JPH0822214B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JPH0822214B2
JPH0822214B2 JP1328295A JP32829589A JPH0822214B2 JP H0822214 B2 JPH0822214 B2 JP H0822214B2 JP 1328295 A JP1328295 A JP 1328295A JP 32829589 A JP32829589 A JP 32829589A JP H0822214 B2 JPH0822214 B2 JP H0822214B2
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はソフトアイスクリーム等の冷菓を製造する装
置に係り、特に可逆サイクル式の冷凍装置を用い、装
置、ミックスの加熱殺菌サイクルを行っている場合のコ
ンプレッサーの運転を円滑に行うに好適とした冷菓製造
装置に関する。
(ロ)従来の技術 この種装置としては、実公昭63−20304号公報のよう
に、コンプレッサー、凝縮器、絞り及びシリンダとミッ
クスタンクに装備した冷却器から成る冷凍装置を備え、
この冷凍装置の冷凍サイクルを四方弁により可逆させ、
冷菓製造時には冷却器に液化冷媒を流してシリンダ、ミ
ックスタンクを冷却し、一方ミックス、装置の殺菌、洗
浄時にはコンプレッサーからの高温冷媒ガス(ホットガ
ス)を冷却器に導いて放熱させ冷却器を放熱器として作
用させて、シリンダ、ミックスタンクの加熱を行うもの
がある。
その加熱殺菌時に、加熱が終盤段階に入ると、ホット
ガスの冷却器での放熱が不十分となり、高温高圧ガスの
状態でコンプレッサーに戻り、コンプレッサーの吸い込
み圧の高い状態が続き運転負荷が大きく、コンプレッサ
ーが傷める虞れがある。そこで、その対応として従来で
はコンプレッサーの前段に容量調整弁を設け、コンプレ
ッサーへの吸入ガスを制限し冷媒循環量を減らし、コン
プレッサーにかかる吸い込み圧を調整する方法や、或い
はコンプレッサーへの吸い込圧を適正とするように調節
した一本のキャピラリーチューブを配する方法を採って
いた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、容量調整弁ではサイクルの一次圧(コンプレ
ッサー吐出側圧力)変動が大きい場合安定した二次圧
(コンプレッサー吸込側圧力)は得られず、又容量調整
弁は高価である。
一方、一本のキャピラリーチューブで二次圧を調整し
た場合は、冷媒回路の構成上、一次の最高圧を基準にキ
ャピラリーチューブ抵抗を決めなければならず、適正吸
入圧としたばかりに、冷媒循環量が少なくなり、加熱ス
ピードが遅くなるという欠点がある。
本発明は上記点に鑑みて成されたもので、低コストで
加熱サイクルの運転状況に推移して適確に冷媒ガス循環
量を調整し、コンプレッサーを円滑に運転できるように
構成した冷菓製造装置を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明はミックスを貯蔵保冷するホッパーと、このホ
ッパーより適宜供給されるミックスを冷却撹拌する冷却
シリンダと、前記ホッパーと前記冷却シリンダを冷菓製
造のため冷却する冷却サイクル回路と、加熱殺菌のため
加熱する加熱サイクル回路とを、冷媒の流通方向を切換
えることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製造
装置において、加熱サイクル時のコンプレッサーモータ
電流を検出するコンプレッサーモータ電流検出手段と、
加熱サイクル時に冷媒がコンプレッサーに戻る直前の加
熱サイクル回路部に減圧手段と並列的に介挿され、か
つ、前記コンプレッサーモータ電流検出手段により開閉
制御されるリバース弁とを備えたものである。
(ホ)作 用 キャピラリーチューブ等の減圧手段と並列の配管に配
したリバース弁を加熱初期の段階には開いて、見掛上大
口径の配管形成としてサクション抵抗をなるべく小さく
し、コンプレッサー吸入ガス量を多くし、加熱を効果的
に行う。加熱中後期の段階に入ると、コンプレッサーの
吸入圧が増えるため、それをコンプレッサーモータ電流
検出手段が検出し、リバース弁を閉じ、見掛上小口径配
管とし、コンプレッサーへの吸い込みガス量が小さく制
限されて、コンプレッサーは入力低減した状況で運転さ
れ、その損傷が免れる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)は、本発明の一実施例に係るソフトクリ
ーム製造装置の内部構成概略側面図、同図(b)はその
ソフトクリーム製造装置の正面図、第2図は冷媒回路図
を示したもので、同装置においては2種類のソフトクリ
ーム、例えばバニラソフトクリームとチョコレートソフ
トクリームとが製造され、その為、同図(a)に示す装
置構成が二組設けられている。そして、抽出できるソフ
トクリームとしては、バニラソフトクリーム、チョコレ
ートソフトクリーム、そして、これらをミックスしたミ
ックスソフトクリームの三種類が販売可能となってい
る。
先ず、同図(a)において、1は装置本体、2は冷菓
(ソフトクリーム)の原料、謂るミックスを貯溜するホ
ッパーにして、ミックス補給時に取り外されるホッパー
カバー3を有すると共に、ホッパー2の周囲に巻回した
ホッパー冷却コイル4にてミックスは保冷される。ま
た、内底部に設けたインペラー5がインペラーモーター
6により回転されて、ミックスが凍結しないように撹拌
される。またこのインペラー5は、ホッパー2にミック
スが所定量以上入れられ、前記ホッパー冷却コイル4に
冷却時と逆に流れる冷媒ガス、すなわちホットガスによ
り加熱殺菌される時も回転駆動される。7はホッパー2
にミックスが所定量以上有るか否かを検知するミックス
レベルセンサーで、一対の導電極より成り、ミックスが
不足し所定量以下であるとミックスを介する導通状態の
遮断が検知されて後述する加熱殺菌工程を行なわないよ
うホットガスの流通停止、又インペラー5を回転させな
いようになっている。8はミックス供給器9によりホッ
パー2から適宜供給されるミックスをビーター10により
回転撹拌して冷菓を製造する冷却シリンダで、その周囲
に蒸発器11を配している。ビーター10はビーターモータ
12、駆動伝達ベルト、減速機13、回転軸を介して回転さ
せる。製造された冷菓は、フリーザードア14に配した取
出レバー15を操作するとプランジャー16が上下動し、抽
出路17を開にして取り出される。ここで、本装置では同
図(b)に示すように取出レバーが三個設けられてい
る。すなわち左の取出レバー15Aはバニラ用、右の取出
