JPH08218713A - 鎖錠装置 - Google Patents
鎖錠装置Info
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- JPH08218713A JPH08218713A JP7026899A JP2689995A JPH08218713A JP H08218713 A JPH08218713 A JP H08218713A JP 7026899 A JP7026899 A JP 7026899A JP 2689995 A JP2689995 A JP 2689995A JP H08218713 A JPH08218713 A JP H08218713A
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B41/00—Locks with visible indication as to whether the lock is locked or unlocked
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B11/00—Devices preventing keys from being removed from the lock ; Devices preventing falling or pushing out of keys
- E05B11/02—Devices preventing keys from being removed from the lock ; Devices preventing falling or pushing out of keys before the wing is locked
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B19/00—Keys; Accessories therefor
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B19/00—Keys; Accessories therefor
- E05B19/22—Keys with devices for indicating whether the last operation was locking or unlocking
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Abstract
時に何の気なしに操作して、その場を離れた後でもキー
だけで鎖錠状態にあるか開錠状態にあるかを確認するこ
とができ、また、従って鎖錠したことを忘れて車両を発
進させることのない鎖錠装置を提供すること。 【構成】 本発明に係る鎖錠装置は、キー挿入穴(5b)を
備え、キー(3) を鎖錠位置と開錠位置との間で動かすこ
とにより、鎖錠状態及び開錠状態にできる鍵本体(2) を
備えた鎖錠装置において、前記鍵本体(2) をシリンダ式
鍵構造体(6) と外筒(4) と内筒(5) とから構成し、前記
内筒(5) に挿入されたキー(3) を把持する把持手段(5d,
5e) を設けて、前記内筒(5) が鎖錠状態時にキー(3) を
把持してシリンダ式鍵構造体(6) 及び外筒(4) から分離
できるように構成されている。
Description
において使用され得る鎖錠装置に関する。
及び建物等において使用され得る鎖錠装置は一般的に車
両や建物等の対象物を鎖錠する鍵本体と鍵本体の鎖錠及
び開錠操作を行うキーとから成り、鎖錠状態では対象物
に固定されている鍵本体からキーは分離され、使用者が
携帯するようにされている。例えば、自動二輪車などの
鎖錠装置としては、図10に示すような鍵本体41を備
えた鎖錠部材42とキー43とから成る鎖錠装置40が
ある。前記鎖錠部材42は、2本の脚体44及び45を
備え、一方の脚体44に鍵本体41が設けられている。
前記鍵本体41はシリンダ式鍵構造のもので、キー43
の操作でシリンダが押されて他方の脚体45に向かって
鎖錠ピン(図示せず)が突出し、鎖錠ピンを他方の脚体
45に係合させた状態でロックすることができる。この
鎖錠装置40は図11に示すように、鎖錠部材42を、
その脚体44,45で挟み込むようにブレーキディスク
