JPH0735340U - バルブ付キャップ - Google Patents
バルブ付キャップInfo
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- JPH0735340U JPH0735340U JP003945U JP394591U JPH0735340U JP H0735340 U JPH0735340 U JP H0735340U JP 003945 U JP003945 U JP 003945U JP 394591 U JP394591 U JP 394591U JP H0735340 U JPH0735340 U JP H0735340U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブ本体とキャップの間に配したOリング
が、両者取付時に捩じれることなく確実に保持され、バ
ルブ本体とキャップの密閉を完全にできるバルブ付キャ
ップを提供する。 【構成】 包装体40の取付穴41の周囲を内部から押さえ
るバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ10、及び
これらの両者間に配される中間蓋20から成り、前記バル
ブ本体1の円筒部6内周に形成した雌ネジ部7に、前記
キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネジ部17を捩じ
込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5を
設け、前記キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設け、
前記中間蓋20の周端に保持部21を形成し、この保持部21
にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装着し
たものとしている。
が、両者取付時に捩じれることなく確実に保持され、バ
ルブ本体とキャップの密閉を完全にできるバルブ付キャ
ップを提供する。 【構成】 包装体40の取付穴41の周囲を内部から押さえ
るバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ10、及び
これらの両者間に配される中間蓋20から成り、前記バル
ブ本体1の円筒部6内周に形成した雌ネジ部7に、前記
キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネジ部17を捩じ
込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5を
設け、前記キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設け、
前記中間蓋20の周端に保持部21を形成し、この保持部21
にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装着し
たものとしている。
Description
【0001】
この考案は、非通気性の合成樹脂製シート等よりなる包装体の適宜個所に取り 付けて使用するバルブ付キャップの改良に関するものである。
【0002】
従来、物品収容口から布団や毛布等の空気太りする物品を収容し、この物品収 容口をヒートシールする等して密封してから、密封空間内に存在する空気を排出 して、空気太りする物品を圧縮して保存するようにした包装体が存在する。そし て、このような包装体の適宜個所には、前記密封空間内に存在する空気を排出す るためのバルブ付キャップが取り付けられている。
【0003】 前記バルブ付キャップとしては、例えばこの出願の考案者が先に出願した図10 に示すようなものが存在する。このバルブ付キャップは、包装体70の取付穴71に 包装体70の内部から差し込まれるバルブ本体72、バルブ本体72のフランジ部73を 包装体70の外部から被うカバー74、バルブ本体72の円筒部75の内周に捩じ込まれ るキャップ76よりなるものである。前記キャップ76には角張った角部76a,76b が存在する。また、前記バルブ本体72のフランジ部73の下方に空気案内体77を設 け、さらにバルブ本体72の円筒部75の略中央に空気排出穴78を設けるとともに、 この空気排出穴78の周囲に弁座79を設け、前記キャップ76に貫通孔80を設けると ともにキャップ76の凹部81の周端に前記弁座79に当接するOリング82を装着して いる。したがって、このバルブ付キャップでは、バルブ本体72とキャップ76の間 をシールするためにOリング82のみを配している。そして、このバルブ付キャッ プでは、空気の排出を効率良くするために、空気排出穴78の径を大きくし、それ に伴いOリング82の径も大きくすることができる。
【0004】 しかしながら、このような構造とした従来のバルブ付キャップには、以下に述 べるような欠点を有していた。 バルブ本体72にキャップ76を捩じ込むと、Oリング82が、両者間に挟まれた状 態で回転することにより捩じれるので、空気排出穴78の密閉が不完全なものとな り、空気漏れの生ずる虞れがあった。また、Oリング82の径が大きいものほどこ の捩じれが大きいものであった。
【0005】 また、キャップ76には空気を吸引するための貫通孔80が1つしか設けられてい なかったので、電気掃除機等の吸引装置の吸引口83を、キャップ76の貫通孔80に 当てて吸引することにより包装体70内部の空気が排出され、それに伴い前記包装 体70内部の圧縮度が上がり低真空状態になると吸引中の吸引装置の吸引口83に空 気が流れ込まなくなり、そのままの状態で吸引動作を続けると、前記吸引装置に 負荷がかかり、装置が故障する虞れがあった。
