JPH08212041A - 共同作業用イメージの表示方法 - Google Patents

共同作業用イメージの表示方法

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JPH08212041A
JPH08212041A JP7016678A JP1667895A JPH08212041A JP H08212041 A JPH08212041 A JP H08212041A JP 7016678 A JP7016678 A JP 7016678A JP 1667895 A JP1667895 A JP 1667895A JP H08212041 A JPH08212041 A JP H08212041A
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JP
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image
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displaying
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Application number
JP7016678A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishizaki
健史 石崎
Toshimitsu Hayashi
俊光 林
Masami Kameda
正美 亀田
Yoshiyuki Nakayama
良幸 中山
Kenjiro Mori
賢二郎 森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスプレイ上に表示されたものをコピーし、
イメージとして表示した場合に、本物とイメージとの区
別を見て分かるようにすることにある。 【構成】パーソナルコンピュータ10は通信ネットワー
ク50を経由して接続されており、共同作業を行なって
いる。共同作業用ウィンドウ100の表示は、互いに反
映されるようになっており、ウィンドウ90のイメージ
をコピーしたウィンドウイメージ110が表示してあ
る。この操作できないウィンドウイメージ110には、
斜線を入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークにより接
続された複数の端末間でディスプレイに表示される任意
の画面イメージを送受信し合って共有し、その共有イメ
ージを参照しながら打合せや会議を行える共同作業用イ
メージの表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ションなど通信ネットワークに接続された複数の端末を
使って共同作業を支援するシステムを使用することによ
り、地理的に離れた場所にいる複数の人が同じ画面を参
照しながら共同作業を行なうことができる。画面に表示
された操作不可能なイメージを相手に送り、お互いに同
じ絵を見て共同作業を行なう。このようなディスプレイ
に表示されたイメージを共有するためのシステムとし
て、”シーイング・イズ・オールモスト・ビリィビン
グ”("Seeing is Almost Believing、") PC Magazin
e, Vol.13, No.1.1で紹介されているようないく
つかのソフトウェアが開発・販売されている。これらの
ソフトウェアを使用すると、パーソナルコンピュータの
表示画面を取り込んで通信ネットワークで接続された他
のコンピュータとの間でイメージを共有することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の共同作業支援シ
ステムでは、アプリケーションプログラムが表示するイ
メージデータを複写し複数の端末で共有するとき、オリ
ジナルとコピーの間に外見上の区別がまったくない。そ
のため、コピーである共有イメージはマウスやキーボー
ドを使って操作することができない複写物であるにもか
かわらず、ユーザが見ただけではアプリケーションプロ
グラムが表示する操作可能なウィンドウとの区別がつか
ないために混乱を生じやすかった。たとえば、共有イメ
ージ上のメニューバーは、通常アプリケーションプログ
ラムが表示する操作可能なメニューバーとまったく同じ
外見を持つため、共同作業支援システムのユーザは、誤
ってマウスを使って共有イメージに対して操作を試みて
初めてそれが複写物であることに気が付くことが多い。
【0004】このようにディスプレイ上でイメージの複
写を行うと、オリジナルとコピーの間に外見上の区別が
まったくないことに起因する種々の問題が生じる。これ
らはの問題は、共同作業支援システムに必要とされる使
いやすさを大きく損なう原因となっている。さらに補え
ば、ユーザとしては操作できると思った対象が実は操作
不可能だということがすぐに判断できないために大きな
ストレスとなり、円滑な操作の支障となるばかりでなく
システムを使用するときの不快感にもつながりかねな
い。
【0005】本発明では、共有されている共同作業用イ
メージが複写物であることを外見だけで容易に区別でき
るような処理を施すことによってこの問題点を回避する
ことができる共同作業用イメージの表示方法を提供する
ことにある。
【0006】また、本発明では、オリジナルイメージを
複写して共有イメージを作成するときに、必要に応じて
イメージ全体または一部をアプリケーションに従って一
定の方法で加工し、共同作業用イメージがオリジナルイ
メージと異なることを容易に区別できる共同作業用イメ
ージの表示方法を提供することにある。
【0007】また、本発明では、オリジナルイメージで
あるアプリケーションイメージと、その複写物である共
同作業用イメージとを区別するために行う加工におい
て、ユーザが予め自由に定義できる共同作業用イメージ
の表示方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の共同作業用イメ
ージの表示方法は、複数の端末の内の共同作業を実行す
る第1の端末が、アプリケーションウインドウデータを
作成し、前記作成されたアプリケーションウインドウデ
ータを加工して共同作業用データを作成し、前記作成さ
れた共同作業用データに対応した共同作業用イメージを
前記第1の端末の表示装置に表示し、前記共同作業用デ
ータを前記ネットワークを介して前記第1の端末と共に
共同作業を実行する第2の端末へ送信し、前記共同作業
用データに対応した共同作業用イメージを前記第2の端
末の表示装置に表示するものである。
【0009】また、本発明の共同作業用イメージの表示
