JPH08208570A - アミン誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

アミン誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤

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JPH08208570A
JPH08208570A JP27766695A JP27766695A JPH08208570A JP H08208570 A JPH08208570 A JP H08208570A JP 27766695 A JP27766695 A JP 27766695A JP 27766695 A JP27766695 A JP 27766695A JP H08208570 A JPH08208570 A JP H08208570A
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比呂志 楠奥
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朗 山室
Yukihiro Yada
幸博 矢田
Kazuhiko Higuchi
和彦 樋口
Genji Imokawa
玄爾 芋川
Naoki Kondo
直樹 近藤
Katsunori Masukawa
克典 増川
Hajime Tokuda
一 徳田
Hisashi Tsujimura
久 辻村
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は1位にメチル基等が分岐したC3−C4
ルキル基又は5〜7員シクロアルキル基等を示し、R2
は水素原子等を示し、nは7〜14の数を示す〕で表わ
されるアミン誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤。 【効果】 皮膚の角化改善、色素沈着予防・改善及びし
わの予防改善効果等に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚老化防止効果
(角化改善効果、色素沈着予防・改善効果など)及び角
化異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れる新規
なアミン誘導体又はその酸付加塩、これを含む皮膚外用
剤及びその製造中間体である新規なグリシジルエーテル
誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】皮膚の
最外層である表皮は、生体からの水分や種々の成分の損
失を防ぎ、生体の恒常的維持を司っている。また、外界
からの物理的・化学的刺激(温度、湿度など)さらに
は、種々の細菌から身体を保護するバリア能も有してお
り、その生理的機能は生体の生命活動に大変重要であ
る。この表皮を形成しているケラチノサイトは、細胞増
殖と角化(分化)をバランス良く行なうことで上述した
生理機能を有する健全な表皮を形成する。
【0003】しかしながら、外環境からの過剰な刺激
(紫外線など)や生理機能の変動(加齢に伴う皮膚老化
や疾患など)といった生体に作用する体内外の因子によ
り、この細胞増殖と角化のバランスが崩れると健全な表
皮形成が妨げられる。特に、顔や手など日常的に紫外線
等の刺激に曝されている部位は、多くの場合、増殖過多
及び角化が不十分な状態となっている。そのため、表皮
肥厚や不全角化が誘起され、その結果、乾性肌又は脂性
肌、フケ症等の様々な尋常性の皮膚トラブルを生じるこ
とになる。さらに角栓形成によりニキビの発症、メラニ
ン代謝の遅延により色素沈着等の様々な皮膚トラブルを
生じると考えられる。このような皮膚のトラブルを改善
し、健常な皮膚を維持するためには、起因物質や事象を
排除あるいは減少させるか、ある種の成分を添加、塗布
する方法が考えられる。従来、皮膚のトラブルを予防、
改善する主たる方法として、保湿能の低下等に対しては
合成あるいは天然の保湿成分を塗布することにより皮膚
の乾燥を防ぎ皮膚の保湿能を高める手法や血行促進剤の
塗布による皮膚の血行促進により改善する試みがなされ
てきた。
【0004】また、シミ、ソバカス及び日焼け後の肌へ
の色素沈着は、加齢に伴う皮膚の老化により発生、増加
し、しかも消失しにくいため、中高年齢層にとって悩み
となっている。これらの色素沈着症の発生機構は未だ明
確にはされていないが、太陽光線、特に紫外線やメラノ
サイト刺激ホルモンなどの作用により表皮メラノサイト
でのメラニン合成機構が亢進したためと考えられ、従
来、このような後天的色素(すなわちメラニン)沈着部
を正常皮膚色まで回復させるために、例えばビタミンC
(L−アスコルビン酸)誘導体やイソフラボン誘導体
(特開昭58−225004号公報)、p−ヒドロキシ
桂皮酸誘導体(特開昭59−196813号公報)等に
より改善する試みがなされてきた。
【0005】しかしながら、前記の方法は種々の皮膚ト
ラブルの予防、改善における有効性、効果の持続性、及
び薬剤の安定性・安全性等の点で、種々の問題を有して
いる。すなわち、これらの方法は、一般的に表皮、特に
角質表面の水分を補給するもの、又は保湿成分の一部を
補うものであることから、その効果効能は一時的なもの
であり、永続的かつ根本的な皮膚の改善は期待できない
ものであった。また、色素沈着に対しても実質的な色素
沈着予防・改善効果に優れた物質はいまだ知られていな
いのが現状である。従って皮膚の不全角化、表皮肥厚、
脂質代謝異常等に対し顕著な抑制効果を有し、皮膚の色
素沈着予防・改善効果を有する皮膚老化防止効果及び角
化異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れる物質
の開発が望まれていた。
【0006】本発明者らは、特定のアミン誘導体が角化
改善、皮膚の色素沈着予防・改善等の皮膚老化防止に顕
著な作用を示すことを見出し、先に特許出願した(特開
平5−194185号、特開平6−271450号
等)。これらの出願の明細書に開示した化合物のうち、
下記式(A)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、m及びnは、m+n=11〜1
7、m=4〜10、n=5〜11で、m=7、n=8を
頂点とする分布を有する数を示す。)で表わされるアミ
ン誘導体〔特開平5−194195号公報では化合物
(1g)〕が特に、優れた角化改善、皮膚の色素沈着予
防・改善等の効果を有する。このアミン誘導体(A)
は、牛脂や大豆油等からダイマー酸を製造する際副生物
であるイソステアリン酸を還元して得られるイソステア
リルアルコールを原料に使用しているため、主に主鎖上
の様々な位置にメチル分岐を有する化合物の混合物であ
る。
【0009】本発明者らは、このものが混合物でありな
がら、優れた角化改善、皮膚の色素沈着予防・改善等を
有することに着目し、このアミン誘導体(A)中の活性
成分の探索に着手した。その結果、HPLCによる分画
及びGC−MSによる構造決定により、下記の構造を持
つ化合物群(B)に高い角化改善効果があることを見出
した。
【0010】
【化4】
【0011】〔上記一般式中、Rb は総炭素数17であ
り、7〜15位の間にメチル基を1つ置換基として有す
るアルキル基を示す〕 上記アミン誘導体(B)は、アミン誘導体(A)中に約
3%しか含有されていない。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、さ
らにアミン誘導体(B)に含まれる個々の化合物を合成
・評価すると共に、様々な周辺化合物を探索した結果、
下記一般式(1)で表わされるアミン誘導体が、極めて
優れた角化改善、皮膚の色素沈着予防・改善効果及び角
化異常に起因する皮膚トラブルの改善効果を有すること
を見出し、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は次の一般式(1)
【0014】
【化5】
【0015】〔式中、R1 は1位に炭素数1〜6の直鎖
アルキル基が分岐した総炭素数3〜14のアルキル基又
は2位に炭素数1〜6の直鎖アルキル基が置換していて
もよい5〜7員環のシクロアルキル基を示し、R2 は水
素原子又は1もしくは2以上のヒドロキシ基が置換して
いてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、nは7〜
14の整数を示す〕で表わされるアミン誘導体又はその
酸付加塩、及びこれを含有する皮膚外用剤を提供するも
のである。
【0016】また、本発明は、上記アミン誘導体(1)
の重要な製造中間体である次の一般式(3)
【0017】
【化6】
【0018】〔式中、R11は1位に炭素数1〜6の直鎖
アルキル基が分岐した総炭素数3〜14のアルキル基又
は2位に炭素数1〜6の直鎖アルキル基が置換していて
もよい5〜7員環のシクロアルキル基を示し、n1は7
〜14の整数を示す。ただし、n1が12でありR11
