JP3387253B2 - 焼成装置 - Google Patents

焼成装置

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JP3387253B2
JP3387253B2 JP03388895A JP3388895A JP3387253B2 JP 3387253 B2 JP3387253 B2 JP 3387253B2 JP 03388895 A JP03388895 A JP 03388895A JP 3388895 A JP3388895 A JP 3388895A JP 3387253 B2 JP3387253 B2 JP 3387253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック電子部品な
どの焼成に用いられる焼成装置に関し、特に、脱バイン
ダ処理と本焼成処理との連続処理が可能な焼成装置の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック電子部品などの焼成では、ま
ず相対的に低温度で脱バインダ処理を行い、引き続き高
温で本焼成処理を行う方法が用いられる。図8は、この
ような焼成工程に使用される焼成装置の構成を概念的に
示した説明図である。図8に示すように、従来の焼成工
程では、まずセラミック電子部品などの被焼成物を匣4
0に投入し、脱脂炉50を用いて脱バインダ処理が行わ
れる。その後、匣40の上部に、匣40と同材料からな
る蓋41を被せ、匣40の内部を気密状態にする。これ
は、被焼成物が、例えばPb3 4 などの揮発成分を含
む場合、本焼成中に雰囲気中に蒸発、飛散してしまうこ
とを防止するためである。蓋41が被せられた匣40
は、その後焼成炉60内に導入され、高温での本焼成処
理が行われる。
【0003】上記のように従来の焼成処理においては、
脱バインダ及び本焼成のための二つの焼成炉50,60
が用いられる。そして、これらの工程を効率的に行うた
めに、ローラーハース炉、あるいはプッシャー炉などの
連続炉が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年のセラミック電子
部品に対する需要の増大に鑑み、大量のセラミック電子
部品を効率良く焼成処理を行うことが望まれている。し
かしながら、揮発成分を含む被焼成物の焼成工程では、
脱バインダ処理と本焼成処理との間で匣40に蓋41を
被せ、気密性を保持する操作を行う必要性があるため、
脱バインダ用及び本焼成用の二つの焼成炉を用いて個々
の処理を行う必要があった。このため、設備費が高くな
る問題があった。また、脱バインダ処理と本焼成処理と
の間に匣40に蓋41を被せる人為的な工程を必要とす
るため、このような人為的工程を省き、脱バインダと本
焼成の二つの焼成工程を効率的かつ連続的に行い得る焼
成装置が望まれていた。
【0005】本発明の目的は、揮発成分を含む被焼成物
に対しても、脱バインダ及び本焼成処理を連続的に処理
することが可能な焼成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による焼成装置
は、互いに連通する第1の加熱空間と第2の加熱空間と
を有する炉本体と、被焼成物を投入する匣と、炉本体の
入り口側から第1及び第2の加熱空間を通り出口側に向
かって匣を搬送する搬送部とを備え、搬送部によって匣
を第1及び第2の加熱空間内を移動させつつ、被焼成物
に対して脱バインダ処理及び本焼成処理を連続的に行う
装置である。そして、匣は、上面が開放された箱形の匣
本体と、開口部を有し、匣本体の上面を閉塞する蓋と、
蓋上に載置され、かつ載置された位置と蓋の開口部を覆
う位置との間を移動可能に設けられた開口閉塞部材とを
備えている。さらに、該焼成装置は、第1の加熱空間と
第2の加熱空間との境界近傍に設けられ、搬送部によっ
て搬送された匣の開口閉塞部材に当接することによって
開口閉塞部材を蓋上に載置された位置から蓋の開口部を
覆う位置に移動させて蓋の開口部を閉塞させる当接部材
を備えたことを特徴としている。
【0007】また、本発明の限定された局面に従う焼成
装置において、蓋の上面には、匣の搬送方向に直交する
方向に延びる凹部と、凹部に隣り合って連設された凸部
とが形成されており、蓋の開口部は、凹部の底に形成さ
れており、開口閉塞部材は、開口部より外形が大きく形
成されており、蓋の凸部に載置されることを特徴として
いる。
【0008】さらに、本発明のより限定された局面に従
う焼成装置において、凹部は半楕円柱状に形成されてお
り、開口閉塞部材は、円柱状に形成されていることを特
徴としている。
【0009】さらに、本発明の他の限定された局面に従
う焼成装置において、凹部は、断面溝形形状に形成され
ており、開口閉塞部材は、平板状に形成されていること
を特徴としている。
【0010】さらに、本発明の他の限定された局面に従
う焼成装置において、凹部は、開口部が形成された傾斜