【0006】 さらに、キャップ76には角張った角部76a,76bがあったため、包装体70にバ ルブ付キャップを取り付けて圧縮密閉したものを積み重ねて保存する場合に、前 記キャップ76の角部76a,76bに接する包装体70が傷ついたり、破れたりするこ とがあった。 一方、近年において、粒状穀物を低真空下で保存することにより、品質を低下 させることなく長期保存しようとすることが考えられている。また、羽毛を輸送 する場合に、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉することが考えられている。
【0007】 しかしながら、上記従来のバルブ付キャップが取り付けられた包装体70では、 バルブ本体72に設けた空気排出穴78を普通の開口としていたので、包装体70の内 部にこのようなものを入れて吸引装置を起動すると、包装体70の内部に入れたも のを吸引装置が吸引してしまうので、上記したような粒状穀物の低真空下での保 存や、羽毛の輸送には適用することができなかった。
【0008】
そこでこの考案では、上記従来のバルブ付キャップが有していた欠点を解決す ることを目的とし、バルブ本体とキャップの間に配したOリングが捩じれること なく確実に保持され、バルブ本体の密閉を完全にするようにし、かつ、電気掃除 機等の吸引装置でキャップの貫通孔を吸引することにより包装体内の圧縮度が上 がり低真空状態になっても、吸引中の吸引装置の吸引口に空気が流れるようにす るとともに、圧縮密閉して積み重ねた包装体が傷ついたり破れたりすることなく 包装体内部の圧縮密閉状態を保つことができ、さらに粒状穀物の低真空下での保 存や、羽毛の輸送に適用することができるバルブ付キャップを提供しようとする ものである。
【0009】
そのためにこの出願の請求項1記載の考案のバルブ付キャップは、包装体40の 取付穴41の周囲を内部から押さえるバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ 10、及びこれら両者間に配される中間蓋20から成り、前記バルブ本体1の円筒部 6内周に形成した雌ネジ部7に、前記キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネ ジ部17を捩じ込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5を設け、前記 キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設け、前記中間蓋20の周端に保持部21を形 成し、この保持部21にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装着したも のとしている。
【0010】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案のバルブ付キャップの キャップ10の平坦部11に通気口14を設け、この平坦部11の裏側に前記通気口14を 開閉自在とする開閉バルブ15を設けたものとしている。 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の考案のバルブ付キャ ップのキャップ10に、平坦な表面31を有するとともに、周端を下方に湾曲させた 板体から成る保護カバー30を着脱自在としたものとしている。
【0011】 この出願の請求項4記載の考案は、請求項1、2又は3記載の考案のバルブ付 キャップのバルブ本体1の通気穴4を網目構造又はフィルター構造にしたものと している。
【0012】
この出願の請求項1記載の考案は上記の構成により、バルブ本体1の弁座5に 当接するOリング23を、中間蓋20の保持部21に装着させることにより確実にOリ ング23を保持することができる。 この出願の請求項2記載の考案は上記の構成により、請求項1記載の考案の作 用の他に、掃除機等の吸引装置でキャップ10の貫通孔12を吸引すると包装体40内 は圧縮度が上がり低真空状態になり、それに伴ってキャップ10通気口14の開閉バ ルブ15が内側へ引き寄せられるため、通気口14が開き外部の空気がバルブ本体1 内へ小量流れ込むことになる。
【0013】 この出願の請求項3記載の考案は上記の構成により、請求項1又は2記載の考 案の作用の他に、保護カバー30をキャップ10に着けることにより、バルブ付キャ ップを取り付けた包装体40を積み重ねても傷つくことがない。 この出願の請求項4記載の考案は上記の構成により、請求項1、2又は3記載 の考案の作用の他に、通気穴4を網目構造又はフィルター構造にしたので、包装 体40の内部に、粒状穀物や羽毛を入れて掃除機等の吸引装置で包装体40の内部の 空気を吸引しても、これらが通気穴4から包装体40の外部へ吸い出されることは ない。
【0014】
以下、この出願の考案の構成を、実施例として示した図面にしたがって説明す る。 図1及び図2に示すように、この考案のバルブ付キャップは、バルブ本体1に キャップ10をネジ込んで取り付けるもので、両者間にはOリング23を装着した中 間蓋20を配し、さらにキャップ10には上から保護カバー30を取り付けるものであ る。
【0015】 バルブ本体1は、全体が略円筒形状で、その円筒部6の上部に上面が平らなフ ランジ部2を形成するとともに、下部には底面部3を形成している。前記底面部 3には、中央から放射状に複数個の通気穴4を設けるとともに、内周には弁座5 を設けている。前記通気穴4は、網目構造又はフィルター構造にして実施するこ とができる(図示せず)。この場合、網目構造にするには前記通気穴4自体を網 目形状としたり、前記底面部3を網で被ったりすることができる。また、フィル ター構造にするには前記底面部3をフィルターで被うことができる。なお、前記 バルブ本体1の円筒部6の内周には雌ネジ部7を形成している。
【0016】 キャップ10は、略円盤状な平坦部11を有し、その中央には上方に突出する円形 の貫通孔12を形成するとともに、平坦部11の上部外周付近には等間隔に6個の凸 部13を形成している。また、前記平坦部11には1つの通気口14を設け、その裏側 に、前記通気口14が開閉自在となる開閉バルブ15を設けている。この開閉バルブ 15は、素材や厚さを変えることにより、バルブの開閉時期を調節することができ る。さらに、キャップ10の下部には、下方に突出する円筒部16を形成している。 前記円筒部16の外周には雄ネジ部17を形成し、前記円筒部16の内側から平坦部11 の裏側にかけて略十字状とした突出部18を複数個形成している。前記突出部18は 、このような形状に限定することなく様々な形状にすることができる。