50に取り付け、前記鍵本体41でブレーキディスク5
0に鎖錠部材42を固定して、鎖錠時に鎖錠部材42が
ブレーキキャリパ51に当たってタイヤ52の回転を阻
止するように作用する。尚、図11中53はフロントフ
ォークを示している。この鎖錠装置40も従来の鎖錠装
置と同様鎖錠部材42を鍵本体41でブレーキディスク
50に固定した後はキー43を鍵本体41から分離して
使用者が携帯する。
ンダー錠型の鎖錠装置では錠を操作する際以外は開錠状
態でも鎖錠状態でもキーが鍵本体から抜き取れるため、
錠操作の際に急いでいたり、考えごとをしていたり、或
いは他に気を取られていたりすると、鎖錠したかどうか
確かな記憶がなく、その結果、鎖錠したつもりで開錠状
態のままその場を離れて盗難等の被害に遭う等の恐れが
あり、また、特に、自動二輪車等の場合、鎖錠したこと
を忘れて乗車し、鎖錠状態のままエンジンをかけて発進
しようとしてブレーキディスク等の鍵本体で固定した部
品を破損したりする等の問題点がある。これらの問題点
を排除した鍵装置としては、開錠状態では鍵本体からキ
ーを抜き取ることはできず、鎖錠状態の時のみキーを抜
き取ることができる簡単な錠装置が自転車等に広く用い
られているが、この形式の鍵装置は開錠状態時にキーが
鍵本体に取り付けられたままになるので、持ち主の意に
反して第三者に鎖錠状態にされてしまう可能性がある等
の問題があり、また、安全性や確実性の観点からシリン
ダー錠型の鎖錠装置が強く要求されている。そこで、本
発明は、従来の鎖錠装置に伴う問題点を解決し、鎖錠時
に何の気なしに操作して、その場を離れた後でもキーだ
けで鎖錠状態にあるか開錠状態にあるかを確認すること
ができ、また、従って鎖錠したことを忘れて車両を発進
させることのない鎖錠装置を提供することを目的として
いる。
めに、キー挿入穴を備え、キーを鎖錠位置と開錠位置と
の間で動かすことにより、鎖錠状態及び開錠状態にでき
る錠本体を備えた鎖錠装置において、本発明は錠本体の
キー挿入穴内に、挿入されたキーを弾性的に握持する弾
性握持部材を設け、キー挿入穴を画定している錠本体部
分のうち少くとも上記弾性握持部材の設けられた部分を
鎖錠状態時にキーに係止した状態で錠本体から分離でき
るように構成したことを特徴としている。
いては、開錠後は従来のようにキーだけを抜き取ること
ができ、一方鎖錠後は錠本体の一部がキーに係止した状
態で抜き取られるため、開錠状態にある時と鎖錠状態に
ある時とではキー自体の形状が明らかに異なることにな
り、錠操作時にうっかりしていて記憶がなくてもキー自
体を見たり触ったりすることにより容易に確認できるよ
うになる。
の一実施例について説明する。図1は鎖錠装置の展開斜
視図であり、図2 (a)〜(d) は鎖錠装置の順を追った作
動説明図で、図3 (a)〜(d) は図2 (a)〜(b) に対応す
る鍵本体の概略斜視図を各々示している。また、図4は
図2の各作動状態における概略断面図を示している。
備えた鎖錠部材1とキー3とから構成されている。鎖錠
部材1は2本の脚体1a及び1bを備え、一方の脚体1
aには脚体1aを上下方向に貫通する鍵本体装着孔1c
が形成され、他方の脚体1bには鍵本体2から突出され
る鎖錠ピンが挿入する鎖錠孔1dが形成されている。前
記鍵本体2は外筒4、内筒5及びシリンダ式鍵構造体6
とを備えている。外筒4は上端が開口し、底端に底板4
aを一体的に備えた筒体で構成され、鎖錠部材1の一方
の脚体1aに形成された鍵本体装着孔1cに圧入され
る。外筒4の底板4aには貫通穴4bが穿設されてお
り、また、外筒4の内周には後述する内筒5の係合ピン
5cが係合する係合溝4cが鍵型に形成されている。シ
リンダ式鍵構造体6は外筒4の底板4aに、その鎖錠ピ
ン6dが外筒4の貫通穴4bを貫通し得るように適当な
手段で回動可能に固定される。シリンダ式鍵構造体6は
シリンダ6aと該シリンダ6aを上下に摺動可能に支持
するケーシング6bとから構成され、前記シリンダ6a
はその上部にキー挿入穴6cが形成され、下部に鎖錠ピ
ン6dを備え、キー3をキー挿入穴6cに挿入した時の
みケーシング6bの下方に押し下げることができるよう
に構成されている。キー3の操作によりシリンダ6aが
下方に押し下げされるとシリンダ6aの下部に設けられ
た鎖錠ピン6dがケーシング6bの底面から突出し、鎖
