JPH0821841A - 微小変位素子及びこれを用いた情報処理装置 - Google Patents

微小変位素子及びこれを用いた情報処理装置

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JPH0821841A
JPH0821841A JP6154497A JP15449794A JPH0821841A JP H0821841 A JPH0821841 A JP H0821841A JP 6154497 A JP6154497 A JP 6154497A JP 15449794 A JP15449794 A JP 15449794A JP H0821841 A JPH0821841 A JP H0821841A
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JP
Japan
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substrate
tip
displacement element
flat plate
lever type
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Application number
JP6154497A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ikeda
勉 池田
Takehiko Kawasaki
岳彦 川崎
Yasuhiro Shimada
康弘 島田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板上に該基板との間に空隙を介して形成さ
れた平板駆動部、該基板に支持され該平板駆動部の回転
支持を行う二つの梁、及び、該平板駆動部の駆動機構を
有する微小変位素子であって、回転軸に直交する該基板
上の水平方向における該梁の端部の長さL1と該梁の中
央部の長さL2がL1>L2であることを特徴とするトー
ションレバー型微小変位素子、光偏向器及びそれを用い
た情報処理装置。 【効果】 長期間の駆動に耐えられるトーションレバー
型微小変位素子を提供でき、これにより電極配線を上電
極から離して位置させられるため両者の間に発生する寄
生容量を低減でき、単位電圧あたりの駆動距離を低下さ
せることなく、より微弱な電流を感度良く検出できる走
査型プローブ顕微鏡及び情報処理装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トーションレバー型微
小変位素子及びこれを用いた走査型プローブ顕微鏡及び
情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、導体の表面原子の電子構造を直接
観察できる走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略
す)が開発され[G.Binning et al.P
hys.Rev.Lett,49,57(198
2)]、単結晶、非晶質を問わず実空間像の高い分解能
の測定ができるようになり、しかも試料に電流による損
傷を与えずに低電力で観察できる利点も有し、更に大気
中でも動作し、種々の材料に対して用いることができる
ため広範囲な応用が期待されている。STMは金属のテ
ィップと導電性物質間に電圧を加えて1nm程度の距離
まで近づけるトンネル電流が流れることを利用してい
る。この電流は両者の距離変化に非常に敏感である。ト
ンネル電流を一定に保つようにプローブを走査すること
により真空間の全電子雲に関する種々の情報をも読み取
ることができる。この際、面内方向の分解能は0.1n
m程度である。したがって、STMの原理を応用すれば
十分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)での高密度
記録再生を行なうことが可能である。
【0003】例えば、記録層として電圧電流のスイッチ
ング特性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子
系有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、
