JPH08218403A - 植生用浄水用ブロック及び植生用浄水用基盤材並びに該植生用浄水用ブロックを用いた土木建築構造物等の緑化工法及び河川等の浄水工法 - Google Patents

植生用浄水用ブロック及び植生用浄水用基盤材並びに該植生用浄水用ブロックを用いた土木建築構造物等の緑化工法及び河川等の浄水工法

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JPH08218403A
JPH08218403A JP7030948A JP3094895A JPH08218403A JP H08218403 A JPH08218403 A JP H08218403A JP 7030948 A JP7030948 A JP 7030948A JP 3094895 A JP3094895 A JP 3094895A JP H08218403 A JPH08218403 A JP H08218403A
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vegetation water
purification block
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、緑化が困難と言われてきた土木建築
構造物の外面側、例えば、建物の外壁面、屋上、擁壁等
の法面、高速道路の防護壁等を緑化する目的で、或いは
河川等の水質を維持、浄化等する目的で使用される植生
用浄水用ブロックであって、かかるブロックを用いて緑
化施工を行うことにより、メンテナンスを容易にして植
物等を確実に生育させることができ、環境美化、或いは
水質浄化等に貢献することを目的とするものである。 【構成】 セラミック材が粒状化された骨材となるセラ
ミック粒状物と、液体及び気体が通過可能で、且つ保水
性を有する多孔質物とを含有して構成されてなる植生用
浄水用ブロックを、土木建築構造物等の外面側に配設
し、或いは河底等に配設することにより本発明の目的を
達成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木建築構造物の外
面、例えば、建物の外壁面、屋内壁面、屋根、屋上、ブ
ロック塀等の垂直面、擁壁等の法面、高速道路の防護
壁、河川等の護岸等を緑化するために用いる植生用浄水
用ブロック及び植生用浄水用基盤材並びに該植生用浄水
用ブロックを用いた土木建築構造物等の緑化工法に関す
る。更に、河川・湖等の水質の維持、浄化、若しくは調
整等、又は水生動植物等を生育させるために用いる植生
用浄水用ブロック及び植生用浄水用基盤材並びに河川等
の浄水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土木建築構造物の外面、例えば、
宅地造成や道路開通等によって生ずる法面には、コンク
リートの打設やコンクリートブロックを構築することに
より擁壁が造成され、崩落防止の実効が図られている。
そして、近年の周辺環境美化の風潮を受け、かかる法面
の緑化する一般的方法としては以下のような方法があ
る。即ち、コンクリート擁壁上にネット等を張設してピ
ートモス・バーク堆肥等の人工用土と種子とを吹き付け
て緑化を図る基盤材吹付工法や予め植生用孔に種子入の
人工用土が具備されたコンクリートブロックを用いて擁
壁を構築し、その植生用孔から植物を生育させることに
よって緑化を図る方法である。
【0003】また、従来河川・池等の治水工事に於いて
は、単にコンクリートブロックを敷設して護岸を構築し
水害等を防止する方策が一般例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記基
盤材吹付法にあっては、吹き付ける基盤材が自重や風雨
等によって擁壁上から流れ落ちるので多量に吹き付けで
きず、つまり植生に必要な用土層を形成することができ
ない。従って、種子は発芽しても水分不足や地温上昇等
が原因で立ち枯れてしまい、結局法面の緑化という目的
が達成され難いという問題点があった。
【0005】また、予め植生用孔に人工用土が具備され
たコンクリートブロックを擁壁として使用し緑化を図る
という方法にあっては、コンクリートには吸排水機能が
殆どないので、施工後雨が降らなければ水分不足で枯死
し、一方雨が降り続けば、水分過剰な状態が長期間続
き、根腐れを起こし易い。更に、長雨のため恰も植生用
孔がコンクリート擁壁に設けられた排水パイプの如く雨
水の排水路となって、人工用土は流されてしまい、結局
