JPH08215683A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JPH08215683A
JPH08215683A JP7027159A JP2715995A JPH08215683A JP H08215683 A JPH08215683 A JP H08215683A JP 7027159 A JP7027159 A JP 7027159A JP 2715995 A JP2715995 A JP 2715995A JP H08215683 A JPH08215683 A JP H08215683A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解槽の構成を変えることなく電解槽の洗浄
を十分に行い得る電解水生成装置を提供すること。 【構成】 当該電解水生成装置を、内部に供給される原
水を電気分解する電解槽と、この電解槽内の電極に正電
圧または逆電圧を印加する電圧印加手段と、前記電極に
沿って水を正流または逆流させる水流発生手段とを備え
るとともに、生成運転制御モードと洗浄運転制御モード
を有して前記電圧印加手段と前記水流発生手段を制御す
る制御手段を備える構成とし、この制御手段の前記生成
運転制御モードでは前記電極に正電圧が印加されるとと
もに前記電極に沿って水が正流し、また前記洗浄運転制
御モードでは前記電極に逆電圧が印加されるとともに前
記電極に沿って水が正流と逆流を交互に繰り返すように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水または食塩水等の原
水を電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電解水生成装置においては、電解槽内の
電極に印加される直流電圧の正逆を切り換えないで長時
間使用していると、マイナス側電極の表面にカルシウ
ム,ナトリウム等のスケールが層状に付着して通電率を
低下させ、所望の電解水が得られなくなる。かかる問題
は、例えば実公平2−7675号公報に示されているよ
うに、電解槽への給水停止と同時に両電極に印加される
直流電圧の正逆を切り換えて逆電状態とし、電解槽の残
水が排出されるまで逆電洗浄する(上記したスケールを
電極から電気的に剥離させる)ことにより解消すること
ができる。また、特開平6−31277号公報または実
開平6−29692号公報に示されているように、電解
槽内に振動発生手段を設けて、電解槽内の水に振動を与
えることにより解消することも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した実
公平2−7675号公報の電解水生成装置においては、
電解槽への給水停止から電解槽の残水が排出されるまで
の時間に逆電洗浄が行われるものであり、電解槽の洗浄
を十分に行うことができない。また、上記した特開平6
−31277号公報または実開平6−29692号公報
の電解水生成装置においては、電解槽内に振動発生装置
を設けるものであるため、電解槽自体の大型化が避けら
れず、また構造も複雑となる。本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、その目的は電解槽の
構成を変えることなく電解槽の洗浄を十分に行い得る電
解水生成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該電解水生成装置を、内
部に供給される原水を電気分解する電解槽と、この電解
槽内の電極に正電圧または逆電圧を印加する電圧印加手
段と、前記電極に沿って水を正流または逆流させる水流
発生手段とを備えるとともに、生成運転制御モードと洗
浄運転制御モードを有して前記電圧印加手段と前記水流
発生手段を制御する制御手段を備える構成とし、この制
御手段の前記生成運転制御モードでは前記電極に正電圧
が印加されるとともに前記電極に沿って水が正流し、ま
た前記洗浄運転制御モードでは前記電極に逆電圧が印加
されるとともに前記電極に沿って水が正流と逆流を交互
に繰り返すようにした。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による電解水生成装置にお
いては、制御手段の生成運転制御モードにて電極に正電
圧が印加されるとともに電極に沿って水が正流するた
め、制御手段にて生成運転制御モードが選択されれば、
電解槽内に供給される原水は電気分解されて電解水が生
成される。また、制御手段の洗浄運転制御モードにて電
極に逆電圧が印加されるとともに電極に沿って水が正流
と逆流を交互に繰り返すため、制御手段にて洗浄運転制
御モードが選択されれば、逆電洗浄と水流転換による水
撃作用が得られて、電解槽内が洗浄される。
【0006】ところで、上記した電解槽内の洗浄時に
は、逆電洗浄により電極から剥離したスケールと電極に
て発生する気泡が水流転換による水撃作用との相乗作用
により電解槽内の電極は勿論のこと他の各部にも衝突し
て、付着したスケールの剥離を促進するため、電解槽内
が短時間に効率よく洗浄される。
【0007】また、本発明による電解水生成装置におい
ては、電極に逆電圧が印加されるとともに電極に沿って
水が正流と逆流を交互に繰り返すようにして、電解槽内
が洗浄されるようにしたものであり、電解槽自体の構成
は全く変更する必要がなく、また電解水生成装置の基本
構成を有効に活用して実施するものであるため、安価に
実施することができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による電解水生成装置の第1実
施例を示していて、この電解水生成装置は水道管(図示
省略)に直結されて使用されるものであり、電解槽30
