JPH08212761A - 記録媒体の再生装置 - Google Patents

記録媒体の再生装置

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Publication number
JPH08212761A
JPH08212761A JP2077395A JP2077395A JPH08212761A JP H08212761 A JPH08212761 A JP H08212761A JP 2077395 A JP2077395 A JP 2077395A JP 2077395 A JP2077395 A JP 2077395A JP H08212761 A JPH08212761 A JP H08212761A
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JP
Japan
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data
reproducing
recording medium
audio data
reproduction time
Prior art date
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Application number
JP2077395A
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English (en)
Inventor
Hironobu Akita
裕宣 秋田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に記録された音声データのうちから
容易に所望とする音声データを探し出すことができる記
録媒体の再生装置を提供する。 【構成】 記録再生装置1では、MD2から読出された
TOCデータは、TOCデータ用RAM21に記録され
る。曲の再生に要する所定の再生時間を示すTOCデー
タに含まれる再生時間データは、再生時間用RAM22
に記録され、これに基づいて計算用マイコン23によっ
て所定の再生時間の半分の時間が算出される。ハーフプ
レイボタン49が操作されると、計算用マイコン23が
算出した所定の再生時間の半分の時間ずつ曲の再生が行
われる。このようなハーフプレイモードによって曲を順
番に聴取してゆき、再生されている曲が所望としている
曲であることが判別されたときには、再度、ハーフプレ
イボタン49を操作することによって、その曲を曲の最
後まで再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニディスク(以後、
「MD」という)などの記録媒体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、MDやコンパクトディスク
(以後、「CD」という)などの記録媒体の再生を行う
再生装置において、記録媒体に記録されている曲のうち
から所望とする曲を探し出すために、次のような機能が
提案されている。
【0003】第1の機能としては、記録媒体に記録され
ている各曲を、曲の最初から数秒間、たとえば5秒程度
ずつ順番に再生してゆく、いわゆるスキャン機能が提案
されている(実開平1−159231)。このスキャン
機能は、記録媒体にどのような曲が記録されているか判
らない場合や、所望とする曲が記録媒体の何曲目に記録
されているか判らない場合などに、記録媒体に記録され
ている曲のうちから所望とする曲を探し出すのに便利な
機能である。
【0004】第2の機能としては、MDなどの記録媒体
のTOC(Table Of Contents)データに含まれるタイト
ルデータを利用した検索機能が提案されている(特開平
6−11550)。この検索機能では、操作者が所望と
する曲のタイトルを示す文字列の一部または全部をキー
入力すると、入力された文字列とTOCデータ内のタイ
トルデータとが照合され、入力された文字列に対応する
曲の再生が行われる。このような検索機能は、所望とす
る曲のタイトルが判っていて、その曲が記録媒体の何曲
目に記録されているか判らない場合などに便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の第1の機
能では、1曲当りの再生時間が5秒程度なので、比較的
短い所要時間で所望とする曲を探し出すことができると
いう利点があるが、1曲当りの再生時間が短いために曲
のイメージが掴みにくく、再生されている曲が所望とす
る曲がどうかが判りにくい点がある。たとえば、5秒程
度の再生時間では、曲の前奏部分で1曲当たりの再生が
終わってしまい、所望とする曲かどうかの判別が難しい
場合がある。曲のイメージを充分に掴むために、1曲当
たりの再生時間を長くする方法が考えられるが、単純に
再生時間を長くすると、再生に要する時間の短い曲では
曲の終わりまで再生されてしまい、必要以上に長く曲の
再生が行われてしまうことがある。
【0006】また従来の第2の機能では、所望とする曲
のタイトルの一部または全部を示す文字列を入力するた
めには、複数のキーを操作して入力する必要があり、キ
ー入力に手間がかかり、操作が繁雑である。たとえば、
この第2の機能を備えた再生装置が車載用として用いら
れる場合には、信号待ちなどの所定の停車期間内に所望
とする曲のタイトルを示す文字列を入力する必要がある
のであるが、複数のキーを操作して所定の停車期間内に
所望とする曲に対応する文字列を入力するのは困難であ
る。
【0007】本発明の目的は、記録媒体に記録された音
声データのうちから所望とする音声データを容易に探し
出すことができ、また操作性を向上することができる記
録媒体の再生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
単位の音声データとともに、各音声データの再生に要す
る再生時間を示す再生時間データが、各音声データに個
別に対応して記録された記録媒体の再生を行うことがで
きる記録媒体の再生装置において、前記記録媒体に記録
された再生時間データを読出す読出し手段と、音声デー
タを再生する再生手段と、前記読出し手段が読出した再
生時間データに基づいて、再生時間データが示す再生時
間の半分の時間を算出する計算手段と、前記計算手段が
算出した再生時間の半分の時間だけ、対応する音声デー
タを再生することを入力する入力手段とを備え、前記再
生手段は、前記入力手段による入力に応答し、前記計算
手段が算出した再生時間の半分の時間だけ、対応する音
声データの再生を行うことを特徴とする記録媒体の再生
装置である。また本発明は、少なくとも1単位の音声デ
ータとともに、各音声データの再生に要する再生時間を
示す再生時間データが、各音声データに個別に対応して
記録された記録媒体の再生を行うことができる記録媒体
