JP2002073242A - アノテーション方法、アプリケーションウィンドウに対する追加的な書き込み方法、コンピュータ装置、自動契約機、コラボレーションシステム、記憶媒体、コンピュータ・プログラム・プロダクト、およびプログラム伝送装置 - Google Patents

アノテーション方法、アプリケーションウィンドウに対する追加的な書き込み方法、コンピュータ装置、自動契約機、コラボレーションシステム、記憶媒体、コンピュータ・プログラム・プロダクト、およびプログラム伝送装置

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JP2002073242A
JP2002073242A JP2000262297A JP2000262297A JP2002073242A JP 2002073242 A JP2002073242 A JP 2002073242A JP 2000262297 A JP2000262297 A JP 2000262297A JP 2000262297 A JP2000262297 A JP 2000262297A JP 2002073242 A JP2002073242 A JP 2002073242A
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明 坂口
Hiroto Yokote
裕人 横手
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートホスト間でのコラボレーションツー
ルとして、任意のアプリケーションウィンドウに対して
強調を施す。 【解決手段】 アプリケーションウィンドウを表示する
ための表示部31と、アプリケーションウィンドウを構
成するアプリケーションに依存せずに構成される強調オ
ブジェクトを格納する強調オブジェクト定義ファイル1
7と、強調オブジェクトを表示するためのウィンドウの
形状を整形するウィンドウ整形部16と、アプリケーシ
ョンウィンドウに追加的に書き込まれる強調オブジェク
トを選択するオブジェクト選択部19と、選択された強
調オブジェクトをアプリケーションウィンドウの所定個
所に表示させるための位置を指定する位置指定部20と
を備え、この表示部31は、アプリケーションウィンド
ウ上の指定された位置に、整形された強調オブジェクト
ウィンドウ32を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リモート
ホスト間における任意のウィンドウに対して強調処理を
施す方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、これまでシステムとして取り扱う
ことのできなかった定性的な知識やノウハウといった情
報を伝達・共有する新しいシステムの構築を目的とし
て、複数ユーザ間の情報交換(コラボレーション:colla
boration)を支援するコンピュータシステムの導入が急
速に進んでいる。このコラボレーションを支援するシス
テムによれば、例えば、従来テキストで蓄積されていた
基幹データ(製品情報、顧客データ、販売実績等)にイメ
ージやグラフを付加して、より利用価値のある情報とし
て共有したり、また、例えば、関連企業と共同の製品開
発や研究開発、プロジェクト管理などをよりスムーズに
行ったり、ベンダーやサプライヤとの情報共有によりプ
ロセスを合理化することが可能となる。また、インター
ネットにまで情報交換の輪を広げれば、例えば、遠方の
お客様からの問い合わせに対し、営業員がそのお客様の
問い合わせのあった製品情報をお客様のブラウザ上に出
力させ、適宜説明を追加したり、更にはその場で注文を
入力することも可能となり、モバイル・オフィスや在宅
勤務の促進にも貢献することが期待されている。
【0003】ここで、これらのコラボレーションを実行
するアプリケーションとして、ウェブサーバ(Web Serve
r)上のHTMLの共有を主な用途とする、出願人(IB
M社)の製品であるウェブコラボレーション(Web Collab
oration)が存在している。また、各種PC上のアプリケ
ーションの共有を主な用途とするマイクロソフト社のNe
tMeetingや、スクリーンショーを複数のPC上で同期し
て閲覧することを主な用途とするロータス社フリーラン
スのチームスクリーンショー(Freelance TeamScreen Sh
ow)等が存在している。例えば、このウェブコラボレー
ションでは、HTMLで作成した入力画面の書式に、Ja
vaScriptを用いて所定のイベントに対する処理を記述し
ておき、入力操作により発生したイベントに対する処理
を実行させている。このアプリケーションを銀行などに
設置された自動契約機等に適用すれば、銀行の手続きに
関する入力画面のコンテンツや顧客の操作状況等をリモ
ートホスト間にて共有でき、顧客と銀行員との双方の理
解を深め、円滑なコミュニケーションを図ることが可能
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、リモートホスト
間でのコラボレーションツールとして、上述のウェブコ
ラボレーションにはアノテーション(Annotation)という
機能が存在する。ここでアノテーションとは、画面上の
ある個所に追加的な書き込みを行い、そこに相手の注意
を引き付け、補足説明を行う機能である。このアノテー
ションによれば、リモートホスト間で画面やアプリケー
ションを共有しながらコラボレーションを行う際に、画
面上のある点を指し示しながら話を進めることが可能と
なる。ウェブコラボレーションでは、ウェブブラウザの
プラグインウィンドウ上に書き込む手法によってアノテ
ーションを実現しているが、アノテーションの対象をウ
ェブブラウザから広げ、更に、プラグインウィンドウを
使うコンテンツ(Shockwaveやアプレット(Applet)など)
にアノテーションを使用できれば、強調できる対象を広
げることができる点で好ましい。また、アノテーション
の内容をカスタマイズすることができれば、より効果的
な強調を行うことができる。
【0005】また、上述したNetMeetingなどのような、
アプリケーションの画面イメージを相手に送ることでコ
ラボレーションを実現するソフトウェアでは、アプリケ
ーション共有機能と併せてホワイトボード機能がある。
これは、ペイントツールに画像の共有機能を付加したも
ので、見ているウェブページに直接書き込み、ツールの
キャンバス上に描いた画像を相手とリアルタイムで共有
できる。これを用いてデスクトップやウィンドウのキャ
プチャ画像を相手に送り、書き込みを行ってもらうこと
も可能である。しかしながら、この場合であっても、ユ
ーザが操作するアプリケーションそのものの上にアノテ
ーションを書き込むことができず、強調の機能としては
十分なものとは言えない。
【0006】更に、特開平10−254669号公報に