の両流入口31a,31bに分岐して接続される接続管
13には、給水電磁開閉弁(常閉弁)V1を介装してな
る給水管19(水道管に接続される)が接続されるとと
もに、排水電磁開閉弁(常閉弁)V4を介装してなる排
水管12が接続されている。なお、接続管13には手動
で調整可能な流量調整バルブV2,V3がそれぞれ介装
されていて、略同量の原水が接続管13を通して電解槽
30の両流入口31a,31bに供給されるように構成
されている。
【0009】電解槽30は、一対の流入口31a,31
bを下部に有しかつ一対の流出口31c,31dを上部
に有する樹脂製の槽本体31と、この槽本体31内に対
向配設した一対の電極32,33と、これら両電極3
2,33間に配設されて各電極32,33を収容する各
電極室34,35を形成する隔膜36によって構成され
ていて、各電極32,33としてはチタン基材の表面に
白金メッキ或いは白金イリジウムを焼成してなるものが
採用され、また左方の電極室34には流入口31aと流
出口31cが連通し、右方の電極室35には流入口31
bと流出口31dが連通している。
【0010】また、各流出口31c,31dには各排出
管37,38が接続されていて、各排出管37,38は
上方に立ち上がる立上部37a,38aを有して図2に
て示したように各イオン水の使用場所であるシンク80
の配設位置まで延出配管されており、各排出管37,3
8の立上部37a,38aには貯溜タンク部37b,3
8b(必要に応じて大きくしたり小さくしたり無くした
りすることも可能である)が形成されている。また、各
排出管37,38の中間部位に設けた各立上部37a,
38aは上端が各通気細管37c,38cを通して大気
に連通開口していて、各排出管37,38の流出端部が
シンク80内にて水没しても、不具合(例えば、当該装
置の停止時におけるサイフォン現象の発生)が生じない
ように機能する。
【0011】各電極32,33は電極切換器110を介
して電源回路120に接続されている。電極切換器11
0は、制御装置100からの信号に応じて両電極32,
33に印加される直流電圧の正逆を切り換えるものであ
り、図1の仮想線で示した状態にて制御装置100から
正電信号を受けたとき実線の状態に切り替わって電源回
路120のマイナス電極を電極32に接続するとともに
プラス電極を電極33に接続し、また図1の実線で示し
た状態にて制御装置100から逆電信号を受けたときに
仮想線の状態に切り替わって電源回路120のマイナス
電極を電極33に接続するとともにプラス電極を電極3
2に接続するようになっている。電源回路120は交流
電圧を所定値Aの直流電圧に変換するものであり、制御
装置100からOFF信号を受けたときにはマイナス電
極とプラス電極間の直流電圧がゼロとなるように、また
制御装置100からON信号を受けたときにはマイナス
電極とプラス電極間に所定値Aの直流電圧が印加される
ようになっている。
【0012】制御装置100は、図3〜図5のフローチ
ャートに対応したプログラムを実行するマイクロコンピ
ュータ(図示省略)を備えていて、図1に示した電源ス
イッチ101(ON−OFF切換スイッチである)のオ
ン操作時に図2に示したようにシンク80に近接して配
設した生成スイッチ102(ON−OFF切換スイッチ
である)の操作に基づいて動作する生成運転制御モード
と、この生成運転制御モード中にて内蔵する積算タイマ
ー(図示省略)が設定時間を計時したとき動作する洗浄
運転制御モードを有していて、各制御モードでは電磁開
閉弁V1,V4、電極切換器110、電源回路120等
の作動を制御するようになっており、以下に説明する各
作動が得られるようになっている。
【0013】上記のように構成した第1実施例において
は、電源スイッチ101がオン操作されると、制御装置
100のマイクロコンピュータが図3のステップ200
にてプログラムの実行を開始し、ステップ201にて生
成スイッチ102がオン操作されているか否かが判定さ
れる。このとき、生成スイッチ102がオン操作されて
いなければ、ステップ201にて「NO」と判定されて
ステップ201の処理が繰り返し実行され、また生成ス
イッチ102がオン操作されていれば、ステップ201
にて「YES」と判定されてステップ202にて制御装
置100が内蔵する積算タイマー(当該装置の生成運転
時間を積算するタイマー)がスタートされ、その後にス
テップ203,204,205,206の処理が実行さ
れる。
【0014】上記したステップ203では給水電磁開閉
弁V1にバルブ開信号が出力され、ステップ204では
電極切換器110に正電信号が出力され、ステップ20
5では電源回路120にON信号が出力される。したが
って、生成スイッチ102がオン操作されたとき(図6
の経過時間T1時参照)には、ステップ203の実行に
より給水電磁開閉弁V1が開かれて開状態に維持される
とともに、ステップ204,205の実行により電源回
路120の両電極から実線状態の電極切換器110を介
して電解槽30の両電極32,33に所定値Aの直流電
圧が正電圧印加されて維持される。このため、水道管か
ら給水管19に流れる原水が接続管13と各流量調整バ
ルブV2,V3を通して電解槽30の各電解室34,3
5に供給されるとともに、電解槽30内で原水が電気分
解されて電解水が生成され、マイナス側電極32の電極
室34からは水酸イオンが増加したアルカリ性イオン水
が排出管37を通してシンク80に送られ、またプラス
側電極33の電極室35からは水素イオンが増加した酸
性イオン水が排出管38を通してシンク80に送られ
る。
【0015】また、上記したステップ206では上記し
た積算タイマーの積算値Sが設定値So以上か否かが判
