JPH08208773A - 撥水性組成物 - Google Patents

撥水性組成物

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JPH08208773A
JPH08208773A JP2155695A JP2155695A JPH08208773A JP H08208773 A JPH08208773 A JP H08208773A JP 2155695 A JP2155695 A JP 2155695A JP 2155695 A JP2155695 A JP 2155695A JP H08208773 A JPH08208773 A JP H08208773A
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silica fine
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JP2155695A
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English (en)
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Shigeki Nomura
茂樹 野村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)熱反応または光反応で硬化して高分子
化合物を生成する化合物(例、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート)100重量部、(b)20重量%
メタノール水溶液に浮遊可能なシリカ微粒子10〜20
0重量部および(c)メタクリロイル基を有するジメチ
ルシロキサン化合物の1種または2種以上の混合物0.
5〜100重量部からなることを特徴とする撥水性組成
物。 【効果】 高い撥水性を有し、且つ払拭により撥水性が
低下しにくい被膜を容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化後の表面が高い撥
水性を示し、建造物の外壁等の耐汚染性および耐擦傷性
が要求される部位の被覆等に好適に用いられる撥水性組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建造物外壁の雨水等による汚
れ防止または氷雪固着防止、および冷却器の放熱フィン
の水滴付着防止材料として、撥水性を有する材料が用い
られている。撥水性を有する材料としてはシリコーン系
あるいはフッ素系の樹脂が最も広くに用いられている
が、近年では、疎水性の微粒子を基材中に添加して撥水
性を発現させる技術も見られる。
【0003】例えば特開平3−215570号公報に
は、表面張力が32dyn/cm以下の疎水性微粉末を
吸水率0.5%以下の樹脂中に添加することにより、高
い撥水性を有する塗膜が開示されている。また、特公昭
61−54066号公報には、シリカ微粒子にポリビニ
ルブチラール樹脂を加え、特定のケイ素化合物と反応さ
せることにより、撥水性を有し、しかも耐擦傷性および
艶消し性を有する被膜を生成し得る被覆用組成物が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−215570号公報に開示されている撥水性塗膜
は、初めは高い撥水性を示すが、乾布等による払拭によ
り微粒子が表面より容易に離脱し、表面物性が基材樹脂
程度に低下するという問題があった。また、特公昭61
−54066号公報に記載の被覆用組成物については、
該組成物の製造段階において、塗工に適した粘度に維持
するために複雑な工程を取る必要があり、しかも各工程
の温度が厳重に管理されなければならないなどの問題が
あった。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、高い撥水性を有し、且つ払拭によ
り撥水性が低下しにくい被膜を容易に製造できる撥水性
組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の撥水性組成物
は、(a)熱反応または光反応で硬化して高分子化合物
を生成する化合物100重量部、(b)20重量%メタ
ノール水溶液に浮遊可能なシリカ微粒子10〜200重
量部および(c)メタクリロイル基を有するジメチルシ
ロキサン化合物の1種または2種以上の混合物0.5〜
100重量部からなることを特徴とする。
【0006】本発明で用いられる熱反応または光反応で
硬化して高分子化合物を生成する化合物(a)として
は、反応前に適度な流動性を持ち、熱反応または光反応
で硬化して高分子化合物を生成する化合物であれば、特
に限定されない。上記化合物(a)としては、1種もし