は、地図をブラウザ上にアプレットとして表示し、付随
情報として特定の場所等の動画イメージアイコンをその
上に表示させる技術について開示されている。この公報
に開示された技術では、ブラウザのアプレットだけに付
随できるものであり、アプリケーションが限定されてし
まう点に課題が残る。また、自分自身のアプリケーショ
ンの一部だけを強調するものに留まり、また、強調マー
ク等をオペレータの操作で移動することまでは予定され
ていない。
【0007】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、例えばリモートホスト間でのコラボレーションツ
ールとして、任意のアプリケーションウィンドウに対し
て強調を施すことにある。また他の目的は、強調オブジ
ェクト(強調に用いる線、丸、矢印、マスコット等)とし
て動画を利用することを可能にし、また、強調オブジェ
クトをシステムごとにカスタマイズすることにある。更
に他の目的は、動画アプリケーションの上に対して強調
を施すことにある。また更に他の目的は、強調の再配置
と共に、アプリケーションウィンドウを離れたエリアに
対しても強調を施すことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明は、任意形状に整形できるトップモスト(TOPMO
ST)ウィンドウによる強調オブジェクトを使用して、
様々なアプリケーションの上に追加的な書き込み等によ
って相手の注意を引き付ける機能であるアノテーション
を行うことを特徴としている。このとき、リモートホス
ト間でのコラボレーションのツールとして、Javaに
よるアプリケーションから任意のウィンドウに対してア
ノテーションを行うことが可能となる。即ち、本発明
は、接続されているホスト間にてコラボレーションを行
う際のアノテーション方法であって、表示部に表示され
ているアプリケーションウィンドウに対してアノテーシ
ョンを行い、このアプリケーションウィンドウを構成す
るアプリケーションとは別に構成される強調オブジェク
トを形成または選定し、この強調オブジェクトの表示位
置を決定して強調オブジェクトを表示し、強調オブジェ
クトの共有要求イベントを接続されているホストに対し
て送信して、ホスト間で共有することを特徴としてい
る。
【0009】ここで、この強調オブジェクトは、ウィン
ドウを常に前面に表示するためのトップモスト属性(T
OPMOST属性)を有するウィンドウを用いて表示さ
れることを特徴とすることができる。これによれば、対
象となるアプリケーションが自前のものであるかどうか
に関わらず、特別な変更を加えること無しにアノテーシ
ョンを利用することができる点で好ましい。また、この
強調オブジェクトは、アノテーションに不要な部分を切
り抜いたウィンドウを形成して表示されることを特徴と
すれば、強調オブジェクトによってアノテーション対象
のアプリケーションを完全に覆い尽くすことを防止する
ことができる。
【0010】更に、この強調オブジェクトは動きのある
オブジェクトであることを特徴とすれば、顧客に対して
注意を引き付けるアノテーションの機能としてより優れ
ている。より詳しくは、例えば、JavaのImage
オブジェクトを利用して、Javaで扱える画像(動画)
をもとに、任意形状のアノテーションオブジェクトを利
用することが可能である。更にまた、ホスト間にてデス
クトップに表示されているイメージが異なる場合に、接
続されているホストから表示されているアプリケーショ
ンウィンドウのイメージを受信することを特徴とするこ
とができる。
【0011】一方、本発明は、デスクトップ上に表示さ
れるアプリケーションウィンドウに対して追加的な書き
込みを行う方法であって、追加的な書き込みを行うため
のオブジェクトを選定し、デスクトップ上の前面に表示
するためのトップモスト属性を有するウィンドウを用い
ると共に、不要な部分を切り抜いた状態にてオブジェク
トのウィンドウを表示することを特徴としている。より
具体的には、占有率がゼロでない画素を探して矩形の集
合を作成し、リージョン関数によってリージョンを生成
してウィンドウ形状を透過部分を含まないものに設定す
ることができる。
【0012】他の観点から把えると、本発明が適用され
るコンピュータ装置は、アプリケーションウィンドウを
表示するための表示部と、このアプリケーションウィン
ドウを構成するアプリケーションに依存せずに構成され
る強調オブジェクトを格納する強調オブジェクト定義フ
ァイルと、格納された強調オブジェクトに対し、強調オ
ブジェクトを表示するためのウィンドウの形状を整形す
るウィンドウ整形部と、アプリケーションウィンドウに
追加的に書き込まれる強調オブジェクトを選択する選択
部と、選択された強調オブジェクトをアプリケーション
ウィンドウの所定個所に表示させるための位置を指定す
る位置指定部とを備え、この表示部は、アプリケーショ
ンウィンドウの上で且つ指定された位置に、ウィンドウ
整形部により整形された強調オブジェクトウィンドウを
表示することを特徴とすることができる。
【0013】ここで、このウィンドウ整形部は、強調オ
ブジェクトの情報であるオブジェクトの透過属性を検出
し、アプリケーションウィンドウの所定個所に位置する
所定イメージを透過させることを特徴とすることができ
る。また、接続されたコンピュータ装置に対して強調オ
ブジェクトの共有要求を送信する共有要求送信部とを更
に備えたことを特徴とすれば、情報の共有のためにコラ
ボレーションを行うリモートホスト間にて、同様のアノ
テーションを実現することが可能となる。
【0014】一方、本発明が適用された自動契約機は、
顧客の契約に関するアプリケーションウィンドウを含む
所定のウィンドウを表示する表示手段と、接続されたホ
スト装置からこのアプリケーションウィンドウに対して
顧客の注意を促すために用いられるオブジェクトに関す
る共有要求イベントを受信する受信手段とを備え、この
表示手段は、受信した共有要求イベントに基づきオブジ
ェクトを処理して、アプリケーションウィンドウの上に
オブジェクトウィンドウを表示することを特徴としてい
る。
【0015】ここで、この表示手段によって行われるオ
ブジェクトの処理は、オブジェクトを表示する位置の指
定と共に、オブジェクトにより指定されるウィンドウを
リージョン関数によって整形することを特徴としてい
る。これにより、例えば、JavaのImageオブジ
ェクトに表示したい画像を与えるだけで、任意形状の強
調オブジェクトを利用することができる。
【0016】また、本発明は、第1のホスト装置と第2
のホスト装置との間でコラボレーションを実行するコラ
ボレーションシステムであって、この第1のホスト装置
は、第2のホスト装置にて表示されるアプリケーション
ウィンドウに対してアノテーションを行うための強調オ
ブジェクトを形成または選定する選定手段と、形成また
は選定された強調オブジェクトの共有要求イベントを第
