JPH0719108B2 - 編集機能付電子複写機 - Google Patents

編集機能付電子複写機

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JPH0719108B2
JPH0719108B2 JP61057663A JP5766386A JPH0719108B2 JP H0719108 B2 JPH0719108 B2 JP H0719108B2 JP 61057663 A JP61057663 A JP 61057663A JP 5766386 A JP5766386 A JP 5766386A JP H0719108 B2 JPH0719108 B2 JP H0719108B2
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key
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mouse
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JP61057663A
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武友 水谷
賢八 白木
美智彦 長谷川
雄二郎 高本
好広 谷本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は編集機能付電子複写機に関し、特に原稿を走
査した反射光で感光体に静電潜像を形成してトリミング
などの画像編集を行う電子複写機に関する。
(従来技術) 画像編集が行える複写機としては、大別して2種類のも
のが知られている。第1のものは、画像編集を行うため
のエディタに原稿を載せて入力ペンでトリミングやマス
キングなどの位置指定を行った後、原稿を原稿台に移し
て複写プロセスを実行するようにしたものである。
第2のものは、原稿台上に原稿を上向きに載せ、その上
にさらに座標入りの透明シートを載置し、その透明シー
トを通して原稿の座標を知り、それをキー入力し、その
後、原稿を裏返して複写プロセスを実行するようにした
ものである。
(発明が解決しようとする問題点) 第1の従来技術では、編集を行うためのエディタなどの
ような編集専用装置を必要とするので、装置が高価にな
るとともに、装置を設置するには広いスペースを必要と
した。
第2の従来技術では、原稿の座標を読んでキーによって
編集位置を指定するので、操作が非常に煩雑であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、編集のための位
置指定が簡単な操作で行える、編集機能付電子複写機を
提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、不特定な場所にて原稿を編集できる編集機
能付電子複写機であって、編集モードに入るときに操作
する編集キーと、前記編集キーが操作された後にX座標
を指定するX座標キーと、前記編集キーが操作された後
にY座標を指定するY座標キーとが設けられ、原稿上の
任意の位置を移動させて編集すべき原稿の位置を指定す
る位置指定手段、前記編集キーが操作されることにより
前記位置指定手段の移動量に基づいた移動量データの測
定を開始するための移動量データ測定開始手段、および
前記座標キーが操作されたことによりそれまでに測定さ
れた移動量データを座標として指定し、その指定された
座標に基づき複写画像を形成する画像形成手段を備え
る、編集機能付電子複写機である。
(作用) 原稿の原稿面上を位置指定手段を移動させることによっ
て、編集すべき原稿の位置、たとえばトリミングなどの
原稿面部分が指定される。すなわち、位置指定手段は原
稿上を移動し、スイッチないしキーが操作されると、位
置データ発生手段がその移動量に応じた位置データを発
生する。その後、原稿を載置して複写ボタンを操作する
と、画像形成手段で位置データ発生手段からの位置デー
タに基づいて、その位置データに応じて編集(トリミン
グ,センタリングなど)された複写画像が形成される。
(発明の効果) この発明によれば、原稿がどんな場所にあっても位置指
定を行えるので、前述の第1の従来技術とは異なり、エ
ディタなどのような編集専用の原稿載置台を必要とせ
ず、編集作業が一定場所だけに限定されることもない。
また、この発明によれば、少なくとも3種類のキーが設
けられた位置指定手段を操作するだけで、編集すべき原
稿の位置を指定できるので、第2の従来技術のようにキ
ー入力(数値入力)するのに比べて、その位置指定のた
めの操作が非常に簡単である。更に、電子複写機本体の
操作部であるキー群を操作しなくても編集作業が行える
という優れた効果を奏する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例の電子複写機の全体外観図
である。電子複写機10は本体12を含み、この本体12の上
面には、原稿台14が設けられる。この原稿台14は、左右
に移動可能に本体12に支持される。そして、この原稿台
14はたとえば透明ガラス板16を含み、その上には原稿カ
バー18が上方に開閉可能に装着される。長方形の透明ガ
ラス板16には、載置された原稿の位置決めを行うための
L字型の位置決め板20が設けられる。