側面を有する断面V字溝形状に形成されており、開口閉
塞部材は、平板状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】本発明による焼成装置において、まず匣本体の
内部に被焼成物を投入した後、蓋を被せ、炉本体に投入
する。この際、開口閉塞部材は、蓋の開口部を開放する
位置に載置されている。従って、匣の内部は蓋の開口部
を通して外方に開放されている。そして、炉本体の第1
の加熱空間内を搬送部により搬送され、脱バインダ処理
が行われる。さらに、匣が第1の加熱空間と第2の加熱
空間との境界に搬送されると、匣の蓋上に載置された開
口閉塞部材が炉内部に設けられる当接部材に当接する。
そして、当接した状態で匣がさらに搬送部により搬送さ
れると、開口閉塞部材は蓋の上面を移動し、凹部に設け
られた開口部の上部を覆う位置に移動して蓋の開口部を
閉塞させる。これにより、匣の内部が気密状態に保持さ
れる。その後、第2の加熱空間内を搬送部によって搬送
され、本焼成処理が行われる。
【0012】本発明の他の限定された局面において、開
口閉塞部材を載置する位置は蓋の上面に形成された凸部
に形成され、開口部は凸部に隣接する凹部の底に形成さ
れている。従って、当接部材が蓋上に載置された開口閉
塞部材を移動させると、開口閉塞部材は凹部に対して落
下方向に移動して凹部に形成された開口部を閉塞する。
【0013】さらに、この凹部及び開口閉塞部材の形状
は種々の形状が適用される。本発明のより限定された局
面においては、凹部が半楕円柱状に形成され、開口閉塞
部材が円柱状に形成されている。従って、この円柱状の
開口閉塞部材は、当接部材により移動されると、半楕円
柱状の凹部側面に沿って転がり落ち、凹部に形成された
開口部を閉塞する。
【0014】また、他の限定された局面において、凹部
は断面溝形形状に形成され、開口閉塞部材は平板状に形
成されている。平板状の開口閉塞部材は、当接部材によ
り移動され、溝形の凹部に落下し、凹部に形成された開
口部を閉塞する。
【0015】さらに、より限定された局面において、凹
部は開口部が形成された傾斜側面を有する断面V字溝形
状に形成され、開口閉塞部材は平板状に形成される。そ
して、平板状の開口閉塞部材が当接部材により移動され
ると、開口閉塞部材が凹部の傾斜面を滑り落ち、開口部
を閉塞する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照しつ
つ説明することにより、本発明を明らかにする。
【0017】図1は、本発明の実施例によるローラーハ
ース炉の断面構造を模式的に示す断面構造図である。ロ
ーラーハース炉1は、断熱材からなり、かつその内部に
焼成空間7が構成された炉本体2を備えている。炉本体
2は、長手方向の一端に入口を有し、他端に出口を有し
ている。炉本体2の焼成空間7には、入口側に脱バイン
ダゾーンAが構成され、出口側に本焼成ゾーンBが構成
されている。炉本体2の壁面には、焼成空間7の脱バイ
ンダゾーンA及び本焼成ゾーンBを各々所定の温度に設
定するためのヒーター3,4が用いられている。なお、
このヒーター3,4は焼成空間7の内部に設けられてい
てもよい。
【0018】また、ローラーハース炉1は、その入口側
から出口側に向かって複数本整列して配置された搬送用
ローラー5を有している。各搬送用ローラー5は、互い
に平行にかつ同じ高さに配置され、少なくともその一端
は炉本体2の壁面を貫通し、炉本体2の外部に突出して
いる。そして、炉本体2の両側壁面などに回転可能に支
持されている。炉本体2の外方に突出した搬送用ローラ
ー5の端部には、チェーン(図示せず)が係合され、さ
らに、チェーンの一端に連結された駆動モーター(図示
省略)によって同一方向に回転するように構成されてい
る。
【0019】複数の搬送用ローラー5の上面には、匣1
0が載置され、搬送用ローラー5の回転動作により炉本
体2の入口側から出口側に向かって搬送される。また、
炉本体2の脱バインダゾーンAと本焼成ゾーンBとの境
界部には、匣10の蓋に設けられた開口部を閉塞させる
ための当接部材8が形成されている。なお、この当接部
材8の動作については後述する。
【0020】本発明によるローラーハース炉に用いられ
る匣10は、以下に説明する種々の構成のものが適用可
能である。まず、図2は、匣の第1の例の構成を示す構
造図であり、図2(a)は平面構造図を示し、図2
(b)は、その切断線X−Xに沿う方向からの断面構造
を示す断面構造図である。匣10は、匣本体11と、蓋
12及び開口閉塞棒16とから構成されている。
【0021】匣本体11は、アルミナあるいはムライト
質の緻密材料からなる中空の箱型形状に形成され、その
上方が開口されている。そして、その内部にセラミック
電子部品などの被焼成物9が投入される。
【0022】蓋12は、図面(図2(a))上下方向に
延びる半楕円柱状の凹部14,14と、各凹部14,1
4の間に構成される凸部13とを有している。凹部14
の底部には、蓋12を貫通する開口孔15が形成されて
いる。この蓋12に形成された複数の開口孔15は、匣
10の内部に投入される被焼成物から放出されるバイン
ダガスが脱バインダゾーンAにおいて十分に炉内に放出
され得る程度の大きさに形成される。
【0023】また、凸部13は、その表面が円弧状の凹
面に形成されており、開口閉塞棒16が自然に落下しな
いようにしている。開口閉塞棒16は、円柱状に形成さ
れており、その径及び長さは、開口孔15を十分に塞ぐ
ことができる程度に大きく形成されている。
【0024】次に、この第1の例による匣10の開口部
を閉塞する動作について図3(a),(b)を参照して
説明する。まず、図3(a)に示すように、搬送用ロー
ラー5により匣10が脱バインダゾーンAと本焼成ゾー
ンBの境界位置に搬送され、炉本体2に形成された当接
部材8が、蓋12の先頭側に載置された開口閉塞棒16
に当接する。当接部材8は、この開口閉塞棒16にのみ
当接し、蓋12あるいは匣10の他の部分に衝突しない
程度の高さに形成されており、かつ開口閉塞棒16を均
等に凹部14に導くように、開口閉塞棒16の長手方向
に沿って均等に複数カ所、あるいは幅広の板状に形成さ
れている。そして、当接部材8と先頭側の開口閉塞棒1
6とが当接した状態でさらに匣10が搬送されると、開
口閉塞棒16が凹部14側に向かって押し出されるよう
に移動し始め、さらに図3(b)に示すように、ついに
は凹部14内に滑り落ち、開口孔15上に覆い被さる。
これにより、開口孔15が閉塞される。さらに、匣10
の搬送動作が進むと、次の開口閉塞棒16に対して、上
記と同様の動作が繰り返される。そして、匣10が当接
部材8の下方を通過すると、蓋12のすべての開口孔1
5上に開口閉塞棒16が被さり、匣10が密閉状態にさ
れる。
【0025】次に、本発明の第2の例による匣20の構
造について説明する。図4(a)は、匣20の平面構造
図であり、図4(b)は、切断線Y−Yに沿う方向から
の断面構造図である。第2の例による匣20は、複数の
凹部がV字溝23により構成されており、複数のV字溝
23間に開口閉塞プレート26を載置する載置面(凸
部)24が構成されている。また、V字溝23の載置面
24に隣接する側の傾斜面23aには開口孔25が形成
されている。
【0026】また、開口孔25を閉塞する開口閉塞プレ
ート26は、平板状に形成されており、V字溝23の傾
斜面に滑り落ちることにより、開口孔25を閉塞するよ
うに形成されている。なお、匣本体21の形状は、第1
の例による匣本体11の形状と同様である。
【0027】この第2の例による匣20の動作につき図
5(a)及び図5(b)を参照して説明する。匣20が
搬送され、当接部材8が蓋22上に載置された先頭の開
口閉塞プレート26に当接する。
【0028】さらに、図5(b)に示すように、匣20
が搬送されると、当接部材8によって開口閉塞プレート
26が蓋22に対して相対的に押し出され、V字溝23
の傾斜面23aを滑り落ちる。そして、開口孔25の上
面を開口閉塞プレート26が閉塞する。
【0029】以下、次の開口閉塞プレート26に対して
同様の動作が行われ、順次、蓋22の全ての開口孔25
が開口閉塞プレート26によって閉塞される。さらに、
本発明の第3の例による匣30の構造について説明す
る。図6(a)は、匣30の平面構造図であり、図6
(b)は、その切断線Z−Zに沿う方向からの断面構造
図である。この第3の例による匣30は、第2の例によ
る匣20の変形例であり、凹部33の形状が断面溝形形
状に形成されている点が第2の例と異なっている。な
お、匣本体31、蓋32の載置面34、開口部35及び
開口閉塞プレート36の構造は、第2の例と同様であ
り、ここでの説明を省略する。
【0030】次に、この第3の例の匣30の動作につき
図7(a),図7(b)を参照して説明する。まず、図
7(a)に示すように、匣30が搬送され、当接部材8
と蓋32の先頭に載置された開口閉塞プレート36とが
当接し、匣30の搬送に伴って、開口閉塞プレート36
が相対的に押し出される。
【0031】そして、図7(b)に示すように、さらに
匣30が搬送されると、開口閉塞プレート36が凹部3
3の内部に落下し、開口閉塞プレート36が開口孔35
を閉塞する。以下、残りの閉塞プレート36に対して同
様の動作を行い、蓋32の全ての開口孔35が開口閉塞
プレート36によって閉塞される。
【0032】このように、本発明の実施例によるローラ
ーハース炉では、搬送用のローラー5の搬送動作と、当
接部材8との相互作用により、匣10,20,30の蓋
12,22,32に載置した開口閉塞棒16あるいは開
口閉塞プレート26,36を相対移動させて、開口孔1
5,25,35を自動的に閉塞するように構成されてい
る。従って、一つの炉本体2を用いて脱バインダ処理と
本焼成処理とを連続的に行うことができ、かつ両処理の
