JPH0671964U - 高温高圧殺菌装置その他に用いる内外圧シール部 - Google Patents

高温高圧殺菌装置その他に用いる内外圧シール部

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JPH0671964U
JPH0671964U JP013461U JP1346193U JPH0671964U JP H0671964 U JPH0671964 U JP H0671964U JP 013461 U JP013461 U JP 013461U JP 1346193 U JP1346193 U JP 1346193U JP H0671964 U JPH0671964 U JP H0671964U
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恵 今村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温高圧殺菌装置その他内圧と外圧の両方が
かかる装置本体のシール性を高め、容易に製造でき、取
扱いに便利な内外圧シール部を提供する。 【構成】 装置本体1の周縁に設けたフランジ部2にガ
スケット5の装填部6を設け、この装填部6の下方両側
内外周には溝部10、11を設けると共にエアーの供給孔13
を設け、ガスケット5の底部内外周には前記溝部に挿入
されるリップ部7、8を設け、ガスケット5を前記装填
部6へ装填した。 【効果】 外圧に対してはフランジ部の押圧でガスケッ
トが押圧され、リップ部が溝部で拡がり、内圧に対して
はエアーの供給孔からのエアー圧力によりリップ部が押
し拡げられシール性を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高温高圧殺菌装置や高温蒸煮装置その他の本体で内圧及び外圧の両方 がかかる装置に用いる内外圧シール部に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より内外圧の両方がかかる装置本体のシール部としては、内圧用としてレ トルト殺菌装置のパッキングボックス型を設け、外圧用としてもこれを使用して いた。 図2において、15はガスケットで、底部は山型になっている。16はボックス型 の装填部で箱型である。17は万力、18はエアー孔である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のように内圧用を外圧用に共用することにより、例えば、内部が 真空になる場合にシール用エアーが、パッキングの不良や劣化により内側に漏れ 込む不都合が生じることが多いという問題があった。 本考案の目的は上記のような従来の問題点を解消し、内圧外圧の両方を一つの 装置で確実にシールすることのできる内外圧シール部を提供しようとするもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、装置本体の周縁に設けたフランジ部(A )と開閉蓋の周縁に設けたフランジ部(B)との間にガスケットを配設したシー ル部において、装置本体側のフランジ部(A)にはガスケットの装填部を設け、 この装填部の底部にはシール用エアーの供給孔を設け、この供給孔は凸状の平面 部中央に穿設され内外周にはリップ収納用の溝部を設け、ガスケットを装填部に 装着時頭部がフランジ部(A)よりフランジ部(B)側へ突出すると共に底部の 平面部が装填部の底部の平面部で受け止められると共に内外周縁のリップ部が装 填部の溝部へ挿入されるように配設した高温高圧殺菌装置その他に用いる内外圧 シール部とした。
【0005】
【作用】
装置本体側のフランジ部(A)にガスケットの装填部を設けたので、ガスケッ トの装填が容易である。装填部の構成によりガスケットの頭部が開閉蓋のフラン ジ部(B)側へ突出しているので、開閉蓋に外圧がかかるとフランジ部(B)の 押圧力によりガスケットが圧縮されて自己シールとなる。この際、ガスケット底 部の平面部は装填部の平面部で受け止められると共にリップ部はリップ収納用の 溝部内で押し拡げられ、シール性を高める。従って、ガスケットが押し潰される こともない。シール用エアーはこの場合は入れない。
【0006】 又、内圧がかかる場合はシール用エアーの供給孔よりエアーを導入することに より、ガスケットの背面から押し上げることにより平面部とリップ部によりシー ル性が保持される。 上記のようにガスケットの平面部とリップ部とが相俟って、装填部への密着性 が強化される。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に従って説明する。 1は装置本体で、フランジ部(A)2を周縁に設けている。3は開閉蓋で、フ ランジ部(B)4を周縁に設けている。5はガスケットで、フランジ部2の装填 部6に装填され、頭部がフランジ部4側へ突出した状態になっている。7、8は ガスケット底部の内外周縁に設けたリップ部、9は底部平面部である。10、11は リップ収納用の溝部で、装填部6の底部の内外周縁に設けられている。12は凸状 に設けた平面部である。13はシール用エアーの供給孔で、エアー源からエアーが 送り込まれる。14は万力で、フランジ部2、4を締付けるようになっている。
【0008】 上記のような構成で、開閉蓋4に外圧がかかる場合には、ガスケット5がフラ ンジ部(B)4の押圧力で圧縮され自己シールとなる。この場合、ガスケットの 底部平面部9が装填部の凸状の平面部上に押し潰されるように密着されると共に リップ部7、8が押し拡げられ、シール性が強化される。 又、内圧がかかる場合には、エアー源からのエアー圧力でガスケット5の底部 平面部9及びリップ部7、8が拡げられ、シール作用を確実にする。
【0009】 なお、ガスケットの装填部は、装置本体側のフランジ部に設けた例で説明した が、これに限らず開閉蓋側に設けた場合も同様の作用効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】
上記のように本考案では、内圧と外圧の両方がかかる装置本体でも一つの装置 により内外圧の両方のシール性を高めることができ、構造が簡潔で取扱いもし易 い等その実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面図
【図2】従来例を示す要部断面図
【符号の説明】
1 装置本体 2 フランジ部(A) 3 開閉蓋 4 フランジ部(B) 5 ガスケット 6 装填部 7、8 リップ部 9 平面部 10、11 溝部 12 平面部 13 エアーの供給孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の周縁に設けたフランジ部
    (A)と開閉蓋の周縁に設けたフランジ部(B)との間
    にガスケットを配設したシール部において、装置本体側
    のフランジ部(A)にはガスケットの装填部を設け、こ
    の装填部の底部にはシール用エアーの供給孔を設け、こ
    の供給孔は凸状の平面部中央に穿設され内外周にはリッ
    プ収納用の溝部を設け、ガスケットを装填部に装着時頭
    部がフランジ部(A)よりフランジ部(B)側へ突出す
    ると共に底部の平面部が装填部の底部の平面部で受け止
    められると共に内外周縁のリップ部が装填部の溝部へ挿
    入されるように配設したことを特徴とする高温高圧殺菌
    装置その他に用いる内外圧シール部。
JP1993013461U 1993-03-23 1993-03-23 高温高圧殺菌装置その他に用いる内外圧シール部 Expired - Lifetime JP2585527Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103851204A (zh) * 2012-12-04 2014-06-11 上海通华不锈钢压力容器工程有限公司 一种唇形密封结构的静密封方法
KR20220052447A (ko) * 2020-10-21 2022-04-28 황석환 수밀성이 향상된 패킹 어셈블리

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