本体12の上面手前には、操作パネル24が形成される。こ
の操作パネル24には、キー群26,スタートキー28および
表示パネル30が形成される。キー群26は、たとえばコピ
ー枚数を設定するために利用される。スタートキー28は
コピースタートを指令するために利用される。表示パネ
ル30は、キー群26で設定された所望のコピー枚数を表示
したり、複写機の状態、たとえば“コピーできます”な
どを表示する。
本体12の一方端側には、給紙カセット32を装脱自在に装
着するための給紙部が形成され、他方端側には排紙トレ
イ34を含む排紙部が形成される。
さらに、編集のための位置指定を行うマウス36が、1本
の伸縮コード38によって、本体12と接続される。すなわ
ち、原稿面が上向きに載置された原稿40上を、マウス36
を移動させて、編集のための位置指定を行う。そして、
マウス36によって編集のための位置指定を終えた原稿40
は、複写すべき原稿面が下方に向くように裏返されて透
明ガラス板16上に載置し直される。
その後、原稿カバー18を閉じた後スタートキー28が操作
されると、給紙カセット32から供給された転写紙に編集
された複写画像が記録されて、排紙トレイ34上に排出さ
れる。
次に、第2図を参照して、電子複写機10の内部構造につ
いて詳細に説明する。本体12の上面には、前述のよう
に、透明ガラス板16を含む原稿台14および原稿カバー18
が開閉可能に装着される。この本体12の上面、すなわち
透明ガラス板16の下方にはスリットが形成される。この
スリットに関連して、本体12内にはたとえばハロゲンラ
ンプのような光源42が固定的に設けられる。光源42に関
連して、断面が楕円形の反射鏡が設けられる。光源42か
らの光は、反射鏡によって反射されて、透明ガラス板16
上に載せられた原稿に照射される。したがって、原稿台
14が矢印方向に移動されることに応じて、原稿が前述の
スリットを介して光源42からの光を受けてそれを反射す
る。原稿からの反射光すなわち原稿像は、スリットの下
方に固定的に設けられた短焦点レンズアレイ44を通して
感光体ドラム46上に投影されて結像される。この短焦点
レンズアレイ44は、多数のロッドレンズを密接配列した
集束性光伝導体からなる。なお、このような短焦点レン
ズアレイ44は、他のプラスチックレンズアレイや凸レン
ズに代えてもよいことは勿論である。
感光体ドラム46が本体12のほぼ中央部に配置され、駆動
源(図示せず)によって原稿台14の移動に同期して矢印
方向(時計方向)に回転される。この感光体ドラム46
は、導電性サブストレートおよびその上に積層的に形成
されたアモルファスシリコンなどからなる光導電層を含
む。
短焦点レンズアレイ44よりも感光体ドラム46の回転方向
上流側には、感光体ドラム46を均一にプラス帯電(約60
0V)するための帯電用コロトロン47が固定的に取り付け
られる。この帯電用コロトロン47,光源42,短焦点レンズ
アレイ44および原稿台14上に載置された原稿によって、
感光体ドラム46に原稿の静電潜像が形成される。
感光体ドラム46の周側面近傍の短焦点レンズアレイ44よ
りも下流側には、上述のマウス36(第1図参照)の信号
に基づいて不要な静電潜像を消去するための部分イレー
スランプすなわちLEDアレイ48が設けられる。
LEDアレイ48の下流側には、静電潜像をトナーによて現
像するための現像装置56が設けられる。この現像装置56
には、トナーとキャリアとの混合物が収納される。この
混合物は、マグネットローラ57によって、感光体ドラム
46に向けて飛翔される。このとき、マグネットローラ57
の感光体ドラム46と対峙する部分には、混合物の穂立が
形成される。この穂立が感光体ドラム46に接触すること
によって、マイナス帯電されたトナーがプラス電荷によ
って形成された静電潜像に付着する。このようにして、
感光体ドラム46上に形成された静電潜像が現像装置56に
よってトナー像として現像される。
本体12の一端側に挿脱自在に装着された給紙カセット32
内には、記録用紙58が積層的に収納される。給紙カセッ
ト32の底部には、その上に記録用紙58を載置するための
支持プレート60が上下方向に揺動自在に設けられる。支
持プレート60の下部には、開口62が形成される。この開
口62には、その基端が本体12の内底部に揺動自在に装着
された押上レバー64の自由端が挿通される。この押上レ
バー64に関連して、押上レバー64を時計方向に回転付勢
するためのばね(図示せず)が設けられる。支持プレー
ト60は、この押上レバー64によって上方に押し上げられ
る。したがって、給紙カセット32内に積層的に収納され
た記録用紙58が押上レバー64によって押し上げられ、最
上部の記録用紙58が給紙ローラ66に接触して取り込まれ
る。なお、必要に応じて、給紙カセット32に関連して紙
サイズ検知器68が設けられる。
給紙ローラ66の後方には、レジスタローラ70が設けられ
る。このレジスタローラ70によって給紙カセット32から
送られた記録用紙58が一旦停止され、その後原稿台14の
移動と同期して、感光体ドラム46の方向へ給送される。
感光体ドラム46の周側面近傍であって、レジスタローラ
70から記録用紙58が供給される位置には、現像装置56に
よって現像されたトナー像を記録用紙58に転写するため
の転写用コロトロン72が設けられる。この転写用コロト
