JPH0820824B2 - 編集機能付電子複写機 - Google Patents

編集機能付電子複写機

Info

Publication number
JPH0820824B2
JPH0820824B2 JP61111051A JP11105186A JPH0820824B2 JP H0820824 B2 JPH0820824 B2 JP H0820824B2 JP 61111051 A JP61111051 A JP 61111051A JP 11105186 A JP11105186 A JP 11105186A JP H0820824 B2 JPH0820824 B2 JP H0820824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
image
turned
mouse
coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61111051A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62267771A (ja
Inventor
武友 水谷
賢八 白木
美智彦 長谷川
雄二郎 高本
好広 谷本
雅幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP61111051A priority Critical patent/JPH0820824B2/ja
Publication of JPS62267771A publication Critical patent/JPS62267771A/ja
Priority to US07/453,121 priority patent/US5138384A/en
Publication of JPH0820824B2 publication Critical patent/JPH0820824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は編集機能付電子複写機に関し、特に原稿を
走査した反射光で感光体に静電潜像を形成してトリミン
グなどの画像編集を行う電子複写機に関する。
(ロ)従来の技術 画像編集が行える複写機としては、大別して2種類の
ものが知られている。第1のものは、画像編集を行うた
めのエディタに原稿を載せて入力ペンでトリミングやマ
スキングなどの位置指定を行った後、原稿を原稿台に移
して複写プロセスを実行するようにしたものである。
第2のものは、原稿台上に原稿を上向きに載せ、その
上にさらに座標入りの透明シートを載置し、その透明シ
ートを通して原稿の座標を知り、それを数値入力し、そ
の後、原稿を裏返して複写プロセスを実行するようにし
たものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 第1の従来技術では、編集を行うためのエディタなど
のような編集専用装置を必要とするので、装置が高価に
なるとともに、装置を設置するには広いスペースを必要
とした。
第2の従来技術では、原稿の座標を読んでキーによっ
て編集位置を指定するので、操作が非常に煩雑であっ
た。
それゆえに、この発明の主たる目的は、編集のための
位置指定が簡単な操作で行えるとともに、安価で小型な
編集機能付電子複写機を提供することである。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明は、編集モードにおいてX座標を指定するX
座標キー及び同編集モードにおいてY座標を指定するY
座標キーを備え、原稿上を移動走査させて編集すべき原
稿のX座標及びY座標の位置を指定する位置指定手段
と、前記位置指定手段に設けられる前記座標キーが操作
されることにより、前記位置指定手段の移動量に基づい
た移動量データを座標として指定し、その指定された座
標に基づき複写画像を形成する画像形成手段と、前記位
置指定手段の位置指定状態を表示する表示手段とを備
え、前記位置指定状態を表示する表示手段は、複写枚数
を表示する手段と兼用される編集機能付電子複写機であ
る。
(ホ)作用 原稿は、その原稿面を目視できるように、たとえば上
向きに平坦な台上に載置される。その原稿の原稿面上を
位置指定手段を移動させることによって、編集すべき原
稿の位置、たとえばトリミングなどの原稿面部分が指定
される。すなわち、位置指定手段は原稿上を移動するこ
とによって移動量に応じた移動量データないし位置デー
タを発生する。このとき、位置指定手段の位置指定状態
を表示する手段に、指定された位置が表示される。
その後、必要に応じて、原稿面が上向きに載置されて
いるのであれば、複写すべき原稿面が下方に向くように
原稿を裏返して載置する。そして、複写ボタンを操作す
ると、画像形成手段で位置指定手段からの位置データに
基いて、その位置データに応じて編集(トリミング、セ
ンタリングなど)された複写画像が形成される。
(ヘ)実施例 第1図はこの発明の一実施例の電子複写機の全体外観
図である。電子複写機10は本体12を含み、この本体12の
上面には、原稿台14が設けられる。この原稿台14は、左
右に移動可能に本体12に支持される。そして、この原稿
台14はたとえば透明ガラス板16を含み、その上には原稿
カバー18が上方に開閉可能に装着される。長方形の透明
ガラス板16には、このガラス板16の3辺に沿って、載置
された原稿の位置決めを行うための位置決め板20が設け
られる。さらに、このコ字状の位置決め板20の2辺に
は、L字状の磁気テープ22が貼り付けられる。この磁気
テープ22は、原稿の編集を行うとき、後述するマウス36
の磁気センサに基準点信号を発生させるためのものであ
る。
本体12の上面手前には、操作パネル24が形成される。
この操作パネル24には、キー群26,スタートキー28およ
び表示パネル30が形成される。キー群26は、たとえばコ
ピー枚数を設定するために利用される。スタートキー28
はコピースタートを指令するために利用される。表示パ
ネル30は、キー群26で設定された所望のコピー枚数や位
置指定手段の指定状態を表示したり、複写機の状態、た
とえば“コピーできます”などを表示する。
本体12の一方端側には、給紙カセット32を装脱自在に
装着するための給紙部が形成され、他方端側には排紙ト
レイ34を含む排紙部が形成される。
さらに、編集のための位置指定を行うマウス36が、1
本の伸縮コード38によって、本体12と接続される。すな
わち、原稿台14上に実線で示すように原稿面が上向きに