【0017】 前記バルブ本体1にキャップ10を取り付けるには、バルブ本体1円筒部6の雌 ネジ部7に、キャップ10円筒部16の雄ネジ部17をネジ込んで取り付けるものであ る。 中間蓋20は、全体が円盤状で、その周端に上方へ突出する保持部21を形成する とともに、中央には上方へ突出する円柱状とした位置決め部22を形成している。 また、前記中間蓋20の径は、キャップ10の円筒部16の内径よりも少し小さいもの としている。このためキャップ10の円筒部16の突出部18に、中間蓋20の保持部21 の上部が当接すると、前記キャップ10の円筒部16と中間蓋20の間に通気空間19が できる。
【0018】 Oリング23は、前記中間蓋20に形成した保持部21の下部に装着されている。 前記Oリング23を装着した中間蓋20は、バルブ本体1とキャップ10間の内側に 配置される。バルブ本体1にキャップ10を取り付けた状態では、図3に示すよう に、バルブ本体1の弁座5に、中間蓋20の保持部21の下部に装着したOリング23 が当接するとともに、前記中間蓋20の保持部21の上部がキャップ10の突出部18に 当接することになる。
【0019】 保護カバー30は、図1及び図2に示すように全体が略円形状とした板体からな るもので、平坦な表面31を有するとともに、周端を下方に湾曲させて形成してい る。また、保護カバー30の中央には、下方へ垂下した係止片32を等間隔に3本形 成するとともに、その外側の表面31には円形の孔33を等間隔に3個形成している 。前記係止片32は、図3に示すようにキャップ10の貫通孔12内側に係止するもの である。また、前記孔33は、保護カバー30をキャップ10に取り付けたり、取り外 したりする際に、指を通して引っ掛けるために形成したものである。なお、前記 係止片32と孔33の数を、これに限定することなく自由に増減させて実施すること ができる。
【0020】 以上のように構成されたこの出願の考案のバルブ付キャップは、図4に示した ような包装体40の取付穴41に取り付けられる。そして、この包装体40の物品収容 口42から布団や毛布等の空気太りする物品43を収容し、この物品収容口42をヒー トシールする等して密封する(図5参照)。次に、図6に示したようにキャップ 10から保護カバー30を外すとともに、バルブ本体1との捩じ込みを緩めると、図 7に示すように中間蓋20が、キャップ10とバルブ本体1の間で上下に移動するこ とができるような空間ができる。この状態で、キャップ10の貫通孔12に電気掃除 機等の吸引装置(図示せず)の吸引ホース50端部を差し込み、前記吸引装置を起 動させて包装体40内及び物品43内に存在する空気を排出する。すると、吸引装置 の吸引力によりOリング23を装着した中間蓋20が、吸引ホース50の方へ吸い寄せ られてキャップ10に当接することになり、矢印のように空気が流れることになる 。この時、中間蓋20に形成した位置決め部22が、キャップ10の貫通孔12内に位置 することになる。そして、この吸引装置の吸引力により、包装体40内の空気がほ とんど吸引されたとき、包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態となる。これに 伴ってキャップ10通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せられるため、通気口 14が開き外部の空気がバルブ本体1内へ小量流れ込むことになる(図8参照)。 すると、包装体40内の空気を吸引中の装置の吸引口51に小量の空気を送ることが できるので、吸引装置に負荷がかからなくなる。また、前記開放バルブ15の開閉 時期を調節することにより、包装体40内の真空度を調節することができる。
【0021】 上述のようにして包装体40内の空気の吸引が終わり(包装体40内が低真空状態 になる)キャップ10をバルブ本体1に捩じ込むと、図3のように中間蓋20とOリ ング23は、バルブ本体1とキャップ10をすき間なくシールすることになるので、 外部からの空気の進入を防止でき、かつ、包装体40内の圧縮密閉状態を維持する ことができる。
【0022】 また、この出願の考案のバルブ付キャップのバルブ本体1の通気穴4を、網目 構造又はフィルター構造にして実施する場合には、包装体40の内部に粒状穀物を 入れて吸引装置を起動し、包装体40の内部の空気を吸引しても、粒状穀物はバル ブ本体1の通気穴4でせき止められるので、吸引装置がそれを吸引することがな い。
【0023】 以下にこの出願の考案のバルブ付キャップを、1つの包装体40に2個取り付け て実施する場合を説明する。 包装体40に布団等の物品43を収容し、ヒートシール等により包装体40の物品収 容口42を密閉した状態で、電気掃除機等の吸引装置で包装体40内の空気を吸引し て圧縮する前に、布団乾燥機(図示せず)を使用することができる。この場合、 包装体40に取り付けた2個のバルブ付キャップの保護カバー30、キャップ10及び 中間蓋20をそれぞれ外し、一方のバルブ本体1に布団乾燥機のホース60を当て温 風を送り込むと、内部に収容した物品43を温めた温風が、他方のバルブ本体1の 通気穴4から排出される。このようにして、包装体40を圧縮する前に布団等の物 品43を乾燥させることができる(図9参照)。乾燥終了後、前記バルブ付キャッ プの保護カバー30、キャップ10及び中間蓋20をそれぞれをバルブ本体1に取り付 け、一方のバルブ付キャップの保護カバー30を外し、キャップ10を緩めキャップ 10の貫通孔12に吸引装置の吸引ホース50を当て、包装体40内の空気を吸引すると 、包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態になる。この状態で、緩めたキャップ 10を閉め、保護カバー30を取り付ければ、物品43を圧縮密閉した包装体40を押入 れ等に保存することができる。
