JPH0821269A - 建設機械のエンジン回転数制御方法 - Google Patents
建設機械のエンジン回転数制御方法Info
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- JPH0821269A JPH0821269A JP18091294A JP18091294A JPH0821269A JP H0821269 A JPH0821269 A JP H0821269A JP 18091294 A JP18091294 A JP 18091294A JP 18091294 A JP18091294 A JP 18091294A JP H0821269 A JPH0821269 A JP H0821269A
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- JP
- Japan
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- engine
- speed
- selection switch
- delay time
- low speed
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来技術のオートデセル制御では、操作レバ
ーをすべて中立位置に戻した状態でオートデセルを選択
した場合でも予め定められた遅延時間を経過しないと、
エンジン回転は低速回転数に落ちない。したがって運転
者が低速作動を急ぐ場合でも低速落しが遅く、また操作
レバーのすべてを中立位置に戻す頻度が多い作業の場合
でも、エンジン騒音の低減や燃費の節減が困難であっ
た。これを解決する。 【構成】 本発明の建設機械のエンジン回転数制御方法
では、操作レバーがすべて中立状態の場合に選択スイッ
チに操作動作を加えた時のみ、その時点から予め定めら
れた遅延時間より短時間のうちに、上記コントローラよ
りエンジンのガバナに対して低速回転数運転指令信号を
出力するようにした。
ーをすべて中立位置に戻した状態でオートデセルを選択
した場合でも予め定められた遅延時間を経過しないと、
エンジン回転は低速回転数に落ちない。したがって運転
者が低速作動を急ぐ場合でも低速落しが遅く、また操作
レバーのすべてを中立位置に戻す頻度が多い作業の場合
でも、エンジン騒音の低減や燃費の節減が困難であっ
た。これを解決する。 【構成】 本発明の建設機械のエンジン回転数制御方法
では、操作レバーがすべて中立状態の場合に選択スイッ
チに操作動作を加えた時のみ、その時点から予め定めら
れた遅延時間より短時間のうちに、上記コントローラよ
りエンジンのガバナに対して低速回転数運転指令信号を
出力するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど油圧
式建設機械のエンジン回転数の制御方法に関する。
式建設機械のエンジン回転数の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、特公昭60−38561号公報
に記載されているエンジン回転数制御方法のフローチャ
ートである。図6に示すように従来技術のエンジン回転
数制御方法では、油圧式建設機械にそなえている複数の
操作レバーのすべてが中立状態となった時点から定めら
れた遅延時間を経過したとき、エンジンの回転数を設定
回転数より小さい低速回転数とする低速回転数運転を行
うような、いわゆるオートデセル制御を行っている。
に記載されているエンジン回転数制御方法のフローチャ
ートである。図6に示すように従来技術のエンジン回転
数制御方法では、油圧式建設機械にそなえている複数の
操作レバーのすべてが中立状態となった時点から定めら
れた遅延時間を経過したとき、エンジンの回転数を設定
回転数より小さい低速回転数とする低速回転数運転を行
うような、いわゆるオートデセル制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建設機械の運転者は、
運転中のレバー操作を急ぐ場合、または緊急用件発生時
の操作の場合、またはエンジン騒音や燃費を少しでも低
減したい場合には、操作レバーをすべて中立位置に戻し
た状態でオートデセルを選択した場合、直ちに低速回転
(アイドル回転)に落したいと考えている。ところが従
来技術のオートデセル制御では、運転者の意志に拘ら
ず、オートデセルを選択した直後でも予め定められた遅
延時間(たとえば数秒間)を経過しないとエンジン回転
は低速回転数に落ちない。したがって運転者が低速作動
