JPH08211676A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08211676A
JPH08211676A JP7019259A JP1925995A JPH08211676A JP H08211676 A JPH08211676 A JP H08211676A JP 7019259 A JP7019259 A JP 7019259A JP 1925995 A JP1925995 A JP 1925995A JP H08211676 A JPH08211676 A JP H08211676A
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JP
Japan
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image forming
forming body
image
developing device
unit frame
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Pending
Application number
JP7019259A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Ikeda
忠義 池田
Satoru Haneda
哲 羽根田
Masakazu Fukuchi
真和 福地
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH08211676A publication Critical patent/JPH08211676A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0497Exposure from behind the image carrying surface

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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム状像形成体の1回転内で複数のトナー
像の重ね合わせが行われて色バランスの良いカラー画像
を高速で形成することができ、しかも像形成体とその周
りの現像器等の組付け、保守、交換が容易にできて、現
像器を小型に構成して装置全体も小型に安価にできるカ
ラー画像形成装置の提供。 【構成】 回転するドラム状像形成体の外周に帯電器と
現像器の組の複数組を配設し、内周に複数の像露光手段
を配設して、像形成体の外周に複数のトナー像の合成像
を形成するカラー画像形成装置において、像形成体は内
部に装置本体側に支持された前記像露光手段を受け入れ
るため一端面側を開放した状態でユニット枠に回転可能
に組込まれ、該ユニット枠は前記現像器も像形成体に対
し接離可能に組込んで装置本体に対し像形成体の回転軸
方向に移動して着脱され、装置本体に装着されたユニッ
ト枠内の現像器を像形成体側に変位させる操作部材が設
けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するドラム状像形
成体の外周に帯電器と現像器の組の複数組を配設し、内
周に前記複数の像露光手段を配設して、前記像形成体の
外周に前記複数のトナー像の合成像を形成するカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなカラー画像形成装置は、高
速でカラー画像を形成でき、2色目以降の像露光も先に
形成されたトナー像に妨げられることなく一色目の像露
光と同様に像形成体に入射されて色バランスの良いカラ
ー画像を形成できるカラー画像形成装置として、特開平
5-307307号公報により知られている。しかしながら、こ
の従来のカラー画像形成装置は、像形成体とその周りの
現像器等の組付けや保守あるいは交換に手間が掛り、現
像器へのトナーの補給が難しく、装置が大型化すると言
う問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解消するためになされたものであり、高速で色バラン
スの良いカラー画像を形成することができて、しかも像
形成体とその周りの現像器等の組付け、保守、交換を容
