JP3639360B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度帯の異なる冷菓を製造する冷菓製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置としては、実公昭63ー20304号公報のように、コンプレッサ、凝縮器、絞り及びシリンダとミックスタンクに装備した冷却器からなる冷凍装置を備え、この冷凍装置の冷凍サイクルを四方弁により可逆させ、冷菓製造時には冷却器に液化冷媒を流してシリンダ、ミックスタンクを冷却し、一方ミックス、装置の殺菌、洗浄時にはコンプレッサからの高温冷媒ガス(ホットガス)を冷却器に導いて放熱させ、冷却器を放熱器として作用させて、シリンダ、ミックスタンクの加熱を行うものがある。ミックスは規定温度で規定時間、加熱することが法律により義務づけられている。具体的には、68℃以上で30分以上行う。
【0003】
上述したような冷菓製造装置は、一般的にシェーク(約ー3℃)とソフトクリーム(約ー8℃)の両方を製造できる能力を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、シェークミックスのプルダウン(初期動作)においては、シェーク下限設定温度まで一気に冷却すると短時間で終了してしまい、冷却シリンダ内の攪拌が不十分となってしまうため、シェーク原料に対する空気の比率(オーバーラン)が下がって品質の悪いシェークが抽出されてしまう問題がある。
【0005】
また、一気に冷却すると、冷却シリンダ温度のオーバーシュートも大きくなり、プルダウン終了直後のシェークが冷えすぎて固くなってしまう問題もある。
【0006】
また、加熱殺菌に際して、冷却シリンダとホッパーとは同時に加熱するが、ホッパーの容量と冷却シリンダの容量では、ホッパーの容量の方が冷却シリンダの容量より多いため、冷却シリンダの方が先に殺菌温度まで到達し、その後にホッパーが殺菌温度に到達する事となる。このため、冷却シリンダの加熱殺菌が必要以上に行われる事となり、ミックスの品質が悪化する問題がある。
【0007】
本発明は上述した問題を鑑みてされたもので、加熱殺菌時での冷菓の品質悪化を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述目的を達成するための手段として、請求項1の発明では、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却する冷却シリンダと、この冷却シリンダと前記ホッパーを加熱殺菌するための加熱装置と、前記冷却シリンダ内のミックスの温度を間接的若しくは直接的に検知するシリンダセンサと、前記ホッパーに設けられたホッパーセンサとを備えた冷菓製造装置において、冷却シリンダ及びホッパーの加熱殺菌時、シリンダセンサの検知温度が殺菌設定温度より低い所定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を停止し、ホッパーセンサが殺菌設定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を再開するため、ホッパーと冷却シリンダの何れのミックスも適正な加熱殺菌を行うことができる。が可能となる
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るソフトクリーム製造装置の内部構成概略側面図、図2はその冷菓製造装置の正面図、図3は冷菓製造装置の冷媒回路図を示したもので、本実施の形態における装置においては2種類のソフトクリーム、例えばバニラソフトクリームとチョコレートソフトクリームとを製造することができるように、2シリンダとなっている。そして、抽出できるソフトクリームとしては、バニラソフトクリーム、チョコレートソフトクリーム、そしてこれらをミックスしたミックスソフトクリームの3種類が販売可能となっている。また、設定温度を変更することにより、これら3種のソフトクリーム以外に、シェークと称する冷菓も販売可能である。尚、ソフトクリームは約ー8℃の温度帯で製造され、シェークは約ー3℃の温度帯で製造されるものである。
【0012】
まず、図1において1は装置本体、2は冷菓(ソフトクリーム又はシェーク)の原料、所謂ミックスを貯溜するホッパーにして、ミックス補給時に取り外されるホッパーカバー3を有すると共に、ホッパー2の周囲に巻回したホッパー冷却コイル4にてミックスは保冷される。また、内底部に設けたインペラー5は、ホッパー2にミックスが所定量以上入れられ、前記ホッパー冷却コイル4に冷却時と逆に流れる冷媒ガス、即ちホットガスにより加熱殺菌される時も回転駆動される。7はホッパー2にミックスが所定量以上あるか否かを検知するミックスレベルセンサで、一対の導電極(静電容量式であっても良い)より成り、ミックスが不足し所定量以下であると非導通状態となり、後述する加熱殺菌行程を行わないようホットガスの流通停止、又はインペラーを回転させないようになっている。
【0013】
8はミックス供給器9によりホッパー2から適宜供給されるミックスをビータ10により回転攪拌して冷菓を製造する冷却シリンダで、その周囲に蒸発器11を配している。ビータ10はビータモータ12、駆動伝達ベルト、減速機13、、回転軸を介して回転される。製造された冷菓は、フリーザードア14に配した取出レバー15を操作するとプランジャー16が上下動し、抽出路17を開にして取り出される。ここで、本装置では図2に示すように取出レバーが3個設けられている。
【0014】
即ち、左の取出レバー15Aはバニラ用、右の取出レバー15Bはチョコレート用、そして中央の取出レバー15Cはバニラとチョコレートのミックス用という具合である。その為に、図3に示すように冷却シリンダ8Bがもう一つ設けられており、冷却シリンダ8Aはバニラソフトクリーム、又はシェーク製造用、冷却シリンダ8Bはチョコレートソフトクリーム、又はシェーク製造用となっており、取出レバー15Aと冷却シリンダ8Aとはその間を抽出路17Aを介して連通し、又取出レバー15Bと冷却シリンダ8Bとはその間を抽出路17Bを介して連通する一対一の対応としてバニラとチョコレート、又はシェークの抽出を行う。また、取出レバー15Cは抽出路17Cを介して双方の冷却シリンダ8A、8Bと連通関係とすることによりミックスシェーク、又はミックスソフトクリームの抽出が可能となっている。尚、冷菓取出時には、それぞれのビータ10(他方は図示せず)が回転し、冷菓の送出作用を果たす。
【0015】
次に、ホッパー2及び冷却シリンダ8を冷却する冷凍装置について説明する、18はコンプレッサ、19はコンプレッサ18からの吐出冷媒を冷凍サイクル時(実線状態)、加熱サイクル時(点線状態)とで流れる向きを逆に切り替える四方弁、20は水冷コンデンサーで、逆止弁21を介して流入する高温、高圧の冷媒ガスを凝縮、液化して液化冷媒とする。液化冷媒は逆止弁22を経てドライヤー23より出ると二手に分かれ、一方は冷却シリンダ弁24、冷却シリンダ用キャピラリーチューブ25を介して蒸発器11に流入して、ここで蒸発気化し冷却シリンダ8を冷却する。そして他方は冷却ホッパー弁26、前述のホッパー用キャピラリーチューブ27を介してホッパー冷却コイル4に流入して、同様にここで蒸発気化しホッパー2を冷却した後、後述するキャピラリーチューブ28を経て出ていく。