6員環のシクロアルキル基である場合を除く。〕で表わ
されるグリシジルエーテル誘導体を提供するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明における上記一般式(1)
及び(3)中のR1 で示される1位に炭素数1〜6の直
鎖アルキル基が分岐した総炭素数3〜14のアルキル基
としては、1−メチルエチル基、1−メチルプロピル
基、1−メチルブチル基、1−メチルペンチル基、1−
メチルヘキシル基、1−メチルヘプチル基、1−メチル
オクチル基、1−メチルノニル基、1−メチルデシル
基、1−メチルウンデシル基、1−エチルプロピル基、
1−エチルブチル基、1−エチルペンチル基、1−エチ
ルヘキシル基、1−エチルヘプチル基、1−エチルノニ
ル基、1−エチルデシル基、1−プロピルブチル基、1
−プロピルペンチル基、1−プロピルヘキシル基、1−
プロピルヘプチル基、1−プロピルオクチル基、1−プ
ロピルノニル基、1−プロピルデシル基、1−ブチルペ
ンチル基、1−ブチルヘキシル基、1−ブチルヘプチル
基、1−ブチルオクチル基、1−ブチルノニル基、1−
ブチルデシル基、1−ペンチルヘキシル基、1−ペンチ
ルヘプチル基、1−ペンチルオクチル基、1−ペンチル
ノニル基、1−ヘキシルヘプチル基、1−ヘキシルオク
チル基等が挙げられる。
【0020】このうちR1 としては、1位にメチル基が
分岐した総炭素数3〜14のアルキル基がより好まし
く、1位にメチル基が分岐した総炭素数6〜8のアルキ
ル基が特に好ましい。
【0021】また、R1 で示される2位に炭素数1〜6
の直鎖アルキル基が置換していてもよい5〜7員環のシ
クロアルキル基としては、シクロペンチル基、2−メチ
ルシクロペンチル基、2−エチルシクロペンチル基、2
−プロピルシクロペンチル基、2−ブチルシクロペンチ
ル基、2−ペンチルシクロペンチル基、シクロヘキシル
基、2−メチルシクロヘキシル基、2−エチルシクロヘ
キシル基、2−プロピルシクロヘキシル基、2−ブチル
シクロヘキシル基、2−ペンチルシクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基、2−メチルシクロヘプチル基、2−エ
チルシクロヘプチル基、2−プロピルシクロヘプチル
基、2−ブチルシクロヘプチル基、2−ペンチルシクロ
ヘプチル基等が挙げられる。
【0022】このうちR1 としては、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基又はシクロヘプチル基がより好ま
しく、シクロヘキシル基が特に好ましい。
【0023】また、R2 としては、水素原子、炭素数1
〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル
基が挙げられるが、このうち水素原子、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基又は2−ヒドロキシエチル基がよ
り好ましく、水素原子、メチル基又は2−ヒドロキシエ
チル基が特に好ましい。
【0024】さらに一般式(1)中のnは7〜14の整
数を示すが、9〜11の整数がより好ましい。
【0025】本発明のアミン誘導体(1)の酸付加塩と
しては、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸
塩、コハク酸塩、フマル酸塩、ヘキサデカン酸塩、オク
タデカン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、
酒石酸塩、安息香酸塩等の有機酸塩が挙げられる。ま
た、本発明のアミン誘導体(1)には、不斉炭素原子が
存在するので、本発明化合物には立体異性体が存在し得
るが、本発明においては光学活性体及びそれらの混合物
のいずれも含まれる。さらに、本発明の化合物は、水和
物等の溶媒和物としても存在し得る。本発明で用いられ
る一般式(1)で表わされるアミン誘導体は、公知の種
々の方法により製造される。例えば、下記反応式(a)
で表わされるように、アルコール(2)を、塩基及び相
間移動触媒の存在下、エピクロルヒドリンと反応させて
グリシジルエーテル誘導体(3)とした後、これとアミ
ン類(4)を反応させることにより製造される。
【0026】
【化7】
【0027】〔式中、R1、R2 及びnは前記と同じも
のを示す〕 ここで原料として用いられるアルコール(2)のうち、
1 が1位に炭素数1〜6の直鎖アルキル基が分岐した
総炭素数3〜14のアルキル基であるものは、例えば下
記反応式(b)で表わされるように、ハロゲン化アルコ
ール(5)とケトン(7)を用いるグリニャール反応に
よって製造することができる。
【0028】
【化8】
【0029】また、原料として用いられるアルコール
(2)のうち、R1 がシクロアルキル基であるものは、
例えば下記反応式(C)で表わされるように、前記反応
式(b)で用いたケトン(7)に代えて環状構造を有す
るケトン(11)を用い、反応式(B)と同様にして製
造することができる。
【0030】
【化9】
【0031】なお、反応式(C)で用いられる環状構造
を有するケトン(11)は、例えば下記反応式で表わさ
れるように、α位にカルボキシアルキル基を有する環状
ケトン(14)に、水素化ナトリウム等の塩基の存在
下、ハロゲン化アルキル(15)を反応させた後、臭化
水素酸等を用いて酸性条件として加熱することにより得
ることができる。
【0032】
【化10】
【0033】(式中、R6 は低級アルキル基を示し、X
はハロゲン原子を示し、R5 は前記と同じ意味を有す
る)
【0034】反応式(a)において、用いられる塩基と
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が
挙げられ、相関移動触媒としてはテトラ−n−ブチルア
ンモニウムブロミド等が挙げられる。アルキル基を分岐
鎖として有するアルコール(2)とエピクロルヒドリン
との反応は、1モルのアルコール(2)に対して、1〜
4モルのエピクロルヒドリン及び0.01〜0.05モ
ルの相関移動触媒を加え、20〜100℃の温度にて攪
拌しながら、1〜4モルの塩基を加え、さらに20〜1
00℃で数時間攪拌することにより行なうことができ
る。この反応を行なう際、溶媒はなくてもよいが、反応
に不活性な溶媒であれば、いかなるものでも用いること
ができ、例えば、n−ヘキサン、1,4−ジオキサン、
トルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等を好適に用
いることができる。
【0035】また、アミン類(4)としては、例えばエ
タノールアミン、N−メチルエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン等が挙げられる。
【0036】グリシジルエーテル誘導体(3)とアミン
類(4)との反応は、1モルのグリシジルエーテル誘導
体(3)に対して、0.5〜数百モルのアミン類(4)
を加え、20〜150℃で数時間攪拌することにより行
なうことができる。この反応を行なう際、多くの場合、
溶媒はなくてもよいが、反応に不活性な溶媒であれば、
いかなるものでも用いることができ、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラヒド
ロフラン、1,4−ジオキサン、水などを好適に用いる
ことができる。
【0037】このようにして得られるアミン誘導体
(1)は、さらに必要に応じて常法により前記の無機酸
塩、又は有機酸塩とすることができる。
【0038】このようにして得られるアミン誘導体
(1)は、後述する実施例に示すように先の出願明細書
中(特開平5−194185号、特開平6−27145
0号等)で開示した化合物(A)が、その効果を発現で
きないような非常に低いサンプル濃度でも優れた表皮細
胞の分化誘導促進作用を有し、表皮肥厚を抑制する作用
を有し、さらに皮膚の色素沈着予防・改善効果を有する
ことから化合物(A)を含む先の出願中(特開平5−1
94185号、特開平6−271450号等)で開示し
た化合物よりもさらに高い角化改善効果、皮膚の色素沈
着予防・改善効果等の皮膚老化防止効果を有する。さら
に、アミン誘導体(1)は先の出願中で開示した化合物
(A)では効果が認められなかった面皰形成抑制作用が
見出された。このことから紫外線による表皮肥厚を抑制
する効果や色素沈着予防・改善効果などの皮膚老化防止
効果の他にも、角化異常に起因すると考えられるニキビ
やフケ等の様々な皮膚トラブルに対しても改善効果が期
待できる。このことからアミン誘導体(1)は角化改善
効果、皮膚の色素沈着予防・改善効果等の皮膚老化防止
作用及び角化異常に起因する皮膚トラブルの改善を目的
とした皮膚外用剤として有用である。さらに、アミン誘
導体(A)は特開平6−40885号により、しわ改善
作用を有することが明らかにされていることから、アミ
ン誘導体(A)の活性成分である本発明のアミン誘導体