対象とする場所を緑化することができないという問題点
があった。加えて、コンクリートには、通気性が殆どな
いので、バクテリア等が繁殖し難く、一時的に根付いて
も養分不足等が原因で枯死するため、長期にわたる緑化
が困難であるという問題点をも有していた。
【0006】また、従来河川、池等の治水工事に於いて
は、コンクリートブロックを敷設して護岸を構築するた
め、水生動植物の生育する住み家が確保できないのでそ
れらが生育し難く、結果的に水質悪化の一因となるとい
う問題点があった。
【0007】即ち、これらの場所は人工的に創造された
所ゆえ、自然発生的に動植物が生育し難いのであるが、
その反面、動植物が生育し易い環境を創出すれば、地上
構造物にあっては、植栽等でそれを緑化することにより
環境美化、省エネルギー化等に繋がる。又、水中構造物
にあっては、水生動植物の生育が助長され、水質の維
持、浄化、調整等が図れることは明らかである。
【0008】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、従来緑化が困難と言われてきた土木
建築構造物等に植物等を生育させるにあたって、施工後
のメンテナンスを容易にして植物等を確実に生育させる
ことにより、環境美化、水質浄化等を図ることを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、セラミック材が粒状化された骨材となるセラ
ミック粒状物と、液体及び気体が通過可能で、且つ保水
性を有する多孔質物とを含有して構成されてなることに
ある。
【0010】また、請求項2記載の手段は、前記多孔質
物に、イオン交換作用を有する木炭等の物質が混合され
て植生用浄水用ブロックが構成されていることにある。
【0011】さらに、請求項3記載の手段は、前記植生
用浄水用ブロック2 に、該植生用浄水用ブロック2 を補
強すべく支持体5 が固着されてなることにある。
【0012】また、請求項4記載の手段は、土木建築構
造物等の緑化工法であって、前記植生用浄水用ブロック
2 又は植生用浄水用基盤材1 を、被覆材として用いるた
めに植物が生育する土壌表面上に敷設することにある。
【0013】さらに、請求項5記載の土木建築構造物等
の緑化工法に係る手段は、前記植生用浄水用ブロック2
又は植生用浄水用基盤材1 を、土木建築構造物等の外面
側に配設した後又は該外面側に配設する前、植生用浄水
用ブロック2 の表面に着生付着しうる植物を播種又は植
栽することにある。
【0014】また、請求項6記載の土木建築構造物等の
緑化工法に係る手段は、前記植生用浄水用ブロック2 又
は植生用浄水用基盤材1 を、蔓植物等の登攀用補助材と
して用いるために土木建築構造物等の外面側に配設する
ことにある。
【0015】また、請求項8記載の土木建築構造物等の
緑化工法に係る手段は、前記植生用浄水用ブロック2 又
は植生用浄水用基盤材1 を、前記植物が生育可能な空隙
部3と用土15を収納可能な収納部14を夫々設けながら土
木建築構造物等の外面側に配設した後、前記収納部14に
用土15を混入し、前記空隙部3 又は用土15の少なくとも
何れか一方に播種又は植栽することにある。
【0016】尚、請求項9記載の如く、前記用土15に、
イオン交換作用を有する木炭等の物質を混入してもよ
い。
【0017】加えて、請求項10記載の手段は、河川等
の浄水工法であって、前記植生用浄水用ブロック2 又は
植生用浄水用基盤材1 を、河底等に配設することにあ
る。
【0018】また、請求項11記載の河川等の浄水工法
に係る手段は、前記植生用浄水用ブロック2 又は植生用
浄水用基盤材1 を、水生動植物の生育可能な空隙部3 を
有して植生用浄水用ブロック2 を配設してもよく、更
に、請求項12記載の如く、前記河底等の造成場所に予
めイオン交換作用を有する木炭等の物質を敷設しておい
てもよい。
【0019】
【作用】上記構成からなる植生用浄水用ブロック(尚、
植生用とは主として植物を生育等させるために用いるこ
とをいい、浄水用とは主として水質の維持、浄化、調整
等させるために用いることをいう)は、主として骨材と
なるセラミック材から構成されているため強度がある。
更に、請求項3記載の手段のように、前記植生用浄水用
ブロック2 に、該植生用浄水用ブロック2 を補強すべく
支持体5 が固着されることによって、強度に優れ割れる
ことも殆ど起こらない。
【0020】加えて、液体及び気体の通過可能で、且つ
保水性を有する多孔質物を含有しているので、その多孔
質物内の孔に水分等の液体が吸着されることとなって保