を急ぐ場合でも低速落しが遅く、また操作レバーのすべ
てを中立位置に戻す頻度が多い作業の場合でも、エンジ
ン騒音の低減や燃費に節減を行うことが困難であった。
本発明は、上記の問題点を解決できるエンジン回転数制
御方法を提供することを目的とする。
運転中のレバー操作を急ぐ場合、または緊急用件発生時
の操作の場合、またはエンジン騒音や燃費を少しでも低
減したい場合には、操作レバーをすべて中立位置に戻し
た状態でオートデセルを選択した場合、直ちに低速回転
(アイドル回転)に落したいと考えている。ところが従
来技術のオートデセル制御では、運転者の意志に拘ら
ず、オートデセルを選択した直後でも予め定められた遅
延時間(たとえば数秒間)を経過しないとエンジン回転
は低速回転数に落ちない。したがって運転者が低速作動
を急ぐ場合でも低速落しが遅く、また操作レバーのすべ
てを中立位置に戻す頻度が多い作業の場合でも、エンジ
ン騒音の低減や燃費に節減を行うことが困難であった。
本発明は、上記の問題点を解決できるエンジン回転数制
御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、エンジン
と、そのエンジンにより動かされる油圧ポンプと、その
油圧ポンプからの圧油により作動する複数のアクチユエ
ータと、上記エンジンの回転数を設定するスロットルレ
バーと、上記アクチュエータの作動を制御する作動制御
機器と、上記アクチュエータに対応して設けられかつ上
記作動制御機器を操作して上記アクチュエータの作動を
指令する複数の操作レバーを有し、その複数の操作レバ
ーの少なくとも一つが作動状態になったとき、上記エン
ジンの回転数を上記スロットルレバーにより設定された
設定回転数とする設定回転数運転を指令し、その設定回
転数運転指令がなされている状態で上記操作レバーのす
べてが中立状態となった時点から予め定められた遅延時
間を経過したとき、上記エンジンの回転数を上記設定回
転数より小さい低速回転数とする低速回転数運転を行う
ようにするエンジン回転数制御方法において、上記低速
回転数運転指令と設定回転数運転指令を選択設定する選
択スイッチの操作信号をコントローラに入力するように
し、上記操作レバーがすべて中立状態の場合に選択スイ
ッチに操作動作を加えた時のみ、その時点から予め定め
られた遅延時間より短時間のうちに、上記コントローラ
よりエンジンのガバナに対して低速回転数運転指令信号
を出力するようにしている。
と、そのエンジンにより動かされる油圧ポンプと、その
油圧ポンプからの圧油により作動する複数のアクチユエ
ータと、上記エンジンの回転数を設定するスロットルレ
バーと、上記アクチュエータの作動を制御する作動制御
機器と、上記アクチュエータに対応して設けられかつ上
記作動制御機器を操作して上記アクチュエータの作動を
指令する複数の操作レバーを有し、その複数の操作レバ
ーの少なくとも一つが作動状態になったとき、上記エン
ジンの回転数を上記スロットルレバーにより設定された
設定回転数とする設定回転数運転を指令し、その設定回
転数運転指令がなされている状態で上記操作レバーのす
べてが中立状態となった時点から予め定められた遅延時
間を経過したとき、上記エンジンの回転数を上記設定回
転数より小さい低速回転数とする低速回転数運転を行う
ようにするエンジン回転数制御方法において、上記低速
回転数運転指令と設定回転数運転指令を選択設定する選
択スイッチの操作信号をコントローラに入力するように
し、上記操作レバーがすべて中立状態の場合に選択スイ
ッチに操作動作を加えた時のみ、その時点から予め定め
られた遅延時間より短時間のうちに、上記コントローラ
よりエンジンのガバナに対して低速回転数運転指令信号
を出力するようにしている。
【0005】
【作用】本発明では従来通りのオートデセル制御を行え
ると共に、操作レバーがすべて中立の状態において選択
スイッチを操作することにより、予め定められた遅延時
間より短時間のうちにエンジン回転数を変化させること
ができるので、運転者の意志に応じた駆動が可能とな
る。すなわち運転者が複数の操作レバーをすべて中立位
置に戻した場合、オートデセル制御用選択スイッチをオ
ン操作するとその時のみ予め定められた遅延時間を経過
しないうちにエンジン回転数を低速回転数に落とすこと
ができる。その後運転者が操作レバーを操作すると、エ
ンジン回転数はスロットルレバーにより設定された設定
回転数に復帰する。再び操作レバーをすべて中立位置に
戻すと、それ以降は従来通り予め定められた遅延時間を
