JPH08210505A - 蒸気殺菌装置等に用いるシール装置 - Google Patents
蒸気殺菌装置等に用いるシール装置Info
- Publication number
- JPH08210505A JPH08210505A JP7017664A JP1766495A JPH08210505A JP H08210505 A JPH08210505 A JP H08210505A JP 7017664 A JP7017664 A JP 7017664A JP 1766495 A JP1766495 A JP 1766495A JP H08210505 A JPH08210505 A JP H08210505A
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- JP
- Japan
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- wall surface
- gasket
- sealing
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気式殺菌装置のように処理槽内圧を加圧側
から真空側まで変化させる場合、いずれの場合にもシー
ルを確実にする装置を提供する。 【構成】 蓋フランジ１１に当接するシール面２の反対
面に山形内壁面３を設けたリップ周縁部４を設けたガス
ケット１を、前記山形内壁面３のリップ周縁部４に合致
する山形壁面８の溝を設け、山形の中央部に空気孔９を
貫通したシール部７に嵌合させる。処理槽の内圧が加圧
側の場合、空気孔９から圧縮空気１０を導入し、ガスケ
ット１のシール面２と蓋フランジ１１との密接触でシー
ルし、処理槽の内圧が真空側の場合、空気孔９を大気圧
に開放し、蓋フランジ１１の押圧とシール部７底の山形
壁面８の固定によって生じるガスケット１の圧縮反力で
シールするようにした。
から真空側まで変化させる場合、いずれの場合にもシー
ルを確実にする装置を提供する。 【構成】 蓋フランジ１１に当接するシール面２の反対
面に山形内壁面３を設けたリップ周縁部４を設けたガス
ケット１を、前記山形内壁面３のリップ周縁部４に合致
する山形壁面８の溝を設け、山形の中央部に空気孔９を
貫通したシール部７に嵌合させる。処理槽の内圧が加圧
側の場合、空気孔９から圧縮空気１０を導入し、ガスケ
ット１のシール面２と蓋フランジ１１との密接触でシー
ルし、処理槽の内圧が真空側の場合、空気孔９を大気圧
に開放し、蓋フランジ１１の押圧とシール部７底の山形
壁面８の固定によって生じるガスケット１の圧縮反力で
シールするようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気式殺菌装置その他
の高温高圧殺菌装置において、運転初期に系内を真空脱
気した後に加熱用蒸気を投入する装置等に用いるシール
装置に関する。
の高温高圧殺菌装置において、運転初期に系内を真空脱
気した後に加熱用蒸気を投入する装置等に用いるシール
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】蒸気式殺菌装置等では真空脱気した後に
加熱蒸気を投入する場合、処理槽内圧は真空圧から２気
圧以上の加圧まで変化する。従来の胴フランジのシール
装置では上記いずれの場合もシール用のガスケットのリ
ップ部に加圧空気を導入し、気密を保つようにしてい
た。
加熱蒸気を投入する場合、処理槽内圧は真空圧から２気
圧以上の加圧まで変化する。従来の胴フランジのシール
装置では上記いずれの場合もシール用のガスケットのリ
ップ部に加圧空気を導入し、気密を保つようにしてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来よりシールに用い
るガスケットは一般に合成ゴムのような柔軟性のある材
質でできている場合が多く、長年使用しているとガスケ
ットが劣化する。このような場合、ガスケットのリップ
部に導入される圧縮空気が漏れ、処理槽内が負圧である
べき時、脱気が不十分となり、又、加圧側である時には
蒸気と空気とが混合して飽和蒸気状態とはならず均一な
殺菌条件が得られない難点があった。
るガスケットは一般に合成ゴムのような柔軟性のある材
質でできている場合が多く、長年使用しているとガスケ
ットが劣化する。このような場合、ガスケットのリップ
部に導入される圧縮空気が漏れ、処理槽内が負圧である
べき時、脱気が不十分となり、又、加圧側である時には
蒸気と空気とが混合して飽和蒸気状態とはならず均一な
殺菌条件が得られない難点があった。
【０００４】本発明の目的は、蒸気式殺菌装置等におい
て、処理槽内圧が加圧側である時から真空側になる場合
の両方において胴フランジの気密を保持することのでき
るシール装置を提供しようとするものである。
て、処理槽内圧が加圧側である時から真空側になる場合
の両方において胴フランジの気密を保持することのでき
るシール装置を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、処理槽の内圧が加圧側から真空側まで
変化する蒸気殺菌装置等の胴フランジのシール装置とし
て、装置本体の胴フランジにガスケットを装填するシー
ル部を設け、前記シール部は蓋フランジ側を開口部と
し、シール部底に山形壁面と、この山形壁面の中央に貫
通する空気孔とを有し、前記ガスケットは蓋フランジに
密接できるシール面とこのシール面の反対面に前記山形
壁面と合致する山形内壁面を設けたリップ周縁部とを有
し、前記空気孔には圧縮空気の導入と大気圧への開放と
を切替える切替弁を設けた。
め、本発明では、処理槽の内圧が加圧側から真空側まで
変化する蒸気殺菌装置等の胴フランジのシール装置とし
て、装置本体の胴フランジにガスケットを装填するシー
ル部を設け、前記シール部は蓋フランジ側を開口部と
し、シール部底に山形壁面と、この山形壁面の中央に貫
通する空気孔とを有し、前記ガスケットは蓋フランジに
密接できるシール面とこのシール面の反対面に前記山形
壁面と合致する山形内壁面を設けたリップ周縁部とを有
し、前記空気孔には圧縮空気の導入と大気圧への開放と
を切替える切替弁を設けた。
【０００６】
【作用】本発明では、処理槽の内圧が加圧側の場合、空
気孔からの圧縮空気によりリップ周縁部の山形内壁面の
