JPH082109Y2 - バルブ付キャップ - Google Patents

バルブ付キャップ

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JPH082109Y2
JPH082109Y2 JP1991003945U JP394591U JPH082109Y2 JP H082109 Y2 JPH082109 Y2 JP H082109Y2 JP 1991003945 U JP1991003945 U JP 1991003945U JP 394591 U JP394591 U JP 394591U JP H082109 Y2 JPH082109 Y2 JP H082109Y2
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cap
valve
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富夫 太田
俊夫 高屋舗
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俊夫 高屋舗
富夫 太田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、非通気性の合成樹脂
製シート等よりなる包装体の適宜個所に取り付けて使用
するバルブ付キャップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品収容口から布団や毛布等の空
気太りする物品を収容し、この物品収容口をヒートシー
ルする等して密封してから、密封空間内に存在する空気
を排出して、空気太りする物品を圧縮して保存するよう
にした包装体が存在する。そして、このような包装体の
適宜個所には、前記密封空間内に存在する空気を排出す
るためのバルブ付キャップが取り付けられている。
【0003】前記バルブ付キャップとしては、例えばこ
の出願の考案者が先に出願した図10に示すようなものが
存在する。このバルブ付キャップは、包装体70の取付穴
71に包装体70の内部から差し込まれるバルブ本体72、バ
ルブ本体72のフランジ部73を包装体70の外部から被うカ
バー74、バルブ本体72の円筒部75の内周に捩じ込まれる
キャップ76よりなるものである。前記キャップ76には角
張った角部76a,76bが存在する。また、前記バルブ本
体72のフランジ部73の下方に空気案内体77を設け、さら
にバルブ本体72の円筒部75の略中央に空気排出穴78を設
けるとともに、この空気排出穴78の周囲に弁座79を設
け、前記キャップ76に貫通孔80を設けるとともにキャッ
プ76の凹部81の周端に前記弁座79に当接するOリング82
を装着している。したがって、このバルブ付キャップで
は、バルブ本体72とキャップ76の間をシールするために
Oリング82のみを配している。そして、このバルブ付キ
ャップでは、空気の排出を効率良くするために、空気排
出穴78の径を大きくし、それに伴いOリング82の径も大
きくすることができる。
【0004】しかしながら、このような構造とした従来
のバルブ付キャップには、以下に述べるような欠点を有
していた。バルブ本体72にキャップ76を捩じ込むと、O
リング82が、両者間に挟まれた状態で回転することによ
り捩じれるので、空気排出穴78の密閉が不完全なものと
なり、空気漏れの生ずる虞れがあった。また、Oリング
82の径が大きいものほどこの捩じれが大きいものであっ
た。
【0005】また、キャップ76には空気を吸引するため
の貫通孔80が1つしか設けられていなかったので、電気
掃除機等の吸引装置の吸引口83を、キャップ76の貫通孔
80に当てて吸引することにより包装体70内部の空気が排
出され、それに伴い前記包装体70内部の圧縮度が上がり
低真空状態になると吸引中の吸引装置の吸引口83に空気
が流れ込まなくなり、そのままの状態で吸引動作を続け
ると、前記吸引装置に負荷がかかり、装置が故障する虞
れがあった。
【0006】さらに、キャップ76には角張った角部76
a,76bがあったため、包装体70にバルブ付キャップを
取り付けて圧縮密閉したものを積み重ねて保存する場合
に、前記キャップ76の角部76a,76bに接する包装体70
が傷ついたり、破れたりすることがあった。一方、近年
において、粒状穀物を低真空下で保存することにより、
品質を低下させることなく長期保存しようとすることが
考えられている。また、羽毛を輸送する場合に、羽毛を
乾燥させてから圧縮密閉することが考えられている。
【0007】しかしながら、上記従来のバルブ付キャッ
プが取り付けられた包装体70では、バルブ本体72に設け
た空気排出穴78を普通の開口としていたので、包装体70
の内部にこのようなものを入れて吸引装置を起動する
と、包装体70の内部に入れたものを吸引装置が吸引して
しまうので、上記したような粒状穀物を低真空下で保存
することや、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉することが
できなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】そこでこの考案では、
上記従来のバルブ付キャップが有していた欠点を解決す
ることを目的とし、バルブ本体とキャップの間に配した
Oリングが捩じれることなく確実に保持され、バルブ本
体の密閉を完全にするようにし、かつ、電気掃除機等の
吸引装置でキャップの貫通孔を吸引することにより包装
体内の圧縮度が上がり低真空状態になっても、吸引中の
吸引装置の吸引口に空気が流れるようにするとともに、
圧縮密閉して積み重ねた包装体が傷ついたり破れたりす
ることなく包装体内部の圧縮密閉状態を保つことがで
き、さらに粒状穀物を低真空下で保存することや、羽毛
を乾燥させてから圧縮密閉することができるバルブ付キ
ャップを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのためにこの出願の請
求項1記載の考案のバルブ付キャップは、包装体40の取
付穴41の周囲を内部から押さえるバルブ本体1と、外部
から押さえるキャップ10、及びこれら両者間に配される
中間蓋20から成り、前記バルブ本体1の円筒部6内周に
形成した雌ネジ部7に、前記キャップ10の円筒部16外周
に形成した雄ネジ部17を捩じ込むとともに、前記バルブ
本体1に通気穴4と弁座5を設け、前記キャップ10に貫
通孔12と通気空間19を設け、前記中間蓋20の周端に保持
部21を形成し、この保持部21にバルブ本体1の弁座5に
当接するOリング23を装着したものとしている。
【0010】この出願の請求項2記載の考案は、請求項
1記載の考案のバルブ付キャップのキャップ10の平坦部
11に通気口14を設けたものとしている。この出願の請求
項3記載の考案は、請求項1記載の考案のバルブ付キャ
ップのキャップ10の平坦部11に通気口14を設け、この平
坦部11の裏側に前記通気口14を開閉自在とする開閉バル
ブ15を設けたものとしている。
【0011】この出願の請求項4記載の考案は、請求項
1、2又は3記載の考案のバルブ付キャップのキャップ
10に、平坦な表面31を有するとともに、周端を下方に湾
曲させた板体から成る保護カバー30を着脱自在としたも
のとしている。この出願の請求項5記載の考案は、請求
項1、2、3又は4記載の考案のバルブ付キャップのバ
ルブ本体1の通気穴4を網目構造又はフィルター構造に
したものとしている。
【0012】
【作用】この出願の請求項1記載の考案は上記の構成に
より、バルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を、
中間蓋20の保持部21に装着させることにより確実にOリ
ング23を保持することができる。この出願の請求項2記
載の考案は上記の構成により、請求項1記載の考案の作
用の他に、掃除機等の吸引装置でキャップ10の貫通孔12
を吸引すると包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態に
なっても、通気口14から外部の空気がバルブ本体1へ少
量流れ込むことになる。
【0013】この出願の請求項3記載の考案は上記の構
成により、請求項1記載の考案の作用の他に、掃除機等
の吸引装置でキャップ10の貫通孔12を吸引すると包装体
40内は圧縮度が上がり低真空状態になり、それに伴って
キャップ10通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せら
れるため、通気口14が開き外部の空気がバルブ本体1内
へ小量流れ込むことになる。
【0014】この出願の請求項4記載の考案は上記の構
成により、請求項1、2又は3記載の考案の作用の他
に、保護カバー30をキャップ10に着けることにより、バ
ルブ付キャップを取り付けた包装体40を積み重ねても傷
つくことがない。この出願の請求項5記載の考案は上記
の構成により、請求項1、2、3又は4記載の考案の作
用の他に、通気穴4を網目構造又はフィルター構造にし
たので、包装体40の内部に、粒状穀物や羽毛を入れて掃
除機等の吸引装置で包装体40の内部の空気を吸引して
も、これらが通気穴4から包装体40の外部へ吸い出され
ることはない。
【0015】
【実施例】以下、この出願の考案の構成を、実施例とし
て示した図面にしたがって説明する。図1及び図2に示
すように、この考案のバルブ付キャップは、バルブ本体
1にキャップ10をネジ込んで取り付けるもので、両者間
にはOリング23を装着した中間蓋20を配し、さらにキャ
ップ10には上から保護カバー30を取り付けるものであ
る。
【0016】バルブ本体1は、全体が略円筒形状で、そ
の円筒部6の上部に上面が平らなフランジ部2を形成す
るとともに、下部には底面部3を形成している。前記底
面部3には、中央から放射状に複数個の通気穴4を設け
るとともに、内周には弁座5を設けている。前記通気穴
4は、網目構造又はフィルター構造にして実施すること
ができる(図示せず)。この場合、網目構造にするには