経過してエンジン回転数を低速回転数に落とすことがで
きる。また操作レバーがすべて中立位置にある条件で選
択スイッチを操作することにより、予め定められた遅延
時間を待たずにスイッチの操作に応じてエンジン回転数
を増速、減速することができる。なお選択スイッチをオ
フ操作したときには、従来と同様にエンジン回転を、ス
ロットルレバーにより設定された設定回転数に維持する
ことができる。
ると共に、操作レバーがすべて中立の状態において選択
スイッチを操作することにより、予め定められた遅延時
間より短時間のうちにエンジン回転数を変化させること
ができるので、運転者の意志に応じた駆動が可能とな
る。すなわち運転者が複数の操作レバーをすべて中立位
置に戻した場合、オートデセル制御用選択スイッチをオ
ン操作するとその時のみ予め定められた遅延時間を経過
しないうちにエンジン回転数を低速回転数に落とすこと
ができる。その後運転者が操作レバーを操作すると、エ
ンジン回転数はスロットルレバーにより設定された設定
回転数に復帰する。再び操作レバーをすべて中立位置に
戻すと、それ以降は従来通り予め定められた遅延時間を
経過してエンジン回転数を低速回転数に落とすことがで
きる。また操作レバーがすべて中立位置にある条件で選
択スイッチを操作することにより、予め定められた遅延
時間を待たずにスイッチの操作に応じてエンジン回転数
を増速、減速することができる。なお選択スイッチをオ
フ操作したときには、従来と同様にエンジン回転を、ス
ロットルレバーにより設定された設定回転数に維持する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明に係わるエンジン回転数制御
装置を装備した建設機械の要部回路図である。図におい
て、1は建設機械(図示していない)に搭載したエンジ
ン、2はエンジンガバナ、3,4,5は建設機械に装備
している複数個の油圧アクチュエータ、6,7,8は油
圧アクチュエータ3,4,5をそれぞれ制御する油圧切
換弁、9は油圧ポンプ、10はコントローラ、11,1
2,13はそれぞれ油圧切換弁6,7,8の各操作レバ
ー(図示していない)の操作状態検出器、14はスロッ
トル装置、15はスロットルレバー、16はスロットル
装置14のポテンショメータ、17はガバナモータ、1
8はオートデセル制御を選択するための選択スイッチで
ある。なおスロットル装置14における矢印Hは高速ア
イドル回転位置操作方向、矢印Lは低速アイドル回転位
置操作方向である。図2は、本発明の第1実施例エンジ
ン回転数制御方法を示すフローチャートである。図3
は、図1におけるエンジン回転数制御装置の動作を示す
グラフである。
説明する。図1は、本発明に係わるエンジン回転数制御
装置を装備した建設機械の要部回路図である。図におい
て、1は建設機械(図示していない)に搭載したエンジ
ン、2はエンジンガバナ、3,4,5は建設機械に装備
している複数個の油圧アクチュエータ、6,7,8は油
圧アクチュエータ3,4,5をそれぞれ制御する油圧切
換弁、9は油圧ポンプ、10はコントローラ、11,1
2,13はそれぞれ油圧切換弁6,7,8の各操作レバ
ー(図示していない)の操作状態検出器、14はスロッ
トル装置、15はスロットルレバー、16はスロットル
装置14のポテンショメータ、17はガバナモータ、1
8はオートデセル制御を選択するための選択スイッチで
ある。なおスロットル装置14における矢印Hは高速ア
イドル回転位置操作方向、矢印Lは低速アイドル回転位
置操作方向である。図2は、本発明の第1実施例エンジ
ン回転数制御方法を示すフローチャートである。図3
は、図1におけるエンジン回転数制御装置の動作を示す
グラフである。
【0007】次に、本発明の第1実施例エンジン回転数
制御方法を図1〜図3について述べる。本発明では、低
速回転数運転指令と設定回転数運転指令を選択設定する
選択スイッチ18の操作信号をコントローラ10に入力
するようにしているので、まず選択スイッチ18の状態
を検出し、低速回転数運転指令を選択しているか否かを
判断する。選択スイッチ18がオフ状態の場合、コント
ローラ10ではフラグ及び遅延時間のカウンタをクリア
する。次に選択スイッチ18がオン状態の場合で、かつ
操作レバーがすべて中立状態であるかを判断する。中立
状態の場合、上記フラグの判断よりフラグが0の場合
は、予め定められた遅延時間を待たずにエンジン低速回
転数運転の指令を行う。中立状態でない場合には、遅延
時間をクリアすると共に、フラグを1にセットする。つ
まり、フラグは操作レバーがすべて中立状態で、かつ選
