JPH08216084A - 干渉検知式ロボット - Google Patents

干渉検知式ロボット

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JPH08216084A
JPH08216084A JP2256095A JP2256095A JPH08216084A JP H08216084 A JPH08216084 A JP H08216084A JP 2256095 A JP2256095 A JP 2256095A JP 2256095 A JP2256095 A JP 2256095A JP H08216084 A JPH08216084 A JP H08216084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
interference
work
damaged
explosion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2256095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Hagikura
康彰 萩倉
Masayuki Shimazaki
政行 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーロード異常前にロボットとワークと
の干渉を検出する干渉検知式ロボットの提供。 【構成】 ロボット1とワーク5の干渉を検知する干渉
検知手段7と、干渉検知手段7により得られた信号によ
りロボット1を停止させるロボット停止手段8と、を有
する干渉検知式ロボット。干渉検知手段7は自己の一部
が破損又は変形することによりロボット1とワーク5の
干渉を検知するタイプのものからなり、その破損又は変
形荷重はロボット本体のオーバーロード異常の荷重より
小に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット、ワークに甚
大な損傷、変形が生じる前にロボットとワークの干渉を
検知できる干渉検知式ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットによるワークの自動塗装中に、
ロボットの塗装ガンがワークと干渉することがある。た
とえば、ワークをキャリアと共に移動する治具に載せて
移動させ、キャリヤの搬送路の左右に塗装ロボットを配
置してワークを塗装する場合、ワークの種類の入力を間
違えると、ワークと塗装ガンが衝突することがある。ロ
ボットが塗装ロボットである場合、ワークと直接干渉、
衝突する部位は塗装ガンである。図5に示すように、塗
装ガン20近傍の完全防爆が要求される範囲21は塗
料、シンナーが霧化され、最も引火しやすいため、電
気、静電気、誘導等、発火の原因となる装置を設けるこ
とができず、防爆バリヤーを使用しての検知でも危険が
伴う。そのため、従来は、干渉検知手段は設けず、ロボ
ット本体22のオーバーロード異常でロボット、ワーク
を停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロボット本体
のオーバーロード異常で停止させるやり方は、いったん
干渉、衝突が生じると、ロボットのパワーが大のため、
ロボット側の破損(塗装ガンまわりの破損、ロボット軸
折れ等)、変形や、ワーク、塗装治具側の変形、破損を
生じることがあり、その場合には長時間の設備停止とな
り、被害甚大である。本発明の目的は、ロボットとワー
クとの干渉を、ロボット本体のオーバーロード異常が生
じる前に検知できる干渉検知式ロボットを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のロボットは次の通りである。自己の一部が破損又は
変形することによってロボットとワークの干渉を検知し
前記破損又は変形が生じる荷重がロボット本体のオーバ
ーロード異常が生じる荷重より小に設定された干渉検知
手段を有する干渉検知式ロボット。
【0005】
【作用】上記本発明の干渉検知式ロボットでは、干渉検
知手段が自己の一部が破損又は変形することによってロ
ボットとワークの干渉を検知するタイプのものであるか
ら、防爆型である。また、その破損又は変形荷重がロボ
ット本体のオーバーロード異常が生じる荷重より小に設
定されているため、ロボット本体に破損や過大な変形が
生じる前にロボットとワークの干渉を検知でき、ロボッ
ト、ワークを停止させることによりロボット本体の破損
や過大な変形を防止できる。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の第1実施例を示
し、図3および図4は本発明の第2実施例を示してい
る。第1、第2実施例に共通な構成部分には、両実施例
にわたって同じ符号を付してある。まず、本発明の第1
実施例と第2実施例に共通な構成部分を、たとえば図1
を参照して、説明する。図1において、ロボット1は、
ロボット本体2と塗装ガン3とを有する。ロボット本体
2は、たとえば多関節型ロボットからなり、その先端部
2a(手首)に塗装ガン3がとりつけられている。ロボ
ット本体2の各軸を駆動するモータはアームケースに内
蔵されており、アームケースの中に霧化塗料やシンナー
