JPH08222043A - フラットケーブルの検査方法および装置 - Google Patents
フラットケーブルの検査方法および装置Info
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- JPH08222043A JPH08222043A JP2518995A JP2518995A JPH08222043A JP H08222043 A JPH08222043 A JP H08222043A JP 2518995 A JP2518995 A JP 2518995A JP 2518995 A JP2518995 A JP 2518995A JP H08222043 A JPH08222043 A JP H08222043A
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Abstract
接合状態、導体の位置、夾雑物の有無等の検出が可能な
フラットケーブルの検査方法および装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 フラットケーブル5の一側に設けた光源1か
らフラットケーブル5を照射し、フラットケーブル5の
他側に設けたCCDカメラ2によってフラットケーブル
5を撮像して、CCDカメラ2から出力されるフラット
ケーブル5の所定の位置の画像信号を、予め設定した基
準値と画像解析部4において比較してフラットケーブル
の絶縁被覆の状態または導体の位置を検出するようにし
ている。
Description
縁被覆材の接合状態、導体の位置、夾雑物の有無等の検
出を行うフラットケーブルの検査方法および装置に関す
る。
ては、たとえば、特開平2−183917号公報にフラ
ットケーブルの導体位置測定方法が開示されている。特
開平2−183917号に記載されているフラットケー
ブルの導体位置測定方法は、図5に示すように、フラッ
トケーブルaの一側に設けた光源bからハーフミラーc
を透過して光を照射し、フラットケーブルaの他側に設
けた受光素子dでフラットケーブルaを透過した光の分
布を測定し、フラットケーブルaの一側で反射した光
は、ハーフミラーcで反射させ、フラットケーブルaの
一側に設けた受光素子d′で反射光の分布を測定し、こ
れらの透過する光と反射される光の分布とによってフラ
ットケーブルa内の導体eの位置を測定するようにして
いる。
導体位置測定方法はフラットケーブル内の導体の位置測
定には有効であるとしても、フラットケーブルの被覆材
の接合のずれ等の検出は困難である。すなわち、フラッ
トケーブルは、図6に示すように、絶縁被覆材f、f′
でフラットケーブルaを構成する導体eを両面から接着
して保持している。しかし、フラットケーブルaの縁部
gで絶縁被覆材f、f′の端部の位置がずれて接合され
ていると、フラットケーブルaの縁部gでは絶縁被覆材
f′のみとなって機械的強度が低下したり、縁部gに近
い導体が露出する場合があるなどの障害が発生する。
おいては、絶縁被覆材相互の接合のずれを確実に発見で
きる検出手段が必要となるが、絶縁被覆材は一般に導体
に比較して光の透過性が良好なため、受光素子としてフ
ォトダイオードなどの素子では、絶縁被覆材の1枚と2
枚との光量の差異を判別することは極めて難しく、フラ
ットケーブルの絶縁被覆材相互の接合のずれ(被覆材が
片面のみとなる状態)等の検出に適用するには困難な問
題点を有している。
点に着目してなされたもので、フラットケーブルの絶縁
被覆材の接合のずれ、あるいは導体の位置や夾雑物の有
無を確実に検出することのできるフラットケーブルの検
査方法および装置を提供することを課題とする。
め、請求項1に記載した発明のフラットケーブルの検査
方法は、フラットケーブルの一側から光を照射し、該フ
ラットケーブルの他側に受光手段を設けて該フラットケ
ーブルを通過する光量を測定することにより、該フラッ
トケーブルの導体または絶縁被覆の状態を検査するに際
し、前記受光手段に、CCD素子を備えた撮像手段を用
い、該CCD素子から出力されるフラットケーブルの所
定の位置の画像信号を、画像解析部に設定した基準値と
比較してフラットケーブルの絶縁被覆の状態または導体
の位置を検出することを特徴とする。
ルの検査装置は、フラットケーブルを照射する光源と、
CCD素子を備えた撮像手段と、該撮像手段とケーブル
を介して接続した画像解析部とからなることを特徴とす
る。
ケーブルをCCDカメラで撮像するようにしているた
め、フラットケーブルの細部の位置の透過光量を測定す
ることができる。そのため、従来のフォトダイオードの
ような光電素子を受光素子に用いた検査方法に比較し
て、透過光量の微妙な差異が検出できるので、絶縁被覆
材の1枚と2枚との透過光量の差異を検知することが可
能となる。したがって、予め画像解析部に透過光量の差
異による出力信号の基準値を設定しておくことにより、
フラットケーブルの絶縁被覆材の接合のずれ、夾雑物の
有無、導体のピッチ等を確実に検出することができる。
ーブルの検査装置の構成を示す説明図である。図1に示
すフラットケーブルの検査装置は、光源1と、CCD素
子を備えた受光手段としてのCCDカメラ2と、ケーブ
ル3を介してCCDカメラ2と接続した画像解析部4と
から構成されている。検査の対象とするフラットケーブ
ル5は、図2に示すように、2枚の絶縁被覆材6、6′
の間に複数の導体7を挟んで絶縁被覆材6、6′を互い
に接合して形成したものである。
トケーブル5を配置して、フラットケーブル5を照射
し、CCDカメラ2が撮像したフラットケーブル5の画
像信号をケーブル3を介して画像解析部4に伝送するよ
うにしている。光源1は、フラットケーブル5を照射す
るもので、とくに限定されないがフラットケーブル5に
対し均一に照射できるものがよく、CCDカメラ2は、
モノクロCCDカメラを用いている。画像解析部4は、
CRTディスプレーを備えたコンピュータで構成されて
いる。
り、図3に示すような、縁部において絶縁被覆材の接合
にずれを有するフラットケーブル5′に対し、光源1か
らの光が矢印に示すような位置、A部、B部、C部、D
部に照射されると、各位置においてフラットケーブル5
を透過する光量は、それぞれ、図4に示すような、光量
Lの値となる。 A部. フラットケーブル5′の縁部において絶縁被覆
材6、6′の接合位置がずれて一方の絶縁被覆材6′の
みの部分 B部. フラットケーブル5′の絶縁被覆材6、6′が
接合されている部分 C部. 導体7を内蔵する部分 D部. フラットケーブルの無い部分 すなわち、フラットケーブルの無いD部が最も光量が多
く、A部、B部の順に光量Lが減少し、C部では導体7
が光を遮断するため光量Lは0を示す。