レバー15Bはチョコレート用、そして中央の取出レバー1
5Cはバニラとチョコレートのミックス用と言う具合であ
る。その為に、第2図に示すように冷却シリンダ8Bがも
う1つ設けられており、冷却シリンダ8Aはバニラソフト
クリーム製造用、冷却シリンダ8Bはチョコレートソフト
クリーム製造用となっていて、取出レバー15Aと冷却シ
リンダ8Aとはその間を抽出路17Aを介して連通し、又、
取出レバー15Bと冷却シリンダ8Bとはその間を抽出路17B
を介して連通する一対一の対応としてバニラとチョコレ
ートの抽出をさせ、一方、取出レバー15Cに対しては抽
出路17C,17Cを介して双方の冷却シリンダ8A,8Bと連通関
係とすることによってミックスソフトクリームの抽出を
可能としている。なお、冷菓取出時には、それぞれのビ
ーター10(他方は図示せず)が回転し冷菓の送出作用を
も果す。
次に、ホッパー2および冷却シリンダ8を冷却する冷
凍装置に付いて説明する。18はコンプレッサー、19はコ
ンプレッサー18からの吐出冷媒を冷凍サイクル時(実線
状態)、加熱サイクル時(点線状態)とで流れる向きを
逆に切換える四方弁、20は水冷コンデンサーで、逆止弁
21を介して流入する高温、高圧の冷媒ガスを凝縮、液化
して液化冷媒とする。液化冷媒は逆止弁22を経てドライ
ヤー23より出ると二手に別れ、一方は冷却シリンダ弁2
4、冷却シリンダ用キャピラリチューブ25を介して蒸発
器11に流入して、ここで蒸発気化し冷却シリンダ8を冷
却する。そして他方は冷却ホッパー弁26、前段のホッパ
ー用キャピラリチューブ27を介してホッパー冷却コイル
4に流入して、同様にここで蒸発気化しホッパー2を冷
却した後、後段のキャピラリチューブ28を経て出て行
く。そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を冷却した
後の冷媒ガスはアキュムレーター30に合流後、四方弁19
を介してコンプレッサー18に戻る冷凍サイクルを形成し
て、冷媒が実線方向に流れる冷却運転が行なわれる。と
ころで、この冷却運転において、良質の冷菓を得るべく
冷却シリンダ8およびホッパー2を所定の設定値温度範
囲(冷却シリンダ;約−3℃〜−8℃,ホッパー;5℃〜
10℃)に冷却維持する必要がある。その為、冷却シリン
ダ8の温度を検出するシリンダセンサー31を設け、この
センサー31により、予じめ設定した上限設定値温度で冷
却シリンダ弁24をON(開)、コンプレッサー18をONして
冷却を行ない、下限設定値温度で冷却シリンダ弁24を閉
(OFF)、コンプレッサー18をOFFとする冷却運転制御を
行なわす。同様にホッパー2に対しても、ホッパー2の
温度を検出するホッパーセンサー32を設けて、予じめ設
定した上限、下限の設定値温度で夫々冷却ホッパー弁26
の開、閉とコンプレッサー18のON,OFFを行なわす。但
し、冷却シリンダ8の冷却が優先する制御となってお
り、冷却シリンダ弁24がOFFの条件のもとで、冷却ホッ
パー弁26はONとなるようにしている。
上述した冷却運転の基で販売が成された後、閉店時に
は加熱方式によるミックスの殺菌を行うこととなる。こ
の場合には、冷凍装置を冷凍サイクルから加熱サイクル
の運転に切換える。すなわち、四方弁19を操作して冷媒
を点線矢印のように流す。すると、コンプレッサー18か
らの高温、高圧の冷媒ガスすなわちホットガスは四方弁
19、アキュムレーター30を経て二手に別れ、一方は蒸発
器11に直接に、他方は逆止弁33を介してホッパー冷却コ
イル4に流入して、それぞれにおいて放熱作用を生じ、
規定の殺菌温度で所定時間、冷却シリンダ8、ホッパー
2は加熱される。放熱後の液化冷媒はそれぞれホットガ
スシリンダ弁34、ホットガスホッパー弁35を介して合流
後、水冷コンデンサー20にて気液分離し、冷媒ガスは並
列に設けたリバース電磁弁36およびリバースキャピラリ
チューブ37を通り、四方弁19を経てコンプレッサー18に
と戻る加熱サイクルを形成する。38は冷却シリンダ8の
加熱温度を検知する殺菌保冷センサーで、ミックスに対
して規定の殺菌温度が維持されるように予じめ定めた所
定範囲の上限、下限の設定温度値でホットガスシリンダ
弁34およびコンプレッサー18をON,OFF制御する。また、
ホッパー2の加熱制御は前記ホッパーセンサ32が兼用さ
れ、冷却シリンダ8に設定した同一の設定温度値でホッ
トガスホッパー弁35およびコンプレッサー18のON,OFF制
御が行なわれるようになっている。また、前記した殺菌
・保冷センサー38は、加熱殺菌後冷却に移行し、翌日の
販売時点まで或る程度の低温状態、すなわち保冷温度
(+8℃〜+10℃程度)に維持するようコンプレッサー
18のON,OFF制御および冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー
弁26のON,OFF制御をする。
なお、冷却シリンダ8には過冷却センサー40(第5図
(a)参照)も付設されており、異常低温を検出する
が、その機能に付いては後述する。41は節水弁で、加熱
サイクル時に、その終盤において、加熱負荷(冷却シリ
ンダ、ホッパー)の減少により、冷媒ガスが高温状態で
戻って来てコンプレッサー18に流入することによる過負
荷運転を防止すべく、水冷コンデンサー20内の冷媒ガス
圧を検知するガス圧センサー42を備え、所定ガス圧値を
越えるとこのガス圧センサー42により節水弁41は開か
れ、給水路43を通して水が一点鎖線矢印の如く流れ、高
温冷媒ガスは放熱してコンプレッサー吸い込み圧を調節
する。44は電装箱、そして45は前ドレン受けである。ま
た46は給水栓で、ミックス洗浄時に給水される。
第2図は冷却シリンダ8A,8Bを2基備える本装置に係
る冷媒回路図を示し、A種(バニラソフトクリーム)と
B種(チョコレートソフトクリーム)の冷菓に合わせて
主要な同一構成要素には第1図(a)に示した同一番号
にそれぞれA,Bを付記している。
ところで、装置本体1正面のフリーザードア14の上位
位置には第1図(b)に示すように操作パネル50が配置
されており、同操作パネル50は第3図に示すように、殺
菌スイッチ51、殺菌モニタ表示器52を中心として左右に
同機能のスイッチ、表示器類が2組配置されている。す
なわち、各組はA種の冷菓とB種の冷菓に対応している
操作部である。ここで各スイッチに付いて説明する。53
は冷却運転スイッチでこれが押されると、冷却シリンダ
およびホッパーの冷却温度を所定の設定温度範囲に冷却
制御して冷菓を製造する。54は省エネ冷却運転スイッチ
で、客足の遠のく時間帯において押圧操作され、冷却温
度を若干シフトアップした設定値温度で冷却制御して経