の再生装置において、前記記録媒体に記録された再生時
間データを読出す読出し手段と、音声データを再生する
再生手段と、前記読出し手段が読出した再生時間データ
に基づいて、1つの記録媒体に記録されている各再生時
間データが示す各再生時間の平均再生時間の半分の時間
を算出する計算手段と、前記計算手段が算出した平均再
生時間の半分の時間だけ、音声データを再生することを
入力する入力手段とを備え、前記再生手段は、前記入力
手段による入力に応答し、前記計算手段が算出した平均
再生時間の半分の時間だけ、音声データの再生を行うこ
とを特徴とする記録媒体の再生装置である。また本発明
は、少なくとも1単位の音声データとともに、音声デー
タに対応する演奏者データが記録されている記録媒体を
複数収納し、収納している記録媒体のうちから所望とす
る1つの記録媒体の再生を行うことができる記録媒体の
再生装置において、前記各記録媒体に記録された演奏者
データを読出す読出し手段と、音声データを再生する再
生手段と、前記読出し手段が読出した演奏者データを、
各記録媒体に対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶
手段が記憶している演奏者データに基づいて、予め定め
る順序で各演奏者データが示す演奏者名を少なくとも1
文字表示する表示手段と、前記表示手段の表示内容を、
表示されている演奏者名または演奏者名の一部が前記予
め定める順序の順方向または逆方向に更新されるように
スクロールすることを入力するスクロール入力手段とを
備え、前記再生手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づ
いて、前記表示手段に表示されている演奏者名または演
奏者名の一部に対応する記録媒体の音声データを再生す
ることを特徴とする記録媒体の再生装置である。さらに
また本発明は、少なくとも1単位の音声データととも
に、全ての音声データを総称するタイトルデータが記録
されている記録媒体を複数収納し、収納している記録媒
体のうちから所望とする1つの記録媒体の再生を行うこ
とができる記録媒体の再生装置において、前記各記録媒
体に記録されたタイトルデータを読出す読出し手段と、
音声データを再生する再生手段と、前記読出し手段が読
出したタイトルデータを、各記録媒体に対応付けて記憶
する記憶手段と、前記記憶手段が記憶しているタイトル
データに基づいて、予め定める順序で各タイトルデータ
が示すタイトル名を少なくとも1文字表示する表示手段
と、前記表示手段の表示内容を、表示されているタイト
ル名またはタイトル名の一部が前記予め定める順序の順
方向または逆方向に更新されるようにスクロールするこ
とを入力するスクロール入力手段とを備え、前記再生手
段は、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記表示手
段に表示されているタイトル名またはタイトル名の一部
に対応する記録媒体の音声データを再生することを特徴
とする記録媒体の再生装置である。
【0009】
【作用】本発明に従えば、記録媒体に記録された各音声
データの再生に要する再生時間を示す再生時間データが
読出し手段によって読出されると、再生時間データに基
づいて計算手段が再生時間データの示す再生時間の半分
の時間を算出する。聴取者によって入力手段が操作され
ると、入力手段による入力に応答し、計算手段によって
算出された再生時間の半分の時間だけ、対応する音声デ
ータの再生が再生手段によって行われる。
【0010】したがって、記録媒体に記録されている音
声データの何番目に所望とする音声データが記録されて
いるかが判らない場合や、記録媒体に所望とする音声デ
ータが記録されているかどうかが判らない場合などに
は、記録媒体を所定の再生位置に装填し、前述の入力手
段を操作して、記録されている音声データを所定の再生
時間の半分の時間ずつ再生することによって、所望とす
る音声データを探し出す、または所望とする音声データ
が記録媒体に記録されているかどうかを判別することが
できる。
【0011】また、所定の再生時間の半分の時間だけ音
声データの再生が行われるので、従来の5秒程度の再生
時間では音声データのイメージが掴めずに所望としてい
る音声データかどうかの判別が困難であった音声データ
でも、音声データのイメージを掴むことができ、容易に
所望とする音声データを探し出すことができる。
【0012】また、所定の再生時間の半分の時間だけ音
声データの再生が行われるので、曲の終わりまで再生が
行われてしまうようなことがなく、曲のイメージを掴む
ために必要かつ充分な長さで曲を再生することができ
る。
【0013】また本発明に従えば、読出し手段が読出し
た再生時間データに基づいて、1つの記録媒体に記録さ
れている各再生時間データが示す各再生時間の平均再生
時間の半分の時間が計算手段によって算出され、聴取者
によって入力手段が操作されると、平均再生時間の半分
の時間だけ音声データの再生が行われる。
【0014】したがって、1つの記録媒体に記録されて
いる音声データの所定の再生時間が、音声データ毎に大
きく異なっている場合にも、一定の時間ずつ音声データ
の再生を行うことができ、その結果、聴取者は、1つの
音声データの再生が終了されて次の音声データの再生が
行われる時期を予測しながら、再生されている音声デー
タが所望とする音声データかどうかを判別することがで
きる。
【0015】また本発明に従えば、少なくとも1単位の
音声データとともに、記録媒体に記録された音声データ
に対応する演奏者データは、読出し手段によって読出さ
れ、各演奏者データが対応する各記録媒体に対応付けら
れて記憶手段に記憶される。記憶手段が記憶している演
奏者データに基づいて、予め定める順序、たとえばアル
ファベット順で各演奏者データが示す演奏者名が、表示
手段によって少なくとも1文字表示される。
【0016】表示手段における表示内容は、聴取者によ
ってスクロール入力手段が操作されると、表示されてい
る演奏者名または演奏者名の一部が操作に伴って前記予
め定める順序の順方向または逆方向に更新されるように
スクロールされる。このように、スクロールされる表示
手段の表示内容に対応して、表示されている演奏者名ま
たは演奏者名の一部に対応する記録媒体の音声データが
再生される。
【0017】したがって、再生装置に収納されている複
数の記録媒体において、どの記録媒体にどの演奏者が対
応しているかを聴取者が記憶していなくても、表示手段
の表示内容を確認しながらスクロール入力手段を操作す
ることによって、複数の記録媒体のうちから所望とする
記録媒体を探し出して再生することができる。
【0018】また、従来のように文字を入力する必要が
ないので、操作にかかわる操作ボタンなどが少なくて済
み、その結果、簡単な操作で所望とする記録媒体を探し