載置された原稿40上に、マウス36を移動させて、編集の
ための位置指定を行う。そして、マウス36によって編集
のための位置指定を終えた原稿40は、複写すべき原稿面
が下方に向くように裏返されて点線で示すように透明ガ
ラス板16上に載置し直される。
その後、原稿カバー18を閉じた後スタートキー28が操
作されると、給紙カセット32から供給された転写紙に編
集された複写画像が記録されて、排紙トレイ34上に排出
される。
次に、第2図を参照して、電子複写機10の内部構造に
ついて詳細に説明する。本体12の上面には、前述のよう
に、透明ガラス板16を含む原稿台14および原稿カバー18
が開閉可能に装着される。この本体12の上面、すなわち
透明ガラス板16の下方にはスリットが形成される。この
スリットに関連して、本体12内にはたとえばハロゲンラ
ンプのような光源42が固定的に設けられる。光源42に関
連して、断面が楕円形の反射鏡が設けられる。光源42か
らの光は、反射鏡によって反射されて、透明ガラス板16
上に載せられた原稿に照射される。したがって、原稿台
14が矢印方向に移動されることに応じて、原稿が前述の
スリットを介して光源42からの光を受けてそれを反射す
る。原稿からの反射光すなわち原稿像は、スリットの下
方に固定的に設けられた短焦点レンズアレイ44を通して
感光体ドラム46上に投影されて結像される。この短焦点
レンズアレイ44は、多数のロッドレンズを密接配列した
集束性光伝導体からなる。なお、このような短焦点レン
ズアレイ44は、他のプラスチックレンズアレイや凸レン
ズに代えてもよいことは勿論である。
感光体ドラム46が本体12のほぼ中央部に配置され、駆
動源(図示せず)によって原稿台14の移動に同期して矢
印方向(時計方向)に回転される。この感光体ドラム46
は、導電性サブストレートおよびその上に積層的に形成
されたアモルファスシリコンなどからなる光導電層を含
む。
短焦点レンズアレイ44よりも感光体ドラム46の回転方
向上流側には、感光ドラム46を均一にプラス帯電(約60
0V)するための帯電用コロトロン47が固定的に取り付け
られる。この帯電用コロトロン47、光源42、短焦点レン
ズアレイ44および原稿台14上に載置された原稿によっ
て、感光体ドラム46に原稿の静電潜像が形成される。
感光体ドラム46の周側面近傍の短焦点レンズアレイ44
よりも下流側には、上述のマウス36(第1図参照)の信
号に基いて不要な静電潜像を消去するための部分イレー
スランプすなわちLEDアレイ48が設けられる。
LEDアレイ48の下流側には、静電潜像をトナーによっ
て現像するための現像装置56が設けられる。この現像装
置56には、トナーとキャリアとの混合物が収納される。
この混合物は、マグネットローラ57によって、感光体ド
ラム46に向けて飛翔される。このとき、マグネットロー
ラ57の感光体ドラム46と対峙する部分には、混合物の穂
立が形成される。この穂立が感光体ドラム46に接触する
ことによって、マイナス帯電されたトナーがプラス電荷
によって形成された静電潜像に付着する。このようにし
て、感光体ドラム46上に形成された静電潜像が現像装置
56によってトナー像として現像される。
本体12の一端側に装脱自在に装着された給紙カセット
32内には、記録用紙58が積層的に収納される。給紙カセ
ット32の底部には、その上に記録用紙58を載置するため
の支持プレート60が上下方向に摺動自在に設けられる。
支持プレート60の下部には、開口62が形成される。この
開口62には、その基端が本体12の内底部に揺動自在に装
着された押上レバー64の自由端が挿通される。この押上
レバー64に関連して、押上レバー64を時計方向に回転付
勢するためのばね(図示せず)が設けられる。支持プレ
ート60は、この押上レバー64によって上方に押し上げら
れる。したがって、給紙カセット32内に積層的に収納さ
れた記録用紙58が押上レバー64によって押し上げられ、
最上部の記録用紙58が給紙ローラ66に接触して取り込ま
れる。なお、必要に応じて、給紙カセット32に関連して
紙サイズ検知器68が設けられる。
給紙ローラ66の後方には、レジスタローラ70が設けら
れる。このレジスタローラ70によって給紙カセット32か
ら送られた記録用紙58が一旦停止され、その後原稿台14
の移動と同期して、感光体ドラム46の方向へ給送され
る。
感光体ドラム46の周側面近傍であって、レジスタロー
ラ70から記録用紙58が供給される位置には、現像装置56
によって現像されたトナー像を記録用紙58に転写するた
めの転写用コロトロン72が設けられる。この転写用コロ
トロン72と一体的に、分離用コロトロン74が設けられ
る。この分離用コロトロン74は、感光体ドラム46上に形
成されたトナー像の転写された記録用紙58が感光体ドラ
ム46上の残留電荷によって吸着されるのを防止するため
に、転写後の記録用紙58に交流コロナ放電を与えてその
電荷を中和させる。
分離用コロトロン74の下流側には、トナー像の転写さ
れた記録用紙58を搬送するためのバキュームコンベア76
が設けられる。このバキュームコンベア76によって、記
録用紙58が定着装置78の方向に向けて搬送される。
定着装置78はヒータ80を内蔵した加熱ローラ82、およ
び加熱ローラ82に圧接される加圧ローラ84によって構成
される。トナー像の転写された記録用紙58が加熱ローラ
82と加圧ローラ84との間に挿入されることによって、加
熱および加圧されて、トナー像の定着が行われる。この
定着装置78の下流側には、定着後の記録用紙58を排紙ト
レイ上に排出するための排紙ローラ86が設けられる。
前述のバキュームコンベア76の上方でありかつ感光体
ドラム46の周側面近傍には、クリーニング装置88が設け
られる。このクリーニング装置88は、記録用紙58に転写
されずに感光体ドラム46上に残留しているトナーを除去
するものである。このクリーニング装置88には、感光体
ドラム46上の残留トナーをかきとるためのブレード90お
よびブレード90によってかきとられたトナーを排トナー
容器92に搬送するためのスクリューコンベア94が含まれ
る。
前述の定着装置78の上方には、原稿台14,感光体ドラ
ム46およびバキュームコンベア76などをクラッチを介し
てベルト駆動するためのメインモータ96が設けられる。
メインモータ96の左側部には、複写機全体の動作を制
御するための制御部98が設けられる。この制御部98に
は、後述のたとえば第8図に示すような制御システムに
必要な種々のコンポーネントが収納されている。