ロン72と一体的に、分離用コロトロン74が設けられる。
この分離用コロトロン74は、感光体ドラム46上に形成さ
れたトナー像の転写された記録用紙58が感光体ドラム46
上の残留電荷によって吸着されるのを防止するために、
転写後の記録用紙58に交流コロナ放電を与えてその電荷
を中和させる。
分離用コロトロン74の下流側には、トナー像の転写され
た記録用紙58を搬送するためのバキュームコンベア76が
設けられる。このバキュームコンベア76によって、記録
用紙58が定着装置78の方向に向けて搬送される。
定着装置78はヒータ80を内蔵した加熱ローラ82、および
加熱ローラ82に圧接される加圧ローラ84によって構成さ
れる。トナー像の転写された記録用紙58が加熱ローラ82
と加圧ローラ84との間に挿入されることによって、加熱
および加圧されて、トナー像の定着が行われる。この定
着装置78の下流側には、定着後の記録用紙58を排紙トレ
イ上に排出するための排紙ローラ86が設けられる。
前述のバキュームコンベア76の上方でありかつ感光体ド
ラム46の周側面近傍には、クリーニング装置88が設けら
れる。このクリーニング装置88は、記録用紙58に転写さ
れずに感光体ドラム46上に残留しているトナーを除去す
るものである。このクリーニング装置88には、感光体ド
ラム46上の残留トナーをかきとるためのブレード90およ
びブレード90によってかきとられたトナーを排トナー容
器92に搬送するためのスクリューコンベア94が含まれ
る。
前述の定着装置78の上方には、原稿台14,感光体ドラム4
6およびバキュームコンベア76などをクラッチを介して
ベルト駆動するためのメインモータ96が設けられる。
メインモータ96の左側部には、複写機全体の動作を制御
するための制御部98が設けられる。この制御部98には、
後述のたとえば第8図に示すような制御システムに必要
な種々のコンポーネントが収納されている。
ここで、第3図および第4図を参照してこのLEDアレイ4
8について説明する。LEDアレイ48は、第3図に示すよう
に、たとえば64個のLED素子50,50,…を横方向に密接配
列した棒状のユニットを含む。そして、このLEDアレイ4
8には、さらに、各々のLED素子50の点滅を制御するため
のドライバIC52,LED素子50への供給電圧を調整するため
の抵抗アレイ54およびコネクタ56が設けられる。LED素
子50,ドライバIC52および抵抗アレイ54は第4図に示す
ように接続される。
LED素子50,50,…は、ドライバIC52の入力端子SIN,CLOCK
およびLATCHに供給されるパルスによって、点灯が制御
される。感光体ドラム46のその部分の電荷を除去するた
めに所望のLED素子50を点灯させるときには、点灯させ
るべきLED素子50が接続されているドライバIC52の出力
端子がローレベルになるように、その入力端子SINから
制御パルスをクロックパルスに同期させて与える。そし
て、入力端子LATCHからラッチパルスを供給すると、点
灯すべきLED素子50が接続されたドライバIC52の出力端
子はローレベルが保持されるためLED素子50は点灯状態
を維持する。
LED素子50を64個すべて点灯するときには、入力端子SIN
から供給する制御パルスを64個分すべてローレベルにし
て、ラッチパルスですべてのローレベルを保持させれば
よい。
また、後述するマスキングのときには、マスキングすべ
き2点間のLED素子50が所定時間点灯され、トリミング
のときには2点間のみLED素子50が消灯されてその外側
のLED素子50が点灯されることになる。なお、このよう
なLED素子50の点灯/消灯は、前述のマウス36(第1
図)によって得られたY座標のデータを64個のLED素子
の位置データに換算することによって制御される。
次に、第5図を参照して、本体12に伸縮コード38によっ
て接続されたマウス36について説明する。マウス36は、
片手で把持ないし操作可能な箱状のケース100を含み、
このケース100内に必要な部品が収納されている。
ケース100の側面の突出部の一部には、前述の原稿40
(第1図)の位置決めポイントを上方から目視するため
の孔102が設けられる。また、ケース100の内部にも、孔
103が設けられる。ケース100の内部には、ロータリエン
コーダ106が設けられる。ロータリエンコーダ106には、
第6図に示すように、回転軸108に固着されたスリット
円板110が内蔵されている。スリット円板110の両側に
は、光を照射するための発光素子112と、この発光素子1
12の光をスリットを通して受光するための受光素子114
とが設けられる。
ロータリエンコーダ106の回転軸108には、その周側面の
一部がケース100の下面から突出するゴムローラ116が固
着される。ゴムローラ116は、編集を行うとき原稿40上
を転動され、その転動距離に応じた回転をスリット円板
110に与えるものである。上述のロータリエンコーダ106
の右側には、ゴムローラ116と同様にその周側面の一部
がケース100の下方に突出して回転される補助ローラ118
が設けられる。補助ローラ118は、編集を行うときマウ
ス36が原稿40上を直進できるように、ゴムローラ116と
協働してその移動方向を規制するものである。
マウス36を原稿40上で移動させた距離は、ゴムローラ11
6によってスリット円板110の回転に変換される。スリッ