(1)はさらに優れたしわ改善作用が期待できる。
【0039】アミン誘導体(1)の皮膚外用剤への配合
量は特に限定されないが、通常全組成の0.005〜1
0重量%(以下、単に「%」で示す)特に0.005〜
1%とすることが好ましい。
【0040】本発明の皮膚外用剤は、アミン誘導体
(1)の他通常皮膚外用剤に配合されている種々の任意
成分を添加することができ、例えば油状物質、保湿剤、
増粘剤、防腐剤、乳化剤、薬効成分、香料、乳化安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、各種ビタミン類、各種
動植物抽出物を配合することができる。また、種々の有
効成分として、アラントイン、ビタミンE誘導体、グリ
チルリチン、アスコルビン酸誘導体、コウジ酸、アルブ
チン、パンテティン酸誘導体及びプラセンタエキス等の
美白剤、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植物抽出物などを
添加することにより、メラニン抑制効果の向上を図るこ
とができる。さらに、レチノイン酸やレチノール、グリ
コール酸などのα−ヒドロキシ酸等のしわ改善効果を有
する剤、及び先に本発明者らが特許出願したアミン誘導
体(特開平5−194185号)やビタミンD等の角化
改善剤を添加することにより、皮膚老化防止効果の向上
を図ることができる。またミノキシジルやペンタデカン
酸モノグリセリド等の育毛剤との併用による育毛効果の
向上、ジンクピリチオン等のフケ防止剤との併用による
抗フケ効果の向上及び1,3−ブタンジオール等のポリ
オール類等の経皮吸収促進剤の添加により皮膚老化防止
効果や角化異常に起因する皮膚トラブルの改善効果の向
上を図ることができる。
【0041】本発明の皮膚外用剤は、それぞれ常法によ
り種々の形態に調製することができるが、一般にはロー
ション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。具体的には、例えば、水/油、油/水型乳
化化粧料、クリーム、化粧乳液、化粧水、油性化粧料、
口紅、ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアートニッ
ク、整髪剤、養毛剤、育毛剤等とすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のアミン誘導体(1)又はその酸
付加塩は、皮膚の角化改善効果、皮膚の色素沈着予防・
改善効果及びしわの予防・改善効果等の老化防止効果及
び角化異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れる
ものである。
【0043】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0044】
【化11】
【0045】(1)9−ブロモ−1−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)ノナン〔一般式(6)において、n
=9である下記化合物(1−1a)〕の合成:
【0046】
【化12】
【0047】20ml−滴下ロートを備えた500ml−ナ
スフラスコに、9−ブロモ−1−ノナノール21.0g
(94.1mmol)、p−トルエンスルホン酸−水和物
0.18g(0.95mmol)及びクロロホルム100ml
を入れ、氷冷下攪拌しながら3,4−ジヒドロ−2H−
ピラン9.50g(0.11mol )を30分間かけて滴
下した。さらに3時間攪拌した後、炭酸水素ナトリウム
水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機
層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、濾別後減圧濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグ
ラフィーにて精製し、表記化合物27.8g(収率96
%)を得た。
【0048】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):1.10-2.05(m,20H), 3.22-3.58(m,4
H), 3.64-3.96(m,2H),4.50-4.62(m,1H).
【0049】(2)10−メチル−1−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)−10−ヘキサデカノール〔一般
式(8)において、R3=CH3,R4=CH3(CH2)
5-,n=9である下記化合物(1−1b)〕の合成:
【0050】
【化13】
【0051】10ml−滴下ロート、還流冷却管を備えた
50ml−2口フラスコに、マグネシウム135mg(5.
55mmol)及び無水テトラヒドロフラン1mlを入れ、窒
素雰囲気下攪拌し、ドライヤーで時々温めながら9−ブ
ロモ−1−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ノナン
1.47g(5.05mmol)の無水テトラヒドロフラン
8ml溶液を20分間かけて滴下した。さらに室温下40
分間攪拌した後、2−オクタノン0.87ml(5.5mm
ol)を10分間かけて滴下し、さらに1時間攪拌後、6
0℃に加温して1時間攪拌した。塩化アンモニウム水溶
液10mlを加え、ジエチルエーテルで抽出した。得られ
た有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、濾別、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルフ
ラッシュクロマトグラフィーにて精製し、表記化合物
1.47g(収率82%)を得た。
【0052】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.88(t,3H,J=6.6Hz), 1.10-1.95(m,
20H),3.30-3.60(m,2H), 3.65-3.98(m,2H), 4.52-4.64
(m,1H).
【0053】
【化14】
【0054】還流冷却管を備えた200ml−ナスフラス
コに、10−メチル−1−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)−10−ヘキサデカノール1.47g(4.1
4mmol)、50%硫酸水溶液5ml及びテトラヒドロフラ
ン50mlを入れ、加熱し、還流下10時間攪拌した。さ
らに50%メタノール水溶液40mlを加え、60℃に加
温しながら1時間攪拌した。メタノールを減圧留去後、
ジエチルエーテルで抽出し、得られる有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。濾別、減圧濃縮して得られた残渣と、酸
化白金0.1g、酢酸1ml及びメタノール30mlを10
0ml−オートクレーブに入れ、水素圧120kg/cm2
60℃で11時間攪拌した。常圧に戻し、濾別後、減圧
濃縮して得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマト
グラフィーにて精製し、表記化合物447mg(収率42
%)を得た。
【0055】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3-D2O,ppm):0.78-0.95(m,6H), 0.98-1.80
(m,27H),3.64(t,2H,J=6.6Hz). IR(NaCl,cm-1):3332, 2932, 2860, 1468, 1380, 1054.
【0056】
【化15】
【0057】還流管を備えた10ml−ナスフラスコに、
10−メチル−1−ヘキサデカノール108mg(0.4
2mmol)、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム4mg
(0.012mmol)、エピクロルヒドリン68μl
(0.87mmol)、n−ヘキサン1mlを入れ、窒素雰囲
気下、攪拌しながら45℃に加温する。水酸化ナトリウ
ム30mgを加え、同条件で3時間攪拌した後、水1mlを
加え、n−ヘキサン1mlで3回抽出した。無水硫酸ナト
リウムで乾燥したのち、濾別し、減圧濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに精製
し、表記化合物112mg(収率85%)を得た。
【0058】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.95(m,6H), 0.99-1.69(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0H
z),3.10-3.20(m,1H), 3.31-3.58(m,3H), 3.71(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1466, 1114.