出して再生することができる。
【0019】また本発明に従えば、表示手段には、読出
し手段が読出したタイトルデータに基づいて、予め定め
る順序で各タイトルデータが示すタイトル名が少なくと
も1文字表示される。
【0020】したがって、再生装置に収納されている複
数の記録媒体において、どの記録媒体がどのタイトル名
に対応しているかを聴取者が覚えていなくとも、表示手
段の表示内容を確認しながらスクロール入力手段を操作
することによって、所望とするタイトル名に対応する記
録媒体を、収納している複数の記録媒体のうちから探し
出して再生することができる。また、従来のように文字
を入力する必要がないので、操作性を向上することがで
きる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である記録再生装
置1の電気的構成を示すブロック図である。記録再生装
置1は、複数枚、たとえば4枚のMD2を収納可能な図
示しないマガジンを備えており、マガジンに収納してい
るMD2と所定の記録再生位置に装填しているMD2と
を交換しながら再生を行う、いわゆるオートチェンジ機
能を有している。
【0022】MD2は、光磁気ディスクを用いた記録媒
体である。光磁気ディスクへのデータの記録は、回転し
ている光磁気ディスクに高出力のレーザ光を照射して、
光磁気ディスクの磁性体をキューリー温度まで加熱しな
がら、加熱されている部分に記録すべきデータに基づい
て変調される磁界を発生させることによって行われる。
ここで、記録されるデータは、0と1とで表されるデジ
タルデータであり、光磁気ディスクにデータが記録され
ると、光磁気ディスクの磁性体の表面が、記録されたデ
ータの0と1とのパターンに対応してN極とS極とに磁
化される。
【0023】光磁気ディスクに記録されているデータの
読出しは、回転している光磁気ディスクに直線偏光され
た低出力のレーザ光を照射し、磁気カー効果によって楕
円偏光となった反射光における偏光方向の回転の向きを
順次的に検出することによって行われる。ここで、反射
光における偏光方向の回転の向きは、前述の磁性体表面
の磁化のパターンと対応している。
【0024】対物レンズ5を備える光学ヘッド6は、M
D2の光磁気ディスクに対して、データの記録時には、
対物レンズ5を介してレーザ光を高出力で照射し、デー
タの再生時には対物レンズ5を介してレーザ光を低出力
で照射しながら、光磁気ディスクからの反射光における
偏光方向の回転の向きを順次的に検出する。このような
光学ヘッド6は、レーザ出力を行うレーザダイオード
や、反射光を検出するためのディテクタなどを備える。
対物レンズ5は、図示しない2軸機構によって光磁気デ
ィスクの半径方向および光磁気ディスクに近接・離反す
る方向に変位可能に保持されている。
【0025】このように構成される光学ヘッド6は、送
りモータ7によって光磁気ディスクの半径方向に変位さ
れる。
【0026】磁気ヘッド3は、MD2を挟んで光学ヘッ
ド6と対向する位置に配置され、MD2に記録すべきデ
ータに基づいて変調された磁界を発生させる。
【0027】再生動作によって、光学ヘッド6がMD2
の光磁気ディスクから検出したデータは、RF(Radio F
requency)アンプ10に供給される。RFアンプ10
は、供給されたデータの演算処理によって、再生RF信
号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、
絶対位置データ(光磁気ディスクに、プリグルーブ(ウ
ォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置デ
ータ)、アドレスデータ、サブコードデータ、フォーカ
スモニタ信号等を抽出する。抽出された再生RF信号
は、エンコーダ/デコーダ部12に供給される。トラッ
キングエラー信号、フォーカスエラー信号は、サーボ回
路11に供給される。フォーカスモニタ信号は、たとえ
ばマイクロコンピュータによって構成されるシステムコ
ントローラ15に供給される。絶対位置データは、アド
レスデコーダ9に供給される。
【0028】サーボ回路11は、供給されたトラッキン
グエラー信号、フォーカスエラー信号やシステムコント
ローラ15からのトラックジャンプ指令、シーク指令、
回転速度検出データなどによって各種サーボ駆動信号を
発生させ、対物レンズ5を保持する2軸機構および送り
モータ7を制御してフォーカスおよびトラッキング制御
を行い、またスピンドルモータ4を一定角速度(CA
V)または一定線速度(CLV)に制御する。
【0029】再生RF信号は、エンコーダ/デコーダ部
12でEFM(Eight to FourteenModulation)復調、
CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)など
のデコード処理され、メモリコントローラ14によって
一旦バッファRAM(ランダムアクセスメモリ)13に
書込まれる。なお、光学ヘッド6による光磁気ディスク
からのデータの読取りおよび光学ヘッド6からバッファ
RAM13までの再生データの転送は、1.41Mbi
t/secで行われる。
【0030】バッファRAM13に書込まれたデータ
は、再生データの転送速度が0.3Mbit/secと
なるタイミングで読出され、エンコーダ/デコーダ部1
6に供給される。このように、バッファRAM13から
読出された再生データは、エンコーダ/デコーダ部16
によって音声圧縮処理に対するデコード処理などの再生
信号処理が施され、デジタル/アナログ変換器20によ
ってアナログ信号に変換された後、端子25から外部の
増幅回路部へ供給されて再生出力される。
【0031】アドレスデコーダ9に供給された絶対位置
データは、アドレスデコーダ9によってデコード処理さ
れた後、エンコーダ/デコーダ部12を介してシステム
コントローラ15に供給され、各種の制御動作に用いら
れる。
【0032】MD2に対して記録動作が実行される際に
は、端子24に供給された記録信号であるアナログオー
ディオ信号は、アナログ/デジタル変換器19によって
デジタル信号に変換された後、エンコーダ/デコーダ部
16に供給され、音声圧縮エンコード処理を施され、M
D2に記録される記録データとなる。音声圧縮処理され
た記録データは、メモリコントローラ14によって一旦
バッファRAM13に書込まれた後、所定のタイミング
でバッファRAM13から読出されてエンコーダ/デコ
ーダ部12に供給される。エンコーダ/デコーダ部12
に供給された記録データは、エンコーダ/デコーダ部1
2でCIRCエンコード、EFM変調などのエンコード
処理が行われた後、磁気ヘッド駆動回路8に供給され
る。
【0033】磁気ヘッド駆動回路8は、エンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド3に磁気ヘッド