錠ピン6dが突出した状態でキー3を適当な角度(本実
施例においては45度)右方向に回転させると鎖錠ピン
6dが突出した状態でケーシング6bにロックされるこ
とができるように構成されている。前記内筒5は上端に
上板5aを備え、底端が開口した筒体で構成され、前記
上板5aにシリンダ式鍵構造体6のキー挿入穴6cに対
応するキー挿入穴5bを備えている。また、内筒5の外
面には半径方向外方に突出する係合ピン5cが設けられ
ている。内筒5は、その係合ピン5cが外筒4の係合溝
4cに係合するように、外筒4とシリンダ式鍵構造体6
との間に挿入され、キー3の操作により係合溝4cの形
状に沿ってシリンダ式鍵構造体6と共に動く。前記した
内筒5はその内側の上方にキー3を把持する把持手段が
設けられている。この把持手段は2つの板ばね5d,5
eから成り、これらの板ばね5d,5eは各々キー挿入
穴5bの形状に沿って向き合うように内筒5の内面に保
持されている。
の作用いついて図2及び図3を参照しながら説明する。
図2(a) 、図3(a) 及び図4(a) は各々鍵本体2の開錠
状態を示しており、この状態においてはキー3は鍵本体
2から分離されている。この開錠状態では、内筒5はそ
の内側の板ばね5d及び5eの底部がシリンダ式鍵構造
体6のシリンダ6aの頂部で支持された状態になってお
り、内筒5の外面に突設された係合ピン5cは外筒4の
係合溝4cの終端aに位置し(図3(a) 参照)、内筒5
の頂部に設けられたキー挿入穴5bは、シリンダ式鍵構
造体6に設けられたキー挿入穴6cに合致している。こ
の状態からキー3を内筒5のキー挿入穴6cに挿入する
と、キー3は、内筒5に設けられた板ばね5d及び5e
の間を、板ばね5d及び5eを押し広げながら通過し
て、シリンダ式鍵構造体6のキー挿入穴6cに挿入さ
れ、シリンダ式鍵構造体6のシリンダ6aが下方に押し
下げられ得る状態にする(図4(b) 参照)。図2(b) 、
図3(b) 及び図4(b) はキー3挿入後、内筒5及びシリ
ンダ式鍵構造体6のシリンダ6aを下方に押し下げた状
態を示しており、図面に示すように、シリンダ6aを下
方に押し下げると、シリンダ6aの下方に設けられた鎖
錠ピン6dがシリンダ式鍵構造体6の底部から突出す
る。この状態において内筒5の係合ピン5cは外筒4の
係合溝4cに沿って下方のbの位置まで下がっている
(図3(b) 参照)。図2(c) 及び図3(c) は前記した状
態からキー3を45度右に回動させた状態を示してお
り、図2(b) 及び図3(b) の状態からキー3を回動させ
るとシリンダ式鍵構造体6のシリンダ6aはその位置で
ケーシング6bにロックされ、鎖錠ピン6dが鎖錠部材
1の鎖錠孔1dに挿入された状態に維持されて、脚体1
aと脚体1bとの間で鎖錠が完了する。この状態におい
て内筒5の係合ピン5cは外筒4の係合溝4cに沿って
地点cまで図3における左側方向に移動している(図3
(c) 参照)。図2(d) 、図3(d) 及び図4(d) は前記し
た状態からキー3を引き上げた状態を示している。図2
(c) 及び図3(c) に示すように鎖錠ピン6dをロックし
た状態において、内筒5は、その係合ピン5cが外筒4
の係合溝4cの下方左端の地点cに位置しており、前記
係合溝4cは、その地点cから上方に向かって外筒4の
上端まで延長し、開放されている。従って、キー3を上
方に引き上げると、キー3は内筒5の内部の板ばね5
d,5eで弾性的に保持されているので、キー3を保持
した内筒5はキー3と共に鍵本体2から外れて引き上げ
られ、鍵本体2から分離されることになる。図2(d) 、
図3(d) 及び図4(c) に示すように、鎖錠状態におい
て、キー3に内筒5が保持されているので、鎖錠後にキ
ー3を見るだけで、鎖錠装置1の鍵本体2が鎖錠状態に
あるか、開錠状態にあるかが容易に判断できることにな
る。鎖錠装置1を開錠状態にする場合には、内筒5の係
合ピン5cが外筒4の係合溝4cに係合するようにキー
3を鍵本体2のシリンダ6aに挿入し(図2(c) 及び図
3(c) 参照)、キー3を左に45度回動させてシリンダ
6aをフリーの状態にする(図2(b) 及び図3(b) )。
その後、キー3を引き上げると、シリンダ6a及び内筒
5は途中まではキー3と共に一緒に上がってくるが、内
筒5の係合ピン5cが係合溝4cの終端aで引っかかっ
