JPH08216577A - 抽選券及びその製造方法 - Google Patents
抽選券及びその製造方法Info
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- JPH08216577A JPH08216577A JP7025034A JP2503495A JPH08216577A JP H08216577 A JPH08216577 A JP H08216577A JP 7025034 A JP7025034 A JP 7025034A JP 2503495 A JP2503495 A JP 2503495A JP H08216577 A JPH08216577 A JP H08216577A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】抽選情報を確認後、類似の銀色塗料等で、隠蔽
するという不正を困難にし、かつ、意匠性に優れた抽選
券を提供する。 【構成】支持体１上に形成した抽選情報２が剥離可能な
ホログラム隠蔽層７により目視不可能に隠蔽しているの
で、意匠性に優れることは勿論、ホログラム隠蔽層を一
旦破壊するとその再現は困難である。
するという不正を困難にし、かつ、意匠性に優れた抽選
券を提供する。 【構成】支持体１上に形成した抽選情報２が剥離可能な
ホログラム隠蔽層７により目視不可能に隠蔽しているの
で、意匠性に優れることは勿論、ホログラム隠蔽層を一
旦破壊するとその再現は困難である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体上に形成した抽
選情報上の隠蔽層をコインや爪等でひっかき、剥離する
ことにより、所期の抽選を行う抽選券に関する。
選情報上の隠蔽層をコインや爪等でひっかき、剥離する
ことにより、所期の抽選を行う抽選券に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、支持体上に形成する絵柄、数
字、記号等の抽選情報を、銀色等の不透明なワックスイ
ンキやセルロース系樹脂やゴム系天然樹脂を主体とする
インキで形成される脆弱な隠蔽層で隠蔽し、コインや爪
等でひっかくことにより隠蔽層を支持体上から剥離し、
抽選情報を現出させ、所期の抽選が行えるようにした抽
選券が広く利用されている。
字、記号等の抽選情報を、銀色等の不透明なワックスイ
ンキやセルロース系樹脂やゴム系天然樹脂を主体とする
インキで形成される脆弱な隠蔽層で隠蔽し、コインや爪
等でひっかくことにより隠蔽層を支持体上から剥離し、
抽選情報を現出させ、所期の抽選が行えるようにした抽
選券が広く利用されている。
【０００３】しかし、このような抽選券の隠蔽層を剥が
し、抽選情報を確認後、類似の銀色塗料等で、隠蔽する
という不正があとを絶たない。
し、抽選情報を確認後、類似の銀色塗料等で、隠蔽する
という不正があとを絶たない。
【０００４】他方、隠蔽層は銀色等の単一色であり、意
匠的に優れたものではない。
匠的に優れたものではない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであって、抽選情報を確認後、類似
の銀色塗料等で、隠蔽するという不正を困難にし、か
つ、意匠性に優れた抽選券の提供を目的とする。
鑑みてなされたものであって、抽選情報を確認後、類似
の銀色塗料等で、隠蔽するという不正を困難にし、か
つ、意匠性に優れた抽選券の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の抽選券
は、支持体上に形成した抽選情報が剥離可能なホログラ
ム隠蔽層により目視不可能に隠蔽していることを特徴と
するものである。
は、支持体上に形成した抽選情報が剥離可能なホログラ
ム隠蔽層により目視不可能に隠蔽していることを特徴と
するものである。
【０００７】以下、図面を用いて詳細に説明する。図１
は、本発明に係わる抽選券を示す平面図、図２は、断面
図である。
は、本発明に係わる抽選券を示す平面図、図２は、断面
図である。
【０００８】本発明に係わる支持体１とは、抽選券とし
ての使用に耐えうる機械特性、耐水性、耐薬品性、抽選
情報を印刷形成するための印刷特性、光に透かして抽選
情報が読み取られることが無いように光不透過性が要求
される。
ての使用に耐えうる機械特性、耐水性、耐薬品性、抽選
情報を印刷形成するための印刷特性、光に透かして抽選
情報が読み取られることが無いように光不透過性が要求
される。
【０００９】具体的に言えば、上質紙、アート紙、コー
ト紙、合成紙、樹脂フィルム等が挙げられる。
ト紙、合成紙、樹脂フィルム等が挙げられる。
【００１０】本発明に係わる抽選情報２とは、通常の抽
選券の抽選情報と何ら変わるものではなく、当たり、は
ずれ等の文字、１、２、３…等の数字や星、果物等の図
形が挙げられる。
選券の抽選情報と何ら変わるものではなく、当たり、は
ずれ等の文字、１、２、３…等の数字や星、果物等の図
形が挙げられる。
【００１１】また、本発明の好ましい態様として、抽選
情報２を含む支持体１上に剥離ニス層３を設けてもよ
い。これは、抽選情報の改ざん防止のため、もしくは後
記するホログラム隠蔽層の剥離を容易とするために設け
るものである。
