JPH0763548A - カンチレバー型プローブ、及びそれを有する走査型トンネル顕微鏡並びに情報処理装置 - Google Patents

カンチレバー型プローブ、及びそれを有する走査型トンネル顕微鏡並びに情報処理装置

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JPH0763548A
JPH0763548A JP5229682A JP22968293A JPH0763548A JP H0763548 A JPH0763548 A JP H0763548A JP 5229682 A JP5229682 A JP 5229682A JP 22968293 A JP22968293 A JP 22968293A JP H0763548 A JPH0763548 A JP H0763548A
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Nobuo Watanabe
信男 渡邊
Yasuhiro Shimada
康弘 島田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査型トンネル顕微鏡(STM)や情報処理
装置に用いられ、変位のダイナミックレンジを広く得る
カンチレバー型プローブを提供する。 【構成】 基板11上に形成された固定電極12と、基
板11上に支持された対向電極を兼ねる導電性のカンチ
レバー15と、この自由端部に設けられた探針15とを
備える静電駆動方式のカンチレバー型プローブにおい
て、カンチレバー15の固定電極12方向への変形を抑
制する構造部材14を設けたことを特徴とする。 【効果】 表面の凹凸や段差が比較的大きな試料や記録
媒体に対しても、良好なSTM測定や記録再生を行うこ
とが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微鏡
(以下、「STM」と称す)等に用いられるカンチレバ
ー(片持ち梁)型プローブ、及びそれを用いたSTM並
びに記録媒体に対して情報の記録再生等を行う情報処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の表面原子の電子構造を直接
観測できるSTMが開発され[G.Binnig et
al., Phys. Rev. Lett., 4
9,57(1982)]、単結晶、非結晶を問わず実空
間像を高い分解能で観察できるようになった。
【0003】かかるSTMは試料に電流による損傷を与
えずに低電力で観察を行える利点を有しており、更に大
気中で動作させることができ、種々の材料に対して用い
ることができるため広範な応用が期待されている。最近
では導体表面に吸着した有機分子の分子像観察すら可能
であることが報告されている。
【0004】また、半導体微細加工技術やマイクロメカ
ニクス技術の応用により、例えば、基板としてシリコン
ウエハを用い、薄膜からなるカンチレバー上に探針を設
けたカンチレバー型プローブを搭載したコンパクトなS
TM装置などが開発されている。
【0005】一方では、記録再生装置、なかでも、コン
ピューターの計算情報等では大容量を有する記録装置に
対する要求がますます高まっており、半導体プロセス技
術の進展によりマイクロプロセッサーが小型化し、計算
能力が向上したために記録装置の小型化が望まれてい
る。これらの要求を満たす目的で、記録媒体との間隔が
微調整可能な駆動手段上に存在するトンネル電流発生用
マイクロプローブからなる変換器から電圧印加すること
によって記録書き込みし、トンネル電流の変化を検知す
ることにより情報の読み出しを行い最小記録面積が10
nm平方となる記録再生装置が提案されている。
【0006】上述したSTM及びそれを応用した記録再
生装置に搭載されるカンチレバーの駆動方法としては、
例えば、梁を圧電バイモルフ構造とした圧電バイモルフ
型や、梁に形成された対向電極と基板上に形成された固
定電極とに電圧を印加する事により静電力を働かせて梁
を変位させる静電駆動型とがあり、静電駆動型は構成が
簡単で材料の自由度が高い特徴を有する。
【0007】従来の静電駆動方式のカンチレバー型プロ