前記通気穴4自体を網目形状としたり、前記底面部3を
網で被ったりすることができる。また、フィルター構造
にするには前記底面部3をフィルターで被うことができ
る。なお、前記バルブ本体1の円筒部6の内周には雌ネ
ジ部7を形成している。
【0017】キャップ10は、略円盤状な平坦部11を有
し、その中央には上方に突出する円形の貫通孔12を形成
するとともに、平坦部11の上部外周付近には等間隔に6
個の凸部13を形成している。前記平坦部11には1つの通
気口14を設け、その裏側に、前記通気口14が開閉自在と
なる開閉バルブ15を設けている。この開閉バルブ15は、
素材や厚さを変えることにより、バルブの開閉時期を調
節することができる。
【0018】尚、前記開閉バルブ15は、必要に応じ設け
ればよく、設けないで実施することも可能である。開閉
バルブ15を設けない場合、前記通気口14の面積は、貫通
孔12の面積の1〜2割程度とするのが好ましい。さら
に、キャップ10の下部には、下方に突出する円筒部16を
形成している。前記円筒部16の外周には雄ネジ部17を形
成し、前記円筒部16の内側から平坦部11の裏側にかけて
略十字状とした突出部18を複数個形成している。前記突
出部18は、このような形状に限定することなく様々な形
状にすることができる。
【0019】前記バルブ本体1にキャップ10を取り付け
るには、バルブ本体1の円筒部6の雌ネジ部7に、キャ
ップ10の円筒部16の雄ネジ部17を捩じ込む。中間蓋20
は、全体が円盤状で、その周端に上方へ突出する保持部
21を形成するとともに、中央には上方へ突出する円柱状
とした位置決め部22を形成している。また、前記中間蓋
20の径は、キャップ10の円筒部16の内径よりも少し小さ
いものとしている。このためキャップ10の円筒部16の突
出部18に、中間蓋20の保持部21の上部が当接すると、前
記キャップ10の円筒部16と中間蓋20の間に通気空間19が
できる。
【0020】Oリング23は、前記中間蓋20に形成した保
持部21の下部に装着されている。前記Oリング23を装着
した中間蓋20は、バルブ本体1とキャップ10間の内側に
配置される。バルブ本体1にキャップ10を取り付けた状
態では、図3に示すように、バルブ本体1の弁座5に、
中間蓋20の保持部21の下部に装着したOリング23が当接
するとともに、前記中間蓋20の保持部21の上部がキャッ
プ10の突出部18に当接することになる。
【0021】保護カバー30は、図1及び図2に示すよう
に全体が略円形状とした板体からなるもので、平坦な表
面31を有するとともに、周端を下方に湾曲させて形成し
ている。また、保護カバー30の中央には、下方へ垂下し
た係止片32を等間隔に3本形成するとともに、その外側
の表面31には円形の孔33を等間隔に3個形成している。
前記係止片32は、図3に示すようにキャップ10の貫通孔
12内側に係止するものである。また、前記孔33は、保護
カバー30をキャップ10に取り付けたり、取り外したりす
る際に、指を通して引っ掛けるために形成したものであ
る。なお、前記係止片32と孔33の数を、これに限定する
ことなく自由に増減させて実施することができる。
【0022】以上のように構成されたこの出願の考案の
バルブ付キャップを使用するには、図4に示したような
包装体40の取付穴41に取り付けられる。そして、この包
装体40の物品収容口42から布団や毛布等の空気太りする
物品43を収容し、この物品収容口42をヒートシールする
等して密封する(図5参照)。次に、図6に示したよう
にキャップ10から保護カバー30を外すとともに、バルブ
本体1との捩じ込みを緩めると、図7に示すように中間
蓋20が、キャップ10とバルブ本体1の間で上下に移動す
ることができるような空間ができる。この状態で、キャ
ップ10の貫通孔12に電気掃除機等の吸引装置(図示せ
ず)の吸引ホース50端部を差し込み、前記吸引装置を起
動させて包装体40内及び物品43内に存在する空気を排出
する。すると、吸引装置の吸引力によりOリング23を装
着した中間蓋20が、吸引ホース50の方へ吸い寄せられて
キャップ10に当接することになり、矢印のように空気が
流れることになる。この時、中間蓋20に形成した位置決
め部22が、キャップ10の貫通孔12内に位置することにな
る。そして、この吸引装置の吸引力により、包装体40内
の空気がほとんど吸引されたとき、包装体40内は圧縮度
が上がり低真空状態となる。これに伴ってキャップ10の
通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せられるため、
通気口14が開き外部の空気がバルブ本体1内へ小量流れ
込むことになる(図8参照)。すると、包装体40内の空
気を吸引中の吸引装置の吸引口51に、外部から小量の空
気を送ることができるので、吸引装置に負荷がかからな
くなる。また、前記開閉バルブ15を開閉時期の調節でき
るものにすることにより、包装体40内の真空度を変える
ことができる。この実施例では包装体40内が低真空状態
