JPH08208975A - ポリケトン安定化 - Google Patents

ポリケトン安定化

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JPH08208975A
JPH08208975A JP32947195A JP32947195A JPH08208975A JP H08208975 A JPH08208975 A JP H08208975A JP 32947195 A JP32947195 A JP 32947195A JP 32947195 A JP32947195 A JP 32947195A JP H08208975 A JPH08208975 A JP H08208975A
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polyketone
metal
scavenger
antioxidant
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JP32947195A
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Carlton Edwin Ash
カールトン・エドウイン・アシユ
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/005Stabilisers against oxidation, heat, light, ozone

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリケトンポリマーの熱酸化安定性を改善す
ることを目的とする。 【解決手段】 ポリケトンポリマーの熱酸化安定性は、
主な量の線状交互ポリケトンポリマー、並びに小量の一
次酸化防止剤、二次酸化防止剤、及びスカベンジャーを
合わせることによって改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主な量の線状交互
ポリケトンポリマーを含む安定化された組成物に関す
る。一般にポリケトンと呼ばれる一酸化炭素及びオレフ
ィンのポリマーは、当該技術において良く知られてい
る。一酸化炭素及び少なくとも一種のエチレン性不飽和
炭化水素の線状交互ポリマーの種類のものは、ポリケト
ンポリマーの中でも特に興味あるものである。この種類
のポリマーは、US−A−4,880,865及びUS
−A−4,818,811を例とする多数の特許明細書
中に開示されている。ポリケトンポリマーの特性は多く
の用途にとっては適切であるけれども、一酸化炭素及び
少なくとも一種のエチレン性不飽和炭化水素の線状交互
ポリマーは、熱酸化分解に際して物理的特性の劣化を示
す可能性がある。この分解は、雰囲気の酸素のポリマー
連鎖への化学的攻撃に起因していてそして、すべてでは
ないにしても殆どの有機ポリマーに関して特徴的であ
る。酸化は典型的には自触的であり、そして熱及び酸素
の作用として起きる(それ故、熱酸化分解という語とな
る)。
【0002】
【従来の技術】熱及び酸素の悪い影響に対してポリマー
を安定化することによってポリマー特性の劣化を抑制す
ることが望ましい。このような分解に対して熱可塑性ポ
リマーを安定化させるために商業的に用いられる非常に
多数の熱酸化安定剤が存在する。しかしながら、ポリオ
レフィン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリアクリレ
ートなどに関して効果的であることが知られている熱安
定剤の多くは、ポリケトンポリマーに関して用いられる
時にはかろうじて効果的であるに過ぎない。事実、多く
のものは、分解促進(prodegradative)
効果を持つか、又は全く効果を持たない。有機ポリマー
は、普通は、当該技術において一次酸化防止剤又は連鎖
切断供与体(chain−breaking dono
rs)として知られている添加剤を使用して熱酸化に対
して安定化される。これらの一次酸化防止剤は、例え
ば、ペルオキシラジカル酸化中間体の非ラジカルヒドロ
ペルオキシドへの転換において水素原子供与体として一