定される。このとき、積算タイマーの積算値Sが設定値
So以上でなければ、ステップ206にて「NO」と判
定されてステップ207の処理が実行され、また積算タ
イマーの積算値Sが設定値So以上であれば、ステップ
206にて「YES」と判定されて図4に示したステッ
プ211以降の処理が実行される。上記した設定値So
は、電解槽30の電極32に順次付着するカルシウム,
ナトリウム等のスケールの堆積量を考慮して設定されて
いて、電解槽30内にて所望の電解水が生成されてシン
ク80に供給されるようになっている。
【0016】また、上記したステップ207では生成ス
イッチ102がオフ操作されているか否かが判定され
る。このとき、生成スイッチ102がオフ操作されてい
なければ、ステップ207にて「NO」と判定されて上
記したステップ206に戻り、また生成スイッチ102
がオフ操作されていれば、ステップ207にて「YE
S」と判定されてステップ208にて上記した積算タイ
マーがストップされ、その後にステップ209,210
の各処理が実行されて上記したステップ201に戻る。
したがって、生成スイッチ102がオフ操作されない限
り、積算タイマーの積算値Sが設定値Soとなるまで、
ステップ206,207の処理が繰り返し実行されて、
電解槽30にて生成された電解水がシンク80に連続的
に供給される。
【0017】また、上記したステップ209では給水電
磁開閉弁V1にバルブ閉信号が出力され、またステップ
210では電源回路120にOFF信号が出力される。
したがって、ステップ206,207の処理が繰り返し
実行されている状態にて生成スイッチ102がオフ操作
されると、ステップ208の実行により積算タイマーが
ストップされて積算値Soが維持され、またステップ2
09の実行により給水電磁開閉弁V1が閉じられて閉状
態に維持され、ステップ210の実行により電源回路1
20のマイナス電極とプラス電極間の直流電圧がゼロと
されて維持される。このため、水道管から電解槽30の
各電解室34,35への給水が止められるとともに、電
源回路120から電解槽30の両電極32,33への給
電が止められて、電解水の生成運転が止められる。
【0018】一方、上記した積算タイマーの積算値Sが
設定値So以上となって実行される図4のステップ21
1では電源回路120にOFF信号が出力され、またス
テップ212では制御装置100が備える積算タイマー
とは別のタイマーがリセットされて経過時間を示す値t
がゼロとされ、またステップ213ではタイマー値tが
第1設定値t1以上か否かが判定される(図6の経過時
間T2時参照)。ところで、ステップ212の実行後の
経過時間が第1設定値t1に満たない間にはステップ2
13にて「NO」と判定されてステップ213の処理が
繰り返し実行され、またステップ212の実行後の経過
時間が第1設定値t1に達すると(図6の経過時間T3
時参照)、ステップ213にて「YES」と判定されて
ステップ214,215,216,217の処理が順次
実行される。上記した第1設定値t1は、給水電磁開閉
弁V1を通して電解槽30に供給される単位時間当たり
の水量と両排出管37,38の立上部37a,38aの
水収容容積を考慮して設定されていて、ステップ213
にて「YES」と判定されるときには電解槽30と両排
出管37,38の立上部37a,38aに電解されてい
ない原水が満たされるようになっている。
【0019】また、上記したステップ214では電極切
換器110に逆電信号が出力され、またステップ215
では電源回路120にON信号が出力され、またステッ
プ216では給水電磁開閉弁V1にバルブ閉信号が出力
され、またステップ217では排水電磁開閉弁V4にバ
ルブ開信号が出力される。したがって、ステップ214
の実行により電極切換器110が実線状態から仮想線状
態に切換えられて維持され、ステップ215の実行によ
り電源回路120の両電極から仮想線状態の電極切換器
110を介して電解槽30の両電極32,33に所定値
Aの直流電圧が逆電圧印加されて維持される。また、ス
テップ216の実行により給水電磁開閉弁V1が閉じら
れて閉状態に維持されるとともに、ステップ217の実
行により排水電磁開閉弁V4が開かれて開状態に維持さ
れる。このため、両排出管37,38の立上部37a,
38aから電解槽30と接続管13と排水電磁開閉弁V
4を通して排水管12に自然落下による逆流が生じてい
る状態にて逆電洗浄がなされ、電解槽30の電極32か
らカルシウム,ナトリウム等のスケールが剥離されて電
気分解された水と共に排水管12に排出される。なお、
この逆電洗浄が開始される前には上記したステップ21
1,212,213の実行により電解槽30と両排出管
37,38の立上部37a,38aに電解されていない
原水が満たされるようになっているため、逆電洗浄の開
始時にプラスからマイナスに切り換えられた電極33が
水素イオン濃度の高いイオン水中に晒されることはな
く、電極33の寿命を短くする水素脆性は抑制される。
【0020】また、上記したステップ217の実行後に
は図5の各ステップが実行される。図5のステップ22
1では上記したタイマーがリセットされて経過時間を示
す値tがゼロとされ、またステップ222ではタイマー
値tが第2設定値t2以上か否かが判定される(図6の
経過時間T3時参照)。ところで、ステップ221の実
行後の経過時間が第2設定値t2に満たない間にはステ
ップ222にて「NO」と判定されてステップ222の
処理が繰り返し実行され、またステップ221の実行後
の経過時間が第2設定値t2に達すると(図6の経過時
間T4時参照)、ステップ222にて「YES」と判定
されてステップ223,224の処理が実行される。上
記した第2設定値t2は、排水電磁開閉弁V4を通して