ここで、第3図および第4図を参照してこのLEDアレ
イ48について説明する。LEDアレイ48は、第3図に示す
ように、たとえば64個のLED素子50,50…を横方向に密接
配列した棒状のユニットを含む。そして、このLEDアレ
イ48には、さらに、各々のLED素子50,50…の点滅を制御
するためのドライバIC52,LED素子50への供給電圧を調整
するための抵抗アレイ54およびコネクタ56が設けられ
る。LED素子50,ドライバIC52および抵抗アレイ54は第4
図に示すように接続される。
LED素子50,50…は、ドライバIC52の入力端子SIN,CLOC
KおよびLATCHに供給されるパルスによって、点灯が制御
される。感光体ドラム46のその部分の電荷を除去するた
めに所望のLED素子50を点灯させるときには、点灯させ
るべきLED素子50が接続されているドライバIC52の出力
端子がローレベルになるように、その入力端子SINから
制御パルスをクロックパルスに同期させて与える。そし
て、入力端子LATCHからラッチパルスを供給すると、点
灯すべきLED素子50が接続されたドライバIC52の出力端
子はローレベルが保持されるためLED素子50は点灯状態
を維持する。
LED素子50を64個すべて点灯するときには、入力端子S
INから供給する制御パルスを64個すべてローレベルにし
て、ラッチパルスですべてのローレベルを保持させれば
よい。
また、後述するマスキングのときには、マスキングす
べき2点間のLED素子50が所定時間点灯され、トリミン
グのときには2点間のみのLED素子50が消灯されてその
外側のLED素子50が点灯されることになる。なお、この
ようなLED素子50の点灯/消灯は、前述のマウス36(第
1図)によって得られたY座標のデータを64個のLED素
子の位置データに換算することによって制御される。
次に、第5図を参照して、本体12に伸縮コード38によ
って接続されたマウス36について説明する。マウス36
は、片手で把持ないし操作可能な箱状のケース100を含
み、このケース100内に必要な部品が収納されている。
ケース100の側面の突出部の一部には、前述の磁気テ
ープ22(第1図)を上方から目視するための孔102が設
けられる。また、ケース100の内部には、この磁気テー
プ22の磁性を検知するための磁気センサ104が設けられ
る。この磁気センサ104からの信号が基準点信号として
利用される。さらに、ケース100の内部には、ロータリ
エンコーダ106が設けられる。ロータリエンコーダ106に
は、第6図に示すように、回転軸108に固着されたスリ
ット円板110が内蔵されている。スリット円板110の両側
には、光を照射するための発光素子112と、この発光素
子112の光をスリットを通して受光するための受光素子1
14とが設けられる。
ロータリエンコーダ106の回転軸108には、その周側面
の一部がケース100の下面から突出するゴムローラ116が
固着される。ゴムローラ116は、編集を行うとき原稿40
上を転動され、その転動距離に応じた回転をスリット円
板110に与えるものである。上述のロータリエンコーダ1
06の右側には、ゴムローラ116と同様にその周側面の一
部がケース100の下方に突出して回転される補助ローラ1
18が設けられる。補助ローラ118は、編集を行うときマ
ウス36が原稿40上を直進できるように、ゴムローラ116
と協働してその移動方向を規制するものである。
マウス36を原稿40上で移動させた距離は、ゴムローラ
116によってスリット円板110の回転に変換される。スリ
ット円板110はその回転に応じて発光素子112の光を一定
間隔で遮るため、受光素子114からはその回転速度に応
じた周波数の電圧信号が出力される。この受光素子114
からの電圧信号が電圧比較器120で整形されてパルスに
変換され、コネクタ122および伸縮コード38を介して本
体12の制御部98に与えられる。
マウス36のケース100の上面には、第7図に示すよう
に、各種の操作キー124〜132が設けられる。編集キー12
4は、マウス36を用いて原稿40の編集を行うときに使用
される。編集キー124が操作されると本体12側の表示パ
ネル30内の編集モード表示素子が点灯し複写枚数の表示
素子は編集位置指定状態の表示に変わる。編集キー124
を操作した後の本体12側のキー群26は、マウス36をどの
モードで使用するかを選択したり指定入力の訂正やセッ
トするためのキーとなる。
Xキー130およびYキー132は編集のX座標およびY座
標を設定するために設けられる。さらに移動モードにす
るときは移動キー128を操作しながらマウス36を所望の
位置へ移動させれば良い。
第8図はこの実施例の制御システムの一例を示すブロ
ック図である。制御システムには、マイクロコンピュー
タ134が含まれる。このマイクロコンピュータ134は、編
集のための制御だけでなく電子複写機全体の動作を制御
する。マイクロコンピュータ134には、詳細は図示しな
いが、CPUと、このCPUに接続され制御用プログラムなど
を格納しておくためのROMと、CPUによる制御の際にデー
タの一時格納を行いかつ制御に必要な種々のフラグのた
めの領域、タイマ領域およびLEDアレイ48(第3図参
照)のためのテーブルを有するRAMとが含まれる。
マイクロコンピュータ134の入力ポートには、1本の
伸縮コード38を介して、マウス36が接続される。伸縮コ
ード38内には3つの信号線が含まれ、それぞれの信号線
を通して、マイクロコンピュータ134には、電圧比較器1
20からのパルス(パルス列),磁気テープ22を検出した
ときに出力される磁気センサ104の出力およびマウス36
に含まれるキーマトリクス138のデータが入力される。
さらに、マイクロコンピュータ134には、本体12のキ
ーマトリクス140のデータおよび紙サイズセンサ68(第
2図)などを含むセンサ回路142の出力が入力される。
マイクロコンピュータ134には増幅器144が接続され、
この増幅器144の出力端子にはマウス36が移動している
ことをオペレータに知らせるブザーのような発音体146
が接続される。すなわち、編集のときマウス36を移動さ
せると、ゴムローラ116が回転して電圧比較器120からの
与えられるパルスに応答してマイクロコンピュータ134
から発音体駆動信号が出力される。増幅器144では、こ
の信号を増幅して発音体146を駆動し、それによってオ
ペレータにマウス36が移動していることを音によって知
らせる。
