JPH08220969A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08220969A
JPH08220969A JP7030521A JP3052195A JPH08220969A JP H08220969 A JPH08220969 A JP H08220969A JP 7030521 A JP7030521 A JP 7030521A JP 3052195 A JP3052195 A JP 3052195A JP H08220969 A JPH08220969 A JP H08220969A
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JP
Japan
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image forming
unit frame
forming body
main body
image
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Application number
JP7030521A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Ikeda
忠義 池田
Satoru Haneda
哲 羽根田
Masakazu Fukuchi
真和 福地
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/04Arrangements for exposing and producing an image
    • G03G2215/0497Exposure from behind the image carrying surface

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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ドラム状像形成体の1回転内で複数のトナー
像の重ね合わせが行われて色バランスの良いカラー画像
を高速で形成することができ、しかも像形成体とその周
りの複数の現像器の組付け、保守、交換やトナー補給が
容易に確実にできるカラー画像形成装置の提供。 【構成】 像形成体1は内部に装置本体側20に支持さ
れた像露光手段5Y,5M,5C,5Kを受け入れるた
め一端側を開放した状態でユニット枠に組込まれて、ユ
ニット枠は装置本体に対し像形成体の回転軸方向に移動
して着脱され、現像器6Y,6M,6C,6Kは装置本
体に対しユニット枠と同方向に移動して出し入れされて
装置本体内で像形成体に対して接離移動され、ユニット
枠と現像器とは互いに係合する係合部を有して、装置本
体内の定位置に挿入した現像器を装置本体内の定位置に
挿入されているユニット枠の像形成体側に移動させるこ
とによりユニット枠と現像器の前記係合部が係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するドラム状像形
成体の外周に帯電器と現像器の組の複数組を配設し、内
周に前記複数の像露光手段を配設して、前記像形成体の
外周に前記複数のトナー像の合成像を形成するカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなカラー画像形成装置は、高
速でカラー画像を形成でき、2色目以降の像露光も先に
形成されたトナー像に妨げられることなく一色目の像露
光と同様に像形成体に入射されて色バランスの良いカラ
ー画像を形成できるカラー画像形成装置として、特開平
5-307307号公報により知られている。しかしながら、こ
の従来のカラー画像形成装置は、像形成体とその周りの
現像器等の組付けや保守あるいは交換に手間が掛って、
現像器へのトナーの補給が難しく、したがって現像器が
大型化して、画像形成装置も大型化すると言う問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解消するためになされたものであり、高速で色バラン
スの良いカラー画像を形成することができて、しかも像