2のホスト装置に対して送信する送信手段とを含み、こ
の第2のホスト装置は、第1のホスト装置から共有要求
イベントを受信する受信手段と、受信された共有要求イ
ベントに基づいて強調オブジェクトを処理する処理手段
と、処理された強調オブジェクトにかかるウィンドウを
アプリケーションウィンドウと共に表示する表示手段と
を含むことを特徴としている。
【0017】ここで、この第1のホスト装置は、所定の
アプリケーションウィンドウと選定された強調オブジェ
クトとを表示するための表示手段を備え、第2のホスト
装置にて表示されるアプリケーションウィンドウと同じ
アプリケーションウィンドウを表示手段に表示すると共
に、強調オブジェクトをアプリケーションウィンドウの
上に表示することを特徴とすることができる。更に、こ
の第1のホスト装置は、第2のホスト装置に対して現
在、表示されているアプリケーションウィンドウの取得
を要求する取得要求手段とを備えたことを特徴とするこ
とができる。
【0018】更に、本発明は、コンピュータに実行させ
るプログラムをコンピュータにて読取可能に記憶した記
憶媒体であって、このプログラムは、デスクトップに表
示されているデスクトップイメージの所定個所に対して
注意を促すための強調オブジェクトを形成または選定す
る処理と、この強調オブジェクトの表示位置を決定する
処理と、強調オブジェクトの情報および決定された表示
位置の情報を含む共有要求イベントを接続されているホ
ストに対して送信する処理とをコンピュータに実行させ
ることを特徴としている。この記憶媒体としては、例え
ば、CD−ROM等の記憶媒体が該当する。
【0019】また、本発明は、コンピュータの表示を制
御するためのコンピュータ・プログラム・プロダクトで
あって、デスクトップ上に表示されるアプリケーション
ウィンドウに対して追加的な書き込みを行うための強調
オブジェクトのウィンドウをデスクトップ上に表示する
ための位置を指定する処理をコンピュータに実行させる
ために、記憶媒体に記憶された第1のサブルーチンと、
デスクトップ上の前面に表示するための属性を有するウ
ィンドウを用いると共に、不要な部分を透過させた状態
にて強調オブジェクトのウィンドウをデスクトップ上に
表示する処理とを実行させるために、記憶媒体に記憶さ
れた第2のサブルーチンとを備えることを特徴とするこ
とができる。
【0020】更に、本発明が適用されるプログラム伝送
装置は、コンピュータに、デスクトップに表示されてい
るデスクトップイメージの所定個所に対して注意を促す
ための強調オブジェクトを形成または選定する処理と、
この強調オブジェクトの表示位置を決定する処理と、強
調オブジェクトの情報および決定された表示位置の情報
を含む共有要求イベントを接続されているホストに対し
て送信する処理とを実行させるプログラムを記憶する記
憶手段と、この記憶手段からプログラムを読み出して送
信する送信手段とを備えることを特徴としている。ま
た、コンピュータに、デスクトップ上に表示されるアプ
リケーションウィンドウに対して追加的な書き込みを行
うための強調オブジェクトのウィンドウをデスクトップ
上に表示するための位置を指定する処理と、デスクトッ
プ上の前面に表示するための属性を有するウィンドウを
用いると共に、強調オブジェクトの中の不要な部分を透
過させた状態にて強調オブジェクトのウィンドウをデス
クトップ上に表示する処理とを実行させるプログラムを
記憶する記憶手段と、この記憶手段からプログラムを読
み出して送信する送信手段とを備えることを特徴として
いる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。まず、本実施の
形態が適用されたシステムにおける機能の詳細な説明に
入る前に、本実施の形態におけるアノテーションの手法
について説明する。このアノテーションとは、前述した
ように、例えば、画面上のある個所に追加的な書き込み
を行い、そこに相手の注意を引き付け、補足説明を行う
機能であり、顧客に対する画面上の特定部分を強調する
ための強調機能として定義できる。本実施の形態では、
アニメーションGIFなどにより、効果的な線、丸、楕
円、矩形、矢印(各方向)、マスコットなどを作成し(以
降、「強調オブジェクト」と称す)、対象PCのデスク
トップにおける強調したい個所に強調オブジェクトを動
的に配置し、注意を促す手法を提供している。
【0022】図1は、本実施の形態が適用されるアノテ
ーション用ウィンドウの概略構成を説明するための図で
ある。図1では、デスクトップ201の上にアプリケー
ションウィンドウ202が表示され、そのアプリケーシ
ョンウィンドウ202の中で強調したい個所に対し、強
調オブジェクト(アノテーションオブジェクト)203が
表示されている。アノテーションの対象となるアプリケ
ーションは、アノテーションツールを提供するアプリケ
ーションから独立していることもあるので、直接、対象
に対してアノテーションオブジェクト203の書き込み
を行うことはできない。そのために、本実施の形態で
は、このアノテーションオブジェクト203の表示に際
して、トップモスト属性(TOPMOST属性)のウィン
ドウを使用している。このTOPMOST属性とは、デ
スクトップ201の上において常に手前に表示される属
性である。このTOPMOST属性のウィンドウを使用
することで、対象となるアプリケーションが自前のもの
であるかどうかに関わらず、特別な変更を加えること無
しにアノテーションを利用することができる。
【0023】このように、強調オブジェクト203は、
対象となるアプリケーションウィンドウ202より手前
に表示されなければならないことから、本実施の形態で
は、JNI(Java Native Interface:Java言語で開
発されたプログラムから他の言語で開発されたネイティ
ブコードのプログラムを利用するためのAPI(Applica
tion Program Interface))からWin32API(Wi
ndows(登録商標)95/98/NTが用意する3
2ビットAPI)を利用してウィンドウにTOPMOS
T属性を持たせている。
【0024】この強調オブジェクト203の実体は、J
avaのベースクラスを継承して定義される。ベースと
なるクラスは、Windowオブジェクトの上にJav
a標準のawt(abstract windowing toolkit)コンポー
ネントであるPanelオブジェクトを乗せたものであ
り、その上に任意のawtコンポーネントを組み合わせ
たオリジナルのアノテーションオブジェクトを作成する
ことができる。
【0025】一方、JavaのWindowクラスによ
って作成されたウィンドウは、通常、矩形ウィンドウに
なることから、アプリケーションのある一部を示すのに
向いているとは言い難い。例えば、注目してもらいたい
個所を囲む円を表示したり、矢印で指し示すような場合
に、これらが矩形ウィンドウの上に乗ってアノテーショ