易にでき、したがって現像器へのトナー補給や現像器の
交換等が容易にできるから、装置全体を小型に比較的安
価に構成できるカラー画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転するドラ
ム状像形成体の外周に帯電器と現像器の組の複数組を配
設し、内周に複数の像露光手段を配設して、像形成体の
外周に複数のトナー像の合成像を形成するカラー画像形
成装置において、像形成体は内部に装置本体側に支持さ
れた前記像露光手段を受け入れるため一端面側を開放し
た状態でユニット枠に回転可能に組込まれ、該ユニット
枠は前記現像器も像形成体に対し接離可能に組込んで装
置本体に対し像形成体の回転軸方向に移動して着脱さ
れ、装置本体に装着されたユニット枠内の現像器を像形
成体側に変位させる操作部材が設けられていることを特
徴とするカラー画像形成装置にあり、この構成によって
前記目的を達成する。
【0005】
【作用】すなわち、本発明の回転するドラム状像形成体
の外周に帯電器と現像器の複数組を配設し、内周に同じ
く複数の像露光手段を配設したカラー画像形成装置にお
いては、高速で色バランスの良いカラー画像を形成でき
るだけでなく、像形成体と複数の現像器がユニット枠に
組込まれて装置本体に対しユニット枠の着脱に伴って着
脱されるから、像形成体とその外周の複数の現像器の組
付け、保守、交換が容易にできて、現像器へのトナー補
給や現像器の交換等を容易に行うことができるから、現
像器の小型化による装置全体の小型化並びに低コスト化
が容易にできる。また、ユニット枠内の現像器が像形成
体から離間している状態でユニット枠に対する像形成体
の着脱が行われ、像形成体を組込んだユニット枠を装置
本体に着脱した状態で操作部材により現像器が像形成体
に接触させられるから、ユニット枠の装置本体に対す着
脱および像形成体のユニット枠に対する着脱が軽快に行
われる。また、像露光手段を囲う像形成体の装置本体に
対する着脱と共に、現像器が装置本体に対し挿入、離脱
されるから、像露光手段を汚染することがない。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示例によって説明する。
【0007】図1は本発明の画像形成装置の例を示す概
要断面図、図2はユニット枠関係の装着状態を示す画像
形成装置の像形成体軸方向部分断面図、図3は操作部材
で現像器を像形成体に当接させた状態を示す画像形成装
置の部分平面図、図4及び図5は操作部材で現像器を像
形成体から離間させた状態を示す画像形成装置の部分正
面図及び部分平面図である。
【0008】図示例の画像形成装置は、先に画像読取装
置が撮像素子によって読み取った原稿の画像情報あるい
はコンピュータで編集された画像情報が画像信号処理回
路によってイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),黒(K)の分解色の画像信号として一旦メモリ
に記憶され、そのメモりからの画像信号に基いてカラー
画像を形成するものであり、以下のようにカラー画像形
成工程を行う。
【0009】操作パネルまたは外部から画像形成の開始
が指示されると、不図示の制御装置の制御によって、後
述するような透光性導電層と感光体層とを積層した透光
性感光体周壁を有するドラム状の像形成体1が図1の時
計方向に回転し、その外周面をクリーナー2がクリーニ
ングし、次いで像露光手段と同様の構成のものやライン
状光源等を用いた除電ランプ3が像形成体1の内側から
露光して周面を除電した後、その周面をコロナ放電器を
用いた帯電器4Yが一様に帯電させる。それによって帯
電した像形成体1の内周面に像露光手段5Yが前記メモ
リから入力したYの画像信号に基づく像露光を入射して
像形成体1の外周面にドット構成の静電像を形成する。
その静電像が現像ローラ61上に形成した非接触の2成分
または1成分現像剤層から静電像の帯電と同極性に帯電
したトナーを飛翔させて静電像に付着させる現像器6Y
によってYトナー像に現像される。
【0010】次いでYトナー像形成面は帯電器4Mによ
り一様に帯電され、その帯電した像形成体1の内周面に
像露光手段5MがMの画像信号に基づく像露光を入射し
てMの静電像を外周面に形成する。その静電像が同様に
