JPH0822190A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH0822190A JPH0822190A JP6157662A JP15766294A JPH0822190A JP H0822190 A JPH0822190 A JP H0822190A JP 6157662 A JP6157662 A JP 6157662A JP 15766294 A JP15766294 A JP 15766294A JP H0822190 A JPH0822190 A JP H0822190A
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Abstract
る劣化現像剤を逐次置換するため、キャリアを含有する
キャリア現像剤をキャリア現像剤収納室から補給する一
方、現像槽16内の現像剤が現像剤排出開口23から排
出される。この現像剤排出開口とアジテータ19との間
に、アジテータ19によって搬送される現像剤をせき止
めて上部側から現像剤を所定量溢出させるダム28が設
けられている。 【効果】 現像槽16内のトナー濃度を常に一定に保つ
ことができ、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に
維持することができる。
Description
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアから成る二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面の所定位置に
設けられている現像剤溢出用の現像剤排出開口からオー
バーフローして排出され、現像剤回収容器に回収され
る。このような補給・排出が逐次繰返されることによっ
て、現像槽内の劣化現像剤は、新たに供給されるトナー
およびキャリアに置換されていき、これによって、現像
槽内の現像剤量を一定に保つとともに、現像剤の帯電性
能を維持し、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に
維持するようになっている。
過剰となった現像剤は、現像槽壁面の所定位置に設けら
れている現像剤溢出用の現像剤排出開口からオーバーフ
ローして排出されるので、現像剤排出開口に現像剤が付
着する虞があり、このため、現像剤排出開口が小さくな
り現像槽から現像剤を安定して排出することができな
い。したがって、現像槽内での現像剤の逐次交換が適切
に行われないという問題が生じている。
は、図33に示すように、現像槽内の現像剤重量の増加
に伴って高くなる。このため、上記のように、現像剤が
安定して排出されなと、現像層内の現像剤重量が増加す
るので、トナー濃度センサの出力値が一定とならない。
したがって、複写画質の低下を招き、複写画像を良好に
維持することができないという問題が生じている。
のであって、その目的は、現像槽内の現像剤の逐次交換
を適切に行うことで、現像槽内のトナー濃度を一定に保
ち、これによって、複写画質の低下を抑え、複写画像を
良好に維持し得る現像装置を提供することにある。
トナーおよびキャリアから成る現像剤を収納する現像槽
に、現像剤を撹拌する撹拌手段および現像剤を感光体に
供給する現像ローラが各々回転自在に設けられ、キャリ
アを含有するキャリア現像剤が現像剤補給部から現像槽
に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形成された排出
開口から上記攪拌手段により搬送された現像剤が現像槽
から排出される現像装置において、上記排出開口の現像
槽側手前に、上記攪拌手段によって搬送される現像剤を
せき止めて上部側から現像剤を所定量溢出させる溢出手
段が設けられていることを特徴としている。
載の現像装置において、溢出手段が、少なくとも上部側
が現像槽とは別部材として設けられていることを特徴と
している。
記載の現像装置は、溢出手段が、ポリアセタール樹脂か
らなることを特徴としている。
手前に、攪拌手段によって搬送される現像剤をせき止め
て上部側から現像剤を所定量溢出させる溢出手段が設け
られていることで、排出開口手前に現像剤を排出した
後、排出開口から現像剤を排出することができる。これ
によって、排出開口から排出される現像剤量を調整し易
くなり、現像剤を排出開口に詰まらせることなく排出さ
せることが可能となる。このため、現像槽内の過剰な現
像剤を安定して排出させることができるので、現像槽の
現像剤の逐次交換を適切に行うことができる。したがっ
て、現像層内のトナー濃度を常に一定に保つことがで
き、この結果、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好
に維持することができる。
の少なくとも上部側を現像槽別部材とすることで、溢出
手段高さを変えるために現像槽全体を設計し直す必要が
なくなり、現像剤が溢出手段から乗り越える高さを容易
に調節することができる。これによって、溢出手段を交
換するだけで、簡単に現像装置を現像剤の種類に対応さ
せることができると共に、現像装置の製造に係る時間を
短縮させることができ、結果として、製造費を低減させ
ることができる。
段をポリアセタール樹脂で形成することで、溢出手段へ
の現像剤の付着を無くすことができる。これは、一般に
ポリアセタール樹脂は、溢出手段の素材として使用され
るABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の樹脂
に比べて分子量が多く、分子の結合が安定しているの
で、摺動性が良いためである。また、ポリアセタール樹
脂は、ABS樹脂等に比べて耐久性も優れているので、
上記溢出手段の耐久性も向上させることができる。した
がって、現像剤の排出を安定して行うことができるの
で、現像槽内の現像剤の逐次交換を適切に行うことがで
きると共に、現像槽内のトナー濃度を一定に保つことが
でき、この結果、複写画像を良好に維持することができ
る。