【0016】
そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を冷却した後の冷媒ガスはアキュームレーター30に合流後、四方弁19を介してコンプレッサ18に戻る冷凍サイクルを形成して、冷媒が実線方向に流れる冷却運転が行われる。ところで、この冷却運転において、良質の冷菓を得るべく冷却シリンダ8及びホッパー2を所定の設定値温度範囲(冷却シリンダ:約ー3℃〜ー8℃、ホッパー:5℃〜10℃)に冷却維持する必要がある。そのため、冷却シリンダ8の温度を検出するシリンダセンサ31を設け、このセンサ31により、予め設定した上限設定値温度で冷却シリンダ弁24をON(開)、コンプレッサ18をONして冷却を行ない、下限設定値温度でそれぞれ冷却ホッパー弁26の開、閉とコンプレッサ18のON、OFFを行わせる。但し、冷却シリンダ8の冷却が優先する制御となっており、冷却シリンダ弁24がOFFの条件のもので、冷却ホッパー弁26はONとなるようにしている。尚、このシリンダセンサ31は、冷却シリンダ8内のミックス温度を間接的若しくは直接的に検知するもので、本実施の形態では、冷却シリンダ8の外壁面に設けているが、冷却シリンダ8に巻回された蒸発器11の温度であっても良いし、ミックスの温度を直接検知しても良い。
【0017】
上述した冷却運転の下で販売がなされた後、閉店時には加熱方式によるミックスの殺菌を行う事となる。この場合には、冷凍装置を冷凍サイクルから加熱サイクルの運転に切り替える。即ち、四方弁19を操作して冷媒を点線矢印のように流す。すると、コンプレッサ18からの高温、高圧の冷媒ガス、即ちホットガスは四方弁19、アキュームレーター30を経て二手に分かれ、一方は蒸発器11に直接、他方は逆止弁33を介してホッパー冷却コイル1に流入する。そして、夫々において放熱作用を生じ、規定の殺菌温度で所定時間、冷却シリンダ8、ホッパー2は加熱殺菌される。放熱後の液化冷媒は夫々ホットガスシリンダ弁34、ホットガスホッパー弁35を介して合流後、水冷コンデンサー20にて気液分離し、冷媒ガスは並列に設けたリバース電磁弁36及びリバースキャピラリーチューブ37を通り、四方弁19を経てコンプレッサ18に戻る加熱サイクルを構成する。
【0018】
また、38は冷却シリンダ8の温度を検知する殺菌・保冷センサで、冷却シリンダ8の外面に設けられ、内部のミックスを温度を冷却シリンダ8を介して検知するもので、第2のシリンダセンサである。そして、加熱殺菌時にはこの殺菌・保冷センサ38を用い、ミックスが規定の殺菌温度が維持されるように予め定めた所定範囲の上限、下限の設定温度の値でホットガスシリンダ弁34及びコンプレッサ18をON、OFF制御する。この殺菌・保冷センサ38は加熱温度を測定しているが、この測定温度はミックス加熱温度とほぼ近いものと判断できる。尚、この殺菌・保温センサ38は、冷却シリンダ8内のミックス温度を間接的若しくは直接的に検知するもので、本実施の形態では、冷却シリンダ8の外壁面に設けているが、冷却シリンダ8に巻回された蒸発器11の温度であっても良いし、ミックスの温度を直接検知しても良い。
【0019】
また、ホッパー2の加熱制御は、前記ホッパーセンサ32を殺菌・保冷センサとして用い、設定した設定温度値でホットガスホッパー弁35及びコンプレッサ18のON、OFF制御を行う。また、前記シリンダセンサ38の検出温度に基づき、加熱殺菌後冷却に移行させ、翌日の販売時点まである程度の低温状態、即ち保冷温度(+8℃〜+10℃程度)に維持するようコンプレッサ18のON、OFF制御を行う。
【0020】
尚、冷却シリンダ8には過冷却センサ40も付設されており、異常低温を検出するが、その機能については後述する。41は節水弁で、加熱サイクル時に、その終盤において、加熱負荷(冷却シリンダ、ホッパー)の減少により、冷媒ガスが高温状態で戻ってきてコンプレッサ18に流入することによる過負荷運転を防止すべく、水冷コンプレッサ20内の冷媒ガス圧を検知するガス圧センサ42を備え、所定ガス圧値を越えるとこのガス圧センサ42により節水弁41は開かれ、給水路43を通して水が一点鎖線矢印の如く流れ、高温冷媒ガスは放熱してコンプレッサ吸込圧を調整する。
【0021】
同様にコンプレッサ18の高負荷運転を制御するために後述するようにコンプレッサモータ電流検出手段にて或いは前述のシリンダセンサ38のミックス検出温度にて、リバース弁38を開閉制御する手段を講じている。44は電装箱、45は前ドレン受け、46はミックス洗浄時に給水される給水栓である。
【0022】
図3は冷却シリンダ8A、8Bを2基備える本装置に係る冷媒回路を示し、A種(イチゴ味シェーク、又はバニラソフトクリーム)とB種(メロン味シェーク、又はチョコレートソフトクリーム)の冷菓に合わせて主要な同一構成要素には図1に示した同一番号を夫々A、Bを付記している。
【0023】
ところで、装置本体1正面のフリーザードア14の上位位置には図2に示すように操作パネル50が配置されており、同操作パネル50は図4に示すように、殺菌スイッチ51、殺菌モニタ表示器52を中心として左右に同機能のスイッチ、表示器類が2組配置されている。即ち、各組はA種の冷菓とB種の冷菓に対応している操作部である。
【0024】
ここで、各スイッチについて説明する。53は冷却運転スイッチでこれが押されると、冷却シリンダ及びホッパーの冷却温度を所定の設定温度範囲に冷却制御して冷菓を製造する。54は省エネ冷却運転スイッチで、客足の遠のく時間帯において押圧操作され、冷却温度を若干シフトアップした設定値温度で冷却制御して経済的な運転とする。55はデフロストスイッチで、冷却シリンダ8からのミックス回収のために、ミックスを柔らかくして取り出すとき、或いは長時間販売されないために硬化したソフトクリームを再生するときに押圧操作され、その時ホットガスを流し冷却シリンダ8をある程度の温度に昇温させる。
【0025】
この場合、回収時の方が軟化再生の場合より高く昇温する。56は洗浄スイッチで、これを押すと所定の限度の限度時間ビータ10を回転駆動させるようになっており、デフロストの後ミックスを回収する時、或いはミックス回収後、給水栓46でホッパー2、冷却シリンダ8内に満たした水で洗浄する時に操作される。尚、ミックス回収時には洗浄スイッチ56が押された状態でデフロストスイッチ55が押されるとデフロストに入り、冷却シリンダ8内のミックスを柔らかくし、その後、再度の洗浄スイッチ55の押圧にてビータ10を回転して排出される。
【0026】
一方、ミックスの軟化再生時には冷却運転スイッチ53が押されている状態でデフロストスイッチ55が押されると、ミックスの軟化から再冷却へと自動的に移行するような使い方をする。51は殺菌スイッチで、一日の営業終了時に押され、ホットガスによる冷却シリンダ、ホッパーの加熱殺菌工程に入る。