現像器6MによってMトナー像に現像され、それによっ
て像形成体1の外周面に先に形成されたYトナー像との
重ね合わせから成る2色像が形成される。その2色像形
成面に同様に帯電器4Cと像露光手段5C及び現像器6
CによってCトナー像が形成され、さらに帯電器4Kと像
露光手段5Kおよび現像器6KによってKトナー像が順
次重ね合わせて形成されて、像形成体1の1回転内で外
周面に4色トナー像の重ね合わせから成るカラー画像が
形成されるようになる。
【0011】像形成体1の外周面に形成された上述のカ
ラー画像は、下部の給紙カセット8から摩擦送出ローラ
9と挟圧搬送ローラ10を介し、または手差し口から手差
し案内11と手差し口ローラ12を介し、タイミングローラ
13によって送り込まれた転写紙にコロナ放電器を用いた
転写器14により転写される。そして、カラー画像を転写
された転写紙は、コロナ放電器を用いた分離器15によっ
て像形成体1から分離され、サクション手段を有するコ
ンベア16によって搬送されて、定着ローラを用いた定着
器17によりカラー画像を定着された後、排出路18の挟圧
搬送ローラ10により装置本体20の上部に排出される。
【0012】一方、カラー画像を転写した像形成体1の
外周面はクリーナー2によって残留トナーを除去され、
除電ランプ3によって除電されて、次のカラー画像形成
工程に供せられる。
【0013】図1の画像形成装置は、ジャムした転写紙
の排除が容易にできるように、装置本体20を給紙カセッ
ト8の装着部から定着器17を出た所までの転写紙搬送路
や手差しの転写紙搬送路の下半分等を備える下枠21と、
手差し口の両側に設けたヒンジによって下枠21に対し時
計方向に開放回動する上枠22と、排出路18の出口の挟圧
搬送ローラ10の上ローラ軸を回動軸として時計方向に回
動して排出路18を開放する排出路カバー23とから成る分
割構造にしている。これに限らず、例えば上枠22が、先
に排出路カバー23を開放回動させた状態で、定着器17を
出た所の挟圧搬送ローラ10の上ローラ軸を回動軸として
下枠21に対し反時計方向に開放回動し得るものでもよ
い。装置本体20をこのような分割構造にしたことで、定
着器17を出た所までの転写紙搬送路でジャムが発生した
ときは、上枠22を開放回動して容易にジャム紙を除去で
きるし、排出路18でジャムが発生したときは、排出路カ
バー23を開放して容易にジャム紙を除去できる。
【0014】以上のカラー画像形成装置においては、像
形成体1に静電像を形成するための各像露光手段5Y〜
5Kによる像露光がトナー像を形成されることのない像
形成体1の内周面に対して行われるから、最初から最後
の静電像までが略同様にトナー像の影響を受けることな
く形成されて、容易にカラーバランスの優れたカラー画
像を形成し得る。また図1、図2の例においては、装置
本体20の上枠22に固定されて像形成体1の内部に入り込
む共通支持体7に像露光手段5Y〜5Kが配設されてい
るから、像露光手段5Y〜5Kの駆動タイミングを色ず
れの生じないように正確に合わす調整が容易にでき、し
たがって色ずれのない鮮明性に優れたカラー画像を容易
に形成できる。
【0015】像露光手段5Y〜5Kと除電ランプ3を支
持している共通支持体7は、像露光手段等を接着等によ
り固定する取り付け座の切り込み等を別にして概略円柱
状をなし、像形成体1内に入る先端面に像形成体1を後
述のように支持するユニット枠30の鏡部30aに固設され
た軸ピン31の嵌合する先端側中心穴7aと、反対面に上
枠22に植設された中心ピン22aの嵌合する後端側中心穴
7bとを穿設されている。これによってインデックス等
を用いた割り出しにより、共通支持体7に像露光手段5
Y〜5Kの取り付け位置を容易に正確に設けることがで
き、色ずれの生じない像露光タイミングの設定が容易に
なる。そして共通支持体7は、後端側中心穴7bを上枠
22の中心ピン22aに係合させた状態で締め付けねじによ
り上枠22に固定される。この固定に際し、中心ピン22a
のほかに位置決めピンとも係合させることが安定して正
確な固定を行う上で好ましいのは言うまでもない。
【0016】像露光手段5Y〜5Kとしては、像形成体
1の軸方向に配列したアレー状に発光素子を並べたF
L,EL,PL,LEDまたはライン状光源とシャッタ
機能を持つ素子が一例に並んだLISA,PLZT,L