【0024】 また、圧縮密閉状態で保存していた物品43を、包装体40内から取り出す前に、 前述のように布団乾燥機を使用して物品43を乾燥させることができる。 包装体40に2個のバルブ付キャップを取り付けることにより、上述のような使 用をすることができるので、布団等を長期間保存する時に大変便利である。 さらに、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉する場合にも、バルブ本体1の通気穴 4を、網目構造又はフィルター構造のものにして、上述のような使用をすれば、 包装体40の内部で羽毛が乾燥機により容易に乾燥され、また包装体40の内部の羽 毛が吸引装置により通気穴4から包装体40の外部へ吸い出されることはない。
【0025】
この出願の請求項1記載の考案は、上述のような構成を有するものであり、し たがって、Oリング23を中間蓋20の保持部21に装着させることによりOリング23 がバルブ本体1にキャップ10を捩じ込む時に捩じれることがなく、バルブ本体1 とキャップ10の密閉は完全なものとなり空気漏れが生じない。
【0026】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の効果の他に、吸引装 置の吸引により包装体40内の圧縮度が上がり低真空状態になると、それに伴って キャップ10通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せられるので、通気口14が開 いてそこから空気が入り込むため、吸引装置に負荷がかからず故障することがな い。
【0027】 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の考案の効果の他に、 圧縮密閉して積み重ねた包装体40が、傷ついたり破れたりすることがないので、 包装体40内部の圧縮状態を保つことができる。 この出願の請求項4記載の考案は、請求項1、2又は3記載の考案の効果の他 に、粒状穀物の低真空下での保存や、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉する包装体 40のバルブ付キャップにも適用することができる。
【提出日】平成3年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
この考案は、非通気性の合成樹脂製シート等よりなる包装体の適宜個所に取り 付けて使用するバルブ付キャップの改良に関するものである。
【0002】
従来、物品収容口から布団や毛布等の空気太りする物品を収容し、この物品収 容口をヒートシールする等して密封してから、密封空間内に存在する空気を排出 して、空気太りする物品を圧縮して保存するようにした包装体が存在する。そし て、このような包装体の適宜個所には、前記密封空間内に存在する空気を排出す るためのバルブ付キャップが取り付けられている。
【0003】 前記バルブ付キャップとしては、例えばこの出願の考案者が先に出願した図10 に示すようなものが存在する。このバルブ付キャップは、包装体70の取付穴71に 包装体70の内部から差し込まれるバルブ本体72、バルブ本体72のフランジ部73を 包装体70の外部から被うカバー74、バルブ本体72の円筒部75の内周に捩じ込まれ るキャップ76よりなるものである。前記キャップ76には角張った角部76a,76b が存在する。また、前記バルブ本体72のフランジ部73の下方に空気案内体77を設 け、さらにバルブ本体72の円筒部75の略中央に空気排出穴78を設けるとともに、 この空気排出穴78の周囲に弁座79を設け、前記キャップ76に貫通孔80を設けると ともにキャップ76の凹部81の周端に前記弁座79に当接するOリング82を装着して いる。したがって、このバルブ付キャップでは、バルブ本体72とキャップ76の間 をシールするためにOリング82のみを配している。そして、このバルブ付キャッ プでは、空気の排出を効率良くするために、空気排出穴78の径を大きくし、それ に伴いOリング82の径も大きくすることができる。
【0004】 しかしながら、このような構造とした従来のバルブ付キャップには、以下に述 べるような欠点を有していた。 バルブ本体72にキャップ76を捩じ込むと、Oリング82が、両者間に挟まれた状 態で回転することにより捩じれるので、空気排出穴78の密閉が不完全なものとな り、空気漏れの生ずる虞れがあった。また、Oリング82の径が大きいものほどこ の捩じれが大きいものであった。
【0005】 また、キャップ76には空気を吸引するための貫通孔80が1つしか設けられてい なかったので、電気掃除機等の吸引装置の吸引口83を、キャップ76の貫通孔80に 当てて吸引することにより包装体70内部の空気が排出され、それに伴い前記包装 体70内部の圧縮度が上がり低真空状態になると吸引中の吸引装置の吸引口83に空 気が流れ込まなくなり、そのままの状態で吸引動作を続けると、前記吸引装置に 負荷がかかり、装置が故障する虞れがあった。
【0006】 さらに、キャップ76には角張った角部76a,76bがあったため、包装体70にバ ルブ付キャップを取り付けて圧縮密閉したものを積み重ねて保存する場合に、前 記キャップ76の角部76a,76bに接する包装体70が傷ついたり、破れたりするこ とがあった。 一方、近年において、粒状穀物を低真空下で保存することにより、品質を低下 させることなく長期保存しようとすることが考えられている。また、羽毛を輸送 する場合に、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉することが考えられている。
【0007】 しかしながら、上記従来のバルブ付キャップが取り付けられた包装体70では、 バルブ本体72に設けた空気排出穴78を普通の開口としていたので、包装体70の内 部にこのようなものを入れて吸引装置を起動すると、包装体70の内部に入れたも のを吸引装置が吸引してしまうので、上記したような粒状穀物を低真空下で保存 することや、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉することができなかった。
【0008】
そこでこの考案では、上記従来のバルブ付キャップが有していた欠点を解決す ることを目的とし、バルブ本体とキャップの間に配したOリングが捩じれること なく確実に保持され、バルブ本体の密閉を完全にするようにし、かつ、電気掃除 機等の吸引装置でキャップの貫通孔を吸引することにより包装体内の圧縮度が上 がり低真空状態になっても、吸引中の吸引装置の吸引口に空気が流れるようにす るとともに、圧縮密閉して積み重ねた包装体が傷ついたり破れたりすることなく 包装体内部の圧縮密閉状態を保つことができ、さらに粒状穀物を低真空下で保存 することや、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉することができるバルブ付キャップ を提供しようとするものである。
【0009】
そのためにこの出願の請求項1記載の考案のバルブ付キャップは、包装体40の 取付穴41の周囲を内部から押さえるバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ 10、及びこれら両者間に配される中間蓋20から成り、前記バルブ本体1の円筒部 6内周に形成した雌ネジ部7に、前記キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネ ジ部17を捩じ込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5を設け、前記 キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設け、前記中間蓋20の周端に保持部21を形 成し、この保持部21にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装着したも のとしている。
【0010】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案のバルブ付キャップの キャップ10の平坦部11に通気口14を設けたものとしている。 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案のバルブ付キャップの キャップ10の平坦部11に通気口14を設け、この平坦部11の裏側に前記通気口14を 開閉自在とする開閉バルブ15を設けたものとしている。
【0011】 この出願の請求項4記載の考案は、請求項1、2又は3記載の考案のバルブ付 キャップのキャップ10に、平坦な表面31を有するとともに、周端を下方に湾曲さ せた板体から成る保護カバー30を着脱自在としたものとしている。 この出願の請求項5記載の考案は、請求項1、2、3又は4記載の考案のバル ブ付キャップのバルブ本体1の通気穴4を網目構造又はフィルター構造にしたも のとしている。
【0012】
この出願の請求項1記載の考案は上記の構成により、バルブ本体1の弁座5に 当接するOリング23を、中間蓋20の保持部21に装着させることにより確実にOリ ング23を保持することができる。 この出願の請求項2記載の考案は上記の構成により、請求項1記載の考案の作 用の他に、掃除機等の吸引装置でキャップ10の貫通孔12を吸引すると包装体40内 は圧縮度が上がり低真空状態になっても、通気口14から外部の空気がバルブ本体 1へ少量流れ込むことになる。
【0013】 この出願の請求項3記載の考案は上記の構成により、請求項1記載の考案の作 用の他に、掃除機等の吸引装置でキャップ10の貫通孔12を吸引すると包装体40内 は圧縮度が上がり低真空状態になり、それに伴ってキャップ10通気口14の開閉バ ルブ15が内側へ引き寄せられるため、通気口14が開き外部の空気がバルブ本体1 内へ小量流れ込むことになる。
【0014】 この出願の請求項4記載の考案は上記の構成により、請求項1、2又は3記載 の考案の作用の他に、保護カバー30をキャップ10に着けることにより、バルブ付 キャップを取り付けた包装体40を積み重ねても傷つくことがない。 この出願の請求項5記載の考案は上記の構成により、請求項1、2、3又は4 記載の考案の作用の他に、通気穴4を網目構造又はフィルター構造にしたので、 包装体40の内部に、粒状穀物や羽毛を入れて掃除機等の吸引装置で包装体40の内 部の空気を吸引しても、これらが通気穴4から包装体40の外部へ吸い出されるこ とはない。
【0015】
以下、この出願の考案の構成を、実施例として示した図面にしたがって説明す る。 図1及び図2に示すように、この考案のバルブ付キャップは、バルブ本体1に キャップ10をネジ込んで取り付けるもので、両者間にはOリング23を装着した中 間蓋20を配し、さらにキャップ10には上から保護カバー30を取り付けるものであ る。
【0016】 バルブ本体1は、全体が略円筒形状で、その円筒部6の上部に上面が平らなフ ランジ部2を形成するとともに、下部には底面部3を形成している。前記底面部 3には、中央から放射状に複数個の通気穴4を設けるとともに、内周には弁座5 を設けている。前記通気穴4は、網目構造又はフィルター構造にして実施するこ とができる(図示せず)。この場合、網目構造にするには前記通気穴4自体を網 目形状としたり、前記底面部3を網で被ったりすることができる。また、フィル ター構造にするには前記底面部3をフィルターで被うことができる。なお、前記 バルブ本体1の円筒部6の内周には雌ネジ部7を形成している。