【0027】
ミックスの加熱殺菌に際しては、+68℃の加熱温度で30分以上との規定があるため、本実施の形態では70℃以上の温度で約30分としている。この殺菌行程を殺菌スタート時の0段階から殺菌完了時の4段階に分けて順次点滅移行する殺菌モニターランプL0、L1、L2、L3、L4を設けており、殺菌モニターランプL4は殺菌完了ランプとなっている。57は停止スイッチで全ての制御動作(冷却、デフロスト、洗浄、殺菌)をストップさせる。
【0028】
58はミックス補給ランプで、前述したホッパー2内にミックスがミックスレベルセンサ7に触れていないような不足状況の時に点灯し、ミックスの補給をユーザーに報しめる。59は異常警報ランプで、前述したミックス切れ(この場合点滅して殺菌準備不良と表示)の他、種々の異常状況が発生したとき、点滅又は点灯する。右側の各スイッチ及び各表示ランプなどについても同様である。
【0029】
そして、異常警報ランプ59で報らされる内容としては、断水、ビータモータ過負荷リレー(OLR)動作、過冷却、軟化警報、殺菌準備不良、保冷不良、停電、殺菌不良、センサ不良等があるが、これらは装置本体1の前面下板1aを外すと、その内部に配されている図5に示す別の操作盤60に夫々各装置に対応して設けた7セグメントの表示器61に夫々コード表示されるようになっている。コード表示内容は切替スイッチ62で送り表示される。63はビータモータ12のリセット釦、64はソフト/シェーク切換スイッチである。75、76はシェーク、ソフトに対応する温度調整用のボリュームである。
【0030】
図6は本実施の形態の冷菓製造装置に搭載されるシステム制御装置の構成図を示したもので、このシステム制御装置は冷菓製造装置正面から見て左右に配置される冷却シリンダ8A、8Bに対応してそれぞれ1つづつ計2つ存在するが、図ではそのうちの1つ、右システムの制御装置についてのみ示し、他は図示を省略している。そして、この1つの制御装置は制御基板70Aに構成され、もう1つの制御装置も他の制御基板70Bに構成されている。
【0031】
システム制御装置を詳述すると、シリンダセンサ31、ホッパーセンサ32、過冷却センサ40、殺菌・保冷センサ38からの信号、及びコンプレッサモータ電流71とビータモータ電流を検出する電流センサ72からの信号が増幅回路73…を介してAーD変換器74に入力すると共に、このAーD変換器74は、ソフトアイスクリーム製造の場合に、それに適するように冷却シリンダ8の冷却温度を設定調整するソフト調整ボリューム75からの出力信号及びアイスクリームシェーク製造の場合に、それに適した冷却温度に設定調整するシェーク調整ボリューム76からの出力信号も入力されてAーD変換するものである。
【0032】
ここで前記過冷却センサ40について述べると、営業終了間近ではミックスの補給をせず、冷却シリンダ8内に入っているミックスのみで販売を続けると、冷却シリンダ8内のミックスが徐々に少なくなり、冷却負荷(ミックス)が少なくなり、過冷却状態が起こる。すると蒸発器11が所定温度まで低下するために過冷却センサ40が検知動作してデフロストに入るように制御する。
【0033】
そして、デフロスト後、ミックスが追加されない場合には、再度過冷却となり過冷却回数が2回あると、全ての動作を停止する安全保護の機能を持つ。またコンプレッサ18に係る電流センサ71はコンプレッサ18の吸込み圧に追従する。即ち、加熱サイクルの終盤に至ると、冷却シリンダ8での熱交換が減少し、高温高圧ガスとして戻り、コンプレッサ18の過負荷状態となる。この電流値増大を検出してリバース弁36を閉じ、循環する冷媒流量を調整し、負荷軽減とする。
【0034】
更にリバース弁36は殺菌・保冷センサ38が検出するミックス温度が、所定の温度(60℃)を検出すると開放される。そして、ビータモータ12に係る電流センサ72は、冷却によるミックスの硬さ状態で変化するビータモータ12電流を検知し、冷やし過ぎで硬くなると冷却のみ停止し攪拌は続行し、冷菓が設定温度になったら攪拌を停止するように動作させ、ビータモータ12の再始動時の負荷低減を図る機能に係わっている。CPU(中央演算処理装置)77はAーD変換器74より、変換したディジタル信号に応じた処理を実行する。
【0035】
一方、CPU77にはバッファ78を介し、ミックス切れ信号、断水信号、コンプレッサ18過負荷信号、ビータモータ12過負荷信号、A種冷菓抽出信号、B種冷菓抽出信号がそれぞれミックスレベルセンサ(電極)7と、ミックス切れ検出回路79、断水スイッチ80、コンプレッサ過負荷リレー(OLR)スイッチ81、ビータモータ過負荷リレー(OLR)スイッチ82、第1抽出スイッチ(抽出SW1)83、第2抽出スイッチ(抽出SW2)84により入力する。更に、バッファ78には電源周波数信号が電源周波数検出回路85を介して、又、前記操作パネル50の各操作スイッチからのキー入力が入力してCPU77に入力する。
【0036】
従って、CPU77はA−D変換器74からのディジタル信号、バッファ78からの信号に応じた処理を実行し、機器起動停止命令、表示信号などを出力する。即ち、機器起動停止命令に関しては、バッファ86を介してCPU77より制御指令が出力し、リレーRY1、RY2、RY3、RY4、RY5、RY6、RY7、RY8、RY9を動作し、その動作接点RY1、RY2、RY3、RY4、RY5、RY6、RY7、RY8、RY9により図7に示すようにコンプレッサモータ(CM)18M、ビータモータ(BM)12、ミックス攪拌モータ(KM)6、冷却シリンダ弁(FS)24、冷却ホッパー弁(FH)26、ホットガスシリンダ弁(HS)34、ホットガスホッパー弁(FH)35、四方弁(QV)19、リバース弁(RV)36を駆動制御する。
【0037】
そして、殺菌経過状況、ミックス切れ、装置の異常警報などが表示LED87に点灯、又は点滅表示されると共に、異常内容は7セグメントの表示器61に表示される。更に、CPU77で処理、実行されている情報は伝送線88で他基板70B、即ちB種冷菓のシステム制御装置との間で相互に通信し合っている。
【0038】
以上、本実施の形態に係る冷菓製造装置は図1〜図7に示す装置構成及び制御回路構成となっているが、その稼動状況の実態を次に詳述する。
【0039】
(I) 冷却運転又は省エネ冷却運転
(I)ー1 通常の冷却動作
冷却運転スイッチ53の押圧動作により、通常の冷凍サイクル、即ち冷却シリンダ8をシリンダセンサ31により下限温度(設定値)、上限温度(設定値+0.5℃)の温度範囲で、又ホッパー2をホッパーセンサ32により+8℃〜+10℃の温度範囲で冷却されるように、コンプレッサ18、冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26及びビータモータ12をON、OFF制御する。これにより、冷却シリンダ8内でシェーク又はソフトアイスクリームを製造し、販売の都度抽出する。
【0040】
(I)ー2 冷却不十分時の冷却制御補正動作