排水管12に排水される単位時間当たりの水量と両排出
管37,38の立上部37a,38aの水収容容積を考
慮して設定されていて、ステップ222にて「YES」
と判定されるときには両排出管37,38の立上部37
a,38a内が空となるようになっている。
【0021】また、上記したステップ223では制御装
置100が備えるカウンターのカウント値Cが+1さ
れ、ステップ224ではカウント値Cが設定値Co(例
えば5)以上であるか否かが判定される。ところで、カ
ウント値Cが設定値Coに満たない場合には、ステップ
224にて「NO」と判定されて図5のステップ22
5,226,227,228の実行後に上記した図4の
ステップ216,217と図5のステップ221,22
2,223,224が実行され、またカウント値Cが設
定値Coに達するとステップ224にて「YES」と判
定されて図5のステップ231〜238の実行後に上記
した図3のステップ206が実行される。
【0022】上記したステップ225では給水電磁開閉
弁V1にバルブ開信号が出力され、またステップ226
では排水電磁開閉弁V4にバルブ閉信号が出力され、ま
たステップ227では上記したタイマーがリセットされ
て経過時間を示す値tがゼロとされ、またステップ22
8ではタイマー値tが第3設定値t3以上か否かが判定
される。したがって、ステップ225の実行により給水
電磁開閉弁V1が開かれて開状態に維持されるととも
に、ステップ226の実行により排水電磁開閉弁V4が
閉じられて閉状態に維持される。このため、電解槽30
の両電極32,33に所定値Aの直流電圧が逆電圧印加
されている状態にて、水道管から給水管19に流れる原
水が電解槽30を通して両排出管37,38の立上部3
7a,38aに向けて供給され、かかる正流状態にて逆
電洗浄がなされ、電解槽30の電極32からカルシウ
ム,ナトリウム等のスケールが剥離されて電気分解され
た水と共に両排出管37,38の立上部37a,38a
に排出される。
【0023】ところで、ステップ227の実行後の経過
時間が第3設定値t3に満たない間にはステップ228
にて「NO」と判定されてステップ228の処理が繰り
返し実行され、またステップ227の実行後の経過時間
が第3設定値t3に達すると、ステップ228にて「Y
ES」と判定されて上記した図4のステップ216に戻
る。上記した第3設定値t3は、給水電磁開閉弁V1を
通して電解槽30に供給される単位時間当たりの水量と
両排出管37,38の立上部37a,38aの水収容容
積を考慮して設定されていて、ステップ228にて「Y
ES」と判定されるときには両排出管37,38の立上
部37a,38aに電解槽30の電極32から剥離した
カルシウム,ナトリウム等のスケールを含む電気分解さ
れた水が満たされるようになっている。
【0024】したがって、カウント値Cが設定値Coに
達するまでの間では、図6のT3〜T12に示したよう
に、電解槽30の電極32,33に逆電圧が印加される
とともに電極32,33に沿って水が正流と逆流を交互
に繰り返すため、逆電洗浄と水流転換による水撃作用が
得られて、電解槽30内が洗浄される。この電解槽30
内の洗浄時には、逆電洗浄により電極32から剥離した
スケールと各電極32,33にて生じる気泡が水流転換
による水撃作用との相乗作用により電解槽30内の電極
32,33は勿論のこと他の各部(例えば槽本体31及
び隔膜36)にも衝突して、付着したスケールの剥離を
促進するため、電解槽30内が短時間に効率よく洗浄さ
れる。
【0025】一方、上記したステップ224にて「YE
S」と判定された後に実行されるステップ231では電
源回路120にOFF信号が出力され、またステップ2
32ではステップ221の実行後の経過時間tが第4設
定値t4以上か否かが判定される。ところで、ステップ
221の実行後の経過時間が第4設定値t4に満たない
間にはステップ232にて「NO」と判定されてステッ
プ232の処理が繰り返し実行され、またステップ22
1の実行後の経過時間が第4設定値t4に達すると(図
6の経過時間T14時参照)、ステップ232にて「Y
ES」と判定されてステップ233〜238の処理が順
次実行される。上記した第4設定値t4は、排水電磁開
閉弁V4を通して電解槽30から排水管12に排水され
る単位時間当たりの水量を考慮して設定されていて、ス
テップ232にて「YES」と判定されるときには両排
出管37,38の立上部37a,38aと電解槽30と
接続管13と排水管12内の水が全て排水されて空とな
っている。なお、図6の経過時間T13は両排出管3
7,38の立上部37a,38aと電解槽30と接続管
13と排水管12内の水が全て排水されて空となる時点
を示している。
【0026】また、上記したステップ233では給水電
磁開閉弁V1にバルブ開信号が出力され、またステップ
234では排水電磁開閉弁V4にバルブ閉信号が出力さ
れ、またステップ235では電極切換器110に正電信
号が出力され、またステップ236では電源回路120
にON信号が出力される。また、上記したステップ23
6の実行後にはステップ237にてカウント値Cがゼロ
にリセットされるとともにステップ238にて積算値S
がゼロにリセットされて図3のステップ206に戻る。
したがって、ステップ233の実行により給水電磁開閉
弁V1が開かれて開状態に維持されるとともにステップ
234の実行により排水電磁開閉弁V4が閉じられて閉
状態に維持され、またステップ235の実行により電極
切換器110が仮想線状態から実線状態に切換えられて
維持され、ステップ236の実行により電源回路120
の両電極から実線状態の電極切換器110を介して電解
槽30の両電極32,33に所定値Aの直流電圧が正電