方法は、複数の端末の内の共同作業を実行する第1の端
末がアプリケーションウインドウデータを作成して前記
第1の端末の表示装置に前記アプリケーションウインド
ウデータに対応したアプリケーションウインドウを表示
し、前記作成されたアプリケーションウインドウデータ
をコピーし、前記コピーしたアプリケーションウインド
ウデータを加工して共同作業用イメージデータを作成
し、前記共同作業用イメージデータに対応した共同作業
用イメージを前記第1の端末の表示装置に前記アプリケ
ーションウインドウと共に表示し、前記共同作業用イメ
ージデータを前記ネットワークを介して前記第2の端末
へ送信し、前記送信された共同作業用イメージデータに
基づき前記共同作業用イメージを前記第2の端末の表示
装置に表示するものである。
【0010】また、本発明の共同作業用イメージの表示
方法は、複数の端末のうちの共同作業を実行する第1の
端末は前記共同作業を実行するための共有イメージ表示
制御プログラム及び任意のアプリケーションプログラム
が動作し、前記端末のうちの共同作業を実行する第2の
端末は前記共同作業を実行するための共同作業用の共有
イメージ表示制御プログラムが動作しており、前記アプ
リケーションプログラムを用いて作成され、前記第1の
端末の表示装置に展開される前記アプリケーションウィ
ンドウデータを前記第1の端末の記憶手段にコピーし、
前記コピーされたアプリケーションウィンドウデータを
加工して共同作業用データを作成し、前記作成された共
同作業用データに対応した共同作業用イメージを前記第
1の端末の表示装置の共同作業用ウィンドウ内に表示
し、前記共同作業用データを前記ネットワークで接続さ
れ前記第1の端末と共に共同作業を実行する第2の端末
の共有イメージ表示制御プログラムへ送信し、該第2の
端末上で動作する共有イメージ表示制御プログラムは前
記送信されてきた第2のイメージを該第2の端末のディ
スプレイに表示するものである。
【0011】また、本発明の共同作業用イメージの表示
方法は、共同作業データが前記コピーしたアプリケーシ
ョンウインドウデータの一部または全部に対して、斜線
を合成して作成されること、輝度を変更して作成される
こと、任意の画像データを合成して作成されることのう
ち少なくとも一つが選択されるかあるいは複数組み合わ
せて作成されるものである。
【0012】また、本発明の共同作業用イメージの表示
方法は、前記任意の画像データをユーザにより予め定義
できるものである。
【0013】
【作用】本発明の共同作業用イメージの表示方法は、複
数の端末の内の共同作業を実行する第1の端末が、ウィ
ンドウシステムの表示するウィンドウ名称表示部分やメ
ニューバーなどのシステム表示エリアを含む、表計算ソ
フト等のアプリケーションウインドウデータを作成して
前記第1の端末の表示装置に前記アプリケーションウイ
ンドウデータに対応したアプリケーションウインドウを
表示し、前記作成されたアプリケーションウインドウデ
ータをコピーし、前記コピーしたアプリケーションウイ
ンドウデータを、予め指定されたイメージ加工方法を適
用して共同作業用イメージデータを作成し、前記共同作
業用イメージデータに対応した共同作業用イメージを前
記第1の端末の表示装置に前記アプリケーションウイン
ドウと共に表示し、前記共同作業用イメージデータを前
記ネットワークを介して前記第2の端末へ送信し、前記
送信された共同作業用イメージデータに基づき前記共同
作業用イメージを前記第2の端末の表示装置に表示する
ものである。
【0014】本発明では、アプリケーションプログラム
によってはシステム表示エリア以外の独自のコマンド入
力エリアをあらかじめ登録しておき、アプリケーション
プログラムごとに異なるコマンド入力エリアをも加工す
る。
【0015】このように本発明では、単にイメージを複
写するだけではなく、オリジナルと複写物とを外見だけ
で区別できるように加工するため、共同作業支援システ
ムのユーザは混乱することなくオリジナルイメージと複
写された共有イメージとを使い分けることが可能にな
る。
【0016】
【実施例】以下では図面を参照しながら本発明の実施例
である共同作業支援システムを説明する。
【0017】本実施例の共同作業支援システムでは、通
信ネットワークで接続された少なくとも2個の端末の間
で、任意の端末のディスプレイに表示されたイメージを
他の端末のディスプレイに表示し、共有することによっ
て共同作業を支援する。ここでは、音声通話には通常の
電話機をおよび電話回線を使用し、端末としてはマイク
ロソフト社のOSであるMS-DOS/Vおよびウィンドウシステ
ムであるWindows 3。1が動作するパーソナルコンピュー
タを使用している。通信ネットワークとしては、LAN(Lo
cal Area Network)としてよく使用されているCD105を使
用し、ネットワークプロトコルはTCP/IP(Transport Con
trol Protocol / Internet Protocol)を使用している。
遠隔地間で接続するような場合にはISDN(Integrated Se
rvices Digital Network)を使用することもできる。
【0018】以下の説明では、簡単のため参加者が2人
の場合について説明しているが、同様の作業をネットワ
ークで接続された3台以上の端末の間で行うことも可能
である。
【0019】図1は本実施例の共同作業支援システムに
よる共同作業中のシステムの概要を示している。
【0020】図2はパーソナルコンピュータのハードウ
ェア構成図、図3は共同作業の手順を示したフローチャ
ートである。
【0021】図1において、パーソナルコンピュータ1
0には、キーボード20とマウス30およびディスプレ
イ40が接続されている。音を出力するためのスピーカ
45が接続されていれば、音声や各種警告音を再生する
ことができる。
【0022】各パーソナルコンピュータ10は通信ネッ
トワーク50を介して、他のパーソナルコンピュータと
接続されている。本実施例では接続されるパーソナルコ
ンピュータが2個の場合について説明するが、接続され
るパーソナルコンピュータが3個以上の構成も同様に実
現できる。
【0023】この通信ネットワークとしては、LAN(Loca
l Area Network)あるいはWAN(Wide Area Network)のい
ずれも利用することができる。電話機60は、電話回線
70と接続されており、パーソナルコンピュータのユー
ザが使用できる。電話機は、パーソナルコンピュータと
接続して、パーソナルコンピュータから操作(発信操作
など)できるようにしてもよい。さらに、本実施例のよ
うに既存の電話回線を用いず、データ通信用の通信ネッ