ト円板110はその回転に応じて発光素子112の光を一定間
隔で遮るため、受光素子114からはその回転速度に応じ
た周波数の電圧信号が出力される。この受光素子114か
らの電圧信号が電圧比較器120で整形されてパルスに変
換され、コネクタ122および伸縮コード38を介して本体1
2の制御部98に与えられる。
マウス36のケース100の上面には、第7図に示すよう
に、各種の操作キー124〜130およびそれらのキーが操作
されたことを示すLED124a〜132bが設けられる。編集キ
ー124は、マウス36を用いて原稿40の編集を行うときに
使用される。編集キー124が操作されると、LED124aが点
灯する。編集キー124を操作した後に操作されるトリミ
ング/マスキングキー126および移動キー128は、マウス
36をどのモードで使用するかを選択するためのキーであ
る。トリミング/マスキングキー126および移動キー128
の上部には、それぞれ対応のキーが操作されたことを示
すLED126a〜128aが設けられる。したがって、たとえば
マウス36をマスキングモードで使用したいのであれば、
編集キー124を操作した後、トリミング/マスキングキ
ー126を2回操作すると、LED126aが点灯する。
トリミング/マスキングキー126および移動キー128の下
方には、それぞれ編集のX座標およびY座標を設定する
ためのXキー130およびYキー132が設けられる。編集キ
ー124の下方には、Xキー130およびYキー132によっ
て、4点のそれぞれのX座標およびY座標が設定された
ことを示す4個のLED130a,130b,132aおよび132bが設け
られる。LED130a〜132bは、マウス36をトリミングまた
はマスキングモードで使用しているとき点灯する。この
実施例では、トリミングまたはマスキングされるべき領
域は4点を対角点とする四辺形で指定する。そして、X
座標のX1およびX2が入力されたときにはLED130aおよび1
32aが、Y座標のY1およびY2が入力されたときにはLED13
0bおよび132bが、それぞれ点灯される。
移動モードにするときは、まず、編集キー124を操作
し、次いで移動キー128を操作してLED128aの点灯を確認
した後、マウス36を所望の位置へ移動させてXキー130
を押し、移動点まで達すると、押し続けていたXキー13
0を離せばよい。そうすると、LED130a〜130bが点灯し
て、マウス36の移動に応じた移動のための座標データが
設定される。
トリミングまたはマスキングモードと移動モードとを併
用する場合には、トリミングまたはマスキングモードの
領域を指定した後に、移動キー128によって移動モード
を動作させる。このとき、LED130a〜132bは、トリミン
グまたはマスキングモードの設定によってすでに点灯し
ているから移動キー128を操作した後Xキー130を操作し
ても点灯に変化はない。
操作するキーを間違えたとき、たとえば移動モードで使
用したいのにトリミング/マスキングキー126を操作し
たときは、編集キー124を再び操作してマウス36の機能
をクリアする。編集キー124を2回操作すると、マウス3
6は初期状態すなわち原稿を編集しない状態に戻る。X
キー130およびYキー132の操作を間違えた場合も同様に
編集キー124を操作して最初からやり直せばよい。
第8図はこの実施例の制御システムの一例を示すブロッ
ク図である。制御システムには、マイクロコンピュータ
134が含まれる。このマイクロコンピュータ134は、編集
のための制御だけでなく電子複写機全体の動作を制御す
る。マイクロコンピュータ134には、詳細は図示しない
が、CPUと、このCPUに接続され制御用プログラムなどを
格納しておくためのROMと、CPUによる制御の際にデータ
の一時格納を行いかつ制御に必要な種々のフラグのため
の領域,タイマ領域およびLEDアレイ48(第3図参照)
のためのテーブルを有するRAMとが含まれる。
マイクロコンピュータ134の入力ポートには、1本の伸
縮コード38を介して、マウス36が接続される。伸縮コー
ド38内には3つの信号線が含まれ、それぞれの信号線を
通して、マイクロコンピュータ134には、電圧比較器120
からのパルス(パルス列)およびマウス36に含まれるキ
ーマトリクス138のデータが入力される。
さらに、マイクロコンピュータ134には、本体12のキー
マトリクス140のデータおよび紙サイズセン68(第2
図)などを含むセンサ回路142の出力が入力される。
マイクロコンピュータ134には増幅器144が接続され、こ
の増幅器144の出力端子にはマウス36が移動しているこ
とをオペレータに知らせるブザーのような発音体146が
接続される。すなわち、編集のときマウス36を移動させ
ると、ゴムローラ116が回転して電圧比較器120からの与
えられるパルスに応答してマイクロコンピュータ134か
ら発音体駆動信号が出力される。増幅器144では、この
信号を増幅して発音体146を駆動し、それによってオペ
レータにマウス36が移動していることを音によって知ら
せる。
また、マイクロコンピュータ134の出力ポートには、編
集によって不要になった静電潜像を消去するための部分
イレースランプすなわちLEDアレイ48が接続される。こ
のLEDアレイ48の動作については先に説明した。
