JP2507708Y2 - 多段マッフル炉 - Google Patents

多段マッフル炉

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JP2507708Y2
JP2507708Y2 JP6917493U JP6917493U JP2507708Y2 JP 2507708 Y2 JP2507708 Y2 JP 2507708Y2 JP 6917493 U JP6917493 U JP 6917493U JP 6917493 U JP6917493 U JP 6917493U JP 2507708 Y2 JP2507708 Y2 JP 2507708Y2
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JP
Japan
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furnace
fan
muffle
muffle furnace
heating zone
Prior art date
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JP6917493U
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JPH0741396U (ja
Inventor
眞司 藤野
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば、太陽電池用
ガラス基板やセラミックス基板を焼成する多段マッフル
炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】従来、前
記多段マッフル炉としては、たとえば、特公平5−63
720号公報に記載のものが公知である。しかしなが
ら、前記多段マッフル炉の加熱帯においては、各マッフ
ル毎に加熱装置を設けており構成が複雑になるととも
に、各マッフルにおいて同一温度となるよう温度制御す
る必要があり、制御が面倒であるという課題を有する。
したがって、本考案は共通の加熱装置で各マッフルを加
熱するようにして、前記課題を解決し得る多段マッフル
炉を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、加熱帯および冷却帯を備えたマッフル炉
の少なくとも加熱帯において、断熱材で囲まれた炉内を
上下部に連通口を有する仕切板により左右2室に区画
し、その一方の室にバッフルプレートを鉛直方向に所定
間隔で千鳥状に配設して両室にて循環路を形成するとと
もに、前記バッフルプレートにより形成された各空間に
それぞれ耐熱鋼製のマッフルを設ける一方、他方の室
に、ファンと該ファンの吐出側に加熱手段を配設したも
のである。また、断熱材で囲まれた炉内に、バッフルプ
レートを鉛直方向に所定間隔で千鳥状に配設して、前記
バッフルプレートにより形成された空間の最上段と最下
段とをダクトで連通して循環路を形成するとともに、前
記各空間にそれぞれ耐熱鋼製のマッフルを設ける一方、
前記ダクトに、ファンと該ファンの吐出側に加熱手段を
配設したものである。さらに、前記各形式のものにおい
て、炉内を炉長方向に所定間隔を保って設けた仕切壁に
よって複数の処理室に区画し、その各処理室にそれぞれ
ファンと該ファンの吐出側に加熱手段を備えた循環路を
形成するとともに、前記各処理室の炉内雰囲気の循環方
向が隣接する処理室で互いに逆方向となるようにしたも
のである。
【0004】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図にしたがって説
明する。図1は、本考案にかかる多段マッフル炉の縦断
面図で、炉本体1は、図2に示すように、断面ロ形状の
断熱材からなり、加熱帯A,冷却帯Bとからなる。ま
た、炉本体1の前後には、装入帯Cと抽出帯Dとを備え
ている。そして、前記加熱帯Aおよび冷却帯Bは、図に
示すものでは、炉長方向に所定間隔で設けた仕切壁2,
2により複数の処理室A1,A2,B1,B2に区画されて
いる。
【0005】また、前記加熱帯Aの各処理室A1,A2
炉長方向に延設された仕切板3が設けられ、左右2室4
a,4bに区画され、その一方の室4aに、バッフルプ
レート5を鉛直方向に所定間隔で千鳥状に配設するとと
もに、各室4a,4bの上部と下部とを、たとえば、前
記仕切板3の上下に設けた連通口3a,3bで連通し、
他方の室4bの下部にファン6と、該ファン6の吐出側
に加熱手段である電気ヒータ7が配設してあり、室4
a,4b、連通口3a,3bで循環路Pを形成する。な
お、隣接する処理室A2においては、図3に示すように
ファン6と電気ヒータ7の配設位置を逆としている。ま
た、前記連通口3a,3bは仕切板3の上方と炉天井壁
1aおよび仕切板3の下方と炉床1bとで形成してもよ
い。
【0006】そして、炉天井壁1aと炉床1bとの間に
配設された前記バッフルプレート5で形成される各空間
には、耐熱鋼製のマッフル8が、前記炉本体1および仕
切壁2を貫通して設けてある。なお、冷却帯Bにおいて
は、加熱手段をクーラ等の冷却手段とした点が相違す
る。なお、9は装入帯Cの外方に設けた駆動装置によ
り、載置台10上のトレイ11を前記加熱帯Aに装入す
るプッシャ、12は抽出帯Dに設けたトレイの搬送装置