トワーク50を使って音声も通信できるようにしてもよ
い。ディスプレイ40の表示は、図3とともに後述す
る。
【0024】図2はパーソナルコンピュータのハードウ
ェア構成を示す。キーボード20からの入力はキーボー
ドドライバ150によって、マウス30からの入力はマ
ウスドライバ160によってそれぞれ解析され、CPU
210に送られる。CPU210はメインメモリ200
に格納されているプログラムを実行しており、必要に応
じてディスクコントローラ190を通じてディスク23
0上に格納されているデータを読み書きする。メインメ
モリ200上には、複数の実行可能なプログラムが格納
されている。本実施例の説明に必要なプログラムは、ウ
ィンドウシステムプログラム232、アプリケーション
プログラム234、共同作業用共有イメージ表示制御プ
ログラム240などがある。アプリケーションプログラ
ム234は必要に応じて複数実行することができる。ま
た、共同作業用共有イメージ表示制御プログラム240
はメインメモリ200上に作業用メモリ236を確保し
て各種データ処理のために使用する。これらプログラム
の処理結果はフレームメモリ170に書き込まれる。デ
ィスプレイコントローラ180は、フレームメモリ17
0の内容を定期的に読み出してディスプレイ40に表示
する。音を鳴らす場合には、プログラムからの指示によ
りCPU210がサウンドドライバ165にコマンドを
送ってスピーカ45を鳴らす。
【0025】図3は本システムを使用して共同作業を開
始して終了するまでの手順の例を示すフローチャートで
ある。パーソナルコンピュータは起動されており、マル
チウィンドウシステムが動作していることを前提とす
る。その時ディスプレイには、ウィンドウ80−A、8
0−Bが表示される。まず、他の参加者に電話をかけ
て、共同作業を行なうことを伝える(ステップ25
0)。次に、共同作業に用いる資料を表示するために、
その資料を作成したアプリケーションプログラムを起動
する(ステップ260)。図1の例では、表計算プログ
ラムが実行されており、ウィンドウ90を表示してい
る。
【0026】このアプリケーションプログラムは、資料
を使う前であれば、いつ表示しても良い。本実施例で
は、説明を簡単にするために、共同作業用共有イメージ
表示制御プログラム240を起動する前にアプリケーシ
ョンプログラムを起動してウィンドウを表示しておく場
合について説明する。
【0027】共同作業用共有イメージ表示制御プログラ
ム240を起動する(ステップ270)。この共同作業
用共有イメージ表示制御プログラム240を起動すれば
共同作業用ウィンドウ100−Aおよび100−Bが表
示される。この後、共同作業用共有イメージ表示制御プ
ログラム240の処理(ステップ280)を行なう。後
述するように、共同作業用ウィンドウ100の表示は、
この共同作業用共有イメージ表示制御プログラム240
により相互に反映されるようになっており、ディスプレ
イ40−Aでコピーしたイメージは他の参加者のパーソ
ナルコンピュータにも送られ、両方の共同作業用ウィン
ドウ100に表示されるようになっている。
【0028】図1の共同作業用ウィンドウ100は、ウ
ィンドウ90−Aの複写されたイメージ110を互いに
参照し、テレポインタ120で指し示しながら共同作業
を行なっている時の表示を示している。テレポインタ1
20とは、二つの共同作業用ウィンドウ100−A、1
00−Bの上で同じ位置を示すことができるポインタで
ある。共同作業を終了するときは、共同作業用共有イメ
ージ表示制御プログラム240を終了し(ステップ29
0)、共同作業に使用する資料を表示するために起動し
ていたアプリケーションプログラムを終了し(ステップ
300)、電話を切る(ステップ310)。この3つの
手順はどの順に行なっても良い。特に、資料を表示した
アプリケーションプログラムの終了は、資料を参照した
後であればいつでも良い。
【0029】本実施例では、簡単のためアプリケーショ
ンプログラムのウィンドウを一つだけ共有する場合を示
しているが、共同作業用共有イメージ教示プログラム2
40は複数のウィンドウイメージを共有表示することも
可能である。この場合、共有される複数のウィンドウイ
メージはそれぞれ別のページとして共同作業用ウィンド
ウ100の中に表示される。
【0030】図4は図3の共同作業用共有イメージ表示
制御プログラム240の処理(ステップ280)を具体
的に説明したフローチャートである。まず、メモリの確
保、各種変数の初期化および他のパーソナルコンピュー
タからの接続を受けられるように接続待ち状態にするな
どの初期化処理を行なう(ステップ350)。そして、
共有イメージを表示するための共同作業用ウィンドウを
表示し(ステップ360)、他の参加者と接続するため
に接続処理を行なう(ステップ370)。接続が完了し
たら、ユーザからのキーボードまたはマウスからの入力
を受付ける(ステップ380)。受け取った入力が、ウ
ィンドウコピーのコマンドであれば(ステップ39
0)、ウィンドウのイメージコピー処理を行なう(ステ
ップ400)。テレポインティング開始のコマンドであ
れば(ステップ410)、テレポインティングの処理を
行なう(ステップ420)。共同作業用ウィンドウの上
でのマウス操作であれば(ステップ415)、共同作業
用ウィンドウの上では操作ができないことをユーザに通
知するために画面上に警告ウィンドウ1300を表示
し、スピーカ45から警告音を鳴らす処理を行う(ステ
ップ425)。終了コマンドであれば(ステップ43
0)、終了時の処理を行なう(ステップ440)。
【0031】図5はユーザが共同作業用ウィンドウの上
でコピーしたウィンドウイメージの操作をしようとした
ために警告ウィンドウ1300が表示された例を示して
いる。もちろん、この警告ウィンドウが必要ない場合に
は表示しないように設定することも可能である。
【0032】本実施例の共同作業支援システムでは、コ
ピーされたウィンドウイメージを加工して表示すること
により、画面表示を見ただけで操作ができないことは理
解できるようにしているが、万一ユーザが誤って操作を
試みてもこのような警告手段が提供されているため、何
度も続けて不要な操作を行うようなことは未然に防ぐこ
とができる。
【0033】さて、図4の説明において参照した各種の
コマンドは全て、図6に示す共同作業用ウィンドウ10
0のメニュー460の中のプルダウンメニュー470の
中からユーザが選択して指示するものである。本実施例
の共同作業支援システムではウィンドウコピー以外にも
対話参加者を指定して接続するコマンドや作成したイメ
ージをファイルに保存するコマンドなど各種のコマンド