形成体とその周りの現像器等の組付け、保守、交換やト
ナー補給を容易にでき、全体も小型に比較的安価にでき
るカラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転するドラ
ム状像形成体の外周に帯電器と現像器の組の複数組を配
設し、内周に複数の像露光手段を配設して、像形成体の
外周に複数のトナー像の合成像を形成するカラー画像形
成装置において、像形成体は内部に前記像露光手段を受
け入れるため一端側を開放した状態でユニット枠に組込
まれて、ユニット枠は装置本体に対し像形成体の回転軸
方向に移動して着脱され、前記現像器は装置本体に対し
ユニット枠と同方向に移動して出し入れされて装置本体
内で像形成体に対して接離移動され、ユニット枠と現像
器とは互いに係合する係合部を有して、装置本体内の定
位置に挿入した現像器を装置本体内の定位置に挿入され
ているユニット枠の像形成体側に移動させることにより
ユニット枠と現像器の前記係合部が係合することを特徴
とする第1発明の構成、または像形成体は内部に前記像
露光手段を受け入れるため一端側を開放した状態でユニ
ット枠に組込まれて、ユニット枠は装置本体に対し像形
成体の回転軸方向に移動して着脱され、前記現像器は装
置本体に対しユニット枠と同方向に移動して出し入れさ
れて装置本体内で像形成体に対して接離移動され、前記
現像器に現像器を装置本体内の定位置に挿入するとき先
に挿入されるユニット枠が定位置よりも手前にあるとき
は該ユニット枠に当接する干渉部が設けられていること
を特徴とする第2発明の構成、または前記現像器は装置
本体に対し像形成体の回転軸と平行の方向に移動して出
し入れされて装置本体内で像形成体に対し接離移動さ
れ、像形成体は内部に前記像露光手段を受け入れるため
に一端側を開放した状態でユニット枠に組込まれて、ユ
ニット枠は装置本体に対し像形成体の回転軸方向に移動
して着脱され、ユニット枠にユニット枠を装置本体内の
定位置に挿入するとき先に挿入される前記現像器が定位
置よりも手前にあるときは該現像器に当接する干渉部が
設けられていることを特徴とする第3発明の構成にあ
り、これらの構成によって前記目的を達成する。
【0005】
【作用】すなわち、本発明の回転するドラム状像形成体
の外周に帯電器と現像器の複数組を配設し、内周に同じ
く複数の像露光手段を配設したカラー画像形成装置にお
いては、高速で色バランスの良いカラー画像を形成でき
るだけでなく、像形成体を組み込んだユニット枠が像形
成体の回転軸方向に移動して装置本体に対し着脱され、
複数の現像器がユニット枠と平行の方向に移動して装置
本体に対し出し入れされて装置本体内で像形成体に対し
接離移動され、複数の現像器とユニット枠にそれらが装
置本体内の定位置にある状態で現像器の像形成体への接
近移動が行われるとき互いに係合する係合部を設ける
か、装置本体内に後から挿入する複数の現像器またはユ
ニット枠に先に挿入したユニット枠または現像器が定位
置よりも手前にあったときそのユニット枠または現像器
と当接する干渉部を設けて、それにより後からの現像器
またはユニット枠を定位置に挿入すれば先に挿入したユ
ニット枠または現像器も定位置に押し込まれるようにし
ているから、複数の現像器と像形成体の装置本体に対す
る着脱を容易に確実に行うことができ、従って装置全体
の小型化並びに低コスト化が容易にできる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示例によって説明する。
【0007】図1は本発明の画像形成装置の例を示す構
成概要断面図、図2は第1、第2発明の画像形成装置の
現像器とユニット枠の装着構造を示す像形成体軸方向部
分断面図、図3は第2発明の画像形成装置の現像器とユ
ニット枠の装着構造を示す部分平面図、図4は図2や図
3の画像形成装置の正面図、図5は第1、第3発明の画
像形成装置の現像器とユニット枠の装着構造を示す像形
成体軸方向部分断面図、図6は第3発明の画像形成装置
の現像器とユニット枠の装着構造を示す部分平面図、図
7は図5や図6の画像形成装置の正面図である。
【0008】図1乃至図7の画像形成装置は、先に画像
読取装置が撮像素子によって読み取った原稿の画像情報