情報２を含む支持体１上に剥離ニス層３を設けてもよ
い。これは、抽選情報の改ざん防止のため、もしくは後
記するホログラム隠蔽層の剥離を容易とするために設け
るものである。
【００１２】このような剥離ニス層３は、シリコン等の
滑剤を混入した透明な樹脂溶液を公知のコーテイング法
にて塗布・乾燥することにより設けることができる。
滑剤を混入した透明な樹脂溶液を公知のコーテイング法
にて塗布・乾燥することにより設けることができる。
【００１３】次に、前記支持体上に形成した抽選情報を
ホログラム隠蔽層７により隠蔽するためには、その製造
の容易さからホログラム転写箔を用いる方法が好まし
い。請求項２記載の発明はそのような技術的背景による
ものである。
ホログラム隠蔽層７により隠蔽するためには、その製造
の容易さからホログラム転写箔を用いる方法が好まし
い。請求項２記載の発明はそのような技術的背景による
ものである。
【００１４】即ち、請求項２記載の抽選券の製造方法
は、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写することを特徴とするもので
ある。
は、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写することを特徴とするもので
ある。
【００１５】図３は、本発明に係わる抽選券の製造工程
を示す断面説明図である。支持体１の剥離ニス層３に、
ホログラム転写箔の基材側からプレス版を圧着し、加熱
・加圧すると、プレス版形状のホログラム隠蔽層が剥離
ニス層上に転写する。
を示す断面説明図である。支持体１の剥離ニス層３に、
ホログラム転写箔の基材側からプレス版を圧着し、加熱
・加圧すると、プレス版形状のホログラム隠蔽層が剥離
ニス層上に転写する。
【００１６】なお、このような抽選券の製造に用いるホ
ログラム転写箔の層構成は、下記の３つの構成が適用で
きる。
ログラム転写箔の層構成は、下記の３つの構成が適用で
きる。
【００１７】即ち、請求項３記載の抽選券の製造方法
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層、反射薄膜層及び脆性接着層から
なることを特徴とするものである。
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層、反射薄膜層及び脆性接着層から
なることを特徴とするものである。
【００１８】このようなホログラム隠蔽層７を形成する
ホログラム転写箔は、図４に示すように、基材８上に、
ホログラム形成層６、反射薄膜層５及び脆性接着層４を
順次積層したものである。
ホログラム転写箔は、図４に示すように、基材８上に、
ホログラム形成層６、反射薄膜層５及び脆性接着層４を
順次積層したものである。
【００１９】ここで、基材８は、ホログラム隠蔽層を転
写するまでの仮の支持体となりうるものであって、ポリ
エステルフィルム等の耐熱性の樹脂フィルムを用いるこ
とができる。
写するまでの仮の支持体となりうるものであって、ポリ
エステルフィルム等の耐熱性の樹脂フィルムを用いるこ
とができる。
【００２０】また、ホログラム形成層６とは、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線又は電子線硬化樹脂をグラ
ビアコーティング法等のコーティング形成法により基材
上に厚さ数μｍに塗布、乾燥させ、微細な凹凸パターン
からなるホログラム画像（図１においてはチューリッ
プ）を形成したニッケル製のスタンパーをホログラム形
成層上に加熱・押圧等をすることにより形成した層であ
る。
樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線又は電子線硬化樹脂をグラ
ビアコーティング法等のコーティング形成法により基材
上に厚さ数μｍに塗布、乾燥させ、微細な凹凸パターン
からなるホログラム画像（図１においてはチューリッ
プ）を形成したニッケル製のスタンパーをホログラム形
成層上に加熱・押圧等をすることにより形成した層であ
る。
【００２１】また、反射薄膜層５とは、ホログラム形成
層側から入射した光線を反射する層である。このような
反射薄膜層の材料としては、アルミニウム、銀、金、ス
ズ等の金属が使用可能である。このような反射薄膜層を
形成する方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリン
グ法、イオンプレーティング法等の成膜手段が適用可能
であり、膜厚としては４００ｎｍ〜５００ｎｍの範囲に
あることが好ましい。
層側から入射した光線を反射する層である。このような
反射薄膜層の材料としては、アルミニウム、銀、金、ス
ズ等の金属が使用可能である。このような反射薄膜層を
形成する方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリン
グ法、イオンプレーティング法等の成膜手段が適用可能
であり、膜厚としては４００ｎｍ〜５００ｎｍの範囲に
あることが好ましい。
【００２２】尚、反射薄膜層の形成は前記ホログラム画
像を形成する前でも良い。
像を形成する前でも良い。
【００２３】また、脆性接着層４とは、脆弱な層であ
り、その結果、コインや爪等でひっかくことによりホロ