を提供している。これらのコマンド処理の詳細は本発明
のイメージ加工共有方式とは直接関係しないため、ここ
ではその他のコマンド処理(ステップ450)としてま
とめて表記している。すべてのコマンド処理が終了する
と、入力受取(ステップ380)に戻る。
【0034】本実施例の共同作業支援システムでは、操
作不可能な共同作業用イメージの上でユーザが何か操作
を行おうとした場合には、図4に示すように警告音を鳴
らして注意を促すようにしている。もちろん、必要に応
じて警告音を鳴らさないように設定できるようにするこ
とも可能である。
【0035】なお、ウィンドウをコピーする操作は、接
続されているどの参加者も実行することができるように
なっている。したがって、接続されている参加者は、い
つでも自分が作成したウィンドウのイメージを他の参加
者と共有表示することができる。
【0036】図7は図4における接続処理(ステップ3
70)を説明したフローチャートである。まず、図6に
示すプルダウンメニュー480からユーザが接続コマン
ド474を選択すると、接続参加者入力用ウィンドウを
表示する(ステップ500)。そこで、接続する参加者
をユーザが入力する(ステップ510)。接続する参加
者の入力方法は、パーソナルコンピュータに対応づけら
れた名前でもよいし、利用者とパーソナルコンピュータ
の対応関係があらかじめ登録されていれば、氏名などで
もよい。接続相手が入力されると、指定された参加者に
対して接続要求を出す(ステップ520)。接続を要求
されたパーソナルコンピュータは起動時に接続待ち状態
になっているので、その接続要求を受け取ると応答を返
す。その応答を受け取ると(ステップ530)、接続し
たことをユーザに知らせる(ステップ540)。
【0037】図8は図4に示されるテレポインティング
の処理(ステップ420)を説明したフローチャートで
ある。ユーザが図6の共同作業用ウィンドウ100にお
いてプルダウンメニュー480からテレポインタコマン
ド477を選択すると、共同作業用共有イメージ制御プ
ログラムは各参加者の共有イメージ上にテレポインタを
表示する(ステップ550)。本実施例ではテレポイン
タは初期状態では共同作業用ウィンドウ100の左上に
表示されるようになっている。このとき、同時に接続さ
れている参加者のパーソナルコンピュータ上の対応する
共同作業用ウィンドウ100上の同じ位置にも、テレポ
インタが表示される。
【0038】この後、共同作業用ウィンドウ100の上
でマウスのボタンを押すと(ステップ560)、共同作
業用ウィンドウ100を管理しているウィンドウシステ
ムプログラム232からボタンが押された点の座標が通
知される(ステップ570)。共同作業用共有イメージ
表示制御プログラム240は通知された座標を他の参加
者のパーソナルコンピュータの共同作業用共有イメージ
表示制御プログラム240に伝え(ステップ575)、
テレポインタを当該座標位置に表示(移動)する(ステ
ップ580)。座標を受け取った他の参加者のパーソナ
ルコンピュータの共同作業用共有イメージ表示制御プロ
グラム240もその座標位置にテレポインタを表示す
る。これらの処理を繰り返すことにより、共同作業用共
有イメージ表示制御プログラム240は対応する共同作
業用ウィンドウ100上の同じ位置にテレポインタを表
示することができる。もし、テレポインティングの終了
コマンドだったら(ステップ590)、テレポインタを
消去し(ステップ600)テレポインティングの処理を
終了する。本実施例の共同作業支援システムではテレポ
インティングを効率良く使用するための各種のコマン
ド、たとえばポインタ形状変更コマンドなどを提供して
いるが、これらのコマンド処理の詳細は本発明のイメー
ジ加工共有方式とは直接関係しないため、ここではその
他のコマンド処理(ステップ610)としてまとめて表
記している。すべてのコマンド処理が終わったら入力待
ちに戻る。
【0039】図9は図4にある終了時の処理(ステップ
440)を説明したフローチャートである。ユーザから
終了の要求があると、まず、共同作業用ウィンドウ10
0の表示内容を消去し(ステップ650)、そのウィン
ドウを閉じる(ステップ660)。そして、他の参加者
との接続を切断し(ステップ670)、プログラムを終
了する。
【0040】図10は図4のウィンドウのイメージコピ
ーの処理を説明したフローチャートである。この処理
は、図6の共同作業用ウィンドウ100のプルダウンメ
ニュー480の中からウィンドウコピーコマンド474
が選ばれたときに行なわれる。まず、イメージとして取
り込みたいウィンドウをユーザが指定する(ステップ7
00)。マウスボタンを取り込みたいウィンドウの上で
押すことによって取り込むウィンドウを指定する。次
に、選択されたウィンドウのウィンドウ番号を得る(ス
テップ710)。各ウィンドウにはウィンドウシステム
プログラム232が管理するための番号が付与されてお
り、その番号は選択された時にウィンドウシステムプロ
グラム232から教えてもらうことができる。そのウィ
ンドウ番号を元に、そのウィンドウの位置、大きさを得
る(ステップ720)。そして、その大きさの分だけウ
ィンドウのイメージを図2で説明したフレームメモリ1
70から共同作業用共有イメージ表示制御プログラム2
40の管理する作業用メモリ236へコピーする(ステ
ップ730)。次に、作業用メモリ236内においてコ
ピーしたイメージの加工処理を行なう(ステップ74
0)。そして、加工したイメージを他の参加者のパーソ
ナルコンピュータに送信し(ステップ750)、加工し
たイメージを作業用メモリ236からフレームメモリ1
70に転送することにより共同作業用ウィンドウ100
に表示する(ステップ760)。表示は、共同作業用ウ
ィンドウ100の左上に表示する。他の参加者のパーソ
ナルコンピュータでも同様に表示することにより、表示
位置を一致させることができる。
【0041】図11は図10におけるイメージの加工処
理(ステップ740)を説明する図である。ディスプレ
イ上のイメージはビットマップと呼ばれる形式で表現さ
れる。ビットマップ形式のイメージは、小さな点(ドッ
ト)の集まりであり、各ドットはイメージ上の位置に対
応する色を表わしている。色は、赤、緑、青(R、G、
B)の3原色の各色の輝度の組み合わせで表現される。
たとえば、各原色の輝度を表わす値が0から100であ
るとすると、(R、G、B)全て0の時は黒色であり、全
て100の時は白色を表す。ここで、ディスプレイ上の
イメージ800とは別に斜線のパターンを持つビットマ
ップ810を作成し、元のイメージ800とパターン
(斜線)のイメージ810をビットマップ演算により合
成することで新しいイメージ820を作り出すことがで