くは2種以上の化合物の混合物であっても構わない。上
記化合物(a)が硬化して生成される高分子化合物とし
ては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリイ
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹
脂等が挙げられる。
【0007】上記化合物(a)としては、生成する高分
子化合物の硬度が高い、また極性基を有するため、シリ
カ微粒子(b)が表面エネルギーの違いにより表面に析
出、偏在しやすい、しかも紫外線、電子線等でも容易に
硬化できる等の理由から、分子内に2個以上の(メタ)
アクリロイル基を有するアクリレートが特に好適であ
る。
【0008】上記の分子内に2個以上の(メタ)アクリ
ロイル基を有するアクリレートとしては、例えば、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ノナプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、2,2−ビス[4−(アクリロキシ
ジエトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−
(メタクリロキシジエトキシ)フェニル]プロパン、
1,6−ビス(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)−ヘキシルエーテル等の2官能(メタ)アクリレ
ート;ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、グリセロールトリ(メタ)アクリレート等の3官能
(メタ)アクリレート;およびペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールに
ε−カプロラクトンを付加して得られるポリオールに
(メタ)アクリル酸を反応させたカプロラクトン変性ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社
製、DPCAシリーズ)、1,1,3,3,5,5−ヘ
キサ((メタ)アクリロイルアルキレンジオキシ)シク
ロトリホスファゼン等の4官能以上の(メタ)アクリレ
ートが挙げられる。
【0009】上記(メタ)アクリレートにおいて、2官
能(メタ)アクリレートは、本発明の組成物の粘度調整
にも使用され、4官能以上の(メタ)アクリレートは、
硬化後、表面硬度の高い高分子化合物を得るのに好適で
ある。
【0010】さらに、(メタ)アクリレートとして分子
内にウレタン結合を有するアクリル系ウレタンオリゴマ
ーを用いると、生成する高分子化合物表面の耐摩耗性が
更に向上する。上記のアクリル系ウレタンオリゴマーと
しては、分子末端や側端にアクリロイル基またはメタク
リロイル基を有するウレタンオリゴマーが挙げられ、そ
の製造法は、例えば、1分子中に2個以上のイソシアネ
ート基を有する化合物と、活性水素を有する(メタ)ア
クリレートまたは(メタ)アクリル酸を作用させる方法
が挙げられる。
【0011】上記1分子中に2個以上のイソシアネート
を有する化合物としては、例えば、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トル
エン−2,4−ジイソシアネート、トルエン−2,6−
ジイソシアネート、トルエン−2,5−ジイソシアネー
ト、トルエン−3,5−ジイソシアネート、m−キシリ
レンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアンート、トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4’−ジイソシアネート−3,3’−ジメチルビフ
ェニル、4,4’−ジイソシアネート−3,3’−ジメ
チルビフェニルメタンなどが挙げられる。
【0012】上記活性水素を有する(メタ)アクリレー
トとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、1,6−ビ
ス(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−ヘ
キシルエーテル、ペンタエリスリトールトリ(メタ)ア
クリレート、トリス−(2−ヒドロキシエチル)−イソ
シアヌル酸エステル(メタ)アクリレートが挙げられ
る。
【0013】本発明の組成物には、必要に応じて上記化
合物(a)の反応開始剤(硬化剤)が加えられてもよ
い。反応開始剤としては、例えば、不飽和ポリエステル
や多官能アクリレートようにラジカル重合機構によって
反応し得る化合物に対しては、メチルエチルケトンパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド等の有機