般には機能する立体的に障害を受けたフェノールを含
む。ヒドロペルオキシドは分解して酸化のための新しい
開始ラジカルを生成させる可能性があるので、一次酸化
防止剤を何らかの二次酸化防止剤例えばホスファイト及
び硫化物と組み合わせることが、ポリオレフィンのよう
なポリマーシステムにおいて使用されてきた。二次酸化
防止剤は、ヒドロペルオキシドを除去することができ
る。かくして、このようなシステムにおいては、一次及
び二次酸化防止剤の組み合わせは、相乗的である可能性
がある。
【0003】ポリケトンに関しては、ある種の酸化防止
剤が改善された熱酸化安定性に寄与することが見い出さ
れた。しかしながら、二次酸化防止剤例えばホスファイ
ト又はホスホナイトの添加は、殆ど又は全く安定化の影
響を持たない。事実、このような添加は、しばしば、分
解促進の影響の指標である急速な色発現及び脆化を伴
う。ホスファイト及びホスホナイト添加剤は、単独であ
れ又は立体的に障害を受けたフェノールと組み合わせて
であれ、ポリケトンモデル化合物の酸化を減少させる幾
らかの効果を有することが示されたが、それでいてこれ
らの化合物のかなりの部分は、ホスファイト及びホスホ
ナイト添加剤の付随の加水分解によってフラン種に転換
する。このような反応は、それらがポリケトン構造を分
解しそして潜在的なホスファイト及びホスホナイト酸化
防止剤添加剤を消費するので、望ましくない。これらの
望まれない反応は、実際にお互いに育て合う(feed
on)可能性がある。かくして、ホスファイト及びホ
スホナイト添加剤が加水分解を受けると、それらは、交
互ケトン中のフランの生成を接触促進するリンベースの
酸を製造する可能性がある。各々のフラン化反応から1
分子の水が製造され、それが、今度は、更なるホスファ
イト及びホスホナイト添加剤を加水分解させ、交互ポリ
ケトンをこのような二次酸化防止剤の使用に対して応答
しなくさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱酸
化に対して安定化された線状交互ポリケトンポリマー組
成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、線状交
互ポリケトンポリマーは、一次酸化防止剤、二次酸化防
止剤及びスカベンジャーの組み合わせによって安定化さ
れることがここに見い出された。本発明は、一酸化炭素
及び少なくとも一種のエチレン性不飽和炭化水素の主な
量の交互ポリケトンポリマー、ラジカル生長反応を妨害
する小量の一次酸化防止剤、ホスファイト、ホスホナイ
ト及びこれらの混合物から成る群から選ばれた小量の二
次酸化防止剤、並びに小量のスカベンジャーを含み、し
かもスカベンジャーが脂肪酸の金属塩だけではないとい
う条件がある安定化された組成物に関する。更に、本発
明は、一酸化炭素及び少なくとも一種のエチレン性不飽
和炭化水素の交互ポリケトンポリマーを含む安定化され
た組成物を製造するための方法であって、このポリマー
を、ラジカル生長反応を妨害する一次酸化防止剤、ホス
ファイト、ホスホナイト及びこれらの混合物から成る群
から選ばれた二次酸化防止剤、並びに脂肪酸の金属塩だ
けではないスカベンジャーと接触させること、そして前
記の安定化されたポリケトンポリマー組成物を回収する
ことから成る方法に関する。本明細書全体にわたって使
用される時には、“ポリケトン”は、一酸化炭素及び少
なくとも一種のエチレン性不飽和炭化水素の交互ポリマ
ーである。“ポリケトン”という語はまた、コポリマー
及びターポリマーも指す。
【0006】本発明を実施する際に有用な物質は、ポリ
ケトンポリマー、一次酸化防止剤、二次酸化防止剤、及
びスカベンジャーを含む。本明細書全体にわたって使用
される時には、スカベンジャーは、遊離の又は結合され
た水及び/又は酸又は酸性成分を除去又は中和する物質
である。当該技術において良く知られたその他のポリマ
ー添加剤もまた、このようにして製造されたポリケトン
と組み合わせて使用することができる。例えば、充填
剤、増量剤、潤滑剤、顔料、可塑剤、及びその他のポリ
マー状物質を、安定化されているポリケトン組成物に、
組成物の特性を改善又はその他のやり方で変更するため
に添加することができる。本発明の酸化的に安定化され