きる。このビットマップ演算では、演算対象となる2個
のビットマップの対応するドットごとに(R、G、B)
の値の論理和、論理積などの演算が行なわれる。たとえ
ば、本実施例の共同作業支援システムでは、Windowsの
関数であるBitBlt()という関数を使う。この関数は、元
のイメージとパターンイメージとその間の演算法(AN
D、 ORなど)を指定すれば、合成したイメージを作るこ
とができる。また、ここではウィンドウ名称表示部やメ
ニューバーなどのシステム表示エリア830だけに斜線
を入れるようにしている。システム表示エリアとは、全
てのウィンドウが共通して持っている部分であり、ウィ
ンドウの表示を管理しているウィンドウシステムが管理
する部分である。ウィンドウシステムプログラム232
に対してウィンドウ識別子を指定して問い合わせること
により、システム表示エリアの大きさと位置を知ること
ができる。すなわち、イメージのどの部分を加工すべき
かをユーザが特に指定しなくても、共同作業用共有イメ
ージ表示制御プログラム240が自動的に適切な加工を
行うため、共同作業の流れを中断することなくイメージ
の共有を行うことができる。アプリケーションプログラ
ムが表示するウィンドウの中で、イメージをコピーした
ときに外見上混乱を起こしやすい部分は、ほとんどがこ
のシステム表示エリアであるため、通常は共同作業用共
有イメージ表示制御プログラム240による自動加工で
十分である。本実施例の共同作業支援システムでは、必
要に応じてユーザが加工したい部分を指定することもで
きる。なお、システム表示エリアだけを加工する方式
は、アプリケーションプログラムが表示している部分に
は加工を行わないため、共有イメージを使った共同作業
の障害にはならないという利点もある。
【0042】上記のシステム表示エリアがどこであるか
を知る方法はウィンドウシステムによって多少異なる。
ここでは本実施例の共同作業支援システムが採用してい
るマイクロソフト社のWindowsの場合の方法について説
明した。他のウィンドウシステム、たとえばXウィンド
ウシステムの場合には、ウィンドウマネジャと呼ばれる
ウィンドウ管理プログラムがシステム表示エリアを管理
している。
【0043】また、ビットマップの演算を行うのに本実
施例ではWindowsのBitBlt()という関数を用いている
が、やはりXウィンドウの場合にはCopyArea()などの関
数を使用することにより同様の効果が得られる。他のマ
ルチウィンドウシステムでも同様の機能を提供するビッ
トマップ演算関数を使用すればよい。
【0044】ところで、ウィンドウイメージをコピーす
る際に、何らかの理由により加工結果が受け入れられな
い場合も考えられる。たとえば、システム表示エリアそ
のものを他の参加者と共有表示したい場合には、システ
ム表示エリアを自動的に加工されると不都合である。こ
のような場合には、必要に応じてイメージを加工する前
の状態に戻してから共同作業で利用できるようにすれば
よい。これは上記の処理の中で加工前のイメージをメモ
リ中に保存しておくだけで容易に実現可能である。同様
にしていったん加工前の状態に戻したイメージを再び加
工された状態にすることも可能である。
【0045】図12は図11の処理を行う際のフローチ
ャートを示す。まず、取り込んだイメージの大きさをウ
ィンドウシステムプログラム232に問い合わせる(ス
テップ840)。この情報に基づいてイメージと合成す
るウィンドウと合成するビットマップを作成する(ステ
ップ850)。このとき、後述するようにイメージ加工
方法によって合成すべきビットマップの大きさは異な
る。たとえば、イメージ全体を加工する場合にはイメー
ジと同じ大きさのビットマップが必要であるが、イメー
ジの一部だけを加工する場合には加工に必要な大きさの
ビットマップを作成すればよい。次に、作成したビット
マップを加工する(ステップ860)。加工方法はイメ
ージをどのように加工するかによってことなる。たとえ
ば、図11に示したように斜線をかける場合は、合成す
るビットマップは斜線パターンをもつように加工され
る。次に、イメージとビットマップを前述したBitBlt関
数で合成する。
【0046】図13はイメージ全体に斜線をかけた例で
ある。図11で説明した方法をイメージ全体に適用すれ
ばよい。共同作業ではアプリケーションプログラムが表
示するウィンドウそのもの以外のイメージを使用する場
合もある。たとえば、ディスプレイ上に表示されるアイ
コンなどを取り込んで共有表示した場合には、イメージ
全体が操作可能であるように見えるため、図13のよう
にイメージ全体を加工することにより不用意な操作を未
然に防ぐことができる。あるいは、意図的にイメージ全
体を加工することによって、共同作業を行っている参加
者がイメージを操作しようとしないように誘導すること
も可能である。
【0047】図14は、ウィンドウのシステム表示エリ
アの色を変えた例である。この例は白い部分を灰色にし
ている。カラー表示のディスプレイの場合は、全体の色
を青色っぽくしたり、輝度を落したりすることもでき
る。ウィンドウのシステム表示エリアの色が他の操作可
能なウィンドウとは異なることから、ユーザは対象が複
写されたイメージであって操作できないということを自
然に認識することができる。
【0048】図15はイメージ中のシステム表示エリア
の輝度を落とす場合の処理を示すフローチャートであ
る。まず、加工するシステム表示エリア(斜線を引く部
分)の大きさをウィンドウシステムプログラム232に
問い合わせる(ステップ930)。システム表示エリア
の大きさは、ウィンドウシステムプログラム232へウ
ィンドウ番号と共に問い合わせれば知ることができる。
次のステップ940では変数を定義している。Wをシス
テム表示エリアの横幅、Hをシステム表示エリアの高
さ、(R、G、B)をシステム表示エリアの各ドットの
色を定義している3原色の値、xとyは0とする。ステ
ップ950からステップ995の処理は、システム表示
エリアの全てのドットに対して、ステップ960の処理
を行なうことを表している。ステップ960では、シス
テム表示エリアの各ドットの(R、G、B)の各値に
0。8をかける。色の値が小さくなるほど輝度が落ちるた
め、この処理によって輝度が80%に減少することにな
る。ここでは、0。8をかけているが、この値は他の値、
たとえば0。5などでもよい。全てのドットにこの演算を
行うことにより、表示するイメージのシステム表示エリ
アの輝度が変更される。
【0049】図16は、ウィンドウの背景に"IMAGE"と
いう文字を合成した例である。この例では、文字にあた
る部分だけ背景を灰色にする。この場合も、図11の場