3および図33に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
6に示すように、上面部に原稿載置台1が設けられ、こ
の原稿載置台1の下に露光光学系2が配設されている。
この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置された原稿
(図示せず)に光を照射しながら走査する光源ランプ
3、原稿からの反射光を感光体4に導く複数の反射鏡5
…、および反射光の光路中に配されたレンズユニット6
から成っている。
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4表面に形成された静電潜像を現像する現
像装置8、感光体4表面のトナー像を用紙に転写させる
転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回収す
るクリーニング装置10および除電装置(図示せず)等
が設けられている。また、感光体4に対する入紙側に
は、用紙を所定のタイミングで供給するタイミングロー
ラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および給紙
ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出紙側
には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる
定着装置15が設けられている。
に示すように、容器状の現像槽16を有し、この現像槽
16の内部には、現像ローラ17と、撹拌手段としての
撹拌スクリュー18と、攪拌手段としてのアジテータ1
9と、搬送手段としての第1搬送スクリュー20aおよ
び第2搬送スクリュー20bとが回転自在に配設されて
いる。
はキャリアとトナーとからなり、磁性体からなるキャリ
アは、表面にトナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有
している。このキャリアとトナーとが撹拌スクリュー1
8によって撹拌されると、トナーは摩擦帯電する。現像
ローラ17が、キャリアを磁力によって吸着し、磁気ブ
ラシを形成させて搬送することにより、キャリアにクー
ロン力によって付着したトナーが感光体4に供給され、
感光体4の静電潜像に吸着されて、現像が行われる。な
お、上記の磁気ブラシの穂立ちの高さは、現像ローラ1
7の上方に設けられたドクタ26によって規制される。
に、現像剤の補給用開口16aが形成され、この補給用
開口16aに、図5に示すように、現像剤供給ユニット
(現像剤補給部)25が上方から嵌着されている。この
現像剤供給ユニット25は、内部がトナー収納室とキャ
リア現像剤収納室との二室に仕切られている。一方のト
ナー収納室にはトナーが収納されており、他方のキャリ
ア現像剤収納室には、キャリアのみからなる現像剤、若
しくはキャリアにトナーが所定比率で混合された現像剤
(以下、キャリア現像剤という)が収納されている。
御装置32により駆動制御されるトナー補給ローラ21
とキャリア現像剤補給ローラ22とがそれぞれ設けられ
ており、トナー補給ローラ21が回転駆動されることに
よって、トナー収納室内のトナーが、また、キャリア現
像剤補給ローラ22が回転駆動されることによって、キ
ャリア現像剤収納室内のキャリア現像剤が、各ローラ2
1・22の駆動時間に応じた量だけ、それぞれ流下して
現像槽16内へと供給され、第1搬送スクリュー20a
および第2搬送スクリュー20bによりアジテータ19
および攪拌スクリュー18側に搬送される。
ジテータ19の矢印P方向端部側には、アジテータ19
によって矢印P方向に搬送される現像剤を一時的に収納
する現像剤受け箱29が設けられ、この現像剤受け箱2
9の側壁部には、現像剤排出用の現像剤排出開口23が
形成されており、この現像剤排出開口23は現像槽16
からオーバーフローし、現像剤受け箱29に搬送された
現像剤を図示しない現像剤回収容器に排出するようにな
っている。
うに、第1搬送スクリュー20aおよび第2搬送スクリ
ュー20bの上方に搬送カバー27が設けられ、現像槽
16内に充填されている現像剤の外部への漏れを防止し
ている。
タ19のアジテータ用回転軸19aと現像剤受け箱29
との間には、アジテータ19によって搬送された現像剤
を所定量ずつ上部から現像剤受け箱29に溢れさせる溢
流せき(以下、ダムと称する)28が設けられている。
つまり、ダム28手前まで搬送された現像剤は、その嵩
高さによりダム28上部から溢れ出して現像剤受け箱2
9に落下するようになっている。尚、上記ダム28は、
図中網掛けで示している。
aの端部19bとの間には、ダム28の貫通穴28aと
アジテータ用回転軸19aとの隙間から現像剤が漏れな
いように、漏れ防止手段としてのVリング30が設けら
れている。
同軸上には、現像剤受け箱29に貫通する搬送軸19c
が設けられている。この搬送軸19cの軸周縁には、搬
送用の、螺旋状に形成されたスクリュー部19dが形成
されており、ダム28から溢れて現像剤受け箱29に落
下した現像剤を現像剤排出開口23側に搬送するように
なっている。尚、上記搬送軸19cはアジテータ用回転
軸19aと共に回転するようになっている。また、アジ
テータ19は、制御装置32によって駆動制御されてい
る。
像槽16上に現像槽16と一体的に設けられ、中央にア
ジテータ用回転軸19aを貫通させる貫通穴28aが穿
設されている。これによって、上記ダム28は、アジテ
ータ19を回動支持する支持手段としての支持部材を構
成している。
形成されており、この凹部28bの形状を変化させるこ
とによりダム28から溢れる現像剤量を調節するように
なっている。即ち、凹部28bを大きく形成することに
より現像剤が溢出する量を増やし、凹部28bを小さく
形成することにより現像剤が溢出する量を減らすように
なっている。
回転数を360mm/分に、ダム28の高さをアジテー
タ用回転軸19aの中心から7mmに設定することで、
ダム28から溢出する現像剤が2g/分で現像剤受け箱
29に溢出するように設定されている。そして、この溢