また、マイクロコンピュータ134の出力ポートには、
編集によって不要になった静電潜像を消去するための部
分イレースランプすなわちLEDアレイ48が接続される。
このLEDアレイ48の動作については先に説明した。
次に動作の説明に先立って、第9A図〜第11B図を参照
して、トリミングモード,マスキングモードおよび移動
モードのそれぞれについてその概略を説明する。
トリミングモードでは、第9A図に示すように指定され
た矩形の領域148に相当する画像の部分のみを残し、そ
れ以外の画像を第9B図に示すように消去する。したがっ
て、このモードでは、LEDアレイ48に含まれる複数のLED
素子50,50…は、この領域148外でのみ点灯される。
マスキングモードでは、第10A図に示すように指定さ
れた矩形の領域150に相当する画像の部分のみを消去
し、残余の部分の画像は第10B図に示すようにそのまま
残す。したがって、このモードでは、LEDアレイ48に含
まれる複数のLED素子50,50…は、この領域150内でのみ
点灯される。
移動モードでは、第11A図に示すように、移動する画
像の先端部または後端部の座標P1(X1,Y1)を指定し、
その後Y座標を一定にして移動する点の座標P3(X3
Y1)を指定する。そうすると、トナー像が記録用紙に転
写される際にX座標の位置X1はX2に移動して、第11B図
に示すような画像が形成される。すなわち、このモード
では後述するように、座標データによって、給紙タイミ
ングを制御する。
複写動作に入る前に、オペレータは、原稿面が上向き
になるように原稿台14や原稿カバー18などの平らな面に
原稿40を載置する。そしてマウス36の編集キー124を押
す。すると表示パネル30(第12図参照)のEDITのLEDが
点灯し複写枚数表示が消える。EDITのLEDが点灯する以
前は上のCOPYのLEDが点灯しておりキー群26の働きはそ
れぞれ複写枚数10桁の設定キー、同じく1桁の設定キ
ー、枚数クリヤーおよび複写動作中断兼用キー、そして
スタート、割込みコピー兼用キーである。EDITのLEDが
点灯している間は、キー群26はトリミング選択キー、マ
スキング選択キー、位置指定及びモード指定のメモリ−
クリヤーキー、そして編集情報入力完了、すなわちセッ
ト完了キーとなる。28のセットキーを押すとEDITのLED
は消え再びCOPYのLEDが点灯し、さらに複写枚数の表示
も復帰する。
マウス36の編集キー124を押して表示パネル30のEDIT
のLEDを点灯させた後第13図に示すように、マウス36を
手で持ち上げて孔102が原稿の左端に合うように置く。
そしてトリミングあるいはマスキングのための領域(四
角形abcd)に向かってX軸方向へマウス36を手で平行移
動させる。孔102が辺abの線上もしくは延長線上に位置
された時Xキー130(第7図)を押せばその時のエンコ
ーダ106のカウント値がデータX1としてマイクロコンピ
ュータ134のRAMにセットされる。この時複写枚数の表示
素子は第15図(b)の実線部のみ点灯する。さらにXキ
ー130を押したままX軸方向へ平行移動させ、孔102が辺
cdの線上へ位置されたときXキー130をOFFすればそのと
きのカウント値すなわちX2に相当するデータが同じくマ
イクロコンピュータ134のRAMにセットされる。この時第
15図(b)の点線部が点灯する。
Y座標の位置Y1、Y2をセットするときもマウス36を第
13図の下に示すように配置してX1、X2を設定したときと
同様に孔102が辺bc上へ配置されるようにマウス36をY
軸方向へ手で平行移動させる。孔102が辺bcの線上へ配
置されたときYキー132を押すと、マイクロコンピュー
タ134のRAMにY2のデータがセットされ第15図(c)の実
線部のセグメントLEDが点灯する。さらにYキー132を押
したままY軸方向へ平行移動させ孔102が辺ab上へ位置
されたときYキー132をOFFすればそのときのカウント値
がY1に相当するデータとしてセットされ、第15図(c)
の破線部のセグメントLEDが点灯し四角形を構成する。
これによりマイクロコンピュータ134に領域abcdに対応
するデータが設定される。二つめの領域の位置指定を行
なう場合にも全く同様の手順で行なおX3、X4、Y4、Y3の
データを得る。この時の表示は第15図(d)、(e)の
ようになる。
さらに移動モードを設定する場合を説明する。第14図
に示す様に移動したい画像の先端部などの目印と移動後
のその目印の位置とを決めマウス36の孔102を移動前の
目印に合わせて置き、移動キー128を押す。すると第15
図(f)のように左上のセグメントが点灯し、エンコー
ダのカウント値は零にリセットされる。そしてキーを押
したままX軸方向へ平行移動し移動後の目印まで動かし
たらキーをOFFする。この時第15図(f)の破線で示さ
れるLEDが点灯しデータのセット完了が示される。キーO
FF時のカウント値により移動距離がマイクロコンピュー
タにセットされる。
第15図(f)はトリミングもしくはマスキングのエリ
ア指定と移動モードとを併用した場合の表示である。
トリミングあるいはマスキングの領域指定が完了した
ことを確認した後、トリミングならばそのままセットキ
ー28を押せば良いがマスキング指定の場合にはMASKキー
を押して四角形を構成するセグメントを点滅させる(第
15図(g))。再びトリミングモードにしたい場合には
TRIMキーを押し点滅を止めれば良い。
途中で失敗した時はCLEARキーを押して最初から操作
し直すか、CLEARキーを押さずに失敗したところだけを
もう一度指定し直してもよく、常にデータは更新され
る。すべての指定が終わると28のセットキーを押す。す
るとEDIT LEDが消灯してCOPY LEDが点灯し、複写枚数表
示にもどる。
次に、第8図を参照して、第16図〜第17図に示すフロ
ー図に基づいて、この実施例の操作ないし動作について
説明する。
原稿40の編集のための位置指定が終わると、第1図に
示すように原稿40を裏返して点線で示すように、その右
下の角が位置決め板20の左側の角と一致するように原稿
40を載置し直す。その後、原稿カバー18を閉じて原稿40
を透明ガラス板16上へ固定する。そしてスタートキー28
を操作して複写動作に入る。
スタートキー28が操作されると、第14図の最初のステ
ップS11において、原稿台14や感光体ドラム46などを駆
動するためのメインモータ96がオンされる。メインモー
タ96の回転が安定すると、すなわちメインモータ96のオ
ンから1secが経過すると、クリーニング装置88のソレノ