CSの組み合わせと、等倍結像素子としてのセルフォッ
クレンズとから構成されたものが、小型で像形成体1の
内部に配設するのに適していることから好ましく用いら
れ、端面発光型のELアレーまたはLEDアレーとロッ
ドレンズアレーをハウジングに配設して構成されたもの
が、次の特長を有することから特に好ましく用いられ
る。すなわち、端面発光型素子アレーとロッドレンズア
レーを用いた像露光手段5Y〜5Kは、ハウジング上に
直線性が高くて変形に強い形で構成されて、偏平である
ことからハウジングの平面を利用して共通支持体に接着
等により結像の為の位置精度が高く、ピントのずれが小
さい状態に容易に固定できる。また、画素のサイズを小
さく配列を密にすることや階調のポテンシャル数を増減
することが容易にできて、繊細で階調性に優れた画像を
形成し易い。従って、像露光手段5Y〜5Kを一層小型
にし、複数の像露光手段4Y〜4Kの配設をコンパクト
にして、装置を小型化低コスト化することが容易にでき
ると言う特長を有する。
【0017】さらに図1、図2の例においては、像露光
手段5Y〜5Kの像露光及び除電ランプ3の除電露光に
よって像露光手段5Y〜5Kや除電ランプ3さらには像
形成体1の温度が高くなり過ぎてそれらの寿命が短縮し
たり、または像露光手段5Y〜5Kや除電ランプ3の温
度が低すぎてそれらの能力が低下したりするのを防止す
るために、像露光手段5Y〜5K及び除電ランプ3を像
形成体1の内部に支持する共通支持体7に熱伝導性の良
好な材料を用いると共に、ヒータ71とヒートパイプ72を
埋設して、像露光手段等が低温の場合はヒータ71で加熱
し、高温になる場合はヒートパイプ72で冷却するように
している。また、カラーバランスの優れたカラー画像を
形成するために、各現像器6Y〜6Kによる前述のよう
な非接触反転現像に際し、それぞれの現像ローラに不図
示のバイアス電源から直流あるいはさらに交流を加えた
現像バイアスを印加するようにしている。
【0018】また図1、図2の装置では、像形成体1と
その外周に配設されるクリーナー2及び複数組の帯電器
4Y〜4Kと現像器6Y〜6Kとをユニット枠30に組込
んで、ユニット枠30の上枠22に対する着脱に伴って以下
述べるように像形成体1等の上枠22に対する着脱が行わ
れるようにしている。
【0019】ユニット枠30は、上枠22に設けた図1に示
すユニット支持案内22bに支持案内されて上枠22に対し
着脱され、図2の上枠22に装着された状態の右側の端面
が内部に像形成体1を受け入れるため中央部分を開放し
た開放端となっている。そして、反対側の端面は鏡部30
aを成し、その外側にはユニット枠22を上枠22に固定す
るための装着部材33が一体的に結合されている。このユ
ニット枠30の内壁にクリーナー2と帯電器4Y〜4Kは
固定されており、現像器6Y〜6Kは以下述べるように
像形成体1に対して接離可能にユニット枠30内に組込ま
れている。
【0020】現像器6Y〜6Kは、ユニット枠30を上枠
22から取り出した状態で、ユニット枠30の図1における
左右の側壁、図2においては上側に示されている側壁に
設けられた現像器入口30bを通してユニット枠30に対し
出し入れされ、ユニット枠30内には現像器受け床30c上
に、該床30cに設けられた付勢バネ30dと係合して、付
勢バネ30dにより像形成体1から離されているように置
かれる。そして現像器6Y〜6Kは、次に述べるように
像形成体1を収容したユニット枠30を上枠22に装着した
後、上枠22に設けた回動軸25の操作部材25aを図4、図
5の状態から図2、図3の状態に操作すると、回動軸25
に固定された作用腕25bが図4、図5の状態から図1乃
至図3の状態に回動して付勢バネ30dの付勢に抗し現像
器を押すことで、像形成体1に現像ローラ61と同軸のス
ペーサーローラ62を圧接させるようになって完全に装着
される。なお、作用腕25bと現像器6Y〜6Kの当接部
は、いずれかに弾性部材が用いられていることが、現像
器6Y〜6Kの像形成体1への圧接を弾性的にするの
で、好ましい。
【0021】像形成体の透光性感光体周壁としては、透
光性支持体上に透光性導電層と光導電体層とを積層した
構成のものが用いられる。そして透光性支持体には、ソ
ーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや一