駆動信号を供給する。ここで、磁気ヘッド駆動信号は、
記録データに基づいて変調されており、磁気ヘッド3
は、磁気ヘッド駆動信号に基づいて磁界を発生させる。
また、このように磁気ヘッド3によって磁界が発生され
る際には、光学ヘッド6によってMD2へ高レベルのレ
ーザ光が照射されている。
【0034】本実施例の記録再生装置1によって記録ま
たは再生が可能なMD2には、大略的に記録データの再
生のみが可能なタイプのものと、再生と記録との両方が
可能なタイプのものとの2種類のものがある。このよう
なMD2の光磁気ディスクには、光磁気ディスクの内周
側の所定の領域にMD2のタイプに応じて、すでにデー
タが記録されているエリアや、まだデータが記録されて
いないエリアを管理するデータなどがTOCデータとし
て記録されている。
【0035】また、TOCデータには、MD2に記録さ
れている曲のタイトルに関するタイトルデータ、MD2
に記録されている各曲が、記録されている全ての曲のう
ちの何番目の曲であるかを示す曲番に関する曲番デー
タ、および記録している各曲の再生に要する再生時間に
関する再生時間データが、各曲に個別に対応して含まれ
ており、またMD2に記録されている曲全体の内容を総
称するタイトルに関するディスクタイトルデータ、記録
されている曲の歌手や、演奏者に関するアーチストデー
タなどが含まれている。
【0036】前述のマガジンには、記録再生装置1内に
内蔵されているものと、記録再生装置1本体に対して着
脱が可能なものとがある。本実施例では内蔵されている
ものを想定していおり、MD2は、図2に示される挿排
口32を介して1枚ずつマガジンに収納またはマガジン
から排出される。
【0037】前述のようにマガジンが内蔵されている場
合、MD2は、マガジンに収納される前または収納され
た後に順次的に所定の記録再生位置に装填され、TOC
データが読出され、全てのMD2のTOCデータの読出
しが終了すると記録再生装置1が待機状態となる。読出
されたTOCデータは、TOCデータ用RAM21に記
憶される。ただし、TOCデータに含まれている再生時
間データは、再生時間用RAM22に記憶される。ここ
で、TOCデータ用RAM21および再生時間用RAM
22は、記憶内容の書換えが可能なメモリである。ここ
では、MD2の記録再生装置1内への挿入に伴ってTO
Cデータの読出しを行うようにしたが、後述するように
ハーフプレイボタン49およびインデックスボタン50
が押圧操作されたタイミングで読出しを行うようにして
もよい。
【0038】また、マガジンが着脱式である場合には、
MD2が収納されたマガジンが記録再生装置1本体に装
着されたタイミング、またはハーフプレイボタン49お
よびインデックス50が押圧操作されたタイミングで、
TOCデータの読出しが行われる。
【0039】マガジンにおいて、MD2を収納する各ト
レイには、番号、たとえば1〜4が付されており、TO
Cデータ用RAM21および再生時間用RAM22に
は、記憶している各TOCデータおよび各再生時間デー
タが何番目のトレイに収納されているMD2のものであ
るかを示すディスク番号データが記憶されている。
【0040】計算用マイクロコンピュータ(以下、単に
「マイコン」という)23は、再生時間用RAM22に
記録されている再生時間データに基づいて、再生すべき
曲の再生時間データが示す再生時間の半分の時間を算出
する。
【0041】図2は、記録再生装置1の正面図である。
記録再生装置1の筺体の前面板31には、表示部33、
MD2の挿排口32、および再生ボタン41や、録音ボ
タン44などの複数の操作ボタンが設けられる。表示部
33は、液晶表示装置などで実現され、システムコント
ローラ15によって制御される。操作ボタンは押しボタ
ンタイプの入力手段であり、操作ボタンが押圧操作され
て所定の動作を起動すべきことが入力されると、操作ボ
タンからシステムコントローラ15へ入力内容が電気的
な信号として与えられる。
【0042】再生ボタン41は、MD2の再生を指示す
るための操作ボタンである。一時停止ボタン42は、再
生動作および録音動作を一時停止するための操作ボタン
であり、一時停止された再生動作および録音動作は、再
度一時停止ボタン42を押圧操作することによって再開
される。停止ボタン43は、再生動作や録音動作などを
停止するための操作ボタンであり、停止ボタン43が押
圧操作されると再生動作や録音動作などが停止され、待
機状態になる。録音ボタン44は、MD2への録音を指
示するための操作ボタンである。
【0043】ディスクダウンボタン45およびディスク
アップボタン46は、所定の記録再生位置に装填されて
いるMD2を、マガジン内に収納されている他のMD2
と交換するための操作ボタンであり、記録再生位置に装
填されているMD2は、ディスクダウンボタン45が押
圧操作されるとディスク番号が1つ大きなMD2と交換
され、ディスクアップボタン46が押圧操作されるとデ
ィスク番号が1つ小さなMD2と交換される。また、後
述するインデックスモードにおいて、ディスクダウンボ
タン45またはディスクアップボタン46が押圧操作さ
れると、表示部33における後述する表示領域33eの
表示内容がスクロールされる。
【0044】トラックダウンボタン47およびトラック
アップボタン48は、MD2の再生中の曲を他の曲に変
更するための操作ボタンであり、トラックダウンボタン
47が押圧操作されると再生中の曲は曲番が1つ小さな
曲に変更され、トラックアップボタン48が押圧操作さ
れると再生中の曲は曲番が1つ大きな曲に変更される。
【0045】本実施例において注目すべきは、MD2に
記録されている各曲を所定の再生時間の半分の時間ずつ
再生するためのハーフプレイボタン49、および簡単な
操作で所望とするMD2および曲を探し出すためのイン
デックスボタン50が備えられる点である。
【0046】図3は、記録再生装置1において、ハーフ
プレイボタン49が押圧操作された際の処理動作を示す
フローチャートである。図4は、ハーフプレイモードに
おける表示部33の表示例を示す図である。
【0047】図4に示されるように表示部33には、表
示領域33a〜33eが設けられる。表示領域33aに
は、記録再生装置1がハーフプレイモードにあるときに
は、「HALF PLAY」が表示され、記録再生装置
1がハーフプレイモードにないときには何も表示されな
い。表示領域33bには、記録再生装置1がインデック
スモードにあるときには、「INDEX」が表示され、
記録再生装置1がインデックスモードにないときには何
も表示されない。
【0048】表示領域33cには、記録再生位置に装填
されているMD2のディスク番号が表示される。表示領
域33dには、再生されている曲の曲番が表示される。
表示領域33eには、再生中の曲のタイトル、記録再生
位置に装填されているMD2のディスクタイトル、また