出された現像剤は、搬送軸19cによって現像剤排出開
口23まで搬送される。
ように、縦×横=3mm×5mmの略長方形に形成され
ており、現像剤を4g/分で排出する大きさとなってい
る。このため、ダム28から溢出した現像剤を現像剤受
け箱29内に過剰に蓄積することなく排出することがで
きる。これにより、現像剤排出開口23の、現像剤によ
る目詰まりを無くし、安定した現像剤の排出を可能とし
ている。但し、上記の現像剤受け箱29は、10gの現
像剤を蓄積可能な容積に形成されている。
高さ、現像剤排出開口23の形状および大きさ、現像剤
受け箱29の容積は、現像剤の種類および現像装置の大
きさ等から適宜設定するようにし、現像剤を安定して排
出し得る数値に設定すれば良く、特に限定するものでは
ない。
に、現像槽16内のトナー濃度を検出するトナー濃度セ
ンサ34が設けられている。このトナー濃度センサ34
は、透磁率センサからなり、キャリアに接触して透磁率
を検出するようになっており、この検出された透磁率か
らキャリアに対するトナーの比率が求められる。例え
ば、トナー濃度センサ34に接触するキャリア量が少な
いと、トナー比率が高いと検出され、トナー濃度センサ
34に接触するキャリア量が多いと、トナー比率が低い
と検出される。そして、このトナー濃度センサ34の検
出信号は、図8に示す制御装置32に出力され、この検
出信号に基づいて現像剤供給ユニット25のトナー補給
ローラ21とキャリア現像剤補給ローラ22とが駆動さ
れ、現像槽16内にトナーあるいはキャリアを補給する
ようになっている。
傾きセンサにより傾斜許容限度を超えた現像装置8の傾
き状態が検知されたとき、その傾き状態を報知する警告
手段としての発光ダイオードからなる傾きアラームラン
プ39が接続されている。
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に後述するコピースタートスイッチ31
がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって
原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このと
きの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニッ
ト6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7に
て所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像
が形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から
供給されるトナーによって現像される。感光体4表面の
トナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット13
から供給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙
上に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対
応したコピー画像が形成される。
に、図8に示すマイクロコンピュータから成る制御装置
32が本複写機には設けられており、この制御装置32
に、上記コピースタートスイッチ31のON操作信号が
入力されるようになっている。また、複写動作の累積回
数をカウントする複写カウンタ33がさらに設けられ、
このカウント値(以下、コピーカウント値という)nも
上記制御装置32に入力されるようになっている。
像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中のト
ナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃
度の変化を検出するトナー濃度センサ34が現像槽16
内に配設されており、このトナー濃度センサ34に基づ
くトナー補給ローラ21の駆動制御が、上記制御装置3
2によってさらに行われる。すなわち、トナー濃度セン
サ34での検出信号が、現像に必要な適切範囲の下限値
まで下がったことが検知されると、トナー補給ローラ2
1の駆動を開始する。これにより、トナー収納室内のト
ナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内のトナー
濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上記の適切
範囲の上限値に達したことが検知されると、トナー補給
ローラ21の駆動を停止する。このような制御によっ
て、現像槽16内のトナー濃度は、上記適切範囲内で維
持される。
16内の現像剤と撹拌され、一定の帯電量に制御され
て、感光体4へと供給され、現像に使用される。一方、
現像剤中のキャリアは減少することはなく、繰返し使用
されるために、現像ローラ17や撹拌スクリュー18で
の撹拌、および感光体4との接触で徐々に劣化してい
く。このようにキャリアが劣化していくと、トナーに所
定の帯電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じるこ
ととなる。そこで、現像槽16内にキャリアをも新たに
補給し、現像槽16内の劣化したキャリアと置換してい
くことで、上記のような帯電性能の低下が抑えられる。
このために、前記のキャリア現像剤収納室からキャリア
現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤を排出す
る補給・排出制御も、上記制御装置32で行うようにな
っている。
量とトナー濃度センサの出力値との関係は、図33に示
すように、現像槽16内の現像剤重量の増加と共に、ト
ナー濃度センサ34の出力値が高くなることが分かる。
このため、複写画像を良好に維持するには、現像槽16
内の現像剤重量を一定に保ち、これによって、トナー濃
度センサ34の出力値を一定に保つことが必要とされ
る。したがって、現像槽16内の過剰となった現像剤を