全体に圧力がかかりガスケットのシール面が蓋フランジ
側に押圧され、受圧面積の広いシール作用を行う。又、
処理槽内圧が真空側の場合は、空気孔を大気開放するこ
とにより、蓋フランジがガスケットを押圧すると共にガ
スケットの山形内壁面にシール部の山形壁面が密着し、
ガスケットは両者間に挟着されて内部に圧縮反力が生じ
てシールを確実にするようになる。
気孔からの圧縮空気によりリップ周縁部の山形内壁面の
全体に圧力がかかりガスケットのシール面が蓋フランジ
側に押圧され、受圧面積の広いシール作用を行う。又、
処理槽内圧が真空側の場合は、空気孔を大気開放するこ
とにより、蓋フランジがガスケットを押圧すると共にガ
スケットの山形内壁面にシール部の山形壁面が密着し、
ガスケットは両者間に挟着されて内部に圧縮反力が生じ
てシールを確実にするようになる。
【０００７】またガスケットは常に蓋フランジ側へ突出
した形体だけでなく、蓋フランジで押圧されてシール部
に装着されるように変形されるので、同一形体による疲
労が緩和され、長期使用に耐えることができる。
した形体だけでなく、蓋フランジで押圧されてシール部
に装着されるように変形されるので、同一形体による疲
労が緩和され、長期使用に耐えることができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面に示した実施例につき説明する。
図１はガスケットとシール部の分解斜視図で、１はガス
ケットを示し、２はシール面、３は山形内壁面で、リッ
プ周縁部４の内面に設けた。５は山形内壁面３の中央に
設けた断面コ字型部で、ガスケット１の伸縮を調整して
いる。６は胴フランジで、シール部７を設けている。８
は山形壁面である。９は空気孔で、山形壁面８の中央を
貫通している。
図１はガスケットとシール部の分解斜視図で、１はガス
ケットを示し、２はシール面、３は山形内壁面で、リッ
プ周縁部４の内面に設けた。５は山形内壁面３の中央に
設けた断面コ字型部で、ガスケット１の伸縮を調整して
いる。６は胴フランジで、シール部７を設けている。８
は山形壁面である。９は空気孔で、山形壁面８の中央を
貫通している。
【０００９】図２は処理槽内圧が加圧側の場合の状態を
示すものであり、空気孔９には圧縮空気１０を導入し、
ガスケット１のシール面２は蓋フランジ１１側に密接触
してシールされる。図３は処理槽内圧が真空側の場合を
示し、空気孔９は大気圧に開放されている。ガスケット
１は蓋フランジ１１により押圧され、シール部７底部の
山形壁面８に山形内壁面３を密着させ、その反力により
シールする。
示すものであり、空気孔９には圧縮空気１０を導入し、
ガスケット１のシール面２は蓋フランジ１１側に密接触
してシールされる。図３は処理槽内圧が真空側の場合を
示し、空気孔９は大気圧に開放されている。ガスケット
１は蓋フランジ１１により押圧され、シール部７底部の
山形壁面８に山形内壁面３を密着させ、その反力により
シールする。
【００１０】図４において、１２は切替弁で、装置本体
のシール部７の空気孔９に連結され圧縮空気１０を導入
できるようになっている。１３は胴フランジ側の係合
爪、１４は蓋フランジ側の係合爪を示す。１５は万力
で、前記係合爪１３、１４と合致した時、胴フランジ６
と蓋フランジ１１とを締めつけ固定するようになってい
る。
のシール部７の空気孔９に連結され圧縮空気１０を導入
できるようになっている。１３は胴フランジ側の係合
爪、１４は蓋フランジ側の係合爪を示す。１５は万力
で、前記係合爪１３、１４と合致した時、胴フランジ６
と蓋フランジ１１とを締めつけ固定するようになってい
る。
【００１１】
【発明の効果】本発明によると処理槽内圧が加圧側の場
合、ガスケットのリップ周縁部を設けた山形内壁面にか
かる受圧面積が広く、シール面が蓋フランジに押圧され
てシールされ、又処理槽内圧が真空側の場合、蓋フラン
ジのガスケットを押圧し、山形内壁面がシール部の山形
壁面により固定され、ガスケットに生じる圧縮反力によ
りシールされて、確実なシール効果がえられる。またガ
スケットは常にシール部だけが突出して疲労することな
く、長年の使用に耐える構造を提供できた。
合、ガスケットのリップ周縁部を設けた山形内壁面にか
かる受圧面積が広く、シール面が蓋フランジに押圧され
てシールされ、又処理槽内圧が真空側の場合、蓋フラン
ジのガスケットを押圧し、山形内壁面がシール部の山形
壁面により固定され、ガスケットに生じる圧縮反力によ
りシールされて、確実なシール効果がえられる。またガ
スケットは常にシール部だけが突出して疲労することな
く、長年の使用に耐える構造を提供できた。
【図１】ガスケットとシール部との分解断面図
【図２】処理槽内圧が加圧側の場合のシール状態説明図
【図３】処理槽内圧が真空側の場合のシール状態説明図
【図４】胴フランジと蓋フランジとの係合状態を示す断
面図
面図
１ ガスケット ２ シール面 ３ 山形内壁面 ４ リップ周縁部 ６ 胴フランジ ７ シール部 ８ 山形壁面 ９ 空気孔 １０ 圧縮空気 １１ 蓋フランジ １２ 切替弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｊ 15/10 Ｔ 15/14 Ｚ 15/46
Claims (1)
- 【請求項１】 処理槽の内圧が加圧側から真空側まで変
化する蒸気殺菌装置等の胴フランジのシール装置とし
て、装置本体の胴フランジにガスケットを装填するシー
ル部を設け、前記シール部は蓋フランジ側を開口部と
し、シール部底に山形壁面と、この山形壁面の中央に貫
通する空気孔とを有し、前記ガスケットは蓋フランジに
密接できるシール面とこのシール面の反対面に前記山形
壁面と合致する山形内壁面を設けたリップ周縁部とを有
し、前記空気孔には圧縮空気の導入と大気圧への開放と
を切替える切替弁を設けたことを特徴とする蒸気殺菌装