過酸化物やアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合
物等を用いて熱硬化することが可能である。この際、硬
化促進剤としてナフテン酸コバルト、オクテン酸コバル
ト、ナフテン酸マンガン等の金属石鹸類、ジメチルアニ
リン等の芳香族第3級アミン類、ジメチルベンジルアン
モニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩類などを
用いてもよい。
【0014】さらに、硬化がラジカル重合機構によって
起こる化合物の内、多官能アクリレート等のように反応
速度が速い化合物に対しては、次に挙げるような光重合
開始剤を用いて、紫外線・可視光線照射によって硬化さ
せてもよい。
【0015】ソジウムメチルジチオカーバメイトサルフ
ァイド、ジフェニルモノサルファイド、ジベンゾチアゾ
イルモノサルファイド、ジベンゾチアゾイルジサルファ
イド等のサルファイド類;チオキサントン、2−エチル
チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−
ジエチルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;ヒ
ドラゾン、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合
物;ベンゼンジアゾニウム塩等のジアゾ化合物;ベンゾ
イン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾフェノン、ジメチルアミノベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、ベンジルアントラキノン、t−ブ
チルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−
エチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2
−クロロアントラキノン等の芳香族カルボニル化合物;
p−ジメチルアミノ安息香酸メチル、p−ジメチルアミ
ノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸ブチ
ル、p−ジエチルアミノ安息香酸イソプロピル等のジア
ルキルアミノ安息香酸エステル;ベンゾイルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド、キュメンハイドロパーオキサイド等の過酸化
物;9−フェニルアクリジン、9−p−メトキシフェニ
ルアクリジン、9−アセチルアミノアクリジン、ベンズ
アクリジン等のアクリジン誘導体;9,10−ジメチル
ベンズフェナジン、9−メチルベンズフェナジン、10
−メトキシベンズフェナジン等のフェナジン誘導体;
6, 4',4''−トリメトキシ−2,3−ジフェニルキノ
キサリン等のキノキサリン誘導体;2,4,5−トリフ
ェニルイミダゾイル二量体、2−ニトロフルオレン、
2,4,6−トリフェニルピリリウム4弗化ホウ素塩、
2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5
−トリアジン、3,3’−カルボニルビスクマリン、チ
オミヒラーケトン等が挙げられる。
【0016】また、酸素阻害による感度の低下を防止す
るために、アミン化合物を添加してもよい。このような
アミンとしては、脂肪族アミンや芳香族アミン等、不揮
発性のものであれば特に限定されない。例えば、トリエ
タノールアミン、メチルジエタノールアミン等がしばし
ば使用され、上記のジアルキルアミノ安息香酸エステ
ル、ミヒラーケトンなどアミノ基含有の光重合開始剤も
アミンとしても使用できる。
【0017】以上の熱または光重合開始剤の添加量は、
熱反応または光反応で硬化して高分子化合物を生成する
化合物(a)100重量部に対して0.1〜10重量部
が好ましい。添加量が少なくなると、反応が遅くなり未
硬化になったり、所望の硬度、耐擦傷性を得るために長
時間の加熱または光照射が必要となり、添加量が多くな
ると生成する高分子化合物の耐候性等が低下したり、黄
変が起こりやすくなる。
【0018】本発明に用いられるシリカ微粒子(b)
は、20重量%メタノール水溶液に浮遊可能なものであ
る。
【0019】ところで、粒子表面の疎水性を定量的に求
めることは一般に困難であるが、比較的容易に表面疎水
性を定量する方法の一つとして、種々の濃度のメタノー
ル水溶液に粒子を投入し、その粒子が浮遊するかどうか
により判定する方法がある。一般に微粒子を水系液体中
に投入した場合、微粒子が十分に細かいものであり、ま
た、微粒子の比重が著しく水系液体と異ならない限り、
その浮遊性は粒子の表面疎水性に支配される。メタノー
ル水溶液の場合、メタノール濃度が増すにつれ液体の性
質は親水性から疎水性に変わる。このため、メタノール
濃度を上げてゆくと、疎水性の高い微粒子でも浮遊せず
に沈降し易くなる。この沈降が起こりはじめるメタノー
ル濃度は直接、表面エネルギー値に換算できるものでは
ないが、粒子の表面疎水性の絶対的な評価となる。すな
わち、疎水性が高く撥水性の高い微粒子ほど沈降が起こ
りはじめるメタノール濃度が高くなる。
【0020】本発明に用いられる、20重量%メタノー
ル水溶液に浮遊可能なシリカ微粒子(b)の判定方法
は、20重量%メタノール水溶液を容量10mlのサン
プル管(マルエム社製)に5ml注入し、ここにシリカ
微粒子40〜60mgを加えて密栓後十分に振盪する。
振盪後5分間静置し、パスツールピペット(口径1m
m)をサンプル管最底部までさし込み、2ml/秒以下
の速度で管内の液体を4.5ml吸い出す。この液体を
120℃で1昼夜放置して蒸発させ、ここに含まれてい
たシリカ微粒子の重量を測定する。上記シリカ微粒子の
重量が、当初加えたシリカ微粒子の重量の50%以下で
ある場合、粒子は沈降せずに液体上部に浮遊していたも
のとみなし、粒子は浮遊可能(沈降しない)と判定し、
本発明のシリカ微粒子(b)とする。
【0021】本発明に用いられる、シリカ微粒子(b)
は、粒子表面の疎水性および撥水性の点から、20重量
%メタノール水溶液に浮遊可能なものに限定されるが、
本発明の組成物を硬化させて得られる硬化物表面が更に
高い撥水性を有するためには、30重量%メタノール水
溶液に浮遊するものであるのが好ましい。なお、この場
合の判定方法は、30重量%メタノール水溶液を使用す
ることの他は前記の判定方法と同様である。
【0022】本発明に用いられる、シリカ微粒子(b)
は、例えば、表面にシラノール基が多数存在する通常の
シリカ微粒子に、アルキル基等を含むケイ素化合物を反
応させて得ることができる。特に、通常のシリカ微粒子
の表面に、トリメチルシリル基、ジメチルシリレン基、
フェニル基、炭素数10以下のアルキル基またはパーフ
ルオロアルキル基、ポリジメチルシロキサンセグメント
等が導入されたものは、疎水性が高いので本発明におい
て好適に用いられる。
【0023】ここで原料となるシリカ微粒子の製造方法
は特に限定されず、テトラエトキシシラン等の4官能シ
ラン化合物の溶液を、アルカリ性または酸性の水溶液に
滴下、撹拌する方法(湿式法)、精製4塩化ケイ素の燃
焼加水分解による方法(燒結法)等、任意の方法を用い
ることができる。
【0024】本発明で用いられるシリカ微粒子(b)の
平均粒径は、一次粒子にして50nm以下、これらが凝
集した2次粒子にして15μm以下であることが望まし
く、より好ましくはそれぞれ30nm以下、10μm以
下である。これ以上大きな粒径のシリカ微粒子を用いる
と、本発明の組成物を塗工すると平滑な塗膜を得にくい
という問題がある。上記の範囲の粒径の内、特に小さい
粒径(1次粒子平均粒径20nm以下)のものを用いた
場合、室温下塗工するだけで上記化合物(a)とシリカ
微粒子(b)の表面エネルギーの違いによりシリカ微粒
子(b)が塗膜表面に析出、遍在し易くなるため特に高
い撥水性を示す傾向がある。逆に粒径の大きいものを用
いた場合(2次粒子平均径1μm以上)、特に高い耐払
拭性を示す傾向があり、さらに樹脂表面をつや消しにす
ることができる。
【0025】本発明の組成物において、シリカ微粒子
(b)の量が少なくなると、塗膜にしたときに十分な撥
水性が得られず、多くなると塗膜がもろくなるので、上
記化合物(a)100重量部に対してシリカ微粒子
(b)は10〜200重量部に限定される。
【0026】本発明に用いられるメタクリロイル基を有
するジメチルシロキサン化合物(c)は、メタクリロイ
ル基部分で上記化合物(a)と反応し、ジメチルシロキ
サン部分でシリカ微粒子(b)と親和性を有するもので
ある。
【0027】上記ジメチルシロキサン化合物(c)とし
ては、特に限定されないが、例えば以下の〔I〕〜[II
I] 式のものが挙げられる。
【0028】
【化1】
【0029】〔I〕式において、両末端にメタクリロイ
ル基を有するものとしては、例えば信越シリコーン社製
の反応性シリコンオイルX−22−164B、X−22
−164Cなどが、片末端にメタクリロイル基を有する
ものとしては、例えば信越シリコーン社製の反応性シリ
コンオイルX−22−174DX、X−24−820
0、X−24−8201、チッソ社製のサイラプレーン
FM0711、FM0721、FM0725などが挙げ
られる。
【0030】
【化2】
【0031】[II]式の化合物としては、例えば信越シリ
コーン社製のX−22−2404、チッソ社製の054