この冷却運転(販売状態)において、下限設定温度が低すぎて冷却が継続し、所定限度時間(30分)が経っても下限設定温度に冷却されない場合に設定温度を若干シフトアップし、このシフト温度設定値を新たに設定温度として冷却運転制御し、更に満足しない場合に設定温度を若干シフトアップし、所定の限界設定温度(0℃)まで自動的、段階的にシフトして、冷却し過ぎによるシェーク又はソフトクリームの品質劣化を防止し、またコンプレッサ18の負荷、運転率を軽減してその保護を図る。
【0041】
(I)ー3 省エネによる冷却動作
夜間営業時、その他足の遠のく時間帯において、ユーザーにより省エネ運転スイッチ54の選択操作があると、設定温度が通常冷凍サイクル時よりシフトアップされて、その設定温度に基づく冷却運転制御が行われる(省エネ冷却運転)。
【0042】
(I)ー4 販売初期の冷却動作
前日の営業終了の加熱殺菌を経て、翌日の販売初期時、一定個数(40個)のシェーク又はソフトクリームの売上げがあるまで、設定温度をシフトダウン(設定値ー0.2℃)して冷却制御する。これにより、加熱殺菌を経て保冷温度にあるミックスを新鮮なミックスの場合より低い温度まで冷却し、販売初期からベタリのない良好なソフトクリームが取り出せる。また、シェークにおいては、適度な硬さのシェークが取り出せる。
【0043】
(II) 殺菌・保冷動作
(II)ー1 殺菌動作
殺菌スイッチ52を押圧操作すると、ミックス切れの無い条件の下で始動し、四方弁19により冷凍サイクルから加熱サイクルに切り換わり、ホットガスが冷却シリンダ8、ホッパー2に供給されて加熱殺菌される。冷却シリンダ8、ホッパー2とも+70℃〜+72℃の加熱温度範囲で約40分の合計加熱時間を満足するように殺菌、保冷センサ38及びホッパーセンサ32の働きにより、コンプレッサ18、ホットガスシリンダ弁34、ホットガスホッパー弁35がON、OFF制御される。
【0044】
加熱殺菌の行程は殺菌0〜4LEDにて表示され、スタート時に0LEDが点滅し、冷却シリンダ8の温度が+72℃に達すると、1LEDの点滅となり、0LEDは点滅から点灯に切り換わる。+70℃以上の加熱時間が13分続く間。1LEDの点滅を継続し、13分経過すると1LEDは点灯に切り換わり、2LEDの点滅に移る。移行13分毎に3LED、4LEDの点滅と続き、4LEDの点滅時点で約40分間(実際は13分×3=39分)の規定加熱状態を実施したこととなって殺菌操作を終了し保冷動作に移る。即ち、4LEDの点滅は保冷動作に入ったことを表示している。
【0045】
(II)ー2 保冷動作
殺菌動作から引き続く保冷動作では、所定時間(90分)内に所定温度(+13℃)以下となる条件のもと、冷却シリンダ8、ホッパー2は+8℃〜+10℃の温度範囲で保冷されるように、殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ32がコンプレッサモータ18M、冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26をON、OFF制御する。
【0046】
(III) 洗浄動作
閉店時などに、洗浄スイッチ56が押されて動作する。ビータモータ12を所定時間ONさせて、取出レバーを開放させてミックスを回収(排出)する。また、回収後、ホッパー2、冷却シリンダ8に給水栓46により給水しビータ10により攪拌洗浄する。
【0047】
(IV) デフロスト(ミックス軟化作用)動作
(IV)ー1 ミックス回収時のデフロスト
洗浄動作時にミックス回収を容易とするよう、冷却シリンダ8を所定温度(+5℃)にホットガスにて加温し、ミックスを柔らかくする。デフロストスイッチ55の押圧操作により動作し、加温制御は殺菌・保冷センサ38によるホットガスシリンダ弁34のON、OFF制御にて成される。
【0048】
(IV)ー2 冷却(省エネ)運転時のデフロスト
冷却運転時に、デフロストスイッチ55を押すと動作し、ホットガスにて冷却シリンダ8を加熱してミックスを所定温度(+0℃)に昇温し、その後引き続き冷却運転を行い、再び設定温度までミックスを冷却する。同様に加温制御は殺菌・保冷センサ38によって、ホットガスシリンダ弁34のON・OFF制御が成される。
【0049】
以上の動作の他に所要の保護的動作がある。
(V)四方弁の保護動作
冷却サイクル←→加熱サイクルの切り換えに係る四方弁19切換時に生じる冷媒管路中の液封やびびり音を防止すべく、その切換直後、所定時間(30秒)冷却シリンダ弁24、冷却ホッパー弁26、H.Gシリンダ弁34、H.Gホッパー弁35を開放する。
【0050】
(VI)ビータモータ過電流保護
冷やしすぎにより硬くなった冷菓により、過負荷状態となった場合、その負荷状態を電流センサ72がビータモータ12の電流値を検出することによって判断し、その電流値が設定値4.8Aを上回った時点で冷却のみを停止させ(コンプレッサモータ(18M)OFF)、攪拌運転を続ける。冷却シリンダ8内の冷菓の攪拌抵抗が少なくなり、設定値4.2A以下となった時点で再冷却(コンプレッサモータ(18M)OFF)を行い、シリンダセンサ31が設定温度に達するか冷却開始より設定時間が経過するまで継続される。これによりビータモータ12が過負荷状態に陥る不都合を避ける。
【0051】
(VII)加熱殺菌時のコンプレッサの運転保護(リバース弁の制御)
加熱後期段階で加熱負荷の低下に伴い、リバース弁36によりコンプレッサ18への吸入ガス量を調整(低減)してコンプレッサ18の運転負荷を軽減する。そのため、コンプレッサモータ18M電流を電流センサ71で検出し、所定値5.3A以上でリバース弁36をOFFし、所定値3.5A以下でリバース弁36をONとする。
【0052】
また、リバース弁36はシリンダセンサ31の検出するミックス温度により開閉制御も成されるようにして、寒冷地での昇温動作が常温地と変わりなく達成するようにしており、その詳細は後述する。
【0053】
以上の(I)〜(VII)の動作は、図6のシステム制御装置の下に実行され、その全体的な処理動作の流れは、図8、図9のメインフローチャートに従って行われる。そして、図10、図11に冷却動作のフローチャート、図12に再起動のフローチャート、図13、図14に殺菌動作のフローチャート、図15、図16に保冷動作のフローチャートを示し、また両動作に関連する機器のタイムチャートを図17に示す。
【0054】
まず、図8、図9のメインフローチャートに従い説明する。停止スイッチ57が押されたか否かを判断し(101)、YESならば、全ての動作フラグをセットし、全ての動作を停止する(102)。NOならば、運転スイッチ53または省エネスイッチ54が押されたか否か判断し(103)、YESならば殺菌動作フラグを見て(104)、殺菌動作フラグがリセット(NO)ならば運転・省エネ動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセットする(105)。
【0055】
また、殺菌動作フラグがセットされ殺菌動作中なら、運転・省エネ動作フラグはセットされない。そして、判断(103)がONならば、殺菌スイッチ51が押されたか否かを判断し(106)、YESならばミックス切れか否かを判断し(107)、ミックス切れでない(NO)場合、殺菌動作フラグをセットして他の動作フラグをリセットする(108)。