置等に用いるシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017664A JPH08210505A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 蒸気殺菌装置等に用いるシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017664A JPH08210505A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 蒸気殺菌装置等に用いるシール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210505A true JPH08210505A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11950129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7017664A Pending JPH08210505A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 蒸気殺菌装置等に用いるシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08210505A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10317150A1 (de) * | 2003-04-14 | 2005-01-05 | Belimed Gmbh | Automatische Kupplungsvorrichtung |
| KR100673939B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2007-01-24 | 삼성테크윈 주식회사 | 실링재 및 이를 이용한 실링 장치 |
| US7200335B2 (en) | 2001-09-07 | 2007-04-03 | Rohm Co., Ltd. | Optical transceiver |
| US7841293B2 (en) * | 2004-12-27 | 2010-11-30 | Continental Automotive Gmbh | Display instrument and method for production and disassembly of a display instrument |
| JP2011219858A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 部分表面処理装置 |
| JP2012072863A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Nippon Valqua Ind Ltd | 環状シール材 |
| KR101221946B1 (ko) * | 2012-07-10 | 2013-01-15 | 서정호 | 압력용기의 기밀구조 |
| CN103851204A (zh) * | 2012-12-04 | 2014-06-11 | 上海通华不锈钢压力容器工程有限公司 | 一种唇形密封结构的静密封方法 |
| CN104455408A (zh) * | 2013-09-18 | 2015-03-25 | 李俊贤 | 压力容器及其构成气密压力环境的方法 |
| CN110360320A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-10-22 | 重庆精测自动化设备有限公司 | 用于气密检测的孔洞密封装置 |
| KR102447019B1 (ko) * | 2022-01-14 | 2022-09-26 | 김대현 | 도어용 패킹재를 이용한 도어 밀폐장치 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP7017664A patent/JPH08210505A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100673939B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2007-01-24 | 삼성테크윈 주식회사 | 실링재 및 이를 이용한 실링 장치 |
| US7200335B2 (en) | 2001-09-07 | 2007-04-03 | Rohm Co., Ltd. | Optical transceiver |
| DE10317150A1 (de) * | 2003-04-14 | 2005-01-05 | Belimed Gmbh | Automatische Kupplungsvorrichtung |
| US7841293B2 (en) * | 2004-12-27 | 2010-11-30 | Continental Automotive Gmbh | Display instrument and method for production and disassembly of a display instrument |
| JP2011219858A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Aisin Seiki Co Ltd | 部分表面処理装置 |
| JP2012072863A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Nippon Valqua Ind Ltd | 環状シール材 |
| KR101221946B1 (ko) * | 2012-07-10 | 2013-01-15 | 서정호 | 압력용기의 기밀구조 |
| CN103851204A (zh) * | 2012-12-04 | 2014-06-11 | 上海通华不锈钢压力容器工程有限公司 | 一种唇形密封结构的静密封方法 |
| CN104455408A (zh) * | 2013-09-18 | 2015-03-25 | 李俊贤 | 压力容器及其构成气密压力环境的方法 |
| CN110360320A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-10-22 | 重庆精测自动化设备有限公司 | 用于气密检测的孔洞密封装置 |
| KR102447019B1 (ko) * | 2022-01-14 | 2022-09-26 | 김대현 | 도어용 패킹재를 이용한 도어 밀폐장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |