JPH08216853A - リザ−バ構造 - Google Patents

リザ−バ構造

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JPH08216853A
JPH08216853A JP7047927A JP4792795A JPH08216853A JP H08216853 A JPH08216853 A JP H08216853A JP 7047927 A JP7047927 A JP 7047927A JP 4792795 A JP4792795 A JP 4792795A JP H08216853 A JPH08216853 A JP H08216853A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
seal member
hydraulic pressure
reservoir structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7047927A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Ichikawa
守 市川
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JPH08216853A publication Critical patent/JPH08216853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンの形状を製作容易なものとし、また
シ−ル部材の耐久性を向上させることのできるリザ−バ
構造を提供することを目的とする。 【構成】 シリンダ100内に摺動自在に設けられたピ
ストン110と、シリンダ100とピストン110との
間の摺接部分に設けられたシ−ル部材12を備えたリザ
−バ構造において、前記ピストン110をプレス成形に
より有底の単純円筒状に形成すると共に、前記シリンダ
100内に拡径部18を形成して、該拡径部18に前記
シ−ル部材12を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のブレ−キ液圧を
制御するためのアンチロックブレ−キ装置などに施用し
て良好なリザ−バ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の制動時の車輪のロック
を防止するために、車両のブレ−キ液圧を制御するアン
チロックブレ−キ装置が知られている。このアンチロッ
クブレ−キ装置は、例えば図2に示すように、ブレ−キ
ペタル1に加えられる踏力に応じてブレ−キ液圧を発生
するマスタシリンダ2と、該マスタシリンダ2の液圧を
ホイ−ルシリンダ3に導く主通路4と、該主通路4の途
中に設けられた常開型のインレットバルブ5と、前記ホ
イ−ルシリンダ3とリザ−バ6とを連通するリタ−ン通
路7と、該リタ−ン通路7の途中に設けられた常閉型の
アウトレットバルブ8とを備えている。
【0003】そして、ブレ−キペタル1の踏み込みによ
る制動動作時において、車輪がロックする虞がある場合
は、インレットバルブ5を閉じ、アウトレットバルブ8
を開いて、ホイ−ルシリンダ3内の液圧をリタ−ン通路
7を介してリザ−バ6に流入させ、ホイ−ルシリンダ3
内の液圧を減圧制御して車輪のロックを回避するように
なっている。なお、図中9はブレ−キペタル1の踏み込
み操作解除中に、リザ−バ6内のブレ−キ液をマスタシ
リンダ2に戻すポンプ機構である。
【0004】この種のリザ−バとして、本件出願人は図
3に示すような改良された構造を提案している(実開平
5−80939号公報参照)。即ち、液圧路(リタ−ン
通路)7が開口するシリンダ10と、このシリンダ10
内に摺動自在に設けられたピストン11と、前記シリン
ダ10とピストン11との間の摺接部分に設けられたシ
−ル部材12を備えたリザ−バ構造において、前記ピス
トン11をプレス成形により多段円筒形状に形成し、該
ピストン11の最小外径13とシリンダ10内面との間
にシ−ル部材12を装着してある。なお、図中14はピ
ストン11の摺動動作を案内するガイド部材、15はピ
ストン11をシリンダ10の通路開口端側に付勢するば
ね部材、16は最小外径形成段部13aとの間に前記シ
−ル部材12及びガイド部材14装着用の溝17を形成
するための円盤部材である。なお、ばね部材15の一端
は図外のプラグ部材に支持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例によれば、
ピストン11がプレス成形により薄肉・軽量化が図られ
るものの、形状が多段円筒形状であるため、プレス成形
が煩雑で加工工数が嵩むと共に、シ−ル部材12及びガ
イド部材14装着用の溝17を形成するために別体の円
盤部材16を必要とし、部品点数が増加するという問題
があった。また、シリンダ10内にリタ−ン通路7から
ブレ−キ液圧が導かれたとき、その液圧が直接シ−ル部
材12に作用する構造であるため、該シ−ル部材12が
早期に劣化する虞があった。
【0006】本発明はかかる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、ピストンの形状を製作容易なものとし、ま
たシ−ル部材の耐久性を向上させることのできるリザ−
バ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、液圧路
が開口するシリンダと、このシリンダ内に摺動自在に設
けられたピストンと、前記シリンダとピストンとの間の
摺接部分に設けられたシ−ル部材を備えたリザ−バ構造
において、前記ピストンをプレス成形により有底の単純
円筒状に形成すると共に、前記シリンダ内に拡径部を形
成して、該拡径部に前記シ−ル部材を装着した構成にし
てある。
【0008】
【作用】ピストンが単純円筒形状であるため加工が容易
で、プレス成形によるピストンの薄肉軽量化が容易に成
就できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳述する。
【0010】図1はこの発明のリザ−バ構造を示す断面
図である。図において、100はシリンダ、110はこ
のシリンダ100内に摺動自在に設けられたピストンで
ある。このピストン110はプレス加工により有底の単
純円筒状に形成され、その底部110aはシリンダ10
0の底部100aとの間に空間を形成するように凹状に
形成されている。18はシリンダ100内に形成した拡
径部で、この拡径部18内にシ−ル部材12及びガイド
部材14が装着され、それぞれ、ピストン110との間
の封止及び案内を司る。好ましくは、前記シ−ル部材1
2はゴム材料からなり、ガイド部材14は合成樹脂材料
からなる。
【0011】15は前記ピストン110をシリンダ10
0の底部100a側に付勢するばね部材で、このばね部
材15の一端はピストン110の底部裏面に接し、他端
はスナップリング19によってシリンダ100の開口端
側に固定されたプラグ部材20に接している。また、プ
ラグ部材20はその左側端部が前記ガイド部材14に接
し、該ガイド部材14及びシ−ル部材12の軸方向の抜
脱を防止している。なお、22はプラグ部材20に形成
した大気連通孔である。
【0012】かかる構成によれば、制動動作時マスタシ
リンダ2が増圧して、車輪がロックする虞がある場合
は、前記従来例と同様に、ホイ−ルシリンダ3内の液圧
をリタ−ン通路(液圧路)7を介してリザ−バ6に導
く。この場合、液圧がばね部材15を圧縮してシリンダ
100の底部100aとピストン110の底部110a
との間に形成される液溜室21の容積を増大させ、ホイ
−ルシリンダ3内の液圧を液溜室21に流入させること
で、ホイ−ルシリンダ3内の液圧を減圧制御して車輪の
ロックを回避する。
【0013】このとき、液溜室21に導かれた液圧はシ
リンダ100とピストン110との嵌合隙間を介してシ
−ル部材12に作用することになるから、液圧が直接シ
−ル部材12に作用することがなく、シ−ル部材12の
劣化が未然に防止できる。また、拡径段部18aとプラ
グ部材20の間に、格別の別部材を用いることなしに、
前記シ−ル部材12及びガイド部材14装着用の溝17
が容易に形成される。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、液圧路が開口するシリンダと、このシリンダ内に摺
動自在に設けられたピストンと、前記シリンダとピスト
ンとの間の摺接部分に設けられたシ−ル部材を備えたリ
ザ−バ構造において、前記ピストンをプレス成形により
有底の単純円筒状に形成すると共に、前記シリンダ内に
拡径部を形成して、該拡径部に前記シ−ル部材を装着し
た構成にしたことにより、ピストンの加工が容易で、プ
レス成形によるピストンの薄肉軽量化が容易に成就でき
る。また、液圧が直接シ−ル部材に作用することがな
く、シ−ル部材の劣化が未然に防止できると共に、構成
の簡素化が図られ、実用に供して頗る多大な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリザ−バ構造の一実施例を示す
断面図。
【図2】アンチロックブレ−キ装置の全体構成を示す概
略図。
【図3】従来のリザ−バ構造を示す断面図。
【符号の説明】
7 リタ−ン通路(液圧路) 12 シ−ル部材 18 拡径部 100 シリンダ 110 ピストン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧路が開口するシリンダと、このシリ
    ンダ内に摺動自在に設けられたピストンと、前記シリン
    ダとピストンとの間の摺接部分に設けられたシ−ル部材
    を備えたリザ−バ構造において、前記ピストンをプレス
    成形により有底の単純円筒状に形成すると共に、前記シ
    リンダ内に拡径部を形成して、該拡径部に前記シ−ル部
    材を装着したことを特徴とするリザ−バ構造。
JP7047927A 1995-02-14 1995-02-14 リザ−バ構造 Pending JPH08216853A (ja)

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