済的な運転とする。55はデフロストスイッチで、冷却シ
リンダからのミックス回収の為に、ミックスを柔らかく
して取り出す時、或いは長時間販売されないために軟化
したソフトクリームを再生する時に押圧操作され、その
時ホットガスを流して冷却シリンダを或る程度の温度に
昇温させる。この場合、回収時の方が軟化再生の場合よ
り高く昇温する。56は洗浄スイッチで、これを押すと所
定の限度時間ビーター10を回転駆動させるようになって
おり、デフロストの後ミックスを回収する時、或いはミ
ックス回収後、給水栓でホッパー、冷却シリンダ内に満
たした水で洗浄する時に操作される。なお、ミックス回
収時には洗浄スイッチ56が押された状態でデフロストス
イッチ55が押されるとデフロストに入り、冷却シリンダ
内のミックスを柔らかくし、その後に再度の洗浄スイッ
チ55の押圧にてビーターを回転して排出される。一方、
ミックスの軟化再生時には冷却運転スイッチ53が押され
ている状態でデフロストスイッチ55が押されると、ミッ
クスの軟化から再冷却へと自動的に移行するような使い
方をする。51は殺菌スイッチで一日の営業終了時に押さ
れて、ホットガスによる冷却シリンダ、ホッパーの加熱
殺菌工程に入る。ミックスの加熱殺菌に際しては、+68
℃の加熱温度で30分以上との規定があり、それを満足す
べく、本実施例では70℃以上の温度で約30分としてお
り、その殺菌過程を殺菌スタート時の0段階から殺菌完
了時の4段階に分けて順次点滅移行する殺菌モニターラ
ンプL0,L1,L2,L3,L4(以降殺菌0〜4LEDと略す)を設け
ており、殺菌4LED L4は殺菌完了ランプとなっている。5
7は停止スイッチで全ての制御動作(冷却、デフロス
ト、洗浄、殺菌)をストップさせる。58はミックス補給
ランプで、前述したホッパー2内にミックスがミックス
レベルセンサー7に触れていないような不足状況の時に
点灯し、ミックスの補給をユーザーに報しめる。59は異
常警報ランプで、前記したミックス切れ(この場合点滅
して殺菌準備不良と表示)の他、種々の異常状況が発生
した時、点滅又は点灯する。右側の各スイッチ及び各表
示ランプ等に付いても同様である。そして異常警報ラン
プ59で報らされる異常内容としては、断水、ビーターモ
ータ過負荷リレー(OLR)動作、過冷却、軟化警報、殺
菌準備不良、保冷不良、停電、殺菌不良、センサー不良
等があるが、これらは、装置本体1の前面下板1aを外す
と、その内部に配されている第4図に示す別の操作盤60
にそれぞれ各装置に対応して設けた7セグメントの表示
器61に夫々コード表示されるようになっている。コード
表示内容は切換スイッチ62で送り表示される。63はビー
ターモータ12のリセットボタン、64はシェーク/ソフト
切り換えスイッチである。75,76はシェーク、ソフトに
対応した温度調整用のボリュームである。
第5図(a)は、本実施例のソフトアイスクリーム製
造装置に搭載されるシステム制御装置の構成図を示した
もので、このシステム制御装置はソフトアイスクリーム
製造装置正面から見て左右に配置される冷却シリンダ8
A,8Bに対応してそれぞれ1つずつ計2つ存在するが、図
ではそのうちの1つ右システムの制御装置についてのみ
示し、他は図示を省略している。そしてこの1つの制御
装置は制御基板70Aに構成され、もう1つの制御装置も
他の制御基板70Bに構成されている。システム制御装置
を詳述するとシリンダセンサー31、ホッパーセンサー3
2、過冷却センサー40、殺菌・保冷センサー38からの信
号、およびコンプレッサーモータ電流を検出する電流セ
ンサー71とビーターモータ電流を検出する電流センサー
72からの信号が増巾回路73…を介してA−D変換器74に
入力すると共に、このA−D変換器74には、ソフトアイ
スクリーム製造の場合に、それに適するように冷却シリ
ンダの冷却温度を設定調整するソフト調整ボリューム75
からの出力信号およびアイスクリームシェーク製造の場
合に、それに適した冷却温度に設定調整するシェーク調
整ボリューム76からの出力信号も入力されてA−D変換
される。ここで前記過冷却センサー40に付いて述べる
と、営業終了間近ではミックスの補給をせず、冷凍シリ
ンダ内に入っているミックスのみで販売を続けると、冷
却シリンダ内のミックスが除々に少なくなり、冷却負荷
(ミックス)が少なくなり、過冷却状態が起る。すると
蒸発器が所定温度まで低下するために過冷却センサー40
が検知動作してデフロストに入るように制御する。そし
てデフロスト後、ミックスが追加されない場合には再度
過冷却となり過冷却回数が2回あると全ての動作を停止
する安全保護の機能を持つ。またコンプレッサーに係る
電流センサー71はコンプレッサの吸い込み圧に追従す
る。すなわち、加熱サイクルの終盤に至ると、冷却シリ
ンダでの熱交換が減少し、高温、高圧ガスとして戻り、
コンプレッサーの過負荷状態となる。この電流値増大を
検出してリバース弁36を閉じ循環する冷媒流量を調整
し、負荷軽減とする。そして、ビーターモータに係る電
流センサー72は、冷却によるミックスの硬さ状態で変化
するビーターモータ電流を検知し、冷やし過ぎで硬くな
ると冷却のみ停止し撹拌は続行し、そして冷菓が設定温
度になったら撹拌を停止するように動作させ、ビーター
モータの再始動時の負荷低減を図る機能に係わってい
る。CPU(中央演算処理装置)77はA−D変換器74によ
り、変換したディジタル信号に応じた処理を実行する。
一方、CPU77にはバッファ78を介して、ミックス切れ信
号、断水信号、コンプレッサー過負荷信号、ビーターモ
ータ過負荷信号、A種冷菓抽出信号、B種冷菓抽出信号
がそれぞれミックスレベルセンサー(電極)7と、ミッ
クス切れ検出回路79、断水スイッチ80、コンプレッサー
過負荷リレー(OLR)スイッチ81、ビータモータ過負荷
リレー(OLR)スイッチ82、抽出SW183、抽出SW284によ
り入力する。更にバッファ78には電源周波数信号が電源
周波数検出回路85を介して又、前記操作パネル50の各操
作スイッチからのキー入力が入力してCPU77に入力す
る。
従って、CPU77はA−D変換器74からのディジタル信
号、バッファ78からの信号に応じた処理を実行し、機器
駆動停止命令、表示信号等を出力する。すなわち機器駆
動停止命令に関してはバッファ86を介しCPU77より制御
指令が出力し、リレーRY1,RY2,RY3,RY4,RY5,RY6,RY7,RY
8,RY9を作動し、その動作接点Ry1,Ry2,Ry3,Ry4,Ry5,R
y6,Ry7,Ry8,Ry9により同図(b)に示すようにコンプレ
ッサーモータCM18M、ビーターモータBM12、ミックス撹
拌モータKM6、冷却シリンダ弁F.S24、冷却ホッパー弁F.
H26、ホットガスシリンダ弁H.S34、ホットガスホッパー
弁F.H35、四方弁QV19、リバース弁RV36を駆動制御す
る。そして、殺菌経過状況、ミックス切れ、装置の異常
警報等が表示LED87に点灯、又は点滅表示されると共
に、異常内容は7セグメントの表示器61に表示される。
更に、CPU77で処理、実行されている情報は伝送線88で
他基板70B、すなわちB種冷菓のシステム制御装置との
間で双互に通信し合っている。
以上、本実施例に係るソフトアイスクリーム製造装置
は第1図〜第5図に示す装置構成および制御回路構成と
なっているが、その稼動状況の実態を次に詳述する。
(I)冷却運転又は省エネ冷却運転 (I)−1 通常冷却動作 冷却運転スイッチ53の押圧動作により、通常の冷凍サ
イクル、すなわち冷却シリンダ8をシリンダセンサー31
により下限温度(設定値)、上限温度(設定値+0.5
℃)の温度範囲で、又ホッパー2をホッパーセンサー32
により+8℃〜+10℃の温度範囲で冷却されるように、
コンプレッサー18、冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁
26及びビーターモータ12をON,OFF制御する。これによ
り、冷却シリンダ8内でソフトアイスクリームを製造
し、販売の都度抽出する。
(I)−2 冷却不十分時の冷却時間補正動作 この冷却運転(販売状態)において、下限設定温度が
低すぎて冷却が継続し、所定限度時間(30分)が経って
も下限設定値温度に冷却されない場合に設定温度を若干
シフトアップし、このシフト温度設定値を新たな設定温
度として冷却運転制御し、更に満足しない場合には再度
シフトアップし、所定の限度設定温度(0℃)まで自動
的に段階的にシフトして、冷却し過ぎによるソフトクリ
ームの品質劣化を防止し、またコンプレッサー18の負
荷、運転率を軽減し、その保護を図る。
(I)−3 省エネによる冷却動作 夜間営業時、その他客足の遠のく時間帯において、ユ
ーザーにより省エネ運転スイッチ54の選択操作がある
と、設定温度が通常冷凍サイクル時よりシフトアップさ
れて、その設定温度値に基づく冷却運転制御が行なわれ
る(省エネ冷却運転) (I)−4 販売初期の冷却動作 前日の営業終了の加熱殺菌を経て、翌日の販売初期
時、一定個数(40個)のソフトクリームの売上ある迄、
設定温度をシフトダウン(設定値−0.2℃)して、冷却
制御する。これにより加熱殺菌を経て保冷温度にあるミ
ックスを新鮮なミックスの場合より低い温度まで冷却
し、販売初期からべたりのない良好なソフトクリームが
取出せる。
(II) 殺菌・保冷動作 (II)−1 殺菌動作 殺菌スイッチ51を押圧操作すると、ミックス切れの無
い条件の元で始動し、四方弁19により冷凍サイクルから
加熱サイクルに切換わり、ホットガスが冷却シリンダ
8、ホッパー2に供給されて加熱殺菌される。冷却シリ
ンダ8、ホッパー2とも+70℃〜+72℃の加熱温度範囲
で約40分の合計加熱時間を満足するように殺菌、保冷セ
ンサー38およびホッパーセンサー32の働きにより、コン
プレッサー18、ホットガスシリンダ弁34、ホットガスホ
ッパー弁35がON,OFF制御される。加熱殺菌の工程は殺菌
0〜4LEDにて表示され、スタート時に0LEDが点滅し、冷
却シリンダ8の温度が+72℃に達すると1LEDの点滅とな
り、0LEDは点滅から点灯に切り換る。+70℃以上の加熱
時間が13分続く間1LEDの点滅を継続し、13分経つと1LED
は点灯に切り換わり2LEDの点滅に移る。以降13分毎に3L
ED,4LEDの点滅と続き、4LEDの点滅時点で約40分間(実
際は13分×3=39分)の規定加熱状態を実施したことと
なって殺菌操作を終了し保冷動作に移る。即ち、4LEDの
点滅は保冷動作に入ったことを表示している。
(II)−2 保冷動作 殺菌動作から引き続く保冷動作では、所定時間(90
分)内に所定温度(+13℃)以下となる条件のもと、冷
却シリンダ8、ホッパー2は+8℃〜+10℃の温度範囲
で保冷されるように、殺菌・保冷センサー38およびホッ
パーセンサー32がコンプレッサーモータ18M、冷却シリ
ンダ弁24、冷却ホッパー弁26をON,OFF制御する。
(III) 洗浄動作 閉店時などに、洗浄スイッチ56が押されて動作する。
ビーターモータ12を所定時間ONさせて、取出レバーを開
放させてミックスを回収(排出)する。また回収後、ホ
ッパー2、冷却シリンダ8に給水栓46により給水しビー
ター10により撹拌洗浄をする。
(IV) デフロスト(ミックス軟化作用)動作 (IV)−1 ミックス回収時のデフロスト 洗浄動作時にミックス回収を容易とするよう、冷却シ
リンダ8を所定温度(+5℃)にホットガスにて加温
し、ミックスを柔らかくする。デフロストスイッチ55の
押圧操作により動作し、加温制御は殺菌・保冷センサー
38によるホットガスシリンダ弁34のON,OFF制御にて成さ
れる。
(IV)−2 冷却(省エネ)運転時のデフロスト 冷却運転時に、デフロストスイッチ55を押すと動作
し、ホットガスにて冷却シリンダ8を加温してミックス
を所定温度(+0℃)に昇温し、その後引き続き冷却運
転を行い、再び設定温度までミックスを冷却する。同様
に加温制御は殺菌・保冷センサー38によって、ホットガ
スシリンダ弁34のON,OFF制御が成される。
以上の動作の他に所要の保護的動作がある。
(V) 四方弁の保護動作 冷却サイクル←→加熱サイクルの切換に係る四方弁19
切換時に生じる冷媒管路中の液封やビビリ音を防止すべ
く、その切換直後、所定時間(30秒)冷却シリンダ弁2
4、冷却ホッパー弁26、H.Gシリンダ弁34、H.Gホッパー
弁35を開放する。
(VI) ビーターモータ過電流保護 冷やしすぎにより硬くなった冷菓により、過負荷状態
となった場合、その負荷状態を電流センサー72がビータ
ーモータの電流値を検出することによって判断し、その
電流値が設定値4,7Aを上回った時点で冷却のみを停止さ
せ(コンプレッサーモータ(18M)OFF)、撹拌運転を続
ける。冷却シリンダ8内の冷菓を撹拌抵抗が少なくなり
所定値4,2A以下となった時点で、再冷却(コンプレッサ
モータ(18M)ON)を行ない、シリンダセンサ31が設定
温度に達するか冷却開始より設定時間が経過するまで継
続される。これによりビーターモータが過負荷状況に陥
る不都合を避ける。
(VII) 加熱殺菌時のコンプレッサーの運転保護(リ
バース弁の制御) 本発明はこの場合の動作制御を特徴とするものであ
る。
加熱後期段階で加熱負荷低下に伴い、リバース弁36に
よりコンプレッサーへの吸入ガス量を調整(低減)して
コンプレッサーの運転負荷を軽減する。その為、コンプ