【0059】(5)1−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)−3−(10−メチルヘキサデシルオキシ)−2−
プロパノール(1−1)の合成
【0060】10−メチルヘキサデシルグリシジルエー
テル100mg(0.32mmol)をエタノール4mlを用い
て10ml−滴下ロートに移し、この滴下ロートを備えた
20ml−ナスフラスコに、エタノールアミン1ml及びエ
タノール0.2mlを入れ、窒素雰囲気下80℃で加熱攪
拌した。これに、前述のエタノール溶液を十分間かけて
滴下したのち、さらに一時間攪拌した。減圧濃縮して得
られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー
にて精製し、表記化合物94mg(収率79%)を得た。
【0061】形状:淡黄色のワセリン様物質。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.75-0.98(m,6H), 1.00-1.80(m,27
H), 2.48-2.84(m,4H),2.95-3.52(m,7H), 3.60-3.74(m,2
H), 3.82-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3404, 2928, 2860, 1464, 1116, 1056.
【0062】
【化16】
【0063】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、7−ブロモ−1−ヘプタノール、2
−オクタノンの代わり2−デカンを用い、同様の手法に
より表記化合物を得た。
【0064】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.94(m,6H), 0.98-1.67(m,27
H), 2.60-2.96(m,7H),3.30-3.56(m,4H), 3.60-3.74(m,2
H), 3.82-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3384, 2928, 2860, 1464, 1380, 1118.
【0065】
【化17】
【0066】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.78-0.95(m,6H), 0.98-1.80(m,28
H),3.64(t,2H,J=6.6Hz). IR(NaCl,cm-1):3332, 2932, 2860, 1468, 1380, 1054.
【0067】
【化18】
【0068】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.95(m,6H), 0.99-1.69(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.3,5.0H
z), 3.08-3.20(m,1H),3.30-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1464, 1112.
【0069】
【化19】
【0070】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、8−ブロモ−1−オクタノール、2
−オクタノンの代わりに2−ノナノンを用い、同様の手
法により表記化合物を得た。
【0071】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.95(m,6H), 1.00-1.70(m,27
H),2.60-3.14(m,7H), 3.31-3.57(m,4H), 3.60-3.77(m,2
H), 3.83-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3400, 2928, 2860, 1466, 1380, 1120.
【0072】
【化20】
【0073】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.78-0.94(m,6H), 1.00-1.65(m,28
H),3.64(dt,2H,J=5.3,6.4Hz). IR(NaCl,cm-1):3356, 2928, 2860, 1466, 1056.
【0074】
【化21】
【0075】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.96(m,6H), 0.99-1.70(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0H
z), 3.08-3.20(m,1H),3.30-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1466, 1110.
【0076】
【化22】
【0077】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに10−ブロモ−1−デカノール、2−
オクタノンの代わりに2−ヘプタノンを用い、同様の手
法により表記化合物を得た。
【0078】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.95(m,6H), 0.98-1.68(m,27
H), 2.37-2.87(m,7H),3.30-3.57(m,4H), 3.60-3.77(m,2
H), 3.80-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3400, 2932, 2860, 1466, 1380, 1116.
【0079】
【化23】
【0080】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.95(m,6H), 1.00-1.72(m,28
H),3.56-3.72(m,2H). IR(NaCl,cm-1):3356, 2928, 2860, 1466, 1058.
【0081】
【化24】
【0082】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.96(m,6H), 1.00-1.70(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.3,5.0H
z),3.07-3.20(m,1H), 3.30-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1462, 1110.
【0083】
【化25】
【0084】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、11−ブロモ−1−ウンデカノー
ル、2−オクタノンの代わりに2−ヘキサノンを用い、
同様の手法により表記化合物を得た。
【0085】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.94(m,6H), 1.00-1.69(m,27
H),2.56-2.81(m,4H), 3.18(brs,3H), 3.30-3.51(m,4H),
3.60-3.72(m,2H),3.82-4.00(m,1H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):14.2, 19.8, 23.1, 26.1, 27.1, 2
9.4-30.1, 32.8,36.8, 37.1, 51.4, 52.0, 61.1, 69.2,
71.8, 73.5. IR(NaCl,cm-1):3320, 2928, 2860, 1468, 1118, 1058.
【0086】
【化26】
【0087】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.96(m,6H), 0.98-1.70(m,28
H),3.57-3.70(m,2H). IR(NaCl,cm-1):3340, 2928, 2860, 1468, 1056.
【0088】
【化27】
【0089】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.95(m,6H), 0.99-1.69(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.3,5.0H
z), 3.08-3.20(m,1H),3.31-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1462, 1110.
【0090】
【化28】
【0091】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、12−ブロモ−ドデカノール、2−
オクタノンの代わりに2−ペンタノンを用い、同様の手
法により表記化合物を得た。
【0092】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.96(m,6H), 1.00-1.68(m,27
H), 2.40(brs,3H),2.65-2.92(m,4H), 3.32-3.58(m,4H),
3.60-3.76(m,2H),3.84-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3380, 2928, 2860, 1464, 1118.
【0093】
【化29】
【0094】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.96(m,6H), 1.00-1.70(m,28
H),3.64(t,2H,J=6.4Hz). IR(NaCl,cm-1):3348, 2932, 2860, 1468, 1058.
【0095】
【化30】
【0096】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.95(m,6H), 0.99-1.70(m,27
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.3,5.0H
z), 3.07-3.20(m,1H),3.30-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1466, 1110.
【0097】
【化31】
【0098】
【化32】
【0099】10ml−滴下ロート及び還流冷却管を備え
た50ml−2口フラスコに、マグネシウム155mg
(6.38mmol)及び無水テトラヒドロフラン2mlを入
れ、窒素雰囲気下攪拌し、ドライヤーで温めながら合成
例2(1)と同様の手法により12−ブロモ−1−ドデ
カノールから合成した12−ブロモ−1−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシ)ドデカン2.00g(5.72
mmol)の無水テトラヒドロフラン8ml溶液を20分間か
けて滴下した。さらに室温下1時間攪拌した後、2−メ
チルブチルアルデヒド0.68ml(6.3mmol)を30
分間かけて滴下し、さらに1時間攪拌後、60℃に加温
して1時間攪拌した。塩化アンモニウム水溶液20mlを
加え、ジエチルエーテル抽出した。得られた有機層を水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾別、減
圧濃縮した。得られた残渣を還流冷却管を備えた200
ml−ナスフラスコに入れ、さらに70%硫酸水溶液10
ml及びテトラヒドロフラン50mlを加え加熱し、還流下
36時間攪拌した。さらに50%メタノール水溶液40
mlを加え、60℃に加温しながら1時間攪拌した。メタ
ノールを減圧留去後、ジエチルエーテルで抽出し、得ら
れた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾別、減圧濃縮し
て得られた残渣と、酸化白金0.2g及びメタノール3
0mlを100ml−オートクレーブに入れ、水素圧120
kg/cm2 、60℃で11時間攪拌した。常圧に戻し、濾
別後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルフラッシ
ュクロマトグラフィーにて精製し、表記化合物187mg
(収率13%)を得た。
【0100】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.77-0.97(m,6H), 1.00-1.69(m,28
H),3.56-3.70(m,2H). IR(NaCl,cm-1):3348, 2928, 2856, 1468, 1048.