水機能を有する。一方、多量の水分が存在する場合に
は、多孔質物内の孔が略飽和状態となり、余分な水分は
通り抜けて排出されることとなって排水機能を有する。
【0021】また、気体の通過しうる前記多孔質物は酸
素供給可能であるため、前述の保水機能と相まって、バ
クテリア等の住み易い環境が創出されることとなる。従
って、バクテリアの繁殖により、様々な生物的な作用、
例えば有機質分解や窒素固定等によって植生に必要な養
分を生産供給することができる。
【0022】加えて、多孔質物の孔により、断熱性をも
付与され、温度上昇及び低下を抑制できるという利点も
ある。
【0023】さらに、請求項2記載の手段のように、イ
オン交換作用を有する木炭等の物質を混合して植生用浄
水用ブロックを構成すれば、木炭等の弱アルカリ性とイ
オン交換作用によって、最適PHが維持されることとな
る。
【0024】また、請求項4記載の手段の土木建築構造
物等の緑化工法のように、前記植生用浄水用ブロック2
又は植生用浄水用基盤材1 を、被覆材として用いるため
に植物が生育する土壌表面上に敷設すれば、前述の植生
用浄水用ブロック2 の作用により、その土壌に酸素供給
可能で、且つその表面からの水分蒸発を調節して乾燥を
防ぐと共に、土壌の温度上昇を抑制する。
【0025】さらに、請求項5記載の手段のように、前
記植生用浄水用ブロック2 又は植生用浄水用基盤材1
を、土木建築構造物等の外面側に配設した後又は該外面
側に配設する前、植生用浄水用ブロック2 の表面に着生
付着しうる植物を播種又は植栽すれば、土木建築構造物
等の外面側を美しい花を咲かせる植物等で構築すること
ができる。
【0026】また、請求項6記載のように、前記植生用
浄水用ブロック2 又は植生用浄水用基盤材1 を、蔓植物
等の登攀用補助材として用いるために土木建築構造物等
の外面側に配設すれば、登攀用補助材となる植生用浄水
用ブロック2 に保たれた水分を適宜吸収できるので蔓植
物の生育が助長され、高層の土木建築構造物等の緑化も
可能となる。
【0027】また、請求項8記載のように、前記植生用
浄水用ブロック2 又は植生用浄水用基盤材1 を、前記植
物が生育可能な空隙部3 と用土15を収納可能な収納部14
を夫々設けながら土木建築構造物等の外面側に配設した
後、前記収納部14に用土15を混入し、前記空隙部3 又は
用土15の少なくとも何れか一方に播種又は植栽すれば、
上記植生用浄水用ブロック2 が蒸散作用をすることによ
り、気化熱が奪われ植物の根の温度上昇を抑制し、その
上、植生用浄水用ブロック2 の断熱性により、一層温度
上昇を抑制できる。しかも、植生用浄水用ブロック2 を
介して供給される酸素によって植物の根腐れを起こすこ
とを防止することができると共に、土中の微生物の繁殖
を促す。さらに、かかる微生物の繁殖によって前述のよ
うなバクテリア作用により植生に必要な養分等の供給も
可能となる。
【0028】尚、請求項9記載の如く、前記用土15に、
イオン交換作用を有する木炭等の物質を混入すると、木
炭等の弱アルカリ性とイオン交換作用によって、植生の
最適PHが維持されることとなる。特に、多孔質物にイ
オン交換作用を有する木炭等の物質が混合されて植生用
浄水用ブロック2 が形成されている場合はより効果的で
ある。
【0029】加えて、請求項10記載の手段の河川等の
浄水工法のように、前記植生用浄水用ブロック2 を、河
底等に配設して治水工事を行えば、上記作用を有する植
生用浄水用ブロック2 に水草等が根付き、水質維持、浄
化、調整等に貢献することとなる。
【0030】尚、請求項11記載のように、前記植生用
浄水用ブロック2 又は植生用浄水用基盤材1 を、水生動
植物の生育可能な空隙部3 を有して植生用浄水用ブロッ
ク2を配設すれば、その空隙部3 が水生動物等の住み家
となってそれらが繁殖し、一層水質の維持、浄化、調整
等に貢献する。
【0031】更に、請求項12記載の如く、前記河底等
の造成場所に予めイオン交換作用を有する木炭等の物質
を敷設しておけば、木炭等の水質浄化作用によってより
一層水質の維持、浄化、調整等を図ることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。 <第一実施例>図1に於いて、1 は下記に示す植生用浄
水用ブロック2 と支持体5 とからなる植生用浄水用基盤
材を示す。即ち、2 は厚み約30mmの略方形平板状に成型
され、且つ土壌色に近似した色に着色された植生用浄水
用ブロックを示し、略円形状の植生用孔3aが設けられて
いる。
【0033】前記植生用浄水用ブロック2 は、セラミッ