般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレートなどの各
種透光性樹脂から形成されたものが用いられる。また透
光性導電層には、インジウム・錫・酸化物(ITO)、
酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、沃化銅やAu,A
g,Ni,Alなどから成る透光性を維持した金属薄膜
が用いられ、それら薄膜の形成には、真空蒸着法、活性
反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CVD法、浸
漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。また光導
電体層には、アモルファスシリコン(a−Si)合金感
光層、アモルファスセレン合金感光層や、各種有機感光
層(OPC)が用いられる。
【0022】像形成体1は、図2に示したように、上述
の透光性感光体周壁を有する感光体胴1aと、感光体胴
1aの一端面側に一体的に結合され軸受を嵌着している
鏡部材1bと、感光体胴1aの他端面側に圧入によって
一体的に結合され感光体胴1aの外径よりも突出した外
周部分に歯車を形成された環状歯車体1cとから構成さ
れている。すなわち、像形成体1は環状歯車体1c側が
上枠22に固定の共通支持体7に配設された除電ランプ3
及び像露光手段5Y〜5Kを内部に収容するための開放
端になっている。このような像形成体1は、外周に帯電
器4Y〜4Kと現像器6Y〜6Kの組や転写器14と分離
器15及びクリーナー2等を配設して、内部に像露光手段
4Y〜4Kや除電ランプ3を配設するために、外径が70
mm以上であることが好ましく、また装置をコンパクトに
構成するために、外径が180mm以下であることが好まし
い。
【0023】この像形成体1は、鏡部材1b側を先頭に
して上枠22から取り出した状態のユニット枠30の開放端
側すなわち図2の右方からユニット枠30内に挿入され、
鏡部材1bの保持する軸受にユニット枠30の鏡部30aの
内面から起立している軸ピン31を嵌合させると共に、環
状歯車体1cの歯車部より先端側の外周面をユニット枠
30の開放端の内フランジ部に設けた複数の受けコロ32上
に置いて、像形成体1の開放端側を受けコロ32に支持さ
せることにより、ユニット枠30内に支持される。このと
き前述のように現像器6Y〜6Kは像形成体1から離れ
た位置でユニット枠30に組込まれているから、像形成体
1のユニット枠30への挿入は現像器6Y〜6Kから抵抗
を受けること無く軽快に行われる。またユニット枠30の
複数の受けコロ32は、像形成体1のユニット枠30内への
挿入に支障を与えることが無いように、像形成体1の下
半分側にだけ設けられている。
【0024】以上のように像形成体1を支持したユニッ
ト枠30は、その開放端側から上枠22に設けたユニット枠
支持案内22bに係合させて図2の左方から上枠22内に送
り込み、ユニット枠30の装着部材33を上枠22にねじ止め
等で固定することにより装着され、それと共に像形成体
1とクリーナー2及び帯電器4Y〜4Kの上枠22への装
着がなされる。この装着に先立って必要に応じ、転写器
14等の像形成体1への接触を防止するために、図1の状
態から一体的に連結されている転写器14とそれへの搬送
案内並びに分離器15及びコンベア16をコンベア16の定着
器側駆動ローラ軸を回動軸として時計方向に退避回動さ
せるか、または上枠22の方を手差し口の両側に設けたヒ
ンジを軸として時計方向に開放回動させるかが行われ
る。この後者の上枠22の開放回動を行うときは、開放状
態を維持するストッパーを設けることがユニット枠30の
着脱を安全に行う上で好ましい。またユニット枠30を上
枠22から取り出すのは、装着と逆の動作を行えばよい。
【0025】上述のユニット枠30の装着に伴って、環状
歯車体1cの歯車への上枠22に支持された駆動歯車22c
の噛み合い、像形成体1の内周面に相当する環状歯車体
1cの内径の複数箇所への上枠22に支持された複数の像
形成体支持部材である支持ローラ22dのローラ周の係
合、感光体胴1aの透光性導電層の接地、軸ピン31先端
部分の共通支持体7の先端面の先端側中心穴7aへの係
合、さらには環状歯車体1cの先端面への像形成体支持
