JPH08219652A - 焼成装置 - Google Patents

焼成装置

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JPH08219652A
JPH08219652A JP2911995A JP2911995A JPH08219652A JP H08219652 A JPH08219652 A JP H08219652A JP 2911995 A JP2911995 A JP 2911995A JP 2911995 A JP2911995 A JP 2911995A JP H08219652 A JPH08219652 A JP H08219652A
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JP
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box
lid
firing
opening
furnace body
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JP2911995A
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Hideo Ito
英雄 伊藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱バインダ処理と本焼成処理との連続処理が
可能なローラーハース炉を実現する。 【構成】 炉本体2は、入口側に脱バインダゾーンAを
有し、出口側に昇温焼成ゾーンBを有している。両ゾー
ンA,Bの境界には蓋閉塞機構部20が設けられてい
る。押し棒24は、駆動モーター21及びウォームギア
22により待機位置から前進し、蓋11を押し出すこと
により匣20の開口部を蓋11により閉塞させる。蓋1
1により気密された匣10がローラー5により昇温焼成
ゾーンBに搬送され、本焼成が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック電子部品な
どの焼成に用いられる焼成装置に関し、特に、脱バイン
ダ処理と本焼成処理との連続処理が可能な焼成装置の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックコンデンサなどのセラミック
電子部品の焼成に用いられる焼成装置の一つにローラー
ハース炉がある。ローラーハース炉は、セラミック電子
部品などの被焼成物を搬送ローラーなどを用いて炉内を
搬送しつつ焼成処理を連続的に行わせる構造の炉であ
る。図6は、従来のローラーハース炉の構造を模式的に
示す断面構造図である。図6に示すように、ローラーハ
ース炉30は、断熱材からなる炉本体31と、炉本体3
1の入口側から出口側に向かって整列して配置された搬
送用ローラー33と、炉内の焼成空間36を所定の温度
に昇温するためのヒータ32を備えている。さらに、ロ
ーラーハース炉30には、被焼成物を載置するための匣
35と、匣35を載置するための台板37とを備えてい
る。搬送用ローラー33は、例えばチェーンなどにより
連結されており、駆動用モーターからの回転力を受けて
一定方向に回転するように構成されている。また匣35
は、図7に示すように上方が開口した箱型に形成されて
いる。
【0003】このローラーハース炉30を用いた焼成工
程においては、まずローラーハース炉30の入口側の搬
送用ローラー33上に台板37を載置し、その上にセラ
ミック電子部品の被焼成物を投入した匣35を載置す
る。そして、搬送用ローラー33を駆動することによ
り、匣35をローラーハース炉30の焼成空間36内に
搬送し、ローラー33の搬送速度で炉内を出口側に向か
って移動させる。ローラーハース炉30の焼成空間36
内は、ヒータ32によって所定の温度に昇温される。従
って、焼成空間36内を通過する間に被焼成物が焼成さ
れ、ローラーハース炉30の出口側から外部に取り出さ
れる。このようなローラーハース炉30を用いると、入
口側から順次匣35を導入することによって、連続的に
焼成処理を行うことができ、大量のセラミック電子部品
の焼成処理を効率よく行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セラミック電子部品な
どの焼成工程には、最初に相対的に低温で行われる脱バ
インダ工程と、引き続き行われる高温での本焼成工程と
が含まれている。この脱バインダ工程及び本焼成工程
は、共に焼成炉を用いて行われる。従って、脱バインダ