次に動作の説明に先立って、第9A図〜第11B図を参照し
て、トリミングモード,マスキングモードおよび移動モ
ードのそれぞれについてその概略を説明する。
トリミングモードでは、第9A図に示すように指定された
4点P1(X1,Y1),P3(X1,Y2),P2(X2,Y2)およびP4(X2,Y1)
を結ぶ矩形の領域148に相当する画像の部分のみを残
し、それ以外の画像を第9B図に示すように消去する。し
たがって、このモードでは、LEDアレイ48に含まれる複
数のLED素子50,50,…は、この領域148外でのみ点灯され
る。
マスキングモードでは、第10A図に示すように指定され
た4点P1(X1,Y1)およびP3(X1,Y2),P2(X2,Y2)およびP4(X
2,Y1)を結ぶ矩形の領域150に相当する画像の部分のみを
消去し、残余の部分の画像は第10B図に示すようにその
まま残す。したがって、このモードでは、LEDアレイ48
に含まれる複数のLED素子50,50,…は、この領域150内で
のみ点灯される。
移動モードでは、第11A図に示すように、移動する画像
の先端部または後端部の座標P1(X1,Y1)を指定し、その
後Y座標を一定にして移動する点の座標P4(X2,Y1)を指
定する。そうすると、トナー像が記録用紙に転写される
際にX座標の位置X1はX2に移動して、第11B図に示すよ
うな画像が形成される。すなわち、このモードではLED
アレイ48は用いずに、後述するように、座標データによ
って、給紙タイミングを制御する。
次に、複写動作に入る前に編集の操作ないし動作につい
て、第15図のカウントルーチンを説明する。このカウン
トルーチンは、割り込みルーチンであって、マイクロコ
ンピュータ134の内部タイマにより、一定周期で実行さ
れるものであり、編集の位置指定のデータをRAMにセッ
トする。
編集を行うとき、その原稿面が上向きになるように原稿
20を載置する。これは、第1図に示す原稿台16上でもよ
いが、全く違う場所に載置してもよい。要は、その上を
マウス36が移動できればよい。その後、第12図に示すよ
うに、マウス36を手で持ち上げて原稿40の端部に移動さ
せる。そして、編集キー124を操作すると、編集モード
が設定され、LED124aが点灯する。そして、マウス36に
よって、たとえばトリミングあるいはマスキングのため
の領域148の4点の座標P1(X1,Y1),P3(X1,Y2),P2(X2,Y
2)およびP4(X2,Y1)を次のようにして設定する。
まず、第15図の最初のステップS151において、マイクロ
コンピュータ134は、編集キー124が操作されているかど
うかをみて、複写を行おうとする原稿40の編集を行うか
どうか、すなわちトリミングあるいはマスキングを行う
のか、それとも通常の複写を行うだけなのかどうかを判
断する。編集を行うのであれば、LED124aが点灯してお
り、編集を行わない通常の複写であれば、LED124aは点
灯していない。
その後、オペレータはマウス36を第12図に示すように、
X方向またはY方向に移動させる。そうすると、ロータ
リエンコーダ110によるパルスがマイクロコンピュータ1
34に入力される。すなわち、原稿40の端部を検出した
後、オペレータは孔102がP1とP3点とで結ばれる直線P1,
P3を直交して横切るように、マウス36をX方向へ手で移
動させる。マウス36がX方向へ移動したのであれば、マ
イクロコンピュータ134に電圧比較器120からのパルスが
入力される。
このパルスが、ステップS153いおいて、マイクロコンピ
ュータ1345によって検知される。
マイクロコンピュータ134には、図示しない適宜のRAM領
域にカウンタが設けられていて、そこにこのパルスが入
力される。したがって、マイクロコンピュータ134は、
ステップS155において、パルスに応じてカウンタをイン
クリメントする。
オペレータは、その後、マウス36を移動させることによ
り孔102が第12図の直線P1P3上に達したとき、すなわち
範囲指定すべき始点に達するとXキー130を押す。応じ
て、マイクロコンピュータ134は、ステップS157によっ
てそのXキー130(第7図)の操作を検出する。
次のステップS159では、Xキー130を押したときのカウ
ント値、すなわち第12図の点P1のX座標X1に相当するデ
ータがマイクロコンピュータ134のRAMに設けられたXメ
モリに入力される。その後、先のステップS153に戻り、
同様にしてステップS157に進む。
オペレータは、その後、マウス36をさらに移動させ、孔
102が第12図の直線P4P2上に達したとき、すなわち範囲
指定すべき終点に達すると、Xキー130の操作を解除す
る。マイクロコンピュータ134は、ステップS161におい
て、このことを検出する。すなわち、オペレータは、直
線P1P3上でXキー130を押して座標X1を指定した後、押
したまま孔102が直線P4P2を直交して横切るようにマウ
ス36をさらにX方向へ移動させる。そして、孔102が直
線P4P2上に位置したとき、押し続けていたXキー130が
オフする。
ステップS161において、Xキー130がオフされたことを
検出すれば、マイクロコンピュータ134は、次のステッ
プS163において、直線P4P2のX座標X2に相当するデータ
の先のステップS159と同様、RAMに設けられたXメモリ
にセットされ、LED130bが点灯する。したがって、この