ン対象のアプリケーションを覆い隠したのでは意味がな
い。そこで、本実施の形態では、アノテーションに不要
な部分を切り抜いたウィンドウを作るために、前述した
JNIからWin32APIを利用している。ここで
は、指定したウィンドウを後述するリージョンオブジェ
クトの示す形に整形する機能を利用している。
【0026】図2(a),(b),(c)は、ウィンドウを整形
した場合の効果を示した図である。図2(a)はアプリケ
ーションウィンドウ211に対してアノテーションが行
われていない状態を示している。また、図2(b)は透過
属性を含んでいない通常のウィンドウ212をアノテー
ションとして使用した場合を示しており、図2(c)は本
実施の形態にて適用される整形された強調オブジェクト
ウィンドウ213を用いた場合を示している。図2(b)
に示されるように、透過属性を備えていない通常のウィ
ンドウ212からなるイメージファイルを強調オブジェ
クトとして用いた場合には、矩形領域にてアノテーショ
ン対象のアプリケーションウィンドウ211が覆い隠さ
れてしまう。図2(c)では、強調オブジェクトウィンド
ウ213が楕円で整形されており、楕円以外のアプリケ
ーションウィンドウ211の部分がそのまま表示されて
いる。また、前述したTOPMOST属性、即ち、強調
オブジェクトウィンドウ213をWindowsのWS_EX_TOPMO
ST属性を持ったウィンドウとすることにより、常に最前
面に表示するウィンドウを実現している。これによっ
て、Windowsの別プロセスで動作する別のアプリケーシ
ョンプログラム(Microsoft Word,Internet Explorerな
ど)の上に表示することが可能である。
【0027】図3は、ウィンドウ整形方法の一例を示す
図である。ここでは、強調オブジェクトの情報であるオ
ブジェクトの透過属性を検出し、透過でない部分を図3
に示すように複数の矩形221に分割している。そし
て、Windowsのリージョンオブジェクトを作成し、結合
して1つのリージョンオブジェクトを形成している。図
3の例は、楕円を整形した例である。リージョンオブジ
ェクトをWindowsに渡すことによって、ウィンドウの形
状を整形することが可能となる。
【0028】このリージョンオブジェクトの作成に際
し、本実施の形態では、JavaのImageオブジェ
クトが持つアルファプレーンを元にする手法を用いてい
る。即ち、JavaのImageオブジェクトを端から
調べ、占有率(アルファ値)が0でない画素(アルファ値
が0の画素が透過である)を探し、矩形221の集合を
作成する。そして、Win32APIのリージョン関数
によってリージョンオブジェクトを作成し、ウィンドウ
の形状を透過部分を含まないものに設定している。本実
施の形態では、リージョンオブジェクトを矩形リージョ
ンの集合として任意形状を表わす方法を用いているが、
矩形221の数を少なくする分割アルゴリズムで、パフ
ォーマンスへの影響を考慮している。
【0029】このように、本実施の形態では、Imag
eオブジェクトに表示したい画像を与えるだけで、任意
形状のアノテーションオブジェクトが利用できるように
なった。JavaのImageオブジェクトは、アニメ
ーションGIF(Graphics Interchange Format)にも対
応しているので、ウェブアニメータなどのツールを利用
して、容易に動きのあるアノテーションオブジェクトを
デザインすることが可能となる。また、Imageオブ
ジェクトの画像をプログラムから生成するなどの方法を
利用すると、さらに特殊なアノテーションを作ることも
可能となる。
【0030】尚、本実施の形態におけるアノテーション
において、コラボレーション相手の画面上のアプリケー
ションに対して行う場合には、アノテーションの操作を
相手側のホストに伝える必要がある。アノテーションの
表示や再配置、イベント処理などの通知は、Javaの
RMIを用いて行うことが可能である。また、それぞれ
の強調オブジェクトについて、相手側への表示・非表示
を随時、設定できることから、位置決めやサイズの変更
などを行った後で相手側に表示するなどのインターフェ
イスを用意することができる。また、マウスでのアノテ
ーションオブジェクト操作をリアルタイムで相手側に通
知することも可能である。更に、コラボレーションを行
っている両者間で画面上のウィンドウレイアウトが同じ
でない場合には、相手側の画面イメージを受け取ってア
ノテーションの位置を指定するツールを利用している。
【0031】次に、前述したアノテーションの手法を実
現する制御システムの全体構成と、その処理の流れにつ
いて説明する。図4は、本実施の形態における制御シス
テムの全体構成を説明するための機能ブロック図であ
る。図4に示す制御システムは、コラボレーションを行
うそれぞれのホスト装置(PC端末等)に備えられた機能
であり、例えば、銀行などの金融機関のシステムであれ
ば、顧客側に設置された自動契約機や銀行側のサーバに
それぞれ備えられている。但し、顧客側に設置された自
動契約機では、単に強調オブジェクトウィンドウを表示
するだけで、強調オブジェクトの作成や選択、送信機能
等を除くことも可能である。
【0032】図4において、ツール用ウィンドウ12で
は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスか
らなる入力部11からの入力に基づいて、表示指示、消
去指示、移動指示、共有指示、およびデスクトップイメ
ージが異なる場合の表示指示の機能を選択することがで
きる。フロー制御部13は、このツール用ウィンドウ1
2による機能選択に基づいて各機能の選択制御を行って
いる。強調オブジェクト作成部14では、定義ファイル
読込部15によって強調オブジェクト定義ファイル17
を読み込んで強調オブジェクトの情報を取得し、ウィン
ドウ整形部16に渡している。このウィンドウ整形部1
6では、強調オブジェクトの情報におけるオブジェクト
の透過属性を検出し、透過でない部分を図3に示したよ
うに複数の矩形221に分割し、Windowsのリージョン
オブジェクトを作成して、一つのリージョンオブジェク
トを生成して表示部31に出力している。
【0033】表示指示部18では、オブジェクト選択部
19によって、強調オブジェクト作成部14により事前
に作成されている複数のオブジェクトの中から必要な強
調オブジェクトを選択している。また、位置指定部20
によって、オブジェクト選択部19にて選択された強調
オブジェクトの表示位置を定め、表示部31に出力して
いる。表示部31では、この位置指定部20の指示に基
づき、強調オブジェクトウィンドウ32を表示してい
る。消去指示部21では、表示部31に対して消去指示
を出力し、強調オブジェクトウィンドウ32を消去して
いる。移動指示部22では、表示部31に対して移動後
の位置を出力し、強調オブジェクトウィンドウ32の表
示位置を変更している。
【0034】共有指示部23は、接続ホストに対して共