記録・再生をSTMで行なう方法が提案されている[特
開昭63−161552号公報、特開昭63−1615
53号公報]。この方法によれば、記録のビットサイズ
を10nmとすれば、1012bit/cm2 もの大容量
記録再生が可能である。
【0004】更に、装置の小型化を目的とし半導体フォ
トリソプロセスを用いて複数のプローブと極めて小型の
可動機構を半導体基板上に形成することがマイクロメカ
ニクス技術により検討されている。その可動機構に用い
る典型的な微小機械として静電カンチレバー、圧電バイ
モルフカンチレバー(USP4,906,840)等が
提案されている。これら微小機械は、半導体フォトリソ
プロセスにより作製されアレイ化、低コスト化が容易で
あり、小型化することで高速応答性を期待できる。特に
静電カンチレバーは、自己変位する圧電バイモルフカン
チレバーに比べ、静電引力により外部からの電圧印加に
て変位するために、サイズに比して大きな変位を行うこ
とが可能である。また、両持ち梁上に形成された平板部
を、両持ち梁のねじれ弾性を利用して、静電駆動させる
タイプ(トーションレバー型)も考案されている(特開
平4−1948)(図9)。この方法はカンチレバー型
と異なり、レバーのたわみ弾性と梁のねじれ弾性を独立
に設定できるため、剛性と共振周波数に自由度のある微
小変位阻止を作製することができる。また、静電カンチ
レバーが電圧を印加することによりレバーの先端が基板
の方向に変位するため、対向する媒体との距離が制御し
にくいのに対し、この方法は電圧を印加することによ
り、レバーの先端が基板と反対方向に変位するため、媒
体との距離が制御しやすいという利点もある。
【0005】このようなトーションレバー型微小変位素
子は上記のような情報処理装置へ応用のほかは、光偏向
器、微小機械スイッチへの応用も考えられる。マイクロ
メカニクス技術を用いた機械式光学素子である光偏向器
としてはK.E.Petersenにより提案されたシ
リコンによるTorsional ScanningM
irror(IBM J.RES.DEVELOP.,
VOL.24.No.5,9.1980,pp631−
637)(図9)等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなトーショ
ンレバー型微小変位素子は以下のような問題点を有して
いた。トーションレバー型微小変位素子は長期にわたっ
て駆動される。この駆動により微小変位素子の梁部は
「ねじれ−回復−ねじれ−回復」の工程を繰り返す。こ
の時最も応力が集中するのが梁の付け根の部分である。
駆動を長い期間続けると、梁の付け値の部分に亀裂が生
じ、さらに駆動を続けると梁の付け根付近で破断し、微
小変位素子は破壊されてしまう。亀裂が入るのを防止す
るために、梁部の厚さを厚くする方法もあるが、この場
合微小変位素子の駆動距離が低下してしまうという問題
点があった。
【0007】以上のような従来例の問題点に鑑み、本発
明の目的とするところは、駆動を長期間行っても梁部の
付け根付近に亀裂が生ぜずしかも駆動距離が低下しない
構造を有するトーションレバー型微小変位素子を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の問題点
を解決するために鋭意検討を行い本発明に到達した。即
ち、本発明の特徴とするところは、第1に基板上に該基
板との間に空隙を介して形成された平板駆動部、該基板
に支持され該平板駆動部の回転支持を行う二つの梁、及
び、該平板駆動部の駆動機構を有する微小変位素子であ
って、回転軸に直交する該基板上の水平方向における該
梁の端部の長さL1と該梁の中央部の長さL2がL1>L2
であることを特徴とするトーションレバー型微小変位素
子であり、第2に基板上に該基板との間に空隙を介して
形成された平板駆動部、該基板に支持され該平板駆動部
の回転支持を行う二つの梁、及び、該平板駆動部の駆動
機構を有する微小変位素子であって、回転軸に直交する
該基板上の水平方向における該梁の端部の長さL1と該
梁の中央部の長さL2がL1>L2であることを特徴とす
るトーションレバー型光偏向器であり、第3に前記梁の
端部の形状が該基板と水平方向において曲線状であるこ