Aなどが挙げられる。
【0032】
【化3】 (式中、mは5から50の整数を表す。)
【0033】[III] 式の化合物としては、信越シリコー
ン社製シリコーンマクロマーX−24−8202が挙げ
られる。
【0034】これらの化合物は1種で用いても、また2
種以上を混合して用いても良い。
【0035】本発明の組成物において、上記ジメチルシ
ロキサン化合物(c)の量が少なくなると、塗膜にした
ときにシリカ微粒子(b)を塗膜に十分に固定できなく
なり、多くなると塗膜中の生成高分子化合物の割合が少
なくなるため十分な膜強度が得られなくなるので、上記
化合物(a)100重量部に対して上記ジメチルシロキ
サン化合物(c)は0.5〜100重量部に限定され
る。
【0036】本発明の組成物において、さらに必要に応
じて顔料、揺変剤、充填剤、紫外線吸収剤、表面改質
剤、脱泡剤等の各種の添加剤;および有機溶剤、酸化防
止剤、熱重合禁止剤等を加えてもよい。
【0037】上記有機溶剤としては、沸点が低いもの、
または揮発性の強いものは、本発明の組成物を使用中に
蒸発して粘度が変化する恐れがあり、高沸点のものは乾
燥に時間がかかるので、沸点70〜160℃程度のもの
が好ましく、例えば、シクロヘキサノン、エチレングリ
コールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、ジエチレングリコールジメチルエーテル、酢酸ブ
チル、イソプロピルアセトン、メチルエチルケトン、ト
ルエン、キシレン、アニソールなどが挙げられる。
【0038】上記酸化防止剤としては、例えば、フェノ
ール系抗酸化剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止
剤などが挙げられ、熱重合禁止剤としては、例えば、ヒ
ドロキノン、p−メトキシフェノールなどが挙げられ
る。
【0039】本発明の撥水性組成物の製造方法は、上記
化合物(a)、シリカ微粒子(b)、上記ジメチルシロ
キサン化合物(c)および必要に応じて添加される添加
剤、有機溶剤、酸化防止剤、熱重合禁止剤などを室温で
配合し、メカニカルスターラーのような攪拌機を用いて
攪拌・混合すればよい。
【0040】本発明の撥水性組成物は、例えば、各種の
基材の上に塗布され、加熱または光照射によって反応さ
れることにより、撥水性塗膜として使用される。
【0041】
【作用】本発明の撥水性組成物は、メタクリロイル基を
有するジメチルシロキサン化合物(c)が、メタクリロ
イル基部分で熱反応または光反応で硬化して高分子化合
物を生成する化合物(a)と反応し、ジメチルシロキサ
ン部分でシリカ微粒子(b)と良好な親和性を示すの
で、塗膜としたときに、払拭等による塗膜からのシリカ
微粒子(b)の離脱が防止される。また、本発明の撥水
性組成物は、室温下塗工するだけで上記化合物(a)と
シリカ微粒子(b)の表面エネルギーの違いによりシリ
カ微粒子(b)が塗膜表面に析出、遍在するため、表面
に凹凸形状がなくとも十分な撥水性(対水接触角120
゜以上)を発現する。また、本発明の組成物の製造段階
において、塗工に適した粘度に維持するために複雑な工
程を取る必要がなく、しかも各工程の温度を厳重に管理
する必要がない。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例に基いて説明する。 実施例1 化合物(a)として、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート(日本化薬社製、「DPHA」)90重量
部、光硬化剤として2,4−ジエチルチオキサントン
(日本化薬社製、「カヤキュアーDETX」)4.5重
量部、光硬化促進剤として、4−ジメチルアミノ安息香
酸エチル(日本化薬社製、「カヤキュアーEPA」)
4.5重量部、熱重合禁止剤としてヒドロキノン0.3
重量部、シリカ微粒子(b)として表面がトリメチルシ
リル基で覆われたシリカ微粒子(日本アエロジル社製、
「AEROSIL R812」。1次粒径7nm。20重量%
メタノール水溶液にほぼ100%浮遊する)45重量
部、メタクリロイル基を有するジメチルシロキサン化合
物(c)として信越シリコーン社製、「X−22−16
4C」9重量部および有機溶媒としてメチルエチルケト
ン300重量部を、メカニカルスターラーにて室温下で
30分間撹拌し、本発明の撥水性組成物を得た。
【0043】得られた組成物を、メイヤーバーコーター
(#24)を用いて50×70×5mm(厚み)のポリ
メチルメタクリレート樹脂板(三菱レーヨン社製、アク
リライトEX)上に塗布し、メタルハライドランプで光
照射(4J/cm2 )して撥水性の被膜を有する樹脂板
を作製した。
【0044】実施例2 実施例1における、メタクリロイル基を有するジメチル