有要求イベントを送信する共有要求送信部24を備えて
いる。この接続ホストは、例えばTCP/IPに基づい
たPC機器であり、例えば金融機関サービスであれば、
自動契約機や銀行側のサーバ等が該当する。共有要求送
信部24からの送信によって、強調オブジェクトがホス
ト間で共有されると、強調オブジェクトの位置、表示お
よび消去が同期される。送信される共有要求イベントに
は、強調オブジェクトの名称、位置、表示、消去などの
情報が含まれる。
【0035】デスクトップイメージが異なる場合の表示
指示部25では、オブジェクト選択部26をして、強調
オブジェクト作成部14により事前に作成されている複
数のオブジェクトの中から必要な強調オブジェクトを選
択している。また、イメージ取得要求送信部27によっ
て、接続ホストにおけるデスクトップイメージの取得要
求イベントを送信している。接続ホストからデスクトッ
プイメージが送信されてくる場合には、イメージ受信表
示部28によってデスクトップイメージが受信されて、
接続ホストの位置指定用ウィンドウ30にて表示され
る。この接続ホストの位置指定用ウィンドウ30にて表
示される情報に基づいて、位置指定部29によって強調
オブジェクトを表示する位置が決定され、表示部31に
より強調オブジェクトウィンドウ32が表示される。
【0036】イベント受信部41は、接続されたホスト
から送信されるイベントを受信している。イベントフロ
ー制御部42は、受信したイベントの種類によってその
後の処理を制御している。イベントの種類としては、共
有要求イベントとデスクトップイメージ取得要求イベン
トの2つがある。デスクトップイメージ取得要求処理部
43は、イメージ取得部44をして、現在、表示されて
いるデスクトップイメージを取得し、イメージ送信部4
5によりイメージファイルを接続されているホストに送
信している。共有要求処理部46では、共有要求イベン
トに含まれる情報により対象となる強調オブジェクトを
処理している。
【0037】システムの立ち上げ時等の設定時には、設
定部47が呼び出される。この設定部47によって初期
値(強調オブジェクト定義ファイル17のパス)が初期設
定ファイル48に書き込まれる。
【0038】図5は本実施の形態が適用された制御シス
テムにおける処理の流れを説明するためのフローチャー
トである。まず、初期処理として、初期値(強調オブジ
ェクト定義ファイル17のパス)を初期設定ファイル4
8から読み込み、フロー制御部13に渡す(ステップ1
01)。その後、強調オブジェクト作成部14によって
強調オブジェクト定義ファイル17が読み込まれ、強調
オブジェクト情報が取得されてウィンドウ整形部16に
渡されて、強調オブジェクトが作成される(ステップ1
02)。その後、ツール用ウィンドウ12によって、表
示指示、消去指示、移動指示、共有指示、およびデスク
トップイメージが異なる場合の表示指示の機能が選択さ
れる(ステップ103)。
【0039】図6(a),(b)は、強調オブジェクト定義
ファイル17のフォーマットの例と定義ファイルの例を
示した図である。図6(a)はフォーマットの例を示し、
図6(b)は強調オブジェクト定義ファイル17の例を示
している。図6(a)に示すフォーマットの例では、セッ
ト名称やイメージの個数等の情報が格納されている。ま
た、図6(b)に示す強調オブジェクト定義ファイル17
の例では、楕円(ELIPSE)や線(LINE)を識別す
る名前の他、複数構造からなる動画が格納されているこ
と等が示されている。このように、強調オブジェクト定
義ファイル17を、コラボレーションのシステムを運用
する会社毎、即ち、顧客毎にカスタマイズして設けるこ
とが可能である。例えば銀行のシステムにあっては、そ
の銀行が用いている各々のキャラクタを強調オブジェク
トとして定義してアノテーションに用いることが可能と
なり、より効果的な強調を行うことができる。
【0040】図5に戻り、選択された機能が表示指示で
ある場合には(ステップ104)、ルーチンAに移行す
る。消去指示である場合には(ステップ105) 、ルー
チンBに移行する。また、移動指示である場合(ステッ
プ106)、ルーチンCに移行し、共有指示である場合
(ステップ107)、ルーチンDに移行し、デスクトップ
イメージが異なる場合の表示指示の機能が選択された場
合には(ステップ108)、ルーチンEに移行する。ルー
チンA〜Eが終了した後には、Fからステップ103の
機能選択に戻って選択された各機能における処理が実行
される。
【0041】ルーチンA、即ち、表示指示の機能が選択
された場合に(ステップ111)、表示指示部18では、
オブジェクト選択部19によって、強調オブジェクト作
成部14により事前に作成されている複数の強調オブジ
ェクトの中から必要な強調オブジェクトが選択される
(ステップ112)。この選択は、ツール用ウィンドウ1
2によって選択するように構成することも可能であり、
また、APIによってプログラムから選択するように構
成することも可能である。その後、位置指定部20によ
って強調オブジェクトの表示位置が指定され(ステップ
113)、表示部31による強調オブジェクトウィンド
ウ32の表示である強調オブジェクト表示処理が実行さ
れ(ステップ114)、表示指示の処理が終了し、Fに戻
って新たな機能選択を待つ。
【0042】ルーチンB、即ち、消去指示の機能が選択
された場合に(ステップ121)、消去指示部21による
強調オブジェクト消去処理が実行される(ステップ12
2)。この消去処理は、一度表示した強調オブジェクト
を消去させる処理であり、表示部31に消去指示を渡
し、強調オブジェクトウィンドウ32を消去している。
この消去処理が終了した後、Fに戻って新たな機能選択
を待つ。
【0043】ルーチンC、即ち、移動指示の機能が選択
された場合に(ステップ131)、移動指示部22によっ
て強調オブジェクト移動処理が実行される(ステップ1
32)。ここでは、一度表示した強調オブジェクトを移
動させるために、移動指示部22は、表示部31に移動
後の位置を渡し、強調オブジェクトウィンドウ32の表
示位置を変更する。その後、Fに戻って新たな機能選択
を待つ。
【0044】ルーチンD、即ち、共有指示の機能が選択
された場合に(ステップ141)、共有指示部23による
共有処理が実行される(ステップ142)。ここでは、共
有要求送信部24により、共有要求イベントを接続され
ているホストに送信する。より具体的には、受付端末側
にて強調オブジェクト(強調コンテンツ)を入力部11の
マウス等で配置し、共有相手側にも表示させるように指
示を出し、共有相手側にも表示させるものである。強調
オブジェクトをホスト間で共有すると、強調オブジェク
トの位置、表示、および消去が同期される。その後、F
に戻って新たな機能選択を待つ。
【0045】ルーチンE、即ち、デスクトップイメージ
が異なる場合の表示指示が選択された場合に(ステップ