は記録再生位置に装填されているMD2に対応するアー
チスト名が表示される。表示領域33eへの曲のタイト
ル、ディスクタイトルおよびアーチスト名の表示は、T
OCデータ用RAM21に記憶されているデータに基づ
いて行われる。
【0049】図3を参照して、電源が投入され、マガジ
ンに収納されている各MD2のTOCデータの読出しな
どの初期動作が行われると、ステップa1に移り、操作
ボタンが操作されたかどうかが判断され、操作された場
合にはステップa2に移り、操作されていない場合には
操作されるまでステップa1が繰返されて待機される。
【0050】ステップa2では、ステップa1で操作さ
れた操作ボタンがハーフプレイボタン49であるかどう
かが判断され、ハーフプレイボタン49である場合には
ステップa3に移り、ハーフプレイボタン49でない場
合にはステップa8に移り、ステップa1で操作された
操作ボタンに対応するその他の処理が行われた後、ステ
ップa1に戻る。
【0051】ステップa3では、記録再生位置に装填さ
れているMD2に記録されている各曲のハーフプレイモ
ードにおける再生時間、すなわち各曲の再生時間データ
が示す所定の再生時間の半分の時間が、再生時間用RA
M22に記憶されている再生時間データに基づいて計算
用マイコン23によって算出され、ステップa4に移
る。計算用マイコン23による算出結果は、一時再生時
間用RAM22に記憶される。
【0052】ステップa4では、ハーフプレイ処理が開
始され、ステップa5に移る。ハーフプレイ処理が開始
されると、図4に示されるように、表示部33の表示領
域33aに記録再生装置1がハーフプレイモードにある
ことを示す「HALF PLAY」が表示され、ステッ
プa3で算出された所定の再生時間の半分の時間ずつM
D2に記録された曲が、先頭の曲から順に再生される。
【0053】ステップa5では、ハーフプレイボタン4
9が操作されたかどうかが判断され、ハーフプレイボタ
ン49が操作された場合にはステップa9に移り、ハー
フプレイモードが終了されて通常の再生モードに移行さ
れ、ステップa5の判断が行われる時点において、再生
されている曲がそのまま曲の最後まで再生されてステッ
プa10に移り、ハーフプレイボタン49が操作されな
い場合にはステップa6に移り、ハーフプレイモードが
継続される。ステップa5において、1つの曲の再生が
終了してから次の曲が再生されるまでの間の期間にハー
フプレイボタン49が操作された場合には、ステップa
9で前記次の曲が曲の最後まで再生される。ステップa
10では、ステップa9において移行された通常の再生
モードが終了され、ステップa1に戻る。
【0054】ステップa6では、記録再生位置に装填さ
れているMD2に記録されている全ての曲のハーフプレ
イモードにおける再生が終了したかどうかが判断され、
終了したと判断される場合にはステップa7に移り、ハ
ーフプレイモードが終了されてステップa1に戻り、終
了していないと判断される場合にはステップa5に戻
り、全ての曲の再生が終了するまでステップa5および
ステップa6の処理が繰返される。
【0055】図4に示されるように、ハーフプレイモー
ドでは、表示部33の表示領域33cには、ハーフプレ
イが行われているMD2のディスク番号、図示例では
「4」が表示され、表示領域33dには再生されている
曲の曲番、図示例では「5」が表示され、表示領域33
eには再生されている曲のタイトル、図示例では「IN
N□□ENT WORLD」が順次表示される。表示領
域33aにおける「HALF PLAY」の表示は、ス
テップa7およびステップa9においてハーフプレイモ
ードが終了されるのに伴って消去される。
【0056】すなわち、ステップa4でハーフプレイ処
理が開始され、所望とする曲が再生されていることが確
認できたときには、ハーフプレイボタン49を操作する
ことによってハーフプレイモードが通常の再生モードに
移行され、その所望とする曲を曲の最後まで再生するこ
とができる。
【0057】記録再生位置に装填されているMD2に記
録されている曲の中に所望とする曲が含まれていない場
合には、ディスクダウンボタン45およびディスクアッ
プボタン46を操作し、記録再生位置に装填されている
MD2をマガジンに収納されている他のMD2と交換し
ながら、ハーフプレイ動作を繰返し行うことによって所
望とする曲を探し出すことができる。
【0058】図5は、記録再生装置1において、インデ
ックスボタン50が押圧操作された際の処理動作を示す
フローチャートである。図6は、インデックスモードに
おける表示部33の一表示例を示す図である。図7は、
インデックスモードにおける表示部33の他の表示例を
示す図である。
【0059】電源が投入され、ステップb1で操作ボタ
ンが操作されたかどうかが判断され、操作された場合に
はステップb2に移り、操作されない場合には操作され
るまでステップb1が繰返されて待機される。ステップ
b2では、ステップb1で操作された操作ボタンがイン
デックスボタン50であるかどうかが判断され、インデ
ックスボタン50である場合にはステップb3に移り、
インデックスボタン50でない場合にはステップb11
に移り、ステップb1で操作された操作ボタンに対応す
るその他の処理が行われた後、ステップb1に戻る。ス
テップb1で操作された操作ボタンがステップb2にお
いてインデックスボタン50であると判断されると、記
録再生装置1がインデックスモードとなり、図6および
図7に示されるように、表示領域33bに「INDE
X」が表示される。
【0060】本実施例では、インデックスモードは、第
1〜第3のモードに分かれており、第1〜第3のモード
のうちからの所望とするモードの選択は、インデックス
ボタン50を押圧操作する際の押圧時間を変化させるこ
とによって行われる。押圧時間が0.5秒未満の場合に
は第1のモードが起動され、0.5秒以上で3秒未満の
場合には第2のモードが起動され、3秒以上の場合には
第3のモードが起動される。第1のモードは、アーチス
ト名に基づいてマガジンに収納されている複数のMD2
のうちから所望とするMD2を探し出すためのモードで
あり、第2のモードは、ディスクタイトルに基づいて所
望とするMD2を探し出すためのモードであり、第3の
モードは、マガジンに収納されている各MD2に記録さ
れている全ての曲のうちから所望とする曲を探し出すた
めのモードである。
【0061】ステップb3でインデックスボタン50の
押圧時間が0.5秒未満であるかどうかが判断され、
0.5秒未満である場合には第1のモードが起動されて
ステップb4に移り、0.5秒未満でない場合にはステ
ップb12に移る。ステップb12では、インデックス
ボタン50の押圧時間が3秒未満であるかどうかが判断
され、3秒未満である場合には第2のモードが起動され
てステップb13に移り、3秒未満でない場合には第3