たポリマー組成物の主な成分として用いられるポリケト
ンポリマーは、線状交互構造のものであり、そしてエチ
レン性不飽和炭化水素の1分子毎に実質的に1分子の一
酸化炭素を含む。“主な量”とは安定化された組成物の
総量の50重量%よりも多いことを意味することは明ら
かであろう。好ましくは、安定化された組成物の量を基
にして75重量%よりも多いポリケトンが存在する。好
ましいポリケトンポリマーは、一酸化炭素及びエチレン
のコポリマー、又は一酸化炭素、エチレン及び少なくと
も3個の炭素原子の第二のエチレン性不飽和炭化水素、
特にα−オレフィン例えばプロピレンのターポリマーで
ある。
【0007】好ましいポリケトンターポリマーを本発明
のブレンドの主なポリマー成分として用いる時には、タ
ーポリマー内には、第二の炭化水素の一部を組み込む単
位毎にエチレンの一部を組み込む少なくとも2個の単位
が存在するであろう。好ましくは、第二の炭化水素の一
部を組み込む10個の単位〜100個の単位が存在する
であろう。それ故、好ましいポリケトンポリマーのポリ
マー連鎖は、繰り返しの式 −〔−CO(−CH2 −CH2 )−〕x −〔CO(−
G)−〕y − 〔式中、Gは、エチレン性不飽和を通して重合された少
なくとも3個の炭素原子のエチレン性不飽和炭化水素の
一部であり、そしてy:xの比は、0.5よりも大きく
はない〕によって表される。一酸化炭素及びエチレンの
コポリマーを本発明の組成物中で用いる時には、第二の
炭化水素は存在せず、そしてこれらのコポリマーは上の
式〔式中、yはゼロである〕によって表される。yがゼ
ロ以外である、即ちターポリマーを用いる時には、−C
O(−CH2 −CH2 )−単位及び−CO(−G)−単
位がポリマー連鎖を通じてランダムに見い出され、そし
てy:xの好ましい比は0.01〜0.1である。末端
基の正確な性質は、かなりの程度までポリマーの特性に
影響することはないように思われ、それ故ポリマーは上
で示したようなポリマー連鎖のための式によってかなり
良く表される。
【0008】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
によって測定して1000〜200,000の数平均分
子量のポリケトンポリマー、特に20,000〜90,
000の数平均分子量のものが特に興味がある。ポリマ
ーの物理的特性は、部分的には、分子量、ポリマーがコ
ポリマー又はターポリマーのどちらであるか、そしてタ
ーポリマーの場合には存在する第二の炭化水素の割合の
性質に依存するであろう。ポリマーに関する典型的な融
点は、175℃〜300℃、更に典型的には210℃〜
270℃である。ポリマーは、0.5dl/g〜10d
l/g、更に頻繁には0.8dl/g〜4dl/gの、
標準的キャピラリー粘度測定装置中で60℃でm−クレ
ゾール中で測定した極限粘度数(LVN)を有する。ポ
リケトンポリマーの製造のための好ましい方法は、US
−A−4,808,699及びUS−A−4,868,
282中で既に述べられた。US−A−4,808,6
99は、VII族金属化合物、6未満のpKaを有する
非ハロゲン化水素酸(nonhydrohalogen
ic acid)のアニオン及び二座のリン、ヒ素又は
アンチモン配位子を含む触媒の存在下でエチレン及び一
酸化炭素を接触させることによる線状交互ポリマーの製
造を教示している。US−A−4,868,282は、
類似の触媒によって、オレフィン性不飽和基を有する一
種以上の炭化水素の存在下で一酸化炭素及びエチレンを
接触させることによる線状ランダムターポリマーの製造
を教示している。
【0009】理論に拘束されはしないが、熱酸化プロセ
スは、経時条件下でポリマー連鎖を開裂させそして分子
量の減少及びポリマー連鎖絡み合いの損失をもたらす酸
化剤(oxygenates)の生成を含むと信じられ
る。究極的には、これは、ポリマーの機械的特性の劣化
例えば強度の減少、延性の損失、及び脆化をもたらす。
これらの特性損失に対してポリケトンポリマーを安定化
させることは、酸化の総括速度の減少によって及び/又
はポリマー連鎖開裂の速度の減少によって取り扱われ
た。これまでのところ殆ど安定化効果がない又は分解促
進効果があるとされていた二次酸化防止剤の使用を、ス