圧印加されて維持される。このため、ステップ232に
て「YES」と判定された後(図6の経過時間T14
後)には、ステップ206にて「YES」と判定される
以前の状態(図6の経過時間T2以前の状態)に復帰
し、水道管から給水管19に流れる原水が接続管13と
各流量調整バルブV2,V3を通して電解槽30の各電
解室34,35に供給されるとともに、電解槽30内で
原水が電気分解されて電解水が生成され、マイナス側電
極32の電極室34からは水酸イオンが増加したアルカ
リ性イオン水が排出管37を通してシンク80に送ら
れ、またプラス側電極33の電極室35からは水素イオ
ンが増加した酸性イオン水が排出管38を通してシンク
80に送られる。
【0027】上記した第1実施例においては、本発明を
図1及び図2に示した電解水生成装置に実施したが、本
発明は図7に示した電解水生成装置にも実質的に同様に
実施できるものである。図7の電解水生成装置において
は、原水(水道水)を所要量貯える貯水タンク10を備
えている。貯水タンク10は、制御装置100Aに接続
された水位センサ11(上限水位と下限水位を検出する
もの)を内部に備えていて、この水位センサ11からの
信号により給水管19に設けた電磁開閉弁V111が開
閉されて貯水タンク10内の水位が所定の範囲に維持さ
れるように構成されている。また、貯水タンク10には
上端開口を電解槽30の底壁より所定量Lだけ下方とし
たオーバーフロー排水管12が設けられるとともに、電
解槽30の両流入口31a,31bに分岐して接続され
る接続管13が取付けられており、接続管13には制御
装置100Aによって作動を制御される電動ポンプP1
と手動で調整可能な流量調整バルブV2,V3がそれぞ
れ介装されていて、略同量の原水が接続管13を通して
電解槽30の両流入口31a,31bに供給されるよう
に構成されている。なお、電解槽30、排出管37,3
8、電極切換器110、電源回路120等の構成は上記
した図1及び図2の第1実施例の構成と実質的に同じで
あるため、同一符号を付してその説明は省略する。
【0028】また、図7に示した制御装置100Aは、
図8のフローチャートに対応したプログラムと図9〜図
11のフローチャートに対応したプログラムをそれぞれ
実行するマイクロコンピュータ(図示省略)を備えてい
て、図7に示した電源スイッチ101(ON−OFF切
換スイッチである)のオン操作時に水位センサ11から
の信号に基づいて電磁開閉弁V11の作動を制御すると
ともに、図7に示した電源スイッチ101のオン操作時
に図2に示した生成スイッチ102と同様に設けた生成
スイッチ(ON−OFF切換スイッチである)の操作に
基づいて電動ポンプP1、電極切換器110、電源回路
120等の作動を制御するようになっており、以下に説
明する各作動が得られるようになっている。
【0029】上記のように構成した第2実施例において
は、電源スイッチ101がオン操作されると、制御装置
100Aの一つのマイクロコンピュータが図8のステッ
プ301にてプログラムの実行を開始し、ステップ30
2にて貯水タンク10の水位センサ11からの信号に基
づいて貯水タンク10内の水位が下限水位以下か否かが
判定される。このとき貯水タンク10内の水位が下限水
位以下でなければ、ステップ302にて「NO」と判定
されてステップ302の処理が繰り返し実行され、また
貯水タンク10内の水位が下限水位以下であれば、ステ
ップ302にて「YES」と判定されてステップ30
3,304の処理が実行される。
【0030】上記したステップ303では電磁開閉弁V
11にバルブ開信号が出力される。したがって、電磁開
閉弁V11が開状態とされて維持され、給水管19を通
して原水が貯水タンク10に注入される。また、上記し
たステップ304では水位センサ11からの信号に基づ
いて貯水タンク10内の水位が上限水位以上か否かが判
定される。このとき貯水タンク10内の水位が上限水位
以上でなければ、ステップ304にて「NO」と判定さ
れてステップ304の処理が繰り返し実行され、また貯
水タンク10内の水位が上限水位以上となれば、ステッ
プ304にて「YES」と判定されてステップ305の
処理が実行された後に上記したステップ302に戻る。
上記したステップ305では電磁開閉弁V11にバルブ
閉信号が出力される。したがって、電磁開閉弁V11が
閉状態とされて維持され、給水管19から貯水タンク1
0への注水が停止される。この結果、貯水タンク10内
の水位が設定範囲に維持される。なお、図8のフローチ
ャートに対応したプログラムの実行は、図示省略してあ
るが、電源スイッチ101がオフ操作されることによ
り、上記したステップ305と同様の処理が実行された
後に終了するようになっている。
【0031】また、上記のように構成した第2実施例に
おいては、電源スイッチ101がオン操作されると、制
御装置100Aの他のマイクロコンピュータが図9のス
テップ400にてプログラムの実行を開始し、ステップ
401にて生成スイッチ102がオン操作されているか
否かが判定される。このとき、生成スイッチ102がオ
ン操作されていなければ、ステップ401にて「NO」
と判定されてステップ401の処理が繰り返し実行さ
れ、また生成スイッチ102がオン操作されていれば、
ステップ401にて「YES」と判定されてステップ4
02にて制御装置100Aが内蔵する積算タイマー(当
該装置の生成運転時間を積算するタイマー)がスタート
され、その後にステップ403,404,405,40
6の処理が実行される。
【0032】上記したステップ403では電動ポンプP
1に駆動信号が出力され、ステップ404では電極切換
器110に正電信号が出力され、ステップ405では電
源回路120にON信号が出力される。したがって、生