のモードが起動されてステップb16に移る。
【0062】ステップb4では、TOCデータ用RAM
21に記憶されているアーチストデータに基づいて、各
アーチストデータが示すアーチスト名のうちからアルフ
ァベット順で1番目のアーチスト名が表示領域33eに
表示されて、ステップb5に移る。図6の図示例では、
表示領域33eに「ANZ□□TITAI」というアー
チスト名が表示されている。ステップb13では、TO
Cデータ用RAM21に記録されているディスクタイト
ルデータに基づいて、各ディスクタイトルデータが示す
ディスクタイトルのうちからアルファベット順で1番目
のディスクタイトルが表示されてステップb5に移る。
ステップb16では、TOCデータ用RAM21に記憶
されているタイトルデータに基づいて、各タイトルデー
タが示すタイトルのうちからアルファベット順で1番目
の曲のタイトルが表示されてステップb5に移る。
【0063】ステップb5では、5秒間のカウント動作
が開始されてステップb6に移り、ディスクダウンボタ
ン45が操作されたかどうかが判断され、操作された場
合にはステップb14に移り、操作されない場合にはス
テップb7に移る。ステップb14では、表示領域33
eの表示内容、すなわちアーチスト名、ディスクタイト
ルまたは曲のタイトルがアルファベット順の順方向に1
つスクロールされ、ステップb5に戻る。ステップb7
では、ディスクアップボタン46が操作されたかどうか
が判断され、操作された場合にはステップb15に移
り、操作されない場合にはステップb8に移る。ステッ
プb15では、前述のステップb14の処理とは反対
に、表示領域33eの表示内容がアルファベット順の逆
方向に1つスクロールされ、ステップb5に戻る。
【0064】ステップb8では、インデックスボタン5
0が操作されたかどうかが判断され、操作された場合に
はインデックスモードが終了されてステップb1に戻
り、操作されない場合にはインデックスモードが継続さ
れてステップb9に移る。ステップb9では、先のステ
ップb5でカウント動作が開始されてから5秒間が経過
したかどうかが判断され、経過した場合にはステップb
10に移り、経過していない場合にはステップb6に戻
る。
【0065】ステップb10では、第1または第2のモ
ードが起動されている場合には表示領域33eに表示さ
れているアーチスト名またはディスクタイトルに対応す
るMD2がマガジンから取出されて、そのMD2に記録
されている曲の最初の曲から順に再生が行われ、全ての
曲の再生が終了するとステップb5に戻り、第3のモー
ドが起動されている場合には、表示領域33eに表示さ
れているタイトルの曲の記録されているMD2が取出さ
れて表示されているタイトルの曲が再生され、その曲の
再生が終了するとステップb5に戻る。ステップb10
の再生処理が終了するのに伴って、表示領域33eの表
示内容がアルファベット順の順方向に1つスクロールさ
れる。
【0066】聴取者は、所望とするMD2に対応するア
ーチスト名またはディスクタイトルが表示領域33eに
表示されるまで、または所望とする曲のタイトルが表示
領域33eに表示されるまでディスクダウンボタン45
およびディスクアップボタン46を操作して表示領域3
3eの表示内容をスクロールし、所望とするMD2に対
応するアーチスト名、またはディスクタイトル、または
所望とする曲のタイトルが表示されると、何も操作せず
に5秒間放置することによって、所望とするMD2また
は曲の再生を行うことができる。
【0067】たとえば、各アーチストデータが示すアー
チスト名をアルファベット順に列挙すると、「ANZ□
□TITAI」、「BEA□□ES」、「CHA□□&
ASKA」、…となっている場合に、ステップb3でイ
ンデックスモードにおける第1のモードが起動されてい
ると、ステップb4で図6に示されるように、表示領域
33eに「ANZ□□TITAI」が表示される。図6
に示される状態においてディスクダウンボタン45が操
作されると、図7に示されるように、表示領域33eに
は「BEA□□ES」が表示される。図7に示される状
態において、さらにディスクダウンボタン45が操作さ
れると「CHA□□&ASKA」が表示され、ディスク
アップボタン46が操作されると「BEA□□ES」が
表示される。
【0068】インデックスモードにおいて、表示領域3
3cには、表示領域33eの表示内容と対応した表示内
容が表示され、第1および第2モードにおいては表示領
域33eに表示されているアーチスト名またはディスク
タイトルに対応するMD2のディスク番号が表示され、
第3のモードにおいては表示領域33eに表示されてい
るタイトルの曲が記録されているMD2のディスク番号
が表示される。図6の図示例では表示領域33cには
「1」が表示されており、図7の図示例では表示領域3
3cには「3」が表示されており、これによって、アー
チスト名「ANZ□□TITAI」または「BEA□□
ES」に対応する各MD2のディスク番号が、それぞれ
「1」または「3」であることが認識できるようになっ
ている。
【0069】また、インデックスモードにおいて表示領
域33dには、第3のモードで表示領域33eにタイト
ルが表示されている場合に、表示されているタイトルに
対応する曲の曲番が表示される。
【0070】図6および図7に示される表示領域33b
の「INDEX」の表示は、ステップb8においてイン
デックスモードが終了されるのに伴って消去される。
【0071】本実施例では表示領域33eに、TOCデ
ータに含まれるアーチスト名、ディスクタイトルまたは
曲のタイトルを示す所定の文字列を全て表示するように
したが、所定の文字列の一部、たとえば所定の文字列の
先頭から1文字または2文字を表示するようにしてもよ
い。表示される文字数を減らすことによって、表示領域
33eおよび表示部33を小形化することができ、これ
によって低コスト化を実現することができる。このよう
に、所定の文字列の一部を表示するようにした場合、表
示領域33eの表示内容を横方向にスクロールさせるた
めのスクロールボタンを設け、そのスクロールボタンを
操作することによって、所定の文字列の全体を確認でき
るようにしてもよい。
【0072】したがって、マガジンの何番目のトレイに
どのようなアーチストまたはディスクタイトルのMD2
が収納されているか、また各MD2において何曲目にど
のようなタイトルの曲が記録されているかを聴取者が覚
えていなくても、記録再生装置1にはインデックスモー
ドが備えられているので、表示領域33eの表示内容を
確認しながら、ディスクダウンボタン45およびディス
クアップボタン46を操作することによって、所望とす
るMD2または曲の再生を行うことができる。
【0073】また、本実施例のインデックスモードで
は、従来のように文字を入力する必要がないので、操作