カベンジャーの同時使用によって安定化の影響を賦与す
るようにせしめることができることが見い出された。即
ち、一次酸化防止剤例えば立体的に障害を受けたフェノ
ール、二次酸化防止剤例えばホスファイト及びホスホナ
イト、並びにスカベンジャーの組み合わせは、顕著に改
善された熱酸化安定性を有するポリケトンポリマーをも
たらす。この安定性は、一次酸化防止剤単独又は二次酸
化防止剤と組み合わせた一次酸化防止剤の添加によって
達成される安定性をはるかに越える。
【0010】ポリケトンの酸化安定性を改善するのは、
一次及び二次酸化防止剤の組み合わせ物へのスカベンジ
ャーの添加である。再び、理論によって拘束されはしな
いが、この組み合わせ物は、ホスファイトの加水分解及
びポリマーのフラン化を遅らせ、それによって一層完全
な酸化安定性を可能にすると信じられる。“小量”とい
う語は、これらの化合物が安定化された組成物の総量を
基にして50重量%未満の量で存在することを示すため
に使用される。好ましくは、これらの化合物の各々は、
ポリケトンの量を基にして20重量%未満の量で存在す
る。
【0011】本発明によるポリケトンの安定化において
有用なスカベンジャーは、有機又は無機化合物で良い。
これらは、金属酸化物例えばZnO、CaO、及びAl
2 3 ;金属水酸化物例えばMg(OH)2 、Ca(O
H)2 、及びAl(OH)2;金属炭酸塩例えばCaC
3 及びMgCO3 ;金属硫化物例えばCdS及びZn
S;金属アルコキシド又はアリールオキシド例えばTi
(OCH3 4 及びTi(OC6 5 4 ;金属硫酸塩
例えばCaSO4 及びMgSO4 ;金属リン酸塩例えば
Ca3 (PO4 2 及びLaPO4 ;金属窒化物例えば
AlN及びZn3 2 ;金属ケイ酸塩又はゼオライト/
モレキュラーシーブ例えばMg2 Si38 及びM2/n
・Al2 3 ・xSiO2 ・yH2 O;有機ケチミン例
えばベンゾフェノンアニル;有機カルボジイミド例えば
“STABOXIL I”及び“STABOXIL
P”(Rhein Chemical Company
の商標);アルキル、アリール、又はアルキルアリール
アミン例えば“TINUVIN 622”及び“CHE
MISORB 119”(Ciba Geigy Co
rporationの商標)、並びに上のものの混合物
例えばZnCO3 ・2Zn(OH)2 ・H2 O、hyd
rotalcite(Al2 3 ・6MgO・CO2
xH2 O)、及びMg3 Ca(CO3 4 及びMg
4 (CO3 3 (OH)2 ・3H2 Oから成る“ULT
RACARB”(Aluchem,Inc.の商標)と
して知られている混合物を含む。金属酸化物、金属水酸
化物、金属炭酸塩、有機カルボジイミド及び“ULTR
ACARB”のような複合混合物が好ましい。最も好ま
しいスカベンジャーは、Lonza Inc.によって
商標“MAGNIFIN”の下で商業的に販売されてい
るMg(OH)2 である。
【0012】興味あることには、ポリプロピレンの安定
化において使用される酸スカベンジャーである、脂肪酸
の金属塩例えばステアリン酸カルシウムは、本発明の方
法においては有用ではない。これは、二つのポリマーに
関してスカベンジャーによって演じられる全く異なる役
割に起因すると考えられる。ポリプロピレンの場合に
は、酸スカベンジャーは、触媒残渣によって製造された
苛酷な酸を取り締まる。本発明においては、スカベンジ
ャーは、ホスファイト加水分解の悪い効果を制御しそし
てフラン化を遅くする。
【0013】有用な一次酸化防止剤は、式:
【化1】 〔式中、R1 、R2 、及びR3 は、各々、1〜30個の
炭素原子を有する同一の又は異なるアルキル又はアラル
キル基を表し、ここでアルキル基は脂肪族又は環状で良
い〕を有する立体的に障害を受けたフェノールである。
しかしながら、ラジカル生長反応を妨害する任意の物質
例えば芳香族アミンは、この能力において有用であろ
う。好ましくは、一次酸化防止剤は立体的に障害を受け
たフェノールである。
【0014】適切な一次酸化防止剤の例は、US−A−
3,819,410中に述べられたものを含む。好まし
い一次酸化防止剤は、Ciba−Geigy,Inc.