択スイッチ18をオン操作した状態かを判断するもの
で、選択スイッチ18がオン状態で1度でも操作レバー
の操作を行うと、フラグは1にセットされ、予め定めら
れた遅延時間を経てエンジン低速回転数運転を指令する
という従来通りのオートデセル制御となる。
制御方法を図1〜図3について述べる。本発明では、低
速回転数運転指令と設定回転数運転指令を選択設定する
選択スイッチ18の操作信号をコントローラ10に入力
するようにしているので、まず選択スイッチ18の状態
を検出し、低速回転数運転指令を選択しているか否かを
判断する。選択スイッチ18がオフ状態の場合、コント
ローラ10ではフラグ及び遅延時間のカウンタをクリア
する。次に選択スイッチ18がオン状態の場合で、かつ
操作レバーがすべて中立状態であるかを判断する。中立
状態の場合、上記フラグの判断よりフラグが0の場合
は、予め定められた遅延時間を待たずにエンジン低速回
転数運転の指令を行う。中立状態でない場合には、遅延
時間をクリアすると共に、フラグを1にセットする。つ
まり、フラグは操作レバーがすべて中立状態で、かつ選
択スイッチ18をオン操作した状態かを判断するもの
で、選択スイッチ18がオン状態で1度でも操作レバー
の操作を行うと、フラグは1にセットされ、予め定めら
れた遅延時間を経てエンジン低速回転数運転を指令する
という従来通りのオートデセル制御となる。
【0008】次に図4は、本発明の第2実施例エンジン
回転数制御方法を示すフローチャートである。この第2
実施例エンジン回転数制御方法では、予め定められた遅
延時間t1 に対し、より短時間の遅延時間t2 を設定す
る。それぞれ選択スイッチ18がオン状態でない場合に
は、遅延時間t2 及びt1 をクリアしてしまう。そして
操作レバーがすべて中立状態で選択スイッチ18をオン
操作した状態(すなわちフラグ=0の状態)において、
遅延時間t2 が過ぎてからエンジン低速回転数運転を指
令するようにしている。すなわちこの第2実施例エンジ
ン回転数制御方法が第1実施例と異なる点は、第1実施
例エンジン回転数制御方法ではフラグ=0の状態におい
て即座にエンジン低速回転数運転を指令するようにして
いるが、本第2実施例では予め定められた遅延時間t1
よりも短い遅延時間t2 で低速回転数運転を指令できる
ようにしている点である。
回転数制御方法を示すフローチャートである。この第2
実施例エンジン回転数制御方法では、予め定められた遅
延時間t1 に対し、より短時間の遅延時間t2 を設定す
る。それぞれ選択スイッチ18がオン状態でない場合に
は、遅延時間t2 及びt1 をクリアしてしまう。そして
操作レバーがすべて中立状態で選択スイッチ18をオン
操作した状態(すなわちフラグ=0の状態)において、
遅延時間t2 が過ぎてからエンジン低速回転数運転を指
令するようにしている。すなわちこの第2実施例エンジ
ン回転数制御方法が第1実施例と異なる点は、第1実施
例エンジン回転数制御方法ではフラグ=0の状態におい
て即座にエンジン低速回転数運転を指令するようにして
いるが、本第2実施例では予め定められた遅延時間t1
よりも短い遅延時間t2 で低速回転数運転を指令できる
ようにしている点である。
【0009】次に図5は、本発明の第3実施例エンジン
回転数制御方法を示すフローチャートである。この第3
実施例エンジン回転数制御方法では、フラグを設定して
いないし、そてし選択スイッチ18がオン状態でない場
合には従来の遅延時間のカウントをクリアしないで、遅
延時間より短い時間設定のカウント値にセットするよう
にしている。それにより操作レバーがすべて中立状態で
選択スイッチ18をオン状態の場合において、予め定め
られた遅延時間よりも短い時間によってエンジン低速回
転数運転を指令することができる。
回転数制御方法を示すフローチャートである。この第3
実施例エンジン回転数制御方法では、フラグを設定して
いないし、そてし選択スイッチ18がオン状態でない場
合には従来の遅延時間のカウントをクリアしないで、遅
延時間より短い時間設定のカウント値にセットするよう
にしている。それにより操作レバーがすべて中立状態で
選択スイッチ18をオン状態の場合において、予め定め
られた遅延時間よりも短い時間によってエンジン低速回
転数運転を指令することができる。
【0010】
【発明の効果】従来技術の建設機械のオートデセル制御
では、操作レバーをすべて中立位置に戻した状態でオー
トデセルを選択した場合でも予め定められた遅延時間を
経過しないと、エンジン回転は低速回転数に落ちない。
したがって運転者が低速作動を急ぐ場合でも低速回転数