安定して排出して、常に、現像槽16内の現像剤量を一
定に保つ必要がある。
するには、例えば現像槽16の側壁に設けられた現像剤
排出開口からオーバーフローする方法がある。このオー
バーフローによる現像剤の排出量は、現像剤排出開口の
形成位置および形状に左右される。このため、従来の現
像装置では、現像剤の供給量と排出量とが同じとなるよ
うに現像剤排出開口の形成位置および形状が設定されて
いる。
ーフローして現像剤を排出する方法では、現像剤排出開
口の形状の如何に関わらず、現像剤が現像剤排出開口全
体に接触する虞があるので、現像剤排出開口の周縁部に
現像剤が付着して、現像剤排出開口が小さくなり、現像
剤を安定して排出することができないという問題が生じ
ている。
は、現像槽16から溢出する現像剤をダム28によって
せき止めて、このダム28から溢出する現像剤を現像剤
受け箱29にて受けた後、この現像剤受け箱29に形成
された現像剤排出開口23から現像剤を排出するように
なっている。つまり、現像槽16から溢れる現像剤を一
度現像剤受け箱29に落下させて現像剤排出開口23か
ら排出するようになっているので、例えば現像剤排出開
口23から排出される現像剤量を、ダム28から溢出す
る現像剤量よりも多くすることにより、現像剤排出開口
23の目詰まりを無くして現像剤を排出させることがで
きる。
像剤の排出量を一定に保つことができるので、現像槽1
6内での現像剤の交換を適切に行うことができる。この
結果、現像槽16内のトナー濃度を常に一定に保つこと
ができ、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に維持
することができる。
の現像剤の供給量を2.3g/10minとすれば、図
10に示すように、現像槽16から排出される現像剤量
もほぼ2.3g/10minとすることができることが
分かる。したがって、本実施例の現像装置8は、現像剤
の排出量を安定させることができ、常に現像槽16内の
トナー濃度を一定に保つことができることが分かる。こ
れによって、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に
維持することができることが分かる。
ラツキおよび形状における、現像槽16からの現像剤の
排出量が2.3g/10minに設定した場合の排出量
変動は、図9に示すように、本実施例における現像槽1
6にダム28を設け、このダム28から現像剤を溢れ出
させる方式、所謂ダム方式が最小となっている。即ち、
現像剤の排出量が2.3g/10minでの現像剤排出
開口、即ち形成位置の現像槽16の底辺からの高さHの
バラツキによるグラフの傾きがダム方式で最小となって
いる。
像剤の目詰まりによって実際の設計位置よりも上方とな
っても排出される現像剤量を安定させることができる。
この結果、現像剤を常に安定して排出することができる
ので、現像槽16内の現像剤量を常に一定にすることが
できると共に、トナー濃度も一定に保つことができる。
したがって、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に
維持することができる。
6に一体的に形成しているが、例えば、図11に示すよ
うに、ダム38を別部材として現像槽16に対して形成
しても良い。この場合、ダム38は、アジテータ19の
搬送軸19cをダム38の貫通穴38aに挿通させて、
現像槽16にアジテータ19をセットするときに、所定
位置にセットされる。
で、ダム38の現像槽16の底面からの高さを調節して
ダム38を形成するだけで、ダム38から溢出する現像
剤量の調節が容易に行える。この結果、現像装置8に使
用される現像剤の種類が異なり、現像剤の流動性が異な
る場合でも、所望する現像剤の排出量を得るために、現
像槽16全体を設計しなおす必要がなく、ダム38を取
り替えるだけで、従来からの現像槽16をそのまま使用
することができる。したがって、現像剤の種類が変更さ
れてもすぐに対応することができると共に、現像装置8
の製造に係るコストおよび時間を低減することができ
る。
に、上記ダム38に換えて、図12に示すように、ダム
48を用いても良く。ダム48は、アジテータ19を貫
通させる貫通穴48aを中心にダム上部材48b、ダム
下部材48cと上下に分割されている。上記ダム下部材
48cは、図13に示すように、現像槽16の底面側の
アジテータ19の保持部に固定されている。つまり、こ
のダム48は、現像槽16に固定されたダム下部材48
c上にアジテータ19の搬送軸19cを載置し、その上
にダム上部材48bを載置して、ダム上部材48bをダ
ム下部材48cに固定する。即ち、ダム上部材48bの
みが別部材として形成されている。これにより、アジテ
ータ19の搬送軸19cは、ダム48の貫通穴48aに
て回動自在に支持される。
して形成することで、上記のダム38全体を別部材とす
る場合よりも、ダム48の現像槽16の高さを変更し易
くなる。このため、ダム48を溢出する現像剤の種類が
異なり、その摺動性が異なっても迅速に対応することが
できる。
るいはダム48のように、少なくとも上部側を現像槽1
6と別部材とすることで、別部材として設けられたダム
の構成部材を現像剤の種類に対応させることができる。
性が変化すれば、溢出手段の上部側から溢れ出る現像剤
量が変化するが、上記のように溢出手段の少なくとも上
部側を現像槽16と別部材とすることで、現像剤が溢出
手段を乗り越える高さを容易に調節することができる。
けで、現像剤の流動性に応じて現像剤の溢出量を変化さ
せることができる。この結果、現像槽16から溢出する
現像剤量を安定させ、現像槽16内の現像剤の逐次交換
を適切なものとすることができる。
常に一定に保つことができるので、複写画質の低下を抑
え、複写画像を良好に維持することができる。
形成することにより、メンテナンスが行い易く、しかも
ダム形状を容易に変更することができる。さらに、現像
装置の組立性を向上させることができ、溢出手段と現像
槽16との材質を容易に変更することができる。
8の素材として現像槽16の素材であるABS(Acrylo