151)、デスクトップイメージが異なる場合の表示指
示部25のオブジェクト選択部26によって、強調オブ
ジェクト作成部14により事前に作成されている強調オ
ブジェクトの中から必要な強調オブジェクトが選択され
る(ステップ152)。その後、イメージ取得要求送信部
27およびイメージ受信表示部28によって接続ホスト
上のデスクトップイメージ取得処理が実行され(ステッ
プ153)、位置指定部29によって表示位置が指定さ
れる(ステップ154)。そして、表示部31によって強
調オブジェクトウィンドウ32の表示処理が行われる
(ステップ155)。その後、Fに戻って新たな機能選択
を待つ。このように、相互のデスクトップイメージが異
なっている場合、即ち、受付端末側と共有相手側とのデ
スクトップの表示内容が異なる場合には、強調オブジェ
クトを共有相手側だけに表示することも可能である。共
有相手側における位置決めのために、共有相手側のデス
クトップイメージをキャプチャーしてGIFファイルや
JPEGファイルなどに変換し、受付端末側に送信し、
受付端末側のウィンドウに表示して位置を決め、強調オ
ブジェクトを共有相手側に配置することができる。
【0046】図7は、イベント受信部41におけるイベ
ント受信処理を示したフローチャートであり、接続され
たホストから送信されるイベントのフローを示してい
る。まず、イベントの種類としての機能選択がなされる
(ステップ171)。イベントの種類としては、前述のよ
うに、共有要求イベントとデスクトップイメージ取得要
求イベントの2つがある。まず、デスクトップイメージ
取得要求であるか否かの判断がなされ(ステップ17
2)、デスクトップイメージである場合には、デスクト
ップイメージ取得要求が受け付けられる(ステップ17
3)。そして、イメージ取得部44によってデスクトッ
プイメージが取得され(ステップ174)、イメージ送信
部45によってデスクトップイメージが送信されて(ス
テップ175)、処理が終了する。
【0047】ステップ172でデスクトップイメージ取
得要求でない場合に、共有要求であるか否かが判断され
る(ステップ176)。共有要求でもない場合には、ステ
ップ171に戻って機能選択を待つ。共有要求である場
合には、共有要求処理部46による共有要求処理がなさ
れ(ステップ177)、共有要求イベントに含まれる情報
によって対象となる強調オブジェクトが処理されて共有
処理がなされる(ステップ178)。これによって、一連
の処理が終了する。
【0048】図8は、本実施の形態による強調オブジェ
クトの表示例を示した図である。ここでは、自動契約機
等に表示される手続きに関する入力画面であるアプリケ
ーションウィンドウ301の上に、強調オブジェクトが
示されている。このアプリケーションウィンドウ301
には、4つのボタンから構成されるツール用ウィンドウ
302が設けられている。このツール用ウィンドウ30
2としては、アンダーラインによって強調するためのラ
イン強調オブジェクトボタン303、楕円形状によって
強調するための楕円強調オブジェクトボタン304、相
手方と共有するための共有ボタン305、消去するため
の消去ボタン306が示されている。ライン強調オブジ
ェクトボタン303および楕円強調オブジェクトボタン
304によって強調オブジェクトウィンドウを呼び出し
た後に、例えば、マウスのドラッグアンドドロップ操作
によって移動指示を行うことが可能である。また、ツー
ル用ウィンドウ302からの移動指示だけではなく、例
えば、マウスの操作やタブキーの押下により、オブジェ
クトがフォーカスを得たり失ったりするイベントを検出
して、フォーカスを所有したオブジェクトの左上に表示
させることも可能である。この手法を用いることで、オ
ペレータの操作における補助の用途に使用することもで
きる。
【0049】また、図8に示す表示例では、楕円の強調
オブジェクトウィンドウ307と、キャラクタマークか
らなる強調オブジェクトウィンドウ308とが示されて
いる。この強調オブジェクトウィンドウ307、308
は、TOPMOST属性によってアプリケーションウィ
ンドウ301の上に表示されると共に、アノテーション
に不要な部分を切り抜き、透過属性を持たせて表示され
ている。また、楕円の強調オブジェクトウィンドウ30
7は、時間によって、例えば赤色とオレンジ色によって
楕円を動的に描いているような動画によって表示されて
いる。また、これらの強調オブジェクト以外に、例え
ば、動画によって構成された銀行のマスコットなどを用
いて強調オブジェクトとすることも可能である。
【0050】尚、表示方法としては、幾つかの方法を用
意することが可能である。例えば、動画のイメージファ
イルをある時間、表示した後、静止画のイメージファイ
ルを表示することが挙げられる。これによれば、例え
ば、強調オブジェクトを複数、配置した場合に、最後に
表示した強調オブジェクトに注目を集めることが可能と
なる。また、動画のイメージファイルをそのまま表示し
続ければ、強調オブジェクトを継続的に印象付ける際
に、有効なアノテーションとなり得る。
【0051】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、任意形状に整形できるTOPMOSTウィンドウに
よる強調オブジェクト(アノテーションオブジェクト)を
使用して、動画を含む様々なアプリケーションの上にア
ノテーションを行うことが可能となる。即ち、共有ウィ
ンドウ上に直接、書き込むのではなく、アプリケーショ
ンとは独立に強調オブジェクトが形成されることから、
動画(例えば、Applet、アニメーションGIF、ShockWa
veなど)の上にオブジェクトウィンドウを書き込むこと
もできる。この機能によって、強調オブジェクトの再配
置も容易に行うことができる。
【0052】また、標準のawtコンポーネントをベー
スにすることで、オリジナルの強調オブジェクトを容易
に作成することができ、システム毎にカスタマイズする
ことが可能となる。更に、Imageオブジェクトを利
用して、Javaで扱える画像(動画)をもとに任意形状
の強調オブジェクトを利用することが可能となる。また
更に、リモートホスト間で画面やアプリケーションを共
有しながらのコラボレーションでは、相手に説明などを
行う際、画面上のある点を指し示しながら話を進めるよ
うな状況が発生するが、本実施の形態によれば、かかる
場合においても円滑なコミュニケーションを確保するこ
とが可能となる。
【0053】尚、本実施の形態にて説明したアノテーシ
ョン処理を実行するプログラムは、記憶媒体に格納され
て販売等に供されるが、この記憶媒体としては、これら
の処理を実行するためのソフトウェアが格納された、例
えばCD−ROM等の媒体が代表的なものである。ま
た、プログラムをネット等を介してダウンロードする態
様では、プログラムの伝送装置における媒体や、ダウン
ロードした後のハードディスク等の記憶媒体も含まれる