ローラ22dの根元フランジ面の当接や鏡部材1bの軸受
インナーレース外側端面への軸ピン31の根元大径部の端
面の当接等が行われるようになる。これによって像形成
体1は共通支持体7と正確に中心を一致させた状態で上
枠22に装着されることになり、従って像露光手段5Y〜
5K間と像形成体1の関係位置が安定して正確に決定さ
れる。また、環状歯車体1cの内径に像形成体1の支持
部材である支持ローラ22dが係合したとき、環状歯車体
1cの先端部外周と受けコロ32の接触が僅かに離れるよ
うになる。これによって駆動歯車22cによる像形成体1
の回転が抵抗少なく行われる。
【0026】ユニット枠30の装着後、前述のように操作
部材25を図4、図5の状態から図2、図3の状態に回動
操作する。それによって図2に示したように、現像ロー
ラと同軸のスペーサーローラが像形成体1に当接すると
共に、現像ローラの軸歯車が環状歯車体1cの歯車と噛
み合って像形成体1から現像器が駆動されるようにな
り、現像器6Y〜6Kの配設が完了する。そして、予め
上枠22を開放回動させて置いたり、転写器14等を退避回
動させて置いたりした場合は、それらを元の位置に戻
す。その結果、画像形成装置は図1の画像形成可能状態
になる。図2の例に限らず、現像器6Y〜6Kが専用モ
ーターによって駆動されるものでもよいことは言うまで
もない。
【0027】図2から明らかなように、ユニット枠30を
上枠22から取り出すときは、先に操作部材25aを図4、
図5の状態にして現像器6Y〜6Kを像形成体1から離
して置くことが必要である。それによって像形成体1の
現像器6Y〜6Kに押されていたことによる僅かな変形
も回復して、像形成体1の内径に対する支持ローラ22d
の係合離脱が円滑に行われるようになり、ユニット枠30
の着脱が軽快に行われる。
【0028】なお、ユニット枠30を上枠22から取り出す
と、ユニット枠30の下部の周壁の転写器14や分離器15等
を像形成体1に接近させるための覗き穴が開口して、そ
こから像形成体1が損傷や劣化を受け易い。その問題を
解消するために、ユニット枠30の下部の周壁の転写器14
等の覗き穴の縁に、図1に示したようにユニット枠30が
上枠22に装着されるときには覗き穴を開放状態にする回
動扉30eを設けて、ユニット枠30を上枠22から取り出し
たときには、覗き穴を閉鎖できるようにしている。この
回動扉31eは、開放した状態でユニット枠30の着脱が行
われるから、閉鎖状態でのストッパーとの係合を解除す
れば図1に示したような一定の開放状態を取るように、
バネ付勢されていることが、ユニット枠30の着脱が安全
に行われ上で好ましい。
【0029】図1の例のユニット枠30に組込まれたクリ
ーナー2は、スクレーパブレード等によって像形成体1
から落としたトナーを搬送スクリュー2aで側壁外に送
り出し、落とし管2bにより下枠21側に配置した廃トナ
ー容器19側に落下させる構成を採用して、装置を小型化
している。そのため、ユニット枠30を上枠22から引き出
すと、落とし管2bと廃トナー容器19の受け取り管との
接続が外れて落とし管2bからトナーがこぼれるように
なるから、それを防止するため図2に示したように、落
とし管2bの下端にばね付勢によって落とし管2bを閉
鎖する位置に移動するスライドキャップ2cを設けてい
る。このスライドキャップ2cは、ユニット枠30を上枠
22内に装着すると、下枠21に設けたカム21aによって押
されてばね付勢に抗し落とし管2bを開放する位置に移
動し、ユニット枠30を上枠22から引き出すようにする
と、ばね付勢によって落とし管2bを閉鎖する位置に移
動する。カム21aはジャムした転写紙の除去等のために
上枠22を下枠21に対して開放回動したときにもスライド
キャップ2cの押しを解放して落とし管2bを閉鎖さ
せ、トナーがこぼれることを防止する。
【0030】なお、クリーナー2の搬送スクリュー2a
の回転は、像形成体1の回転から伝達されるようにして
も、スクレーパブレード等の像形成体1に対する離接を
電磁石で行うようにするのと同様に、モーターで行うよ
うにしてもよい。
【0031】落とし管2bでクリーナー2から落下した
トナーは廃トナー容器19の搬送スクリューにより廃トナ
ー容器19内に収容される。廃トナー容器19の底部には収
容したトナーを奥側へと送り込む往復動搬送板が設けら