レッサーモータ電流を電流センサー71で検出し、所定値
5,3A以上でリバース弁36をOFFし、所定値3,5A以下でリ
バース弁36をONとする。
以上の(I)〜(VI)の動作は、第5図のシステム制
御装置の下に実行され、その全体的な処理動作の流れは
第6図のメインフローチャートに従って行なわれる。ま
た、第7図(a),(b)に冷却・省エネ運転動作のフ
ローチャートを、そして第8図にその動作に関連する機
器のタイムチャートを示す。同様に第9図(a),
(b)に殺菌動作のフローチャート、第10図に保冷動作
のフローチャートを、そして両動作に関連する機器のタ
イムチャートを第11図に示す。以下、第12図に洗浄動作
のフローチャート、第13図にデフロスト運転動作のフロ
ーチャートを示し、第14図に同動作に関連する機器のタ
イムチャートを示す。第15図、第16図、および第17図の
各フローチャートは、それぞれ四方弁の動作時保護、ビ
ーターモータ過電流保護、およびリバース弁の制御に係
るものである。
先ず、第6図のメインフローチャートに従い説明す
る。停止スイッチ57が押されたか否かを判断し(10
1)、YESならば、全ての動作フラグをセットし、全ての
動作を停止する(102)。NOならば運転スイッチ53また
は省エネスイッチ54が押されたか否かを判断し(10
3)、YESならば殺菌動作フラグを見て(104)、殺菌動
作フラグがリセットのNOならば運転・省エネ動作フラグ
をセットし、その他の動作フラグをリセットする(10
5)。また、殺菌動作フラグがセットされ殺菌動作中な
ら、運転・省エネ動作フラグはセットされない。そし
て、判断(103)がNOならば、殺菌スイッチ51が押され
たか否かを判断し(106)、YESならばミックス切れか否
かを判断し(107)、NOのミックス切れでなかったら殺
菌動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセッ
トする(108)。YESのミックス切れなら、殺菌準備不良
表示を出力し(109)、殺菌動作フラグはセットされな
い。なお、この殺菌準備不良の表示は前記異常警報表示
ランプ59に点滅され、また7セグメント表示器61にコー
ド表示可能とされる。判断(106)がNOならば洗浄スイ
ッチ56が押されたか否かを判断し(110)、YESならば殺
菌動作フラグを見て(111)、殺菌動作フラグがリセッ
トのNOなら、洗浄動作フラグをセットし、その他の動作
フラグをリセットする(112)。殺菌動作フラグがセッ
トされ殺菌動作中なら、洗浄動作フラグはセットされな
い。判断(110)がNOならば、デフロストスイッチ55が
押されたか否かを判断し(113)、YESならば殺菌動作フ
ラグを見て(114)、殺菌動作フラグがリセットのNOな
ら、冷却・省エネ動作フラグまたは洗浄動作フラグを見
て(115)、いずれかのフラグがセットされているYESの
ときデフロスト動作フラグをセットする(116)。
こうして、各スイッチの操作により各動作フラグはセ
ットされる。そしてこのセットフラグにより各動作が実
行される。即ち、冷却・省エネ動作フラグを見て(11
7)、フラグがセットされると冷却・省エネ動作を行い
(118)、リセットされると冷却・省エネ動作は停止す
る。殺菌動作フラグを見て(119)、フラグがセットさ
れると殺菌動作を行い(120)、リセットされると殺菌
動作は停止する。次に、保冷動作フラグを見て(12
1)、フラグがセットされると保冷動作を行い(122)、
リセットされると保冷動作は停止する。
次に、洗浄動作フラグを見て(123)、フラグがセッ
トされると洗浄動作を行い(124)、リセットされると
洗浄動作は停止する。デフロスト動作フラグを見て(12
5)、フラグがセットされるとデフロスト動作を行い(1
26)、リセットされるとデフロスト動作は停止する。各
動作の実行後、四方弁の保護動作(127)、ビーターモ
ータの過電流保護動作(128)、リバース弁の制御動作
(129)をそれぞれ実行する。
このメインフローチャートにおいて、判断(107)と
処理(109)に示す動作フローにて次の利点が得られ
る。すなわち、殺菌スイッチ51が押されたとしても、判
断(107)でミックス切れか否かを検出し、ミックス切
れの場合は殺菌動作を行なわせないようにしている。そ
して、同時に殺菌準備不良を警告ランプ59で報知する。
これによって、従来、ミックスの有る無しに係わらず
加熱殺菌が動作されて、ホッパー2内の少いミックスM
が泡立ち、余分にエアを含んだミックスとなってミック
スの供給不足を来たしたり、また品質が変成する欠点が
未然に防止される。具体的な手段は第1図(a)に示す
如く一対の通電電極から成るミックスレベル検知センサ
ー7をホッパー2内の内底面より所定高さ位置にセット
し、同図(a)に示すようにミックスが十分ある時は、
そのミックスレベル検知センサー7はミックスを介して
導通状態にあり、センサー7の位置よりミックス液面が
低くなると、導通状態が遮断され、その時の検出信号に
基づいて、殺菌工程の不動作及び殺菌準備不良表示を行
うものとなっている。
上述した冷却・省エネ運転動作の処理手順は第7図に
示すフローチャートに従い行なわれ、またそのとき関連
機器の動作タイミングは第8図に示す通りである。
冷却・省エネ運転中にデフロストスイッチ55が押され
たか否かを判断し(201)、押されるとフラグをセット
しデフロストに入る。押されてなければ過冷却デフロス
トフラグがセットされたか否かを判断し(202)、セッ
トされてなければ過冷却センサー40が−20℃以下になっ
たか否かを判断し(203)、−20℃以下であれば過冷却
回数が2回か否かを判断し(204)、2回以下なら過冷
却回数をカウントアップして(205)、過冷却デフロス
トフラグをセットする(206)。
すなわち、判断(203)で過冷却センサーが−20℃以
下になった時、フラグをセットしデフロストに入る。そ
して、過冷却時のデフロスト後、再冷却されて再び過冷
却によると過冷却回数が2回となるので、その場合判断
(204)によって全ての動作フラグをリセットし、全て
の動作を停止する(207)。判断(203)がNOならば次に
設定値シフトフラグの有無を判断する(208)。ここで
設定値シフトフラグとはシリンダセンター31が設定値に
到達せず、冷却シリンダ弁24のONが連続して30分経過す
ると、設定値シフトフラグをセットし、その時のシリン
ダセンサー31の温度を設定値とするものである。よっ
て、判断(208)がYESならば、30分経過した時のシリン
ダセンサー31の温度を設定値とする処理(209)を行
う。よって、判断(208)と処理(209)とにより設定値
の選択が実行される。