成スイッチ102がオン操作されたとき(図12の経過
時間T1時参照)には、ステップ403の実行により電
動ポンプP1が駆動されて維持されるとともに、ステッ
プ404,405の実行により電源回路120の両電極
から実線状態の電極切換器110を介して電解槽30の
両電極32,33に所定値Aの直流電圧が正電圧印加さ
れる。このため、貯水タンク10内の原水が接続管13
と各流量調整バルブV2,V3を通して電解槽30の各
電解室34,35に供給されるとともに、電解槽30内
で原水が電気分解されて電解水が生成され、マイナス側
電極32の電極室34からは水酸イオンが増加したアル
カリ性イオン水が排出管37を通してシンクに送られ、
またプラス側電極33の電極室35からは水素イオンが
増加した酸性イオン水が排出管38を通してシンクに送
られる。
【0033】また、上記したステップ406では上記し
た積算タイマーの積算値Sが設定値So以上か否かが判
定される。このとき、積算タイマーの積算値Sが設定値
So以上でなければ、ステップ406にて「NO」と判
定されてステップ407の処理が実行され、また積算タ
イマーの積算値Sが設定値So以上であれば、ステップ
406にて「YES」と判定されて図10に示したステ
ップ411以降の処理が実行される。上記した設定値S
oは、電解槽30の電極32に順次付着するカルシウ
ム,ナトリウム等のスケールの堆積量を考慮して設定さ
れていて、電解槽30内にて所望の電解水が生成されて
シンクに供給されるようになっている。
【0034】また、上記したステップ407では生成ス
イッチ102がオフ操作されているか否かが判定され
る。このとき、生成スイッチ102がオフ操作されてい
なければ、ステップ407にて「NO」と判定されて上
記したステップ406に戻り、また生成スイッチ102
がオフ操作されていれば、ステップ407にて「YE
S」と判定されてステップ408,409,410の各
処理が実行されて上記したステップ402に戻る。した
がって、生成スイッチ102がオフ操作されない限り、
積算タイマーの積算値Sが設定値Soとなるまで、ステ
ップ406,407の処理が繰り返し実行されて、電解
槽30にて生成された電解水がシンクに連続的に供給さ
れる。
【0035】また、上記したステップ409では電動ポ
ンプP1に停止信号が出力され、またステップ410で
は電源回路120にOFF信号が出力される。したがっ
て、ステップ406,407の処理が繰り返し実行され
ている状態にて生成ステップ102がオフ操作される
と、ステップ408の実行により積算タイマーがストッ
プされて積算値Soが維持され、ステップ409の実行
により電動ポンプP1が停止されて維持され、ステップ
410の実行により電源回路120のマイナス電極とプ
ラス電極間の直流電圧がゼロとされる。このため、貯水
タンク10から電解槽30の各電解室34,35への給
水が止められるとともに、電源回路120から電解槽3
0の両電極32,33への給電が止められて、電解水の
生成運転が止められる。なお、電解水の生成運転が止め
られた直後には、両排出管37,38の立上部37a,
38aと電解槽30から停止状態の電動ポンプP1を通
して貯水タンク10に水が逆流して図7に示したように
なり、余剰の水はオーバーフロー排水管12を通して外
部に排出される。
【0036】一方、上記した積算タイマーの積算値Sが
設定値So以上となって実行される図10のステップ4
11では電源回路120にOFF信号が出力され、また
ステップ412では制御装置100Aが備える積算タイ
マーとは別のタイマーがリセットされて経過時間を示す
値tがゼロとされ、またステップ413ではタイマー値
tが第1設定値t1以上か否かが判定される(図12の
経過時間T2時参照)。ところで、ステップ412の実
行後の経過時間が第1設定値t1に満たない間にはステ
ップ413にて「NO」と判定されてステップ413の
処理が繰り返し実行され、またステップ412の実行後
の経過時間が第1設定値t1に達すると(図12の経過
時間T3時参照)、ステップ413にて「YES」と判
定されてステップ414,415,416の処理が順次
実行される。上記した第1設定値t1は、電動ポンプP
1によって電解槽30に供給される単位時間当たりの水
量と両排出管37,38の立上部37a,38aの水収
容容積を考慮して設定されていて、ステップ413にて
「YES」と判定されるときには電解槽30と両排出管
37,38の立上部37a,38aに電解されていない
原水が満たされるようになっている。
【0037】また、上記したステップ414では電極切
換器110に逆電信号が出力され、またステップ415
では電源回路120にON信号が出力され、またステッ
プ416では電動ポンプP1に停止信号が出力される。
したがって、ステップ414の実行により電極切換器1
10が実線状態から仮想線状態に切換えられて維持さ
れ、ステップ415の実行により電源回路120の両電
極から仮想線状態の電極切換器110を介して電解槽3
0の両電極32,33に所定値Aの直流電圧が逆電圧印
加されて維持される。また、ステップ416の実行によ
り電動ポンプP1が停止されて維持される。このため、
両排出管37,38の立上部37a,38aから電解槽
30と接続管13と停止状態の電動ポンプP1を通して
貯水タンク10に自然落下による逆流が生じている状態
にて逆電洗浄がなされ、電解槽30の電極32からカル
シウム,ナトリウム等スケールが剥離されて電気分解さ
れた水と共に貯水タンク10に排出される。なお、この
逆電洗浄が開始される前には上記したステップ411,
412,413の実行により電解槽30と両排出管3
7,38の立上部37a,38aに電解されていない原