合と同様に文字をあらわすビットマップを別に作成して
おき、そのパターンビットマップとウィンドウイメージ
のビットマップとを論理演算することにより実現でき
る。紙を使った資料でも、複写防止の目的で背景に透か
しを印刷する場合がある。このため、本システムのよう
なパーソナルコンピュータを使った共同作業支援システ
ムを初めて使用するというユーザでも、その共有イメー
ジがオリジナルのイメージとは異なるということを容易
に理解することができるであろう。
【0050】図17は、システム表示エリアおよびアプ
リケーションプログラムのウィンドウ上のツールバー1
030の部分に斜線をかけた例である。ツールバー10
30とは、アプリケーションプログラムの操作性を向上
させるためによく使われるもので、メニューバー102
0を使ってアプリケーションプログラムの機能を呼び出
すかわりに、わかりやすい絵表示(アイコン)を使った
ボタンをマウスで押すだけで必要な処理を実行できるよ
うにしたものである。ただし、ツールバーをウィンドウ
のどこに表示するかは各アプリケーションプログラムに
よって異なるため、その位置、大きさは一般的には予測
できない。そこで、本実施例の共同作業支援システムで
はアプリケーションプログラムのウィンドウとそのウィ
ンドウの中で加工する部分の位置と大きさをあらかじめ
登録することができるようにした。登録されたアプリケ
ーションプログラムのウィンドウを取り込んで共有する
ときには、登録された情報に基づいてイメージの必要な
部分だけを加工する。したがって、あらかじめアプリケ
ーションプログラムがどこにツールバーを表示するかを
登録しておくことにより、自動的に判別できるシステム
表示エリアだけではなく、やはり混乱を生じやすいツー
ルバーの部分も半自動的に加工することができる。これ
により、共同作業でよく使うアプリケーションプログラ
ムに応じてより適切なイメージの加工を簡単な操作で行
えるようにしている。登録方法は、図19と図20で説
明する。斜線の表示方法は、図11の説明と同様であ
る。この例は、共同作業で参照する部分、つまり資料
(ファイル)を表示している部分は斜線を引いたり加工
したりせず、通常良く操作されるツールバーには斜線を
入れることにより、ツールバーは操作できないことを明
確に示すことができる。
【0051】図18は、加工方法選択のユーザインタフ
ェースを示したものである。このウィンドウは、図6に
示した共同作業用ウィンドウ100のオプションメニュ
ーの中の、加工方法登録コマンド478を選ぶことによ
り表示される。加工方法選択ウィンドウ1050の上部
はイメージの加工例(1)〜(4)が示される。希望す
る加工方法を選択するには、加工方法選択ウィンドウ1
050の下部にある加工方法選択エリア1060に入力
する。その他に、加工する時の色を決める場合は加工色
選択エリア1070や、加工範囲を決める加工範囲選択
エリア1080に入力することにより詳細な加工方法を
指定することもできる。加工範囲選択エリア1080の
登録範囲ボタン1085は、あらかじめイメージ加工範
囲を登録してあるウィンドウのイメージを加工する場合
にのみ指定することができる。
【0052】本実施例の共同作業支援システムでは、自
動的にイメージを加工するだけでなく、図18のような
ユーザインタフェースを用いて希望するイメージ加工方
法を選択することができるので、ユーザの好みに応じた
快適な操作環境を提供することができる。
【0053】ただし、このように参加者が自由にイメー
ジ加工方法を選択できるようにした場合、どの参加者が
操作を行ったかによってイメージの加工結果が異なる場
合も当然ありうる。もし、これが不都合である場合に
は、共同作業用共有イメージ制御プログラムの間で調整
を行うことにより、イメージ加工方法を特定のユーザが
決定したり、すべてのユーザのイメージ加工方法をある
ユーザのイメージ加工方法と強制的に一致させることも
可能である。
【0054】図19はアプリケーションプログラムごと
のイメージ加工範囲を登録するときのユーザインタフェ
ース画面を示す。図20はアプリケーションプログラム
ごとのイメージ加工範囲を登録する処理を説明したフロ
ーチャートである。
【0055】図6の共同作業用ウィンドウ100におい
て加工方法登録コマンド478を選択すると、共同作業
用共有イメージ制御プログラムはウィンドウ登録モード
に入る(ステップ1210)。登録モードになると、共
同作業用共有イメージ制御プログラムは登録モードウィ
ンドウ1100を表示する。次に、ウィンドウの登録の
準備として、登録するウィンドウを表示する(ステップ
1220)。登録したいアプリケーションプログラムが
起動されていなければ、そのアプリケーションプログラ
ムを起動する。図19では、表計算プログラムのウィン
ドウを登録する場合の例を示している。そして、登録モ
ードウィンドウ1100においてウィンドウ登録ボタン
1110を選び、登録したいアプリケーションプログラ
ムのウィンドウをマウスで指定する(ステップ123
0)。図19の例では、登録ボタン1110を押してか
ら、表計算プログラムのウィンドウ1160の上でマウ
スをクリックする。共同作業用共有イメージ制御プログ
ラムはどのウィンドウが選択されるかを示すために、マ
ウスカーソルが表示されているウィンドウ1160の周
りをグレーの線などで囲んで強調表示するようになって
いる。次に、登録モードウィンドウ1100で加工部分
登録ボタン1120を押してから、ウィンドウの中の加
工を行う部分をマウス操作によって指定する(ステップ
1240)。たとえば、ウィンドウ1160においてツ
ールバー1150を加工したいときには、ツールバー1
150の左上でマウスボタンを押下し、右下で解放する
ことによって指定を行う。最後に、登録モードウィンド
ウ1100において終了ボタン1140を押し、登録モ
ードを終了する(ステップ1250)。この操作によ
り、アプリケーションプログラムを登録して、ウィンド
ウの中で加工したい部分の位置、大きさをあらかじめ登
録することができる。
【0056】このように本実施例の共同作業支援システ
ムでは、ユーザが指定したアプリケーションプログラム
のウィンドウを指定した範囲だけ加工することができる
ため、自動的な加工だけでは十分な効果が得られない場
合にも適切な処理を指定することができるようになって
いる。
【0057】本実施例の共同作業支援システムでは、共
有表示されたイメージを見るだけで操作不可能であるこ
とがわかるようになっているが、共有表示された操作不
可能なイメージの上でマウス操作など何らかの操作を行
ったときに、ビープ音を鳴らしたり、メッセージを画面
に表示してユーザに警告を発するようにすることも可能