一連の操作で、編集したい範囲を表す4点P1〜P4のX座
標の位置X1およびX2が設定されたことになる。
次のステップS165では、次のY方向の移動すなわちY座
標の入力のためにカウンタがクリアされる。
Y座標のY1およびY2をセットするときも、まず、マウス
36を第12図の点線で示すように配置して、X座標を設定
したと同様、孔102を原稿40の端部に配置させる。
オペレータは、原稿40の端部を検出した後、孔102が直
線P3P2に直交するようにマウス36をY方向へ手で移動さ
せる。孔102が直線P3P2上へ位置したとき、Yキー132
(第7図)を押すと、ステップS159において、RAMに設
けられたYメモリに点P2またはP3のY座標Y1のデータが
セットされる。その後、直線P1P4に達したとき、Yキー
132をオフすると、X座標X2をセットしたときと同様に
して、点P1またはP4のY座標Y2がセットされる。このY
座標Y2のデータも、ステップS163において、Yメモリに
セットされる。
このようにして、4点P1(X1,Y1),P3(X1,Y2),P2(X2,Y2)
およびP4(X2,Y1)が設定されると、LED130a〜132bの全て
が点灯するとともに、マイクロコンピュータ134に第12
図に示す領域148が設定される。
次に、第8図を参照して、第13A図,第13B図および第14
図に示すフロー図に基づいて、この実施例の操作ないし
動作について説明する。
編集のための位置指定が終わると、原稿台16上に原稿40
をその右下の角が位置決め板20の角と一致するように原
稿40を載置する。その後、原稿カバー18を閉じてスター
トキー28を操作して複写動作に入る。
スタートキー28が操作されると、第13A図の最初のステ
ップS11において、原稿台14や感光体ドラム46などを駆
動するためのメインモータ96がオンされる。メインモー
タ96の回転が安定すると、すなわちメインモータ96のオ
ンから1secが経過すると、クリーニング装置88のソレノ
イドがオンされてブレード90の先端部が感光体ドラム46
に当接される。ソレノイドのオンから所定時間経過する
と、すなわち電源に同時に負荷がかからないようにたと
えば100msecが経過すると、次のステップS13に進む。
ステップS13では、マイクロコンピュータ134は、センサ
回路142(第8図)からの信号をみて、原稿台14がホー
ムポジションにあるかどうか、すなわち原稿台14の右端
が本体12の左側に位置しているかどうかを判断する。原
稿台14がホームポジションにあれば、次のステップS17
に進み、なければステップS15において、原稿台14をホ
ームポジションに移動させるためのリターンクラッチ
(図示せず)をオンして、原稿台14をホームポジション
に戻す。このリターンクラッチのオフは、後述する割り
込み処理によって行われる。
ステップS17では、転写コロトロン72がオンされる。こ
の転写コロトロン72のオンの後、プロセスは次のステッ
プS19に進む。ステップS19では、手差しコピーかどう
か、すなわち給紙カセット32からではなく手差しによっ
て記録用紙58が供給されるのかどうかが判断される。手
差しコピーであれば、次のステップS21に進み、先のス
テップS11でオンしたクリーニング装置88のソレノイド
がオフされる。もし、手差しコピーでなければ、ステッ
プS21を経由することなくステップS23に進む。
次のステップS23では、まず給紙クラッチがオンされ、
給紙ローラ66が回転を開始して記録用紙58がレジスタロ
ーラ70に向けて搬送される。それとともにクリーニング
装置88のソレノイドがオフされる。ソレノイドのオフ
は、先のステップS19において手差しコピーの場合、す
なわちステップS21を経由した場合、2回行われること
になるがオフ信号が供給されるだけであるからソレノイ
ドには何等変化はない。ソレノイドのオフから200msec
経過後、次のステップS25に進む。この200msecの時間
は、給紙クラッチをオンして記録用紙58を搬送したとき
のJAMを判断する時間である。
ステップS25では、原稿台14がホームポジションかどう
かが判断され、ホームポジションになれば、次のステッ
プS27に進む。
ステップS27では、マイクロコンピュータ134は、マウス
36によって移動モードによる画像の右移動が指定された
かどうかを判断する。すなわち、マウス36の編集キー12
4(第7図)が操作された後、移動キー128およびXキー
130によって画像が右に移動するように設定されたかど
うかが判断される。画像が右に移動するように設定され
たのであれば、ステップS29に進み、画像の右移動が設
定されていないのであればステップS51に進む。
ステップS29では、1枚目のコピーかどうかが判断され
る。1枚目のコピーであれば、ステップS31に進み、1
枚目のコピーでなければ、すなわち2枚目以降のコピー
であればステップS45に進む。
ステップS31では、300msec経過後、原稿台14を走査させ
るためのフィードクラッチ(図示せず)がオンされる。
次のステップS33では、原稿台14がイメージポジション
に位置したかどうかを判断する。イメージポジション、
すなわち原稿40の像を感光体ドラム46上に静電潜像とし
て形成し始めるための原稿台の位置を判断する。イメー
ジポジションでなければ、次のステップS35でホームポ