である。
【0007】前記構成からなるため、図示しない装入扉
から、ワークを載置したトレイ11が、装入帯Cの載置
台10に移載されると、このトレイ11はプッシャ9に
より、順次、マッフル8内に装入され、間欠移動する間
に、加熱帯Aにおいては、前記循環路Pを流れる高温雰
囲気により所定温度にワークが加熱されるとともに、冷
却帯Bで冷却され、抽出帯Dから搬送装置12により炉
外に抽出される。なお、前記実施例においては、加熱帯
Aが複数の処理室A1,A2に区画され、各処理室A1
2において高温雰囲気の循環方向が逆となっているた
め、各マッフル8,8…におけるワークはほぼ均一温度
に加熱される。しかし、処理温度,マッフル8の径,長
さによっては、必ずしも、高温雰囲気の循環方向を逆と
せず、同一方向としてもよく、また、加熱帯Aを複数の
処理室A1,A2…に区画する必要もない。
【0008】前記実施例においては、炉本体1に仕切板
3を設けて高温雰囲気の循環路Pを形成したが、図4に
示すように、炉本体1に所定間隔を保ってバッフルプレ
ート5を千鳥状に設け、バッフルプレート5により形成
された空間の最上段と最下段とをダクト13で連通し、
このダクト13内にファン6と電気ヒータ7とを設けて
もよい。この場合、加熱帯Aを複数の処理室A1,A2
に区画する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0009】なお、実施例では冷却帯Bも加熱帯Aとほ
ぼ同一構成からなり、加熱手段である電気ヒータ7の代
わりにクーラとしたものである。しかし、冷却帯は、処
理温度等によっては、クーラの代わりに、外気により冷
却するようにしてもよい。また、前記実施例において
は、トレイ11をプッシャ9でマッフル8内を搬送する
ようにしたが、搬送手段としてはこれに限定されるもの
でない。
【0010】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、請求項
1,2の考案によれば、少なくとも加熱帯においては、
1つの加熱手段で複数のマッフルを加熱するため、安価
であり、かつ、温度制御を容易に行なうことができる。
また、請求項3の考案によれば、高温雰囲気の流れ方向
が、隣接する処理室において、交互になっているため、
各マッフルの加熱帯での処理材の温度を均一に保つこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の多段マッフル炉の縦断面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 他の実施例を示す図1のII−II線断面図。
【符号の説明】
A〜加熱帯、A1,A2…〜処理室、B〜冷却帯、P〜循
環路、1〜炉本体、2〜仕切壁、3〜仕切板、3a,3
b〜連通部、4a,4b〜室、5〜バッフルプレート、
6〜ファン、7〜電気ヒータ、8〜マッフル、9〜プッ
シャ、11〜トレイ。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱帯および冷却帯を備えたマッフル炉
    の少なくとも加熱帯において、断熱材で囲まれた炉内を
    上下部に連通口を有する仕切板により左右2室に区画
    し、その一方の室にバッフルプレートを鉛直方向に所定
    間隔で千鳥状に配設して両室にて循環路を形成するとと
    もに、前記バッフルプレートにより形成された各空間に
    それぞれ耐熱鋼製のマッフルを設ける一方、他方の室
    に、ファンと該ファンの吐出側に加熱手段を配設したこ
    とを特徴とする多段マッフル炉。
  2. 【請求項2】 加熱帯および冷却帯を備えたマッフル炉
    の少なくとも加熱帯において、断熱材で囲まれた炉内
    に、バッフルプレートを鉛直方向に所定間隔で千鳥状に
    配設して、前記バッフルプレートにより形成された空間
    の最上段と最下段とをダクトで連通して循環路を形成す
    るとともに、前記各空間にそれぞれ耐熱鋼製のマッフル
    を設ける一方、前記ダクトに、ファンと該ファンの吐出
    側に加熱手段を配設したことを特徴とする多段マッフル
    炉。
  3. 【請求項3】 加熱帯および冷却帯を備えたマッフル炉
    の少なくとも加熱帯において、断熱材で囲まれた炉内を
    炉長方向に所定間隔を保って設けた仕切壁によって複数
    の処理室に区画し、その各処理室にそれぞれファンと該
    ファンの吐出側に加熱手段を備えた循環路を形成すると
    ともに、前記各処理室の炉内雰囲気の循環方向が隣接す
    る処理室で互いに逆方向となるようにしたことを特徴と
    する前記請求項1または2のいずれかに記載の多段マッ
    フル炉。
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JPH0741396U JPH0741396U (ja) 1995-07-21
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JP5468318B2 (ja) * 2009-06-29 2014-04-09 光洋サーモシステム株式会社 熱処理炉
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