とを特徴とするトーションレバー型微小変位素子であ
り、第4に前記駆動機構が前記基板上に設けた固定電極
と前記平板駆動部との間に電圧を印加することより該平
板駆動部を該固定電極方向に空間的に変位させる駆動機
構であることを特徴とするトーションレバー型微小変位
素子であり、第5に前記トーションレバー型微小変位素
子上にティップを有することを特徴とするプローブであ
り、第6に前記トーションレバー型微小変位素子上にテ
ィップを有し、該微小変位素子の制御手段、該ティップ
と観察すべき試料媒体との距離を調節する手段及びティ
ップと試料の間に電圧を印加する手段を備えたことを特
徴とする走査型プローブ顕微鏡であり、第7に前記ティ
ップに通じる電極配線が梁の端部の曲線に沿って形成さ
れていることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡であ
り、第8に前記トーションレバー型微小変位素子上にテ
ィップを有し、該微小変位素子の制御手段、該ティップ
と記録媒体との距離を調節する手段及びティップと記録
媒体の間に電圧を印加する手段を備えたことを特徴とす
る情報処理装置であり、第9に前記ティップに通じる電
極配線の梁の端部の曲線に沿って形成されていることを
特徴とする情報処理装置である。次に図面を用いて本発
明を詳細に説明する。
【0009】図1は本発明のトーションレバー型微小変
位素子を示す斜視図であり、図2は上面図である。平板
駆動部4は空隙3を介して固定電極1が形成された基板
2上に形成してある。平板駆動部4は回転支持を行う両
持ちの梁5によって支持部6に支持されている。梁5と
は、図2に示す外側点線間のことで、平板駆動部4及び
支持部6の間に位置する部分を指す。さらに、梁5は図
2に示すように梁の中心部5’と梁の端部5”に分けら
れる。ここで、梁の端部5”と梁の中心部5’の、梁の
回転軸に直交する基板の水平方向の長さ、それぞれ
1、L2はL1>L2である形状を有する。梁の形状の例
を図11に示す。図2では平板駆動部4上には上電極1
0、ティップ11、電極配線12が形成されている。
【0010】本発明のトーションレバー型微小変位素子
の駆動方法は、固定電極1への電圧印加によって平板駆
動部4上には平板駆動部4語端部が固定電極に引き寄せ
られ、梁5がねじれることにより、平板駆動部4全体が
両持ち梁5の軸回りに回転する駆動方法である。
【0011】本発明によるトーションレバー型微小変位
素子は、半導体プロセス技術と薄膜作製技術を用いた次
の諸工程により形成される。作製工程の断面図を図3に
示す。まず、基板2上に絶縁層8を作製する。次に、平
板駆動部−4駆動のための固定電極1を基板上に作製す
る(図3−a)。次に、平板駆動部4を中空構造にする
ためのスペーサーとなる犠牲層9を作製する、次に、平
板駆動部4と梁5を作製する(図3−b)。次に、平板
駆動部4駆動のため固定電極1と対向配置する上電極1
0を形成する(図3−c)。最後に、犠牲層9をエッチ
ング除去する(図3−d)、犠牲層9以外の部分は犠牲
層9とのエッチング選択性のあるものである必要があ
る。
【0012】なお、絶縁層8、犠牲層9、電極1、1
0、平板駆動部4、梁5の形成方法としては、従来公知
の技術、たとえば半導体産業で一般に用いられている真
空蒸着法やスパッタリング法、化学気相成長法の薄膜作
製技術やフォトリソグラフ技術及びエッチング技術を適
用することができ、その作製方法は本発明を制限するも
のではない。
【0013】尚、梁の材料としてはその構造上ヤング率
の大きな材料が好ましく、かつ薄膜化及びエチングが容
易である必要がある。具体的にはSi、SiN、Si
C、SiOx等が好適に用いられる。
【0014】以上、本発明の構造を有することにより、
高速駆動を長期間行っても梁部の付け根付近に亀裂が生
ぜずしかも駆動距離が低下しないトーションレバー型微
小変位素子を提供することができる。
【0015】さらに、[特開平4ー1948]に記載さ
れているような構造では電極配線12と上電極10が近
接して配置されているため両者間の寄生容量が大きくな
り、微弱な電流を検出しずらい。これに対して本発明の
トーションレバー型微小変位素子においては、図4に示
すように梁の端部5”を面内方向に広くとれるため電極
