JPH08215416A - 対戦ロボット玩具システム - Google Patents

対戦ロボット玩具システム

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JPH08215416A
JPH08215416A JP7026973A JP2697395A JPH08215416A JP H08215416 A JPH08215416 A JP H08215416A JP 7026973 A JP7026973 A JP 7026973A JP 2697395 A JP2697395 A JP 2697395A JP H08215416 A JPH08215416 A JP H08215416A
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雅博 藤田
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士郎 大森
Makoto Sato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接接触することなく、対戦可能で、攻撃の
成否をより正確に判断可能にする対戦ロボット玩具シス
テムを提供する。 【構成】 コントローラ105,106 を介して直接または間
接的に駆動される少なくとも2つのロボット101,102 を
対戦させる対戦ロボット玩具システムにおいて、前記ロ
ボットのそれぞれに、そのロボットの位置からの状況を
映し出す撮像部301 と、撮像部301 で撮像した映像信号
を送信する映像送信部306 を設ける。また、ロボットの
映像送信部306 から送出された映像信号を受信し、所定
の画像処理を行ってモニタ104 に画像処理結果を出力す
るコンピュータ103 を設けて、敵のロボット玩具が標的
の中にいるかどうかを認識し、攻撃側から攻撃を受ける
側への攻撃の成功・不成功の判断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数相互が対戦を行う
対戦ロボット玩具システムに関するものであり、特に、
対戦するロボット玩具にビデオカメラなどの撮像手段を
搭載して画像処理する対戦ロボット玩具システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロボットを用いて種々の対戦を行う対戦
ロボット玩具システムが知られている。そのようなロボ
ット玩具としては、たとえば、ボールを相手ゴールにい
かに数多く投げ入れるかを競うものや、ロボット玩具同
士が直接対戦するものなどが知られている。後者の複数
のロボット玩具同士が直接対戦する方法としては、ロボ
ットが直接接触しあうものが知られている。その具体例
としては、たとえば、相撲のように押し合うものや、直
接殴り合い、相手ロボット玩具の急所に当たった時にば
ねの力で攻撃が当たったことを判定するものが知られて
いる。しかし、これらの方法では、ロボット玩具の対戦
が接近した状態に限定され、接触によるロボット玩具の
磨耗やロボット玩具の破損等が起こる。
【0003】これに対して、たとえば、特開昭63−1
63796号公報、特公平5−48711号公報に開示
されているように、赤外線や可視光線等を相手側ロボッ
ト玩具に発射し、フォトセンサで攻撃のあたり判定を行
うものが知られている。この方法であれば、ロボット玩
具相互に離れた場所から攻撃が可能であり攻撃時に接触
することがなく、磨耗、破損の心配がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、赤外線を用
いたものは攻撃が人間の肉眼では識別できないばかりで
なく、フォトセンサで相手側ロボット玩具に当たったか
否かを検出するときに、ロボット玩具には当たらないで
壁などに反射した赤外線をフォトセンサが検出して、あ
たかもロボット玩具に赤外線が当たったと判定してしま
うこともある。しかも、赤外線、可視光線は環境光の影
響を受けるのでその調整が必要になる。
【0005】また、上述した方法に共通に言えること
は、攻撃された側が自己への攻撃が成功したか失敗した
かの判断をくだすことである。そのため、攻撃する側の
視点と攻撃の成功・不成功にずれが生じる場合がある。
【0006】本発明の目的は、上述した攻撃の成否をよ
り正確に判断可能にするロボット玩具を提供することに