【0056】
YESのミックス切れなら、殺菌準備不良表示を出力し(109)、殺菌動作フラグはセットされない。尚、この殺菌準備不良の表示は前記異常警告表示ランプ59を点滅することにより行い、7セグメント表示器61にコード表示可能とされる。判断(106)がONならば、洗浄スイッチ56が押されたか否かを判断し(110)、YESならば殺菌動作フラグを見て(111)、殺菌動作フラグがリセット(NO)であれば、洗浄動作フラグをセットし、その他の動作フラグをリセットする(112)。
【0057】
殺菌動作フラグがセットされ殺菌動作中なら、洗浄動作フラグはセットされい。判断(110)がNOならば、デフロストスイッチ55が押されたか否かを判断し(113)、YESならば殺菌動作フラグを見て(114)、ON(殺菌動作フラグがリセット)ならば、冷却・省エネフラグ又は洗浄動作フラグを見て(115)、いずれかのフラグがセットされている場合(YES)、デフロスト動作フラグをセットする(116)。
【0058】
こうして、各スイッチの操作により各動作フラグはセットされる。そして、このセットフラグにより各動作が実行される。即ち、冷却・省エネ動作フラグを見て(117)、フラグがセットされると冷却・省エネ動作を行い(118)、リセットされると冷却・省エネ動作は停止する。殺菌動作フラグを見て(119)、フラグがセットされると殺菌動作を行い(120)、リセットされると殺菌動作は停止する。
【0059】
次に、洗浄動作フラグを見て(123)、フラグがセットされると洗浄動作を行い(124)、リセットされると洗浄動作は停止する。デフロスト動作フラグを見て(125)、フラグがセットされるとデフロスト動作を行い(126)、リセットされるとデフロスト動作は停止する。各動作の実行後、四方弁19の保護動作(127)、ビータモータ12の過電流保護動作(128)、リバース弁36の制御動作(129)をそれぞれ実行する。
【0060】
冷却動作の処理手順は、図10、図11に示すフローチャートに従って行われる。まず、冷却動作では、ソフト/シェーク切換スイッチ64にて、ソフトクリームを製造するかシェークを製造するか選択する(201)。シェークである場合、プルダウン終了フラグがセット(1)されているか否か判断する(202)。プルダウン終了フラグがリセット(0)されている場合(NO)、オーバーラン調整終了フラグがセット(1)されているか否か判断する(203)。オーバーラン調整終了フラグがリセット(0)されている場合(NO)、一時停止フラグがセット(1)されているか否か判断する(204)。一時停止フラグがリセット(0)されている場合(NO)、シリンダセンサ31の検知温度が下限設定温度+2℃より低いか否かを判断する(205)。冷却開始時はシェークの温度が高いため、NOとなり一時停止パスフラグをリセット(206)し、図11に示すフローチャートに進む。
【0061】
ここでは、冷却シリンダ弁24がONか否か判断して(207)、冷却開始であればNOなので、シリンダセンサ31の検知温度が上限設定温度(下限設定温度+0.5℃)より高いか否かを判断する(208)。冷却開始時はYESであるため、冷却シリンダ弁24をON(209)、コンプレッサ18をON(210)、ビータモータ12をON(211)、冷却判別フラグをセット(212)、ビータ停止遅延タイマーをリセット(213)する。
【0062】
また、冷却シリンダ弁24はONされるため、次回からは冷却シリンダ弁24がONか否かの判断(207)でYESとなり、シリンダセンサ31の検知温度が下限設定温度より低いか否か判断する(214)。ここで、冷却開始時、若しくは冷却の途中であれば、下限設定温度より高いため、NOとなり冷却シリンダ弁24をONとし、順次、コンプレッサ18をON(210)、ビータモータ12をON(211)、冷却判別フラグをセット(212)、ビータ停止遅延タイマーをリセット(213)する。即ち、シリンダセンサ31の検知温度が上限設定温度より高いと冷却を行う。次いで、ホッパータンク冷却サブルーチン(215)及び冷却保護サブルーチン(216)を処理した後戻る。
【0063】
シリンダセンサ31の検知温度が下限設定温度+2℃以下となった(205でYES)場合、一時停止パスフラグがセット(1)されているか否か判断する(217)。ここでは、一時停止パスフラグがリセット(0)されているため、一時停止フラグをセット(1)する(218)。その後、冷却シリンダ弁24をOFF(219)、コンプレッサ18をOFF(220)、ビータモータをON(221)、オーバーラン調整タイマーを動作(222)させ、オーバーラン調整タイマーが5分経過したか否か判断する(223)。
【0064】
ここで、5分経過していなければ(NO)、ホッパータンク冷却サブルーチン(215)及び冷却保護サブルーチン(216)を経て戻り、経過した(YES)場合、オーバーラン調整終了フラグをセット(224)し、ホッパータンク冷却サブルーチン(215)及び冷却保護サブルーチン(216)を経て戻る。即ち、シリンダセンサ31が下限設定温度+2℃より低くなるとシリンダ8の冷却を5分間停止し、ビータモータ12のみ動作させる。
【0065】
また、この後は一時停止フラグがセット(1)されているため、一時停止フラグがセット(1)されているか否かの判断(204)でYESとなり、冷却シリンダ弁24をOFF(219)、コンプレッサ18をOFF(220)、ビータモータ12をON(221)、オーバーラン調整タイマを動作(222)させ、以後は前述と同様の処理を行う。
【0066】
オーバーラン調整終了フラグがセット(1)される(224)と、オーバーラン調整終了フラグがセットされているか否かの判断(203)でYESとなり、図11のフローチャートに進む。ここで、シリンダセンサ31が上限設定温度より高いため再度シリンダ8の冷却を行う。シリンダ8の冷却が進みシリンダセンサ31が下限設定温度より低くなると、冷却シリンダ弁24をOFF(225)、コンプレッサ18をOFF(226)、プルダウン終了フラグをセットする(227)。即ち、シリンダセンサ31が下限設定温度より低くなると冷却を停止しプルダウン終了となる。
【0067】
そして、冷却停止後、ビータ停止遅延タイマーが60秒経過したか否か判断する(228)。タイマが時間経過していなければ、ビータ停止遅延タイマを動作させ(229)、ビータモータ12のON(230)を継続する。その後、60秒経過すると(YES)、ビータモータ12をOFFし(231)、冷却判別フラグをリセット(232)し、ホッパータンク冷却サブルーチン(215)及び冷却保護サブルーチン(216)を経て戻る。即ち、コンプレッサ18停止後60秒間はビータモータ12をONする。
【0068】
