JPH08219898A - 熱電センサーモジュール - Google Patents

熱電センサーモジュール

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JPH08219898A
JPH08219898A JP2397195A JP2397195A JPH08219898A JP H08219898 A JPH08219898 A JP H08219898A JP 2397195 A JP2397195 A JP 2397195A JP 2397195 A JP2397195 A JP 2397195A JP H08219898 A JPH08219898 A JP H08219898A
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JP
Japan
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temperature
thermoelectric element
thermoelectric
low temperature
thermistor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2397195A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iizuka
博之 飯塚
Takuya Yamazaki
琢也 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08219898A publication Critical patent/JPH08219898A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 700〜800℃といった高温度の測定も可
能な温度センサーを提供する。 【構成】 熱電素子1の低温端Lにサーミスタ5を取り
付け、熱電素子1が発生する電圧とサーミスタ5の抵抗
値とから、熱電素子1の高温端の温度を算出可能とした
熱電センサーモジュール10。 【効果】 熱電素子が発生する電圧から、熱電素子の高
温端と低温端との温度差ΔTを求める。サーミスタの抵
抗値から、低温端の温度TL を求める。熱電素子の高温
端の温度Th をΔT+TL で求める。熱電素子は高温領
域でも使用可能である。サーミスタは熱電素子の低温端
に取り付けられるため、熱電素子の高温端が、700〜
800℃の高温にさらされても、支障をきたすことはな
い。起電力を取り出して仕事をさせるジェネレータとし
ても使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱電センサーモジュール
に係り、特に、熱エネルギーを電気エネルギーに変換す
る温度センサーとして有効に用いられる熱電センサーモ
ジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】熱電素子は、p型半導体とn型半導体と
を積層すると共に、積層面の一端側に両半導体の接合部
を形成し、かつ、接合部以外の層間部を絶縁層としたも
のであり、ゼーベック効果により、素子両端の温度差に
比例した電圧を発生する機能を有する。即ち、p型半導
体とn型半導体との接合端(以下「pn接合端」と称
す。)の反対側の端部に電極を設け、pn接合端を加熱
すると、電極からその加熱温度に応じた電圧を取り出す
ことができる。この場合、pn接合端を高温端、電極の
ある側の端を低温端と称する。
【0003】このような機能を利用して、熱電素子はそ
の高温端を熱源に入れるか近付けるなどして電力を発生
させるジェネレータとして利用される。また、温度差に
応じた電圧を発生するため、高出力の温度センサーとし
ても使用することができる。因みに、代表的な熱電組成
であるβ−FeSi2 半導体では、700〜800℃の
高温領域でも安定で、金属成分の揮発で線径が細ってし
まう通常の熱電対に比べて、高寿命が期待できる。ま
た、熱電素子は、その出力も大きく、例えば、β−Fe
Si2 熱電素子ではCA熱電対の10倍以上の0.3V
の電圧を発生することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱電素
子を温度センサーとして利用する場合、出力された電圧
値から高温端と低温端との温度差を知ることはできるも
のの、高温端が何℃であるかを知ることはできない。
【0005】一方、サーミスタはその抵抗値を測定する
ことにより温度の絶対値を計算することができる温度セ
ンサーであるが、その使用温度の上限は高々300〜4
00℃であり、700〜800℃の高温度の測定は不可
能である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、70
0〜800℃といった高温度の測定も可能な温度センサ
ーとして有効に使用できる熱電センサーモジュールを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱電センサー
モジュールは、熱電素子の低温端に温度センサーを取り
付け、熱電素子から発生する電圧と温度センサーの検出
値とから、該熱電素子の高温端の温度を算出可能とした
ことを特徴とする。
【0008】請求項2の熱電センサーモジュールは、請
求項1において、温度センサーはサーミスタであって、
熱電素子から発生する電圧とサーミスタの抵抗値とか
ら、該熱電素子の高温端の温度を算出可能としたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】熱電素子が発生する電圧から、該熱電素子の高
温端と低温端との温度差ΔTを求めることができる。一