である。ユーザにこのようなフィードバックを与えるこ
とにより、本実施例の共同作業支援システムの使い勝手
をより向上させることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明を実施することにより、パーソナ
ルコンピュータの画面上で同じ資料を参照しながら共同
作業を行う場合に、アプリケーションプログラムが表示
するウィンドウと、それをコピーした操作不可能なイメ
ージとを容易に区別することができるようになる。その
結果、ユーザが操作を行おうとして失敗するという無駄
がなくなり、操作感も向上する。
【0059】共同作業用共有イメージ表示制御プログラ
ムが自動的にイメージの加工を行うので、ユーザはイメ
ージを共有するときに特に意識しなくてもよい。さら
に、共同作業用共有イメージ表示制御プログラムによる
自動的な処理では十分な効果が得られない場合にも、必
要に応じてユーザが加工方法を指定することができるの
で、共同作業の効率がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体図である。
【図2】パーソナルコンピュータのハードウェア構成図
である。
【図3】共同作業の手順を示したフローチャートであ
る。
【図4】共同作業アプリケーションプログラムの処理を
示したフローチャートである。
【図5】警告ウィンドウ1300の表示例を示す図であ
る。
【図6】共同作業用ウィンドウ100のユーザイタフェ
ースの例である。
【図7】共同作業用共有イメージ表示制御プログラム2
40の接続処理を示すフローチャートである。
【図8】共同作業用共有イメージ表示制御プログラム2
40のテレポインティングの処理を示したフローチャー
トである。
【図9】共同作業用共有イメージ表示制御プログラム2
40の終了時の処理を示したフローチャートである。
【図10】共同作業用共有イメージ表示制御プログラム
240のウィンドウのイメージをコピーする時の処理を
示すフローチャートである。
【図11】イメージの加工処理を示す図である。
【図12】イメージの加工処理のフローチャートであ
る。
【図13】ウィンドウのイメージを加工した表示例1を
示す図である。
【図14】ウィンドウのイメージを加工した表示例2を
示す図である。
【図15】イメージの輝度を落とす加工処理のフローチ
ャートである。
【図16】ウィンドウのイメージを加工した表示例3の
示す図である。
【図17】ウィンドウのイメージを加工した表示例4の
示す図である。
【図18】イメージ加工方法を選択するときのユーザイ
ンタフェースを示す図である。
【図19】ウィンドウ登録時のユーザインタフェースを
示す図である。
【図20】ウィンドウ登録時の操作手順を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ、20…キーボード、3
0…マウス、40…ディスプレイ、45…スピーカ、5
0…通信ネットワーク、60…電話機、70…電話回
線、100…共同作業用ウィンドウ、120…テレポイ
ンタ、165…サウンドドライバ、170…フレームメ
モリ、200……メインメモリ、232…ウィンドウプ
ログラム、234…アプリケーションプログラム、24
0…共有イメージ表示制御プログラム、1050…イメ
ージ加工方法選択ウィンドウ、1100…登録モードウ
ィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 良幸 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 森 賢二郎 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ表示装置を有し、通信ネットワー
    クを介して接続される少なくとも2台の端末間で共同作
    業を行うため共有され表示される共同作業用イメージの
    表示方法において、 前記端末の内の共同作業を実行する第1の端末が、 前記共同作業で使用されるアプリケーションウインドウ
    データを作成し、前記作成されたアプリケーションウイ
    ンドウデータを加工して共同作業用データを作成し、前
    記作成された共同作業用データに対応した共同作業用イ
    メージを前記第1の端末の表示装置に表示し、前記共同
    作業用データを前記ネットワークを介して前記第1の端
    末と共に共同作業を実行する第2の端末へ送信し、 前記第2の端末が、 前記第1の端末から送信されてきた前記共同作業用デー
    タに対応した共同作業用イメージを前記第2の端末の表
    示装置に表示することを特徴とする共同作業用イメージ
    の表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の共同作業用イメージの表示
    方法において、前記共同作業データは、前記コピーした
    アプリケーションウインドウデータの一部または全部と
    斜線を合成して作成されることを特徴とする共同作業用
    イメージの表示方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の共同作業用イメージの表示
    方法において、前記共同作業データは、前記コピーした
    アプリケーションウインドウデータの一部または全部の
    輝度を変更して作成されることを特徴とする共同作業用
    イメージの表示方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の共同作業用イメージの表示
    方法において、前記共同作業データは、前記コピーした
    アプリケーションウインドウデータの一部または全部と
    他の画像データを合成して作成されることを特徴とする
    共同作業用イメージの表示方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の共同作業用イメージの表示
    方法において、前記共同作業データは、前記コピーした
    アプリケーションウインドウデータの一部または全部に
    対して、斜線を合成して作成されること、輝度を変更し
    て作成されること、他の画像データを合成して作成され
    ることのうち少なくとも2つが選択され、作成されるこ
    とを特徴とする共同作業用イメージの表示方法。
  6. 【請求項6】請求項4、5のいずれかに記載の共同作業
    用イメージの表示方法において、 前記他の画像データはユーザにより予め定義できること
    を特徴とする共同作業用イメージの表示方法。
  7. 【請求項7】それぞれ表示装置を有し、通信ネットワー