にかかわる操作ボタンが少なくて済み、すなわちディス
クダウンボタン45およびディスクアップボタン46の
みの操作でアーチスト名、ディスクタイトルまたは曲の
タイトルを選択することができ、その結果、簡単な操作
で所望とするMD2または曲を探し出して再生すること
ができる。
【0074】また、表示領域33eの表示内容を確認し
ながらディスクダウンボタン45およびディスクアップ
ボタン46を操作するという簡単な操作で所望とするM
D2または曲を探し出すことができるので、本実施例の
記録再生装置1が車載用として用いられた場合でも、信
号待ちなどの限られた停車期間内において、所望とする
MD2または曲を確実に探し出すことができる。
【0075】また、記録再生装置1にはハーフプレイモ
ードが備えられているので、所望とする曲がマガジンに
収納されているどのMD2の何曲目に記録されているか
が判らず、かつその曲のタイトルも判らない場合には、
ディスクダウンボタン45およびディスクアップボタン
46を操作して、所望とする曲が記録されていると思わ
れるMD2を順次記録再生位置に装填し、ハーフプレイ
モードを起動することによって、所望とする曲を探し出
して再生することができる。
【0076】また、本実施例のハーフプレイモードで
は、TOCデータが示す所定の再生時間の半分の時間ず
つ曲の再生が行われるので、従来の5秒程度ずつの再生
時間では曲のイメージが掴めずに所望とする曲かどうか
の判別が困難であった曲でも、曲のイメージを掴むこと
ができ、容易に所望とする曲を探し出して再生すること
ができる。
【0077】なお本実施例では、ハーフプレイモードに
おいてTOCデータが示す所定の再生時間の半分の時間
ずつ曲の再生を行うようにしたが、他の実施例として、
ハーフプレイモードにおいて、再生すべきMD2に記録
されている全ての曲の各再生時間の平均再生時間を算出
し、その平均再生時間の半分の時間ずつ曲の再生を行う
ようにしてもよい。このとき、平均再生時間の算出、お
よび平均再生時間の半分の時間の算出は、再生時間用R
AM22に記録されている再生時間データに基づいて、
計算用マイコン23によって行われる。
【0078】このように、ハーフプレイモードにおいて
平均再生時間の半分の時間ずつ曲の再生を行うことによ
って、1つのMD2に記録されている各曲の所定の再生
時間が、曲毎に大きく異なっている場合でも、一定の時
間ずつ曲の再生を行うことができ、その結果、聴取者
は、曲の変わり目を予測しながら所望とする曲の判別を
行うことができる。
【0079】また本実施例では、インデックスモードに
おいて、ディスクタウンボタン45およびディスクアッ
プボタン46の操作に対応して表示領域33eの表示内
容をスクロールするようにしたが、トラックダウンボタ
ン47およびトラックアップボタン48の操作に対応し
てスクロールするようにしてもよい。
【0080】また、本実施例のインデックスモードで
は、表示領域33eへのディスクタイトル、アーチスト
名または曲のタイトルの表示をアルファベット順で行っ
たが、50音順で行ってもよい。50音順の表示は、表
示領域33eへの表示が、片仮名や平仮名、または漢字
仮名混じりなどで行われる場合に適している。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所望とす
る音声データが記録媒体に記録されている音声データの
何番目に記録されているかが判らない場合や、所望とす
る音声データが記録媒体に記録されているかどうかが判
らない場合などには、入力手段を操作して所定の再生時
間の半分の時間ずつ音声データを再生することによっ
て、記録されている音声データのうちから所望とする音
声データを探し出す、または記録媒体に所望とする音声
データが記録されているかどうかを判別することができ
る。
【0082】また、所定の再生時間の半分の時間だけ音
声データが再生されるので、音声データの内容を充分に
把握することができ、容易に所望とする音声データを探
し出すことができる。
【0083】また本発明によれば、所定の各再生時間の
平均再生時間の半分の時間だけ音声データが再生される
ので、1つの記録媒体に記録されている各音声データの
所定の再生時間が音声データ毎に大きく異なっている場
合でも、一定の時間ずつ音声データの再生を行うことが
でき、その結果、聴取者は、1つの曲から次の曲への変
わり目を予測しながら、再生されている曲が所望として
いる曲かどうかの判別を行うことができる。
【0084】また本発明によれば、再生装置に収納され
ている複数の記録媒体において、どの記録媒体がどの演
奏者名またはタイトル名に対応しているかを聴取者が覚
えていなくても、表示手段に演奏者名または演奏者名の
一部、またはタイトル名またはタイトル名の一部が表示
されるので、表示手段の表示内容を確認しながらスクロ
ール入力手段を操作することによって、収納されている
複数の記録媒体のうちから所望とする記録媒体を探し出
して再生することができる。
【0085】また、従来のように文字を入力する必要が
ないので、操作にかかわる操作ボタンなどが少なくて済
み、簡単な操作で所望とする記録媒体を探し出すことが
できる。その結果、本発明の記録媒体の再生装置がたと
えば車載用として用いられる場合には、簡単な操作で所
望とする記録媒体を探し出すことができるので、信号待
ちなどの限られた停車期間内で所望とする記録媒体を探
し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録再生装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】記録再生装置1の正面図である。
【図3】記録再生装置1において、ハーフプレイボタン
49が押圧操作された際の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】ハーフプレイモードにおける表示部33の表示
例を示す図である。
【図5】記録再生装置1において、インデックスボタン
50が押圧操作された際の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図6】インデックスモードにおける表示部33の一表
示例を示す図である。
【図7】インデックスモードにおける表示部33の他の
表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置 2 MD 3 磁気ヘッド 4 スピンドルモータ 5 対物レンズ 6 光学ヘッド 7 送りモータ 8 ヘッド駆動部 9 アドレスデコーダ 10 RFアンプ 11 サーボ回路 12,16 エンコーダ/デコーダ部 13 バッファRAM 14 メモリコントローラ 15 システムコントローラ 19 アナログ/デジタル変換器 20 デジタル/アナログ変換器 21 TOCデータ用RAM 22 再生時間用RAM 23 計算用マイコン 31 前面板 32 挿排口 33 表示部 41〜50 ボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1単位の音声データととも