となるまでに要する吸引時間は約20秒であった。
【0023】また、キャップ10の通気口14に開閉バルブ
15を設けていないもの(図示せず)を使用するには、上
記したように、キャップ10から保護カバー30を外し、バ
ルブ本体1との捩じ込みを緩める。そして、キャップ10
の貫通孔12に吸引装置の吸引ホース50端部を差し込み、
前記吸引装置を起動させて包装体40内及び物品43内に存
在する空気を排出する。すると、中間蓋20が、吸引ホー
ス50の方へ吸い寄せられてキャップ10に当接することに
なり、包装体40及び物品43内部の空気が通気空間19を通
って吸引ホース50の方へ流れるが、同時に通気口14から
外部の空気も流入し、吸引ホース50の方へ流れることに
なる。しかしながら、この実施例では空気吸引側である
貫通孔12の面積の方が、空気流入側である通気口14の面
積よりもはるかに大きいので、包装体40及び物品43内部
の吸引される空気の量は、外部から流入する空気の量よ
りもはるかに多く吸引装置へ吸引されることになる。こ
のため、包装体40内の空気がほとんど吸引されたとき、
包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態となるが、通気
口14からは引き続き外部の空気が流入することになるの
で、吸引装置に負荷がかからなくなる。尚、キャップ10
の通気口14に開閉バルブ15を設けていないものは、上記
したような開閉バルブ15を設けたものに比べて、包装体
40内が低真空状態になるまでに要する吸引時間は、約2
3秒となり一割程度長くなったが、吸引装置の使用状態
にはほとんど影響を与えなかった。
【0024】上述のようにして包装体40内の空気の吸引
が終わり(包装体40内が低真空状態になり)キャップ10
をバルブ本体1に捩じ込むと、図3のように中間蓋20と
Oリング23は、バルブ本体1とキャップ10をすき間なく
シールすることになるので、外部からの空気の進入を防
止でき、かつ、包装体40内の圧縮密閉状態を維持するこ
とができる。
【0025】また、この出願の考案のバルブ付キャップ
のバルブ本体1の通気穴4を、網目構造又はフィルター
構造にして実施する場合には、包装体40の内部に粒状穀
物や羽毛を入れて吸引装置を起動し、包装体40の内部の
空気を吸引しても、これらはバルブ本体1の通気穴4で
せき止められるので、吸引装置がこれらを通気穴4から
包装体40の外部へ吸い出すことはない。
【0026】以下にこの出願の考案のバルブ付キャップ
を、1つの包装体40に2個取り付けて実施する場合を説
明する。包装体40に布団等の物品43を収容し、ヒートシ
ール等により包装体40の物品収容口42を密閉した状態
で、電気掃除機等の吸引装置で包装体40内の空気を吸引
して圧縮する前に、布団乾燥機(図示せず)を使用する
ことができる。この場合、包装体40に取り付けた2個の
バルブ付キャップの保護カバー30、キャップ10及び中間
蓋20をそれぞれ外し、一方のバルブ本体1に布団乾燥機
のホース60を当て温風を送り込むと、内部に収容した物
品43を温めた温風が、他方のバルブ本体1の通気穴4か
ら排出される。このようにして、包装体40を圧縮する前
に布団等の物品43を乾燥させることができる(図9参
照)。乾燥終了後、前記バルブ付キャップの保護カバー
30、キャップ10及び中間蓋20をそれぞれをバルブ本体1
に取り付け、一方のバルブ付キャップの保護カバー30を
外し、キャップ10を緩めキャップ10の貫通孔12に吸引装
置の吸引ホース50を当て、包装体40内の空気を吸引する
と、包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態になる。こ
の状態で、緩めたキャップ10を閉め、保護カバー30を取
り付ければ、物品43を圧縮密閉した包装体40を押入れ等
に保存することができる。
【0027】また、圧縮密閉状態で保存していた物品43
を、包装体40内から取り出す前に、前述のように布団乾
燥機を使用して物品43を乾燥させることができる。包装
体40に2個のバルブ付キャップを取り付けることによ
り、上述のような使用をすることができるので、布団等
を長期間保存する時に大変便利である。さらに、羽毛を
乾燥させる場合にも、バルブ本体1の通気穴4を、網目
構造又はフィルター構造のものにして、上述のような使
用をすれば、包装体40の内部で乾燥機により羽毛を容易
に乾燥することができる。
【0028】
【考案の効果】この出願の請求項1記載の考案は、上述
のような構成を有するものであり、したがって、Oリン
グ23を中間蓋20の保持部21に装着させることによりOリ
ング23がバルブ本体1にキャップ10を捩じ込む時に捩じ
れることがなく、バルブ本体1とキャップ10の密閉は完
全なものとなり空気漏れが生じない。
【0029】この出願の請求項2記載の考案は、請求項
1記載の考案の効果の他に、吸引装置により包装体40内
の圧縮度が上がり低真空状態になっても、通気口14から
外部の空気が入り込むため、吸引装置に負荷がかからず