ーブは、基板表面及びカンチレバーのそれぞれに形成し
た少なくとも2電極間に電圧印加する事により静電力を
働かせて、カンチレバーを基板電極(固定電極)方向へ
撓ませる事により、カンチレバーの先端付近に形成した
探針を変位させていた。
【0008】かかる静電力は印加電圧の2乗に比例し、
電極間距離の2乗に反比例する。カンチレバーのばね定
数は、レバー長の3乗に反比例する。また、カンチレバ
ーの先端部の変位は、静電トルクとばねの復元トルクと
の釣り合い条件により決定される。
【0009】図2(a)は従来のカンチレバー型プロー
ブにおける印加電圧とカンチレバー先端部の変位量との
関係を示したものである。印加電圧がVc(崩れ電圧)
以下では、印加電圧に対応して梁が撓むため変位量を制
御可能な領域である。しかし、Vc以上の印加電圧に対
しては、梁の復元トルクが静電トルクより小さくなるた
めに梁は基板電極(固定電極)方向に大きく変位してし
まい、印加電圧を変化させても梁先端は変位しない。い
ったんVc以上の電圧を印加した後に、低電圧側へスイ
ープすると図中矢印で示したように、梁先端の変位はヒ
ステリシスを示すことになる。
【0010】制御可能なカンチレバー先端の変位の範囲
を広くするためには、崩れ電圧値を大きくさせる必要が
あるが、そのためにカンチレバーの復元トルクを大きく
することは、カンチレバーのばね定数を大きくすること
であり、逆に変位量が小さくなる。従って、従来のカン
チレバー型プローブでは構成全体を大きくしなければ制
御可能な変位の範囲を広くすることができないという欠
点があった。
【0011】即ち、従来のコンパクトな静電駆動方式の
カンチレバー型プローブを搭載したSTMや記録再生装
置では、変位のダイナミックレンジが狭いため、表面に
大きな凹凸のある試料の測定が困難であったり、記録媒
体表面に大きな凹凸が有ると良好な記録再生を行うこと
ができないという問題があった。
【0012】また、変位のダイナミックレンジを広くす
るためにカンチレバー型プローブ自体を大きくすると、
特に装置の高速化を図るべく集積化プローブを用いる際
に、装置の大型化に継がるという問題があった。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術が有する問
題点に鑑み、コンパクトな構成で変位のダイナミックレ
ンジを広くし得るカンチレバー型プローブ、さらにはそ
れを用いたより高性能なSTM並びに情報処理装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
すべく成された本発明は、基板上に形成された固定電極
と、該固定電極に対向する対向電極を有し前記基板上に
支持されたカンチレバーと、該カンチレバーの自由端部
に設けられた探針とを備え、前記固定電極と前記対向電
極間に電圧を印加して、前記カンチレバーを変位させう
るカンチレバー型プローブにおいて、前記カンチレバー
の前記固定電極方向への変形を抑制する構造部材を設け
たことを特徴とするカンチレバー型プローブであり、ま
た、上記本発明のカンチレバー型プローブを備え、前記
探針で試料を相対走査し、且つ、前記固定電極と前記対
向電極間の静電力により、前記カンチレバーを走査面に
垂直な方向に変位させる静電駆動方式の走査型トンネル
顕微鏡であり、さらには、上記本発明のカンチレバー型
プローブを備え、前記探針を記録媒体に近接させ、該探
針と記録媒体との間に電圧を印加して情報の記録及び/
又は再生を行う情報処理装置である。
【0015】以下、本発明を図面を用いて説明する。
【0016】図1は本発明の静電駆動方式のカンチレバ
ー型プローブの一例を示す断面模式図である。図中、1
1は基板、12は固定電極、13は支持体、14は本発
明の特徴である構造部材、15は対向電極を兼ねる導電
性のカンチレバー、16は先端の尖った導電性の探針で
ある。カンチレバーの探針側表面には絶縁膜及び探針の
電極配線が形成されているが、図では省略してある。
【0017】図1(a)に示す様に、カンチレバー15
を変位させない状態において、構造部材14とカンチレ
バー15とは接触せずに僅かのギャップを有している。
カンチレバー・固定電極間に徐々に電圧を印加していく
と、カンチレバー15は固定電極12側へ撓み、やがて
構造部材14に接触する(図1(b))。更に印加電圧
を上げていくと、構造部材14がカンチレバー15の新
しい固定端となり、カンチレバー15のレバー長がLか
らL’と短くなり(図1(c))、ばね定数が大きくな
る。
【0018】この印加電圧に対するカンチレバー先端の
変位量をグラフ化したのが、図2(b)である。同図中
の曲線(イ)は構造部材14に接触する前のカンチレバ
ー15(レバー長L、ばね定数小)先端部の静電力によ
る変位を示しており、曲線(ロ)は構造部材14に接触
した後のカンチレバー15(レバー長L’、ばね定数
大)先端部の変位を示している。図2(a)に示した本
発明に係る構造部材14を有しない従来のカンチレバー
の変位特性では崩れ電圧Vcが低く駆動範囲(ダイナミ
ックレンジ)が狭かったが、本発明のように構造部材1
4を設けることにより、カンチレバーの変位に伴いばね
定数を大きくすることが可能となり、崩れ電圧Vcを高
くすることができる。これによりダイナミックレンジを
大きくすることが可能となる。
【0019】即ち、本発明においては、構造部材の大き
さや形状あるいはその位置を適宜設計することにより片
持ち梁に所望のばね定数を与えることでダイナミックレ
ンジを大きくすることが可能である。また、構造部材を
複数個設けることにより、ばね定数を3段階以上とする
ことも可能である。また、この構造部材の材料としては
その設計により導電性材料でも良い。更には、基板側に
限らずカンチレバーの基板側に形成したり、あるいは、
カンチレバーと基板との間に中空に浮いた構成とするこ
とも可能である。
【0020】
【実施例】実施例1 本発明の静電駆動型STMについて説明する。図3は本
実施例の静電駆動型STMにおけるカンチレバー型プロ
ーブの断面及びその電気系を示した模式図である。図4
は図3に示したカンチレバー型プローブの作製工程の概
略図である。図3及び図4中、11は基板、12は固定
電極、13は支持体、14は構造部材、15は対向電極
を兼ねる導電性のカンチレバー、16は探針、31及び
32は絶縁膜、33はトンネル電流配線、34は試料、
35はカンチレバー駆動ユニット、36はトンネル電流
検出ユニット、37は制御ユニット、41は犠牲層であ
る。
【0021】ここで先ず、図4を用いて本実施例におけ
るカンチレバー型プローブの作製工程について説明す
る。
【0022】(a)シリコン基板11表面に、絶縁膜3
1として窒化シリコン(Si34)膜を通常の化学的気
相成長(CVD)法で厚さ約1μm堆積した。次に酸化
シリコン(Si 2)膜を通常のスパッタ成膜法により
厚さ約2μm堆積した。
【0023】(b)SiO2膜を通常のフォトリソ・エ
ッチング法によりパターニングして支持体13及び構造
部材14とした。次に、構造部材14の表面をエッチン
グして支持体13より0.2μm薄くした。
【0024】ここで構造部材14の厚さ(高さ)及びそ
の位置を選ぶことにより、カンチレバーが構造部材14
に接触した後のばね定数を、即ち図2(b)で示した曲
線(ロ)を、ある程度任意に設計可能である。
【0025】次に、タングステン膜を通常の蒸着法によ
り堆積後、通常のフォトリソ・エッチング法によりパタ
ーニングして固定電極12とした。
【0026】(c)犠牲層41として酸化亜鉛(Zn
O)をバイアススパッタ法により、厚さ2μm堆積し
た。ここで、バイアススパッタ法を用いたのは犠牲層4
1の表面を平滑にするためであり、犠牲層表面を平滑に
できる方法であればバイアススパッタ法に限らない。
【0027】更に、CVD法によりポリシリコン膜を厚
さ約1μm堆積し、リンイオンを約1×1016cm-2
入した後に、CVD法により後に絶縁膜32となるSi
34膜を厚さ約0.3μm堆積し、窒素雰囲気で110
0℃、60分の活性化熱処理を行った。更に通常の蒸着
法により後にトンネル電流配線33となるAlを厚さ約
0.2μm堆積した。
【0028】(d)上述のAl,Si34,ポリシリコ
ン膜を、通常のフォトリソ・エッチング法でパターニン
グすることにより、それぞれトンネル電流配線33、絶
縁膜32、カンチレバー本体15とした。次に、カンチ
レバー15の先端付近に、斜法蒸着リフトオフ法[C.
A. Spindt et al., J. App
l. Phys., 47(12)、5248(197
6)]によるタングステンの探針16を形成した。この
探針の形成に関しては、電解研磨法によるタングステン
ワイヤ探針を接着する方法など、作製方法は問わない。
また、その材料としてもAuなどタングステンに限らな
い。
【0029】(e)ZnO犠牲層41を酢酸溶液でエッ
チング除去した後、基板乾燥してカンチレバー15を基
板11よりリリースし、カンチレバー型プローブの作製
工程が終了した。
【0030】この様にして作製したカンチレバー型プロ
ーブを、図3のような電気系に接続し、静電駆動型ST
Mとして電流一定モードで試料表面の凹凸を測定した。
構造部材14を有しない従来のカンチレバー型プローブ
と比較して、探針先端(カンチレバー先端)の変位量を
大きくできたことにより、試料表面の大きな凹凸にも探
針が追従することが可能となり、ダイナミックレンジの
広いSTM像が得られた。
【0031】また、上記と同様の作製方法により、カン
チレバーの長手方向に高さの異なる2個の構造部材1
4,14’を形成したカンチレバー型プローブを用い
て、静電駆動型STMを構成した例を図5に示す。この
様にカンチレバーが撓むにつれてカンチレバーに順次接
触する高さの異なる構造部材を2個以上設けることによ
り、カンチレバーのばね定数を更に細かく設定可能であ
る。即ち、図2(b)に示した変位−印加電圧曲線を3
曲線以上とすることが可能となり、崩れ電圧Vcをより
高く設定できるので、カンチレバー先端部の変位のダイ
ナミックレンジを更に広げることが可能となる。
【0032】実施例2 図3に示した構成の静電駆動型STMを情報処理装置と
して用い、記録媒体に対して情報の記録再生を行った例
について説明する。
【0033】本実施例では試料34に代わる記録媒体と
して、スクアリリウム−ビス−6−オクチルアズレン
(SOAZ)を、ラングミュアーブロジェット(LB)
法を用いて金電極基板上に8層累積したものを用いた。
【0034】探針16を記録媒体表面に接触させ、記録
媒体の金電極基板と探針との間に電圧を印加して記録を
行い、更に流れる電流を検出することにより再生を行っ
た結果、良好な記録再生特性が得られた。
【0035】構造部材14を有しない従来のカンチレバ
ー型プローブを用いた場合は、記録媒体の垂直方向変位
のダイナミックレンジが狭いために、記録媒体表面に2
次元的に複数の情報の記録再生を行う場合、記録媒体表
面が平滑であることが必須条件であった。しかしなが
ら、本発明のカンチレバー型プローブは構造部材14の
存在によりダイナミックレンジが広いので、記録媒体表
面に比較的大きな凹凸あるいは段差等が存在しても記録
再生を再現性良く行うことができた。
【0036】実施例3 本発明のカンチレバー型プローブにおける構造部材をカ
ンチレバー状に形成した例を図6を用いて説明する。図
6(a)はカンチレバー型プローブの模式的斜視図、図
6(b)は図6(a)のA−A’断面の模式図である。
図中11は基板、12は固定電極、15は対向電極を兼
ねる導電性のカンチレバー本体、16は探針、31及び
32は絶縁膜、33はトンネル電流配線、61及び63
は絶縁性支持体、62はカンチレバー状の構造部材であ
る。
【0037】本カンチレバー型プローブの作製工程は実
施例1とほぼ同様に、半導体プロセス、マイクロメカニ
クス技術の犠牲層法等を用いた。カンチレバー状の構造
部材62としはカンチレバー本体15と同様にポリシリ
コン膜を用いた。この構造部材62の梁長、幅、厚さ等
を変えることにより、本カンチレバー型プローブのばね
定数を任意に設定することが可能である。
【0038】本構成のカンチレバー型プローブは、構造
部材62自体を弾性体であるカンチレバーで作製したた
め、探針16を支持するカンチレバー15が構造部材6
2に接触した後のカンチレバー15のばね定数は変位量
の2次以上の関数となり、実施例1とは異なる。
【0039】本構成のカンチレバー型プローブを用いて
先の実施例と同様の電気系と共に情報処理装置を構成
し、実施例2に示したのと同様の記録媒体に対して情報
の記録再生を行った結果、良好な記録再生特性が得られ
た。また、表面凹凸の大きな記録媒体に対しても、従来
に比べてより一層再現性良く記録再生を行うことができ
た。
【0040】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のカンチレバ
ー型プローブは、コンパクトな構成のままで変位のダイ
ナミックレンジを広くすることが可能となり、これを用
いた本発明のSTMは、表面の凹凸や段差が比較的大き
な試料に対してもSTM測定が可能となった。また、本
発明の情報処理装置は、表面凹凸や段差が比較的大きな
記録媒体に対しても良好な記録再生を行うことが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカンチレバー型プローブの一例を示す
断面模式図である。
【図2】カンチレバー先端の変位と印加電圧との関係を
説明するための図である。
【図3】実施例1にて示す本発明の静電駆動型STMの
模式図である。
【図4】図3のSTMに用いたカンチレバー型プローブ
の作製工程を説明するための概略図である。
【図5】2つの構造部材を有する本発明のカンチレバー
型プローブを用いて構成したSTMの模式図である。
【図6】カンチレバー状の構造部材を有する本発明のカ
ンチレバー型プローブの模式図である。
【符号の説明】
11 基板 12 固定電極 13 支持体 14 構造部材 15 カンチレバー本体 16 探針 31,32 絶縁膜 33 トンネル電流配線 34 試料 35 カンチレバー駆動ユニット 36 トンネル電流検出ユニット 37 制御ユニット 41 犠牲層 61 絶縁性支持体 62 カンチレバー状構造部材 63 絶縁性支持体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された固定電極と、該固定
    電極に対向する対向電極を有し前記基板上に支持された
    カンチレバーと、該カンチレバーの自由端部に設けられ
    た探針とを備え、前記固定電極と前記対向電極間に電圧
    を印加して、前記カンチレバーを変位させうるカンチレ
    バー型プローブにおいて、 前記カンチレバーの前記固定電極方向への変形を抑制す
    る構造部材を設けたことを特徴とするカンチレバー型プ
    ローブ。
  2. 【請求項2】 前記構造部材が、前記カンチレバーと前
    記基板との間に位置し、該カンチレバーのばね定数を変
    化させうるものであることを特徴とする請求項1に記載
    のカンチレバー型プローブ。
  3. 【請求項3】 前記構造部材が、カンチレバー構造であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のカンチレバ
    ー型プローブ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載のカンチレ
    バー型プローブを備え、前記探針で試料を相対走査し、
    且つ、前記固定電極と前記対向電極間の静電力により、
    前記カンチレバーを走査面に垂直な方向に変位させる静
    電駆動方式の走査型トンネル顕微鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれかに記載のカンチレ
    バー型プローブを備え、前記探針を記録媒体に近接さ
    せ、該探針と記録媒体との間に電圧を印加して情報の記
    録及び/又は再生を行う情報処理装置。
JP5229682A 1993-08-24 1993-08-24 カンチレバー型プローブ、及びそれを有する走査型トンネル顕微鏡並びに情報処理装置 Withdrawn JPH0763548A (ja)

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