プルダウンが終了すると、プルダウン終了フラグがセット(1)されているか否か判断し(202)、プルダウン終了フラグがセット(1)されている(YES)ため、冷却判別フラグがセット(1)されているか否か判断する(233)。冷却判別フラグがセット(1)されている(YES)場合、前述した図11のフローチャートに進み、冷却判別フラグがリセット(0)されている場合、ビータモータ間欠タイマを作動させ(234)、ビータモータONフラグがセットされているか否か判断する(235)。
【0069】
ここでは、ビータモータONフラグがセットされていないため(NO)、ビータモータ12をOFFし(236)、ビータモータ間欠タイマが4分経過したか否か判断する(237)。ビータモータ間欠タイマが4分経過していない(NO)場合、図11のフローチャートに進み、4分経過したら(YES)、ビータモータONフラグをセット(238)し、ビータモータ間欠タイマをリセット(239)する。
【0070】
ビータモータONフラグがセットされるビータモータONフラグがセットされているか否かの判断(235)においてYESとなり、ビータモータがONされる(240)。そして、ビータモータ間欠タイマが30秒経過したか否か判断(241)し、30秒経過していなければ(NO)、図11のフローチャートに進み、30秒経過したら(YES)、ビータモータONフラグをリセット(242)、ビータモータ間欠タイマをリセット(243)、冷却判別フラグをセット(244)する。
【0071】
即ち、プルダウン終了後のコンプレッサ18停止中は、ビータモータ12は4分間の停止と30秒の運転を繰り返す。更に、ビータモータ12の30秒運転後に冷却判別フラグをセットするため、シリンダセンサ31によりコンプレッサ18の冷却が行われる。
【0072】
図12では、冷却停止後の冷却動作についてのフローチャートで、まず、冷却動作フラグがセットされているか否か判断する(245)。冷却動作フラグがセットされていない(NO)場合、一時停止パスタイマが3分経過したか否か判断(246)し、3分経過していない(NO)場合、一時停止パスタイマを動作させ(247)、一時停止パスフラグをセットして(248)戻る。
【0073】
また、一時停止パスタイマが3分経過したか否かの判断(246)にて、3分経過した(YES)場合、一時停止パスフラグをリセット(249)して戻り、冷却動作フラグがセットされているか否かの判断(245)にて、セット(1)されている(YES)場合、一時停止パスタイマをリセットして(250)戻る。
【0074】
即ち、冷却停止後3分間は一時停止パスフラグがセットされるが、3分経過後にはリセットされる。これにより、冷却停止3分以内に再度冷却動作に入ったとき、プルダウン中ではあるが、冷却動作のシリンダセンサ31の検知温度が下限設定温度より低いか否かの判断(205)、及び一時停止パスフラグがセット(1)されているか否かの判断(217)により、シリンダセンサ31の検知温度が下限設定温度+2℃以内で一時停止パスフラグがセットされているため、オーバーラン調整タイマによる5分間停止は行わず、シリンダセンサ31により下限設定温度まで一気に冷却を行う。
【0075】
殺菌動作の処理手順は、図13及び図14に示すフローチャートに従い行われ、その時関連機器の動作タイミングは図17に示す通りである。殺菌動作中はビータモータ12は連続動作である。そして、四方弁19も連続動作である。従って、ビータモータ12をON、四方弁をONして(301)、殺菌監視タイマーにより殺菌開始後の経過時間が2時間か否かを判断する(302)。
【0076】
これは、加熱によりミックスは変質する可能性があるので、その限界時間を定めることによって、2時間経過(YES)すると、殺菌不良警報を出力し(303)、また、時間経過後は殺菌動作フラグをリセットし、保冷動作フラグをセットし(304)、保冷動作に移行する。判断(302)でNOならば、殺菌開始タイマを動作させ(305)、ホッパー昇温終了フラグがセット(1)されているか否かの判断を行う(306)。
【0077】
ここでは、ホッパーの昇温は終了していないためNOとなる。次いで、HGシリンダ弁34がONか否か判断し(307)、HGシリンダ弁34がONである(YES)の場合、殺菌・保冷センサ38が60℃以上であるか否か判断する(308)。また、HGシリンダ弁34がOFFである(NO)場合、殺菌・保冷センサ38が55℃以下か否か判断(309)する。
【0078】
そして、HGシリンダ弁34がONであって殺菌・保冷センサ38が60℃以上(YES)、若しくはHGシリンダ弁34がOFFであって55℃以下(NO)である場合、HGシリンダ弁34をOFF(310)する。また、HGシリンダ弁34がONであって殺菌・保冷センサ38が60℃に満たない(NO)、若しくはHGシリンダ弁34がOFFであって55℃を越える(YES)の場合、HGシリンダ弁34をON(311)する。HGシリンダ弁34がONのときコンプレッサモータ18MもONする。
【0079】
次に、HGホッパー弁35がONか否か判断(337)し、HGホッパー弁35がONである(YES)場合、ホッパーセンサ3232が72℃以上か否か判断(338)する。また、HGホッパー弁35がOFFである(NO)場合、ホッパーセンサ32が70℃以下であるか否か判断(339)する。
【0080】
そして、HGホッパー弁35がONであってホッパーセンサ32が72℃以上(YES)、若しくはHGホッパー弁35がOFFであってホッパーセンサ32が70℃を越えている(NO)場合、HGホッパー弁35をOFF(340)し、ホッパー昇温フラグをセット(1)する(341)。
【0081】
また、HGホッパー弁35がONであってホッパーセンサ32が72℃を下回っている(NO)場合、若しくはHGホッパー弁35がOFFであってホッパーセンサ32が70℃以下である(YES)場合、HGホッパー弁35をON(342)する。また、HGホッパー弁35がONのとき、コンプレッサモータ18MもONする。
【0082】
ホッパー昇温が終了すると、ホッパー昇温終了フラグがセット(1)されているため、判断(306)でYESとなり、HGシリンダ弁34がONであるか否か判断(343)する。HGシリンダ弁34がONである(YES)場合、殺菌・保冷センサ38が72℃以上であるか否か判断(344)する。また、HGシリンダ弁34がONでない(NO)場合、殺菌・保冷センサ38が70℃以下であるか否か判断(345)する。
【0083】
HGシリンダ弁34がONであって殺菌・保冷センサ38が72℃以上(YES)、若しくはHGシリンダ弁34がOFFであって殺菌・保冷センサ38が70℃を越えている(NO)場合、HGシリンダ弁34をOFF(346)する。また、HGシリンダ弁34がONであって殺菌・保冷センサ38が72℃を下回る(NO)、若しくはHGシリンダ弁34がOFFであって殺菌・保冷センサ38が70℃以下(YES)である場合、HGシリンダ弁34をON(347)する。HGシリンダ弁34がONのとき、コンプレッサモータ18MもONする。
【0084】
次いで、前述したホッパー2の制御に移行していく。即ち、HGホッパー弁35がONか否かの判断(337)に移行し、以下前述と同様である。これは、殺菌・保冷センサ38は60℃で一時待機し、ホッパーセンサ32が72℃に達した後、殺菌・保冷センサ38を72℃まで加熱させる。