故障することがない。この出願の請求項3記載の考案
は、請求項1記載の考案の効果の他に、吸引装置の吸引
により包装体40内の圧縮度が上がり低真空状態になる
と、それに伴ってキャップ10通気口14の開閉バルブ15が
内側へ引き寄せられるので、通気口14が開いてそこから
空気が入り込むため、吸引装置に負荷がかからず故障す
ることがない。
【0030】この出願の請求項4記載の考案は、請求項
1、2又は3記載の考案の効果の他に、圧縮密閉して積
み重ねた包装体40が、傷ついたり破れたりすることがな
いので、包装体40内部の圧縮状態を保つことができる。
この出願の請求項5記載の考案は、請求項1、2、3又
は4記載の考案の効果の他に、粒状穀物を低真空下で保
存することや、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉すること
ができる包装体40のバルブ付キャップにも適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の考案に係るバルブ付キャップの分解
斜視図。
【図2】図1のバルブ付キャップを組み立てた状態の斜
視図。
【図3】図2中のA−A線断面図。
【図4】この考案に係るバルブ付キャップを取り付ける
前の包装体の斜視図。
【図5】図4の包装体内に物品を収容し、この出願の考
案に係るバルブ付キャップを取り付けた状態の斜視図。
【図6】図2中の保護カバーを外した状態の斜視図。
【図7】図6中のキャップをバルブ本体から緩めた状態
のB−B線断面図。
【図8】図7中のキャップの通気口が開いた状態の図。
【図9】この出願の考案に係るバルブ付キャップを包装
体に2個取り付け、布団乾燥機を使用している状態の斜
視図。
【図10】従来のバルブ付キャップの断面図。
【符号の説明】
1 バルブ本体 4 通気穴 5 弁座 6 円筒部 7 雌ネジ部 10 キャップ 11 平坦部 12 貫通孔 14 通気口 15 開閉バルブ 16 円筒部 17 雄ネジ部 19 通気空間 20 中間蓋 21 保持部 23 Oリング 30 保護カバー 31 表面 40 包装体 41 取付穴

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装体40の取付穴41の周囲を内部から押
    さえるバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ10、
    及びこれら両者間に配される中間蓋20から成り、前記バ
    ルブ本体1の円筒部6内周に形成した雌ネジ部7に、前
    記キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネジ部17を捩
    じ込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5
    を設け、前記キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設
    け、前記中間蓋20の周端に保持部21を形成し、この保持
    部21にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装
    着したことを特徴とするバルブ付キャップ。
  2. 【請求項2】 前記キャップ10の平坦部11に通気口14を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のバルブ付キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記キャップ10の平坦部11に通気口14を
    設け、この平坦部11の裏側に前記通気口14を開閉自在と
    する開閉バルブ15を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のバルブ付キャップ。
  4. 【請求項4】 平坦な表面31を有するとともに、周端を
    下方に湾曲させた板体から成る保護カバー30を、キャッ
    プ10に着脱自在としたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のバルブ付キャップ。
  5. 【請求項5】 前記バルブ本体1の通気穴4を網目構造
    又はフィルター構造にしたことを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載のバルブ付キャップ。
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WO2005100183A1 (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Ishizaki Shizai Co., Ltd. 脱気構造体及び該脱気構造体を備えたプラスチック製袋

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