ある。特に、攻撃した側の映像信号でその成否を判断し
て攻撃の種類を色々と設定可能にすることにある。さら
に、より臨場感あるれる対戦が可能になる対戦ロボット
玩具システムを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ロボットが直接接触
しあうことによる摩擦や破損を防止する対戦ロボット玩
具システムを提供することにある。
【0008】また本発明の目的は、環境光の影響や壁に
反射した光線の影響を考えずにすむので、フォトセンサ
の細かい設定、調整が不要である対戦ロボット玩具シス
テムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コント
ローラを介して直接または間接的に駆動される少なくと
も2つのロボットを対戦させる対戦ロボット玩具システ
ムにおいて、前記ロボットのそれぞれに、そのロボット
の位置からの状況を映し出す撮像手段と、前記撮像手段
に映し出された映像信号を送信する映像送信手段とを設
け、前記ロボットの映像送信手段から送出された映像信
号を受信し、所定の画像処理を行って表示装置に画像表
示する信号処理手段を設けたことを特徴とする対戦ロボ
ット玩具システムが提供される。
【0010】
【作用】本発明においては、複数のロボット玩具で対戦
を行う時、攻撃側にビデオカメラを搭載し、そのビデオ
カメラで撮像した映像に対して画像処理を行い、敵のロ
ボット玩具が標的の中にいるかどうかを認識し、攻撃側
から攻撃を受ける側への攻撃の成功・不成功の判断を行
う。上記の構成によれば、攻撃側の視点から攻撃の成功
・不成功の判断が可能になり、ロボット玩具の対戦で、
より臨場感の溢れる対戦が可能になる。
【0011】
【実施例】第1実施例 本発明の対戦ロボット玩具システムの第1実施例を図
1、図2、図3、図4を参照して述べる。まず、図1を
参照して第1実施例の対戦ロボット玩具システムの概略
を説明する。この対戦ロボット玩具システムは、第1の
ロボット101、第2のロボット102、信号処理手段
としてのコンピュータ103、表示装置としての第1の
モニタ104、第1のコントローラ105、第2のコン
トローラ106、第2のモニタ107を有している。図
2に第1のコントローラ105の構成が示されており、
図3に第1のロボット101の構成が示されており、図
4にコンピュータ103の構成が示されているがこれら
の詳細については後述する。図3を参照して後述する
が、第1のロボット101および第2のロボット102
はそれぞれ、撮像手段としてのビデオカメラ(CCDカ
メラ)を搭載している。
【0012】第1実施例の対戦ロボット玩具システムは
2人のロボット操縦者が、それぞれ2つのロボット10
1、102を操縦して対戦を行う例を示している。第1
のロボット101、第2のロボット102の操縦者をそ
れぞれ操縦者1、操縦者2とする。操縦者1の第1のロ
ボット101の操縦について説明する。操縦者1は、第
1のモニタ104を見ながら、第1のコントローラ10
5を操作して第1のロボット101の操縦を行う。第1
のコントローラ105はコンピュータ103に接続され
ており、操縦者1の操作に従い、第1のコントローラ1
05を介してコンピュータ103に操縦者1の命令PC
1を伝える。ここで、操縦者1の操作は、第1のロボッ
ト101への移動命令、敵ロボット(第2のロボット1
02)への攻撃命令等からなり、これらの命令は操縦者
1が第1のコントローラ105に設けられたレバーを動
かしたりボタンを押すことなどによって実現される。命
令PC1は、操縦者1の操作を電気信号に変えたもの
で、操縦者1からの全ての命令を多重化したものであ
る。
【0013】操縦者2も、操縦者1と同様、第2のモニ
タ107を見ながら、第2のコントローラ106を介し
てコンピュータ103に命令PC2を与え、第2のロボ
ット102を希望するように操縦する。
【0014】信号処理手段としてのコンピュータ103
は、操縦者1、2の操作に従い、第1のロボット10
1、第2のロボット102、第1のモニタ104、第2
のモニタ107の制御を行う。操縦者1および第1のロ
ボット101の動作について述べる。コンピュータ10
3は、第1のコントローラ105から操縦者1の命令P
C1を受け取り、無線で第1のロボット101に移動や
姿勢制御命令CR1を伝える。また、コンピュータ10
3は、第1のロボット101から第1のロボット101
