JPH08218332A - 交通誘導用矢印板及び追突防止用反射板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視認しやすい矢印板及び反射板を得る。 【構成】 矢印３を含むプレート２面及び反射板に、波
形５又は山形６を形成し、斜め方向から照射したヘッド
ライトの光を良く反射させることで、特に夜間の視認性
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、道路上において交通規
制等を行う際に用いられる矢印板及び追突防止用反射板
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の矢印板１は、図７に示すように、
規制する方向を示す矢印３をプレート２に表示した矢印
板１を道路上に斜めに並べて置く構造である。また、追
突防止用反射板は、トラック等の後部に取り付けて使用
されるものであって、後方からのヘッドライトの光を反
射して駐・停車中の車の存在を視認しやすくするもので
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記表示板１
の場合、夜間においてヘッドライトの光が矢印板１に照
射する角度は、斜め方向であることから、この照射した
光は、矢印板１の面においては反対方向に反射してしま
い、視認性に劣るという欠点がある。この点を改善する
ため、矢印の周囲に点滅式のＬＥＤを取り付けたりして
いるが、このＬＥＤを取り付けると、電源上の問題、故
障の問題、コスト上の問題がある。同様に、追突防止用
反射板の場合も、斜め方向からの光の場合に視認性に劣
るという欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、視認効果が高
く、低コストにより提供できる交通誘導用矢印板及び追
突防止用反射板を提案するのが目的であって、その構成
は次のとおりである。 １．矢印を描いたプレート面に連続波形を形成して成る
交通誘導用矢印板。 ２．矢印を描いたプレート面に連続山形を形成して成る
交通誘導用矢印板。 ３．波形又は山形を矢印部分のみ、又はプレート面全体
に形成して成る前記１又は２記載の交通誘導用矢印板。 ４．反射板に連続波形又は連続山形を形成して成る追突
防止用反射板。

【０００５】

【作用】自動車のヘッドライトの光が矢印板に照射され
ると、矢印板の表面に形成された波形、山形により、照
射された光を良く反射する。この結果、夜間の視認性が
大巾に向上する。同様に、反射板の場合も斜め方向から
のヘッドライトの光を良く反射するため、視認性が向上
する。

【０００６】

【実施例】図１〜図２は本発明の実施例であって、１は
矢印板、２はプレート、３は矢印、４はすべり止めであ
る。図３はプレート２の断面図であって、このプレート
２には水平方向を向いた波形５又は図４に示すような山
形６が形成されている。なお、上記波形５と山形６の形
状は代表例であって、光を水平方向に反射する形状であ
る限り、どのような形状のものでもよい。上記実施例の
矢印板１は、図５に示すように、斜めに置いて使用さ
れ、ヘッドライトの照射光の一部を入射方向に反射す
る。反射板の使用例は従来例と同様である。図６は反射
板７の実施例であって、この反射板７の反射面８には波
形５（又は山形）が形成されている。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上のように、矢印板又は反射
板の表面に、ヘッドライトの光が入射方向に反射する波
形又は山形を形成したことにより、矢印板が斜めに置か
れていても、或いは斜めに視認性が向上し、安全対策上
有効である。又、波形、山形は、公知の成形技術で簡単
に加工することができると共に、加工コストも安価な利
点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る矢印板の正面図。

【図２】本発明に係る矢印板の側面図。

【図３】プレート面を波形に形成した説明図。

【図４】プレート面を山形に形成した説明図。

【図５】本発明に係る矢印板の使用状態の説明図。

【図６】反射板の実施例の説明図。

【図７】従来の矢印板とその使用状態の説明図。

【符号の説明】

１ 矢印板 ２ プレート ３ 矢印 ４ すべり止め ５ 波形 ６ 山形 ７ 反射板 ８ 反射面

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 矢印を描いたプレート面に連続波形を形
   成して成る交通誘導用矢印板。
2. 【請求項２】 矢印を描いたプレート面に連続山形を形
   成して成る交通誘導用矢印板。
3. 【請求項３】 波形又は山形を矢印部分のみ、又はプレ
   ート面全体に形成して成る請求項１又は２記載の交通誘
   導用矢印板。
4. 【請求項４】 反射板に連続波形又は連続山形を形成し
   て成る追突防止用反射板。