あるいはコンピュータで編集された画像情報が画像信号
処理回路によってイエロー(Y),マゼンタ(M),シ
アン(C),黒(K)の分解色の画像信号として一旦メ
モリに記憶され、そのメモりからの画像信号に基いてカ
ラー画像を形成するものであり、以下のようにカラー画
像形成工程を行う。
【0009】操作パネルまたは外部から画像形成の開始
が指示されると、不図示の制御装置の制御によって、透
明導電層と有機感光体層(OPC)とを積層した透明感光
体周壁を有するドラム状の像形成体1が図1の時計方向
に回転し、その外周面をクリーナー2がクリーニング
し、次いで像露光手段と同様の構成あるいはライン状光
源等を用いた除電ランプ3が像形成体1の内側から露光
して周面を除電した後、その周面をコロナ放電器を用い
た帯電器4Yが一様に帯電させる。それによって帯電した
像形成体1の内周面に像露光手段5Yが前記メモリから入
力したYの画像信号に基づく像露光を入射して像形成体
1の外周面にドット構成の静電像を形成する。その静電
像を、現像ローラ61上に形成した非接触の2成分または
1成分現像剤層から静電像の帯電と同極性に帯電したト
ナーを飛翔させて静電像に付着させる現像器6Yが、Yト
ナー像に現像する。
【0010】次いでYトナー像形成面は帯電器4Mにより
一様に帯電され、その帯電した像形成体1の内周面に像
露光手段5MがMの画像信号に基づく像露光を入射してM
の静電像を外周面に形成する。その静電像を同様に現像
器6MがMトナー像に現像する。それによって像形成体1
の外周面にMトナー像と先に形成されたYトナー像との
重ね合わせから成る2色像が形成される。その2色像形
成面に同様に帯電器4Cと像露光手段5C及び現像器6Cによ
ってCトナー像が形成され、さらに帯電器4Kと像露光手
段5Kおよび現像器6KによってKトナー像が順次重ね合わ
せて形成されて、像形成体1の1回転内で外周面に4色
トナー像の重ね合わせから成るカラー画像が形成される
ようになる。なお、カラーバランスの優れたカラー画像
を形成するために、各現像器6Y〜6Kによる前述のような
非接触反転現像に際し、それぞれの現像ローラ61に不図
示のバイアス電源から直流あるいはさらに交流を加えた
現像バイアスを印加するようにしている。
【0011】像形成体1の外周面に形成された上述のカ
ラー画像は、下部の給紙カセット8から摩擦送出ローラ
9と挟圧搬送ローラ10を介し、または手差し口から手差
し案内11と手差し口ローラ12を介し、タイミングローラ
13によって送り込まれた転写紙にコロナ放電器を用いた
転写器14により転写される。そして、カラー画像を転写
された転写紙は、コロナ放電器を用いた分離器15によっ
て像形成体1から分離され、サクション手段を有するコ
ンベア16によって搬送されて、定着ローラを用いた定着
器17によりカラー画像を定着された後、排出路18の挟圧
搬送ローラ10により装置本体20の上部に排出される。
【0012】一方、カラー画像を転写した像形成体1の
外周面はクリーナー2によって残留トナーを除去され、
除電ランプ3によって除電されて、次のカラー画像形成
工程に供せられる。
【0013】以上の画像形成装置は、図1に示したよう
に装置本体20を、給紙カセット8の装着部から定着器17
を出た所までの転写紙搬送路や手差しの転写紙搬送路の
下半分等を備える下枠21と、手差し口の両側に設けたヒ
ンジによって下枠21に対し時計方向に開放回動する上枠
22と、排出路18の出口の挟圧搬送ローラ10の上ローラ軸
を回動軸として時計方向に回動して排出路18を開放する
排出路カバー23とから成る、分割構造にしている。これ
に限らず、例えば上枠22が、先に排出路カバー23を開放
回動させた状態で、定着器17を出た所の挟圧搬送ローラ
10の上ローラ軸を回動軸として、下枠21に対し反時計方
向に開放回動し得るものでもよい。装置本体20をこのよ
うな分割構造にしたことで、定着器17を出た所までの転
写紙搬送路でジャムが発生したときは、上枠22を開放回
動して容易にジャム紙を除去できるし、排出路18でジャ
ムが発生したときは、排出路カバー23を開放して容易に
ジャム紙を除去できる。
【0014】また以上の画像形成装置においては、像形
成体1に静電像を形成するための各像露光手段5Y〜5Kに