に搭載したビデオカメラ(CCDカメラ)で撮像した映
像信号RC1を無線で受け取り、第2のロボット102
との対戦に関する情報を得るため、受信された映像信号
に対して画像処理を行う。更に、コンピュータ103は
操縦者1に対戦状況を知らせるために、対戦状況を付加
した合成画像を作成し、第1のモニタ104に表示す
る。それから、対戦状況に応じて第1のロボット101
に効果的な反応を示させるために、コンピュータ103
から第1のロボット101への命令CR1に、効果音お
よびイルミネーションの制御命令を多重化して、第1の
ロボット101に無線で伝送する。
【0015】第1のロボット101は、コンピュータ1
03から制御命令CR1を受け取り、それに従い移動、
姿勢制御を行い、効果音やイルミネーションを発する。
また、第1のロボット101は備え付けられたCCDカ
メラから映し出された映像信号RC1を無線でコンピュ
ータ103に送信する。第1のモニタ104は、第1の
ロボット101のCCDカメラで撮像した第1のロボッ
ト101から見た対戦状況を操縦者1に知らせるため
に、コンピュータ103から伝送された合成映像CM1
を表示する。合成映像CM1は、第1のロボット101
から送信された映像RC1をコンピュータ103が画像
処理し、対戦状況を付加して合成した映像である。以上
が、操縦者1の場合であるが、操縦者2の場合について
も同様である。操縦者2は、第2のモニタ107を見な
がら、第2のコントローラ106を操作して第2のロボ
ット102の操縦を行う。
【0016】次に、個々の機能について詳しく説明す
る。図2は第1のコントローラ105の構成図である。
第1のコントローラ105は、棒状操作器201、第1
のスイッチ202、第2のスイッチ203、信号変換回
路204を有する。棒状操作器201は、前進後退・回
転等の移動制御および姿勢制御を行う部分で、棒状の形
状をしている。第1のスイッチ202および第2のスイ
ッチ203はともに攻撃用のスイッチでボタン型のもの
であるが、第1のスイッチ202は遠距離を攻撃でき破
壊力のある攻撃用のスイッチ、第2のスイッチ203は
近距離を攻撃でき連射が可能な攻撃用のスイッチであ
る。操縦者1からの移動命令、姿勢制御命令および攻撃
命令は、信号変換回路204で電気信号PC1に変換さ
れ、コンピュータ103に伝送される。以上が第1のコ
ントローラ105の内容であるが、第2のコントローラ
106も第1のコントローラ105と同様である。
【0017】図3は第1のロボット101の構成図であ
る。第1のロボット101は、撮像部301、手サーボ
302、足サーボ303、首サーボ304、CPU30
5、映像送信部306、情報受信部307、効果音発生
部308、イルミネーション発光部309を有してい
る。撮像部301は小型のCCDカメラからなる。撮像
部301で撮像された映像は、映像送信部306でFM
変調をかけられ、映像信号RC1として無線でコンピュ
ータ103に伝送される。情報受信部307は、コンピ
ュータ103から無線で伝送された制御命令CR1を受
けとる。情報受信部307から受けとった情報は、ロボ
ットの動きを制御するCPU305に伝送される。CP
U305は、ロボットの動き、効果音、効果のイルミネ
ーションを制御する。手サーボ302、足サーボ30
3、首サーボ304はそれぞれ、コンピュータ103か
らの制御命令CR1に基づき、CPU305が動作を制
御する。効果音発生部308およびイルミネーション発
光部309は、敵から攻撃を受けた場合や敵を攻撃した
場合に効果的な音やイルミネーションを発する。以上が
第1のロボット101の構成であるが、第2のロボット
102も第1のロボット101と同様の構成と機能を有
している。
【0018】図4は信号処理手段としてのコンピュータ
103の構成図である。コンピュータ103は、第1の
ロボット101に関する処理を行う映像情報受信部40
1、制御命令送信部402、操作情報受信部403、画
像処理部404、合成画像伝送部405、および、第2
のロボット102に関する処理を行う映像情報受信部4
09、制御命令送信部410、操作情報受信部411、
画像処理部407、合成画像伝送部408を有する。ま
た、コンピュータ103は第1のロボット101、第2
のロボット102に共通の処理を行うCPU406を有
している。第1のロボット101に関する処理内容を説