によって“IRGANOX 1330”として商業的に
販売されている1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス−(3,5−ジ−tert.−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)ベンゼン、Ciba−Geigy,I
nc.によって“IRGANOX 1098”として商
業的に販売されているN,N’−ヘキサンジイルビス
(3,5−ジ−tert.−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゼンプロパンアミド)及びCiba−Geigy,I
nc.によって“IRGANOX 245”として商業
的に販売されているエチレンビス(オキシエチレン)−
ビス−(3−tert.−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルヒドロシンナメート)を含む。“IRGANO
X 1098”が最も好ましい一次酸化防止剤である。
【0015】本発明において有用な二次酸化防止剤は、
式:
【化2】 〔式中、R基の少なくとも一個は、H、又は20を含む
20個までの炭素原子のアルキル若しくはアリール置換
基であり、そして他のR基は、同じ定義を有する同一の
又は異なる基である〕を有するホスファイト及びホスホ
ナイトを含む。好ましい二次酸化防止剤は、Ciba−
Geigy,Inc.によって“IRGAFOS 16
8”として商業的に販売されているトリス(2,4−ジ
−tert.−ブチルフェニル)ホスファイト、GE
Specialty Chemicals,Inc.に
よって“WESTON TPP”として商業的に販売さ
れているトリフェニルホスファイト、GE Speci
alty Chemicals,Inc.によって“W
eston DPP”として商業的に販売されているジ
フェニルホスファイト、及びGE Specialty
Chemicals,Inc.によって“ULTRA
NOX 627”として商業的に販売されているビス
(2,4−ジ−tert.−ブチルフェニル)−ペンタ
エリトリトールジホスホナイトを含む。“IRGAFO
S 168”が最も好ましい二次酸化防止剤である。
【0016】好ましくは、本発明による安定化された組
成物は、立体的に障害を受けたフェノール、芳香族アミ
ン及びこれらの混合物から成る群から選ばれる一次酸化
防止剤を含み、二次酸化防止剤はホスファイト、ホスホ
ナイト及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そし
てスカベンジャーは金属酸化物、金属水酸化物、金属炭
酸塩、金属アルコキシド、アリールオキシド、金属リン
酸塩、金属硫化物、金属硫酸塩、金属窒化物、金属ケイ
酸塩、有機ケチミン、有機カルボジイミド、アミン、及
びこれらの混合物から成る群から選ばれる。更に好まし
い組成物は、一次酸化防止剤が立体的に障害を受けたフ
ェノールであり、二次酸化防止剤がホスファイト及び/
又はホスホナイトであり、そしてスカベンジャーがMg
(OH)2 及び/又は有機カルボジイミドである組成物
である。
【0017】概括的に言えば、本発明の方法は、ポリケ
トンポリマーの熱酸化安定性を改善するのに十分な量の
一次酸化防止剤、二次酸化防止剤、及びスカベンジャー
をこのポリマー中に分散させることを含む。これらの成
分の好ましい量は、(ポリケトンの重量を基にして)
0.01〜5重量%の一次酸化防止剤、(ポリケトンの
重量を基にして)0.01〜5重量%の二次酸化防止剤
及び(ポリケトンの重量を基にして)0.01〜5重量
%のスカベンジャーであり、そしてこれらの量がポリマ
ーの良好な熱酸化安定性を達成するために有用である。
これらの量がポリケトンの重量を基にして0.05〜2
重量%であることが更に好ましい。ポリケトンの重量を
基にして、各々の酸化防止剤が0.1〜1重量%の量で
存在しそしてスカベンジャーが0.1〜2重量%である
ことが最も好ましい。これらの量の種々の物質は、ポリ
マーの量に対して小量の最後の物質を構成する。
【0018】一次酸化防止剤、二次酸化防止剤、及びス
カベンジャーは、ポリケトンポリマー中に、その処理の
任意の段階で、好ましくは高められた温度及び酸素への
暴露にかけられるのに先立って組み込むことができる。
一次酸化防止剤、二次酸化防止剤、及びスカベンジャー
を組み込む方法は、この方法が組成物成分の実質的に均
一なブレンドをもたらす限り限界的ではないと考えられ
る。このような方法は、一次酸化防止剤、二次酸化防止
剤、及びスカベンジャーをポリケトンポリマーと粉末混
合及び/又は溶媒沈積(deposition)のよう
な技術を使用して接触させた後での溶融コンパウンディ
ングを含む。調製の後では、今や安定化されたポリケト
ンポリマーは、所望の機械的特性の改善された保留、例
えば高められた温度及び空気暴露の条件下で試験される
時の脆化に対する耐性を示す。US−A−4,994,
511中で開示された試験は、ポリマーサンプルを種々
の温度での好気性オーブン老化にかけ、そして180°
の角度で鋭く曲げる時に脆性破損(割れ)が起きるまで
の時間をモニターする。
【0019】以下の非限定的実施例及び表は、本発明を
更に例示する。各々の実施例においては、特記しない限
り、重量%は、ポリマー又はモデル化合物の重量を基に
している。
【0020】
【発明の実施の形態】実施例1 3,6,9−ウンデカントリオン(UDT)を、本発明
のポリケトンの酸化的活性を模するために使用した。
0.25gのUDTを、純粋な酸素及び/又は以下に述
べる添加剤の存在下で30mlのステンレススチールの
閉じた容器に入れた。サンプルAは添加剤なしのUDT
であった。サンプルBはUDT+0.9重量%の“IR
GANOX 1076”(オクタデシル3−(3,5−
ジ−tert.−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノエート、Ciba−GeigyCorporat
ionの商標)であった。サンプルCは+0.9重量%
のトリフェニルホスファイトであった。サンプルDはU
DT+0.45重量%の“IRGANOX 1076”
+0.45重量%のトリフェニルホスファイトであっ
た。サンプルEはUDT+0.45重量%の“IRGA
NOX 1076”+0.45重量%のトリフェニルホ
スファイト+0.2重量%のジヒドロタルカイト(Al
2 3 ・6MgO・CO2 ・2H2 O)であった。0.
25gの各々のそれぞれの混合物を、次に、23℃での
1.10barのO2 の初期仕込みによって100℃で
純粋な酸素中で酸化した。酸素消費は、O2 圧力低下に
よって測定した。混合物を、100℃で240時間の過
程にわたって老化させた。次に、老化した混合物をCD
2 Cl2 中に溶かし、そしてBruker AMX 4
00分光計を使用するH1 及びC13 NMR分析にかけ
た。モル%生成物は、UDTの初期全モル数を基にして
いた。結果を表1中に示す。
【0021】
【表1】
【0022】この実施例は、一次酸化防止剤への二次酸
化防止剤の添加は、酸素消費を減らすがそれはまたフラ
ン生成を増すことを示す。これは、ポリケトンの熱老化
における水を生成させる分解促進反応である。スカベン
ジャーの添加は、ホスファイト加水分解、フラン生成を
排除し、そしてすべての酸化生成物を禁止した。
【0023】実施例2 本発明による純粋な線状ポリケトン(220℃の融点、
MP及び1.8dl/gの極限粘度数、LVNを有す
る、一酸化炭素、エチレン及び小量のプロピレンのター
ポリマー)並びにこのようなポリケトンと種々の添加剤
との混合物のサンプルを、オーブン老化試験にかけた。
サンプルは、100gのポリケトンポリマー粉末を窒素
雰囲気下でそれぞれの添加剤と混合することによって製
造した。粉末を、約250℃の溶融温度によって作動さ
れる15mmのBaker−Perkins2軸スクリ
ュー押出機中で均一化しそして次に押出した。次に、押
出されたポリマーコンパウンドを0.5x10-3m(2
0ミル)厚さのプラックに圧縮成形し、そして1cm幅
のストリップに切った。次に、試験標本を、125℃で
強制空気循環オーブン中に置いた。定期的に、ストリッ
プをオーブンから引き出し、そしてそれらが冷却した後
で180度の角度に曲げた。この試験手順の下でサンプ
ルが割れる又は破断するほど十分に脆くなった時に破損
が起きたと言うこととし、そして次に脆化までの時間を
記録した。結果を以下の表2中に報告する。
【0024】
【表2】
【0025】
【表註】
サンプルA - エチレン及び一酸化炭素から製造された
純粋な線状交互ポリケトン。 サンプルB - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”(Ciba Geigyによって商業
的に販売されているエチレンビス(オキシエチレン)ビ
ス−(3−tert.−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルヒドロシンナメート))。 サンプルC - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”+0.2重量%の“IRGAFOS
168”(Ciba Geigyによって商業的に販売
されているトリス(2,4−ジ−tert.−ブチルフ
ェニル)ホスファイト)+0.2重量%のステアリン酸
Ca。 サンプルD - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”+0.2重量%の“IRGAFOS
168”+0.2重量%のMg(OH)2 。 サンプルE - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”+0.2重量%の“IRGAFOS
168”+0.2重量%のCaCO3 。 サンプルF - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”+0.2重量%の“IRGAFOS
168”+0.2重量%の“STABOXIL P−1
00”(Rhein Chemieによってこの商標の
下で販売されている芳香族ポリカルボジイミド)。 サンプルG - サンプルA+0.5重量%の“IRGA
NOX 245”+0.2重量%の“IRGAFOS
168”+0.2重量%のZnO。 * - 本発明によらない比較例。
【0026】この実施例は、ポリマーの酸化安定性が、
一次及び二次酸化防止剤を有するポリマーにスカベンジ
ャーを添加する時に改善されることを示す。
【0027】実施例3 この実施例においてもまた、実施例2の手順を使用し
た。結果を以下の表3中に示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表註】
サンプルH - エチレン及び一酸化炭素から製造された
純粋な線状交互ポリケトン+0.25重量%の“IRG
ANOX 245”。 サンプルI - サンプルH+0.2重量%の“MAGN
IFIN”(LonzaInc.によって販売されてい
るMg(OH)2 )。 サンプルJ - サンプルH+0.2重量%の“MAGN
IFIN”+0.15重量%の“ULTRANOX 6
27”(G.E.Specialty Chemica
ls,Inc.によってこの商標の下で販売されている
ホスホナイト)。 サンプルK - サンプルH+0.2重量%の“MAGN
IFIN”+0.07重量%の“WESTON TP
P”として販売されているトリフェニルホスファイト。 サンプルL - 線状ポリケトンターポリマー+0.25
重量%の“IRGANOX 1098”(Ciba G
eigyによって販売されているN,N’−1,6−ヘ
キサンジイルビス〔3,5−ビス−(1,1−ジメチル
エチル)−4−ヒドロキシベンゼンプロパンアミド〕)
+0.15重量%の“IRGAFOS 168”+0.
2重量%の“MAGNIFIN”。 * - 本発明によらない比較例。
【0030】実施例4 実施例3のサンプルLを、直列の60PSM及び検出器
としてWATERS110示差屈折計を有するZORB
AX 1000機器中でゲルパーミエーションクロマト
グラフィーを使用して分析した。サンプルLは、熱老化
前には182,000の初期Mwを有していた。125
℃で43日後には、サンプルLは158,800のMw
を有していた。サンプルは、老化前及び後の両方ともH
FIPA中に完全に可溶性であった。この実施例は、本
発明によるポリケトンは、老化の間の分子量の保留に関
して安定化されたことを示す。HFIPA中の溶解性
は、本発明に従って製造されたサンプルは熱老化の間に
はその線状特徴を保留しそして顕著には橋かけしなかっ
たことを示す。
【0031】実施例5 実施例4を実施例3のサンプルHに関して繰り返した。
サンプルは、熱老化に先立って182,000の初期重
量平均分子量(Mw)を有することが見い出された。1
25℃で43日後に、サンプルHは、112,200の
Mwを有しそしてHFIPA中への不溶性部分(約10
%)を示した。
【0032】実施例6 本発明による純粋な線状ポリケトン(エチレン、一酸化
炭素、及び小量のプロピレンのターポリマー、MP=2
20℃、LVN=1.8dl/g)のサンプル、並びに
このようなポリケトンと種々の添加剤との混合物を、オ
ーブン老化試験にかけた。サンプルは、100gの新し
いポリケトンポリマー粉末を乾いた窒素雰囲気下で以下
に示すそれぞれの添加剤と混合することによって製造し
た。粉末混合物を、約250℃の溶融温度によって作動
された15mmのBaker Perkins2軸スク
リュー押出機で窒素下で均一化しそして次に溶融押出し
た。ポリマー溶融液を、公称1.5mmの厚さの連続的
なストランドを生成させるのに十分な速度で空気中に取
り出した。この試験においては、1.5mmの厚さの押
出されたポリマーストランドを、強制空気Blue M
オーブン中で135℃で老化させた。種々の時間間隔
で、サンプルを取り出し、そして50%相対湿度で23
℃に冷却した後で、0.01m/sec(0.5in/
sec)のクロスヘッド速度で作動されたInstro
n伸び計を使用して、サンプルを引張強さに関して測定
した。この試験においては、熱老化の間の高い強度の維
持によるそれらの安定化の影響に従って、安定剤をラン
ク付けすることができた。600時間/135℃で61
2x105 Pa(9,000psi)そして739時間
/135℃で544x105 Pa(8,000psi)
を越える引張強さの保留が望ましい。結果を以下の表4
中に報告する。
【0033】
【表4】
【0034】
【表註】
* - 本発明によらない比較例。 サンプルM - エチレン及び一酸化炭素から製造された
純粋な線状交互ポリケトン+0.25重量%の“IRG
ANOX 245”。 サンプルN - サンプルM+0.25重量%の“IRG
ANOX 245”+0.2重量%の“MAGNIFI
N”+.15重量%の“IRGAFOS 168”。 サンプルO - サンプルM+0.15重量%の“IRG
AFOS 168”+0.2重量%のZnO。 サンプルP - サンプルM+0.07重量%の“WES
TON DPP”(GESpecialty Chem
icalsによって販売されているジフェニルホスファ
イト)。 サンプルQ - サンプルM+0.2重量%の“MAGN
IFIN”+0.07重量%の“WESTON DP
P”。 サンプルR - サンプルM+0.15重量%の“WES
TON TPP”(GESpecialty Chem
icalsによって販売されているトリフェニルホスフ
ァイト)。 サンプルS - サンプルM+0.2重量%の“MAGN
IFIN”。 サンプルT - サンプルM+0.2重量%の“MAGN