【0085】
殺菌ステップカウンタを用い、殺菌行程を0〜4の5分割に分け、それぞれの進行状況を数字で表すようにする。従って、まず加熱スタート時はHGシリンダ弁34及びHGホッパー弁35はONして昇温し始める。最初、殺菌ステップカウンタは4ではないので、判断(315)はNOとなり、更にステップカウンタ1に至ってないので、判断(316)はNOとされ、判断(317)(318)でHGシリンダ弁34、HGホッパー弁35が共にOFFとならない限り、即ち殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ32が72℃に達するまで、殺菌ステップカウンタは0であることを判断(319)され、殺菌0LEDを点滅させ、殺菌1〜4LEDを消灯する(320)。
【0086】
換言すれば72℃に達すると殺菌ステップカウンタのカウントアップ(321)が行われ、殺菌ステップカウンタは1となる。判断(316)でYESとなると、殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ3232が70℃以上であるか否かを判断し(322)(323)、主に70℃以上の場合、その継続時間が13分を経過したか否かを判断し(324)、経過していない場合は殺菌タイマーを積算し(325)、殺菌ステップカウンタは依然1であることを判断し(326)、殺菌0LED点灯、殺菌1LED点滅、殺菌2〜4LED消灯(327)を続行する。
【0087】
ここで殺菌タイマー(13分積算タイマー)は殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ32が70℃以上のときタイマーを積算し、70℃より低いとタイマー積算を停止する。判断324で13分経過となれば殺菌ステップカウンタをアップさせて2となり(328)、殺菌タイマーをクリアーする(329)。殺菌ステップカウンタが2であることを判断(330)すると、殺菌0、1LED点灯、殺菌2LED点滅、殺菌3、4LED消灯となる(331)。
【0088】
以降同様にして判断(332)、処理(333)(334)により13分経過毎にステップアップし、殺菌3LED、殺菌4LEDの点滅へと移行する。よって殺菌ステップカウンタが4になると、殺菌行程終了となり、そのことは殺菌0〜3LED:点灯、殺菌4LED点滅にて表示される。判断(315)で自己の殺菌行程終了となると、自己殺菌終了フラグをセットし、通信で他基板70Bへ転送する処理(335)を行う。
【0089】
一方もう片方の冷却シリンダ8B及びホッパー2Bの加熱殺菌行程も行われており、この他方の殺菌行程が終了すると、他基板70Bからその殺菌終了フラグがセットされて通信で送られてくる。従って、この他基板70Bからの殺菌終了フラグが送られてきたか否かを判断し(336)、送られてきて自己基板の殺菌行程と他基板70Bの殺菌行程が終了すると、殺菌動作フラグをセットし、保冷動作フラグをセットする処理(304)を行う。こうして殺菌動作を終了し保冷動作となる。
【0090】
ここで、処理(335)、判断(336)、処理(304)のフローは次のような利点を生む。即ち、2冷却シリンダ8A、8Bの場合、中央の取出レバー15Cは粗放のシリンダ8A、8Bに連通する抽出路17C、17C(図3参照)を有している。従って、各冷却シリンダ8A、8Bの殺菌行程の運転、停止を独立して制御すると、一方が加熱殺菌中で、他方が冷却運転中であると、中央のプランジャー15は冷却側の冷却されたミックスの影響を受けて、加熱側において殺菌温度に到達しない部分が生じてしまい、殺菌不良となる可能性があった。これを互いに相手の殺菌行程状況を通信し合うようにすることによって、双方の殺菌行程が完全に終了したことを確認して、初めて殺菌動作フラグをリセット、即ち、殺菌動作を共に停止させることにして、完全な殺菌を可能としている。
【0091】
保冷動作の処理手順は、図15、図16のフローチャートに従い行われる。殺菌・保冷センサ38またはホッパーセンサ32で13℃以上であるか否か判断(401)(402)し、13℃以上であると保安監視タイマーを作動させ、13℃以上が連続して90分経過したか否かを判断(403)し、経過すると保冷不良表示を出力する(404)。殺菌行程終了後、冷凍サイクルに切り換わって冷却開始(プルダウン)となるが、冷却動作に異常がなければ、90分程度で13℃には至るものと見なし、保冷不良の有無を判断している。従って、90分以内に殺菌・保冷センサ38及びホッパーセンサ32が13℃より低くなると、保安監視タイマーをクリアーする(405)。即ち、保安監視タイマーによる保冷不良の判断動作となる。
【0092】
次に冷却シリンダ弁24がONか否かを判断(406)し、判断(407)(408)によって、殺菌・保冷センサ32が10℃以上のとき、冷却シリンダ弁24及びビータモータ12はONする(409)(410)。また、8℃以下のとき、冷却シリンダ弁24及びビータモータ12はOFFする(411)(412)。そして、冷却シリンダ弁24がONのとき、コンプレッサモータ18MもONする。続いて冷却ホッパー弁26がONか否か判断し(413)、判断(414)(415)によってホッパーセンサ32が10℃以上のとき、冷却ホッパー弁26はONする(416)。
【0093】
また、8℃以下のときは冷却ホッパー弁26をOFFする(417)。次に判断(418)で自己基板保冷終了フラグであるか否かを見て、判断(419)(420)で冷却シリンダ弁24がOFFし、且つ自己殺菌終了フラグがセットされているとき、自己基板保冷フラグをセットする。
【0094】
また、自己基板保冷終了フラグがセットされると、通信で他方の基板へ転送する処理(421)を行う。そして、他基板70Bから保冷終了フラグが通信で送られてくるか否かを判断(422)し、他基板70Bから送られてくる(YES)と、殺菌後フラグをセットし(423)、全てのLED0〜4を点灯する(424)。従って、判断(418)から始まるフローチャートは、前述した殺菌終了判別に係わる通信方法と同様で、保冷終了判別及び相互通信に係わる動作フローチャートとなっている。
【0095】
リバース弁36の制御動作は図18のフローチャートに従い行われる。そして、殺菌・保冷センサ38(シリンダセンサ)がミックスの温度を検出し、ミックスが規定の殺菌温度(例えば72℃)にならず、それより低い温度で推移する状況の場合に、リバース弁36をOFFとさせるミックスの検出温度、即ち所定の作動温度は60℃としている。初めに、低外気温、低水温でない通常条件(常温地)の時の制御動作を説明する。
【0096】
加熱サイクルであることを判断901で確認する。確認されると(判断901のYES)最初のコンプレッサモータ18M過電流フラグはなく、それ故、判断902はNOで、またミックスの温度も60℃以下であるから判断903もNOである。従って、フローチャートは判断904のコンプレッサモータ18M過電流フラグの有無の判断に移行し、判断(905)(906)でコンプレッサモータ18M電流が5.3A以上のとき過電流フラグをセットし(907)、リバース弁36をOFFする(908)。