配線12を上電極10に対して遠避けて配置することが
できる。これにより電極配線12と上電極10の間に発
生する寄生容量を低減できるため、単位電圧あたりの駆
動距離を低下させることなく、より微弱な電流を感度良
く検出できるようになる。
【0016】以下実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。
【0017】
【実施例】
実施例1 本実施例は本発明によるトーションレバー型微小変位素
子の第一の態様であるプローブを示すものである。図1
は、本実施例の構成を説明する斜視図であり、図2は上
面図である。絶縁層8上に固定電極1を形成した基板2
に空隙3をもって平板駆動部4が形成してある。平板駆
動部4は回転支持を行う両持ちの梁5によって支持部6
に支持されている。梁5はその端部、即ち平板駆動部4
及び支持部6との梁の端部5”において、梁中心部より
も基板面内方向に太い形状を有する。平板駆動部4上に
は駆動用の上電極10、ティップ11、電極配線12が
形成してある。
【0018】本実施例によるプローブの駆動方法は、固
定電極1への電圧印加によって平板駆動部4語端部が固
定電極1に引き寄せられ、梁5がねじれることにより、
平板駆動部4全体が両持ち梁5の軸回りに回転し、平板
駆動部4先端に設けられたティップ11が媒体に接近す
る方法である。
【0019】次に、本発明によるトーションレバー型微
小変位素子の作製工程を図5の作製工程図を用いて説明
する。まず、Siからなる基板2上にシリコン窒化膜を
減圧CVD(LPCVD)により0.3μm成膜し絶縁
層8を形成した。次に、レジストを塗布・パターニング
した後スパッタリング法によりTiを5nm、Ptを
0.2μm堆積し、レジストを除去することにより固定
電極1を形成した。次に酸化亜鉛をスパッタリング法に
より2μm堆積させた後、フォトレジストを塗布・パタ
ーニングし、過酸化水素とアンモニアの混合水溶液によ
り酸化亜鉛をエッチングし、犠牲層9を形成した(図5
(a))。次に酸化シリコンをスパッタリング法により
1μm堆積させた。次に、レジストを塗布・パターニン
グした後スパッタリング法によりTiを5nm、Auを
0.2μm堆積し、レジストを除去することにより上電
極10及び電極配線12を形成した(図5(b))。次
に、酸化シリコンをレジストを用いてパターニングした
後、反応性イオンエッチング法にてCF4 ガスを用いて
エッチングし、平板駆動部4及び梁5の形状とした(図
5(c))。
【0020】次に、ティップ11の作製工程を説明す
る。まず、方位面(100)のSi第二基板51を用意
した。次に、第二基板51表面にシリコン窒化膜を減圧
CVD(LPCVD)により0.1μm堆積する(図5
(d))。次に、このシリコン窒化膜52をティップ1
1に対応した寸法で矩形状にエッチング除去した。次
に、第二基板51を100℃に過熱した水酸化カリウム
水溶液を用いて結晶異方性エッチングにより加工し、テ
ィップ部分の型となる逆ピラミッド状の凹部53を形成
した(図5(e))。次に、残りの窒化シリコンを、反
応性イオンエッチング法により除去する。次に、レジス
トをパターニングし、真空蒸着法にてAuを1μm成膜
し、その後レジストをアセトンで溶解することにより、
ティップ11となるAuのパターンを形成した(図5
(f))。次に、ティップ11を平板駆動部4上(図5
−c)に接着して加重を加え、第二基板51との界面か
ら引きはがすことによりティップ11を平板駆動部4上
に転写した(図5(g))。
【0021】尚、第二基板51のエッチング方法として
は、単結晶シリコン、GaAs半導体等の結晶異方性エ
ッチングはもちろん、転写可能な形状にエッチングでき
るものであれば等方性エッチングを用いることもでき
る。また、保護層52は第二基板51をエッチングする
ときの保護膜であるから、この時のエッチング液に耐え
られるものならば良い。また、プローブ11と第二基板
51との界面の密着性を低下させるために、第二基板5
1上に剥離層を成膜しても良い。
【0022】最後に、酸化亜鉛の犠牲層9を、酢酸水溶
液にてエッチング除去し、平板駆動部4と固定電極1間
の空隙3を形成した。以上の作製工程により図5に示す