【0101】
【化33】
【0102】還流管を備えた10ml−ナスフラスコに、
14−メチル−1−ヘキサデカノール150mg(0.5
8mmol)、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム6mg
(0.019mmol)、エピクロルヒドリン95μl
(1.21mmol)及びn−ヘキサン1mlを入れ窒素雰囲
気下、攪拌しながら45℃に加温する。水酸化ナトリウ
ム47mg(1.18mmol)を加え、同条件下で3時間攪
拌した後、水1mlを加え、n−ヘキサン2mlで3回抽出
した。無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濾別し、減圧
濃縮したのち、得られた残渣をシリカゲルフラッシュク
ロマトグラフィーにて精製し、表記化合物137mg(収
率75%)を得た。形状:無色油状物。
【0103】(3)1−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)−3−(14−メチルヘキサデシルオキシ)−2−
プロパノール(1−7)の合成 14−メチルヘキサデシルグリシジルエーテル137mg
(0.44mmol)をエタノール5mlを用い、10ml−滴
下ロートに移し、この滴下ロートを備えた30ml−ナス
フラスコにエタノールアミン1ml(16.6mmol)、エ
タノール0.2mlを入れ、窒素雰囲気下80℃で加熱攪
拌した。14−メチルヘキサデシルグリシジルエーテル
のエタノール溶液を20分間かけて滴下した後、さらに
1時間攪拌した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルフラッシュクロマトグラフィーにて精製し、表記化合
物116mg(収率71%)を得た。
【0104】形状:淡黄色固体。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.94(m,6H), 1.00-1.68(m,27
H), 2.36-2.86(m,7H),3.33-3.52(m,4H), 3.62-3.73(m,2
H), 3.83-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3460, 3316, 2924, 2852, 1468, 1120,
1050.
【0105】
【化34】
【0106】
【化35】
【0107】50ml−滴下ロート及び還流冷却管を備え
た500ml−2口フラスコに、1.0M−メチルマグネ
シウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液27ml(27
mmol)及び無水テトラヒドロフラン100mlを入れ、窒
素雰囲気下で攪拌し、ペンタデカノラクトン2.13g
(8.86mmol)の無水テトラヒドロフラン20ml溶液
を1時間かけて滴下した。さらに室温下1時間攪拌した
後、60℃に加温して1時間攪拌した。塩化アンモニウ
ム水溶液50mlを加え、ジエチルエーテルで抽出した。
得られた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、濾別、減圧濃縮した。得られた残渣を還流冷
却管を備えた1000ml−ナスフラスコに入れ、50%
硫酸水溶液10ml及びテトラヒドロフラン100mlを加
え、加熱し、還流下14時間攪拌した。水100mlを加
えた後、ジエチルエーテルで抽出し、得られた有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。濾別、減圧濃縮して得られた残
渣と、酸化白金0.2g及びメタノール30mlを100
ml−オートクレーブに入れ、水素圧120kg/cm2、5
0℃で15時間攪拌した。常圧に戻し、濾別後、減圧濃
縮して得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグ
ラフィーにて精製し、表記化合物1.35g(収率59
%)を得た。
【0108】形状:無色固体(融点67.8-68.6℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):1.20(s,6H), 1.22-1.70(m,28H), 3.
63(t,2H,J=6.5Hz). IR(KBr,cm-1):3444, 2924, 2852, 1472, 1368, 1058.
【0109】
【化36】
【0110】還流管を備えた10ml−ナスフラスコに、
15−メチル−1−ヘキサデカノール315mg(1.2
3mmol)、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム12mg
(0.037mmol)、エピクロルヒドリン0.22ml
(2.81mmol)及びn−ヘキサン3mlを入れ、窒素雰
囲気下、攪拌しながら45℃に加温した。水酸化ナトリ
ウム113mg(2.83mmol)を加え、同条件で3時間
攪拌した後、水3mlを加え、n−ヘキサン3mlで3回抽
出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾別、減圧
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマ
トグラフィーにて乾燥し、表記化合物376mg(収率8
2%)を得た。
【0111】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.86(d,6H,J=6.5Hz), 1.02-1.68(m,
27H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.3,5.0
Hz), 3.10-3.20(m,1H),3.32-3.55(m,3H), 3.70(dd,1H,J
=3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1470, 1108.
【0112】(3)1−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)−3−(15−メチルヘキサデシルオキシ)−2−
プロパノールの合成 15−メチルヘキサデシルグリシジルエーテル302mg
(0.97mmol)をエタノール5mlを用いて10ml−滴
下ロートに移し、この滴下ロートを備えた30ml−ナス
フラスコにエタノールアミン2ml、エタノール0.4ml
を入れ、窒素雰囲気下、80℃で加熱攪拌した。15−
メチルヘキサデシルグリシジルエーテルのエタノール溶
液を20分間かけて滴下した後、さらに1時間攪拌し
た。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルフラッシュ
クロマトグラフィーにて精製し、表記化合物285mg
(収率79%)を得た。
【0113】形状:淡黄色固体(融点53.5-54.5℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.86(d,6H,J=6.6Hz), 1.04-1.68(m,
27H),1.94(brs,3H), 2.50-2.86(m,4H), 3.32-3.70(m,2
H), 3.80-4.00(m,1H). IR(KBr,cm-1):3464, 2924, 2852, 1468, 1114, 1050.
【0114】
【化37】
【0115】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに8−ブロモ−1−オクタノール、2−
オクタノンの代わりに3−デカノンを用い、同様の手法
により表記化合物を得た。
【0116】形状:黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.82(t,3H,J=7.2Hz), 0.88(t,3H,J=
6.2Hz),1.04-1.67(m,29H), 2.51(brs,3H), 2.66-2.93
(m,4H), 3.32-3.57(m,4H),3.60-3.77(m,2H), 3.83-4.00
(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3392, 2928, 2860, 1464, 1112.
【0117】
【化38】
【0118】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.74-0.98(m,6H), 1.05-1.68(m,30
H),3.54-3.70(m,2H). IR(NaCl,cm-1):3332, 2928, 2860, 1466, 1054.
【0119】
【化39】
【0120】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.75-0.95(m,6H), 1.05-1.69(m,29
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0H
z), 3.10-3.20(m,1H),3.31-3.55(m,3H), 3.71(dd,1H,J=
3.1,11.4Hz). IR(NaCl,cm-1):2932, 2860, 1466, 1108.
【0121】
【化40】
【0122】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに8−ブロモ−1−オクタノール、2−
オクタノンの代わりに4−デカノンを用い、同様の手法
により表記化合物を得た。
【0123】形状:黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.87(t,3H,J=6.7Hz), 0.88(t,3H,J=
7.0Hz),1.02-1.67(m,29H), 2.50(brs,3H), 2.63-2.90
(m,4H), 3.30-3.56(m,4H),3.60-3.74(m,2H), 3.80-4.00
(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3392, 2928, 2860, 1466, 1120.
【0124】
【化41】
【0125】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.97(m,6H), 1.05-1.67(m,30
H), 3.58-3.71(m,2H).IR(NaCl,cm-1):3360, 2932, 286
0, 1466, 1058.
【0126】
【化42】
【0127】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.76-0.96(m,6H), 1.02-1.70(m,29
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.79(dd,1H,J=4.1,5.0H
z), 3.10-3.20(m,1H),3.30-3.56(m,3H), 3.70(dd,1H,J=
3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2932, 2860, 1466, 1108.