よる像露光がトナー像を形成されることのない像形成体
1の内周面に対して行われるから、最初から最後の静電
像までが略同様にトナー像の影響を受けることなく形成
されて、容易にカラーバランスの優れたカラー画像を形
成し得る。また図1乃至図3及び図5、図6に示したよ
うに、装置本体20の上枠22に固定されて像形成体1の内
部に入り込む共通支持体7に像露光手段5Y〜5Kが配設さ
れているから、像露光手段5Y〜5Kの駆動タイミングを色
ずれの生じないように正確に合わす調整が容易にでき、
したがって色ずれのない鮮明性に優れたカラー画像を容
易に形成できる。
【0015】像露光手段5Y〜5Kと除電ランプ3を支持し
ている共通支持体7は、像露光手段等を接着等により固
定する取り付け座の切り込み等を別にして概略円柱状を
なし、像形成体1内に入る先端面に像形成体1を後述の
ように支持するユニット枠30の鏡部30aに固設された軸
ピン31の嵌合する先端側中心穴7aと、反対面に上枠22に
植設された中心ピン22aの嵌合する後端側中心穴7bとを
穿設されている。これによってインデックス等を用いた
割り出しにより、共通支持体7に像露光手段5Y〜5Kの取
り付け位置を容易に正確に設けることができ、色ずれの
生じない像露光タイミングの設定が容易になる。そして
共通支持体7は、後端側中心穴7bを上枠22の中心ピン22
aに係合させた状態で締め付けねじにより上枠22に固定
される。この固定に際し、中心ピン22aのほかに位置決
めピンとも係合させることが安定して正確な固定を行う
上で好ましいのは言うまでもない。
【0016】像露光手段5Y〜5Kとしては、像形成体1の
軸方向に配列したアレー状に発光素子を並べたFL,EL,
PL,LEDまたはライン状光源とシャッタ機能を持つ素子
が一例に並んだLISA,PLZT,LCSの組み合わせと、等倍
結像素子としてのセルフォックレンズとから構成された
ものが、小型で像形成体1の内部に配設するのに適して
いることから好ましく用いられ、端面発光型のELアレ
ーまたはLEDアレーとロッドレンズアレーをハウジン
グに配設して構成されたものが、次の特長を有すること
から特に好ましく用いられる。すなわち、端面発光型素
子アレーとロッドレンズアレーを用いた像露光手段5Y〜
5Kは、ハウジング上に直線性が高くて変形に強い形で構
成され、偏平であることから、共通支持体7に切り込み
等で設けた取り付け座にハウジングの平面を利用して接
着等により結像の為の位置精度が高くピントのずれが小
さいように容易に固定することができる。また、画素の
サイズを小さく配列を密にすることや階調のポテンシャ
ル数を増減することが容易にできて、繊細で階調性に優
れた画像を形成し易い。従って、像露光手段5Y〜5Kを一
層小型にし、複数の像露光手段5Y〜5Kの配設をコンパク
トにして、装置を小型化低コスト化することが容易にで
きると言う特長を有する。
【0017】さらに図1と図2あるいは図5の例では、
像露光手段5Y〜5Kの像露光及び除電ランプ3の除電露光
によって像露光手段5Y〜5Kや除電ランプ3さらには像形
成体1の温度が高くなり過ぎてそれらの寿命が短縮した
り、または像露光手段5Y〜5Kや除電ランプ3の温度が低
すぎてそれらの能力が低下したりするのを防止するため
に、像露光手段5Y〜5K及び除電ランプ3を像形成体1の
内部に支持する共通支持体7に熱伝導性の良好な材料を
用いると共に、ヒータ71とヒートパイプ72を埋設して、
像露光手段等が低温の場合はヒータ71で加熱し、高温に
なる場合はヒートパイプ72で冷却するようにしている。
【0018】そして図1乃至図7の画像形成装置は、像
形成体1と像形成体1から除去したトナーを貯めないよ
うにすることで小型軽量に構成できるクリーナー2と小
型軽量の帯電器4Y〜4Kとをユニット枠30に一体的に組み
込んでユニット枠30と共に上枠22に対して着脱されるよ
うにしている。すなわち、ユニット枠30は、上枠22に設
けられた図1乃至図4及び図7に示すユニット枠支持案
内22bにより像形成体1の回転軸方向に案内されて上枠2
2に対し着脱され、図2、図3あるいは図5、図6の上
枠22に装着された状態における右側の端面が内部に像形
成体1を受け入れるため中央部分を開放した開放端にな