明する。操作情報受信部403はコントローラ105か
ら移動命令および攻撃命令PC1を受けて、CPU40
6に操作情報を伝送する。映像情報受信部401は第1
のロボット101から無線で伝送された映像情報RC1
を受信し、受信した映像情報を画像処理部404に伝送
する。画像処理部404は、対戦を開始するときに記憶
した敵(第2のロボット102)の標的の色および形状
情報をもとにパターン・マッチングを行い、映像情報と
ともに敵(第2のロボット102)の位置情報をCPU
406に伝える。CPU406は、画像処理部404か
ら映像情報を受け取り、攻撃可能範囲を決めその範囲に
照準を合成し、さらに得点やダメージなどの対戦状況を
付加した映像を合成し、合成画像CM1を第1のモニタ
104に伝送する。CPU406は、操作情報受信部4
03から攻撃命令が伝送されると、画像処理部404か
らの映像情報をもとに、敵(第2のロボット102)が
攻撃可能範囲の中にいるかどうか判断し、攻撃の成否を
判断する。攻撃が成功したと判断した場合には、敵(第
2のロボット102)がダメージを受けた映像を合成
し、合成画像伝送部405に伝送する。また、CPU4
06は、制御命令送信部402にロボットの移動制御命
令、姿勢制御命令、効果音およびイルミネーションの制
御命令を伝送する。制御命令送信部402は、制御命令
CR1をFM変調をかけた信号に変換し無線で伝送す
る。以上がコンピューター103の第1のロボット10
1に関する機能であるが、第2のロボット102に関す
る機能も上記同様である。
【0019】前記ロボットは、対戦相手のロボットに設
けられた撮像部によって撮像され、コンピュータ103
における画像処理によって認識可能な標的を有する。標
的としては、たとえば、個々の標的を識別できる光源を
有し、コンピュータ103が、前記光源の色および前記
光源の強度から前記標的を認識する。あるいは、標的と
しては、個々の標的を識別できる光源を有し、コンピュ
ータ103が、前記光源が発する光線が明滅する時間的
パターンから前記標的を認識する。またコンピュータ1
03は、前記標的の形状、色、前記標的に記されたマー
ク、文字を認識する。好適には、コンピュータ103
は、前記ロボットからの受信映像内で動く物体のオプテ
ィカル・フローを検出し、動いている敵の標的の有無を
認識する。さらに好適には、前記ロボットからの受信映
像内で、あらかじめ記憶してあるパターンとのマッチン
グを行い、敵の標的の有無を認識する。またコンピュー
タ103は認識した前記標的の情報に基づき、前記標的
と自分との距離を判断する。
【0020】攻撃側ロボットが攻撃を行ったとき、その
ロボットの処理を行うコンピュータ103は、前記処理
画像を用い攻撃可能範囲の中に敵の標的があるかないか
を認識し、攻撃の成功・不成功および攻撃で与えたダメ
ージを判断する。またコンピュータ103は、前記画像
処理結果に基づき、標的の動きおよび標的への距離から
前記標的に対するダメージの大小を決定する。コンピュ
ータ103は、ロボットから送出された映像信号に攻撃
可能範囲や対戦状況などの効果的な映像を加え画像合成
を行い、第1のモニタ104などに出力する。
【0021】なお、前記ロボットに設けられた撮像部
は、コンピュータ103の画像処理結果に基づき、前記
標的が画面の中央になるように向きを自動的に変えるこ
とが望ましい。コンピュータ103は第1のコントロー
ラ105からの受信情報に基づき、攻撃に用いる武器の
種類、敵に与えるダメージの大小を決定することもでき
る。
【0022】以上述べたように、本発明の対戦ロボット
玩具システムにおいては、それぞれのロボット玩具に撮
像部を搭載しており、搭載した撮像部を介してみた相手
ロボット玩具の状況を、第1のモニタ104(または第
2のモニタ107)を通して操縦者が正確に認識でき
る。
【0023】なお、本発明は上述の第1実施例に限定さ
れるものではない。第1実施例では、2台のロボットの
対戦例を示したが、2台より多いロボット間の対戦に本
発明を適用することも可能である。さらに、第1実施例
では、一つのコンピュータ103で、2つのロボットを
制御していたが、個々のロボットを別々のコンピュータ
で制御してもよい。その例を第2実施例として述べる。
【0024】第2実施例 個々のロボットを別々のコンピュータで制御する第2実
施例を図5に記す。第2実施例のロボット玩具システム