が侵入してこないようにアームケース内には防爆用圧力
エアーが導かれている。図2に示すように、ロボット1
には防爆エアー圧力スイッチ4がとり付けられており、
該圧力スイッチ4はアームケース内のエアーの圧力が低
下するとそれを検知して信号を発するようになってい
る。
【0007】ワーク5は被塗装物であり、床面より下方
に設置したキャリヤ(図示せず)によって移動される塗
装治具6に載せられてロボット1の位置に搬送されてく
る。図はワークが自動車のバンパーである場合を示して
いる。ワーク5がロボット1の位置に搬送されてくると
ロボット1が作動して塗装を実行する。塗装中は、ワー
ク5は停止されている場合もあるし、またはワーク5が
搬送されロボット1がレールに沿って移動してワーク5
に随伴して走行する場合もある。ロボット1には搬送さ
れてくるワーク5の種類が予じめ入力され、ワーク5に
対応した動きをするが、入力を間違えるとロボットとワ
ークの干渉が生じる場合があり、そのような場合にロボ
ットとワークに破損、変形を生じさせないで、ロボット
1、ワーク5を停止するのが本発明の干渉検知式ロボッ
トである。
【0008】そのために、ロボット1は、ロボット1と
ワーク5の干渉を自己の一部が破損又は変形することに
より検知する(したがって、電気を用いないので、防爆
型の)干渉検知手段7と、干渉検知手段7により得られ
た干渉信号によりロボット1を停止させるロボット停止
手段8とを有する。干渉検知手段7の破損又は変形荷重
はロボット本体2のオーバーロード異常荷重より小に設
定されており、ロボット1とワーク5との干渉によって
ロボット1とワーク5が破損したり変形したりする前に
ロボット1とワーク5との干渉を検知しロボット1とワ
ーク5を停止できる。
【0009】つぎに、本発明の各実施例に特有な構成部
分について説明する。本発明の第1実施例においては、
図1、図2に示すように、干渉検知手段7は、ロボット
本体2の先端部2aと塗装ガン3とを連結する内部に防
爆用加圧エアーが導かれた中空のシヤーボルト9(剪断
ボルト)と、シヤーボルト9の内部と防爆エアーの圧力
スイッチ4とを連通するホース10と、防爆エアー圧力
スイッチ4(アームケース内圧力エアーの低減検知用の
圧力スイッチを兼用)とからなる。また、ロボット停止
手段8は、圧力スイッチ4の信号を受けてロボット本体
2の各軸駆動モーターを停止させるロボット制御盤から
なる。このロボット制御盤は塗装ブース11外に設置さ
れる。シヤーボルト9の剪断破損強度は、ロボット1と
ワーク5が干渉、衝突してシヤーボルト9に剪断力がか
かったときにロボット1とワーク5が破損、変形を生じ
る前にシヤーボルト9が剪断破損する強度に設定されて
いる。シヤーボルト9が剪断破損するとシヤーボルト9
の内部は破損部にて大気に開放され、防爆用圧力エアー
は大気に逃げる。
【0010】本発明の第2実施例においては、図3、図
4に示すように、干渉検知手段7は、ロボット本体2の
先端部2aにとり付けられた光ファイバーリング12
と、塗装ブース11外に設けた光センサーアンプ13
と、光ファイバーリング12と光センサーアンプ13と
を結ぶ光ファイバー線14とからなる。光ファイバーリ
ング12は、リングの途中に、通常時は光の通路を形成
しておりリングが押されたときに外れて(したがって、
破損又は変形)、リング内を通る光を遮断できる遮光可
能部15を有している。光センサーアンプ13は光ファ
イバーリング12が遮光可能部15でずれて遮光したと
きにその遮光を検知して信号を発信する。ロボット停止
手段8は、光ファイバーリング12の信号を受けてロボ
ット本体2の各軸駆動モーターを停止させるロボット制
御盤からなる。
【0011】つぎに、作用を説明する。まず、第1、第
2実施例に共通な作用を説明する。ロボット1とワーク
5との干渉は、干渉検知手段7の一部が干渉荷重を受け
て破損又は変形することにより検知され、干渉信号(機
械的、光的、電気的の何れでもよい)が出力される。ロ
ボット停止手段8は、干渉検知手段7からの干渉信号を
受けるや否やロボット1の動作を停止させる。また、ワ
ーク5が塗装中においても搬送される場合はワーク5の
搬送を、ロボット1の動作停止とともに、停止する。干
渉検知手段7は破損又は変形タイプのため防爆型であ
り、その破損又は変形荷重がロボットオーバーロード異
常荷重より小に設定されているので、ロボット1、ワー
ク5に破損、過大変形が生じる前に干渉を検知し、ロボ
ット1、ワーク5の動作を停止できる。
【0012】つぎに、各実施例の特有な作用を説明す
る。本発明の第1実施例では、ロボット1の塗装ガン3
とワーク5とが衝突すると、塗装ガン3とロボット本体
先端部2aとを結合しているシヤーボルト9に剪断力が
働き、剪断力が剪断破断強度以上になると、シヤーボル
ト9は剪断破壊し、シヤーボルト内部空間が大気に開放
して、内部の防爆用圧力エアーが逃げ圧力が急激に低下
する。防爆エアーの圧力スイッチ4は防爆エアーの圧力
低下を検知して出力し、ロボット1とワーク5の干渉が
生じた信号を出力する。この干渉信号を受けてロボット
制御盤はロボット1、ワーク5の動作を停止させる。こ
の停止は、ロボット1のオーバーロード異常が生じる前
に行われる。したがって、ロボット1とワーク5に破損