    に、各音声データの再生に要する再生時間を示す再生時
    間データが、各音声データに個別に対応して記録された
    記録媒体の再生を行うことができる記録媒体の再生装置
    において、 前記記録媒体に記録された再生時間データを読出す読出
    し手段と、 音声データを再生する再生手段と、 前記読出し手段が読出した再生時間データに基づいて、
    再生時間データが示す再生時間の半分の時間を算出する
    計算手段と、 前記計算手段が算出した再生時間の半分の時間だけ、対
    応する音声データを再生することを入力する入力手段と
    を備え、 前記再生手段は、前記入力手段による入力に応答し、前
    記計算手段が算出した再生時間の半分の時間だけ、対応
    する音声データの再生を行うことを特徴とする記録媒体
    の再生装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1単位の音声データととも
    に、各音声データの再生に要する再生時間を示す再生時
    間データが、各音声データに個別に対応して記録された
    記録媒体の再生を行うことができる記録媒体の再生装置
    において、 前記記録媒体に記録された再生時間データを読出す読出
    し手段と、 音声データを再生する再生手段と、 前記読出し手段が読出した再生時間データに基づいて、
    1つの記録媒体に記録されている各再生時間データが示
    す各再生時間の平均再生時間の半分の時間を算出する計
    算手段と、 前記計算手段が算出した平均再生時間の半分の時間だ
    け、音声データを再生することを入力する入力手段とを
    備え、 前記再生手段は、前記入力手段による入力に応答し、前
    記計算手段が算出した平均再生時間の半分の時間だけ、
    音声データの再生を行うことを特徴とする記録媒体の再
    生装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1単位の音声データととも
    に、音声データに対応する演奏者データが記録されてい
    る記録媒体を複数収納し、収納している記録媒体のうち
    から所望とする1つの記録媒体の再生を行うことができ
    る記録媒体の再生装置において、 前記各記録媒体に記録された演奏者データを読出す読出
    し手段と、 音声データを再生する再生手段と、 前記読出し手段が読出した演奏者データを、各記録媒体
    に対応付けて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段が記憶している演奏者データに基づいて、
    予め定める順序で各演奏者データが示す演奏者名を少な
    くとも1文字表示する表示手段と、 前記表示手段の表示内容を、表示されている演奏者名ま
    たは演奏者名の一部が前記予め定める順序の順方向また
    は逆方向に更新されるようにスクロールすることを入力
    するスクロール入力手段とを備え、 前記再生手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、
    前記表示手段に表示されている演奏者名または演奏者名
    の一部に対応する記録媒体の音声データを再生すること
    を特徴とする記録媒体の再生装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1単位の音声データととも
    に、全ての音声データを総称するタイトルデータが記録
    されている記録媒体を複数収納し、収納している記録媒
    体のうちから所望とする1つの記録媒体の再生を行うこ
    とができる記録媒体の再生装置において、 前記各記録媒体に記録されたタイトルデータを読出す読
    出し手段と、 音声データを再生する再生手段と、 前記読出し手段が読出したタイトルデータを、各記録媒
    体に対応付けて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段が記憶しているタイトルデータに基づい
    て、予め定める順序で各タイトルデータが示すタイトル
    名を少なくとも1文字表示する表示手段と、 前記表示手段の表示内容を、表示されているタイトル名
    またはタイトル名の一部が前記予め定める順序の順方向
    または逆方向に更新されるようにスクロールすることを
    入力するスクロール入力手段とを備え、 前記再生手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、
    前記表示手段に表示されているタイトル名またはタイト
    ル名の一部に対応する記録媒体の音声データを再生する
    ことを特徴とする記録媒体の再生装置。
JP2077395A 1995-02-08 1995-02-08 記録媒体の再生装置 Withdrawn JPH08212761A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058192A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Fujitsu Ten Ltd 音楽データ再生装置
US7454125B2 (en) 1999-01-04 2008-11-18 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for recording search information and searching for recorded digital data streams using the search information
US7477834B2 (en) 1999-01-04 2009-01-13 Lg Electronics Inc. Method, apparatus and recording medium for recording digital data stream

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US7567748B1 (en) 1999-01-04 2009-07-28 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for creating and using search information
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