nitrile Butadiene Styrene)樹脂を使用しているが、こ
れに限定するものではなく、例えばポリアセタール樹脂
(POM)を使用しても良い。
比べて分子量が多く、各分子の結合が安定しているの
で、摺動性および耐久性に優れている。このため、ポリ
アセタール樹脂をダム38およびダム48の素材に使用
した場合、流動する現像剤とダム38およびダム48と
の摺動性が良く、ダム38およびダム48への現像剤の
付着を無くすことができる。
現像剤の付着による現像剤の溢出量の減少を防止するこ
とができるので、現像槽16内の現像剤の増加を防止
し、現像槽16内の現像剤量を常に一定に保つことがで
き、このことからも、複写画質の低下を抑え、複写画像
を良好に維持することができる。
図14および図15に基づいて説明すれば、以下の通り
である。尚、前記実施例1と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付与し、その説明は省略する。
ように、アジテータ19の端部19bとダム53との間
に、現像剤の漏れ防止用の漏れ防止部材としてのシール
材51が設けられている。
に、ポリウレタンフォーム51aとPET(polyethyle
ne terephthalate)51bとで搬送軸19cが貫通する
貫通穴を有するリング状に形成されている。上記ポリウ
レタンフォーム51aの厚みdは、アジテータ19の端
部19bとダム53との距離d’(図14)よりも大き
くなるように形成され、シール材51の搬送軸19cの
貫通穴の直径は、搬送軸19cの直径よりも小さくなる
ように形成されている。
9の端部19bとダム53との間に装着した場合、アジ
テータ19の端部19bとダム53との間、および搬送
軸19cとシール材51の貫通穴との間がポリウレタン
フォーム51aによって、ほぼ密着状態となるので、現
像剤の外部への漏れを無くすことができる。
がアジテータ19の端部19bに接触するようにして装
着されている。これにより、アジテータ19は、シール
材51のPET51bに摺接しながら回転するようにな
っている。したがって、アジテータ19が回転しても摺
動性の良いPET51bによってポリウレタンフォーム
51aが保護される。
T51bと反対側には、両面テープ52が設けられ、こ
の両面テープ52によってシール材51がダム53に固
定されている。これにより、アジテータ19の回転によ
るシール材51の回転を防止することができる。
体的に形成されたABS樹脂からなり、その貫通穴53
aにアジテータ19のアジテータ用回転軸19aを軸支
する支持部材となっている。
は、アジテータ19の端部19bとダム53との間にシ
ール材51を装着することにより、アジテータ19の端
部19bとダム53との間の空間が密着された状態とな
る。これによって、アジテータ19の端部19bとダム
53との間に生じる隙間からの現像剤の漏れを防止する
こことができる。
T51b形成側と反対側に両面テープ52を設けること
によって、ダム53にシール材51を固定することがで
きるので、アジテータ19の回転とともに、シール材5
1が回転することを防止することができる。この結果、
シール効果を向上させると共に、アジテータ19の回転
の安定性も向上させることができる。
像槽16内の過剰現像剤を安定して排出することができ
るので、現像槽16における現像剤の逐次交換が適切に
行うことができる。この結果、現像槽16内のトナー濃
度を常に一定に保つことができるので、複写画質の低下
を抑え、複写画像を良好に維持することができる。
16と同様の素材であるABS樹脂で形成しているが、
アジテータ19の軸受け部材としてアジテータ用回転軸
19aに対して摺動性の良い、例えばバンドー化学株式
会社のミューライトによって形成しても良い。このミュ
ーライトは、ABS樹脂に比べて摺動性が良いので、ダ
ム53の貫通穴53aの大きさを、アジテータ用回転軸
19aに嵌合するように小さく形成してもアジテータ用
回転軸19aの回動性は損なわれないようになってい
る。これによって、上記実施例のようにアジテータ19
の端部19bとダム53との間にシール材51を装着し
なくても、現像剤の漏れを防止することができる。
することができるので、現像装置の製造に係るコストお
よび時間を低減することができる。
性の面から前記実施例1に記載したPOMによって形成
しても良いが、アジテータ用回転軸19aと貫通穴53
aとの間にできる隙間に現像剤が入り込みトナーが固ま
り、貫通穴53aとアジテータ用回転軸19aとがロッ
クする虞がある。このため、軸受け部材として使用する
には、ミューライトの使用が望ましい。
ついて図16ないし図19に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、前記実施例1および実施例2と同一
の機能を有する部材には同一の番号を付記し、その説明
は省略する。
のダム53に換えて、図16に示すように、搬送軸19
cが貫通する貫通穴55aを有するダム55を使用して
いる。
アジテータ19からの現像剤を溢れ出させるための凹部
55bが形成されている。この凹部55bは、現像剤受
け箱29側に傾斜するように鋭角状に形成されている。
このため、アジテータ19により搬送された現像剤がダ
ム55を乗り越えるとき、凹部55bの鋭角部分から現
像剤が自重により凹部55b上に蓄積することなく、現
像剤受け箱29に落下するようになる。
3の上部が鋭角状に形成されていないダム53を使用す
る場合のように、ダム53上部の領域Dに現像剤が蓄積
することなく現像剤を現像剤受け箱29に排出させるこ
とができる。
交換を適切に行うことができ、現像槽16のトナー濃度
を安定させることができるので、複写画質の低下を抑
え、複写画像を良好に維持することができる。
から外周に行くにつれて、現像剤が十分に攪拌および帯
電されず、現像剤の流れが不安定になる一方、アジテー
タ19の中心近傍では、現像剤が十分に攪拌および帯電
され、現像剤の流れが安定する。
8および図19に示すように、凹部55bの幅Bを、ア