に、予めA部、B部、C部、D部の光量に基づいた基準
値を設定しておくことにより、CCDカメラ2を介して
フラットケーブルから得られるの画像信号を、いずれか
の基準値と比較することによって、所定のフラットケー
ブルの部位の状態を検知することができる。たとえば、
A部に対応する光量の部分があれば、そのフラットケー
ブルはその部位において絶縁被覆材6、6′の接合位置
がずれて一方の絶縁被覆材6′のみとなっていることが
判明する。
定することにより、フラットケーブル内の導体のピッチ
を検知することができる。さらに、ごみ等の夾雑物につ
いては、予め設定した絶縁被覆材6、6′の透過光量に
基づく基準値との差を検出することにより、フラットケ
ーブルに存在する夾雑物の有無を検知することも可能で
ある。
ラットケーブルをCCDカメラで撮像するようにしてい
るため、透過光量の微妙な差異が検出でき、フラットケ
ーブルの絶縁被覆材の接合のずれ、夾雑物の有無、導体
のピッチ等を確実に検出することができるなどの多くの
利点がある。
査装置の構成を示す説明図である。
ブルの断面図である。
接合にずれを有するフラットケーブルの断面図である。
る光量を示すグラフである。
示す説明図である。
ブルの断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フラットケーブルの一側から光を照射
し、該フラットケーブルの他側に受光手段を設けて該フ
ラットケーブルを通過する光量を測定することにより、
該フラットケーブルの導体または絶縁被覆の状態を検査
するに際し、 前記受光手段に、CCD素子を備えた撮像手段を用い、
該CCD素子から出力されるフラットケーブルの所定の
位置の画像信号を、画像解析部に設定した基準値と比較
してフラットケーブルの絶縁被覆の状態または導体の位
置を検出することを特徴とするフラットケーブルの検査
方法。 - 【請求項2】 フラットケーブルを照射する光源と、C
CD素子を備えた撮像手段と、該撮像手段と接続した画
像解析部とからなることを特徴とするフラットケーブル
の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02518995A JP3156825B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フラットケーブルの検査方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02518995A JP3156825B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フラットケーブルの検査方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08222043A true JPH08222043A (ja) | 1996-08-30 |
JP3156825B2 JP3156825B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=12159029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02518995A Expired - Fee Related JP3156825B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フラットケーブルの検査方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156825B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000299027A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | テープ電線の検査方法及び製造方法とその装置 |
EP1271164A1 (fr) * | 2001-06-28 | 2003-01-02 | Siemens Automotive EEDS Systems | Contrôle du sertissage de connexion sur un câble plat et dispositif correspondant |
JP2011228145A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | フラットケーブル製造方法及びその製造装置 |
KR101321123B1 (ko) * | 2012-02-22 | 2013-10-23 | 대덕전자 주식회사 | 칩 내장형 인쇄회로기판 검사방법 |
CN103712579A (zh) * | 2013-12-26 | 2014-04-09 | 天津森宇科技发展有限公司 | 一种软缆安装质量的视觉检测装置 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP02518995A patent/JP3156825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000299027A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | テープ電線の検査方法及び製造方法とその装置 |
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FR2826729A1 (fr) * | 2001-06-28 | 2003-01-03 | Siemens Automotive Eeds System | Controle de sertissage de connexion sur un cable plat et dispositif correspondant |
JP2011228145A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | フラットケーブル製造方法及びその製造装置 |
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CN103712579A (zh) * | 2013-12-26 | 2014-04-09 | 天津森宇科技发展有限公司 | 一种软缆安装质量的视觉检测装置 |
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---|---|
JP3156825B2 (ja) | 2001-04-16 |
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