トーションレバー型プローブを得ることができた(図6
(h))。また、本実施例のプローブは同一基板上に半
導体プロセスにより作製した駆動回路・位置制御回路・
信号検出回路も具備している。作製した微小変位素子
は、梁の幅4μm、長さ50μmとし、平板駆動部長手
方向を200μm、幅の長さを100μmとした。次
に、ここで作製した20本の素子を駆動してその耐久性
を測定した。駆動電圧は8V、駆動周波数10kHzで
行った。駆動開始1000h後に駆動を停止して素子を
走査型電子顕微鏡で観察したところ、平板駆動部、梁に
おいて亀裂などの発生は確認できなかった。
【0023】尚、本実施例は静電力により駆動する素子
であるが、駆動の方法は本発明を限定するものではな
く、磁力による吸引・反発力、熱による梁の変形等を利
用することも考えられる。
【0024】実施例2 本実施例は本発明によるトーションレバー型微小変位素
子の別の態様であるトーションレバー型光偏向器であ
る。図6は、本実施例によるトーションレバー型光偏向
器の構成を説明する斜視図である。絶縁層8上に固定電
極1を形成した基板2に空隙3をもってミラー(平板駆
動部)4が形成してある。ミラー4は回転支持を行う両
持ち梁5によって支持部6に支持されている。梁5、梁
の端部5”と梁の中心部5’における、梁の回転軸に直
交する基板の水平方向の長さ、それぞれL1、L2はL1
>L2である形状を有する。
【0025】本実施例のトーションレバー型光偏向器
は、固定電極1への電化印加によってミラー4の後端部
が固定電極1に引き寄せられ、梁5がねじれることによ
り、ミラー4全体が両持ち梁5の軸回りに回転すること
を利用してミラー4の傾きを所望の角度にし、ミラー4
表面に照射した光を所望の角度に反射させることのでき
るトーションレバー型光偏向器である。
【0026】次に、作製工程を説明する。Siからなる
基板2上にシリコン窒化膜を減圧CVD(LPCVD)
により0.3μm成膜し絶縁層8を形成した。次に、固
定電極1となるポリシリコン膜をLPCVDにより0.
3μm成膜し、その後にイオン注入法によりリン(P)
を1×1016(ions/cm2 )注入し、1100℃
の窒素雰囲気中で1時間拡散処理を施した。この結果ポ
リシリコンのシート抵抗は12Ω/cm2 となった。次
に、ポリシリコン膜にフォトレジスト塗布し露光、現像
を行うフォトリソグラフィプロセスを用いてフォトレジ
ストのパターニングを施し、フッ酸と硝酸の混合水溶液
によりポリシリコンをパターン形成した後にレジストを
剥離し、固定電極1を形成した。次に犠牲層9となるフ
ォトレジストを3μm塗布し、支持部6となる部分をパ
ターニング除去した。次に真空蒸着法によりスパッタリ
ングしフォトレジスト上にアルミニウム(Al)を0.
3μmを堆積した。その後、フォトレジストを塗布・パ
ターニングし、りん酸、硝酸、酢酸及び水の混合水溶液
からなるエッチャントを50℃に加熱しAlをエッチン
グし梁5及びミラー4を形成した。次に、アセトンを用
いて犠牲層9のフォトレジスト層を除去しトーションレ
バー型光偏向器を得ることができた。作製した素子は、
梁の幅4μm、長さ50μmとし、ミラー部長手方向を
200μm、幅の長さを50μmとした。このようにし
て作製した素子は極めて小型かつ計量にアレイ化して作
製できる。尚、固定電極とAlミラーの接触によるショ
ートを防止するための絶縁膜を、固定電極上あるいはA
lミラーの下に具備していても良い。
【0027】次に、ここで作製した20本の素子を駆動
してその耐久性を測定した。駆動電圧は8V、駆動周波
数10kHzで行った。駆動開始1000h後に駆動を
停止して素子を走査型電子顕微鏡で観察したところ、ミ
ラー4及び梁5において亀裂などの発生は確認できなか
った。
【0028】実施例3 本実施例では、図1に示した形状のプローブを用いた走
査型プローブ顕微鏡について述べる。図7に本発明の主
要部構成及びブロック図を示す。本図にもとづいて説明
する。XYステージ7a上の基板上には、本発明の第1
実施例により形成されたプローブ7bが配置されてい
る。被観察基板7cは、プローブ7bに対向する様に配
置する。7dはトンネル電流増幅器である。また7eは
Z軸制御用サーボ回路、7fはX−Y走査回路で、7g