ジションからイメージポジションまでの時間がカウンタ
によってカウントされる。イメージポジションになれ
ば、次のステップS37に進む。ステップS37では、フィー
ドクラッチがオフされ、それから200msec後に、原稿台1
4のリターンクラッチがオンされる。
このように、右移動が設定され、しかも1枚目コピーの
場合には、ホームポジションからイメージポジションま
での時間が1枚目では不明であるため、複写に入る前
に、原稿台14を動かして、その時間を測る必要がある。
次いでステップS39では、原稿台14がホームポジション
まで戻ったかどうかを判断する。ホームポジションまで
戻れば、次のステップS41に進み、ステップS41におい
て、画像を右に移動する時間が先のステップS35でカウ
ントした時間と1020msecとを加えたものより大きいかど
うかが判断される。この1020msecは、後述するステップ
S51で設定される200msec,ステップS53の後の300msec,ス
テップS55で設定される100msecおよびステップS71で設
定される420msecを合計したものである。すなわち、画
像を右移動させるためには記録用紙の送りを、潜像形成
より先行させる必要があるが、この先行させる時間が、
本来の紙送りの開始時間すなわちステップS75における
レジスタクラッチオンのタイミングまでの時間よりも長
いかどうかを判断する。
画像の移動時間が先のステップS35でカウントされた値
と1020msecとの和より大きい場合は次のステップS43を
経てレジストクラッチがオンされ、ステップS44でタイ
ミング調整をした後ステップS49に進む。ステップS41で
“NO"と判断された場合はステップS47に進み、その時間
差をレジストクラッチオンタイマ(図示せず)にセット
する。このように、移動時間がイメージポジションカウ
ンタの時間+1020msecより短い場合には、その時間差を
RAM内のタイマにセットし、後述の割り込みルーチンで
そのタイマをカウントして、もしタイマがカウントアッ
プすれば、その時点でレジストクラッチをオンさせるよ
うにしている。
一方、先のステップS29で1枚目のコピーでないと判断
されれば、ステップS31からS41までで計測すべき時間
(タイミング)は、すでに1枚目のコピーによって求め
られている。したがってステップS45では、画像の移動
時間がステップS35でカウントされた時間と720msecとを
加えたものより大きいかどうかを判断する。この720mse
cは、ステップS41の1020msecからステップS53の後に設
定される原稿台14の方向変換のために必要な時間300mse
cを引いたものであり、本来の給紙タイミングより早め
に(先行して)レジストローラクラッチをオンさせるべ
き時間である。ステップS45で移動時間がステップS35で
カウントされた時間と720msecとを加えたものより大き
い場合は、ステップS43に進み、小さい場合は先のステ
ップS47に進む。したがって、ステップS45で“NO"と判
断された場合、すなわち移動時間が短い場合には、先の
ステップS41での“NO"のときと同じように、以後のタイ
ミングは割り込みルーチンで判断させることとした。
ステップS49では、LED素子50がすべて点灯するように、
LEDアレイ48がオンされる。すなわち、マイクロコンピ
ュータ134はLEDアレイ48に対して、“全点灯”のための
信号を与える。画像を右に移動する場合、原稿40の左側
の像たとえば位置決め板20などの像が感光体ドラム46上
に形成されるのを防ぐために、すなわち、不要な静電潜
像を消すために、ここでLEDアレイ48を全点灯するので
ある。
その後、ステップS51では、原稿40に光を照射する(露
光する)ための光源42がオンされ、光源42の立ち上がり
が遅いので200msecの時間の後、次のステップS53に進
み、ステップS53では先のステップS29と同様1枚目のコ
ピーかどうかを判断する。1枚目のコピーであれば、先
のステップS51でオンした光源42の立ち上がりが遅いの
で、さらに300msecの安定時間の経過後、ステップS55に
進む。
ステップS55では、帯電用コロトロン48がオンされると
ともに、フィードクラッチがオンされる。
次のステップS57では、原稿台14がイメージポジション
までフィードされたかどうかを判断する。イメージポジ
ションまでに達していなければ、次のステップS59でホ
ームポジションからイメージポジションまでの時間がカ
ウントされる。連続コピーのときは、このステップS59
でカウントされたデータが画像の右移動のためのイメー
ジポジションデータとして使用される。ステップS57で
イメージポジションに達したと判断されれば、プロセス
は次のステップS61に進む。
ステップS61では、マイクロコンピュータ134は、マウス
36からの信号をみてトリミングモードが設定されている
かどうかを判断する。トリミングモードであるときは、
マウス36では、トリミング/マスキングキー126が操作
されてLED126aが点灯しているので、マイクロコンピュ
ータ134は、その状態をチェックして判断すればよい。
ステップS61でトリミングモードでないと判断されれ
ば、次のステップS63で、先のステップS49でオンしたLE
Dアレイ48がオフないし消灯される。トリミングモード
であると判断されれば、ステップS65に進み、一方LEDア