て、内筒5及びシリンダ6aは外筒4内に残り、キー3
だけが分離される。
おいては、キー3を保持して、鎖錠後、キー3と一緒に
鍵本体2から分離するように内筒5を構成しているが、
このキー3と一緒に鍵本体から分離部品は本実施例に限
定されることなく、例えば、鎖錠ピンとシリンダを別体
に構成して、鎖錠後はキーと一緒に外筒からシリンダが
丸ごと分離するように構成してもよいことはもちろんで
ある。また上記第1の本実施例では鎖錠部材1の脚体1
aと鍵本体2の外筒4とを別体に形成しているが、これ
は本実施例に限定されることなく、外筒4を前記脚体1
aと一体に形成してもよい。
を図5〜図7を参照して説明する。図5は鎖錠装置10
の展開斜視図であり、図6 (a)〜(d) は鎖錠装置10の
順を追った作動説明図で、また、図7は図6の各作動状
態における概略部分断面図を示している。
12を備えた鎖錠部材1(この鎖錠部材は第1実施例で
示したものと同じ構成なので各部には第1実施例と同じ
符号を付してその詳細な説明は省略する。)とキー13
とから構成されている。前記鍵本体12は、内筒15と
シリンダ式鍵構造体16とから構成されている。前記シ
リンダ式鍵構造体16は内部に上下方向に摺動可能なシ
リンダ(符号なし)を備え、このシリンダの下部には鎖
錠ピン16aが形成されている。また、シリンダ式鍵構
造体16の内部には後述する内筒15のキー溝15aと
係合するキー係合部16b(図7参照)が形成されてお
り、このキー係合部16bにキー溝15aが係合するよ
うに内筒15をシリンダ式鍵構造体16内に挿入すると
前記内筒15でシリンダが回動・押込(又は押込・回
動)できるようになり、そしてシリンダが押し込まれる
と下方から鎖錠ピン16aが突出して、シリンダは鎖錠
ピン16aを突出した状態でロックされるように構成さ
れている。以上説明したシリンダ式鍵構造体16は鎖錠
部材1に形成された鍵本体装着孔1cに圧入される。前
記内筒15は上端に上板15bを備え、底端が開口した
筒体で構成され、上板15bにはキー13を挿入し得る
キー挿入孔15cが穿設されている。また、内筒15の
外面には半径方向外方に突出する係合ピン15dが設け
られており、この内筒15は、前記係合ピン15dがシ
リンダ式鍵構造体16の内壁に適当に形成された係合溝
16cに係合するようにシリンダ式鍵構造体16内に挿
入される。前記係合ピン15d及び係合溝16cは、開
錠時には、内筒15がキー13から離れてシリンダ式鍵
構造体16に残り、また鎖錠時には、内筒15がキー1
3についてシリンダ式鍵構造体16から離れるように適
当に形成される。図7から明らかなように、前記した内
筒15はその内側の上方にキー13を把持する把持手段
が設けられている。この把持手段は第1実施例に示した
把持手段と同様二つの板ばね15e,15fから成り、
これらの板ばね15e,15fは各々キー挿入穴15c
の長手方向の中心線を中心に向き合うように内筒15に
保持されている。
の実施例に係る鎖錠装置の鍵本体の作用について図6及
び図7を参照して説明する。尚、以下開錠状態と称する
状態は鍵本体における鎖錠ピンが引っ込んでいる状態
を、また鎖錠状態と称する状態は鎖錠ピンが突出してい
る状態をいうものとする。図6(a)及び図7(a)は各々鍵
本体12の開錠状態を示しており、この状態において
は、キー13は鍵本体12から分離され、内筒15はシ
リンダ式鍵構造体16に装着され、内筒15のキー溝1
5aはシリンダ式鍵構造体16のキー係合部16bに係
合している。この状態から図6(b)及び図7(b)に示すよ
うにキー13を内筒15のキー挿入穴15cに挿入する
と、キー13は、内筒15に設けられた板ばね15e,
15fを押し広げながら通過して、内筒15に装着され
る。尚、本実施例は第1実施例と異なり図面に示すよう
にキー13は、単に内筒15に装着されるだけでシリン
ダの中までは入り込まない。図6(c)はキー13を挿入
後、内筒15及びシリンダ式鍵構造体16のシリンダを
下方に押し下げた状態を示しており、図面に示すよう
に、シリンダを下方に押し下げると、シリンダの下方に
設けられた鎖錠ピン16aがシリンダ式鍵構造体16の
底部から突出する。この状態から図6(c)に示すように
キー13を45度回動させると、シリンダ式鍵構造体1