【0097】
これにより、従来加熱殺菌時の終盤に生じる高温ガスのコンプレッサ18への入力が、コンプレッサ18に悪影響を与えていたのが、その冷媒循環量をリバース弁36の閉止により段階的に減らし、コンプレッサ18を保護できる。一方、冷菓製造装置が寒冷地等、低外気温、低水温の条件下で稼動されている場合の制御は以下のようになる。
【0098】
判断(901)で加熱サイクルであることが確認される。加熱が行われコンプレッサモータ18M過電流が5.3Aを越えない状況が続き、しかもミックスの加熱温度は規定の温度以下での加熱状況にある。そこで、判断(903)でミックスの加熱温度がミックス温度検出センサで監視し続けられて、ミックスの温度が60℃以上になったときに(903のYES)、コンプレッサモータ18M過電流フラグのセットを行い(907)、リバース弁36をOFFとする(909)。リバース弁36をOFFとすると、コンプレッサ18からの吐出ガス温度は高まり、冷却シリンダ8は昇温され規定のミックス殺菌温度にまで到達するよう加熱が行われる。
【0099】
コンプレッサモータ18M過電流フラグがセットされ(902のYES)、その後の判断911によってミックス温度が58℃以下とならない限り、リバース弁36はOFFとされ続け、加熱殺菌を継続する。ミックスの温度が58℃以下と検出されると(911のYES)、コンプレッサモータ18M電流に基づくリバース弁36の開閉制御へと移る。即ち、判断(904)、判断(905)、判断(906)により、コンプレッサモータ電流が5.3A以上でリバース弁36を閉じ、3.5A以下のとき、リバース弁36を開くという常温下での稼動と同じ制御が行われる。
【0100】
こうして、低外気温、低水温時であっても昇温時間を長引かせることなく、速やかに、装置、ミックスの加熱殺菌が順調に行える。また、規定の殺菌温度よりいくぶん低く設定した所定温度にミックス温度がなったとき以降は、適度に高い吐出温度のガスを循環供給して、温度変動の少ない加熱を行うようにすることで、コンプレッサ18に負荷変動を頻繁に与えることを制止でき、コンプレッサ18の保護ができる。
【0103】
即ち、本発明の請求項1では、ミックスを貯蔵保冷するホッパー2と、このホッパー2より適宜供給されるミックスを冷却する冷却シリンダ8と、この冷却シリンダ8と前記ホッパー2を加熱殺菌するための加熱装置と、前記冷却シリンダ8内のミックスの温度を間接的若しくは直接的に検知するシリンダセンサ(殺菌センサ)38と、前記ホッパー2に設けられたホッパーセンサ32とを備えた冷菓製造装置において、冷却シリンダ8及びホッパー2の加熱殺菌時、シリンダセンサ38の検知温度が殺菌設定温度より低い所定温度を検知したとき、前記冷却シリンダ8の加熱を停止し、ホッパーセンサ32が殺菌設定温度を検知したとき、前記冷却シリンダ8の加熱を再開するため、ホッパー2と冷却シリンダ8の何れのミックスも適正な加熱殺菌を行うことができる。
【0106】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却する冷却シリンダと、この冷却シリンダと前記ホッパーを加熱殺菌するための加熱装置と、前記冷却シリンダ内のミックスの温度を間接的若しくは直接的に検知するシリンダセンサと、前記ホッパーに設けられたホッパーセンサとを備えた冷菓製造装置において、冷却シリンダ及びホッパーの加熱殺菌時、シリンダセンサの検知温度が殺菌設定温度より低い所定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を停止し、ホッパーセンサが殺菌設定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を再開するため、ホッパーと冷却シリンダの何れのミックスも適正な加熱殺菌を行うことができる。以って、高品質の冷菓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を示す冷菓製造装置の縦側断面図である。
【図2】同冷菓製造装置の正面図である。
【図3】本実施の形態の冷媒配管図である。
【図4】表示操作パネルを配置した冷菓製造装置の正面図である。
【図5】表示操作盤を配置した冷菓製造装置の正面図である。
【図6】図1の冷菓製造装置の制御部の一方のシステム部を示す制御回路図である。
【図7】図6に示す制御部にて制御されるその駆動制御対象いとなる各駆動部品の作動回路図である。
【図8】同制御部による全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図9】同制御部による全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図10】冷却動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図11】冷却動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図12】冷却停止後の冷却動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図13】殺菌動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図14】殺菌動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図15】保冷動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図16】保冷動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図17】殺菌・保冷動作に関連するタイムチャートである。
【図18】リバース弁の制御動作に係る処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体(冷菓製造装置)
2 ホッパー
8 冷却シリンダ
10 ビータ
31 シリンダセンサ
32 ホッパーセンサ
38 殺菌・保冷センサ

Claims (1)

  1. ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックスを冷却する冷却シリンダと、該冷却シリンダと前記ホッパーを加熱殺菌するための加熱装置と、前記シリンダ内のミックスの温度を間接的若しくは直接的に検知するシリンダセンサと、前記ホッパーに設けられたホッパーセンサとを備えた冷菓製造装置において、冷却シリンダ及びホッパーの加熱殺菌時、シリンダセンサの検知温度が殺菌設定温度より低い所定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を停止し、ホッパーセンサが殺菌設定温度を検知したとき、前記冷却シリンダの加熱を再開することを特徴とする冷菓製造装置。
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