イドがオンされてブレード90の先端部が感光体ドラム46
に当接される。ソレノイドのオンから所定時間経過する
と、、すなわち電源に同時に負荷がかからないようにた
とえば100msecが経過すると、次のステップS13に進む。
ステップS13では、マイクロコンピュータ134は、セン
サ回路142(第8図)からの信号をみて、原稿台14がホ
ームポジションにあるかどうか、すなわち原稿台14の右
端が本体12の左側に位置しているかどうかを判断する。
原稿台14がホームポジションにあれば、次のステップS1
7に進み、なければステップS15において、原稿台14をホ
ームポジションに移動させるためのリターンラッチ(図
示せず)をオンして、原稿台14をホームポジションに戻
す。このリターンラッチのオフは、後述する割り込み処
理によって行われる。
ステップS17では、転写用コロトロン72がオンされ
る。この転写用コロトロン72のオンの後、プロセスは次
のステップS19に進む。ステップS19では、手差しコピー
かどうか、すなわち給紙カセット32からではなく手差し
によって記録用紙58が供給されるのかどうか判断され
る。手差しコピーであれば、次のステップS21に進み、
先のステップS11でオンしたクリーニング装置88のソレ
ノイドがオフされる。もし、手差しコピーでなければ、
ステップS21を経由することなくステップS23に進む。
次のステップS23では、まず給紙クラッチがオンさ
れ、給紙ローラ66が回転を開始して記録用紙58がレジス
タローラ70に向けて搬送される。それとともにクリーニ
ング装置88のソレノイドがオフされる。ソレノイドのオ
フは、先のステップS19において手差しコピーの場合、
すなわちステップS21を経由した場合、2回行われるこ
とになるがオフ信号が供給されるだけであるからソレノ
イドには何等変化はない。ソレノイドのオフから200mse
c経過後、次のステップS25に進む。この200msecの時間
は、給紙クラッチをオンして記録用紙58を搬送したとき
のJAMを判断する時間である。
ステップS25では、原稿台14がホームポジションかど
うかが判断され、ホームポジションになれば、次のステ
ップS27に進む。
ステップS27では、マイクロコンピュータ134は、マウ
ス36によって移動モードによる画像の右移動が指定され
たかどうかを判断する。すなわち、マウス36の編集キー
124(第7図)が操作された後、移動キー128,Xキー130
およびYキー132によって画像が右に移動するように設
定されたかどうかが判断される。画像が右に移動するよ
うに設定されたのであれば、ステップS29に進み、画像
の右移動に設定されていないのであればステップS51に
進む。
ステップS29では、1枚目のコピーかどうかが判断さ
れる。1枚目のコピーであれば、ステップS31に進み、
1枚目のコピーでなければ、すなわち2枚目以降のコピ
ーであればステップS45に進む。
ステップS31では、30msec経過後、原稿台14を走査さ
せるためのフィードクラッチ(図示せず)がオンされ
る。次のステップS33では、原稿台14がイメージポジシ
ョンに位置したかどうかを判断する。イメージポジショ
ン、すなわち原稿40の像を感光体ドラム46上に静電潜像
として形成し始めるための原稿台の位置を判断する。イ
メージポジションでなければ、次のステップS35でホー
ムポジションからイメージポジションまでの時間がカウ
ンタによってカウントされる。イメージポジションにな
れば、次のステップS37に進む。ステップS37では、フィ
ードクラッチがオフされ、それから200msec後に、原稿
台14のリターンクラッチがオンされる。
このように、右移動が設定され、しかも1枚目のコピ
ーの場合には、ホームポジションからイメージポジショ
ンまでの時間が1枚目では不明であるため、複写に入る
前に、原稿台14を動かして、その時間を測る必要があ
る。
次いでステップS39では、原稿台14がホームポジショ
ンまで戻ったかどうかを判断する。ホームポジションま
で戻れば、次のステップS41に進み、ステップS41におい
て、画像を右に移動する時間が先のステップS35でカウ
ントした時間と1020msecとを加えたものより大きいかど
うかが判断される。この1020msecは、後述するステップ
S51で設定される200msec,ステップS53の後の300msec,ス
テップS55で設定される100msecおよびステップS71で設
定される420msecを合計したものである。すなわち、画
像を右移動させるためには記録用紙の送りを、潜像形成
より先行させる必要があるが、この先行させる時間が、
本来の紙送りの開始時間すなわちステップS75における
レジストクラッチオンのタイミングまでの時間よりも長
いかどうかを判断する。
画像の移動時間が先のステップS35でカウントされた
値と1020msecとの和より大きい場合は次のステップS43
を経てレジストクラッチがオンされ、ステップS44でタ
イミング調整をした後ステップS49に進む。ステップS41
で“NO"と判断された場合はステップS47に進み、その時
間差をレジストクラッチオンタイマ(図示せず)にセッ
トする。このように、移動時間がイメージポジションカ
ウンタの時間+1020msecより短い場合には、その時間差
をRAM内のタイマにセットし、後述の割り込みルーチン
でそのタイマをカウントして、もしタイマがカウントア
ップすれば、その時点でレジストクラッチをオンさせる
ようにしている。
一方、先のステップS29で1枚目のコピーでないと判
断されれば、ステップS31からS41までで測定すべき時間
(タイミング)は、すでに1枚目のコピーによって求め
られている。したがってステップS45では、画像の移動
時間がステップS35でカウントされた時間と720msecとを
加えたものより大きいかどうかを判断する。この720mse
cは、ステップS41の1020msecからステップS53の後に設
定される原稿台14の方向変換のために必要な時間300mse
cを引いたものであり、本来の給紙タイミングより早め
に(先行して)レジストクラッチをオンさせるべき時間
である。ステップS45で移動時間がステップS35でカウン
トされた時間と720msecとを加えたものより大きい場合
は、ステップS43に進み、小さい場合は先のステップS47
に進む。したがって、ステップS45で“NO"と判断された
場合、すなわち移動時間が短い場合には、先のステップ
S41での“NO"のときと同じように、以後のタイミングは
割り込みルーチンで判断させることとした。
ステップS49では、LED素子50がすべて点灯するよう
に、LEDアレイ48がオンされる。すなわち、マイクロコ
ンピュータ134はLEDアレイ48に対して、“全点灯”のた
めの信号を与える。画像を右に移動する場合、原稿40の
左側の像たとえば位置決め板20などの像が感光体ドラム
46上に形成されるのを防ぐために、すなわち、不要な静
電潜像を消すために、ここでLEDアレイ48を全点灯する
のである。
その後、ステップS51では、原稿40に光を照射する
(露光する)ための光源42がオンされ、光源42の立ち上
がりが遅いので200msecの時間の後、次のステップS53に
進み、ステップS53では先のステップS29と同様1枚目の
コピーかどうかを判断する。1枚目のコピーであれば、
先のステップS51でオンした光源42の立ち上がりが遅い
ので、さらに300msecの安定時間の経過後、ステップS55
に進む。
ステップS55では、帯電用コロトロン48がオンされる
とともに、フィードクラッチがオンされる。
次のステップS57では、原稿台14がイメージポジショ
ンまでフィードされたかどうかを判断する。イメージポ
ジションまでに達していなければ、次のステップS59で
ホームポジションからイメージポジションまでの時間が
カウントされる。連続コピーのときは、このステップS5
9でカウントされたデータが画像の右移動のためのイメ
ージポジションデータとして使用される。ステップS57
でイメージポジションに達したと判断されれば、プロセ
スは次のステップS61に進む。
ステップS61では、マイクロコンピュータ134は、マウ
ス36からの信号をみてトリミングモードが設定されてい
るかどうかを判断する。ステップS61でトリミングモー
ドでないと判断されれば、次のステップS63で、先のス
テップS49でオンしたLEDアレイ48がオフないし消灯され
る。トリミングモードであると判断されれば、ステップ
S65に進み、一方LEDアレイ48のオンすなわち全点灯はそ
のまま維持される。
ステップS67では、マイクロコンピュータ134は、マウ
ス36からの信号をみて、マスキングモードが設定されて
いるかどうかを判断する。マスキングモードと判断され
れば、次のステップS69に進む。
ステップS69ではマウス36で設定されたトリミングま
たはマスキングのための辺abおよび辺cdのX座標の位置
がチェックされる。具体的には、後述の割り込みルーチ
ンで、X座標検出開始が判断された後、その割り込みル
ーチンで検出される。そして、ステップS71では、原稿
台14がフィードを終了するまでの時間がカウントされ
る。その後、通常の場合の給紙タイミングに相当する42
0msecの時間経過の後、次のステップS73へ進む。
ステップS73では、先のステップS27と同様画像が右に
移動かどうかを判断する。右に移動であれば、先のステ
ップS43ですでにレジストクラッチをオンしてレジスタ
ローラ70を駆動しているので、レジスタローラ70の駆動
を判断してステップS77に進む。
画像の右移動でないと判断すれば、すなわち画像を左
に移動する場合は、次のステップS74で左移動のための
時間をカウントしてからステップS75でレジストクラッ
チをオンする。
ステップS77において、原稿台14がリターン位置まで
フィードされたことが検出されると、次のステップS79
に進み、リターンクラッチがオンされるとともに、露光
光源42がオフされ、そして、さらに先のステップS49で
オンされたLEDアレイ48が消灯される。
その後のステップS81(第16C図)では、マイクロコン
ピュータ134は枚数カウンタをみて、連続コピーかどう
かを判断する。連続コピーであれば、次のステップS83
で給紙センサをオフした後、先のステップS23に戻る。
すなわち、2枚目以降のコピーについてはこのステップ
S23からそのプロセスがスタートされることになる。
ステップS81で連続コピーでないと判断されれば、ス
テップS85に進み、先のステップS79でオンしたりリター
ンクラッチをオフする。その後、感光体ドラム46上の静
電潜像が記録用紙58に転写される時間、たとえば200mse
cの後帯電用コロトロン72はオフされる。そして、ステ
ップS87に進み、ステップS87では、排紙センサが記録用
紙58の排紙によってオンされたことを検出して次のステ
ップS89に進む。ステップS89では、記録用紙58を排出す
るために必要な時間200msecの後、メインモータ96をオ
フする。そして複写機は待機状態になる。
次に、第17図を参照して、この実施例の割り込みルー
チンについて説明する。この割り込みルーチンはマイク
ロコンピュータ134の内部タイマにより、一定周期で呼
び出されるものである。この割り込みルーチンでは、主
として、移動モードの際のレジストクラッチのオンタイ
ミングを決定するとともに、トリミングあるいはマスキ
ングモードにおけるLEDアレイ48の点灯位置およびタイ
ミングを制御する。
最初のステップS101においては、マイクロコンピュー
タ134は、先の第16A図のステップS13と同様に、原稿台1
4がホームポジションにあるかどうかを判断する。もし
ホームポジションでなければ、そのままステップS105に
進むが、もしホームポジションにあれば、ステップS103
においてリターンクラッチをオフした後、ステップS105
に進む。
ステップS105では、給紙センサがオンしているかどう
か、すなわち、レジスタローラ70まで記録用紙58が搬送
されたかどうかを判断する。そして、記録用紙58の搬送
が確認されると、次のステップS107において、給紙クラ
ッチがオフされる。その後ステップS111に進む。もし先
行の記録用紙が搬送されていれば、給紙センサはオフさ
れているので、マイクロコンピュータ134は、次のステ
ップS109においてレジストクラッチをオフした後、ステ
ップS111に進む。
ステップS111では、マウス36によって画像の右移動が
設定された場合、ステップS47において移動時間と静電
潜像の開始タイミングとの時間差がRAMのタイマにセッ
トされたかどうかを判断する。このステップS111におい
て“YES"と判断されれば、マイクロコンピュータ134は
続くステップS113において、そのオンタイマがタイムア
ップしたかどうかを判断する。そして、何回かの割り込
みルーチンを経て、レジストクラッチオンタイマがタイ
ムアップすると、ステップS115において、マイクロコン
ピュータ134は、レジストクラッチをオンする。すなわ
ち、この時点で、画像の右移動のための給紙タイミング