っていて、反対側の端面が鏡部30aを成し、鏡部30aの内
面中央に像形成体1を内部に回動可能に支えるための軸
ピン31を起立させた状態で設けている。また鏡部30aの
外側には、ユニット枠30を上枠22に対して出し入れする
のに便利な把手30hが、図2、図3の例では直接、図
5、図6の例ではユニット枠30を上枠22に固定するため
の装着部材33を介して、一体的に設けられている。この
ユニット枠30の周壁にクリーナー2と帯電器4Y〜4Kは固
定されている。
【0019】いずれの例のユニット枠30もその周壁が像
形成体1の外周を囲んで、周壁に設けた覗き穴を通し現
像器6Y〜6Kや転写器14、分離器15等が像形成体1に接近
するので、ユニット枠30を上枠22に対して着脱する際
は、それに先立って現像器6Y〜6Kや転写器14、分離器15
等をユニット枠30の周壁の外側に退避させて置かなくて
ならない。その現像器6Y〜6Kの退避は、後述のように操
作輪22wによって行われ、転写器14等の退避は、一体的
に連結されている転写器14とそれへの搬送案内並びに分
離器15及びコンベア16を、コンベア16の定着器側駆動ロ
ーラ軸を回動軸として、時計方向に退避回動させるか、
または上枠22の方を、手差し口の両側に設けたヒンジを
軸として、時計方向に開放回動させるかの、いずれかで
行われる。この後者の上枠22の開放回動を行うときは、
開放状態を維持するストッパーを設けることがユニット
枠30の着脱を安全に行う上で好ましい。ユニット枠30が
周壁に覗き穴の代わりに吹き流し状の溝を切り込まれて
いるものでは、ユニット枠30の着脱に際して必ずしも転
写器14等は退避させなくてもよくなる。しかし、その場
合も現像器6Y〜6Kは、ユニット枠30の着脱を軽快円滑に
行うために、予め像形成体1から離れた位置にあるよう
にして置くことが必要である。
【0020】像形成体1は、詳細を図2または図5に示
したように、外周に透明導電層と有機感光体層(OPC)
とを積層した光学ガラスや透明アクリル樹脂等の透明材
料からなる感光体胴1aと、感光体胴1aの一端面側に一体
的に結合され軸受を嵌着している鏡部材1bと、感光体胴
1aの他端面側に圧入によって一体的に結合され感光体胴
1aの外径よりも突出した外周部分に歯車を形成された環
状歯車体1cとから構成されている。すなわち、像形成体
1は環状歯車体1c側が上枠22に固定の共通支持体7に配
設された除電ランプ3及び像露光手段5Y〜5Kを内部に収
容するための開放端になっている。このような像形成体
1は、外周に帯電器4Y〜4Kと現像器6Y〜6Kの組や転写器
14と分離器15及びクリーナー2等を配設して、内部に像
露光手段4Y〜4Kや除電ランプ3を配設するために、外径
が70mm以上であることが好ましく、また装置をコンパク
トに構成するために、外径が200mm以下であることが好
ましい。
【0021】この像形成体1は、鏡部材1b側を先頭にし
て上枠22から取り出した状態のユニット枠30の開放端側
すなわち図2や図5の右方からユニット枠30内に挿入さ
れ、鏡部材1bの保持する軸受にユニット枠30の鏡部30a
の内面から起立している軸ピン31を嵌合させると共に、
環状歯車体1cの歯車部より先端側の外周面をユニット枠
30の開放端の内フランジ部に設けた複数の受けコロ32上
に置いて、像形成体1の開放端側を受けコロ32に支持さ
せることにより、ユニット枠30内に支持される。なお、
像形成体1の開放端側を支持する複数の受けコロ32は、
像形成体1のユニット枠30内への挿入に支障を与えるこ
とが無いように、像形成体1の下半分側にだけ配設され
ている。
【0022】図2乃至図4の画像形成装置においては、
ユニット枠30と現像器6Y〜6Kとが上枠22外にある状態
で、像形成体1を支持したユニット枠30を先に開放端側
から上枠22内に挿入し、その後に現像器6Y〜6Kを上枠22
に設けられた現像器支持案内22cに乗せてユニット枠30
と平行に上枠22内に挿入する。それに先立って図4に示
した上枠22の前面のユニット枠入口扉22dや現像器入口
扉22eを図2や図3に2点鎖線で示したように開放回動
して置くことは言うまでもない。なお、上述の現像器6Y
〜6Kは、現像ローラ61と同軸のスペーサーローラ62を像
形成体1に弾性的に接触させるために、現像器を載置し
た滑り載置台60とバネを介して一体的に連結されてい
て、特に断らない限りこの滑り載置台60と併せたものを
指している。そして、滑り載置台60の現像器支持案内22
cに乗る底面には現像器6Y〜6Kを像形成体1に対し接離
させるためのラックが設けられており、現像器支持案内
22cにはその下方に位置するように上枠22に設けられた
歯車軸のピニオン22pが覗く歯車穴22hが開口していて、
現像器6Y〜6Kが歯車穴22hよりも奥に挿入されるとラッ
クにピニオン22pが噛み合うようになる。
【0023】ユニット枠30を定位置まで挿入していない
状態で現像器6Y〜6Kを挿入すると、現像器6Y〜6K、正確
には滑り載置台60に設けた干渉部60iがユニット枠30に
当接してユニット枠30を押すようになる。従って、現像
器6Y〜6Kを現像器支持案内22cで係止される定位置まで
挿入すると、ユニット枠30も現像器6Y〜6Kに押されて定
位置まで挿入されるようになる。現像器6Y〜6Kを定位置
までは挿入していなくても、現像器入口扉22eを閉める
と、扉22eの内側に設けた弾性腕先端の押しローラ22fが
現像器6Y〜6Kを定位置まで押し込む。そこで上枠22の前
面に突出している歯車軸の操作輪22wを回してピニオン2
2pにより現像器6Y〜6Kを像形成体1側に移動させる。そ
の際ユニット枠30と現像器6Y〜6Kが共に定位置にあるの
で、滑り載置台60の移動によりその両側先端の係合部60
bとユニット枠30の周壁の係合部30bとが支障なく係合し
て、現像器6Y〜6Kのスペーサーローラ62が像形成体1に
弾性的に圧接すると共に、現像ローラ61の軸歯車が環状
歯車体1cの歯車と噛み合って像形成体1から現像器が駆
動されるようになり、現像器6Y〜6Kの配設が完了する。
そして、予め転写器14等を退避回動させて置いたり、上
枠22を開放回動させて置いたりした場合は、それらを元
の位置に戻す。またユニット枠入口扉22d及び現像器入
口扉22eを閉じる。それにによって、ユニット枠30及び
現像器6Y〜6Kの装着が完全に終了したことになり、画像
形成装置は図1の画像形成可能状態になる。なお、現像
器6Y〜6Kは専用モーターによって駆動されるものでもよ
いことは言うまでもない。
【0024】ユニット枠30の定位置への挿入に伴って、
環状歯車体1cの歯車への上枠22に支持された駆動歯車22
gの噛み合い、環状歯車体1cの内径の複数箇所への上枠2
2に支持された複数の像形成体支持ローラ22rのローラ周
の係合、感光体胴1aの透明導電層の接地、軸ピン31先端
部分の共通支持体7の先端面の先端側中心穴7aへの係
合、さらには環状歯車体1cの先端面への像形成体支持ロ
ーラ22rの根元フランジ面の当接や鏡部材1bの軸受イン
ナーレース外側端面への軸ピン31の根元大径部の端面の
当接等が行われるようになる。これによって像形成体1
は共通支持体7と正確に中心を一致させた状態で上枠22
に装着されることになり、従って像露光手段5Y〜5K間と
像形成体1の関係位置が安定して正確に決定される。ま
た、環状歯車体1cの内径に像形成体支持ローラ22rが係
合したとき、環状歯車体1cの先端部外周と受けコロ32の
接触が僅かに離れるようになる。これによって駆動歯車
22gによる像形成体1の回転が抵抗少なく行われる。
【0025】図5乃至図7の画像形成装置は、現像器6Y
〜6Kを先に上枠22内に挿入し、その後にユニット枠30を
挿入して、現像器6Y〜6Kが定位置まで挿入されていない
ときはユニット枠30に設けた干渉部30iが現像器6Y〜6K
に当接して現像器6Y〜6Kを押すようになり、ユニット枠
30を止められる定位置まで挿入したら装着部材33をネジ
等で上枠22に固定することでユニット枠30の上枠22への
装着がなされ、それに伴って現像器6Y〜6Kが定位置まで
挿入される点が異なる以外は、構成が図2乃至図4の画
像形成装置と同じである。すなわち現像器6Y〜6Kは、ユ
ニット枠30が装着されて定位置にあり、それに伴って現
像器6Y〜6Kも定位置に挿入された状態にあるときに、操
作輪22wにより像形成体1に対し接離移動させられる。
【0026】いずれの画像形成装置においても、ユニッ
ト枠30や現像器6Y〜6Kを上枠22から取り出すときは装着
するときと逆の動作を行えばよい。そして、ユニット枠
30を上枠22から取り出すと、ユニット枠30の周壁の現像
器6Y〜6Kが覗く覗き穴30cと転写器14や分離器15等が覗
く覗き穴30dとが開口して、そこから像形成体1が損傷
や劣化を受け易い。その問題を解消するために、ユニッ
ト枠30の周壁の現像器6Y〜6Kの覗き穴30cの縁と転写器1
4等の覗き穴30dの縁に、図1に示したように、ユニット
枠30が上枠22に装着されるときには覗き穴30c,30dを開
放状態にする回動扉30eを設けて、ユニット枠30を上枠2
2から取り出したときには、覗き穴30c,30dを閉鎖できる
ようにしている。この回動扉30eは、開放した状態でユ
ニット枠30の着脱が行われるから、閉鎖状態でのストッ
パーとの係合を解除すれば図1に示したような一定の開
放状態を取るように、バネ付勢されていることが、ユニ
ット枠30の着脱が安全に行われ上で好ましい。
【0027】図1の例のユニット枠30に組み込まれたク
リーナー2は、スクレーパブレード等によって像形成体
1から落としたトナーを搬送スクリュー2aで側壁外に送
り出し、落とし管2bにより下枠21側に配置した廃トナー
容器19側に落下させる構成を採用して、装置を小型化し
ている。そのため、ユニット枠30を上枠22から引き出す
と、落とし管2bと廃トナー容器19の受け取り管との接続
が外れて落とし管2bからトナーがこぼれるようになるか
ら、それを防止するため図2に示したように、落とし管
2bの下端にばね付勢によって落とし管2bを閉鎖する位置
に移動するスライドキャップ2cを設けている。このスラ
イドキャップ2cは、ユニット枠30を上枠22内に装着する
と、下枠21に設けたカム21aによって押されてばね付勢
に抗し落とし管2bを開放する位置に移動し、ユニット枠
30を上枠22から引き出すようにすると、ばね付勢によっ
て落とし管2bを閉鎖する位置に移動する。カム21aはジ
ャムした転写紙の除去等のために上枠22を下枠21に対し
て開放回動したときにもスライドキャップ2cの押しを解
放して落とし管2bを閉鎖させ、トナーがこぼれることを
防止する。
【0028】なお、クリーナー2の搬送スクリュー2aの
回転は、像形成体1の回転から伝達されるようにして
も、スクレーパブレード等の像形成体1に対する離接を
電磁石で行うようにするのと同様に、モーターで行うよ
うにしてもよい。
【0029】落とし管2bでクリーナー2から落下したト
ナーは廃トナー容器19の搬送スクリューにより廃トナー
容器19内に収容される。廃トナー容器19の底部には収容
したトナーを奥側へと送り込む往復動搬送板が設けられ
ている。廃トナー容器19内のトナーが充填状態になった
ときは、ユニット枠30を上枠22外に引き出して、廃トナ
ー容器19を機外に取り出し、廃トナー容器19内のトナー
を廃棄する。そのため必要に応じて一体的に連結された
転写器14とそれへの搬送案内、分離器15及びコンベア16
をコンベア16の定着器側駆動ローラ軸を回動軸として反
時計方向に回動し得るようにしてもよい。廃トナー容器
19内にトナーが一杯になったかは、内部に圧力検出セン
サを設けてトナーによる圧力を検出したり、外部に圧力
検出センサを設けて廃トナー容器19の重量を検出したり
する従来公知の方法で検出できる。
【0030】本発明のカラー画像形成装置は図2や図5
に示したユニット枠と現像器が干渉部と係合部の両方を
備えたものに限らず、係合部だけを備えたものでも、図
3や図6に示したように干渉部だけを備えたものでもよ
い。またユニット枠が像形成体だけを組み込んだもので
も、現像器が専用モーターで駆動されるものでもよいこ
とは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転する
ドラム状像形成体の外周に帯電器と現像器の複数組を配
設し、内周に同じく複数の像露光手段を配設したカラー
画像形成装置は、高速で色バランスの良いカラー画像を
形成できるだけでなく、複数の現像器と像形成体の装置
本体に対する着脱を容易に確実に行うことができて、装
置全体の小型化並びに低コスト化が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の例を示す構成概要断面
図である。
【図2】第1、第2発明の画像形成装置の現像器とユニ
ット枠の装着構造を示す像形成体軸方向部分断面図であ
る。
【図3】第2発明の画像形成装置の現像器とユニット枠
の装着構造を示す部分平面図である。
【図4】図2や図3の画像形成装置の正面図である。
【図5】第1、第3発明の画像形成装置の現像器とユニ
ット枠の装着構造を示す像形成体軸方向部分断面図であ
る。
【図6】第3発明の画像形成装置の現像器とユニット枠
の装着構造を示す部分平面図である。
【図7】図5や図6の画像形成装置の正面図である。
【符号の説明】
1 像形成体 2 クリーナー 4Y,4M,4C,4K 帯電器 5Y,5M,5C,5K 像露光手段 6Y,6M,6C,6K 現像器 7 共通支持体 8 給紙カセット 9 摩擦送出ローラ 10 挟圧搬送ローラ 13 タイミングローラ 14 転写器 15 分離器 16 コンベア 17 定着器 20 装置本体 21 下枠 22 上枠 22b ユニット枠支持案内 25 回動軸 25a 操作部材 25b 作用腕 30 ユニット枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するドラム状像形成体の外周に帯電
    器と現像器の組の複数組を配設し、内周に複数の像露光
    手段を配設して、像形成体の外周に複数のトナー像の合
    成像を形成するカラー画像形成装置において、像形成体
    は内部に前記像露光手段を受け入れるため一端側を開放
    した状態でユニット枠に組込まれて、ユニット枠は装置
    本体に対し像形成体の回転軸方向に移動して着脱され、
    前記現像器は装置本体に対しユニット枠と同方向に移動
    して出し入れされて装置本体内で像形成体に対して接離
    移動され、ユニット枠と現像器とは互いに係合する係合
    部を有して、装置本体内の定位置に挿入した現像器を装
    置本体内の定位置に挿入されているユニット枠の像形成
    体側に移動させることによりユニット枠と現像器の前記
    係合部が係合することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 回転するドラム状像形成体の外周に帯電
    器と現像器の組の複数組を配設し、内周に複数の像露光
    手段を配設して、像形成体の外周に複数のトナー像の合
    成像を形成するカラー画像形成装置において、像形成体
    は内部に前記像露光手段を受け入れるため一端側を開放
    した状態でユニット枠に組込まれて、ユニット枠は装置
    本体に対し像形成体の回転軸方向に移動して着脱され、
    前記現像器は装置本体に対しユニット枠と同方向に移動
    して出し入れされて装置本体内で像形成体に対して接離
    移動され、前記現像器に現像器を装置本体内の定位置に
    挿入するとき先に挿入されるユニット枠が定位置よりも
    手前にあるときは該ユニット枠に当接する干渉部が設け
    られていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回転するドラム状像形成体の外周に帯電
    器と現像器の組の複数組を配設し、内周に複数の像露光
    手段を配設して、像形成体の外周に複数のトナー像の合
    成像を形成するカラー画像形成装置において、前記現像
    器は装置本体に対し像形成体の回転軸と平行の方向に移
    動して出し入れされて装置本体内で像形成体に対し接離
    移動され、像形成体は内部に前記像露光手段を受け入れ
    るために一端側を開放した状態でユニット枠に組込まれ
    て、ユニット枠は装置本体に対し像形成体の回転軸方向
    に移動して着脱され、ユニット枠にユニット枠を装置本
    体内の定位置に挿入するとき先に挿入される前記現像器
    が定位置よりも手前にあるときは該現像器に当接する干
    渉部が設けられていることを特徴とするカラー画像形成
    装置。
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