工程及び本焼成工程の2つの工程を要する焼成工程を効
率的に行うために、上記のようなローラーハース炉30
を用いることが検討された。例えば、ローラーハース炉
30の焼成空間の入口側を脱バインダ条件に設定し、出
口側を本焼成条件に設定しておき、ローラーハース炉3
0の入口側から被焼成物を導入し搬送すれば、1つのロ
ーラーハース炉30によって脱バインダ処理と本焼成と
を連続的に行わせることができる。
【0005】しかしながら、図6に示す従来のローラー
ハース炉30では、被焼成物が例えばPb3 4 などの
揮発成分を含む組成を有している場合には、次のような
問題がある。すなわち、揮発成分を含む被焼成物を本焼
成する場合には、その揮発成分が蒸発、飛散しないよう
にしなければならない。このために、従来、脱バインダ
処理と本焼成とを個別の焼成炉を用いて行う場合には、
脱バインダ処理後に、被焼成物が投入された匣の開口部
を蓋した後、本焼成用の焼成炉で本焼成処理を行ってい
た。ところが、図6に示すようなローラーハース炉30
では、一つの焼成空間36内で連続的に脱バインダ処理
及び本焼成処理を行う必要があるため、両処理の間で匣
35の開口部に蓋をすることは不可能である。このた
め、従来のローラーハース炉30を用いて脱バインダ処
理と本焼成処理とを連続的に行うことはできなかった。
【0006】本発明の目的は、揮発成分を含む被焼成物
に対しても、脱バインダ及び本焼成処理を連続的に処理
することが可能な焼成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による焼成装置
は、互いに連通する第1の加熱空間と第2の加熱空間を
有する炉本体と、開口部を有し、被焼成物が投入される
匣と、炉本体の入口側から第1及び第2の加熱空間内を
通り、出口側へ向かって匣を搬送する搬送部とを備えて
おり、搬送部によって匣を炉本体の第1及び第2の加熱
空間内を移動させつつ、被焼成物に対して脱バインダ処
理及び本焼成処理を連続的に行う炉である。そして、匣
は、匣の開口部を閉塞するための蓋を有している。さら
に、焼成装置は、炉本体の第1の加熱空間と第2の加熱
空間との境界近傍に蓋閉塞手段を有している。この蓋閉
塞手段は、蓋が匣の開口部の少なくとも一部を開放する
ように匣の上部に載置された状態で、匣が第1の加熱空
間と第2の加熱空間との境界に搬送された場合に蓋が匣
の開口部を閉塞するように匣と蓋とを相対移動させる押
し出し部材と、押し出し部材を匣及び蓋に対して前進及
び後退させる押し出し部材駆動手段とを備えたことを特
徴としている。
【0008】本発明の限定された局面に従う蓋閉塞手段
は、炉本体の一方の側壁側に設けられており、押し出し
部材は、蓋に当接する当接部を有し、匣の搬送方向に直
交する方向に前進することにより、蓋を匣の開口部を閉
塞する位置に移動させることを特徴としている。
【0009】さらに、本発明の他の限定された局面にお
いて、押し出し部材は、搬送部の両側に一対設けられて
おり、一対の押し出し部材が匣の搬送方向に直交する方
向に前進することにより、蓋を回転移動させて匣の開口
部を閉塞する位置に移動させることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の焼成装置において、匣の上部には匣の
開口部を閉塞しないように蓋が被せられた状態で匣が第
1の加熱空間内に導入され、搬送部によって第1の加熱
空間内を移動し、所定の加熱条件により加熱処理が施さ
れる。そして、匣が第1の加熱空間と第2の加熱空間と
の境界近傍に搬送されてくると、押し出し部材が前進
し、蓋が匣の開口部を閉塞するように匣と蓋とを相対移
動させる。この押し出し部材の動作により、匣の開口部
が閉塞され、その内部に投入された被焼成物が気密空間
内に保持される。その後、蓋が被せられた匣は搬送部に
よって第2の加熱空間内に搬送され、所定の加熱条件に
従って加熱処理が施される。
【0011】また、本発明のより限定された局面に従う
焼成装置において、押し出し部材は、その先端部に形成
された当接部が蓋を押し出すことによって匣の開口部を
閉塞する位置に蓋を移動させる。この動作により、匣の
開口部を蓋によって閉塞させることができる。
【0012】さらに、本発明の他の限定された局面に従
う焼成装置において、搬送部の両側に設けられた一対の
押し出し部材は、蓋の対角部分を押し出すことにより蓋
を回転移動させて、蓋が匣の開口部上に覆い被さる位置
に移動させる。このような動作により、匣の開口部が蓋