は、第1のロボット501、第1のコンピュータ50
3、第1のモニタ505、第1のコントローラ506を
有している。さらに第2実施例のロボット玩具システム
は、第2のロボット502、第2のコンピュータ50
4、第2のモニタ508、第2のコントローラ507を
有している。第1のコンピュータ503と第2のコンピ
ュータ504とは有線で相互に接続されている。第2実
施例が図1に示した第1実施例と比較して異なる点は、
個々のロボットに対して制御するコンピュータ503、
504が別々に設けられていることである。第1のコン
ピュータ503と第2のコンピュータ504とを別個に
設けることにより、画像処理など複雑な処理を行う性能
が向上する。さらに、第1のロボット501の処理と第
2のロボット502の処理が競合した場合、第1実施例
のコンピュータ103においては、たとえば、第1のロ
ボット101の処理後、第2のロボット102の処理を
行うような、あるいは、その逆の処理のようなコンピュ
ータの性能上の処理の依存性が存在する可能性があった
が、第2実施例では、それらの処理が独立に行われるか
ら、そのような制御処理の依存性がなくなる。さらに、
第2実施例においては、個々のロボットの状態および攻
撃の成否をお互いに知るために、第1のコンピュータ5
03と第2のコンピュータ504との間で対戦情報CC
1、CC2を相互に伝送する。
【0025】第1のロボット501および第2のロボッ
ト502は、図3を参照して述べた第1のロボット10
1と実質的に同じ構成をしている。つまり、第1のロボ
ット501および第2のロボット502にも撮像部が搭
載されている。第1のコンピュータ503は図4を参照
して述べたコンピュータ103の映像情報受信部40
1、制御命令送信部402、操作情報受信部403、画
像処理部404、合成画像伝送部405およびCPU4
06と同等の構成をしている。また、第2のコンピュー
タ504は図4に示した映像情報受信部409、制御命
令送信部410、操作情報受信部411、画像処理部4
07、合成画像伝送部408およびCPU406と同等
の構成をしている。第1のコントローラ506および第
2のコントローラ507はそれぞれ、図2を参照して述
べた第1のコントローラ105と同等の構成をしてい
る。
【0026】図5の実施例では、コンピュータ503と
コンピュータ504のデータ伝送を有線で行っていた
が、無線で行うことも可能である。
【0027】第1実施例の変形態様として述べたよう
に、図5の第2実施例の場合も同様に、2台より多いロ
ボットの対戦に拡張が可能である。そのときは、第1の
コンピュータ503、第2のコンピュータ504に加え
て、ロボットの数だけコンピュータを設ける。
【0028】第1実施例、第2実施例では、個々のロボ
ットの操作を人間が行っていたが、自律で動くロボット
と人間が操作するロボットの対戦、自律で動くロボット
同士の対戦も可能である。そのような例を第3実施例と
して述べる。
【0029】第3実施例 ロボットの操作をロボットの操縦者(プレイヤー)がコ
ンピュータを介さないで直接行う例を図6に第3実施例
として示す。図6に示したロボット玩具システムは、第
1のコンピュータ601、第1のロボット603、第1
のモニタ605、第1のコントローラ606を有する。
またロボット玩具システムは、第2のコンピュータ60
2、第2のロボット604、第2のコントローラ60
7、第2のモニタ608を有する。第1のロボット60
3を操縦する操縦者を操縦者1、第2のロボット604
を操縦する操縦者を操縦者2とする。操縦者1は第1の
モニタ605を見ながら、第1のコントローラ606を
操縦して第1のロボット603の操縦を直接行う。操縦
者2は第2のモニタ608を見ながら、第2のコントロ
ーラ607を操縦して第2のロボット604の直接操縦
する。第3実施例が第1実施例と異なる点は、第2実施
例と同様にコンピュータ601、602が個々のロボッ
ト603、604に対して存在するのに加えて、操縦者
1の操作情報が直接第1のロボット603に伝えられる
他、攻撃の成否を判断するため、映像情報RC1に攻撃
命令の有無の情報が付加されている点である。第1のコ
ンピュータ601(第2のコンピュータ602)は、図
3に図解したコンピュータ103の構成に対して、制御
命令送信部402、操作情報受信部403の機能が一部
割愛されており、画像処理関連の機能は維持されてい