グラム隠蔽層全体を破壊し易くする層である。
り、その結果、コインや爪等でひっかくことによりホロ
グラム隠蔽層全体を破壊し易くする層である。
【００２４】このような脆性接着層を形成する材料とし
ては、ワックス系、ゴム系、アクリル系等の接着成分
と、タルク等の無機フィラー又は体質顔料からなる脆性
成分（接着に寄与しない成分）と酸化防止剤等の添加剤
を必要に応じて添加した接着剤が適用できる。
ては、ワックス系、ゴム系、アクリル系等の接着成分
と、タルク等の無機フィラー又は体質顔料からなる脆性
成分（接着に寄与しない成分）と酸化防止剤等の添加剤
を必要に応じて添加した接着剤が適用できる。
【００２５】しかしながら、反射薄膜層の膜厚が薄く、
隠蔽力が小さい場合、抽選情報が透過して見えてしまう
恐れがある。請求項４記載の発明はそのような問題点に
鑑みてなされたものである。
隠蔽力が小さい場合、抽選情報が透過して見えてしまう
恐れがある。請求項４記載の発明はそのような問題点に
鑑みてなされたものである。
【００２６】即ち、請求項４記載の抽選券の製造方法
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層、反射薄膜層及び脆性隠蔽接着層
からなることを特徴とするものである。
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層、反射薄膜層及び脆性隠蔽接着層
からなることを特徴とするものである。
【００２７】このようなホログラム隠蔽層を形成するホ
ログラム転写箔は、図５に示すように、基材８上に、ホ
ログラム形成層６、反射薄膜層５及び脆性隠蔽接着層１
１を順次積層したものである。
ログラム転写箔は、図５に示すように、基材８上に、ホ
ログラム形成層６、反射薄膜層５及び脆性隠蔽接着層１
１を順次積層したものである。
【００２８】ここで、基材、ホログラム形成層、反射薄
膜層は前記した請求項３に記載の発明と同じであるが、
脆性隠蔽接着層は、脆性接着層を形成する材料に、更
に、酸化チタン、カーボンブラック等の不透明な顔料を
添加したものである。
膜層は前記した請求項３に記載の発明と同じであるが、
脆性隠蔽接着層は、脆性接着層を形成する材料に、更
に、酸化チタン、カーボンブラック等の不透明な顔料を
添加したものである。
【００２９】ところで、反射薄膜層の形成には真空蒸着
法等の成膜手段が必要となるが、前記成膜手段は非常に
高価である。請求項５記載の発明はそのような問題点に
鑑みてなされたものである。
法等の成膜手段が必要となるが、前記成膜手段は非常に
高価である。請求項５記載の発明はそのような問題点に
鑑みてなされたものである。
【００３０】即ち、請求項５記載の抽選券の製造方法
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層及び脆性反射接着層からなること
を特徴とするものである。
は、請求項２記載の発明を前提とし、ホログラム隠蔽層
が、ホログラム形成層及び脆性反射接着層からなること
を特徴とするものである。
【００３１】このようなホログラム隠蔽層を形成するホ
ログラム転写箔は、図６に示すように、基材８上に、ホ
ログラム形成層６、脆性反射接着層１２を順次積層した
ものである。
ログラム転写箔は、図６に示すように、基材８上に、ホ
ログラム形成層６、脆性反射接着層１２を順次積層した
ものである。
【００３２】ここで、基材、ホログラム形成層は前記し
た請求項３に記載の発明と同じであが、脆性反射接着層
は、脆性接着層を形成する材料に、更に、アルミ顔料等
の光沢を有する顔料を添加したものである。しかしなが
ら、この構成のホログラム画像の鮮明度は反射薄膜層を
有するものより若干劣る。
た請求項３に記載の発明と同じであが、脆性反射接着層
は、脆性接着層を形成する材料に、更に、アルミ顔料等
の光沢を有する顔料を添加したものである。しかしなが
ら、この構成のホログラム画像の鮮明度は反射薄膜層を
有するものより若干劣る。
【００３３】尚、前記したホログラム転写箔を支持体に
転写する場合、基材とホログラム隠蔽層間の剥離性が、
脆性接着層もしくは脆性隠蔽接着層もしくは脆性反射接
着層と剥離ニス層間の剥離性より良好であることが好ま
しい。
転写する場合、基材とホログラム隠蔽層間の剥離性が、
脆性接着層もしくは脆性隠蔽接着層もしくは脆性反射接
着層と剥離ニス層間の剥離性より良好であることが好ま
しい。
【００３４】更に、基材とホログラム形成層６間に剥離
層や、各層間にアンカー層を設けてもよい。
層や、各層間にアンカー層を設けてもよい。
【００３５】そして、このようにして製造した抽選券
は、ホログラム画像を有しているので、意匠性に優れ、
かつ、抽選情報は目視不可能であった。また、ホログラ
ム隠蔽層は一旦破壊するとその再現は困難であった。
は、ホログラム画像を有しているので、意匠性に優れ、
かつ、抽選情報は目視不可能であった。また、ホログラ
ム隠蔽層は一旦破壊するとその再現は困難であった。
【００３６】また、抽選券のホログラム隠蔽層を爪でひ
っかくと、図７に記載のように剥離ニス層から綺麗に剥
離し、抽選情報を確認することができた。
っかくと、図７に記載のように剥離ニス層から綺麗に剥
離し、抽選情報を確認することができた。
【００３７】
【作用】請求項１記載の抽選券によれば、支持体上に形