が決定される。
次のステップS117においては、マイクロコンピュータ
134は、トリミングモードあるいはマスキングモードが
設定され、LEDアレイ49の制御のためのX座標の検出が
開始されたかどうかを判断する。これは、ステップS69
(第14A図)においてたとえばフラグを設定し、マイク
ロコンピュータ134がフラグがセットされているかどう
かを検出することによって、判断することができる。
X座標検出開始が判断されると、次のステップS119に
おいて、マイクロコンピュータ134は、トリミングある
いはマスキングすべき領域の左コーナが部分イレースラ
ンプすなわちLEDアレイ48の直下に達したかどうかを判
断する。そして、トリミングあるいはマスキングすべき
領域がこのLEDアレイ48に達すると、マイクロコンピュ
ータ134は、トリミングモードではその領域の範囲外の
すべてのLED素子50を点灯するように、またマスキング
モードではその領域の内のすべてのLED素子50を点灯す
るように、LEDアレイ48に信号を与える。それによっ
て、ステップS123において、トリミングあるいはマスキ
ングに必要なLEDアレイ48のLED素子50が部分的に選択的
に点灯される。
ステップS119において、“NO"と判断されると、マイ
クロコンピュータ134は、続くステップS121において、
トリミングあるいはマスキングすべき領域の右コーナが
LEDアレイ48の直下に達したかどうかを判断する。そし
て、このステップS121において、そのことを検出する
と、プロセスは次のステップS125に進む。
ステップS125では、マイクロコンピュータ134は、ト
リミングモードあるいはマスキングモードかを判断す
る。トリミングモードであれば、ステップS127におい
て、その後LEDアレイ48のすべてのLED素子50を点灯させ
る。逆に、マスキングモードであれば、ステップS123に
おいて部分的に点灯されていたLEDアレイ48のLED素子50
をすべて消灯する。この2つのステップS127またはステ
ップS129が実行された後、マイクロコンピュータ134
は、ステップS131において、X座標の検出を完了する。
その後のステップS133において、マイクロコンピュー
タ134は、先のステップS71で開始された原稿台14をリタ
ーンさせるべき位置のカウントが開始されたかどうかを
判断する。そして、ステップS135において、原稿の原稿
台の移動方向の長さ(余裕分を含んで)だけ原稿台をフ
ィードするのに必要な時間をカウントし、原稿台14がリ
ターンされるべき位置に達したかどうかを判断する。そ
して、このステップS135において、“YES"と判断される
と、マイクロコンピュータ134は、次のステップS137に
おいて、フィードクラッチをオフするとともに、次のス
テップS139においてフィード位置のカウントを終了す
る。
その後のステップS141において、マイクロコンピュー
タ134は、マウス36からの信号に基づいて、画像の左移
動モードが設定されていると、次のステップS143におい
て、その左移動のために不必要な静電潜像を消去するた
めに、LEDアレイ48を全点灯するとともに、ステップS14
5において帯電用コロトロン47(第2図)をオフして、
それ以後感光体ドラム46への帯電を行わせないようにす
る。ステップS145が実行された後、先のステップS133お
よびステップS135においてそれぞれ“NO"と判断された
ときと同様に、プロセスは第16A図ないし第16C図に示す
メインルーチンにリターンする。
このように、上述の実施例によれば、トリミングモー
ドあるいはマスキングモードでは、マウス36によって設
定した領域に対応して、LEDアレイ(部分イレースラン
プ)48の点灯領域ないし範囲を制御する。また、移動モ
ードが設定されると、マイクロコンピュータ134は、マ
ウス36から入力された位置データに基づいて、イメージ
ポジションと給紙タイミングとの移動量に応じたずれを
制御する。
(ト)発明の効果 この発明によれば、位置指定状態を表示する表示手段
は、複写枚数を表示する手段と兼用されるので、位置指
定状態を表示する表示手段を別途設ける必要がなく、1
つの表示手段によって位置指定状態と複写枚数とを表示
し得るので、物理的な表示手段を省略することができ
る。従って、安価で小型な編集機能付電子複写機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例としての電子複写機の一例
を示す全体外観図である。 第2図は第1図実施例の内部構造を説明するための断面
図解図である。 第3図はこの実施例のLEDアレイの斜視図である。 第4図はLEDアレイの回路図である。 第5図は実施例のマウスを示す構造図解図である。 第6図はマウスのパルス発生機構を説明するための図解
図である。 第7図はマウスの上面に設けられたキー配列の一例を示
す図解図である。 第8図はこの実施例の制御システムの一例を示すブロッ
ク図である。 第9A図および第9B図はトリミングモードを説明するため
の図解図である。 第10A図および第10B図はマスキングモードを説明するた
めの図解図である。 第11A図および第11B図は移動モードを説明するための図
解図である。 第12図は操作パネルの拡大図である。 第13図はマウスでトリミングやマスキングの位置指定を
行なう際の説明のための図解図である。 第14図はマウスで移動モードを実行する際の説明のため
の図解図である。 第15図はマウスによる位置指定時の表示パネルの図解図
である。 第16A図、第16B図、第16C図はこの実施例の動作を説明
するためのフロー図である。 第17図はこの実施例の割り込みルーチンを説明するため
のフロー図である。 14…原稿台、36…マウス、46…感光体ドラム、48…LED
アレイ、50…LED素子、70…レジスタローラ、134…マイ
クロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高本 雄二郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 谷本 好広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田中 雅幸 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−63880(JP,A) 特開 昭60−239727(JP,A) 特開 昭62−208068(JP,A) 特開 昭62−23133(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】編集モードにおいてX座標を指定するX座
    標キー及び同編集モードにおいてY座標を指定するY座
    標キーを備え、原稿上を移動走査させて編集すべき原稿
    のX座標及びY座標の位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段に設けられる前記座標キーが操作され
    ることにより、前記位置指定手段の移動量に基づいた移
    動量データを座標として指定し、その指定された座標に
    基づき複写画像を形成する画像形成手段と、前記位置指
    定手段の位置指定状態を表示する表示手段とを備え、 前記位置指定状態を表示する表示手段は、複写枚数を表
    示する手段と兼用される編集機能付電子複写機。
JP61111051A 1986-05-15 1986-05-15 編集機能付電子複写機 Expired - Fee Related JPH0820824B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61111051A JPH0820824B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 編集機能付電子複写機
US07/453,121 US5138384A (en) 1986-05-15 1989-12-04 Electrophotographic copying machine having editorial function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61111051A JPH0820824B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 編集機能付電子複写機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62267771A JPS62267771A (ja) 1987-11-20
JPH0820824B2 true JPH0820824B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=14551163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61111051A Expired - Fee Related JPH0820824B2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15 編集機能付電子複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0820824B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0757002B2 (ja) * 1982-10-05 1995-06-14 キヤノン株式会社 画像処理装置
JPS60239727A (ja) * 1984-05-15 1985-11-28 Canon Inc 複写装置
JPS6123133A (ja) * 1984-07-12 1986-01-31 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の倍率設定装置
JPH0644167B2 (ja) * 1986-03-08 1994-06-08 シャープ株式会社 複写機における領域指定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62267771A (ja) 1987-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0207137B1 (en) Apparatus and method for forming reproductions with desired margin areas
US4799080A (en) Electrophotographic copying machine having editorial function
JPH0738097B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0719110B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0820824B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0820825B2 (ja) 編集機能付電子複写機
US5138384A (en) Electrophotographic copying machine having editorial function
JPH0820826B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0690558B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0719108B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0719109B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0719107B2 (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0822015B2 (ja) 編集複写システム
JPS62264077A (ja) 編集機能付電子複写機
JPS62269971A (ja) 電子複写機
JPS62279370A (ja) 編集機能付電子複写機
JPS62269969A (ja) 電子複写機
JPH0477757A (ja) 像形成プロセス制御方法
JPS62280775A (ja) 編集機能付電子複写機
JP2666957B2 (ja) 画像形成装置
JPS62204280A (ja) 編集機能付電子複写機
JPH0339798Y2 (ja)
JPS63262667A (ja) 編集デ−タ入力装置
JPS63187228A (ja) 画像記録装置
JPS634258A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees