JP2568935B2 - 連続加熱装置 - Google Patents

連続加熱装置

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JP2568935B2
JP2568935B2 JP2191256A JP19125690A JP2568935B2 JP 2568935 B2 JP2568935 B2 JP 2568935B2 JP 2191256 A JP2191256 A JP 2191256A JP 19125690 A JP19125690 A JP 19125690A JP 2568935 B2 JP2568935 B2 JP 2568935B2
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heating
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浩介 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は連続加熱炉に関する。
(従来の技術) 従来、電子部品等の被加熱物を加熱するのに用いる加
熱炉としては次の通りの方式の装置がある。
(1)加熱炉の内にその内壁の底面に被加熱物を乗せて
次押し込み、これを移動して加熱する。(2)加熱炉の
内壁の底面に沿ってベルトコンベアを走行させ、このベ
ルトコンベアに被加熱物を乗せ、加熱炉内を移動させな
がらこれを加熱する。(3)加熱炉内にチェーンベルト
を走行させ、このチェーンベルトに被加熱物をつり下
げ、加熱炉内を移動させながらこれを加熱する。(4)
加熱炉の底部を台車によって移動できるようにし、この
底部に被加熱物を乗せ、台車を移動して被加熱物を加熱
する。
そして各装置とも、加熱炉は内部が仕切られていな
い。従って、従来、一つの加熱炉で異なる温度に加熱す
る場合には、異なる温度に発熱するヒーターをこの中に
適当な間隔に設ける構成にしている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の加熱炉では、異なる温度で被加熱物を
加熱できても、異なる温度に発熱するヒーターによって
加熱される領域の間は温度が徐々に変化するため、急激
に異なる温度に加熱することができない。
本発明の目的は、被加熱物を急激に異なる温度に加熱
できる連続加熱炉を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、被加熱物を
炉壁によって囲まれた炉内に移動させながらこれを加熱
する連続加熱装置において、互いに連結された2以上の
炉と,被加熱物を乗せ移動可能な2以上の底部の炉壁
と、アコーディオン式に伸縮してこの底部の炉壁を個々
に移動させる手段と、前記被加熱物の移動に従って開閉
し前記各炉を分割する遮蔽用扉とを設けることを特徴と
する連続加熱装置を提供するものである。
(作用) 炉を遮蔽用扉によって複数個に分割することによっ
て、各炉を、ヒーター等によって異なる温度に加熱して
も隣り合う炉どうしを熱的に隔離でき、そのままの温度
にまた、被加熱物を乗せた炉壁を移動するのにアコーデ
ィオン式に伸縮して個々に移動させる手段を利用してい
る。
従って、被加熱物は全部が同時に移動することなく、
一個づつ移動する。そのため、被加熱物が移動する際に
も、その移動する被加熱物を乗せた底部の炉壁が移動前
に占めていた炉と、移動方向の前方の炉との間の遮蔽用
扉だけを開け、他の遮蔽用扉は閉じたままでよい。すな
わち、被加熱物が移動する際、炉下端が開いて多少熱効
率が低下しても、お互いに干渉し合うのは、被加熱物が
移動する前後の炉どうしだけである。そして他の炉は所
定の雰囲気を維持したままの状態になっている。従っ
て、被加熱物を底部の炉壁に乗せて炉内を移動させるこ
とによって、各炉毎に急激に異なる温度にさらして加熱
できる。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は連続加熱装置1の正面断面図を示す。2は装
置1内のほぼ中心を通して分割して設けた炉である。3
はこの炉2のほぼ中心に配置した仕切り板である。4は
この仕切り板3のほぼ中央部と側部の炉壁5との間に形
成した仕切り板であり、多数の孔を設けて加熱したガス
の給気口6としている。7は、第2図にも示す通り端を
仕切り板3の底面に密着した、底部の炉壁であり、移動
可能になっている。8はこの炉壁7の表面に形成したメ
ッシュ状の排気口である。9はこの炉壁7の上の中央部
に設けた載置台であり、被加熱物を乗せるものである。
10及び11は炉壁7の上の前後に設けた仕切り板であり、
ほぼ仕切り板4までの高さになっている。12は側部の炉
壁5に設けた過剰ガスの放出口である。13は側部の炉壁
5に設けた温度センサーである。14及び14′は後方の炉
2′及び前方の炉2″との間に設けた遮蔽用扉である。
15及び16は、炉壁7の下面の前後に取り付けた断熱性の
板であり、2段に重ね、油圧シリンダーや空圧シリンダ
ーを用いて階段状にアコーディオン式に伸縮して炉壁7
を移動させる手段である。17は炉壁7の下面の中央部に
支持台18を介して取り付けた車輪であり、炉壁7の前後
に設けた断熱性の板15及び16が伸縮しても、この断熱性
の板15及び16とは接触しない。19は装置1の底部に取り
付けたレールであり、車輪17を乗せている。20は仕切り
板3に対して装置台9と反対側に設けたヒーターであ
る。21及び22はヒーター20側の底部の炉壁23に設けたガ
ス導入管であり、酸素ガスや窒素ガスを炉2内に導入す
る。24は上部の炉壁25に取り付けたガス循環用のファン
であり、モーター26で回転する。
次に、上記実施例の作用について述べる。
先ず、各々分割した炉2によって異なる温度にヒータ
ー20を加熱するとともに、ガス導入管21及び22から炉2
内に酸素ガスと窒素ガスとを所定の割合で導入する。そ
してそれ等を仕切り板4に設けた給気口6から、仕切り
板3及び4、底部の炉壁7並びに側部の炉壁5によって
囲んだ加熱室27内に導入し、加熱室27内を所定の温度の
雰囲気にする。酸素と窒素の混合ガスは、ファン24によ
って循環させ給気口6から加熱室27内に導入した後、排
気口8から排出させる。
加熱室27を所定の温度の雰囲気にした後、載置台9に
被加熱物28を乗せ、炉壁7を移動して、被加熱物28を加
熱室27に送り込む、そして炉壁7を移動して被加熱物28
を次の加熱室27′に送り込むには、第3図(a)に示す
通り、先ず、進行方向の遮蔽用扉14′を上げる。そして
炉壁7の後部に取り付けた板15と、この炉壁7の後方に
位置する炉壁7′の前部に取り付けた板16′とをアコー
ディオン式に伸ばし、炉壁7を次の加熱室27′の方に移
動させる。この移動の直後は、炉壁7の後方の炉壁7′
は移動していないため、今まで炉壁7が占めていた炉の
部分は空いた状態になっている。そして移動後、第3図
(b)に示す通り、遮蔽用扉14′を降ろし、後方の遮蔽
用扉14を上げる。そして炉壁7の後部の板15と炉壁7′
の前部の板15′を縮めるとともに、炉壁7′の後部の板
15′とさらに後方にある炉壁7″の前部の板16″とを伸
ばして炉壁7′を加熱室27の方に移動させる。以下、同
様に、炉壁を移動して順次、被加熱物の加熱温度を変え
ていく。そして先頭の炉壁が加熱室から出たら、この炉
壁を次の炉壁から外し、一番後ろの炉壁に接続して循環
させる。
第4図は、本発明の他の実施例を示し、特に、被加熱
物を回転できるようにしていて、ほぼ第1図に示した実
施例を横方向にした構造になっている。すなわち、炉30
は装置31のほぼ中央部に設けている。この炉30のほぼ中
央に仕切り板32を横向に配置している。この仕切り板32
の左寄りの位置から上部の炉壁33まで仕切り板34を設け
ている。この仕切り板34には孔を設け給気口35としてい
る。中央の仕切り板32の右端には可動な炉壁36を設けて
いる。この炉壁36にはメッシュ状の排気口37を設けてい
る。また、炉壁36の中央に回転軸38を貫通し、その一端
に被加熱物39を取り付けるとともに、他端をファンベル
ト40を介してモーター41に接続し、このモーター41の回
転により被加熱物39を回転できるようにしている。炉壁
36の外面の両端部には断熱性でアコーディオン式に伸縮
する板42を取り付けている。さらに、炉壁36の外面中央
部には支持台43を取り付けるとともにこの支持台43の下
部に車輪44を取り付け、レール45上に車輪44を走らせ炉
壁36を移動できるようにしている。モーター41と回転軸
38は、この支持台43に取り付けている。ヒーター46は中
央の仕切り板32の下方に配置する。このヒーター46の手
前で、可動な炉壁36との間にはラジエター47を配置して
いる。ラジエター47に近い側部の炉壁48には大気の導入
口49を設けている。また、炉壁48と対向する側部と炉壁
48にはファン50を取り付け、モーター51で回転するよう
にしている。52及び53は、各々上部の炉壁33に設けられ
た温度センサ及び湿度センサである。54はこの炉壁33に
設けられた過剰ガスの放出口である。
また、第5図は上記装置の一部を破断面とした平面図
を示すが、可動の炉壁36の両端には仕切り板55及び56を
取り付けている。そして、隣接する炉30′及び30″の間
には遮蔽用扉57及び57′を設け、炉壁36の移動に応じて
開閉する。
この他の実施例においても、仕切り板32及び34、炉壁
33及び36により囲まれた加熱室58内の温度を所定値にす
る方法は第1図とほぼ同様である。すなわち、導入口49
から大気を取り入れ、これをラジエター47及びヒーター
46により加熱し、ファン50により、循環させ、仕切り板
34の給気口35から加熱室58内に入れ、炉壁36排気口37か
ら排出する。そして各加熱室58を所定の温度にした後、
第3図(a)及び(b)と同様の動きで、板42をアコー
ディオン式に伸縮し、遮蔽用扉57及び57′を開閉するこ
とにより、炉壁36を順次移動させ、被加熱物39を各加熱
室58内で加熱する。なお、この実施例では、特に、被加
熱物39をモーター41によって回転でき、加熱室58内で温
度差が生じる場合に、加熱ムラを防止できる。
(発明の効果) 以上の通り、本発明は、複数個の炉を遮蔽用扉を介し
て連結し、被加熱物を乗せた2以上の炉壁をアコーディ
オン式に伸縮して炉内等を個々に移動させている。
従って、ベルトコンベアやローラー等で被加熱物を搬
送する場合には遮蔽用扉を同時に開放しなければなら
ず、連結した炉どうしが全部お互いに干渉し合い、炉を
所定の雰囲気に維持し難いのに対して、本発明によれ
ば、各炉を所定の雰囲気に維持し易く、被加熱物を温度
や湿度等の異なる雰囲気中に急激にさらすことができ、
適当な処理を行なえる連続加熱装置が得られる。
また、ローラーの回転等を利用して被加熱物を搬送す
る場合、大きな振動を与えないように移動するために、
回転摺動性に耐熱減磨剤を塗布することがあり、加熱す
ることの耐熱減磨剤から蒸気が発生し、この蒸気により
被加熱物の特性等が劣化する恐れがあるのに対し、本発
明によれば、このような蒸気により被加熱物の特性が劣
化するのを防止できる連続加熱装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例の各々正面断面図及
び側面断面図の一部、第3図(a)及び(b)は第1図
の実施例の動作状態の側面図、第4図及び第5図は本発
明の他の実施例の正面断面図及び平面断面図の一部を示
す。 1,31……連続加熱装置、2,2′,2″,30,30′,30″……
炉、7,7′,7″,36……可動な炉壁、14,14′,57,57′…
…遮蔽用扉。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を炉壁によって囲まれた炉内に移
    動させながらこれを加熱する連続加熱装置において、互
    いに連結された2以上の炉と、被加熱物を乗せ移動可能
    な2以上の底部の炉壁と、アコーディオン式に伸縮して
    この炉壁を個々に移動させる手段と、前記被加熱物の移
    動に従って開閉し前記各炉を分割する遮蔽用扉とを設け
    ることを特徴とする連続加熱装置。
JP2191256A 1990-07-19 1990-07-19 連続加熱装置 Expired - Lifetime JP2568935B2 (ja)

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