成した抽選情報が剥離可能なホログラム隠蔽層により目
視不可能に隠蔽しているので、意匠性に優れることは勿
論、ホログラム隠蔽層を一旦破壊するとその再現は困難
である。
成した抽選情報が剥離可能なホログラム隠蔽層により目
視不可能に隠蔽しているので、意匠性に優れることは勿
論、ホログラム隠蔽層を一旦破壊するとその再現は困難
である。
【００３８】請求項２記載の抽選券の製造方法によれ
ば、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写するという容易な工程で、抽
選券を製造することができる。
ば、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写するという容易な工程で、抽
選券を製造することができる。
【００３９】請求項３記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性接着層という簡単な層構成からなるので、抽
選券を容易に製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性接着層という簡単な層構成からなるので、抽
選券を容易に製造することができる。
【００４０】請求項４記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性隠蔽接着層からなるので、抽選情報の隠蔽性
に優れた抽選券を製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性隠蔽接着層からなるので、抽選情報の隠蔽性
に優れた抽選券を製造することができる。
【００４１】請求項５記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層及び脆性反
射接着層からなるので、高価な成膜手段を用いずに抽選
券を製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層及び脆性反
射接着層からなるので、高価な成膜手段を用いずに抽選
券を製造することができる。
【００４２】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳細に説明する。
【００４３】（実施例１）実施例１に係る抽選券は、厚
さ０．２ｍｍのコート紙からなる支持体に、通常のプロ
セスインキにて抽選情報をオフセット印刷し、アクリル
系樹脂をバインダーとする透明な剥離ニスを塗布・乾燥
させた後、下記層構成を有するホログラム転写箔を作成
し、剥離ニス層上にホログラム転写箔を圧着し、ホログ
ラム隠蔽層を剥離ニス層上に転写した。
さ０．２ｍｍのコート紙からなる支持体に、通常のプロ
セスインキにて抽選情報をオフセット印刷し、アクリル
系樹脂をバインダーとする透明な剥離ニスを塗布・乾燥
させた後、下記層構成を有するホログラム転写箔を作成
し、剥離ニス層上にホログラム転写箔を圧着し、ホログ
ラム隠蔽層を剥離ニス層上に転写した。
【００４４】〔ホログラム転写箔の層構成〕 基材 ポリエステルフィルム ホログラム形成層 アクリル樹脂 反射薄膜層 アルミニウム 脆性接着剤層 無機フィラー入りゴム系接着剤
【００４５】前記工程により得られた抽選券は、抽選情
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
【００４６】（実施例２）実施例２に係る抽選券は、ホ
ログラム転写箔が下記の構成である他は、実施例１と同
一である。
ログラム転写箔が下記の構成である他は、実施例１と同
一である。
【００４７】〔ホログラム転写箔の層構成〕 基材 ポリエステルフィルム ホログラム形成層 アクリル樹脂 反射薄膜層 アルミニウム 脆性隠蔽接着剤層 カーボンブラック微粉末、無機フィ
ラー入りゴム系接着剤
ラー入りゴム系接着剤
【００４８】前記工程により得られた抽選券は、抽選情
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
【００４９】（実施例３）実施例３に係る抽選券は、ホ
ログラム転写箔が下記の構成である他は、実施例１と同
一である。
ログラム転写箔が下記の構成である他は、実施例１と同
一である。
【００５０】〔ホログラム転写箔の層構成〕 基材 ポリエステルフィルム ホログラム形成層 アクリル樹脂 脆性反射接着剤層 アルミニウム微粉末、無機フィラー
入りゴム系接着剤
入りゴム系接着剤
【００５１】前記工程により得られた抽選券は、抽選情
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
報がホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽されてい
た。また、ホログラム隠蔽層は、つめによるスクラッチ
により容易に剥離可能であった。
【００５２】請求項１記載の抽選券によれば、支持体上
に形成した抽選情報が剥離可能なホログラム隠蔽層によ
り目視不可能に隠蔽しているので、意匠性に優れること
は勿論、ホログラム隠蔽層を一旦破壊するとその再現は
困難である。
に形成した抽選情報が剥離可能なホログラム隠蔽層によ
り目視不可能に隠蔽しているので、意匠性に優れること
は勿論、ホログラム隠蔽層を一旦破壊するとその再現は
困難である。
【００５３】請求項２記載の抽選券の製造方法によれ
ば、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写するという容易な工程で、請
求項１記載の抽選券を製造することができる。
ば、抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層を設け、
前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラム隠蔽層
を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラム隠蔽層
を前記剥離ニス層上に転写するという容易な工程で、請
求項１記載の抽選券を製造することができる。
【００５４】請求項３記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性接着層という簡単な層構成からなるので、抽
選券を容易に製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性接着層という簡単な層構成からなるので、抽
選券を容易に製造することができる。
【００５５】請求項４記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性隠蔽接着層からなるので、抽選情報の隠蔽性
に優れた抽選券を製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、反射薄膜
層及び脆性隠蔽接着層からなるので、抽選情報の隠蔽性
に優れた抽選券を製造することができる。
【００５６】請求項５記載の抽選券の製造方法によれ
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層及び脆性反
射接着層からなるので、高価な成膜手段を用いずに抽選
券を製造することができる。
ば、ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層及び脆性反
射接着層からなるので、高価な成膜手段を用いずに抽選
券を製造することができる。
【００５７】
【図１】本発明に係わる抽選券を示す平面図である。
【図２】本発明に係わる抽選券を示す断面図である。
【図３】本発明に係わる抽選券の製造工程を示す断面説
明図である。
明図である。
【図４】本発明に係わる抽選券の製造に用いるホログラ
ム転写箔を示す断面図である。
ム転写箔を示す断面図である。
【図５】本発明に係わる抽選券の製造に用いるホログラ
ム転写箔を示す断面図である。
ム転写箔を示す断面図である。
【図６】本発明に係わる抽選券の製造に用いるホログラ
ム転写箔を示す断面図である。
ム転写箔を示す断面図である。
【図７】本発明に係わる抽選券の使用後を示す断面図で
ある。
ある。
１ 支持体 ２ 抽選情報 ３ 剥離ニス層 ４ 脆性接着層 ５ 反射薄膜層 ６ ホログラム形成層 ７ ホログラム隠蔽層 ８ 基材 ９ ホログラム転写箔 １０ プレス版 １１ 脆性隠蔽接着層 １２ 脆性反射接着層
Claims (5)
- 【請求項１】支持体上に形成した抽選情報が剥離可能な
ホログラム隠蔽層により目視不可能に隠蔽していること
を特徴とする抽選券。 - 【請求項２】抽選情報を形成した支持体上に剥離ニス層
を設け、前記剥離ニス層上に少なくとも基材とホログラ
ム隠蔽層を有するホログラム転写箔を圧着し、ホログラ
ム隠蔽層を前記剥離ニス層上に転写することを特徴とす
る抽選券の製造方法。 - 【請求項３】ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、
反射薄膜層及び脆性接着層からなることを特徴とする請
求項２記載の抽選券の製造方法。 - 【請求項４】ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層、
反射薄膜層及び脆性隠蔽接着層からなることを特徴とす
る請求項２記載の抽選券の製造方法。 - 【請求項５】ホログラム隠蔽層が、ホログラム形成層及
び脆性反射接着層からなることを特徴とする請求項２記
載の抽選券の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02503495A JP3620078B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 抽選券及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02503495A JP3620078B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 抽選券及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216577A true JPH08216577A (ja) | 1996-08-27 |
| JP3620078B2 JP3620078B2 (ja) | 2005-02-16 |
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