【0017】 キャップ10は、略円盤状な平坦部11を有し、その中央には上方に突出する円形 の貫通孔12を形成するとともに、平坦部11の上部外周付近には等間隔に6個の凸 部13を形成している。前記平坦部11には1つの通気口14を設け、その裏側に、前 記通気口14が開閉自在となる開閉バルブ15を設けている。この開閉バルブ15は、 素材や厚さを変えることにより、バルブの開閉時期を調節することができる。
【0018】 尚、前記開閉バルブ15は、必要に応じ設ければよく、設けないで実施すること も可能である。開閉バルブ15を設けない場合、前記通気口14の面積は、貫通孔12 の面積の1〜2割程度とするのが好ましい。 さらに、キャップ10の下部には、下方に突出する円筒部16を形成している。前 記円筒部16の外周には雄ネジ部17を形成し、前記円筒部16の内側から平坦部11の 裏側にかけて略十字状とした突出部18を複数個形成している。前記突出部18は、 このような形状に限定することなく様々な形状にすることができる。
【0019】 前記バルブ本体1にキャップ10を取り付けるには、バルブ本体1の円筒部6の 雌ネジ部7に、キャップ10の円筒部16の雄ネジ部17を捩じ込む。 中間蓋20は、全体が円盤状で、その周端に上方へ突出する保持部21を形成する とともに、中央には上方へ突出する円柱状とした位置決め部22を形成している。 また、前記中間蓋20の径は、キャップ10の円筒部16の内径よりも少し小さいもの としている。このためキャップ10の円筒部16の突出部18に、中間蓋20の保持部21 の上部が当接すると、前記キャップ10の円筒部16と中間蓋20の間に通気空間19が できる。
【0020】 Oリング23は、前記中間蓋20に形成した保持部21の下部に装着されている。 前記Oリング23を装着した中間蓋20は、バルブ本体1とキャップ10間の内側に 配置される。バルブ本体1にキャップ10を取り付けた状態では、図3に示すよう に、バルブ本体1の弁座5に、中間蓋20の保持部21の下部に装着したOリング23 が当接するとともに、前記中間蓋20の保持部21の上部がキャップ10の突出部18に 当接することになる。
【0021】 保護カバー30は、図1及び図2に示すように全体が略円形状とした板体からな るもので、平坦な表面31を有するとともに、周端を下方に湾曲させて形成してい る。また、保護カバー30の中央には、下方へ垂下した係止片32を等間隔に3本形 成するとともに、その外側の表面31には円形の孔33を等間隔に3個形成している 。前記係止片32は、図3に示すようにキャップ10の貫通孔12内側に係止するもの である。また、前記孔33は、保護カバー30をキャップ10に取り付けたり、取り外 したりする際に、指を通して引っ掛けるために形成したものである。なお、前記 係止片32と孔33の数を、これに限定することなく自由に増減させて実施すること ができる。
【0022】 以上のように構成されたこの出願の考案のバルブ付キャップを使用するには、 図4に示したような包装体40の取付穴41に取り付けられる。そして、この包装体 40の物品収容口42から布団や毛布等の空気太りする物品43を収容し、この物品収 容口42をヒートシールする等して密封する(図5参照)。次に、図6に示したよ うにキャップ10から保護カバー30を外すとともに、バルブ本体1との捩じ込みを 緩めると、図7に示すように中間蓋20が、キャップ10とバルブ本体1の間で上下 に移動することができるような空間ができる。この状態で、キャップ10の貫通孔 12に電気掃除機等の吸引装置(図示せず)の吸引ホース50端部を差し込み、前記 吸引装置を起動させて包装体40内及び物品43内に存在する空気を排出する。する と、吸引装置の吸引力によりOリング23を装着した中間蓋20が、吸引ホース50の 方へ吸い寄せられてキャップ10に当接することになり、矢印のように空気が流れ ることになる。この時、中間蓋20に形成した位置決め部22が、キャップ10の貫通 孔12内に位置することになる。そして、この吸引装置の吸引力により、包装体40 内の空気がほとんど吸引されたとき、包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態と なる。これに伴ってキャップ10の通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せられ るため、通気口14が開き外部の空気がバルブ本体1内へ小量流れ込むことになる (図8参照)。すると、包装体40内の空気を吸引中の吸引装置の吸引口51に、外 部から小量の空気を送ることができるので、吸引装置に負荷がかからなくなる。 また、前記開閉バルブ15を開閉時期の調節できるものにすることにより、包装体 40内の真空度を変えることができる。この実施例では包装体40内が低真空状態と なるまでに要する吸引時間は約20秒であった。
【0023】 また、キャップ10の通気口14に開閉バルブ15を設けていないもの(図示せず) を使用するには、上記したように、キャップ10から保護カバー30を外し、バルブ 本体1との捩じ込みを緩める。そして、キャップ10の貫通孔12に吸引装置の吸引 ホース50端部を差し込み、前記吸引装置を起動させて包装体40内及び物品43内に 存在する空気を排出する。すると、中間蓋20が、吸引ホース50の方へ吸い寄せら れてキャップ10に当接することになり、包装体40及び物品43内部の空気が通気空 間19を通って吸引ホース50の方へ流れるが、同時に通気口14から外部の空気も流 入し、吸引ホース50の方へ流れることになる。しかしながら、この実施例では空 気吸引側である貫通孔12の面積の方が、空気流入側である通気口14の面積よりも はるかに大きいので、包装体40及び物品43内部の吸引される空気の量は、外部か ら流入する空気の量よりもはるかに多く吸引装置へ吸引されることになる。この ため、包装体40内の空気がほとんど吸引されたとき、包装体40内は圧縮度が上が り低真空状態となるが、通気口14からは引き続き外部の空気が流入することにな るので、吸引装置に負荷がかからなくなる。尚、キャップ10の通気口14に開閉バ ルブ15を設けていないものは、上記したような開閉バルブ15を設けたものに比べ て、包装体40内が低真空状態になるまでに要する吸引時間は、約23秒となり一 割程度長くなったが、吸引装置の使用状態にはほとんど影響を与えなかった。
【0024】 上述のようにして包装体40内の空気の吸引が終わり(包装体40内が低真空状態 になり)キャップ10をバルブ本体1に捩じ込むと、図3のように中間蓋20とOリ ング23は、バルブ本体1とキャップ10をすき間なくシールすることになるので、 外部からの空気の進入を防止でき、かつ、包装体40内の圧縮密閉状態を維持する ことができる。
【0025】 また、この出願の考案のバルブ付キャップのバルブ本体1の通気穴4を、網目 構造又はフィルター構造にして実施する場合には、包装体40の内部に粒状穀物や 羽毛を入れて吸引装置を起動し、包装体40の内部の空気を吸引しても、これらは バルブ本体1の通気穴4でせき止められるので、吸引装置がこれらを通気穴4か ら包装体40の外部へ吸い出すことはない。
【0026】 以下にこの出願の考案のバルブ付キャップを、1つの包装体40に2個取り付け て実施する場合を説明する。 包装体40に布団等の物品43を収容し、ヒートシール等により包装体40の物品収 容口42を密閉した状態で、電気掃除機等の吸引装置で包装体40内の空気を吸引し て圧縮する前に、布団乾燥機(図示せず)を使用することができる。この場合、 包装体40に取り付けた2個のバルブ付キャップの保護カバー30、キャップ10及び 中間蓋20をそれぞれ外し、一方のバルブ本体1に布団乾燥機のホース60を当て温 風を送り込むと、内部に収容した物品43を温めた温風が、他方のバルブ本体1の 通気穴4から排出される。このようにして、包装体40を圧縮する前に布団等の物 品43を乾燥させることができる(図9参照)。乾燥終了後、前記バルブ付キャッ プの保護カバー30、キャップ10及び中間蓋20をそれぞれをバルブ本体1に取り付 け、一方のバルブ付キャップの保護カバー30を外し、キャップ10を緩めキャップ 10の貫通孔12に吸引装置の吸引ホース50を当て、包装体40内の空気を吸引すると 、包装体40内は圧縮度が上がり低真空状態になる。この状態で、緩めたキャップ 10を閉め、保護カバー30を取り付ければ、物品43を圧縮密閉した包装体40を押入 れ等に保存することができる。
【0027】 また、圧縮密閉状態で保存していた物品43を、包装体40内から取り出す前に、 前述のように布団乾燥機を使用して物品43を乾燥させることができる。 包装体40に2個のバルブ付キャップを取り付けることにより、上述のような使 用をすることができるので、布団等を長期間保存する時に大変便利である。 さらに、羽毛を乾燥させる場合にも、バルブ本体1の通気穴4を、網目構造又 はフィルター構造のものにして、上述のような使用をすれば、包装体40の内部で 乾燥機により羽毛を容易に乾燥することができる。
【0028】
この出願の請求項1記載の考案は、上述のような構成を有するものであり、し たがって、Oリング23を中間蓋20の保持部21に装着させることによりOリング23 がバルブ本体1にキャップ10を捩じ込む時に捩じれることがなく、バルブ本体1 とキャップ10の密閉は完全なものとなり空気漏れが生じない。
【0029】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の効果の他に、吸引装 置により包装体40内の圧縮度が上がり低真空状態になっても、通気口14から外部 の空気が入り込むため、吸引装置に負荷がかからず故障することがない。 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案の効果の他に、吸引装 置の吸引により包装体40内の圧縮度が上がり低真空状態になると、それに伴って キャップ10通気口14の開閉バルブ15が内側へ引き寄せられるので、通気口14が開 いてそこから空気が入り込むため、吸引装置に負荷がかからず故障することがな い。
【0030】 この出願の請求項4記載の考案は、請求項1、2又は3記載の考案の効果の他 に、圧縮密閉して積み重ねた包装体40が、傷ついたり破れたりすることがないの で、包装体40内部の圧縮状態を保つことができる。 この出願の請求項5記載の考案は、請求項1、2、3又は4記載の考案の効果 の他に、粒状穀物を低真空下で保存することや、羽毛を乾燥させてから圧縮密閉 することができる包装体40のバルブ付キャップにも適用することができる。
【図1】この出願の考案に係るバルブ付キャップの分解
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のバルブ付キャップを組み立てた状態の斜
視図。
視図。
【図3】図2中のA−A線断面図。
【図4】この考案に係るバルブ付キャップを取り付ける
前の包装体の斜視図。
前の包装体の斜視図。
【図5】図4の包装体内に物品を収容し、この出願の考
案に係るバルブ付キャップを取り付けた状態の斜視図。
案に係るバルブ付キャップを取り付けた状態の斜視図。
【図6】図2中の保護カバーを外した状態の斜視図。
【図7】図6中のキャップをバルブ本体から緩めた状態
のB−B線断面図。
のB−B線断面図。
【図8】図7中のキャップの通気口が開いた状態の図。
【図9】この出願の考案に係るバルブ付キャップを包装
体に2個取り付け、布団乾燥機を使用している状態の斜
視図。
体に2個取り付け、布団乾燥機を使用している状態の斜
視図。
【図10】従来のバルブ付キャップの断面図。
1 バルブ本体 4 通気穴 5 弁座 6 円筒部 7 雌ネジ部 10 キャップ 11 平坦部 12 貫通孔 14 通気口 15 開閉バルブ 16 円筒部 17 雄ネジ部 19 通気空間 20 中間蓋 21 保持部 23 Oリング 30 保護カバー 31 表面 40 包装体 41 取付穴
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 バルブ付キャップ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の考案に係るバルブ付キャップの分解
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のバルブ付キャップを組み立てた状態の斜
視図。
視図。
【図3】図2中のA−A線断面図。
【図4】この考案に係るバルブ付キャップを取り付ける
前の包装体の斜視図。
前の包装体の斜視図。
【図5】図4の包装体内に物品を収容し、この出願の考
案に係るバルブ付キャップを取 り付けた状態の斜視図。
案に係るバルブ付キャップを取 り付けた状態の斜視図。
【図6】図2中の保護カバーを外した状態の斜視図。
【図7】図6中のキャップをバルブ本体から緩めた状態
のB−B線断面図。
のB−B線断面図。
【図8】図7中のキャップの通気口が開いた状態の図。
【図9】この出願の考案に係るバルブ付キャップを包装
体に2個取り付け、布団乾燥機 を使用している状態の斜視図。
体に2個取り付け、布団乾燥機 を使用している状態の斜視図。
【図10】従来のバルブ付キャップの断面図。
【符号の説明】 1 バルブ本体 4 通気穴 5 弁座 6 円筒部 7 雌ネジ部 10 キャップ 11 平坦部 12 貫通孔 14 通気口 15 開閉バルブ 16 円筒部 17 雄ネジ部 19 通気空間 20 中間蓋 21 保持部 23 Oリング 30 保護カバー 31 表面 40 包装体 41 取付穴
Claims (4)
- 【請求項1】 包装体40の取付穴41の周囲を内部から押
さえるバルブ本体1と、外部から押さえるキャップ10、
及びこれら両者間に配される中間蓋20から成り、前記バ
ルブ本体1の円筒部6内周に形成した雌ネジ部7に、前
記キャップ10の円筒部16外周に形成した雄ネジ部17を捩
じ込むとともに、前記バルブ本体1に通気穴4と弁座5
を設け、前記キャップ10に貫通孔12と通気空間19を設
け、前記中間蓋20の周端に保持部21を形成し、この保持
部21にバルブ本体1の弁座5に当接するOリング23を装
着したことを特徴とするバルブ付キャップ。 - 【請求項2】 前記キャップ10の平坦部11に通気口14を
設け、この平坦部11の裏側に前記通気口14を開閉自在と
する開閉バルブ15を設けたことを特徴とする請求項1記
載のバルブ付キャップ。 - 【請求項3】 平坦な表面31を有するとともに、周端を
下方に湾曲させた板体から成る保護カバー30を、キャッ
プ10に着脱自在としたことを特徴とする請求項1又は2
記載のバルブ付キャップ。 - 【請求項4】 前記バルブ本体1の通気穴4を網目構造
又はフィルター構造にしたことを特徴とする請求項1、
2又は3記載のバルブ付キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003945U JPH082109Y2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | バルブ付キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003945U JPH082109Y2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | バルブ付キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735340U true JPH0735340U (ja) | 1995-06-27 |
JPH082109Y2 JPH082109Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=11571261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991003945U Expired - Lifetime JPH082109Y2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | バルブ付キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082109Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005007524A1 (ja) * | 2003-07-16 | 2005-01-27 | Ad Japan Corporation | 弁機構 |
WO2005100183A1 (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Ishizaki Shizai Co., Ltd. | 脱気構造体及び該脱気構造体を備えたプラスチック製袋 |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP1991003945U patent/JPH082109Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005007524A1 (ja) * | 2003-07-16 | 2005-01-27 | Ad Japan Corporation | 弁機構 |
US7789563B2 (en) | 2003-07-16 | 2010-09-07 | Ad Japan Corporation | Valve gear |
WO2005100183A1 (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Ishizaki Shizai Co., Ltd. | 脱気構造体及び該脱気構造体を備えたプラスチック製袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH082109Y2 (ja) | 1996-01-24 |
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