ジテータ19の外径Aの範囲内にくるように設定してい
る。これによって、上記凹部55bは、アジテータ19
により搬送される現像剤の流れが安定した領域に設けら
れるので、アジテータ19から搬送される現像剤を安定
してダム55から溢出させて、現像剤受け箱29に排出
することができる。したがって、現像槽16内の現像剤
の逐次交換を適切に行うことができ、現像槽16内のト
ナー濃度を安定させることができるので、複写画質の低
下を抑え、複写画像を良好に維持することができる。
ついて図21ないし図23を参照しながら、以下に説明
する。尚、前記各実施例と同一の機能を有する部材には
同一の番号を付記し、その説明は省略する。
の図20に示すダム55に換えて、図21に示すよう
に、アジテータ用回転軸19aに貫通する貫通穴61a
が形成されたダム61を使用している。
V字状の切欠部61bが形成されている。これにより、
現像槽16から溢れ出す現像剤の上面が、V字状の切欠
部61bの下部側となるときには、現像剤の排出量が少
なくなる一方、V字状の切欠部61bの上部側となると
きには現像剤の排出量が多くなるようになっている。
ら搬送される現像剤の量が少ないときには、図21に示
すように、切欠部61bの下部側から現像剤が排出され
るように、一方アジテータ19から搬送される現像剤の
量が多いときには、図22に示すように、切欠部61b
の中間部当たりから現像剤が排出されるようにして、切
欠部61bが設けられている。
の量が多いときには、短時間で現像剤を排出する一方、
ダム61から溢れ出る現像剤の量が少ないときには、長
時間で現像剤を排出するようになる。これにより、アジ
テータ19からの現像剤の搬送量の多少に関わらず、現
像剤を現像剤受け箱29に迅速に排出することができる
ので、現像槽16内の現像剤量を常に一定量とすること
ができる。この結果、現像槽16内のトナー濃度を一定
に保つことができるので、複写画質の低下を抑え、複写
画像を良好に維持することができる。
つて図24および図25に基づいて、以下に説明する。
尚、前記の各実施例の部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記し、その説明は省略する。
1(b)に示すアジテータ19に換えて、図24に示す
ように、アジテータ62を使用している。
れたアジテータ用回転軸62aと、現像剤受け箱29側
に設けられた搬送軸62cと、上記アジテータ用回転軸
62aと一体的に形成された端部62bとで構成されて
いる。
外周面に、現像剤受け箱29側に向かって傾斜している
羽根63…が設けられている。この羽根63は、図25
に示すように、アジテータ用回転軸62aの回転に伴っ
て端部62bが回転するとき、現像槽16内の現像剤を
羽根63に乗せて強制的にダム28の上方に搬送するよ
うにハス歯状に形成されている。そして、このように強
制的に搬送された現像剤は、ダム28の凹部28bに搬
送され、自重により現像剤受け箱29に落下するように
なっている。
現像槽16も傾斜した状態になり、このため、現像槽1
6からの現像剤の排出を安定して行うことができないと
いう問題が生じている。
ば、現像槽16の現像剤を強制的にダム28に搬送して
現像剤受け箱29側に溢出させることができるので、例
えば、現像装置8が傾斜して現像槽16内部の現像剤が
ダム28とは反対側に傾斜した状態にあるときでも、現
像槽16内の現像剤をダム28から溢出させることがで
きる。これによって、現像槽16内に補給した現像剤量
に対して過剰となった現像剤を排出することができるの
で、現像槽16内の現像剤量を常に一定にすることがで
きる。したがって、現像槽16内のトナー濃度も一定に
保つことができ、この結果、複写画質の低下を抑え、複
写画像を良好に維持することができる。
るが、これに限定するものではなく、例えば前記実施例
3の図17に示すダム55を使用しても良い。この場
合、ダム55の凹部55bが鋭角状に形成されているの
で、アジテータ62の端部62bによって搬送された現
像剤を現像剤をダム28上に蓄積することなく、現像剤
受け箱29に落下させることができる。したがって、現
像槽16内の現像剤の逐次交換をより適切に行うことが
できるので、現像槽16内のトナー濃度を一定に保つこ
とができ、この結果、複写画質の低下を抑え、複写画像
を良好に維持することができる。
ついて図26ないし図28に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、前記の各実施例の部材と同一の機能
を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明は省
略する。
ように、アジテータ19から搬送される現像剤を溢出さ
せる溢出手段としてのダム71を備えている。
には、ダム71側に現像剤受け箱29が配設され、この
現像剤受け箱29と搬送軸19cとを覆うように現像剤
回収箱76が設けられている。この現像剤回収箱76に
は、現像剤を排出する現像剤排出開口77が形成され、
この現像剤排出開口77から搬送軸19cにより搬送さ
れた現像剤を排出するようになっている。
示すように、アジテータ19のアジテータ用回転軸19
aを貫通させる貫通穴71aが穿設されている。この貫
通穴71aは、長径が上下となる楕円形状となってお
り、ダム71を上下自在にアジテータ用回転軸19aで
支持するようになっている。また、ダム71の下方に
は、ダム71の駆動手段としてのカム72が設けられて
おり、このカム72の回転によって、上記ダム71が上
下方向に移動するようになっている。尚、上記のダム7
1は、図26に示すように、現像槽16の底面を貫通自
在となっており、カム72は、現像槽16の外側に配設
されている。
回転によって、図28(a)に示すように、現像槽16
の底面からの高さがh1 となる状態から、図28(b)
に示すように、現像槽16の底面からの高さがh2 とな
る状態まで変化するようになっている。即ち、カム72
の回転によって、ダム71の現像槽16の底面からの高
さを調節するようになっている。
示すように、駆動軸72aを介して駆動手段としてのモ