ことは言うまでもない。これらの記憶媒体に格納された
プログラムは、入力手段としての、例えばCD−ROM
ドライバによって読み取られることが可能である。ま
た、プログラムの伝送装置では、例えば、インターネッ
トに接続されたPC端末からのダウンロード要求に応じ
て、本実施の形態を実現可能なプログラムを供給できる
インターフェイス手段(送信手段)を備えていれば良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
様々なアプリケーションのウィンドウに対してアノテー
ションを施すことができる。また、コラボレーションを
行うシステムに本発明を適用すれば、リモートホスト間
における相手への説明などを円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用されるアノテーション用
ウィンドウの概略構成を説明するための図である。
【図2】 (a),(b),(c)は、ウィンドウを整形した場
合の効果を示した図である。
【図3】 ウィンドウ整形方法の一例を示す図である。
【図4】 本実施の形態における制御システムの全体構
成を説明するための機能ブロック図である。
【図5】 本実施の形態が適用された制御システムにお
ける処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】 (a),(b)は、強調オブジェクト定義ファイ
ル17のフォーマットの例と定義ファイルの例を示した
図である。
【図7】 イベント受信部41におけるイベント受信処
理を示したフローチャートである。
【図8】 本実施の形態による強調オブジェクトの表示
例を示した図である。
【符号の説明】
11…入力部、12…ツール用ウィンドウ、13…フロ
ー制御部、14…強調オブジェクト作成部、15…定義
ファイル読込部、16…ウィンドウ整形部、17…強調
オブジェクト定義ファイル、18…表示指示部、19…
オブジェクト選択部、20…位置指定部、21…消去指
示部、22…移動指示部、23…共有指示部、24…共
有要求送信部、25…表示指示部、26…オブジェクト
選択部、27…イメージ取得要求送信部、28…イメー
ジ受信表示部、29…位置指定部、30…位置指定用ウ
ィンドウ、31…表示部、32…強調オブジェクトウィ
ンドウ、41…イベント受信部、42…イベントフロー
制御部、43…デスクトップイメージ取得要求処理部、
44…イメージ取得部、45…イメージ送信部、46…
共有要求処理部、47…設定部、48…初期設定ファイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横手 裕人 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5C064 AA06 AB04 AC01 AC12 5E501 AA02 AB15 AC34 BA09 CA03 CB07 EA14 FA06 FA14 FA15 FB44 (54)【発明の名称】 アノテーション方法、アプリケーションウィンドウに対する追加的な書き込み方法、コンピュー タ装置、自動契約機、コラボレーションシステム、記憶媒体、コンピュータ・プログラム・プロ ダクト、およびプログラム伝送装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されているホスト間にてコラボレー
    ションを行う際のアノテーション方法であって、 表示部に表示されているアプリケーションウィンドウに
    対してアノテーションを行い、当該アプリケーションウ
    ィンドウを構成するアプリケーションとは別に構成され
    る強調オブジェクトを形成または選定し、 形成または選定された前記強調オブジェクトの表示位置
    を決定して前記表示部に当該強調オブジェクトを表示
    し、 前記強調オブジェクトの共有要求イベントを接続されて
    いるホストに対して送信して、当該強調オブジェクトを
    ホスト間で共有することを特徴とするアノテーション方
    法。
  2. 【請求項2】 前記強調オブジェクトは、ウィンドウを
    常に前面に表示するためのトップモスト属性を有するウ
    ィンドウを用いて表示されることを特徴とする請求項1
    記載のアノテーション方法。
  3. 【請求項3】 前記強調オブジェクトは、アノテーショ
    ンに不要な部分を切り抜いたウィンドウを形成して表示
    されることを特徴とする請求項2記載のアノテーション
    方法。
  4. 【請求項4】 前記強調オブジェクトは動きのあるオブ
    ジェクトであることを特徴とする請求項1記載のアノテ
    ーション方法。
  5. 【請求項5】 前記ホスト間にてデスクトップに表示さ
    れているイメージが異なる場合に、接続されている前記
    ホストから表示されている前記アプリケーションウィン
    ドウのイメージを受信することを特徴とする請求項1記
    載のアノテーション方法。
  6. 【請求項6】 デスクトップ上に表示されるアプリケー
    ションウィンドウに対して追加的な書き込みを行う方法
    であって、 前記アプリケーションウィンドウに対して追加的な書き
    込みを行うためのオブジェクトを選定し、 前記デスクトップ上の前面に表示するためのトップモス
    ト属性を有するウィンドウを用いると共に、不要な部分
    を切り抜いた状態にて前記オブジェクトのウィンドウを
    表示することを特徴とするアプリケーションウィンドウ
    に対する追加的な書き込み方法。
  7. 【請求項7】 前記オブジェクトの表示は、占有率がゼ
    ロでない画素を探して矩形の集合を作成し、リージョン
    関数によってリージョンを生成してウィンドウ形状を透
    過部分を含まないものに設定することを特徴とする請求
    項6記載のアプリケーションウィンドウに対する追加的
    な書き込み方法。
  8. 【請求項8】 アプリケーションウィンドウを表示する
    ための表示部と、 前記アプリケーションウィンドウを構成するアプリケー
    ションに依存せずに構成される強調オブジェクトを格納
    する強調オブジェクト定義ファイルと、 前記強調オブジェクト定義ファイルに格納された前記強
    調オブジェクトに対し、当該強調オブジェクトを表示す
    るためのウィンドウの形状を整形するウィンドウ整形部
    と、 前記アプリケーションウィンドウに追加的に書き込まれ
    る前記強調オブジェクトを選択する選択部と、 前記選択部により選択された強調オブジェクトを前記ア
    プリケーションウィンドウの所定個所に表示させるため
    の位置を指定する位置指定部と、を備え、 前記表示部は、前記アプリケーションウィンドウの上で
    且つ前記位置指定部により指定された位置に、前記ウィ
    ンドウ整形部により整形された強調オブジェクトウィン