はメモリー、7hはマイクロコンピューター、7iはデ
ィスプレーである。測定はプロオーブ7a上のディップ
7jを被測定基板7c面上を走査させ、トンネル電流の
変化を検知して行う。この情報をマイクロコンピュータ
ー7hで処理してディスプレー7iに表示して被測定基
板7cの表面情報を得る。X−Yステージ7fによる走
査の機構としては、円筒型ピエゾアクチュエータ、平行
ばね、差動マイクロメーター、ボイスコイル、インチウ
オーム等の制御機構を用いて行う。
【0029】本走査型プローブ顕微鏡を用いて種々の基
板を1000hに渡って観察した後、使用したプローブ
を走査型電子顕微鏡で観察したところ、プローブに亀裂
などの発生は確認できなかった。
【0030】実施例4 本実施例では、図4に示した形状のプローブを用いた走
査型プローブ顕微鏡について述べる。図4に示した形状
のプローブを用いて実施例3と同様に試料表面の観察を
行った。雲母基板上に形成されたAu基板表面を上記走
査型プローブ顕微鏡で観察を行ったところ、S/N比の
良好な基板表面情報を得ることができた。
【0031】実施例5 本実施例では、第一実施例のプローブを複数個用いた記
録再生装置について述べる。図8に本発明の主要部構成
及びブロック図を示す。本図にもとづいて説明する。X
Yステージ8a上の基板8b上には、本発明の第1実施
例により形成したプローブ8cが複数配置されている。
8dは情報記録用の記録媒体、8eは媒体とプローブと
の間に電圧を印加するための下地電極である。これら
は、一様に媒体と対向する様に配置してある。前記記録
媒体8dは、ディップ8fとの間に発生するトンネル電
流により記録媒体8dの気的性質が変化(たとえば電気
的メモリー効果が生ずる)する有機薄膜等よりなる。前
記電気特性が変化する有機薄膜としては、特開昭63−
161552号公報に記載された材料、例えばジアセチ
レン重合体、アズレン系色素、シアニン色素、縮合複素
環化合物が使用され、ラングミュア・ブロジェット膜よ
りなるものが好ましい。
【0032】本実施例では、石英ガラス基板の上に下地
電極8eとして真空蒸着法によってCrを5nm堆積さ
せ、さらにその上にAuを30nm同法により蒸着した
ものを用い、その上にLB法によってSOAZ(スクア
リリウム−ビス−6−オクチルアズレン)を4層積層し
たものを用いた。8gは記録すべきデータを記録に適し
た信号に変調するデータ変調回路、8hはデータ変調回
路で変調された信号を記録媒体8dとティップ8fの間
に電圧を印加することで記録媒体8d上に記録するため
の記録電圧印加装置である。ティップ8fを記録媒体8
dに所定間隔まで近づけ記録電圧印加装置8hによって
パルス電圧を印加すると、記録媒体8dが特性変化を起
こし電気抵抗の低い部分が生じる。本実施例では、3
V、幅50nsの矩形状パルス電圧を印加したところ、
記録媒体8dが特性変化を起こし電気抵抗の低い部分が
生じる。この電気抵抗の低い部分、すなわち記録ビット
は10nm径程度の大きさを有していた。X−Yステー
ジ8aを用いて、その操作をティップ8fで記録媒体8
d面上で走査しながら行うことによって情報の記録が成
される。図では示していないが、X−Yステージ8aに
よる走査の機構としては、円筒型ピエゾアクチュエー
タ、平行ばね、差動マイクロメーター、ボイスコイル、
インチウオーム等の制御機構を用いて行う。
【0033】8iはティップ8fと記録媒体8dとの間
に電圧を印加して両者間に流れるトンネル電流を検出す
る記録信号検出回路、8jは記録信号検出回路8iの検
出したトンネル電流信号を復調するデータ復調回路であ
る。再生時にはティップ8fと記録媒体8dとを所定間
隔にして記録電圧より低い、例えば200mVの直流電
圧をティップ8fと記録媒体8d間に加える。この状態
で記録媒体8d上の記録データ列に沿ってティップ8f
にて走査中に記録信号検出回路8iを用いて検出される
トンネル電流信号が記録データ信号に対応する。従っ
て、この検出したトンネル電流信号を電流電圧変換して
出力してデータ復調回路8jで復調することにより再生
データ信号を得る。
【0034】8kは探針高さ検出回路である。この探針
高さ検出回路8kは記録信号検出回路8iの検出信号を
受け、情報ビットの有無による高周波の振動成分をカッ