水が満たされるようになっているため、逆電洗浄の開始
時にプラスからマイナスに切り換えられた電極33が水
素イオン濃度の高いイオン水中に晒されることはなく、
電極33の寿命を短くする水素脆性は抑制される。ま
た、上記した逆流により貯水タンク10内の水位がオー
バーフロー排水管12の上端開口以上になると、その水
はオーバーフロー排水管12を通して外部に排出され
る。
【0038】また、上記したステップ416の実行後に
は図11の各ステップが実行される。図11のステップ
421では上記したタイマーがリセットされて経過時間
を示す値tがゼロとされ、またステップ422ではタイ
マー値tが第2設定値t2以上か否かが判定される(図
12の経過時間T3時参照)。ところで、ステップ42
1の実行後の経過時間が第2設定値t2に満たない間に
はステップ422にて「NO」と判定されてステップ4
22の処理が繰り返し実行され、またステップ421の
実行後の経過時間が第2設定値t2に達すると(図12
の経過時間T4時参照)、ステップ422にて「YE
S」と判定されてステップ423,424の処理が実行
される。上記した第2設定値t2は、電解槽30から貯
水タンク10に逆流する単位時間当たりの水量と両排出
管37,38の立上部37a,38aの水収容容積を考
慮して設定されていて、ステップ422にて「YES」
と判定されるときには両排出管37,38の立上部37
a,38a内が空となるようになっている。
【0039】また、上記したステップ423では制御装
置100Aが備えるカウンタのカウント値Cが+1さ
れ、ステップ424ではカウント値Cが設定値Co(例
えば5)以上であるか否かが判定される。ところで、カ
ウント値Cが設定値Coに満たない場合には、ステップ
424にて「NO」と判定されて図11のステップ42
5,426,427の実行後に上記した図10のステッ
プ416と図11のステップ421,422,423,
424が実行され、またカウント値Cが設定値Coに達
するとステップ424にて「YES」と判定されて図1
1のステップ431〜437の実行後に上記した図9の
ステップ406が実行される。
【0040】上記したステップ425では電動ポンプP
1に駆動信号が出力され、またステップ426では上記
したタイマーがリセットされて経過時間を示す値tがゼ
ロとされ、またステップ427ではタイマー値tが第3
設定値t3以上か否かが判定される。したがって、ステ
ップ425の実行により電動ポンプP1が駆動されて維
持される。このため、電解槽30の両電極32,33に
所定値Aの直流電圧が逆電圧印加されている状態にて、
貯水タンク10内の原水が電解槽30を通して両排出管
37,38の立上部37a,38aに向けて供給され、
かかる正流状態にて逆電洗浄がなされ、電解槽30の電
極32からカルシウム,ナトリウム等のスケールが剥離
されて電気分解された水と共に両排出管37,38の立
上部37a,38aに排出される。
【0041】ところで、ステップ426の実行後の経過
時間が第3設定値t3に満たない間にはステップ427
にて「NO」と判定されてステップ427の処理が繰り
返し実行され、またステップ426の実行後の経過時間
が第3設定値t3に達すると、ステップ427にて「Y
ES」と判定されて上記した図10のステップ416に
戻る。上記した第3設定値t3は、電動ポンプP1によ
り電解槽30に供給される単位時間当たりの水量と両排
出管37,38の立上部37a,38aの水収容容積を
考慮して設定されていて、ステップ427にて「YE
S」と判定されるときには両排出管37,38の立上部
37a,38aに電解槽30の電極32から剥離したカ
ルシウム,ナトリウム等のスケールを含む電気分解され
た水が満たされるようになっている。
【0042】したがって、カウント値Cが設定値Coに
達するまでの間では、図12のT3〜T12に示したよ
うに、電解槽30の電極32,33に逆電圧が印加され
るとともに電極32,33に沿って水が正流と逆流を交
互に繰り返すため、逆電洗浄と水流転換による水撃作用
が得られて、電解槽30内が洗浄される。この電解槽3
0内の洗浄時には、逆電洗浄により電極32から剥離し
たスケールと各電極32,33にて生じる気泡が水流転
換による水撃作用との相乗作用により電解槽30内の電
極32,33は勿論のこと他の各部(例えば槽本体31
及び隔膜36)にも衝突して、付着したスケールの剥離
を促進するため、電解槽30内が短時間に効率よく洗浄
される。
【0043】一方、上記したステップ424にて「YE
S」と判定された後に実行されるステップ431では電
源回路120にOFF信号が出力され、またステップ4
32ではステップ421の実行後の経過時間tが第4設
定値t4以上か否かが判定される。ところで、ステップ
421の実行後の経過時間が第4設定値t4に満たない
間にはステップ432にて「NO」と判定されてステッ
プ432の処理が繰り返し実行され、またステップ42
1の実行後の経過時間が第4設定値t4に達すると(図
12の経過時間T14時参照)、ステップ432にて
「YES」と判定されてステップ433〜437の処理
が順次実行される。上記した第4設定値t4は、電解槽
30から貯水タンク10に逆流する単位時間当たりの水
量を考慮して設定されていて、ステップ432にて「Y
ES」と判定されるときには両排出管37,38の立上
部37a,38aと電解槽30内の水が全て排水されて
空となっている。なお、図12の経過時間T13は両排
出管37,38の立上部37a,38aと電解槽30内
の水が全て排水されて空となる時点を示している。
【0044】また、上記したステップ433では電動ポ
ンプP1に駆動信号が出力され、またステップ434で