によって閉塞される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照しつ
つ説明することにより、本発明を明らかにする。
【0014】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例によるローラーハース炉
の断面構造を模式的に示す断面構造図であり、図2は、
図1中における切断線X−Xに沿う方向からの平面断面
構造図である。また、図3は、本実施例のローラーハー
ス炉に用いられる蓋付き匣の構造図である。図1ないし
図3を参照して、ローラーハース炉1は、断熱材からな
り、その内部に焼成空間7が構成された炉本体2を備え
ている。炉本体2は、長手方向の一端に入口を有し、他
端に出口を有している。炉本体2の焼成空間7には、入
口側に脱バインダゾーンAが構成され、出口側に昇温焼
成ゾーンBが構成されている。炉本体2の壁面には、焼
成空間7の脱バインダゾーンA及び昇温焼成ゾーンBを
各々所定の温度に設定するためのヒータ3,4が設けら
れている。なお、このヒータ3,4は焼成空間7の内部
に設けられてもよい。
【0015】また、ローラーハース炉1は、その入口側
から出口側に向かって複数本整列して配置されたローラ
ー5を有している。各ローラー5は、互いに平行にかつ
同じ高さに配置され、少なくともその一端は炉本体2の
壁面を貫通し、炉本体2の外部に突出している。そし
て、炉本体2の両側壁面などに回転可能に支持されてい
る。炉本体2の外方に突出したローラー5の端部にはチ
ェーンが係合され、さらに、チェーンの一端に連係され
た駆動モーター(図示省略)によって同一方向に回転す
るように構成されている。
【0016】ローラー5の上面には、複数の台板6が載
置される。台板6はアルミナ質などの材料で構成されて
おり、ローラー5の回転によってローラーハース炉1の
入口側から出口側に向かって搬送される。
【0017】台板6の上面には匣10が載置される。図
3(a),(b)に示すように、匣10は、アルミナま
たはムライト質の緻密材料で構成され、上方が開放され
た箱型に形成されている。そして、この匣10には、そ
の開口上方を覆う蓋11が設けられている。蓋11は、
匣10と同様の材料で構成されており、4つの側面の一
方のみが取り除かれた箱型形状に形成されている。そし
て、蓋11の一対の内側面間距離は匣10の一対の外側
面間距離よりもわずかに、例えば1〜2mm大きく形成
されることにより、匣10の開口上面を覆うように被せ
られる。そして、図3(c)に示すように、匣10の上
面に沿って往復移動することができる。
【0018】また、図2に示すように、炉本体2の脱バ
インダゾーンAと昇温焼成ゾーンBとの境界領域には、
蓋11を閉塞させるための蓋閉塞機構部20が設けられ
ている。蓋閉塞機構部20は、外方から炉本体2の断熱
壁を貫通して焼成空間7内部に伸びる押し棒24を有し
ている。押し棒24は、セラミックス、ステンレス綱あ
るいはインコネル等の材料が用いられる。押し棒24の
先端には、蓋11に当接して押し出すための押し出しプ
レート25が取り付けられている。また、押し棒24の
他端は、ベアリング23により支持されており、押し棒
24の途中に、駆動モーター21に係合し、押し棒24
を蓋11に対して前進、後退させるためのウォームギア
22が取り付けられている。また、炉本体2の外側面に
一組の赤外線センサ26a,26bが取り付けられてい
る。赤外線センサ26a,26bは、ローラーハース炉
1の入口側から脱バインダ処理を終了した匣10及び蓋
11が蓋閉塞機構部20の位置に到達したことを検出す
るために設けられている。
【0019】上記のような構造を有するローラーハース
炉の焼成工程における動作についてさらに図4を参照し
て説明する。まず、図4(a)に示すように、セラミッ
ク電子部品などの被焼成物が、匣10の内部に投入さ
れ、蓋11が、匣10の開口部の約3分の2を覆うよう
に被せられる。この状態で、台板6の上に載置され、ロ
ーラー5の回転によってローラーハース炉1の脱バイン
ダゾーンA内に導かれる。脱バインダゾーンAでは、炉
内温度が300〜500℃程度に保持されている。この
雰囲気下で、匣10内の被焼成物がバインダガスを放出
し、該バインダガスは蓋11と匣10との開口部分から
炉内に放出され、良好な脱バインダ処理が行われる。
【0020】次に、図4(b)に示すように、脱バイン
ダ処理が終了した匣10が蓋閉塞機構部20に移動して
くると、赤外線センサ26a,26bのレーザー信号が
匣10あるいは蓋11により遮られ、赤外線センサ26
a,26bが匣10の到達を検出する。そして、ローラ
ー5の駆動モーターに停止信号を伝達し、ローラー5の
駆動を停止させる。
【0021】さらに、図4(c)に示すように、ローラ
ー5の駆動が停止すると同時に、蓋閉塞機構部20の駆
動モーター21が回転し、押し棒24を待機位置から蓋
11の方向へ向かって押し出し、当接プレート25が蓋
11の側面に当接して蓋11を押し出し、匣10の開口
部を閉鎖する。その後、駆動モーター21が逆回転動作
に移り、押し棒24を元の待機位置側へ復帰させる。
【0022】さらに、図4(d)に示すように、蓋11
の閉塞動作が終了すると、再びローラー5が駆動され、
蓋11が被せられた匣10が下流側の昇温焼成ゾーンB
へ移動される。
【0023】昇温焼成ゾーンBでは、最初の領域で昇温
が行われ、その後、高温での本焼成が行われる。そし
て、本焼成が終了した匣10はローラーハース炉1の出
口側から外方へ取り出される。
【0024】このように、上記実施例のローラーハース
炉1では、脱バインダゾーンAと昇温焼成ゾーンBとの
境界位置に、匣10の開口部を自動的に閉鎖させるため
の閉塞機構部20を有していることにより、密閉された
匣10の内部に被焼成物を導入した状態で焼成処理を行
わせることができる。このため、揮発成分を含有するセ
ラミック電子部品の被焼成物に対しても、脱バインダ処
理及び本焼成処理を1つのローラーハース炉を用いて連
続的に処理することが可能となり、多量のセラミック電
子部品の連続的な焼成工程を行うことによる量産化を実
現することができる。
【0025】なお、上記実施例においては、蓋閉塞機構
部20が動作する際には、ローラー5の駆動も停止する
例について説明したが、ローラー5の搬送速度が遅い場
合には、ローラー5の駆動を停止することなく蓋閉塞機
構部20により蓋11を閉塞させてもよい。
【0026】また、押し棒24を押し出す機構を匣10
の進行方向の両側に設け、匣10と蓋11とを両側から
互いに向き合う方向に押し出すようにして匣10の開口
部を蓋11によって閉塞するように構成してもよい。こ
の場合、蓋11により閉塞された匣10は、台板6の中
央部分に載置されることになる。
【0027】第2の実施例 図5は本発明の第2の実施例によるローラーハース炉の
蓋閉塞機構部の主要な構成を模式的に示した平面構造図
である。第2の実施例では、蓋11を移動させるための
押し棒24が炉本体2の両側面側に設けられ、かつ匣の
進行方向に対し一定の距離を持って互いに平行に配置さ
れている。
【0028】図5(a)に示すように、押し棒24の先
端部には鍵型の当接プレート27がピン28によって回
動可能に取り付けられている。この両側から伸びる押し
棒24,24は、互いに段違いに配置されていることに
より、両方の押し棒24が蓋11に当接して押し出され
た場合には、蓋11に回転力を与えるように構成されて
いる。
【0029】また、蓋11は、匣10に対してねじられ
た位置に載置される。このため、匣10の4隅に開口部
が形成された状態で、匣10及び蓋11がローラーハー
ス炉1内に導入される。そして、図5(b)に示すよう
に、脱バインダゾーンAの境界位置に達した蓋11に対
して、押し棒24,24が両側から伸び、その先端に取
り付けられた鍵型の当接プレート27,27が蓋11の
対角に当接し、蓋11を回転させて匣10の開口部を閉
塞する。
【0030】なお、上記第1及び第2の実施例におい
て、押し棒24の前進/後退移動を行わせる機構とし
て、ウォームギア22を用いた例について説明したが、
これ以外にも、例えば、ラックとピニオンを用いた機構
や、クランク機構、さらには、油・空気圧シリンダを用
いた機構等を適用しても構わない。
【0031】
【発明の効果】本発明による焼成装置においては、被焼
成物が投入された匣の開口部が開口された状態で炉本体
の第1の加熱空間内を搬送され、例えば脱バインダ処理
が行われ、その後、蓋閉塞手段により匣の開口部を蓋で
閉塞した後、第2の加熱空間内に搬送し、例えば本焼成
処理を行わせるように構成したことにより、揮発成分を
含む被焼成物に対しても、一つの焼成装置により脱バイ
ンダ及び本焼成処理を連続的に行わせることが可能とな
り、被焼成物の焼成時間が短縮され、生産性を向上させ
ることができる。
【0032】また、本発明の限定された局面による焼成
装置では、蓋閉塞手段として匣の上部に移動可能に載置
された蓋を押し出すことによって匣の開口部を閉塞させ
る押し出し部材を設けたことにより、第1の加熱空間か
ら第2の加熱空間へ移行する際に、匣を気密状態に設定