ク粒状物が約45%(植生用浄水用ブロック2 全体を1
00%とした重量百分率、以下同様)と、液体及び気体
の通過可能で、且つ保水性を有する多孔質物が約55%
で焼成されている。前記セラミック粒状物としては、タ
イルの廃材を粉砕して得られたセラミック材の粒状物を
主に植生用浄水用ブロック2 の骨材として使用してい
る。前記多孔質物はその55%中、珪藻土と新島長石を
夫々20%と35%の比率で混合して使用している。特
に、珪藻土は、焼成されることにより無数の孔を生じ、
液体及び気体の通過可能で、且つ保水性に優れている。
また、軽石である新島長石は、セラミック粒状物や多孔
質物を焼結するためのバインダーとしての働きに優れて
いる。それらの混合成型体を約 900〜 1,200度の間、好
ましくは約 1,100度で焼成したものである。
【0034】尚、前記セラミック粒状物及び多孔質物の
種類、数、比率を変更してもよい。又、植生用浄水用ブ
ロック2 は、成型後に焼成したものに限らず、焼成後に
成型してもよいし、或いは非焼成物から構成されていて
もよい。
【0035】5 は一面5a側が植生用浄水用ブロック2 に
接着剤を介して固着された支持体を示し、その植生用浄
水用ブロック2 と略同大の平板状である。更に詳しくは
図2に示すように、その一面5a及び他面5bが格子状に成
型され、且つ一個飛びにその格子部6 が開閉されてな
り、連結棒状体7 を介して一面5aと他面5bとが所定間隔
を有して連結されている。従って、一面5aの開口面8 と
他面5bの開口面8 とは連通部9 を介して図中の矢印で示
すように連通されている。
【0036】上記構成からなる植生用基盤材1 を、土木
建築構造物として例えば法面等に構築されたコンクリー
トブロック製の擁壁10に施工して緑化を図る土木建築構
造物等の緑化工法について説明する。図3及び図4に於
いて、擁壁10にアンカー等を介して基礎部11を設け、そ
の基礎部11に植生用基盤材1 を適数固定しながら配設す
る。
【0037】このとき、擁壁10と支持体5 の他面5bとの
間隔が約60mmになるよう前記基礎部11を設けて植生用基
盤材1 を敷設し、擁壁10と支持体5 の他面5bとの間に収
納部14を形成する。かかる収納部14の基礎部11側には、
植生用浄水用ブロック2 が設けられている。他方では、
植生用浄水用ブロック2 単体を、前記基礎部11に取付け
られた植生用基盤材1 の上方の擁壁10に適当な間隔を有
して配設して登攀用補助材として用いる。次に、収納部
14に用土15として木炭、ピートモス、イソライト、、人
工ゼオライト、バーミュキュライト、有機肥料、若しく
はバクテリア含有肥料等、又はこれらの組合わせが混入
された人工用土を入れる。
【0038】尚、人工用土は前記収納部14のみならず、
格子状に形成され且つ連通部が形成された支持体5 内及
び植生用浄水用ブロック2 の植生用孔3aにも混入される
こととなるので、実質的には人工用土の厚みは約90mmと
なる。最後に、収納部14の上面部3b、植生用基盤材1 の
植生用孔3a、及び隣接する植生用基盤材1 相互間に生ず
る間隙、即ち、植生用浄水用ブロック2 を擁壁に配設す
ることによって生ずる人工用土が植生用浄水用ブロック
2 に遮られず露出することとなる空隙部3 に播種又は植
栽して水を与える。
【0039】このように施工された法面は、主として植
生用浄水用ブロック2 の上記種々の作用によって、厚み
約90mmという極めて薄層の用土15を以てしても植生が可
能であり、植物は発芽後もその植生基盤に於いて順調に
生育して空隙部3 から成長する。また、図5の概略施工
図に示すように、植物の種類によっては人工的な給水に
頼らずとも雨水等だけで生育させることも可能であり、
施工後のメンテナンスも殆ど必要なく法面等の土木建築
構造物の緑化を図ることができるのである。
【0040】さらに、植生用浄水用ブロック2 単体を、
前記取付枠に取付けられた植生用基盤材1 の上方に適当
な間隔を有して配設することにより、蔓植物等がその植
生用浄水用ブロック2 を登攀として伝い成長するという
利点がある。
【0041】また、本発明に係る土木建築構造物等の緑
化工法であれば、略垂直に構築された場所にも植生用浄
水用ブロック2 を配設して緑化できる。しかも、飛来し
た雑草の種子が植生用浄水用ブロック2 の外面に付着し
て根付くことは殆どない。従って、環境美化の為にビル
の外面に本工法を用いて緑化を図っても、雑草が生える
ことによって美観を損ねることも殆どないのである。
【0042】尚、上記第一実施例に於いて、図3及び図