6内のシリンダは、その位置でロックされて鎖錠部材1
における脚体1aと脚体1bとの間で鎖錠が完了する。
図6(d)及び図7(c)は、前記した状態からキー13を引
き上げた状態を示している。内筒15は、シリンダ式鍵
構造体16におけるシリンダが鎖錠状態でロックされた
時に、その係合ピン15dがシリンダ式鍵構造体16の
係合溝16cから開放可能な位置くるように構成されて
おり、かつキー13が内筒15の把持手段で把持されて
いるので、図面に示すようにキー13を上方に引き上げ
ると、キー13を保持した内筒15はキー13と一緒に
シリンダ式鍵構造体16から外れて引き上げられ、シリ
ンダ式鍵構造体16と分離される。図6(d)及び図7(d)
に示すように、鎖錠状態において、キー13に内筒15
が保持されているので、鎖錠後はキー13を見るだけ
で、鎖錠装置が鎖錠状態にあるか開錠状態にあるかを確
実に判断することができる。また、鎖錠装置を開錠状態
にする場合には、内筒15の係合ピン15dがシリンダ
式構造体16の係合溝16cに係合するようにキー13
及び内筒15をシリンダ式鍵構造体16内に挿入し、上
述の鎖錠動作と逆の動作を行えば、鎖錠状態は解除され
て開錠状態となる。この開錠状態においては内筒はキー
から分離してシリンダ式鍵構造体16に残る。以上説明
した第2の実施例における鍵本体は、従来公知のいわゆ
る八万式の鍵を改造して製造され得る。
るキー3,13は本鎖錠装置専用のキーでもよく、また
他のキーと併用してもよいが、例えばこの鎖錠装置を自
動二輪車に設けて、前記鎖錠装置のキーと自動二輪車の
キーと共通化すれば、鎖錠装置を鎖錠状態にしていると
きは、キーに内筒が保持されているのでキーを自動二輪
車のキー挿入穴に挿入することができずに、エンジンを
スタートさせることができなくなり、従って鎖錠装置で
ロックしたまま自動二輪車のエンジンを始動させてシリ
ンダ式鍵構造体やその関連部品を破損させてしまうこと
はないという効果を奏する。
筒5;15の外面に設けた係合ピン5c又は15dと外
筒4の内面に設けた係合溝4c又はシリンダ式鍵構造体
の内面に設けた係合溝16bとの組み合わせで、内筒5
又は15dを、外筒4又はシリンダ式鍵構造体16から
取り外し可能になるように構成しているが、この構造は
本実施例に限定されることなく、開錠時に内筒がシリン
ダ式鍵構造体側に残り、鎖錠時には内筒がシリンダ式鍵
構造体側からキーと共に外れるように構成されていれば
任意の構成でよい。図8は、上記構造に関する別の実施
例を示す鍵本体20の概略部分断面図であり、図8(a)
は開錠状態を、図8(b) は鎖錠状態を、そして図8(c)
は鎖錠状態でキーを鍵本体から引き上げた状態を各々示
している。図中、20は鍵本体、21はシリンダ式鍵構
造体、22は内筒そして23はキーを各々示している。
シリンダ式鍵構造体21はその上面に半径方向内方に若
干突出するフランジ部21aを備えており、このフラン
ジ部21aには後述する内筒22の係合ピン22aが通
過しうる切欠き21bが形成されている。内筒22は、
図示していないがキー挿入孔及び把持手段を備えてお
り、またその外面には半径方向外方に突出する係合ピン
22aが形成されている。図8(a)は鍵本体の開錠状態
を示しており、この状態においては内筒22における係
合ピン22aはシリンダ式鍵構造体21のフランジ部2
1aに係止して上方には引き上げられなくなっている。
この状態からキー23をシリンダ式鍵構造体21のシリ
ンダ(図示せず)を押し下げて、キー23及び内筒22
で前記シリンダを例えば180度回動させてシリンダを
ロックした状態が図8(b)に示す状態である。シリンダ
式鍵構造体21における切欠き21bと内筒22の係合
ピン22aとはシリンダを下方に押し下げてロックした
時(即ち鎖錠状態の時)に合致するように位置決めして
おく必要があり、そうすることによって鎖錠状態の時に
内筒22が上方に引き上げ可能な状態になる。図8(c)
は、鎖錠状態からキー23を上に引き上げた状態を示し
ており、この時、内筒22はその把持部材でキー23を
把持しており、かつその係合ピン22aがシリンダ式鍵
構造体21の切欠き21bと合致して引き上げ可能な状
態になっているので、キー23と共に上に引き上げられ
てシリンダ式鍵構造体21と分離する。