は電極切換器110に正電信号が出力され、またステッ
プ435では電源回路120にON信号が出力される。
また、上記したステップ435の実行後にはステップ4
36にてカウント値Cがゼロにリセットされるとともに
ステップ437にて積算値Sがゼロにリセットされて図
9のステップ406に戻る。したがって、ステップ43
3の実行により電動ポンプP1が駆動されて維持され、
またステップ434の実行により電極切換器110が仮
想線状態から実線状態に切換えられて維持され、ステッ
プ435の実行により電源回路120の両電極から実線
状態の電極切換器110を介して電解槽30の両電極3
2,33に所定値Aの直流電圧が正電圧印加されて維持
される。このため、ステップ432にて「YES」と判
定された後(図12の経過時間T14後)には、ステッ
プ406にて「YES」と判定される以前の状態(図1
2の経過時間T2以前の状態)に復帰し、貯水タンク1
0内の原水が接続管13と各流量調整バルブV2,V3
を通して電解槽30の各電解室34,35に供給される
とともに、電解槽30内で原水が電気分解されて電解水
が生成され、マイナス側電極32の電極室34からは水
酸イオンが増加したアルカリ性イオン水が排出管37を
通してシンクに送られ、またプラス側電極33の電極室
35からは水素イオンが増加した酸性イオン水が排出管
38を通してシンクに送られる。
【0045】上記した各実施例においては、電解槽30
にて生成された電解水が各排出管37,38を通してシ
ンクに直接に導かれるようにした電解水生成装置に本発
明を実施したが、本発明は電解槽30にて生成された電
解水が各排出管37,38を通して貯溜タンクに一時的
に貯えられて必要に応じて貯溜タンクから導出されるよ
うにした電解水生成装置にも同様に実施できるものであ
る。また、上記した各実施例においては、当該装置の生
成運転時間を積算する積算タイマーの積算値Sが設定値
So以上となる毎に洗浄運転が自動的に行われるように
したが、積算タイマーに代えて洗浄スイッチ(ON−O
FF切換スイッチ)を生成スイッチ102に近接して設
けて、この洗浄スイッチの操作に応答して洗浄運転が得
られるように構成して本発明を実施することも可能であ
る。また、本発明の実施に際しては、図7に示した貯水
タンク10に所定濃度の食塩水が注入されるように構成
する(換言すれば、原水を食塩水とする)ことも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解水生成装置の第1実施例を
示す全体構成図である。
【図2】 図1に示した電解水生成装置の使用状態を概
略的に示す図である。
【図3】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備
えるマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの
一部を示すフローチャートである。
【図4】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備
えるマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの
他の一部を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備
えるマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの
残部を示すフローチャートである。
【図6】 図1に示した電解水生成装置の作動説明図で
ある。
【図7】 本発明による電解水生成装置の第2実施例を
示す全体構成図である。
【図8】 図7に示した電解水生成装置の制御装置が備
える一つのマイクロコンピュータにて実行されるプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図9】 図7に示した電解水生成装置の制御装置が備
える他のマイクロコンピュータにて実行されるプログラ
ムの一部を示すフローチャートである。
【図10】図7に示した電解水生成装置の制御装置が備
える他のマイクロコンピュータにて実行されるプログラ
ムの他の一部を示すフローチャートである。
【図11】図7に示した電解水生成装置の制御装置が備
える他のマイクロコンピュータにて実行されるプログラ
ムの残部を示すフローチャートである。
【図12】図7に示した電解水生成装置の作動説明図で
ある。
【符号の説明】
10…貯水タンク、30…電解槽、32,33…電極、
37,38…排出管、37a,38a…立上部、110
…電極切換器、120…電源回路、100,100A…
制御装置、101…電源スイッチ、102…生成スイッ
チ、P1…電動ポンプ、V1…給水電磁開閉弁、V4…
排水電磁開閉弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に供給される原水を電気分解する電
    解槽と、この電解槽内の電極に正電圧または逆電圧を印
    加する電圧印加手段と、前記電極に沿って水を正流また
    は逆流させる水流発生手段とを備えるとともに、生成運
    転制御モードと洗浄運転制御モードを有して前記電圧印
    加手段と前記水流発生手段を制御する制御手段を備えて
    なり、この制御手段の前記生成運転制御モードでは前記
    電極に正電圧が印加されるとともに前記電極に沿って水
    が正流し、また前記洗浄運転制御モードでは前記電極に
    逆電圧が印加されるとともに前記電極に沿って水が正流
    と逆流を交互に繰り返すようにした電解水生成装置。
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