ータ73に接続されている。このモータ73は、配線7
4を介して制御手段としての制御部75によって接続さ
れている。
チからの信号あるいは現像槽16内に設けられた現像剤
の湿度センサおよび温度センサの出力信号に基づいてモ
ータ73を駆動制御するようになっている。即ち、制御
部75は、湿度センサおよび温度センサの出力信号から
現像槽16内の現像剤が湿度が高く流動性が低いと判断
したとき、ダム71の高さが低くなるようにカム72を
回転制御し、現像槽16内の現像剤が湿度が高く流動性
が高いと判断したとき、ダム71の高さが高くなるよう
にカム72を回転制御するようになっている。
71の高さを変化させることができるので、現像槽16
内の現像剤を安定して排出することができ、この結果、
常に現像槽16内の現像剤量を一定にすることができ
る。
72を回転させてダム71の高さを変更するだけで、容
易に対応させることができる。
化等の環境変化が生じても、また、現像剤の粒径等が変
化しても、現像剤を安定して排出することができ、これ
によって、常に、現像槽16内のトナー濃度を一定に保
つことができるので、複写画質の低下を抑え、複写画像
を良好に維持することができる。
ついて図29および図30に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、前記の各実施例の部材と同一機能を
有する部材には、同一の符号を付記し、その説明は省略
する。
の図1に示すダム28の代わりに、図29に示すよう
に、ダム81を使用している。
ータ用回転軸19aの同軸上に設けられた搬送軸19c
が貫通する貫通穴81aが形成されている。この貫通穴
81aは、搬送軸19cの外径よりも大きく形成されて
いる。尚、ダム81とアジテータ19の端部19bとの
間にVリング30を装着することによって、貫通穴81
aとアジテータ用回転軸19aとの間の隙間からの現像
剤の溢出を防止している。
れたスクリュー部19dの外周面と搬送軸19cの外周
面との距離(以下、突起量と称する)は、0.5mm〜
1.0mmの範囲内に設定されている。
像剤の平均排出量との関係を示すと、図30に示すグラ
フのようになる。尚、現像槽16における現像剤の供給
量と排出量とは等しいものとし、現像剤の供給量を2g
/minとする。
である10g/5min、即ち2g/minとなる突起
量の範囲は、0.5mm〜1.0mmとなっていること
が分かる。
mmよりも小さく、且つ1.0mmよりも大きいとき、
平均排出量は目標値よりも小さくなっていることが分か
る。つまり、突起量が0.5mmより小さい場合、スク
リュー部19dにより現像剤が搬送し難くなり、現像剤
排出開口23からの現像剤の排出量が目標値よりも小さ
くなったと考えられる。また、突起量が1.0mmより
大きい場合、スクリュー部19dによる現像剤の搬送量
が過剰となり、現像剤排出開口23からの現像剤の排出
が困難となり、現像剤排出開口23からの現像剤の排出
量が目標値よりも小さくなったと考えられる。
縁に形成されたスクリュー部19dの外周面と搬送軸1
9cの外周面との距離は、0.5mm〜1.0mmの範
囲内に設定されることが望ましいことが分かる。
軸19cの外径よりも大きく形成された貫通穴81aを
有するダム81を設けることで、現像槽16への現像剤
の供給量と排出量とが等しくなるようにアジテータ19
を配設することが容易に行える。また、貫通穴81aの
大きさが搬送軸19cの外径によって決まるので、シー
ル材としてのVリング30を適切に装着することがで
き、貫通穴81aと搬送軸19cとの間からの現像剤の
漏れを無くすことができる。
リュー部19dの突起量を調節するだけで、現像剤を外
部に漏らすことなく、所望する現像剤の排出量を確保す
ることができる。したがって、現像槽16の現像剤の供
給量と排出量とを容易に、しかも高精度で設定すること
ができ、現像装置の製造を時間を短縮させることができ
る。
量とが等しくなるように設定されることで、現像槽16
内のトナー濃度を常に一定に保つことができ、この結
果、複写画質の低下を抑え、複写画像を良好に維持する
ことができる。
ついて図31に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、前記の各実施例の部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記し、その説明は省略する。
の図1(b)に示す現像装置の現像剤受け箱29に換え
て、図31に示すように、現像剤受け箱82を備えてい
る。
現像剤を排出する現像剤排出開口83が形成されてい
る。上記底面部82aは、ダム28側から現像剤排出開
口83に向かって下方に傾斜した構造となっている。こ
れによって、ダム28から溢出した現像剤は、現像剤受
け箱82の底面部82aの傾斜によって、直ちに現像剤
排出開口83から排出されるようになっている。
ば、現像剤受け箱82の底面部82aの傾斜によって、
直ちに現像剤排出開口83から排出されるので、図1に
示すように、現像剤排出開口23を現像剤受け箱29の
側壁に設けた場合に比べて、現像剤を安定して排出する
ことができる。この結果、現像槽16での現像剤の逐次
交換を適切に行うことができ、現像槽16内のトナー濃
度を常に一定に保つことができるので、複写画質の低下
を抑え、複写画像を良好に維持することができる。
28を使用しているが、これに限定するものではなく、
例えば前記実施例3に示すように、現像剤が溢出する凹
部55bが鋭角形状のダム55を使用しても良い。この
場合、ダム55上部から現像剤が溢れ出すとき、ダム5
5上部に現像剤が蓄積せずに、現像剤受け箱82側に自
重により落下するので、さらに、現像剤を現像剤排出開
口83から排出しやすくなり、この結果、現像槽16に
おける現像剤の逐次交換をより適切に行うことができ
る。
ついて図32に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、前記の各実施例の部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記し、その説明は省略する。