4の二点鎖線で示すように収納部14の上面部3b、即ち用
土15が露出した空隙部3 に、植生用浄水用ブロック2'を
敷設してもよい。このように被覆材として植生用浄水用
ブロック2'を用いることによって前述の雑草防止だけで
なく用土15の水分の蒸発、温度上昇等をも防止すること
ができる。
【0043】また、上記第一実施例に於いて、植生用浄
水用ブロック2 の表面に着生付着しうる植物、例えば、
蘚苔植物等を付着させてもよい。かかる植物は給水、追
肥等のメンテナンスの必要性も殆どなく、従って、高層
ビル等の土木建築構造物の緑化に適する。また、予め植
生用浄水用ブロック2 に付着させておくこともできるの
で、施工現場での作業工程を削減できるという利点もあ
る(図6)。尚、上記実施例に於いては、用土15をも利
用して法面、ビル等の土木建築構造物の垂直面を緑化す
る方法を例示したが、例えば、造成地の地盤上、歩道、
ビルの屋上等に直接植生用浄水用ブロック2 又は植生用
浄水用基盤材を敷設して給水し、その表面に播種又は植
栽してもよく、或いは隣接する植生用浄水用ブロック2
の隙間、即ち空隙部3 を設けながらブロックを配設し、
その空隙部3 に播種又は植栽しても緑化を図ることがで
きる。
【0044】(試験結果)上記第一実施例に基づいて、
発明者は、その効果を確認すべく試験を行った。以下、
簡単にその経過を記載する。試験は、上記第一実施例の
ように厚みが約30mmの植生用浄水用ブロック2 と、厚み
が約60mmの植生用浄水用ブロック2 との2種について夫
々施工して行った。尚、いずれのブロックを施工した場
合に於いても、施工完了時に数種類の植物の苗を植栽し
て給水し、その後、給水及び追肥等のメンテナンスを一
切行わなかった。
【0045】施工後21日目には、植物が確実に根付
き、施工後42日目には、何れの施工例に於いても、順
調に生育していることが確認された。特に、登攀用とし
て設けた植生用浄水用ブロック2 を利用して植物が、上
方向に拡がりを見せた。施工後71日目になると何れの
施工例に於いても、植物が枯れ始めたことが確認され
た。さらに、施工後78日目には、やや枯れ度合が進行
した。植生用浄水用ブロック2 に保持された水分も少量
になってきたと思われる。
【0046】しかし、施工後106日目には、何れの施
工例に於いても、植物が再度生育し始めたことが確認さ
れ、施工後168日目には、更に、生育し元の状態に戻
りつつあることが確認された。このように、施工後、何
らメンテナンスを行わなくても、本発明の植生用浄水用
ブロック2 を使用すれば、植物が自生しうることが確証
された。
【0047】<第二実施例>第一実施例と同様の構成か
らなる植生用浄水用ブロック2 を、土木建築構造物とし
て例えば河川の治水工事に用いて、護岸を構築して河水
の水質維持、浄化、調整等を図る河川等の浄水工法につ
いて説明する。図7に於いて、先ず水に浸る場所である
河底17に木炭18、イソライト、若しくは人工ゼオライト
等のイオン交換作用を有する物質又はそれらの混合物を
敷設する。
【0048】次に、植生用浄水用ブロック2 を隙間な
く、或いは、適宜間隔を有して空隙部3 を設けながらそ
の木炭18の上に配設していく。尚、植生用浄水用ブロッ
ク2 の周縁を凹凸に形成しておき、隣り合う植生用浄水
用ブロック2 を凹凸嵌合により結合させて配設してもよ
い。その他、ブロック同士の結合には周知の手段を用い
る。
【0049】このように施工された護岸は、主として植
生用浄水用ブロック2 の種々の作用によって、水生動植
物が生育し、結果的に生物的作用によって水質維持、浄
化、調整等を図ることができる。また、空隙部3 を有し
て植生用浄水用ブロック2 を配設した場合、その空隙部
3 が水生動物等の住み家となる。
【0050】尚、上記第二実施例に於いては、植生用浄
水用ブロック2 を適宜間隔を有して配設することによっ
て空隙部3 を設けたが、必ずしもこれに限定されず、例
えば、予め植生用浄水用ブロック2 に適宜孔等を穿設し
空隙部3 を設けてもよい。
【0051】また、上記第二実施例に於いて、河底等の
施工場所に木炭等のイオン交換作用を有する物質と植生
用浄水用ブロック2 を重ね合わせ多層に設ければ、より
一層水質の浄化等に貢献できるという利点がある。さら
に、植生用浄水用ブロック2 を製造する段階で予め木炭
等のイオン交換作用を有する物質を混入してそのブロッ
クを形成してもよい。
【0052】<他実施例>尚、上記各実施例に於いて、
植生用浄水用ブロック2 は厚み約30mmの略方形状に成型