    ドウを表示することを特徴とするコンピュータ装置。
  9. 【請求項9】 前記ウィンドウ整形部は、前記強調オブ
    ジェクトの情報であるオブジェクトの透過属性を検出
    し、前記アプリケーションウィンドウの前記所定個所に
    位置する所定イメージを透過させることを特徴とする請
    求項8記載のコンピュータ装置。
  10. 【請求項10】 接続されたコンピュータ装置に対して
    前記強調オブジェクトの共有要求を送信する共有要求送
    信部と、を更に備えたことを特徴とする請求項8記載の
    コンピュータ装置。
  11. 【請求項11】 顧客の契約に関するアプリケーション
    ウィンドウを含む所定のウィンドウを表示する表示手段
    と、 接続されたホスト装置から前記アプリケーションウィン
    ドウに対して前記顧客の注意を促すために用いられるオ
    ブジェクトに関する共有要求イベントを受信する受信手
    段と、を備え、 前記表示手段は、前記受信手段により受信した前記共有
    要求イベントに基づき前記オブジェクトを処理して、前
    記アプリケーションウィンドウの上にオブジェクトウィ
    ンドウを表示することを特徴とする自動契約機。
  12. 【請求項12】 前記表示手段によって行われる前記オ
    ブジェクトの処理は、当該オブジェクトを表示する位置
    の指定と共に、当該オブジェクトにより指定されるウィ
    ンドウをリージョン関数によって整形することを特徴と
    する請求項11記載の自動契約機。
  13. 【請求項13】 第1のホスト装置と第2のホスト装置
    との間でコラボレーションを実行するコラボレーション
    システムであって、 前記第1のホスト装置は、前記第2のホスト装置にて表
    示されるアプリケーションウィンドウに対してアノテー
    ションを行うための強調オブジェクトを形成または選定
    する選定手段と、当該選定手段により形成または選定さ
    れた当該強調オブジェクトの共有要求イベントを当該第
    2のホスト装置に対して送信する送信手段とを含み、 前記第2のホスト装置は、前記第1のホスト装置から前
    記共有要求イベントを受信する受信手段と、当該受信手
    段により受信された当該共有要求イベントに基づいて前
    記強調オブジェクトを処理する処理手段と、当該処理手
    段により処理された当該強調オブジェクトにかかるウィ
    ンドウを前記アプリケーションウィンドウと共に表示す
    る表示手段とを含むことを特徴とするコラボレーション
    システム。
  14. 【請求項14】 前記第1のホスト装置は、所定のアプ
    リケーションウィンドウと前記選定手段により選定され
    た前記強調オブジェクトとを表示するための表示手段を
    備え、前記第2のホスト装置にて表示されるアプリケー
    ションウィンドウと同じアプリケーションウィンドウを
    当該表示手段に表示すると共に、当該強調オブジェクト
    を当該アプリケーションウィンドウの上に表示すること
    を特徴とする請求項13記載のコラボレーションシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記第1のホスト装置は、前記第2の
    ホスト装置に対して現在、表示されているアプリケーシ
    ョンウィンドウの取得を要求する取得要求手段とを備え
    たことを特徴とする請求項13記載のコラボレーション
    システム。
  16. 【請求項16】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体であ
    って、 前記プログラムは、デスクトップに表示されているデス
    クトップイメージの所定個所に対して注意を促すための
    強調オブジェクトを形成または選定する処理と、 形成または選定された前記強調オブジェクトの表示位置
    を決定する処理と、 形成または選定された前記強調オブジェクトの情報およ
    び決定された表示位置の情報を含む共有要求イベントを
    接続されているホストに対して送信する処理とを前記コ
    ンピュータに実行させることを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータの表示を制御するための
    コンピュータ・プログラム・プロダクトであって、 デスクトップ上に表示されるアプリケーションウィンド
    ウに対して追加的な書き込みを行うための強調オブジェ
    クトのウィンドウを当該デスクトップ上に表示するため
    の位置を指定する処理を前記コンピュータに実行させる
    ために、記憶媒体に記憶された第1のサブルーチンと、 前記デスクトップ上の前面に表示するための属性を有す
    るウィンドウを用いると共に、不要な部分を透過させた
    状態にて前記強調オブジェクトのウィンドウを当該デス
    クトップ上に表示する処理とを実行させるために、前記
    記憶媒体に記憶された第2のサブルーチンとを備えるコ
    ンピュータ・プログラム・プロダクト。
  18. 【請求項18】 コンピュータに、デスクトップに表示
    されているデスクトップイメージの所定個所に対して注
    意を促すための強調オブジェクトを形成または選定する
    処理と、形成または選定された当該強調オブジェクトの
    表示位置を決定する処理と、形成または選定された当該
    強調オブジェクトの情報および決定された表示位置の情
    報を含む共有要求イベントを接続されているホストに対
    して送信する処理とを実行させるプログラムを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段から前記プログラムを読み出して当該プロ
    グラムを送信する送信手段とを備えるプログラム伝送装
    置。
  19. 【請求項19】 コンピュータに、デスクトップ上に表
    示されるアプリケーションウィンドウに対して追加的な
    書き込みを行うための強調オブジェクトのウィンドウを
    当該デスクトップ上に表示するための位置を指定する処
    理と、当該デスクトップ上の前面に表示するための属性
    を有するウィンドウを用いると共に、不要な部分を透過
    させた状態にて当該強調オブジェクトのウィンドウを当
    該デスクトップ上に表示する処理とを実行させるプログ
    ラムを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記プログラムを読み出して当該プロ
    グラムを送信する送信手段とを備えるプログラム伝送装
    置。
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