シロキサン化合物(c)(信越シリコーン社製「X−2
2−164C」)の配合量を40重量部に変えたことの
他は、実施例1と同様にして撥水性の被膜を有する樹脂
板を作製した。
【0045】実施例3 実施例1における、メタクリロイル基を有するジメチル
シロキサン化合物(c)(信越シリコーン社製「X−2
2−164C」)の配合量を80重量部に変えたことの
他は、実施例1と同様にして撥水性の被膜を有する樹脂
板を作製した。
【0046】実施例4 実施例1における、シリカ微粒子(b)(日本アエロジ
ル社製、「AEROSIL R812」)の配合量を90重量部
に変えたことの他は、実施例1と同様にして撥水性の被
膜を有する樹脂板を作製した。
【0047】実施例5 実施例1における、シリカ微粒子(b)(日本アエロジ
ル社製、「AEROSIL R812」)の配合量を130重量
部に変えたことの他は、実施例1と同様にして撥水性の
被膜を有する樹脂板を作製した。
【0048】実施例6 実施例1における、メタクリロイル基を有するジメチル
シロキサン化合物(c)として、信越シリコーン社製、
「X−22−164C」の代わりに、信越シリコーン社
製、「X−22−2404」を用いたことの他は、実施
例1と同様にして撥水性の被膜を有する樹脂板を作製し
た。
【0049】実施例7 実施例1における、メタクリロイル基を有するジメチル
シロキサン化合物(c)として、信越シリコーン社製、
「X−22−164C」の代わりに、信越シリコーン社
製、「X−24−8202」を用いたことの他は、実施
例1と同様にして撥水性の被膜を有する樹脂板を作製し
た。
【0050】実施例8 実施例1における、シリカ微粒子(b)として、日本ア
エロジル社製、「AEROSIL R812」の代わりに、日
本シリカ工業社製、「Nipsil SS−30p」
(2次粒径 8.6μm。20重量%メタノール水溶液
にほぼ100%浮遊する)を用いたことの他は実施例1
と同様にして撥水性の被膜を有する樹脂板を作製した。
【0051】比較例1 実施例1における、シリカ微粒子として、日本アエロジ
ル社製、「AEROSIL R812」の代わりに、日本アエロ
ジル社製、「AEROSIL 200」(1次粒径12nm。2
0重量%メタノール水溶液中で、ほぼ100%沈降す
る)を用いたことの他は実施例1と同様にして被膜を有
する樹脂板を作製した。
【0052】比較例2 メタクリロイル基を有するジメチルシロキサン化合物
(c)を用いなかったことの他は実施例1と同様にして
被膜を有する樹脂板を作製した。
【0053】性能評価 実施例1〜8および比較例1、2で得られた被膜の接触
角を、作製直後と払拭後に以下の方法で測定し結果を表
1に示した。 作製直後の接触角 協和界面科学社製の接触角計(CA−D型)を使用し、
25℃、50%RHの条件下でイオン交換水を用いて測
定した。 払拭後の接触角 実験用紙ワイパー「キムワイプS−200」(十條キン
バリー社製)を10枚重ね、直径1cmの円形に切り取
り、これを試験片に500gの荷重をかけて押し当て、
3cm/秒の速度で100回(50往復)払拭し、その
後、上記と同様にして接触角を測定した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の撥水性組成物の構成は上記の通
りであり、20重量%メタノール水溶液に浮遊可能なシ
リカ微粒子を用いることにより高い撥水性の被膜を得る
ことができ、また、メタクリロイル基を有するジメチル
シロキサン化合物を用いているため、塗膜を払拭しても
シリカ微粒子が塗膜から離脱しないので撥水性が低下し
にくい。また、本発明の組成物は製造に際して、塗工に
適した粘度に維持するために複雑な工程を取る必要がな
く、しかも各工程の温度を厳重に管理する必要もないの
で容易に製造できる。従って、本発明の組成物は、建造
物の外壁等の耐汚染性および耐擦傷性が要求される部位
の被覆等に好適に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 4/00 PDQ 4/02 PDR PEA 5/00 PPG C09K 3/18 104 // C08L 101/00 LTB

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)熱反応または光反応で硬化して高
    分子化合物を生成する化合物100重量部、(b)20
    重量%メタノール水溶液に浮遊可能なシリカ微粒子10
    〜200重量部および(c)メタクリロイル基を有する
    ジメチルシロキサン化合物の1種または2種以上の混合
    物0.5〜100重量部からなることを特徴とする撥水
    性組成物。
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