【0128】
【化43】
【0129】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、8−ブロモ−1−オクタノール、2
−オクタノンの代わりに5−デカノンを用い、同様の手
法により表記化合物を得た。
【0130】形状:黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.88(t,6H,J=6.4Hz), 1.08-1.68(m,
29H),2.30-2.90(m,7H), 3.35-3.55(m,4H), 3.60-3.76
(m,2H),3.80-4.00(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3384, 2932, 2860, 1464, 1114.
【0131】
【化44】
【0132】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.80-1.00(m,6H), 1.07-1.70(m,30
H),3.58-3.72(m,2H). IR(NaCl,cm-1):3360, 2932, 2860, 1468, 1058.
【0133】
【化45】
【0134】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、8−ブロモ−1−オクタノール、2
−オクタノンの代わりに6−デカノンを用い、同様の手
法により表記化合物を得た。
【0135】形状:黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.88(t,6H,J=6.6Hz), 1.07-1.67(m,
31H),2.32-2.95(m,7H), 3.30-4.00(m,7H). IR(NaCl,cm-1):3388, 2932, 2860, 1462, 1118.
【0136】
【化46】
【0137】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.88(t,6H,J=6.2Hz), 1.08-1.65(m,
32H),3.64(t,2H,J=6.4Hz). IR(NaCl,cm-1):3360, 2932, 2860, 1466, 1056.
【0138】
【化47】
【0139】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.80-0.96(m,6H), 1.05-1.70(m,31
H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.80(dd,1H,J=4.1,5.0H
z), 3.10-3.21(m,1H),3.30-3.56(m,2H), 3.71(dd,1H,J=
3.1, 11.4Hz). IR(NaCl,cm-1):2932, 2860, 1464, 1112.
【0140】
【化48】
【0141】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに11−ブロモ−1−ウンデカノール、
2−オクタノンの代わりにアセトンを用い、同様の手法
により表記化合物を得た。
【0142】形状:無色固体(m.p.55.5-56.4℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.86(d,6H,J=6.6Hz), 1.02-1.66(m,
21H),2.31(brs,3H), 2.60-2.85(m,4H), 3.32-3.51(m,4
H), 3.60-3.71(m,2H),3.82-3.96(m,1H). IR(KBr,cm-1):3444, 3316, 2924, 2856, 1468, 1098, 1
062, 1048.
【0143】
【化49】
【0144】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.86(d,6H,J=6.6Hz), 1.05-1.66(m,
22H),3.64(t,2H,J=6.3Hz). IR(NaCl,cm-1 ):3328, 2932, 2860, 1470, 1056.
【0145】
【化50】
【0146】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.86(d,6H,J=6.6Hz), 1.02-1.68(m,
21H),2.61(dd,1H,J=2.7,5.0Hz), 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0
Hz), 3.10-3.20(m,1H),3.32-3.56(m,2H), 3.70(dd,1H,J
=3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1 ):2932, 2860, 1468, 1108.
【0147】
【化51】
【0148】合成例1において、2−オクタノンの代わ
りに、シクロヘキサノンを用い、同様の手法により表記
化合物を得た。
【0149】形状:無色固体(m.p.48.4-49.1℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.78(m,27H), 2.57-2.86(m,4
H), 3.15(brs,3H),3.30-3.52(m,4H), 3.60-3.75(m,2H),
3.84-4.00(m,1H). IR(KBr,cm-1):3452, 2924, 2856, 1452, 1382, 1330, 1
356, 1118, 1052,954, 868.
【0150】
【化52】
【0151】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.80(m,28H), 3.64(dt,2H,J=
6.5,6.5Hz).13 C-NMR(CDCl3,ppm):25.8, 26.5, 26.6, 26.7, 29.5, 2
9.6, 30.0, 32.9,33.5, 37.6, 37.7, 63.1. IR(NaCl,cm-1 ):3352, 2920, 2856, 1450, 1050.
【0152】
【化53】
【0153】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.77(m,27H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz). 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0Hz), 3.10-3.20(m,1H), 3.31-3.5
7(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2856, 1454, 1112.
【0154】
【化54】
【0155】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、10−ブロモ−1−デカノール、2
−オクタノンの代わりにシクロヘキサンを用い、同様の
手法により表記化合物を得た。
【0156】形状:無色固体。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.78(m,29H), 2.60-2.86(m,4
H), 3.02(brs,3H),3.31-3.51(m,4H), 3.62-3.74(m,2H),
3.83-4.00(m,1H). IR(KBr,cm-1):3424, 2924, 2856, 1454, 1120, 1092, 1
050.
【0157】
【化55】
【0158】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.85(m,30H), 3.64(t,2H,J=6.
4Hz). IR(NaCl,cm-1):3332, 2932, 2856, 1452, 1054.
【0159】
【化56】
【0160】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.77(m,29H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz),2.80(dd,1H,J=4.3,5.0Hz), 3.10-3.20(m,1
H), 3.31-3.57(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2856, 1452, 1110.
【0161】
【化57】
【0162】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、11−ブロモ−1−ウンデカノー
ル、2−オクタノンの代わりにシクロヘキサノンを用
い、同様の手法により表記化合物を得た。
【0163】形状:無色固体。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.71-1.78(m,31H), 2.60-2.88(m,4
H), 3.11(brs,3H),3.32-3.52(m,4H), 3.61-3.76(m,2H),
3.84-4.00(m,1H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):26.1-26.5, 29.5-30.0, 33.5, 37.
6, 37.7, 51.3,51.9, 60.9, 69.1, 71.8, 73.4. IR(KBr,cm-1):3448, 2928, 2856, 1470, 1456, 1100, 1
060.
【0164】
【化58】
【0165】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.85(m,32H), 3.54-3.70(m,2
H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):25.7, 26.4, 26.7, 26.8, 29.3, 2
9.5-29.6, 29.9,32.7, 33.4, 37.5, 37.6, 63.0. IR(NaCl,cm-1):3336, 2924, 2856, 1452, 1056.
【0166】
【化59】
【0167】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.77(m,31H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz),2.80(dd,1H,J=4.3, 5.0Hz), 3.10-3.20(m,1
H), 3.31-3.57(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.5Hz).13 C-NMR(CDCl3,ppm):26.1, 26.5, 26.8, 26.9, 29.5-3
0.0, 33.5, 37.6,37.7, 44.3, 50.9, 71.5, 71.8. IR(NaCl,cm-1):2928, 2856, 1450, 1106.
【0168】
【化60】
【0169】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに、12−ブロモ−1−ドデカノール、
2−オクタノンの代わりにシクロヘキサノンを用い、同
様の手法により表記化合物を得た。
【0170】形状:無色固体(m.p.61.5-62.3℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.78(m,33H), 2.60-2.86(m,4
H), 3.11(brs,3H),3.32-3.52(m,4H), 3.62-3.75(m,2H),
3.84-4.00(m,1H). IR(KBr,cm-1):3476, 2924, 2856, 1472, 1450, 1108, 1
048.
【0171】
【化61】
【0172】形状:無色固体(m.p.43.0-44.0℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.78(m,34H), 3.64(t,2H,J=6.
4Hz).13 C-NMR(CDCl3,ppm):25.8, 26.5, 26.8, 26.9, 29.5, 2
9.6-29.7, 30.0,32.9, 33.5, 37.6, 37.8, 63.1. IR(KBr,cm-1):3452, 2928, 2852, 1466, 1452, 1052.
【0173】
【化62】
【0174】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.72-1.77(m,33H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz). 2.80(dd,1H,J=4.3,5.0Hz), 3.10-3.20(m,1H), 3.31-3.5
7(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.5Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2852, 1452, 1110.
