル7の端末と整流子
片とがライザ10を介して結線される。
定部26と、所定の着磁が施された着磁部19と固定部
26と着磁部とを繋ぐ複数の腕部27とを有し、この腕
部間に形成された空隙12内でコイル7の端末と整流子
片とがライザ10を介して結線される。
【0018】コイル7は巻回したコア8の中央に回転軸
1が嵌挿固定されている。この回転軸1の一端側からホ
ルダ3の溝23にライザ10を嵌合した整流子ユニット
13の孔24を嵌挿し、コイル8の引出線を空隙12か
ら引出し、半田付け等でライザ10に接続して、回転子
は形成される。なお、整流子ユニットは、予め絶縁リン
グ4が整流子2に圧入され、さらに絶縁リング4の外側
に火花消弧素子5が配置されている。そして、ホルダ3
の鍔外周面には、FGマグネット6の中央孔25が嵌合
固定されている。
1が嵌挿固定されている。この回転軸1の一端側からホ
ルダ3の溝23にライザ10を嵌合した整流子ユニット
13の孔24を嵌挿し、コイル8の引出線を空隙12か
ら引出し、半田付け等でライザ10に接続して、回転子
は形成される。なお、整流子ユニットは、予め絶縁リン
グ4が整流子2に圧入され、さらに絶縁リング4の外側
に火花消弧素子5が配置されている。そして、ホルダ3
の鍔外周面には、FGマグネット6の中央孔25が嵌合
固定されている。
【0019】FGマグネット6の、例えば、円盤外周縁
面にS磁極およびN磁極交互に並べ連続的に着磁して着
磁部を形成している。一方、磁気センサ11をFGマグ
ネット6の着磁部に僅かの隙間をもって対向配置する。
コイル7に電流が印加され回転子が回転すると、FGマ
グネット6は回転子と一体に回転し、磁気センサ11は
その着磁部に施された着磁を感知し、FGマグネット6
の着磁に対応した数のパルスを発する。単位時間当たり
のパルスをカウントすることにより、モータの回転数が
わかり、図示しない制御回路を介してモータの回転数を
制御することができる。
面にS磁極およびN磁極交互に並べ連続的に着磁して着
磁部を形成している。一方、磁気センサ11をFGマグ
ネット6の着磁部に僅かの隙間をもって対向配置する。
コイル7に電流が印加され回転子が回転すると、FGマ
グネット6は回転子と一体に回転し、磁気センサ11は
その着磁部に施された着磁を感知し、FGマグネット6
の着磁に対応した数のパルスを発する。単位時間当たり
のパルスをカウントすることにより、モータの回転数が
わかり、図示しない制御回路を介してモータの回転数を
制御することができる。
【0020】図2は本発明の周波数発電機付きモータの
実施例の断面図であり、図2(a)および図2(b)は
夫夫FGマグネットの形状と磁気センサの配置を変えた
場合を示す。図1に示した回転子主部の説明および図7
に示した従来例と重複する説明は省く。
実施例の断面図であり、図2(a)および図2(b)は
夫夫FGマグネットの形状と磁気センサの配置を変えた
場合を示す。図1に示した回転子主部の説明および図7
に示した従来例と重複する説明は省く。
【0021】図2(a)に示すように、整流子ユニット
13にFGマグネット6−1を固定する。FGマグネッ
ト6−1の外周にMR素子、磁気ヘッドあるいはホール
素子などからなる磁気センサ11−1を固定子から立設
した支持体28に設け、FGマグネット6−1に対して
僅かの隙間を設けて対向配設する。尚、この隙間はFG
マグネット6−1の着磁の強さ、着磁部表面面積、着磁
部近傍の部材配置状態などにより適宜変更される。また
図2(b)に示すように、FGマグネット6−2の端面
14に着磁を施し、整流子ユニット13に固定すると共
に、底板15に固設した基板16の上記着磁部と対向す
る位置にFGパターン17を形成しておく。FGパター
ン17は図3に示すように、円形の絶縁板上に波形状の
導体が印刷されたもので、回転子要部の回転と共にFG
マグネット6−2が回転し、端面14に着磁したSおよ
びN極がFGパターン17上を通過するとき磁気相互作
用により、波形状の導体に起電力が発生し、その発生起
電力を計測することにより回転数を検知することができ
るものである。
13にFGマグネット6−1を固定する。FGマグネッ
ト6−1の外周にMR素子、磁気ヘッドあるいはホール
素子などからなる磁気センサ11−1を固定子から立設
した支持体28に設け、FGマグネット6−1に対して
僅かの隙間を設けて対向配設する。尚、この隙間はFG
マグネット6−1の着磁の強さ、着磁部表面面積、着磁
部近傍の部材配置状態などにより適宜変更される。また
図2(b)に示すように、FGマグネット6−2の端面
14に着磁を施し、整流子ユニット13に固定すると共
に、底板15に固設した基板16の上記着磁部と対向す
る位置にFGパターン17を形成しておく。FGパター
ン17は図3に示すように、円形の絶縁板上に波形状の
導体が印刷されたもので、回転子要部の回転と共にFG
マグネット6−2が回転し、端面14に着磁したSおよ
びN極がFGパターン17上を通過するとき磁気相互作
用により、波形状の導体に起電力が発生し、その発生起
電力を計測することにより回転数を検知することができ
るものである。
【0022】FGマグネット6−1または6−2の固定
はホルダ3の鍔外周面22にFGマグネットの中央孔2
5を圧入などで固定する方法以外に、接着剤等をもって
固着する方法、あるいは整流子ホルダ3とFGマグネッ
ト6−1または6−2を一体に成形する方法、またはラ
イザ10を空隙12に間着固定する方法など各種の手法
をとることができる。
はホルダ3の鍔外周面22にFGマグネットの中央孔2
5を圧入などで固定する方法以外に、接着剤等をもって
固着する方法、あるいは整流子ホルダ3とFGマグネッ
ト6−1または6−2を一体に成形する方法、またはラ
イザ10を空隙12に間着固定する方法など各種の手法
をとることができる。
【0023】また、上記の場合においては、コイル7の
引出線をライザ10に接続するために、FGマグネット
6に空隙12を設ける必要がある。図4はそのような空
隙を含むFGマグネットの平面図である。図4(a)は
3極構造の場合の例である。空隙12の形状はコイル7
を整流子2のライザ10に支障なく接続できる形状で、
しかも回転に偏位をおこさないものであればよく扇形、
円形、楕円など各種の形状をとることができる。また空
隙の数も所望によって図に示した3個以上設けることが
できる。FGマグネット6の円周部は着磁部19となっ
ている。
引出線をライザ10に接続するために、FGマグネット
6に空隙12を設ける必要がある。図4はそのような空
隙を含むFGマグネットの平面図である。図4(a)は
3極構造の場合の例である。空隙12の形状はコイル7
を整流子2のライザ10に支障なく接続できる形状で、
しかも回転に偏位をおこさないものであればよく扇形、
円形、楕円など各種の形状をとることができる。また空
隙の数も所望によって図に示した3個以上設けることが
できる。FGマグネット6の円周部は着磁部19となっ
ている。
【0024】図4(b)は回転子が多極で、例えば、回
転子のコア突極数が6極、磁極が4極、整流子が6極で
磁気回路が構成されている場合の例である。この場合、
整流子の相対峙する整流子片を電気的に接続するため
に、予め銅板などからなる導電性のよい部材でつくった
パターン18をFGマグネット6−3作成時に同時にア
ウトサートし、FGマグネット6−3表面にパターン1
8がのったFGマグネットとする。一体成形されたFG
マグネットのパターン18と整流子のライザを半田付け
することにより相対峙するセグメント同志を電気的接続
をする。同時にFGマグネットが固定される。
転子のコア突極数が6極、磁極が4極、整流子が6極で
磁気回路が構成されている場合の例である。この場合、
整流子の相対峙する整流子片を電気的に接続するため
に、予め銅板などからなる導電性のよい部材でつくった
パターン18をFGマグネット6−3作成時に同時にア
ウトサートし、FGマグネット6−3表面にパターン1
8がのったFGマグネットとする。一体成形されたFG
マグネットのパターン18と整流子のライザを半田付け
することにより相対峙するセグメント同志を電気的接続
をする。同時にFGマグネットが固定される。
【0025】上記においては、予め銅板などからなる導
電性のよい部材でつくったパターン18をFGマグネッ
ト6−3作成時に同時にアウトサートしたが、アウトサ
ートに代えてFGマグネット6−3の上下平面に回路パ
ターン18を印刷もしくはプリント基板を接着すること
により導通部を設けてもよい。この構成により各種極数
のモータに容易に対応できる。
電性のよい部材でつくったパターン18をFGマグネッ
ト6−3作成時に同時にアウトサートしたが、アウトサ
ートに代えてFGマグネット6−3の上下平面に回路パ
ターン18を印刷もしくはプリント基板を接着すること
により導通部を設けてもよい。この構成により各種極数
のモータに容易に対応できる。
【0026】図5は本発明に関わるFGマグネットと整
流子ユニットの接合関係を示す別な態様の要部断面図で
あり、図5(a)、図5(b)および図5(c)は夫夫
態様を変えた場合の例である。
流子ユニットの接合関係を示す別な態様の要部断面図で
あり、図5(a)、図5(b)および図5(c)は夫夫
態様を変えた場合の例である。
【0027】図5(a)において、FGマグネット6−
5はホルダ3、整流子2およびライザ10からなる整流
子ユニット13の鍔29に近いブラシ側外周面20に固
定される。従って、この場合、空隙を設けることなくコ
イルの引出線はライザ10と接合することができる。F
Gマグネット6−5は、例えば、プラスチックマグネッ
トから構成されており、その外周面にFG着磁が施こさ
れ、着磁部19となっていて、磁気センサ11に対向し
ている。
5はホルダ3、整流子2およびライザ10からなる整流
子ユニット13の鍔29に近いブラシ側外周面20に固
定される。従って、この場合、空隙を設けることなくコ
イルの引出線はライザ10と接合することができる。F
Gマグネット6−5は、例えば、プラスチックマグネッ
トから構成されており、その外周面にFG着磁が施こさ
れ、着磁部19となっていて、磁気センサ11に対向し
ている。
【0028】図5(b)において、FGマグネット6−
6は樹脂などから形成されたFGマグネット基部21の
矢示される外周部に圧入または接着などをもって接合さ
れ、環状に形成されている。FGマグネット基部21に
は火花消弧素子5−1がインサートされ、これらは一体
として整流子ユニット13の鍔29に近いブラシ側外周
面20に固定される。
6は樹脂などから形成されたFGマグネット基部21の
矢示される外周部に圧入または接着などをもって接合さ
れ、環状に形成されている。FGマグネット基部21に
は火花消弧素子5−1がインサートされ、これらは一体
として整流子ユニット13の鍔29に近いブラシ側外周
面20に固定される。
【0029】図5(c)は、FGマグネット6−7が可
撓性マグネット等でホルダと一体に形成された例であ
る。
撓性マグネット等でホルダと一体に形成された例であ
る。
【0030】図6はFGマグネットの別な態様を示す図
であり、図においてFGマグネット6−8は固定部近傍
を薄く、磁気センサと対向する着磁部19を厚く形成し
ている。これらは例示にすぎず、以上説明した実施例以
外にも本発明の枠を逸脱しない範囲内で各種の変形実施
が可能である。
であり、図においてFGマグネット6−8は固定部近傍
を薄く、磁気センサと対向する着磁部19を厚く形成し
ている。これらは例示にすぎず、以上説明した実施例以
外にも本発明の枠を逸脱しない範囲内で各種の変形実施
が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の構成により、FG構造がモータ
本体内部に形成されるため、モータ全体が偏平にでき
る。この結果、モータは小型化されると共に、安価にな
り、経済性が高まる。
本体内部に形成されるため、モータ全体が偏平にでき
る。この結果、モータは小型化されると共に、安価にな
り、経済性が高まる。
【0032】FGマグネットは、ホルダに嵌合する固定
部と、所定の着磁が施された着磁部と固定部と着磁部と
を繋ぐ複数の腕部とを有し、この腕部間に形成された空
隙内でコイルの端末と整流子片のライザとが結線される
ので、整流子ユニットにFGマグネットを接合したとし
ても結線に支障が生ぜず、その信頼性が高まる。
部と、所定の着磁が施された着磁部と固定部と着磁部と
を繋ぐ複数の腕部とを有し、この腕部間に形成された空
隙内でコイルの端末と整流子片のライザとが結線される
ので、整流子ユニットにFGマグネットを接合したとし
ても結線に支障が生ぜず、その信頼性が高まる。
【0033】回転子が多極の場合は、整流子の相対峙す
る整流子片を電気的に接続するために、パターンをFG
マグネット作成時に同時に作成し、FGマグネット表面
にパターンがのったFGマグネットとすることができ
る。このFGマグネットのパターンとライザを半田付け
することにより相対峙するセグメント同志を電気的に接
続をすることができる。この結果、新たな導通パターン
を設ける必要がなく、安価になり、経済性が高まる。
る整流子片を電気的に接続するために、パターンをFG
マグネット作成時に同時に作成し、FGマグネット表面
にパターンがのったFGマグネットとすることができ
る。このFGマグネットのパターンとライザを半田付け
することにより相対峙するセグメント同志を電気的に接
続をすることができる。この結果、新たな導通パターン
を設ける必要がなく、安価になり、経済性が高まる。
【図1】本発明に関わる周波数発電機付きモータの要部
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明の周波数発電機付きモータの実施例の断
面図である。
面図である。
【図3】本発明に関わるFGパターンを示す図である。
【図4】本発明に関わる空隙を含むFGマグネットの平
面図である。
面図である。
【図5】本発明に関わるFGマグネットと整流子ユニッ
トの接合関係を示す別な態様の要部断面図である。
トの接合関係を示す別な態様の要部断面図である。
【図6】本発明に関わるFGマグネットの別な態様を示
す図である。
す図である。
【図7】周波数発電機付きモータの従来例を示す断面図
である。
である。
2 整流子 3 ホルダ 6 FGマグネット 10 ライザ 11 磁気センサ 12 空隙 13 整流子ユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 コイルが巻回されたコアと、このコアの
中心に挿嵌された回転軸と、該回転軸に嵌着された整流
子ユニットと、を有する回転子と、 上記コアに対向配置されたマグネットと、上記整流子ユ
ニットに摺接するように固定されたブラシと、該ブラシ
を固定支持する支持板とを有する固定子と、 周波数発電用マグネットと、該周波数発電用マグネット
に対向する磁気センサとを有して、上記回転子の回転に
応じて発電を行う周波数発電機とを備えた周波数発電機
付き小型モータにおいて、 上記周波数発電機の周波数発電用マグネットは上記整流
子ユニットに固設され、上記磁気センサは支持体に設け
られたことを特徴とする周波数発電機付き小型モータ。 - 【請求項2】 整流子ユニットは、回転軸に嵌挿された
ホルダーと、該ホルダの外周に設けられた整流子と、整
流子片と一体に形成されたライザとを有し、前記ホルダ
に周波数発電用マグネットが固設されていることを特徴
とする請求項1記載の周波数発電機付き小型モータ。 - 【請求項3】 周波数発電用マグネットはホルダと一体
に形成され、磁気センサと対向する面に着磁が施されて
いることを特徴とする請求項1記載の周波数発電機付き
小型モータ。 - 【請求項4】 磁気センサは、支持体上に形成された周
波数発電用パターンからなり、該周波数発電用パターン
と周波数発電用マグネットとが軸方向に対向してなる請
求項1記載の周波数発電機付き小型モータ。 - 【請求項5】 周波数発電用マグネットは、ホルダに嵌
合する固定部と、所定の着磁が施された着磁部と固定部
と着磁部とを繋ぐ複数の腕部とを有し、この腕部間に形
成された空隙内でコイルの端末と整流子片のライザとが
結線されていることを特徴とする請求項2記載の周波数
発電機付き小型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7050605A JPH08223889A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 周波数発電機付き小型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7050605A JPH08223889A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 周波数発電機付き小型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223889A true JPH08223889A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12863609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7050605A Pending JPH08223889A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 周波数発電機付き小型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08223889A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6984916B2 (en) * | 2001-08-17 | 2006-01-10 | Energy Conversion Systems Holdings, Llc | Integrated commutator with sense magnet |
WO2019176649A1 (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータユニット及び電動自転車 |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP7050605A patent/JPH08223889A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6984916B2 (en) * | 2001-08-17 | 2006-01-10 | Energy Conversion Systems Holdings, Llc | Integrated commutator with sense magnet |
WO2019176649A1 (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータユニット及び電動自転車 |
US20200398929A1 (en) * | 2018-03-13 | 2020-12-24 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Motor unit and electric bicycle |
US11904973B2 (en) | 2018-03-13 | 2024-02-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Motor unit and electric bicycle |
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