する保持手段を板ばね5b,5e;15e,15fで構
成しているが、この保持手段の構成は本実施例に限定さ
れることなくキーを内筒に差し込んだ時にキーを適当な
強さで把持でき、必要に応じてキーが内筒から分離でき
る構成であれば任意の構成でよく、例えば図9に示すよ
うに一対のロール31,32で構成してもよい。図9
(a) は上記したように把持部材がロールで構成された内
筒30の概略断面図を示している。これらのロール3
1,32は図示していない規制部材によって通常は一方
向(図9(a) における矢印F方向)にしか回転しないよ
うに規制部材、例えばラチェット機構によって規制され
ている。従ってキー33を内筒30に差し込む際にはキ
ー33を巻き込むように回転して挿入されるキー33を
ガイドするように作用し、挿入されたキー33はこれら
のローラ31,32に摩擦係合して引き抜けなくなる。
前記した規制部材は、挿入されたキー33を斜めに傾け
るなどして、ローラ31,32を若干移動させるとロー
ラ31,32に対する規制を解除できるように構成され
ており、使用者が内筒30からキーを引き抜く際にキー
33を斜めに傾けると、ローラ31,32が反対方向
(図9(b)における矢印R方向)に回転できるようにな
ってキー33の引き抜きが可能になる。
例に限定されることなく、鎖錠及び開錠時にキーを挿入
して操作する形式のものであれば任意の形式の鍵でよ
く、また、鎖錠装置における鎖錠部材も本実施例に限定
されることはない。また、本実施例にでは二本の脚体を
有し、その間にブレーキディスクを挟んでロックする形
式の自動二輪車用の鎖錠部材を用いて説明しているが、
鎖錠部材の構成及び用途は本実施例に限定されることな
く、鍵本体が一部分離可能な構造で、前記分離可能な部
分でキーを把持できるようにした構成であれば任意の構
成でよく、例えばドアに設ける鍵などに採用してもよ
い。さらに、本実施例では内筒に設けた係合ピンと、シ
リンダ式鍵構造体側に設けた係合溝(又はフランジ)と
の組み合わせによって鎖錠状態にある時に内筒がキーと
共にシリンダ式鍵構造体から分離され、開錠状態にある
時には内筒がシリンダ式鍵構造体に残るように構成して
いるが、係合ピンを設ける位置と係合溝の形状などによ
って鎖錠状態にある時に内筒がシリンダ式鍵構造体に残
り、開錠状態にある時に内筒がシリンダ式鍵構造体から
分離できるようにも構成し得る。例えば、図1〜図4に
示した第1の実施例における鎖錠装置の場合には略L字
状の係合溝4cを180度反転させて逆L字状に形成す
ればよく、また図8に示した実施例の場合にはシリンダ
式鍵構造体21のフランジ21aにおける切欠き21b
を、開錠状態の時に内筒22の係合ピン22aと合致す
る位置に形成すればよい。
え、キーを鎖錠位置と開錠位置との間で動かすことによ
り、鎖錠状態及び開錠状態にできる錠本体を備えた鎖錠
装置において、錠本体のキー挿入穴内に、挿入されたキ
ーを握持する握持手段を設け、キー挿入穴を画定してい
る錠本体部分のうち少くとも上記握持部材の設けられた
部分を鎖錠状態時にキーに係止した状態で錠本体から分
離できるように構成しているので、鎖錠後は鍵本体の一
部がキーに係止した状態で抜き取られ、開錠状態にある
時と鎖錠状態にある時とでは、キー自体の形状が異なる
ことになり、鎖錠及び開錠の確認が容易に行えることに
なるという効果を奏する。
図である。
図である。
体の概略側面図である。
は図2(b) のB−B断面図であり、(c) は図2(d) の
C−C断面図である。
図である。
を追った作動説明図である。
断した部分断面図であり、(b) は図6(b) のE−E線に
沿って一部切断した部分断面図であり、(c) は図6(d)
のF−F線に沿って一部切断した部分断面図である。
実施例の順を追った作動説明図である。
状態を示す概略構成図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 キー挿入穴を備え、キーを鎖錠位置と開
錠位置との間で動かすことにより、鎖錠状態及び開錠状
態にできる錠本体を備えた鎖錠装置において、錠本体の
キー挿入穴内に、挿入されたキーを握持する握持手段を
設け、キー挿入穴を画定している錠本体部分のうち少く
とも上記握持部材の設けられた部分を鎖錠状態時にキー
に係止した状態で錠本体から分離できるように構成した
ことを特徴とする鎖錠装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7026899A JPH08218713A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 鎖錠装置 |
EP96102296A EP0727553A1 (en) | 1995-02-15 | 1996-02-15 | Locking device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7026899A JPH08218713A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 鎖錠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08218713A true JPH08218713A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12206093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7026899A Pending JPH08218713A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 鎖錠装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0727553A1 (ja) |
JP (1) | JPH08218713A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009502630A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ニュー ハンプトン テクノロジーズ エルエルシー | 車両用ロック |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN2427398Y (zh) * | 2000-05-26 | 2001-04-25 | 李吉源 | 碟刹盘锁具 |
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WO2017151868A1 (en) * | 2016-03-03 | 2017-09-08 | Southco, Inc. | Latch mechanism with status indicator |
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EP0257112A1 (de) * | 1986-08-20 | 1988-03-02 | Unifresh AG | Verschliessbarer Warenbehälter für Hotelzimmer |
WO1993001382A1 (en) * | 1991-07-02 | 1993-01-21 | David Isaakovich Shafirkin | Code unit for a locking device |
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-
1995
- 1995-02-15 JP JP7026899A patent/JPH08218713A/ja active Pending
-
1996
- 1996-02-15 EP EP96102296A patent/EP0727553A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009502630A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | ニュー ハンプトン テクノロジーズ エルエルシー | 車両用ロック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0727553A1 (en) | 1996-08-21 |
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