IFIN”+0.15重量%の“WESTON TP
P”。 サンプルU - サンプルM+0.2重量%のZnO+
0.15重量%の“WESTON TPP”。 サンプルV - 線状ポリケトンターポリマー+0.25
重量%の“IRGANOX 1098”+0.2重量%
の“MAGNIFIN”+0.15重量%の“IRGA
FOS 168”。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/524 5/5393

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化炭素及び少なくとも一種のエチレ
    ン性不飽和炭化水素の主な量の交互ポリケトンポリマ
    ー、ラジカル生長反応を妨害する小量の一次酸化防止
    剤、ホスファイト、ホスホナイト及びこれらの混合物か
    ら成る群から選ばれた小量の二次酸化防止剤、並びに小
    量のスカベンジャーを含み、しかもスカベンジャーが脂
    肪酸の金属塩だけではないという条件がある安定化され
    た組成物。
  2. 【請求項2】 一次酸化防止剤が立体的に障害を受けた
    フェノール、芳香族アミン及びこれらの混合物から成る
    群から選ばれ、二次酸化防止剤がホスファイト、ホスホ
    ナイト及びこれらの混合物から成る群から選ばれ、そし
    てスカベンジャーが金属酸化物、金属水酸化物、金属炭
    酸塩、金属アルコキシド、アリールオキシド、金属リン
    酸塩、金属硫化物、金属硫酸塩、金属窒化物、金属ケイ
    酸塩、有機ケチミン、有機カルボジイミド、アミン、及
    びこれらの混合物から成る群から選ばれる、請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 一次酸化防止剤が立体的に障害を受けた
    フェノールである、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 一次酸化防止剤がN,N’−1,6−ヘ
    キサンジイルビス〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエ
    チル)−4−ヒドロキシ−ベンゼンプロパンアミド〕で
    ある、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 二次酸化防止剤がトリス(2,4−ジ−
    tert.−ブチルフェニル)ホスファイトである、請
    求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 一次酸化防止剤が立体的に障害を受けた
    フェノールであり、二次酸化防止剤がホスファイト及び
    /又はホスホナイトであり、そしてスカベンジャーがM
    g(OH)2 及び/又は有機カルボジイミドである、請
    求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 一次酸化防止剤がポリケトンの重量を基
    にして0.01〜5重量%の量で存在し、二次酸化防止
    剤がポリケトンの重量を基にして0.01〜5重量%の
    量で存在し、そしてスカベンジャーがポリケトンの重量
    を基にして0.01〜5重量%の量で存在する、請求項
    1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 一次酸化防止剤がポリケトンの重量を基
    にして0.05〜2重量%の量で存在し、二次酸化防止
    剤がポリケトンの重量を基にして0.05〜2重量%の
    量で存在し、そしてスカベンジャーがポリケトンの重量
    を基にして0.05〜2重量%の量で存在する、請求項
    7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 一酸化炭素及び少なくとも一種のエチレ
    ン性不飽和炭化水素の交互ポリケトンポリマーを含む安
    定化された組成物を製造するための方法であって、この
    ポリマーを、ラジカル生長反応を妨害する一次酸化防止
    剤、ホスファイト、ホスホナイト及びこれらの混合物か
    ら成る群から選ばれた二次酸化防止剤、並びに脂肪酸の
    金属塩だけではないスカベンジャーと接触させること、
    そして前記の安定化されたポリケトンポリマー組成物を
    回収することから成る方法。
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