されてなるが、必ずしもこの形状に限定されるものでは
なく、例えば、厚み40、50…mm及び略三角形、五角形…
等であってもよく、その他植生用浄水用ブロック2 の形
状は任意である。
【0053】また、植生用浄水用ブロック2 は略平板状
にも限定されず、例えば、図8に示すような略直方体に
形成されたものに縦状貫通孔19が数条設けられ且つ空隙
部3として植生用孔3aが設けられた植生用浄水用ブロッ
ク2 、図9に示すような略直方体に形成されたものの一
面に突起部20が少なくとも2本突設された植生用浄水用
ブロック2 、図10に示すような内部に収納部14を設け
た側面視略山型に形成されたものに空隙部3 として植生
用孔3aが設けられた植生用浄水用ブロック2 等であって
もよい。
【0054】図8に示す縦状貫通孔19の穿設された植生
用浄水用ブロック2 を用いて施工すれば、その一部をブ
ロック相互間の結合用として使用することができるし、
又用土15や木炭等のイオン交換作用を有する物質を収納
して使用することも可能である。図9に於ける植生用浄
水用ブロック2 を用いて施工すれば、突起部20によって
形成される間隙21が空隙部3 に相当し、かかる間隙21か
ら植物が成長し或いは水生動物の住み家となる。また、
図10に於ける植生用浄水用ブロック2 であれば、緑化
工事の対象となる土木建築構造物等に直接取り付けた
後、収納部14に用土を投入する、或いは予め用土15を
収納したものを土木建築構造物等に直接取り付けるだけ
でよいので第一実施例に比して簡単に施工できるという
利点がある。一方、浄水工法にあっては、予め収納部14
に木炭等が収納されたものを施工することもできる。
【0055】その他、これらを組合わせた形状、施工方
法等は任意に変更できるものであり、上記実施例に限定
されるものではない。また、種々の形状からなる植生用
浄水用ブロック2 を点在的に土木建築構造物等に配設す
ることによって、それ自体で意匠的効果を起こさせるこ
ともできる。
【0056】さらに、上記各実施例に於いて、植生用浄
水用ブロック2 を構成するセラミック粒状物は、タイル
の廃材を用いてなるが、必ずしもセラミック粒状物はタ
イルの廃材に限定されるものではなく、例えば、瓦の廃
材、レンガの廃材、陶器の廃材等でもよい。要は、セラ
ミック材であればよいのであって、再利用・製造コスト
等の点から廃材を用いることが好ましいが、特に廃材で
なければならないというわけでもない。
【0057】また、上記各実施例に於いて、植生用浄水
用ブロック2 はセラミック粒状物と多孔質物とが約45:
55の割合で混合されてなるが、必ずしも混合割合はこれ
に限定されるものではない。
【0058】ところで、上記各実施例に於いては、多孔
質物として珪藻土を例示しているが、必ずしもこれに限
定されず、例えば木炭、イソライト、人工ゼオライト、
バーミュキュライト、パーライト等の多孔質物を適宜混
合して複数の多孔質物から植生用浄水用ブロック2 を形
成してもよいし、或いは珪藻土に代用してもよい。尚、
木炭、イソライト、人工ゼオライト等のイオン交換作用
を有する物質を使用すれば、最適PHを維持できるとい
う利点がある。
【0059】また、上記第一実施例に示す用土15にも混
入されているピートモスを、多孔質物に混合して植生用
浄水用ブロック2 を形成すると、植生用浄水用ブロック
2 からピートモス中の養分が滲出し保肥性が増すという
効果がある。つまり、ピートモスに限らず、植生用浄水
用ブロック2 に用土15と同質の物質を混合すると、相乗
効果を生じて植物の生育にとってより良い環境をもたら
すのである。
【0060】また、用土15は、上記第一実施例のように
人工的に生産されたものに限らず、単に山等から掘削し
た自然の土壌も当然含まれるし、或いはそれら人工的に
生産された土壌と自然の土壌の混合物も含まれる。
【0061】さらに、上記各実施例に於いて、主にバイ
ンダーとして新島長石を用いたが、必ずしもバインダー
はこれに限定されるものではなく、例えば水ガラス等で
あってもよい。要は、バインダー機能を有するものであ
ればよい。従って、前述の物質の中でも珪藻土、人工ゼ
オライト等は焼成することによりバインダー機能を生ず
るので、新島長石と共に、或いはその代用として使用し
てもよい。
【0062】また、上記各実施例に示す程度の温度に焼
成しなくてもバインダー機能を有するものを混合すれば
ブロックを製造することもできるので、本発明に係る植
生用浄水用ブロックは焼成が必須要件ではなく、又上記
各実施例の温度に限定されるわけでもない。
【0063】また、上記各実施例に於いて、支持体5 の
形状は図3に示すような格子状であるが、必ずしも支持
体5 の形状は格子状に限定されるものではない。要は、
植生用浄水用ブロック2 を補強することができる程度の
強度と形状を有するもので、しかも施工後の用土15が植
生用浄水用ブロック2 に内接可能となるべく少なくとも
一部に連通部が設けられている形状であればよい。
【0064】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る植生用浄水
用ブロックは、保水、排水機能及び断熱性並びに通気性
だけでなくバクテリア等も繁殖させることができるの
で、請求項4乃至8記載のように、これを用いて土木建
築構造物等に植生基盤を形成すると、施工後、人工的な
給水によらずとも、植物の種類によっては雨水等のみで
植物を生育させることができ、更に、追肥回数も少なく
することができる。従って、施工後のメンテナンスが非
常に容易で、且つ目的場所の緑化を確実に行い、周辺環
境の美化に貢献することができる。特に、メンテナンス
が容易であるので、都心部等のビルの緑化には最適であ
るといえる。
【0065】さらに、請求項2記載の手段のように、イ
オン交換作用を有する木炭等の物質を混合して植生用浄
水用ブロックを構成すれば、木炭等の弱アルカリ性とイ
オン交換作用によって、最適PHが維持されるので、よ
り良い植物の生育環境を創出することができる。特に、
請求項9記載の如く、植生基盤となる用土にイオン交換
作用を有する物質を混入すると、同物質の混合された植
生用浄水用ブロックと相乗効果を現し植物の生育が良好
になるという大なる利点がある。
【0066】さらに、請求項3記載の如く、前記植生用
浄水用ブロックに、それを補強すべく支持体を固着して
植生用浄水用基盤材を形成すれば、強度に優れ且つ施工
し易いだけでなく、工場でユニット化することができ、
量産化と品質維持等に優れるという効果がある。
【0067】加えて、請求項10記載の如く、前記植生
用浄水用ブロックを、河底等に配設して治水工事を行え
ば、バクテリアの繁殖による浄化作用のみならず、植生
用浄水用ブロックの上記作用により植生用浄水用ブロッ
クに水草等が繁殖して自然浄化による水質維持、浄化、
調整等を行うことができる。
【0068】また、請求項11記載の如く、前記植生用
浄水用ブロックを河底等に配設するに際して、空隙部を
有して植生用浄水用ブロックを配設すれば、その空隙部
を住み家として水生動物等が生育し、水質維持、浄化、
調整等の一助となる。尚、請求項12記載の如く、治水
工事を行う河底等の造成場所に予め木炭等のイオン交換
作用を有する物質を敷設しておけば、その作用によって
より一層水質維持、浄化、調整等を図ることができると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける植生用浄水用基盤材の一実施例
を示す斜視図。
【図2】本発明に於ける支持体の要部拡大斜視図。
【図3】本発明に於ける植生用浄水用ブロック及び植生
用浄水用基盤材を用いて植生基盤を施工した状態を示す
断面図。
【図4】同正面図。
【図5】同概略斜視図。
【図6】予め植栽或いは播種した植生用浄水用ブロック
を用いて植生基盤を施工した状態を示す概略斜視図。
【図7】本発明に於ける植生用浄水用ブロックを用いて
河川等の治水工事をした状態を示す断面図。
【図8】本発明に於ける植生用浄水用ブロックの他実施
例を示す斜視図。
【図9】本発明に於ける植生用浄水用ブロックの他実施
例を示す斜視図。
【図10】本発明に於ける植生用浄水用ブロックの他実
施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 …植生用浄水用基盤材、2 …植生用浄水用ブロック、
3 …空隙部、5 …支持体、14…収納部、15…用土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 510 C02F 1/68 510A 520 520V C04B 38/00 302 C04B 38/00 302C 38/08 38/08 B E01F 8/00 E01F 8/00 8/02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック材が粒状化された骨材となる
    セラミック粒状物と、液体及び気体が通過可能で、且つ
    保水性を有する多孔質物とを含有して構成されてなるこ
    とを特徴とする植生用浄水用ブロック。
  2. 【請求項2】 前記多孔質物に、イオン交換作用を有す
    る木炭等の物質が混合されてなる請求項1記載の植生用
    浄水用ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の植生用浄水用ブロ
    ック(2) に、該植生用浄水用ブロック(2) を補強すべく
    支持体(5) が固着されてなることを特徴とする植生用浄
    水用基盤材。
  4. 【請求項4】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水用
    ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、被覆材として用いるために植物が生育する土壌
    表面上に敷設することを特徴とする土木建築構造物等の
    緑化工法。
  5. 【請求項5】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水用
    ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、土木建築構造物等の外面側に配設した後又は該
    外面側に配設する前、該植生用浄水用ブロック(2) の表
    面に着生付着しうる植物を播種又は植栽することを特徴
    とする土木建築構造物等の緑化工法。
  6. 【請求項6】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水用
    ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、蔓植物等の登攀用補助材として用いるために土
    木建築構造物等の外面側に配設することを特徴とする土
    木建築構造物等の緑化工法。
  7. 【請求項7】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水用
    ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、土木建築構造物等の施工場所に配設した後、前
    記植生用浄水用ブロック(2) の表面又は植物が生育可能
    な空隙部(3) の少なくとも何れか一方に播種又は植栽す
    ることを特徴とする土木建築構造物等の緑化工法。
  8. 【請求項8】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水用
    ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、植物が生育可能な空隙部(3) と用土(15)が収納
    可能な収納部(14)を夫々設けながら土木建築構造物等の
    外面側に配設した後、前記収納部(14)に用土(15)を混入
    し、前記空隙部(3) 又は用土(15)の少なくとも何れか一
    方に播種又は植栽することを特徴とする土木建築構造物
    等の緑化工法。
  9. 【請求項9】 前記用土(15)に、イオン交換作用を有す
    る木炭等の物質が混入されてなる請求項8記載の土木建
    築構造物等の緑化工法。
  10. 【請求項10】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水
    用ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、河底等に配設することを特徴とする河川等の浄
    水工法。
  11. 【請求項11】 請求項1若しくは2記載の植生用浄水
    用ブロック(2) 又は請求項3記載の植生用浄水用基盤材
    (1) を、水生動植物の生育可能な空隙部(3) を有して河
    底等に配設することを特徴とする河川等の浄水工法。
  12. 【請求項12】 前記河底等の造成場所にイオン交換作
    用を有する木炭等の物質を敷設した後、前記植生用浄水
    用ブロック(2) 又は植生用浄水用基盤材(1) を配設する
    請求項10又は11記載の河川等の浄水工法。
  13. 【請求項13】 前記河底等の造成場所に前記植生用浄
    水用ブロック(2) 又は植生用浄水用基盤材(1) とイオン
    交換作用を有する木炭等の物質を多層に設けることを特
    徴とする請求項10〜12の何れかに記載の河川等の浄
    水工法。
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