の図26に示す現像剤回収箱76に換えて、図32に示
すように、現像剤回収箱91を備えている。
端部側には、スクリュー部19dの形成されていない領
域19c’を有し、この領域19c’に対向する現像剤
回収箱91の底面部91aには、現像剤を排出する現像
剤排出開口92が形成されている。
部19dのない領域19c’を形成することによって、
現像剤回収箱91内における現像剤の一方向への搬送を
防止し、これにより、現像剤の現像剤回収箱91の端部
側への凝集を無くすことができる。また、このスクリュ
ー部19dの無い領域19c’に対向する位置に現像剤
排出開口92を設けることによって、凝集されない現像
剤を適切に排出することができる。
剤の排出を安定して行うことができるので、現像槽16
内での現像剤の逐次交換が適切に行われる。この結果、
現像槽16内のトナー濃度を一定に保つことができ、複
写画質の低下を抑え、複写画像を良好に維持することが
できる。
同士を組み合わせることも可能であり、その場合には、
各実施例におけるそれぞれの作用・効果を奏する。
うに、トナーおよびキャリアから成る現像剤を収納する
現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌手段および現像剤を感
光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設けられ、
キャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給部から
現像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形成され
た排出開口から上記攪拌手段により搬送された現像剤が
現像槽から排出される現像装置において、上記排出開口
の現像槽側手前に、上記攪拌手段によって搬送される現
像剤をせき止めて上部側から現像剤を所定量溢出させる
溢出手段が設けられている構成である。
ることなく排出させることができるので、現像槽内の現
像剤を安定して排出させることができる。したがって、
現像槽の現像剤の逐次交換を適切に行うことができるの
で、現像層内のトナー濃度を常に一定に保つことがで
き、この結果、複写画像を良好に維持することができる
という効果を奏する。
のように、溢出手段が、少なくとも上部側が現像槽とは
別部材として設けられている構成である。
出手段高さを変えるために現像槽全体を設計し直す必要
がなくなり、現像剤が溢出手段から乗り越える高さを容
易に調節することができる。これによって、溢出手段を
交換するだけで、簡単に現像装置を現像剤の種類に対応
させることができると共に、現像装置の製造に係る時間
を短縮させることができ、結果として、製造費を低減さ
せることができるという効果を奏する。
上のように、溢出手段が、ポリアセタール樹脂からなる
構成である。
像槽内の現像剤の逐次交換を適切に行うことができると
共に、現像槽内のトナー濃度を一定に保つことができ、
この結果、複写画像を良好に維持することができるとい
う効果を奏する。
て、(a)は図3に示す現像装置のY−Y線矢視断面図
であり、(b)は(a)のZ−Z線矢視断面図である。
面図である。
る。
概略構成図である。
口と現像剤との関係を示す正面図である。
ブロック図である。
係を示すグラフである。
像剤の排出量と現像槽内の現像剤重量との関係を示すグ
ラフである。
あって、ダムが現像槽と別部材に形成された状態を示す
説明図である。
ダムの平面図である。
あって、ダムが上下に分割され、ダム下部材が現像槽側
に設けられ、ダム上部材が別部材となった状態を示す説
明図である。
概略構成図である。
の斜視図である。
概略構成図である。
とアジテータと関係を示す正面図である。
の概略構成図である。
ものであって、アジテータによる現像剤の搬送量が少な
い場合を示す概略構成図である。
ものであって、アジテータによる現像剤の搬送量が多い
場合を示す示す概略構成図である。
れているダムの正面図である。
概略構成図である。
テータの端部の正面図である。
概略構成図である。
の動作を説明するものであって、(a)は現像槽の底面
からのダムの高さを高くした状態を示す説明図であり、
(b)は現像槽の底面からのダムの高さを低くした状態
を示す説明図である。
概略構成図である。
との関係を示すグラフである。
概略構成図である。
概略構成図である。
力との関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
納する現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌手段および現像
剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設け
られ、キャリアを含有するキャリア現像剤が現像剤補給
部から現像槽に逐次補給される一方、現像槽の壁部に形
成された排出開口から上記攪拌手段により搬送された現
像剤が現像槽から排出される現像装置において、 上記排出開口の現像槽側手前に、上記攪拌手段によって
搬送される現像剤をせき止めて上部側から現像剤を所定
量溢出させる溢出手段が設けられていることを特徴とす
る現像装置。 - 【請求項2】上記溢出手段は、少なくとも上部側が現像
槽とは別部材として設けられていることを特徴とする請
求項1記載の現像装置。 - 【請求項3】上記溢出手段は、ポリアセタール樹脂から
なることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
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---|---|---|---|
JP6157662A JP3025410B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 現像装置 |
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