る。第3実施例においては、第1のコントローラ606
からの操縦者1から操作情報が直接、第1のロボット6
03に伝えられるから、操作の迅速性が高まる。また、
第3実施例においては、コントローラ606からの操作
命令が無線で行われているため、自由度が大きくなって
いる。操縦者2が、第2のロボット604を操縦する場
合も、操縦者1の場合と同様である。
【0030】第3実施例の変形として、コンピュータを
一つにまとめたり、2つより多いロボット同士の対戦に
拡張することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロボット間の対戦で、攻撃側ロボットに搭載した(内蔵
した)撮像部からの映像信号を画像処理した結果を用い
て攻撃の成否の判断を行うので、下記に述べる効果を奏
する。ロボットが直接接触しあう従来方法と比較して、
対戦で攻撃の成否の判定を行うとき、敵と直接接触する
必要がないため、接触による摩擦や破損がなくなり、離
れた場所での対戦が可能になる。赤外線や可視光線を用
いる従来方法と比較して、環境光の影響や壁に反射した
光線の影響を考えずにすむので、フォトセンサの細かい
設定、調整が不要となる。従来方法と比較して、攻撃し
た側の映像信号でその成否を判断するので、攻撃の種類
を色々と設定することが可能である。従来方法と比較し
て、攻撃した側の映像信号でその成否を判断するので、
攻撃側の視点から攻撃の成否の判断が可能になり、より
臨場感あるれる対戦が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての対戦ロボットシス
テムの構成図である。
【図2】図1に示したコントローラの構成図である。
【図3】図1に示したロボットの構成図である。
【図4】図1に示したコンピュータの構成図である。
【図5】本発明の第2実施例としての対戦ロボットシス
テムの構成図である。
【図6】本発明の第3実施例としての対戦ロボットシス
テムの構成図である。
【符号の説明】
101、102・・ロボット(対戦玩具) 301・・撮像部 302・・手サーボ 303・・足サーボ 304・・首サーボ 305・・CPU 306・・映像送信部 307・・情報受信部 308・・効果音発生部 309・・イルミネーション発光部 103 ・・コンピュータ(信号処理手段) 401、409・・映像情報受信部 402、410・・制御命令送信部 403、411・・操作情報受信部 404、409・・画像処理部 405、408・・合成画像伝送部 406・・CPU 104、107・・モニタ (画像表示装置) 105、106・・コントローラ(操作手段) 201・・棒状操作器 202・・第1のスイッチ 203・・第2のスイッチ 204・・信号変換回路 501、502・・ロボット 503、504・・コンピュータ(信号処理手段) 505、508・・モニタ 506、507・・コントローラ 601、602・・コンピュータ(信号処理手段) 603、604・・ロボット 605、608・・モニタ(表示装置) 606、607・・コントローラ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントローラを介して直接または間接的に
    駆動される少なくとも2つのロボットを対戦させる対戦
    ロボット玩具システムにおいて、 前記ロボットのそれぞれに、そのロボットの位置からの
    状況を映し出す撮像手段と、前記撮像手段に映し出され
    た映像信号を送信する映像送信手段とを設け、 前記ロボットの映像送信手段から送出された映像信号を
    受信し、所定の画像処理を行って表示装置に画像表示す
    る信号処理手段を設けたことを特徴とする対戦ロボット
    玩具システム。
  2. 【請求項2】前記信号処理手段はそれぞれのロボットに
    対応して独立に設けられており、それら信号処理手段は
    対戦するロボット相互の情報を授受するように構成され
    ている請求項1記載の対戦ロボット玩具システム。
  3. 【請求項3】前記信号処理手段は全てのロボットに共通
    に設けられており、それらロボットについて前記処理を
    行う請求項1記載の対戦ロボット玩具システム。
  4. 【請求項4】前記信号処理手段は、前記画像処理に加え
    て、前記ロボットに対応する前記コントローラからの操
    縦指令に基づいて、前記対応するロボットを駆動制御す
    る情報を該当するロボットに送出する請求項2または3
    記載の対戦ロボット玩具システム。
  5. 【請求項5】前記信号処理手段は、前記処理画像に対戦
    状況を付加した合成画像を前記画像表示装置へ出力する
    請求項2〜4いずれか記載の対戦ロボット玩具システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記ロボットは、効果音を発生する手段、
    光学的効果を奏する手段の両者、または、少なくとも一
    方を有し、 前記信号処理手段が、対戦状況に応じて、前記ロボット
    に効果音発生手段および光学的効果出力手段の両者また
    はいずれかを動作させる指令を送出する請求項5記載の
    対戦ロボット玩具システム。
  7. 【請求項7】前記ロボットは、前記対戦相手のロボット
    に設けられた撮像部によって撮像され、前記信号処理手
    段における画像処理によって認識可能な標的を有する請
    求項6記載の対戦ロボット玩具システム。
  8. 【請求項8】前記信号処理手段は、前記ロボットから送
    出された映像信号に攻撃可能範囲や対戦状況などの効果
    的な映像を加え画像合成を行い、前記表示装置に出力す
    る、請求項3〜7いずれか記載の対戦ロボット玩具シス
    テム。
  9. 【請求項9】攻撃側ロボットが攻撃を行ったとき、その
    ロボットの処理を行う前記信号処理手段は、前記処理画
    像を用い攻撃可能範囲の中に敵の標的があるかないかを
    認識し、攻撃の成功・不成功および攻撃で与えたダメー
    ジを判断する請求項8記載の対戦ロボット玩具システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記信号処理手段は、前記ロボットから
    の受信映像内で、あらかじめ記憶してあるパターンとの
    マッチングを行い、敵の標的の有無を認識することを特
    徴とする請求項9記載の対戦ロボット玩具システム。
  11. 【請求項11】前記信号処理手段は、前記標的の形状、
    色、前記標的に記されたマーク、文字を認識することを
    特徴とする、請求項7〜10いずれか記載の対戦ロボッ
    ト玩具システム。
  12. 【請求項12】前記標的は個々の標的を識別できる光源
    を有し、 前記信号処理手段が、前記光源の色および前記光源の強
    度から前記標的を認識することを特徴とする請求項7〜
    10いずれか記載の対戦ロボット玩具システム。
  13. 【請求項13】前記標的は個々の標的を識別できる光源
    を有し前記信号処理手段が、前記光源が発する光線が明
    滅する時間的パターンから前記標的を認識することを特
    徴とする請求項7〜10いずれか記載の対戦ロボット玩
    具システム。
  14. 【請求項14】前記信号処理手段は前記ロボットからの
    受信映像内で動く物体のオプティカル・フローを検出
    し、動いている敵の標的の有無を認識することを特徴と
    する請求項4〜13いずれか記載の対戦ロボット玩具シ
    ステム。
  15. 【請求項15】前記信号処理手段は、認識した前記標的
    の情報に基づき前記標的と該当するロボットとの距離を
    判断することを特徴とする請求項4〜14いずれか記載
    の対戦ロボット玩具システム。
  16. 【請求項16】前記ロボットに設けられた撮像部は、前
    記信号処理手段の画像処理結果に基づき、前記標的が画
    面の中央になるように向きを自動的に変えられることを
    特徴とする請求項1〜15いずれか記載の対戦ロボット
    玩具システム。
  17. 【請求項17】前記信号処理手段は、前記コントローラ
    からの前記受信情報に基づき攻撃に用いる武器の種類、
    敵に与えるダメージの大小を決定することを特徴とする
    請求項4記載の対戦ロボット玩具システム。
  18. 【請求項18】前記信号処理手段は、前記画像処理結果
    に基づき、前記標的の動きおよび前記標的への距離から
    前記標的に対するダメージの大小を決定することを特徴
    とする請求項4記載の対戦ロボット玩具システム。
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