トして残った信号を処理し、この残りの信号地が一定に
なる様にティップ8fを上限制御させるためにx,z軸
駆動制御回路8lに命令信号を発信する。これによりテ
ィップ8fと記録媒体8dとの間隔が略一定に保たれ
る。8mはトラック検出回路である。トラック検出回路
8mはティップ8fで記録媒体8d上を走査する際にテ
ィップ8fのデータがこれに沿って記録されるべき径
路、あるいは記録されたデータ列からのずれを検出する
回路である。
【0035】以上のデータ変調回路8j、記録電圧印加
装置8h、記録信号検出回路8i、データ復調回路8
j、探針高さ検出回路8k、x,z軸駆動制御回路8
l、トラック検出回路8mで記録再生用回路8nを形成
する。記録再生用回路8nは記録媒体に対向する複数の
プローブ及びその駆動機構それぞれに1つずつ設けられ
ており、各プローブによる記録、再生、各プローブの変
位制御(トラッキング、間隔調整等)等の要素を独立し
て行っている。
【0036】本記録再生装置を用いて、記録媒体に対し
て1000hに渡って記録再生操作を行った後、使用し
たプローブを走査型電子顕微鏡で観察したところ、プロ
ーブに亀裂などの発生は確認できなかった。
【0037】実施例6 本実施例では、図4に示したプローブを複数個用いた記
録再生装置について述べる。記録再生装置は実施例5と
同様のものを用いた。記録媒体8dは、石英ガラス基板
の上に下地電極8eとして真空蒸着法によってCrを2
nm堆積させ、さらにその上にAuを50nm同法によ
り蒸着したものを用い、その上にLB法によってSOA
Z(スクアリリウム−ビス−6−オクチルアズレン)を
4層積層したものを用いた。本実施例では、3V、幅8
0nsの三角波状パルス電圧を印加したところ、記録媒
体8dが特性変化を起こし電気抵抗の低い部分が生じ
た。この電気抵抗の低い部分、すなわち記録ビットは1
0nm径程度の大きさを有していた。上記記録再生装置
を用いることにより、記録媒体8d中に約10nm径の
記録ヘッドを精度良く書き込むことができた。また、記
録ビットの再生におけるSNは十分良好であった。
【0038】比較例1 実施例1と同様な素子作製方法により、図9に示したよ
うな梁部の形状が中心部及び端部とも同一な太さを有す
るプローブを作製した。次に、ここで作製した20本の
素子を駆動してその耐久性を測定した。駆動電圧は8
V、駆動周波数10kHzで行った。駆動開始後100
0h後に駆動を停止して素子を走査型電子顕微鏡で観察
したところ、20本の素子のうち、12本に平行駆動部
と梁において1〜2μmの長さの亀裂の発生が確認され
た。
【0039】比較例2 実施例1と同様な素子作製方法により、図9に示したよ
うな梁部の形状が中心部及び端部とも同一な太さを有す
るプローブを作製した。次に、このプローブを用いて実
施例4と同様に試料表面の観察を行った。雲母基板上に
形成されてAu基板表面を上記走査型プローブ顕微鏡で
観察を行ったところ、実施例4に比べてのS/N比の低
い基板表面情報がしか得られなかった。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、基板上に基板との
空隙を介して形成された平板駆動部、該基板上に支持さ
れ該平板駆動部の回転支持を行う二つの梁、及び、該平
板駆動部の駆動機構を有するトーションレバー型微小変
位素子において、回転軸に直交する該基板上の水平方向
における該梁の端部の長さL1と該梁の中央部の長さL2
を、L1>L2することにより、長期間の駆動に耐えられ
るトーションレバー型微小変位素子を提供できる。さら
に、これにより電極配線を上電極から離して位置させら
れるため両者の間に発生する寄生容量を低減でき、単位
電圧あたりの駆動距離を低下させることなく、より微弱
な電流を感度良く検出できる走査型プローブ顕微鏡及び
情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトーションレバー型微小変位素子の斜
視図を示す図。
【図2】本発明のトーションレバー型微小変位素子の上
面図を示す図。
【図3】本発明のトーションレバー型微小変位素子の製
造工程を示す断面図。
【図4】本発明のトーションレバー型微小変位素子の上
面図を示す図。
【図5】実施例1によるトーションレバー型微小変位素
子の製造工程を示す図。
【図6】本発明のトーションレバー型微小変位素子の斜
視図を示す図。
【図7】実施例3による走査型プローブ顕微鏡の主要部
構成図。
【図8】実施例4による情報処理装置の主要部構成及び
ブロック図。
【図9】従来例のトーションレバー型微小変位素子。
【図10】従来例のトーションレバー型光偏向器(トー
ションレバー型微小変位素子)。
【図11】本発明の梁の構造の例である。
【符号の説明】
1 固定電極 2 基板 3 空隙 4 平板駆動部、ミラー 5 梁 5’ 梁の中央部 5” 梁の端部 6 支持部 8 絶縁層 9 犠牲層 10 上電極 11 ティップ 12 電極配線 13 リッジ 51 第二基板 52 保護層 53 ティップ用凹部 7a XYステージ 7b プローブ 7c 被観察基板 7d トンネル電流増幅器 7e Z軸制御用サーボ回路 7f X−Y走査回路 7g メモリー 7h マイクロコンピューター 7i ディスプレー 7j ティップ 8a XYステージ 8b 基板 8c プローブ 8d 記録媒体 8e 下地電極 8f ティップ 8g データ復調回路 8h 記録電圧印加装置 8i 記録信号検出回路 8j データ変調回路 8k プローブ高さ検出回路 8l X,Z軸駆動制御回路 8m トラック検出回路 8n 記録再生用回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に該基板との間に空隙を介して形
    成された平板駆動部、該基板に支持され該平板駆動部の
    回転支持を行う二つの梁、及び、該平板駆動部の駆動機
    構を有する微小変位素子であって、回転軸に直交する該
    基板上の水平方向における該梁の端部の長さL1と該梁
    の中央部の長さL2がL1>L2であることを特徴とする
    トーションレバー型微小変位素子。
  2. 【請求項2】 基板上に該基板との間に空隙を介して形
    成された平板駆動部、該基板に支持され該平板駆動部の
    回転支持を行う二つの梁、及び、該平板駆動部の駆動機
    構を有する微小変位素子であって、回転軸に直交する該
    基板上の水平方向における該梁の端部の長さL1と該梁
    の中央部の長さL2がL1>L2であることを特徴とする
    トーションレバー型光偏向器。
  3. 【請求項3】 前記梁の端部の形状が該基板と水平方向
    において曲線状であることを特徴とする請求項1記載の
    トーションレバー型微小変位素子。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構が前記基板上に設けた固定
    電極と前記平板駆動部との間に電圧を印加することより
    該平板駆動部を該固定電極方向に空間的に変位させる駆
    動機構であることを特徴とする請求項1記載のトーショ
    ンレバー型微小変位素子。
  5. 【請求項5】 前記トーションレバー型微小変位素子上
    にティップを有することを特徴とするプローブ。
  6. 【請求項6】 前記トーションレバー型微小変位素子上
    にティップを有し、該トーションレバー型微小変位素子
    の制御手段、該ティップと観察すべき試料媒体との距離
    を調節する手段及びティップと試料の間に電圧を印加す
    る手段を備えたことを特徴とする走査型プローブ顕微
    鏡。
  7. 【請求項7】 前記ティップに通じる電極配線が梁の端
    部の曲線に沿って形成されていることを特徴とする請求
    項6記載の走査型プローブ顕微鏡。
  8. 【請求項8】 前記トーションレバー型微小変位素子上
    にティップを有し、該トーションレバー型微小変位素子
    の制御手段、該ティップと記録媒体との距離を調節する
    手段及びティップと記録媒体の間に電圧を印加する手段
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ティップに通じる電極配線の梁の端
    部の曲線に沿って形成されていることを特徴とする請求
    項8記載の情報処理装置。
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