することが可能となり、これによって脱バインダ処理か
ら本焼成処理まで連続的に焼成処理を行うことを可能と
している。
【0033】さらに、本発明の他の限定された局面に従
う焼成装置では、蓋閉塞手段として匣の上部にねじれた
位置関係で載置された蓋の対角部分を押し出し、回転さ
せることにより匣の開口部を蓋で閉塞させるように一対
の押し出し部材を設けたことにより、脱バインダ処理及
び本焼成処理を連続的に行わすことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるローラーハース炉
の断面構造図。
【図2】図1中の切断線X−Xに沿う方向からの平面断
面構造図。
【図3】第1の実施例によるローラーハース炉に用いら
れる匣10及び蓋11の構造斜視図(a),(b)及び
蓋11の動作説明図(c)。
【図4】第1の実施例によるローラーハース炉1の蓋閉
塞動作を説明するための動作説明図(a)〜(d)。
【図5】本発明の第2の実施例によるローラーハース炉
の蓋閉塞機構部の要部平面構造図(a),(b)。
【図6】従来のローラーハース炉の断面構造図。
【図7】従来のローラーハース炉に用いられる匣の構造
斜視図。
【符号の説明】
1…ローラーハース炉 2…炉本体 3,4…ヒータ 5…ローラー 6…台板 7…焼成空間 10…匣 11…蓋 20…蓋閉塞機構部 21…駆動モーター 24…押し棒 25…当接プレート 26a,26b…赤外線センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連通する第1の加熱空間と第2の
    加熱空間を有する炉本体と、 開口部を有し、被焼成物が投入される匣と、 前記炉本体の入口側から前記第1及び第2の加熱空間内
    を通り出口側へ向かって前記匣を搬送する搬送部とを備
    え、 前記搬送部によって前記匣を前記炉本体の前記第1及び
    第2の加熱空間内を移動させつつ、前記被焼成物に対し
    て脱バインダ処理及び本焼成処理を連続的に行う焼成装
    置であって、 前記匣は、前記匣の開口部を閉塞するための蓋を有して
    おり、 前記焼成装置は、前記炉本体の前記第1の加熱空間と前
    記第2の加熱空間との境界近傍に蓋閉塞手段を有してお
    り、 前記蓋閉塞手段は、 前記蓋が前記匣の開口部の少なくとも一部を開放するよ
    うに前記匣の上部に載置された状態で、前記匣が前記第
    1の加熱空間と前記第2の加熱空間との境界に搬送され
    た場合に、前記蓋が前記匣の開口部を閉塞するように前
    記匣と前記蓋とを相対移動させる押し出し部材と、 前記押し出し部材を前記匣及び前記蓋に対して前進及び
    後退させる押し出し部材駆動手段とを備えることを特徴
    とする、焼成装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋閉塞手段は、前記炉本体の一方の
    側壁側に設けられており、 前記押し出し部材は、前記蓋に当接する当接部を有し、
    前記匣の搬送方向に直交する方向に前進することによ
    り、前記蓋を前記匣の開口部を閉塞する位置に移動させ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の焼成装置。
  3. 【請求項3】 前記押し出し部材は、前記搬送部の両側
    に一対設けられており、 一対の前記押し出し部材が前記匣の搬送方向に直交する
    方向に互いに前進することにより前記蓋を回転移動させ
    て前記匣の開口部を閉塞する位置に移動させることを特
    徴とする、請求項1に記載の焼成装置。
JP2911995A 1995-02-17 1995-02-17 焼成装置 Pending JPH08219652A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152059A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd 連続式焼成炉による焼成方法および連続式焼成炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152059A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd 連続式焼成炉による焼成方法および連続式焼成炉

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