が生じたり変形が生じることが防止される。シヤーボル
ト9の剪断破壊による干渉の検出は防爆型であるから、
シヤーボルト部位が塗料ミスト、シンナーミストに曝さ
れても火災の危険性はない。
【0013】本発明の第2実施例では、ワーク5がロボ
ット1の塗装ガン3に衝突する前に、ワーク5が光ファ
イバーリング12に干渉して光ファイバーリング12を
押す。光ファイバーリング12がワーク5に押されると
遮光可能部15が外れて光の通路が遮断される。この遮
光を光センサーアンプ13が検知して電気信号を発信す
る。この干渉信号を受けてロボット制御盤はロボット
1、ワーク5の動作を停止させる。この停止は、ロボッ
ト1とワーク5の衝突が起る前に行われる。したがっ
て、ロボット1とワーク5に破損が生じたり変形が生じ
ることが防止される。光ファイバーリング12は光だけ
が通ったり遮光されたりするだけであるから防爆型であ
り、塗料ミスト、シンナーミストに曝されても火災の危
険性はない。光センサーアンプ13は塗装ブース11外
にあるので、電気信号を発しても火災のおそれはない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、自己の一部が破損又は
変形することによってロボットとワークの干渉を検知す
る干渉検知手段を設けたので防爆的にロボットとワーク
の干渉を検知でき、干渉検知手段の破損又は変形が生じ
る荷重をロボット本体のオーバーロード異常が生じる荷
重より小に設定したので、ロボット、ワークに大破、大
変形が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る干渉検知式ロボット
のシヤーボルトとその近傍部の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る干渉検知式ロボット
とワークの正面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る干渉検知式ロボット
にとり付けた光ファイバーリングとその近傍部の断面図
である。
【図4】本発明の第2実施例に係る干渉検知式ロボット
とワークの正面図である。
【図5】従来のロボットの塗装ガン近傍の斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 ロボット 2 ロボット本体 3 塗装ガン 4 防爆エアー圧力スイッチ 5 ワーク 6 塗装治具 7 干渉検知手段 8 ロボット停止手段 9 シヤーボルト 11 塗装ブース 12 光ファイバーリング 13 光センサーアンプ 15 遮光可能部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己の一部が破損又は変形することによ
    ってロボットとワークの干渉を検知し前記破損又は変形
    が生じる荷重がロボット本体のオーバーロード異常が生
    じる荷重より小に設定された干渉検知手段を有すること
    を特徴とする干渉検知式ロボット。
JP2256095A 1995-02-10 1995-02-10 干渉検知式ロボット Pending JPH08216084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2256095A JPH08216084A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 干渉検知式ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2256095A JPH08216084A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 干渉検知式ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216084A true JPH08216084A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12086257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2256095A Pending JPH08216084A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 干渉検知式ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216084A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10249785A (ja) * 1997-03-13 1998-09-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 光学式ロボット用接触センサ
JP2018187691A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 タクボエンジニアリング株式会社 塗装ロボット及びそれを用いた塗装ロボットの稼働状況表示方法

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