【0175】
【化63】
【0176】合成例1において、2−オクタノンの代わ
りに、2−プロピルシクロヘキサノンを用い、同様の手
法により、表記化合物を得た。
【0177】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.80-1.80(m,33H), 2.26(brs,3H),
2.60-2.87(m,4H),3.32-3.52(m,4H), 3.60-3.72(m,2H),
3.80-3.97(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3388, 2928, 2860, 1462, 1116, 1056.
【0178】
【化64】
【0179】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.67-1.84(m,34H), 3.50-3.74(m,2
H). IR(NaCl,cm-1):3340, 2928, 2860, 1448, 1056.
【0180】
【化65】
【0181】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに11−ブロモ−1−ウンデカノール、
2−オクタノンの代わりにシクロペンタノンを用い、同
様の手法により、表記化合物を得た。
【0182】形状:無色固体(m.p.59.0-60.0℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-1.82(m,29H), 2.60-2.85(m,4
H), 2.95(brs,3H),3.32-3.41(m,4H), 3.62-3.72(m,2H),
3.84-3.98(m,1H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):25.2, 26.1, 28.8, 29.5-30.0, 3
2.8, 36.3, 40.2,51.3, 51.9, 61.0, 69.1, 71.8, 73.
4. IR(KBr,cm-1):3452, 2924, 2856, 1472, 1120, 1092, 1
054.
【0183】
【化66】
【0184】形状:無色固体。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.91-1.81(m,30H), 3.64(dt,2H,J=
6.1,6.4Hz). IR(NaCl,cm-1):3336, 2928, 2860, 1468, 1058.
【0185】
【化67】
【0186】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.74-1.82(m,29H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz),2.80(dd,1H,J=4.1,5.0Hz), 3.10-3.20(m,1
H), 3.31-3.57(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.4Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2860, 1468, 1108.
【0187】
【化68】
【0188】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに11−ブロモ−1−ウンデカノール、
2−オクタノンの代わりにシクロペンタノンを用い、同
様の手法により表記化合物を得た。
【0189】形状:無色固体(m.p.49.5-50.4℃)。1 H-NMR(CDCl3,ppm):1.00-1.77(m,33H), 2.59-2.84(m,4
H), 2.99(brs,8H),3.30-3.50(m,4H), 3.60-3.73(m,2H),
3.82-3.98(m,1H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):26.1, 26.6, 27.5, 28.6, 29.5-2
9.7, 30.0, 34.7,38.3, 39.3, 51.3, 51.9, 61.0, 69.
1, 71.8, 73.4. IR(KBr,cm-1):3424, 2924, 2856, 1460, 1120, 1094, 1
052.
【0190】
【化69】
【0191】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):1.02-1.77(m,34H), 3.65(dt,2H,J=
6.3,6.5Hz). IR(NaCl,cm-1):3336, 2928, 2856, 1464, 1056.
【0192】
【化70】
【0193】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):1.20-1.77(m,33H), 2.61(dd,1H,J=
2.7,5.0Hz),2.80(dd,1H,J=4.2,5.0Hz), 3.10-3.20(m,1
H), 3.31-3.56(m,3H),3.70(dd,1H,J=3.1,11.4Hz). IR(NaCl,cm-1):2928, 2856, 1464, 1108.
【0194】
【化71】
【0195】合成例1において、9−ブロモ−1−ノナ
ノールの代わりに11−ブロモ−1−ウンデカノール、
2−オクタノンの代わりに2−ヘプタノンを用い、同様
の手法により表記化合物を得た。
【0196】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.70-0.98(m,6H), 1.00-1.72(m,29
H),2.57-2.90(m,4H), 2.96(brs,3H), 3.28-3.56(m,4H),
3.60-3.74(m,2H),3.78-3.98(m,1H).13 C-NMR(CDCl3,ppm):14.1, 19.7, 22.7, 26.1, 27.1, 2
9.4-30.1, 32.0,32.8, 37.1, 51.3, 51.9, 60.9, 69.0,
71.8, 73.4. IR(NaCl,cm-1):3424, 2916, 2856, 1466, 1118, 1094,
1054.
【0197】
【化72】
【0198】12−メチルヘキサデシルグリシジルエー
テル100mg(0.32mmol)、ジエタノールアミン3
5mg(0.33mmol)、エタノール1mlを10mlナスフ
ラスコに入れ、窒素雰囲気下、80℃で1時間加熱攪拌
した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルフラッシ
ュクロマトグラフィーにて精製し、表記化合物88mg
(収率66%)を得た。
【0199】形状:淡黄色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.75-1.00(m,6H), 1.02-1.80(m,27
H),2.30-2.90(m,6H), 3.30-4.00(m,9H), 4.90(brs,3H). IR(NaCl,cm-1):3360, 2924, 2860, 1464, 1118, 1058.
【0200】
【化73】
【0201】合成例22において、ジエタノールアミン
の代わりに、N−メチルエタノールアミンを用い、同様
の手法により表記化合物を得た。
【0202】形状:無色油状物。1 H-NMR(CDCl3,ppm):0.74-0.92(m,6H), 0.96-1.67(m,27
H), 2.31(s,3H),2.34-2.72(m,4H), 3.08(brs,2H), 3.29
-3.50(m,4H), 3.55-3.66(m,2H),3.80-3.95(m,1H). IR(NaCl,cm-1):3392, 2932, 2860, 1464, 1118, 1084,
1036.