設定値シフトフラグが生じていなければ、冷却運転か
省エネ運転かを判断し(210)、冷却スイッチを押した
とき冷却運転となり、省エネスイッチを押した時省エネ
運転となる。そして、冷却・省エネの各場合において、
ソフト設定値かシェーク設定値かを判断(211)(212)
し、切り換えスイッチ64がソフト側のときソフトクリー
ム温度設定値となり(213)(214)、シェーク側のとき
シェーク温度設定値となる(215)(216)。次に、殺菌
終了後にセットされるフラグ、即ち殺菌後フラグが有る
か否かを判断し(217)、フラグがあって殺菌終了後現
在までの販売個数が40を超えたか否かを判断し(21
8)、超える迄は設定値より−0.2℃低くした設定値とす
る(219)。40を超えたら殺菌後フラグをリセットし(2
20)、通常の設定値とする。なお、この販売数は冷却・
省エネ運転開始時、各取出レバー16A,16B,16Cに連動す
る取出スイッチの動作によりカウンタされるようになっ
ている。
このようにして、殺菌後ミックスの設定温度を下げて
加熱殺菌工程に伴うミックスのべたり現象を速かに無く
すようにしている。次に、冷却シリンダ弁24のONか否か
を判断し(221)、更に判断(222)(223)で、シリン
ダセンサー31が設定値以上で設定値に対して+0.5℃以
上の温度を検知している時、冷却シリンダ弁24をONして
(224)、シリンダ冷却動作を実行し、コンプレッサー
モータ18MもONとする。そして、冷却中はビーターモー
タ遅延タイマーをクリアー(225)した状態としてビー
ターモータをONとする(226)。一方、判断(222)(22
3)でシリンダセンサー31が設定値以下又は設定値に対
して+0.5℃以下の温度を検知したら冷却シリンダ弁24
をOFFとし(227)、冷却を停止する。冷却シリンダ弁が
OFF(冷却停止)したら、過冷却回数をクリアーし(22
8、ソフトかシェークかの判断(229)により、ビーター
モータの遅延動作がソフトの場合5秒、シェークの場合
30秒と決めるビーターモータ遅延タイマーを作動させ、
ソフトの場合5秒経過したか否かを判断し(230)、5
秒経過するまでビーターモータをONとさせ(231)、経
過したらOFF(232)とする。同様にシェークの場合30秒
経過したか否かを判断し(233)、30秒経過するまでビ
ーターモータをON(231)、経過したらOFF(232)とす
る。よって判断(221)から始まり、各処理(226)(23
1)(232)に至るフローは冷却シリンダ弁24及びビータ
ーモータ12のON/OFF制御となる。次の判断(234)から
始まり、処理(238)(239)に至るフローは冷却ホッパ
ー弁26のON/OFF制御に係るものである。
先ず、判断(234)で冷却シリンダ弁がONのYESのとき
は、必ず冷却ホッパー弁はOFFとする処理(239)を実行
する。すなわち、冷却シリンダ弁24の冷却動作が優先し
て行なわれる。冷却シリンダ弁がOFFのNOならば、判断2
35、および判断(236)(237)で冷却ホッパー弁26を10
℃以上でONとし(238)、8℃以下でOFFとする(23
9)、弁開閉制御を行い、ホッパーを冷却する。そし
て、冷却ホッパー弁26がONのとき、コンプレッサーモー
タ18MもONする。次の判断(240)から始まるフローは冷
却時間の監視による設定温度シフトの処理に係り、この
処理結果に基づいて前述した判断(208)および処理(2
09)の冷却温度設定値の選択が成される。
そこで先ず、冷却シリンダ弁24がONであるか否かを判
断し(240)、ONであれば冷却監視タイマーを作動さ
せ、OFFならば冷却監視タイマーをクリアーする(24
1)。冷却監視タイマーは冷却動作が連続して30分経過
し、そのときのシリンダセンサー温度が0℃以下なら
ば、その時点のセンサー温度をシフト温度設定値とし、
冷却を停止させるタイマーである。よって判断(242)
で30分経過し、かつ、判断(243)で0℃以下と判定さ
れたら設定値シフトフラグをセットし(244)、シリン
ダセンサー温度→シフト温度設定値とする処理(245)
を行い、冷却監視タイマーをクリアーする(246)。ま
た、判断(243)によってそのときのシリンダセンサー
温度が0℃以上ならシリンダセンサー異常を出力し全て
の動作を停止する(247)。これによって、一定時間以
上の連続冷却が成されても設定温度にならない場合は、
設定温度をその時点でのセンサー温度にして、冷却停止
の状況に落ち着かせるので、低い設定値温度のままで何
時までも冷却が続行する無駄を防止できる。
殺菌動作の処理手順は第9図に示すフローチャートに
従い行なわれ、またそのときの関連機器の動作タイミン
グは第11図に示す通りである。
殺菌動作中はビーターモータ12は連続動作。そして四
方弁19も連続動作である。従って、ビーターモータON、
四方弁ONの実行301のもと、殺菌監視タイマーにより殺
菌開始後の経過時間が2時間か否かを判断する(30
2)。加熱によりミックスは変質する可能性があるの
で、その限度時間を定める。よって、2時間経過する
と、殺菌不良警報を出力し(303)、また時間経過後
は、殺菌動作フラグをリセットし、保冷動作フラグをセ
ットして(304)、保冷動作に移行する。判断(302)で
NOならば、N.Gシリンダ弁34がONか否かを半断し(30
5)、又判断(306)(307)で、殺菌・保冷センサー温
度が72℃以上のときH.Gシリンダ弁をOFFとし(308)、7
0℃以下のとき同弁をONとする(309)。そして、H.Gシ
リンダ弁34がONのとき、コンプレッサーモータ18MもON
する。次に、H.Gホッパー弁35がONか否かを判断し(31
0)、又判断311,312でホッパーセンサー温度が72℃以上
のとき、H.Gホッパー弁をOFFし(313)、70℃以下のと
き同弁をONとする(314)。そして、H.Gホッパー弁35が
ONのとき、コンプレッサーモータ18MもONする。
殺菌ステップカウンタを用い、殺菌工程を0〜4の5
分割に分け、それぞれの進行状況を数字であらわすよう
にする。従って先ず加熱スタート時はH.Gシリンダ弁34
およびH.Gホッパー弁35はONして昇温し始める。最初、
殺菌ステップカウンタは4でないので、判断(315)はN
Oとなり、更にステップカウンタ1に至ってないので、
判断(316)はNOとされ、判断(317)(318)でH.Gシリ
ンダ弁34、H.Gホッパー弁35が共にOFFとならない限り、
すなわち殺菌・保冷センサー38及びホッパーセンサー32
が72℃達するまで、殺菌ステップカウンタは0であるこ
とを判断(319)され、殺菌0LEDを点滅させ、殺菌1〜4
LEDを消灯する(320)。換言すれば72℃に達すると殺菌
ステップカウンタのカウントアップ(321)が行なわれ
殺菌ステップカウンタは1となる。判断(316)でYESと
なると、殺菌・保冷センサー及びホッパーセンサーが70
℃以上であるか否かを判断し(322)(323)、共に70℃
以上の場合、その継続時間が13分を経過したか否かを判
断し(324)、経過していない場合は殺菌タイマーを積
算し(325)、殺菌ステップカウンタは依然1であるこ
とを判断(326)され、殺菌0LED点灯、殺菌1LED点滅、
殺菌2〜4LED消灯327を続行する。ここで殺菌タイマー
(13分積算タイマー)は殺菌・保冷センサー及びホッパ
ーセンサーが70℃以上のときタイマーを積算し、70℃よ
り低いとタイマー積算を停止する。判断324で13分経過
となれば殺菌ステップカウンタをアップさせて2となり
(328)、殺菌タイマーをクリアーする(329)。殺菌ス
テップカウンタが2であることを判断(330)すると、
殺菌0,1LED点灯、殺菌2LED点滅、殺菌3,4LED消灯となる
(331)。以降同様にして判断(332)、処理(333)(3
34)により13分経過毎にステップUPし、殺菌3LED、殺菌
4LEDの点滅へと移行する。よって殺菌ステップカウンタ
が4になると、殺菌工程終了となり、そのことは殺菌0
〜3LED:点灯、殺菌4LED:点滅にて表示されている。判断
(315)で自己の殺菌工程終了となると、自己殺菌終了
フラグをセットし通信で他基板70Bへ転送する処理335を
行う。一方もう片方の冷却シリンダ8Bおよびホッパー2B
の加熱殺菌工程も行なわれており、この他方の殺菌工程
が終了すると、他基板70Bからその殺菌終了フラグがセ
ットされて通信で送られてくる。従ってこの他基板から
の殺菌終了フラグが送られて来たか否かを判断(336)
し、送られて来て自己基板の殺菌工程と他基板の殺菌工
程が終了すると、殺菌動作フラグをセットし、保冷動作
フラグをセットする処理(304)を行う。こうして殺菌
動作を終了し保冷動作となる。
ここで処理(335)、判断(336)、処理(304)のフ
ローは次のような利点を生む。すなわち、2冷却シリン
ダ8A,8Bの場合、中央の取出レバー15Cは双方のシリンダ
8A,8Bに連通する抽出路17C,17C(第2図参照)を有して
いる。従って各冷却シリンダ8A,8Bの殺菌工程の運転、
停止を独立して制御すると、一方が加熱殺菌中で、他方
が冷却運転中であると、中央のプランジャー15は冷却側
の冷却されたミックスの影響を受けて、加熱側において
殺菌温度に到達しない部分が生じてしまい殺菌不良とな
る可能性があった。これを、互いに相手の殺菌工程状況
を通信し合うようにすることによって、双方の殺菌工程
が完全に終了したことを確認して、初めて殺菌動作フラ
グをリセット、すなわち殺菌動作は共に停止させること
として、完全な殺菌を可能としている。
保冷動作の処理手順は第10図のフローチャートに従い
行なわれる。
殺菌・保冷センサーまたはホッパーセンサーで13℃以
上であるか否かが判断(401)(402)され、13℃以上で
あると保安監視タイマーを作動させ、13℃以上が連続90
分経過したか否かを判断され(403)、経過すると保冷
不良表示を出力する(404)。殺菌工程終了後、冷凍サ
イクルに切換わり冷却(プルダウン)となるが、冷却動
作に異常が無ければ90分程度で13℃には至るものと見做
して保冷不良の有無を判断している。従って90分以内に
殺菌・保冷センサー及びホッパーセンサーが13℃より低
くなると、保安監視タイマーをクリアーする(405)。
すなわち保安監視タイマーより保冷不良の判断動作とな
る。
次に冷却シリンダ弁がONか否かを判断し(406)、判
断(407)(408)によって殺菌・保冷センサーが10℃以
上のとき、冷却シリンダ弁及びビータモータはONする
(409)(410)。また8℃以下のとき、冷却シリンダ弁
及びビーターモータはOFFする(411)(412)。そして
冷却シリンダ弁がONのとき、コンプレッサーモータもON
する。すなわち冷却シリンダ弁のON/OFF制御をする。続
いて冷却ホッパー弁がONが否かを判断し(413)、判断
(414)(415)によってホッパーセンサーが10℃以上の
とき、冷却ホッパー弁はONする(416)。また8℃以下
のときはOFFする(417)。そして冷却ホッパー弁がONの
とき、コンプレッサーモータもONする。すなわち冷却ホ
ッパー弁のON/OFF制御をする。次に判断(418)で自己
基板保冷終了フラグがあるか否かを見て、判断(419)
(420)で冷却シリンダ弁がOFFし、なおかつ、自己殺菌
終了フラグがセットされているとき自己基板保冷フラグ
をセットする。また自己基板保冷終了フラグがセットさ
れると、通信で他方の基板へ転送する処理(421)を行
う。そして、判断(422)で他基板70Bから保冷終了フラ
グが通信で送られてくるか否かを見て、他基板70Bから
も送られてくると殺菌後フラグをセットし(423)、全
てのLED0〜4を点灯する(424)。従って判断418から始
まるフローは前述の殺菌終了判別に係わる通信方法と同
様で保冷終了判別及び相互通信に係わる動作フローとな
っている。
次にデフロスト動作の処理手順は第13図のフローチャ
ートに従い行なわれ、そのときの関連機器の動作タイミ
ングは冷却時デフロストの場合は第14図aに、そして洗
浄時デフロストの場合は第14図bに示す通りである。デ
フロスト動作に入るとデフロストタイマーの経過時間が
判断(501)(502)で5分経過以内の1分間経過するま
ではH.Gシリンダ弁をONして(506)、強制的にデフロス
トに入る。また5分経過するとH.Gシリンダ弁34をOFFさ
せて(507)、強制的にデフロスト動作フラグをリセッ
トして(508)、デフロストを終了する。デフロスト1
分終了後、判断(503)で冷却・省エネ運転時のデフロ
ストは、判断(504)に基づき、殺菌・保冷センサーが
0℃のときH.Gシリンダ弁34をOFFする(507)と共に、
デフロスト動作フラグをリセットし(508)、デフロス
トを終了する。これにより、ミックス温度が0℃近くに
まで上昇して、冷却継続状況にて生ずるミックス凍結を
随時、デフロストスイッチ55と冷却運転スイッチ53の押
圧により防止され、良質のミックスに軟化、再生され
る。
同様にデフロスト1分終了後、判断(503)で洗浄な
らば判断(505)によって殺菌・保冷センサーが5℃の
とき処理(507)(508)を実行しデフロストを終了す
る。この場合は冷却時のデフロスト温度よりも高いミッ
クス温度まで温め、より十分な軟化状態として、冷凍シ
リンダからのミックス回収を容易としている。なお、H.
Gシリンダ弁35がONすると、コンプレッサーモーター18M
もONする。
洗浄動作の処理手順は第12図のフローチャートに従い
行なわれる。
洗浄タイマーが3分経過したか否かが判断され(60
1)、経過するまでビーターモータをONさせ(602)、3
分経過するとビーターモータをOFFとし(603)、洗浄動
作フラグをリセットして(604)、洗浄終了となる。
四方弁動作時の保護動作は第15図のフローチャートに
従い行なわれる。
本装置では数多くの電磁弁(冷却ガス、ホットガス
用)、逆止弁、四方弁が配されていて、冷却時と加熱殺
菌時に四方弁19により冷凍サイクル←→加熱サイクルの
熱媒流路切換えを行っている。この切換時に電磁弁−逆
止弁間に液封やビビリ音が発生する。これを防ぐ為に、
切換時に所定時間全ての電磁弁を開き配管内の均圧を図
れるようにする。
よって冷却動作か殺菌動作か否かを判断して(70
1)、冷却動作のとき四方弁をOFFする(702)。さらに
冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26をONし、H.Gシリ
ンダ弁34、H.Gホッパー弁35をOFFする(703)。殺菌動
作のときは、四方弁をONする(704)。さらに冷却シリ
ンダ弁24、冷却ホッパー弁36をOFFし、H.Gシリンダ弁3
4、H.Gホッパー弁35をONする(705)。判断(706)、判
断(707)によって四方弁19がONした時、四方弁立上が
りフラグをセットし(708)、四方弁立下がりフラグを
リセットし(709)、四方弁遅延タイマーをクリアーす
る(710)。次いで四方弁のONを判断(706)し、四方弁
立上がりフラグがセットされたので判断(707)はYESと
なり、判断(711)によって四方弁遅延タイマーが30秒
経過するまで、すなわち30秒間は全ての弁をONとする
(712)。同様に殺菌→冷却に切換わり、四方弁19がOFF
となると、判断(706)(713)で四方弁立上がりフラグ
をリセットし(714)、四方弁立下がりフラグをセット
し(715)、四方弁遅延タイマーをクリアーする(71
6)。これによって四方弁のOFFを判断(706)し、四方
弁立下がりフラグがセットされたので判断(713)はYES
となり、判断(711)によって30秒間は全ての弁をONと
する(712)。すなわち、四方弁遅延タイマーを制御し
て、四方弁19がONした直後またはOFFした直後に、冷却
シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26、H.Gシリンダ弁34、
H.Gホッパー弁35を30秒間ONする。
次にビーターモータ過電流保護の動作は第16図のフロ
ーチャートに従い行なわれる。
ビーターモータ12がONか否かを判断し(801)、NOな
らばビーターモータ過電流フラグをリセットする(80
9)。YESならばビーターモータ過電流フラグがセットさ
れているか判断する(802)。判断(803)(804)でビ
ーターモータ電流が4.7A以上のときフラグをセットし
(805)、コンプレッサーモータ18MをOFFする(806)。
ビーターモータ電流が4.2A以下のときフラグをリセット
し(807)、コンプレッサーモータ18MをONする(80
8)。これによって単にミックスの凍結度合に左右され
るビーターモータ電流値の大・小で過負荷状態を検出し
てそのON/OFF制御するだけの方式であると、過負荷検出
後直ちに再始動させる際、冷却シリンダの内壁に付着し
ている硬いクリームをブレードでかくとろうとするた
め、再びビーターモータ12に過大な負荷が働いてしまう
欠点があったが、このフローにより過電流検出時、冷却
のみをストップし、ビーターモータ12は撹拌を続けさ
せ、冷却停止とも併せて均一な温度になってから撹拌運
転を停止させ、再びコンプレッサーモータ18MをONとし
て再冷却する。こうして始動時の負荷低減による駆動部
品の保護、冷菓の均一な温度化による安定した品質、お
よび過負荷状態の防止効果を得られる。
本発明に係るリバース弁36の制御動作は第17図のフロ
ーチャートに従い行なわれる。加熱サイクルであること
を判断901で確認し、コンプレッサーモータ過電流フラ
グの有無を判断し(902)、判断(903)(904)でコン
プレッサーモータ電流が5.3A以上のときフラグをセット
し(905)、リバース弁36をOFFする(906)。コンプレ
ッサーモータ電流が3.5A以下のとき、フラグをリセット
し(907)、リバース弁36をONとする(908)。これによ
り従来過熱殺菌時の終盤に生じる高温ガスのコンプレッ
サーへの入力により、コンプレッサーに悪影響を与えて
いたのが、その循環流量をリバース弁の閉止により段階
的に減らし、コンプレッサーを保護できる。
(ト)発明の効果 以上の様に本発明によれば、加熱サイクル時にコンプ
レッサーへの吸入ガス圧に応じて変動するコンプレッサ
ーモータ電流を検出するコンプレッサーモータ電流検出
手段と、コンプレッサーの前段回路に配した並列構成の
減圧手段とリバース弁とを設け、このリバース弁を前記
コンプレッサーモータ電流検出手段で開閉制御し、加熱
初期にはリバース弁を開けて、より多くの冷媒ガスを流
し、効果的な加熱を行い、一方加熱中後期には閉じて冷
媒ガス量を減らし、コンプレッサーの運転負荷を軽減す
ることが適確に行える。そして、リバース弁の応答スピ
ードも速く、適確である。よって、いかなるホットガス
サイクルにおいてもコンプレッサーの入力を常に任意の
一定値に保て、コンプレッサーを傷めず、かつ、加熱サ
イクルを短時間で終了させて、ミックスの風味を損なわ
ないように加熱制御できる低コストで、制御の的確な冷
菓製造装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すソフトアイスクリーム
製造装置の説明で、同図(a)はその内部構成概略側面
図、同図(b)はその正面図、第2図は2基の冷却シリ
ンダ、ホッパーを備えて構成されている本発明ソフトア
イスクリーム製造装置に係る冷却時、及び加熱殺菌時の
熱媒配管経路構成説明図、第3図はソフトアイスクリー
ム製造装置正面に配置される表示操作パネルの説明図、
第4図は同製造装置の前面板背後内部に配されている別
の表示操作盤の説明図、第5図は第1図のソフトアイス
クリーム製造装置の制御部の一方のシステム部を示し、
同図(a)はその制御回路構成図、同図(b)はその駆
動制御対象となる各駆動部品の作動回路図、第6図はそ
の制御部による全体の処理動作を示すメインフローチャ
ート、第7図(a),(b)は冷却・省エネ運転動作に
係る処理動作を示すフローチャート、第8図はその冷却
・省エネ運転動作のタイムチャート、第9図(a),
(b)は殺菌動作に係る処理動作を示すフローチャー
ト、第10図は保冷動作に係る処理動作を示すフローチャ
ート、第11図は第9図、および第10図に示す殺菌・保冷
動作に関連するタイムチャート、第12図は洗浄動作に係
る処理動作を示すフローチャート、第13図はデフロスト
動作に係る処理動作を示すフローチャート、第14図はデ
フロスト動作のタイムチャートで、同図(a)は冷却時
のデフロストの場合のタイムチャート、同図(b)は洗
浄時のデフロストの場合のタイムチャート、第15図は四
方弁動作時の保護動作に係る処理動作を示すフローチャ
ート、第16図はビーターモータ過電流保護動作に係る処
理動作を示すフローチャート、第17図はリバース弁の制
御動作に係る処理動作を示すフローチャートである。 2……ホッパー、4……ホッパー冷却コイル、5……ミ
ックス撹拌用インペラー、6……インペラーモータ、7
……ミックス検知手段、8……冷却シリンダ、10……ビ
ーター、11……蒸発器、12……ビーターモータ、15……
取出レバー、16……プランジャー、17……抽出路、18…
…コンプレッサー、19……四方弁、20……水冷コンデン
サー、24……冷却シリンダ弁、26……冷却ホッパー弁、
28……後段キャピラリーチューブ、31……シリンダセン
サー、32……ホッパーセンサー、34……ホットガス(H.
G)シリンダ弁、35……ホットガス(H.G)ホッパー弁、
36……リバース弁、38……殺菌・保冷センサー、41……
節水弁、50……操作パネル、51……殺菌スイッチ、53…
…冷却運転スイッチ、54……省エネ運転スイッチ、55…
…デフロストスイッチ、56……洗浄スイッチ、57……停
止スイッチ、58……ミックス切れランプ、59……異常警
報ランプ、61……7セグメント表示器、1LED〜4LED……
殺菌モニター用LED。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、この
    ホッパーより適宜供給されるミックスを冷却撹拌する冷
    却シリンダと、前記ホッパーと前記冷却シリンダを冷菓
    製造のため冷却する冷却サイクル回路と、加熱殺菌のた
    め加熱する加熱サイクル回路とを、冷媒の流通方向を切
    換えることにより構成し得る冷凍装置とを備える冷菓製
    造装置において、加熱サイクル時のコンプレッサーモー
    タ電流を検出するコンプレッサーモータ電流検出手段
    と、加熱サイクル時に冷媒がコンプレッサーに戻る直前
    の加熱サイクル回路部に減圧手段と並列的に介挿され、
    かつ、前記コンプレッサーモータ電流検出手段により開
    閉制御されるリバース弁とを備えることを特徴とする冷
    菓製造装置。
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