れている。廃トナー容器19内のトナーが充填状態になっ
たときは、ユニット枠30を上枠22外に引き出して、廃ト
ナー容器19を機外に取り出し、廃トナー容器19内のトナ
ーを廃棄する。そのため必要に応じて一体的に連結され
た転写器14とそれへの搬送案内、分離器15及びコンベア
16をコンベア16の定着器側駆動ローラ軸を回動軸として
反時計方向に回動し得るようにしてもよい。廃トナー容
器19内にトナーが一杯になったかは、内部に圧力検出セ
ンサを設けてトナーによる圧力を検出したり、外部に圧
力検出センサを設けて廃トナー容器19の重量を検出した
りする従来公知の方法で検出できる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転する
ドラム状像形成体の外周に帯電器と現像器の複数組を配
設し、内周に同じく複数の像露光手段を配設したカラー
画像形成装置は、像形成体と複数の現像器がユニット枠
に組込まれて装置本体に対しユニット枠の着脱に伴って
着脱されるから、高速で色バランスの良いカラー画像を
形成できる以外に、像形成体とその外周の複数の現像器
の組付け、保守、交換が容易にできて、現像器へのトナ
ー補給や現像器の交換等を容易に行うことができるか
ら、現像器の小型化による装置全体の小型化並びに低コ
スト化が容易にできる。また、現像器が像形成体から離
間している状態でユニット枠と像形成体の着脱が行わ
れ、ユニット枠と像形成体が装着された状態で操作部材
により現像器が像形成体に接触させられるから、ユニッ
ト枠と像形成体の着脱が円滑軽快に行われる。また、装
置本体に対する現像器の出し入れが像形成体の出し入れ
と共に行われるから、像露光手段が現像器によって汚染
されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の例を示す概要断面図で
ある。
【図2】ユニット枠関係の装着状態を示す画像形成装置
の像形成体軸方向部分断面図である。
【図3】操作部材で現像器を像形成体に当接させた状態
を示す画像形成装置の部分平面図である。
【図4】操作部材で現像器を像形成体から離間させた状
態を示す画像形成装置の部分正面図である。
【図5】操作部材で現像器を像形成体から離間させた状
態を示す画像形成装置の部分平面図である。
【符号の説明】
1 像形成体 2 クリーナー 4Y,4M,4C,4K 帯電器 5Y,5M,5C,5K 像露光手段 6Y,6M,6C,6K 現像器 7 共通支持体 8 給紙カセット 9 摩擦送出ローラ 10 挟圧搬送ローラ 13 タイミングローラ 14 転写器 15 分離器 16 コンベア 17 定着器 20 装置本体 21 下枠 22 上枠 22b ユニット枠支持案内 25 回動軸 25a 操作部材 25b 作用腕 30 ユニット枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するドラム状像形成体の外周に帯電
    器と現像器の組の複数組を配設し、内周に複数の像露光
    手段を配設して、像形成体の外周に複数のトナー像の合
    成像を形成するカラー画像形成装置において、像形成体
    は内部に装置本体側に支持された前記像露光手段を受け
    入れるため一端面側を開放した状態でユニット枠に回転
    可能に組込まれ、該ユニット枠は前記現像器も像形成体
    に対し接離可能に組込んで装置本体に対し像形成体の回
    転軸方向に移動して着脱され、装置本体に装着されたユ
    ニット枠内の現像器を像形成体側に変位させる操作部材
    が設けられていることを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材によって前記現像器を像形
    成体から離すこともできることを特徴とする請求項1に
    記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像形成体は内部に装置本体側に支持
    されて像形成体の内周面に当接する支持部材も受け入れ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
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