間で匣を密閉することが可能となる。従って、揮発成分
を有する被焼成物の脱バインダ処理及び本焼成処理を連
続処理することができる。
【0033】なお、上記実施例においては、炉本体にロ
ーラーハース炉を用いた例について説明したが、匣10
を連続的に搬送し得る機構を備えた連続炉であれば他の
炉、例えばプッシャー炉などを用いても構わない。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明による焼成装置は、
炉本体に第1の加熱空間と第2の加熱空間とを備え、匣
に開口部を有する蓋を設け、さらにその開口部を閉塞す
るための開口閉塞部材とを設け、炉本体に設けた当接部
材により匣の搬送中にその開口部を開口閉塞部材により
閉塞するように構成したので、一つの炉構造で揮発成分
を含む被焼成物に対して脱バインダ処理と本焼成処理と
を連続的に行うことができ、装置の簡素化及び焼成処理
の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるローラーハース炉の断面
構造図。
【図2】本発明の実施例によるローラーハース炉に用い
られる匣の第1の例を示す平面構造図(a),及びその
切断線X−Xに沿う方向からの断面構造図(b)。
【図3】図2に示す匣の開口閉塞動作を示す動作説明図
(a),(b)。
【図4】本発明の実施例による匣の第2の例を示す平面
構造図(a),及びその切断線Y−Yに沿う方向からの
断面構造図(b)。
【図5】図4に示す匣の開口閉塞動作を説明するための
動作説明図(a),(b)。
【図6】本発明の実施例による匣の第3の例を示す平面
構造図(a),及びその切断線Z−Zに沿う方向からの
断面構造図。
【図7】図6に示す匣の開口閉塞動作を説明するための
動作説明図(a),(b)。
【図8】従来の焼成装置を用いた焼成工程を示す説明
図。
【符号の説明】
1…ローラーハース炉 2…炉本体 3,4…ヒーター 5…搬送用ローラー 7…焼成空間 10,20,30…匣 11,21,31…匣本体 12,22,32…蓋 13,24,34…凸部(載置面) 14,23,33…凹部 15,25,35…開口孔 16…開口閉塞棒 26,36…開口閉塞プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 3/12 C04B 35/64 F27B 9/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連通する第1の加熱空間と第2の
    加熱空間とを有する炉本体と、 被焼成物を投入する匣と、 前記炉本体の入口側から前記第1及び第2の加熱空間を
    通り出口側に向かって前記匣を搬送する搬送部とを備
    え、 前記搬送部によって前記匣を前記第1及び第2の加熱空
    間内を移動させつつ、前記被焼成物に対して脱バインダ
    処理及び本焼成処理を連続的に行う焼成装置であって、 前記匣は、 上面が開放された箱形の匣本体と、 開口部を有し、前記匣本体の上面を閉塞する蓋と、 前記蓋上に載置され、かつ載置された位置と前記蓋の開
    口部を覆う位置との間を移動可能に設けられた開口閉塞
    部材とを備えており、 さらに、該焼成装置は、 前記第1の加熱空間と前記第2の加熱空間との境界近傍
    に設けられ、前記搬送部によって搬送された前記匣の前
    記開口閉塞部材に当接することによって前記開口閉塞部
    材を前記蓋上に載置された位置から前記蓋の開口部を覆
    う位置に移動させて前記蓋の前記開口部を閉塞させる当
    接部材を備えたことを特徴とする、焼成装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋の上面には、前記匣の搬送方向に
    直交する方向に延びる凹部と、前記凹部に隣り合って連
    設された凸部とが形成されており、 前記蓋の開口部は、前記凹部の底に形成されており、 前記開口閉塞部材は、前記開口部より外形が大きく形成
    されており、前記蓋の前記凸部に載置されることを特徴
    とする、請求項1に記載の焼成装置。
  3. 【請求項3】 前記凹部は半楕円柱状に形成されてお
    り、 前記開口閉塞部材は、円柱状に形成されていることを特
    徴とする、請求項2に記載の焼成装置。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、断面溝形形状に形成されて
    おり、 前記開口閉塞部材は、平板状に形成されていることを特
    徴とする、請求項2に記載の焼成装置。
  5. 【請求項5】 前記凹部は、前記開口部が形成された傾
    斜側面を有する断面V字溝形状に形成されており、 前記開口閉塞部材は、平板状に形成されていることを特
    徴とする、請求項2に記載の焼成装置。
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