    クを介して接続される少なくとも2台の端末間で共同作
    業を行うため共有され表示される共同作業用イメージの
    表示方法において、 前記端末の内の共同作業を実行する第1の端末が、 前記共同作業に用いられるアプリケーションウインドウ
    データを作成して前記第1の端末の表示装置に前記アプ
    リケーションウインドウデータに対応したアプリケーシ
    ョンウインドウを表示し、前記作成されたアプリケーシ
    ョンウインドウデータをコピーし、前記コピーしたアプ
    リケーションウインドウデータを加工して共同作業用イ
    メージデータを作成し、前記共同作業用イメージデータ
    に対応した共同作業用イメージを前記第1の端末の表示
    装置に前記アプリケーションウインドウと共に表示し、
    前記共同作業用イメージデータを前記ネットワークを介
    して前記第2の端末へ送信し、 前記第2の端末が、 前記第1の端末が送信した共同作業用イメージデータに
    基づき前記共同作業用イメージを前記第2の端末の表示
    装置に表示することを特徴とする共同作業用イメージの
    表示方法。
  8. 【請求項8】それぞれ表示装置を有し、通信ネットワー
    クを介して接続される少なくとも2台の端末間で共同作
    業を行うため共有され表示される共同作業用イメージの
    表示方法において、 前記端末の内の共同作業を実行する第1の端末が、 前記共同作業に用いられるアプリケーションウインドウ
    データを作成して前記第1の端末の表示装置に前記アプ
    リケーションウインドウデータに対応したアプリケーシ
    ョンウインドウを表示し、前記作成されたアプリケーシ
    ョンウインドウデータをコピーし、前記コピーしたアプ
    リケーションウインドウデータ中のシステム表示エリア
    を加工して共同作業用イメージデータを作成し、前記共
    同作業用イメージデータに対応した共同作業用イメージ
    を前記第1の端末の表示装置に前記アプリケーションウ
    インドウと共に表示し、前記共同作業用イメージデータ
    を前記ネットワークを介して前記第2の端末へ送信し、 前記第2の端末が、 前記第1の端末が送信した共同作業用イメージデータに
    基づき前記共同作業用イメージを前記第2の端末の表示
    装置に表示することを特徴とする共同作業用イメージの
    表示方法。
  9. 【請求項9】それぞれ表示装置を有し、通信ネットワー
    クを介して接続される少なくとも2台の端末間で共同作
    業を行うため共有され表示される共同作業用イメージの
    表示方法において、 前記端末のうちの共同作業を実行する第1の端末は、 前記共同作業を実行するための共有イメージ表示制御プ
    ログラム及び任意のアプリケーションプログラムが動作
    し、前記端末のうちの共同作業を実行する第2の端末は
    前記共同作業を実行するための共同作業用の共有イメー
    ジ表示制御プログラムが動作しており、前記アプリケー
    ションプログラムを用いて作成され、前記第1の端末の
    表示装置に展開される前記アプリケーションウィンドウ
    データを前記第1の端末の記憶手段にコピーし、前記コ
    ピーされたアプリケーションウィンドウデータを加工し
    て共同作業用データを作成し、前記作成された共同作業
    用データに対応した共同作業用イメージを前記第1の端
    末の表示装置の共同作業用ウィンドウ内に表示し、前記
    共同作業用データを前記ネットワークで接続され前記第
    1の端末と共に共同作業を実行する第2の端末の共有イ
    メージ表示制御プログラムへ送信し、 前記第2の端末は、 前記第2の端末上で動作する共有イメージ表示制御プロ
    グラムは前記送信されてきた第2のイメージを前記第2
    の端末のディスプレイに表示することを特徴とする共同
    作業用イメージの表示方法。
  10. 【請求項10】請求項7、8、9のいずれかに記載の共
    同作業用イメージの表示方法において、前記共同作業イ
    メージデータは、前記コピーしたアプリケーションウイ
    ンドウデータの一部または全部と斜線を合成して作成さ
    れることを特徴とする共同作業用イメージの表示方法。
  11. 【請求項11】請求項7、8、9のいずれかに記載の共
    同作業用イメージの表示方法において、前記共同作業イ
    メージデータは、前記コピーしたアプリケーションウイ
    ンドウデータの一部または全部の輝度を変更して作成さ
    れることを特徴とする共同作業用イメージの表示方法。
  12. 【請求項12】請求項7、8、9のいずれかに記載の共
    同作業用イメージの表示方法において、前記共同作業イ
    メージデータは、前記コピーしたアプリケーションウイ
    ンドウデータの一部または全部と他の画像データを合成
    して作成されることを特徴とする共同作業用イメージの
    表示方法。
  13. 【請求項13】請求項7、8、9のいずれかに記載の共
    同作業用イメージの表示方法において、前記共同作業イ
    メージデータは、前記コピーしたアプリケーションウイ
    ンドウデータの一部または全部に対して、斜線を合成し
    て作成されること、輝度を変更して作成されること、他
    の画像データを合成して作成されることのうち少なくと
    も2つが選択され、作成されることを特徴とする共同作
    業用イメージの表示方法。
  14. 【請求項14】請求項12、13記載の共同作業用イメ
    ージの表示方法において、 前記他の画像データはユーザにより予め定義できること
    を特徴とする共同作業用イメージの表示方法。
JP7016678A 1995-02-03 1995-02-03 共同作業用イメージの表示方法 Pending JPH08212041A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019133283A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、通信システム、画像処理方法
US20210176311A1 (en) * 2016-08-09 2021-06-10 Harman International Industries, Incorporated Method and systems for sharing data

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