に落ちない。したがって運転者が低速作動を急ぐ場合で
も低速落としが遅く、また操作レバーのすべてを中立位
置に戻す頻度が多い作業の場合でも、エンジン騒音の低
減や燃費の節減を行うことが困難であった。しかし本発
明のエンジン回転数制御方法では、低速回転数運転指令
と設定回転数運転指令を選択設定する選択スイッチの操
作信号をコントローラに入力するようにし、上記操作レ
バーのすべてが中立状態になったとき、上記選択スイッ
チに操作作動動作を加えることによりその時点から予め
定められた遅延回転数運転指令信号を出力するようにし
ている。それにより、運転者が複数の操作レバーをすべ
て中立位置に戻した場合に直ちにその時だけ低速回転に
落としたいときには、操作レバーをすべて中立位置に戻
した時点に選択スイッチのオン操作を行うことによっ
て、エンジン回転を予め定められた遅延時間を経過しな
いうちに低速回転数に落とすことができる。したがって
運転者が低速作動を急ぐ場合には、運転者の意志通りに
低速落としを速くし、また操作レバのすべてを中立位置
に戻す頻度が多い作業の場合にはエンジン騒音の低減や
燃費の向上を行うことができる。また本発明における選
択スイッチをマニュアル方式のいわゆる切換スイッチの
代わりに使用すると、マニュアル制御とオートデセル制
御をオンオフプッシュ操作によって選択できるので、エ
ンジン回転数制御操作を容易かつ効果的に行うことがで
きる。
では、操作レバーをすべて中立位置に戻した状態でオー
トデセルを選択した場合でも予め定められた遅延時間を
経過しないと、エンジン回転は低速回転数に落ちない。
したがって運転者が低速作動を急ぐ場合でも低速回転数
に落ちない。したがって運転者が低速作動を急ぐ場合で
も低速落としが遅く、また操作レバーのすべてを中立位
置に戻す頻度が多い作業の場合でも、エンジン騒音の低
減や燃費の節減を行うことが困難であった。しかし本発
明のエンジン回転数制御方法では、低速回転数運転指令
と設定回転数運転指令を選択設定する選択スイッチの操
作信号をコントローラに入力するようにし、上記操作レ
バーのすべてが中立状態になったとき、上記選択スイッ
チに操作作動動作を加えることによりその時点から予め
定められた遅延回転数運転指令信号を出力するようにし
ている。それにより、運転者が複数の操作レバーをすべ
て中立位置に戻した場合に直ちにその時だけ低速回転に
落としたいときには、操作レバーをすべて中立位置に戻
した時点に選択スイッチのオン操作を行うことによっ
て、エンジン回転を予め定められた遅延時間を経過しな
いうちに低速回転数に落とすことができる。したがって
運転者が低速作動を急ぐ場合には、運転者の意志通りに
低速落としを速くし、また操作レバのすべてを中立位置
に戻す頻度が多い作業の場合にはエンジン騒音の低減や
燃費の向上を行うことができる。また本発明における選
択スイッチをマニュアル方式のいわゆる切換スイッチの
代わりに使用すると、マニュアル制御とオートデセル制
御をオンオフプッシュ操作によって選択できるので、エ
ンジン回転数制御操作を容易かつ効果的に行うことがで
きる。
【図1】本発明に係るエンジン回転数制御装置を装備し
た建設機械の要部回路図である。
た建設機械の要部回路図である。
【図2】本発明の第1実施例エンジン回転数制御方法を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】図1におけるエンジン回転数制御装置の動作を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施例エンジン回転数制御方法を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例エンジン回転数制御方法を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図6】従来技術のエンジン回転数制御方法のフローチ
ャートである。
ャートである。
1 エンジン 2 エンジンガバナ 3,4,5 油圧アクチュエータ 6,7,8 油圧切換弁 9 油圧ポンプ 10 コントローラ 11,12,13 操作状態検出器 14 スロットル装置 15 スロットルレバー 17 ガバナモータ 18 選択スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンと、そのエンジンにより動かさ
れる油圧ポンプと、その油圧ポンプからの圧油により作
動する複数のアクチュエータと、上記エンジンの回転数
を設定するスロットルレバーと、上記アクチュエータの
作動を制御する作動制御機器と、上記アクチュエータに
対応して設けられかつ上記作動制御機器を操作して上記
アクチュエータの作動を指令する複数の操作レバーを有
し、その複数の操作レバーの少なくとも一つが作動状態
になったとき、上記エンジンの回転数を上記スロットル
レバーにより設定された設定回転数とする設定回転数運
転を指令し、その設定回転数運転指令がなされている状
態で上記操作レバーのすべてが中立状態となった時点か
ら予め定められた遅延時間を経過したとき、上記エンジ
ンの回転数を上記設定回転数より小さい低速回転数とす
る低速回転数運転を行うようにするエンジン回転数制御
方法において、上記低速回転数運転指令と設定回転数運
転指令を選択設定する選択スイッチの操作信号をコント
ローラに入力するようにし、上記操作レバーがすべて中
立状態の場合に選択スイッチに操作動作を加えた時の
み、その時点から予め定められた遅延時間より短時間の
うちに、上記コントローラよりエンジンのガバナに対し
て低速回転数運転指令信号を出力することを特徴とする
建設機械のエンジン回転数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18091294A JPH0821269A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 建設機械のエンジン回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18091294A JPH0821269A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 建設機械のエンジン回転数制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821269A true JPH0821269A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16091469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18091294A Pending JPH0821269A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 建設機械のエンジン回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821269A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000007996A (ko) * | 1998-07-09 | 2000-02-07 | 김형벽 | 건설장비용 디젤엔진의 회전수 제어장치 |
KR20180103967A (ko) * | 2016-07-06 | 2018-09-19 | 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 | 작업 기계 |
CN108603452A (zh) * | 2016-02-06 | 2018-09-28 | 奥迪股份公司 | 用于运行驱动装置的方法和设备以及驱动装置 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP18091294A patent/JPH0821269A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000007996A (ko) * | 1998-07-09 | 2000-02-07 | 김형벽 | 건설장비용 디젤엔진의 회전수 제어장치 |
CN108603452A (zh) * | 2016-02-06 | 2018-09-28 | 奥迪股份公司 | 用于运行驱动装置的方法和设备以及驱动装置 |
US10865720B2 (en) | 2016-02-06 | 2020-12-15 | Audi Ag | Method and device for operating a drive device, and drive device |
KR20180103967A (ko) * | 2016-07-06 | 2018-09-19 | 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 | 작업 기계 |
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