方、熱電素子の低温端に取り付けた温度センサーの検出
値から、熱電素子の低温端の温度TL を求めることがで
きる。従って、熱電素子の高温端と低温端との温度差Δ
Tと、熱電素子の低温端の温度TL とから、下記式によ
り、熱電素子の高温端の温度を算出できる。
【0010】 高温端の温度Th =温度差ΔT+低温端の温度TL 本発明の熱電センサーモジュールにおいて、熱電素子は
耐熱性に優れるため、700〜800℃といった高温領
域でも使用可能である。一方、温度センサーは熱電素子
の低温端に取り付けられ、熱電素子の低温端の測定を行
うため、熱電素子の高温端が、700〜800℃の高温
にさらされても、支障をきたすことはない。従って、本
発明によれば、熱電素子と温度センサーとの組み合せ
で、500〜800℃の温度を正確に測定できるように
なる。
【0011】なお、前述の如く、熱電素子の起電力は大
きいので、熱源が継続的に熱を発生するものである場合
には、当然そこから大きな起電力を取り出して仕事をさ
せることができる。即ち、本発明の熱電センサーモジュ
ールは、温度センサーとしてのみならず、ジェネレータ
としても有効に使用することができる。
【0012】本発明においては、特に、温度センサーと
してサーミスタを用い、サーミスタの抵抗値により、熱
電素子の低温端の温度を求めるようにするのが好適であ
る。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の熱電センサー
モジュールの実施例について詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の熱電センサーモジュールの
一実施例を示す正面図、図2は図1の部の縦断面の拡
大図である。
【0015】本実施例においては、熱電素子として、p
型半導体1Aとn型半導体1Bとが積層、接合され、接
合部1C以外の層間部に絶縁セラミックス層1Dが形成
され、接合部と反対側の端部に形成された端子電極(図
示せず)にリード線3A,3Bをはんだ付けにより取り
付けた積層型熱電素子1を用いた。この熱電素子1にお
いて、接合部1C側が高温端H,リード線3A,3B接
続側が低温端Lとなる。
【0016】一方、温度センサーとしては、ガラスモー
ルドした直径1.5mmのサーミスタ本体5Aにリード
線4A,4Bを接続したサーミスタ5を用い、このサー
ミスタ5を、熱電素子1の低温端Lの端面に接触させた
状態で、熱電素子1の低温端L側を、アルミナ碍子とセ
メントを用いて全体的に固定した。
【0017】この熱電センサーモジュール10の熱電素
子1の電圧測定回路とサーミスタ5の抵抗測定回路とを
演算回路(図示せず)に接続し、家庭用ガスコンロの炎
に熱電素子1の高温端Hをかざした。平衡状態で熱電素
子1の発生する電圧は350mVであった。これは温度
差で650℃に相当する。一方、サーミスタ5の抵抗値
から算出された熱電素子1の低温端Lの温度読み取り値
は70℃であった。よって、熱電素子1の高温端の温度
は720℃(=650℃+70℃)であることがわかっ
た。また、熱電素子1の発生する電力を取り出して、ソ
レノイドで開閉する電磁弁に誘導したところ、電磁弁を
開状態で保持することができた。
【0018】なお、本発明において、熱電素子は、その
高温端と低温端との温度差が600℃で、発生電圧が3
00mV以上であるようなものを用いるのが好適であ
る。このような熱電素子としては、特に、シート積層型
熱電素子等が好適である。
【0019】また、図示の実施例では、温度センサーと
してサーミスタを用いたが、本発明においては、サーミ
スタの他、測温抵抗体等も使用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の熱電センサ
ーモジュールによれば、高温度領域の温度センサーとし
て、また、ジェネレータとして有効に利用可能な熱電セ
ンサーモジュールが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱電センサーモジュールの一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1に示す熱電センサーモジュールの要部の拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 積層型熱電素子 2 アルミナ碍子及びセメント 3A,3B,4A,4B リード線 5 サーミスタ 10 熱電センサーモジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電素子の低温端に温度センサーを取り
    付け、熱電素子から発生する電圧と温度センサーの検出
    値とから、該熱電素子の高温端の温度を算出可能とした
    ことを特徴とする熱電センサーモジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、温度センサーはサー
    ミスタであって、熱電素子から発生する電圧とサーミス
    タの抵抗値とから、該熱電素子の高温端の温度を算出可
    能としたことを特徴とする熱電センサーモジュール。
JP2397195A 1995-02-13 1995-02-13 熱電センサーモジュール Withdrawn JPH08219898A (ja)

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JPH08219898A true JPH08219898A (ja) 1996-08-30

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ID=12125444

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