【0203】試験例1 表皮角化細胞のトランスグルタミナーゼ活性に対するア
ミン誘導体の効果 (1)トランスグルタミナーゼ活性の測定:10cmシャ
ーレ中で増殖状態に培養された角化細胞を使用した。各
ウエルの培地を吸引除去し、脳下垂体抽出液を添加して
いないK−GMを2ml加え培地交換を行った。その後、
アミン誘導体(1−1)〜(1−23)を添加した。2
4時間後各ウエルをPBS(−)で3回洗浄した後ラバ
ーポリスマンにより細胞を剥離回収した。得られた細胞
懸濁液を2,500rpm 、10分間遠心分離し沈渣を回
収した。沈渣に緩衝液(a)〔10mM Tris−HC
l緩衝液、10mM DTT、0.5mM EDTA;pH
7.4〕200μlを加え、1分間、2回超音波により
ソニケーションした。得られた懸濁液を25,000rp
m 、30分間超遠心分離し、上澄を得た。この上澄を一
定量ずつ分配した後、それぞれに反応液〔300mM T
ris−HCl緩衝液、pH8.1、60mM CaCl2
100μl、30mM DTT 100μl、ジメチル
カゼイン540μgを含む蒸留水100μl、12mMプ
トレシン50μl、2.5μCi〔14C〕プトレシン5
0μl、蒸留水100μlを混合した溶液〕を加え、3
7℃で1時間インキュベーションした。次に10%トリ
クロロ酢酸600μlを加え、30分間静置した後、
0.45μmニトロセルロースメンブランを用いて沈渣
を回収した。このメンブランを5%濃度の氷冷トリクロ
ロ酢酸15ml(1%プトレシン含有)で洗浄後、メンブ
ラン上の放射活性を液体シンチレーションカウンターに
より算定した。
【0204】(2)結果;図1にアミン誘導体(1−
1)〜(1−23)及び(A)を、それぞれ0.1μM
添加したときのトランスグルタミナーゼ活性を、コント
ロールを100%とする比で示した。
【0205】図1の結果より明らかなように、本発明の
アミン誘導体(1−1)〜(1−23)は、0.1μM
という非常に低い濃度でトランスグルタミナーゼ活性を
コントロールに対して約2〜3倍まで増大した。ここで
アミン誘導体(A)は、前記した如く特開平5−194
185号に開示されている化合物であり、この公報の図
3の(1g)に開示されているように、10μM程度の
濃度でトランスグルタミナーゼ活性をコントロールに対
して約2倍まで増大させるが、0.1μMという低濃度
では活性を発現しなかった。つまり、当該特許に記載さ
れている化合物は先の特許出願(特開平5−19418
5号)に記載されている化合物より、100倍以上高い
トランスグルタミナーゼ活性化能を有する。
【0206】試験例2 表皮肥厚に対するアミン誘導体の抑制効果 (1)方法 4〜6週齢白色系モルモット25頭の耳介部を剃毛した
のち、紫外線(UVB:1〜2MED)を照射した。照
射直後0.005%アミン誘導体(1−5)、(1−1
6)及び(A)をそれぞれ含有するエタノール溶液を1
日あたり1回ずつ1週間塗布した。1週間後、モルモッ
トの耳介部を切除し、皮膚組織の切片を作製した。各組
織サンプルを顕微鏡下で写真撮影し、表皮及び真皮の厚
みを計測することにより紫外線(UVB)照射による肥
厚に対する各評価サンプルの抑制効果を検討した。
【0207】(2)結果 図2に、UVB照射、UVB照射+アミン誘導体(1−
5)添加、UVB照射+アミン誘導体(1−16)添加
及びUVB照射+アミン誘導体(A)の場合について表
皮厚測定結果を示す。各サンプル濃度は、0.005%
とした。
【0208】この結果より、上記アミン誘導体(1−
5)及び(1−16)は、0.005%という非常に低
いサンプル濃度で有意に紫外線により生ずる表皮肥厚を
抑制することが明らかとなった。これに対して、特開平
5−194185号記載のアミン誘導体(A)は、これ
程低いサンプル濃度ではその効果を発現しなかった。
【0209】試験例 3 褐色モルモット背部のUVB色素斑に対する消退効果 (試験方法)褐色モルモット20匹の背部毛をバリカン
とシェーバーにて丁寧に剃毛した後、UV−B領域の紫
外線を最小紅斑量(MED)の3倍量で1日1回3日間
にわけて照射し、3週間かけて色素沈着部を形成し、1
日2回、1カ月間被験部位に評価試料を連続塗布するこ
とによる色素斑消退量を調べた。評価は色差計(村上色
彩製、CMS−1200)を用いて測定を行い、得られ
たマンセル値よりL* 値を算出し、試料塗布部位のΔL
* (経時変化)から試料未塗布(溶媒のみ=コントロー
ル)部位のΔL* (経時変化)を差し引いた値(ΔΔL
* )により行った。なお、ΔΔL* は以下の式にて表記
される。
【0210】 ΔΔL* =(L* 1−L* 0)−(L′* 1−L′* 0) L* 0:塗布前の試料塗布被験部位。 L′* 0:塗布前の試料未塗布被験部位。 L* 1:連続塗布1カ月後の試料塗布被験部位。 L′* 1:連続塗布1カ月後の試料未塗布被験部位。 また、評価は被験動物20匹のΔΔL* 値の平均値よ
り、表1に従った評価点で表2に示した。
【0211】
【表1】
【0212】
【表2】
【0213】表2より明らかなように、本発明のアミン
誘導体(1−5)及び(1−16)は、0.01%とい
う非常に低いサンプル濃度で有意に皮膚の沈着を改善で
きることが明らかになった。これに対して、特開平6−
271450号記載のアミン誘導体(A)は、これ程低
いサンプル濃度では、その効果を発現しなかった。
【0214】試験例4 テトラデカンによる実験的面皰形成に対するアミン誘導
体の効果 (1)方法 ニュージーランドホワイトウサギ(雄、体重2.0〜
2.5kg)の耳介内側皮膚を使用した。50%テトラデ
カン(スクワラン溶液)、0.001%のアミン誘導体
(A)、0.001%のアミン誘導体(1−5)及び
0.001%のアミン誘導体(1−16)をそれぞれ含
有する50%テトラデカン0.3mlを1日1回2週間連
続塗布した。2週間後、毛孔一致性の皮疹部(実験的面
皰)の面積を表面顕微鏡を用いて測定することにより実
験的面皰形成に対するアミン誘導体の効果を検討した。
【0215】(2)結果 図3にテトラデカン(コントロール)、テトラデカン/
アミン誘導体(A)、テトラデカン/アミン誘導体(1
−5)及びテトラデカン/アミン誘導体(1−16)、
塗布群の毛孔性皮疹部(実験的面皰)の面積の測定結果
を示す。なお、各アミン誘導体の濃度は0.001%と
した。以上の結果より、上記アミン誘導体(1−5)及
び(1−16)は、低濃度で実験的面皰の形成を抑制す
ることが明らかとなった。これに対して特開平5−19
4185号記載のアミン誘導体(A)は、同程度の低濃
度ではその効果を発現しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】表皮角化細胞のトランスグルタミナーゼ活性に
対するアミン誘導体の効果を示す図である。
【図2】表皮肥厚に対するアミン誘導体の抑制効果を示
す図である。
【図3】テトラデカンによる実験的面皰形成に対するア
ミン誘導体の効果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 和彦 栃木県芳賀郡市貝町市塙4594 (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県宇都宮市氷室町1022−87 (72)発明者 近藤 直樹 栃木県河内郡上三川町上蒲生2166 (72)発明者 増川 克典 栃木県宇都宮市陽南3−9−2 (72)発明者 徳田 一 栃木県宇都宮市清原台2丁目15−19 (72)発明者 辻村 久 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606−6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は1位に炭素数1〜6の直鎖アルキル基が
    分岐した総炭素数3〜14のアルキル基又は2位に炭素
    数1〜6の直鎖アルキル基が置換していてもよい5〜7
    員環のシクロアルキル基を示し、R2 は水素原子又は1
    もしくは2以上のヒドロキシ基が置換していてもよい炭
    素数1〜3のアルキル基を示し、nは7〜14の整数を
    示す〕で表わされるアミン誘導体又はその酸付加塩。
  2. 【請求項2】 R1 が、1位にメチル基が分岐した総炭
    素数3〜14のアルキル基、シクロペンチル基、シクロ
    ヘキシル基又はシクロヘプチル基である請求項1記載の
    アミン誘導体又はその酸付加塩。
  3. 【請求項3】 次の一般式(3) 【化2】 〔式中、R11は1位に炭素数1〜6の直鎖アルキル基が
    分岐した総炭素数3〜14のアルキル基又は2位に炭素
    数1〜6の直鎖アルキル基が置換していてもよい5〜7
    員環のシクロアルキル基を示し、n1は7〜14の整数
    を示す。ただし、n1が12でありR11が6員環のシク
    ロアルキル基である場合を除く。〕で表わされるグリシ
    ジルエーテル誘導体。
  4. 【請求項4】 R11が、1位にメチル基が分岐した総炭
    素数3〜14のアルキル基、シクロペンチル基、シクロ
    ヘキシル基又はシクロヘプチル基を示し、n1が9〜1
    1の整数である請求項3記載のグリシジルエーテル誘導
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のアミン誘導体又は
    その酸付加塩を含有する皮膚外用剤。
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