レイ48のオンすなわち全点灯はそのまま維持される。
ステップS67では、マイクロコンピュータ134は、マウス
36からの信号をみて、マスキングモードが設定されてい
るかどうかを判断する。マスキングモードであれば、マ
ウス36では、トリミング/マスキングキー126が操作さ
れてLED126bが点灯しているので、マイクロコンピュー
タ134はその状態にあるかどうかを判断すればよい。マ
スキングモードと判断されれば、次のステップS69に進
む。
ステップS69ではマウス36で設定されたトリミングまた
はマスキングのための点P1,P3,P2およびP4のX座標の位
置がチェックされる。具体的には、前述の割り込みルー
チンで、X座標検出開始が判断された後、その割り込み
ルーチンで検出される。そして、ステップS71では、原
稿台14がフィードを終了するまでの時間がカウントされ
る。その後、通常の場合の給紙タイミングに相当する42
0msecの時間経過の後、次のステップS73へ進む。
ステップS73では、先のステップS27と同様画像が右に移
動かどうかを判断する。右に移動であれば、先のステッ
プS43ですでにレジストクラッチをオンしてレジスタロ
ーラ70を駆動しているので、レジスタローラ70の駆動を
判断してステップS77に進む。
画像の右移動でないと判断すれば、すなわち画像を左に
移動する場合は、次のステップS74で左移動のための時
間をカウントしてからステップS75でレジストクラッチ
をオンする。
ステップS77において、原稿台14がリターン位置までフ
ィードされたことが検出されると、次のステップS79に
進み、リターンクラッチがオンされるとともに、露光光
源42がオフされ、そして、さらに先のステップS49でオ
ンされたLEDアレイ48が消灯される。
その後のステップS81(第13B図)では、マイクロコンピ
ュータ134は枚数カウンタをみて、連続コピーかどうか
を判断する。連続コピーであれば、次のステップS83で
給紙センサをオフした後、先のステップS23に戻る。す
なわち、2枚目以降のコピーについてはこのステップS2
3からそのプロセスがスタートされることになる。
ステップS81で連続コピーでないと判断されれば、ステ
ップS85に進み、先のステップS79でオンしたりリターン
クラッチをオフする。その後、感光体ドラム46上の静電
潜像が記録用紙58に転写される時間、たとえば200msec
の後帯電用コロトロン72はオフされる。そして、ステッ
プS87に進み、ステップS87では、排紙センサが記録用紙
58の排紙によってオンされたことを検出して次のステッ
プS89に進む。ステップS89では、記録用紙58を排出する
ために必要な時間200msecの後、メインモータ96をオフ
する。そして複写機は待機状態になる。
次に、第14図を参照して、この実施例の割り込みルーチ
ンについて説明する。この割り込みルーチンはマイクロ
コンピュータ134の内部タイマにより、一定周期で呼び
出されるものである。この割り込みルーチンでは、主と
して、移動モードの際のレジストクラッチのオンタイミ
ングを決定するとともに、トリミングあるいはマスキン
グモードにおけるLEDアレイ48の点灯位置およびタイミ
ングを制御する。
最初のステップS101においては、マイクロコンピュータ
134は、先の第13A図のステップS13と同様に、原稿台14
がホームポジションにあるかどうかを判断する。もしホ
ームポジションでなければ、そのままステップS105に進
むが、もしホームポジションにあれば、ステップS103に
おいてリターンクラッチをオフした後、ステップS105に
進む。
ステップS105では、給紙センサがオンしているかどう
か、すなわち、レジスタローラ70まで記録用紙58が搬送
されたかどうかを判断する。そして、記録用紙58の搬送
が確認されると、次のステップS107において、給紙クラ
ッチがオフされる。その後ステップS111に進む。もし先
行の記録用紙が搬送されていれば、給紙センサはオフさ
れているので、マイクロコンピュータ134は、次のステ
ップS109においてレジストクラッチをオフした後、ステ
ップS111に進む。
ステップS111では、マウス36によって画像の右移動が設
定された場合、ステップS47において移動時間と静電潜
像の開始タイミングとの時間差がRAMのタイマにセット
されたかどうかを判断する。このステップS111において
“YES"と判断されれば、マイクロコンピュータ134は続
くステップS113において、そのオンタイマがタイムアッ
プしたかどうかを判断する。そして、何回かの割り込み
ルーチンを経て、レジストクラッチオンタイマがタイム
アップすると、ステップS115において、マイクロコンピ
ュータ134は、レジストクラッチをオンする。すなわ
ち、この時点で、画像の右移動のための給紙タイミング
が決定される。
次のステップS117においては、マイクロコンピュータ13
4は、トリミングモードあるいはマスキングモードが設
定され、LEDアレイ48の制御のためのX座標の検出が開
始されたかどうかを判断する。これは、ステップS69
(第13A図)においてたとえばフラグを設定し、マイク
ロコンピュータ134がそのフラグがセットされているか
どうかを検出することによって、判断することができ
る。
X座標検出開始が判断されると、次のステップS119にお
いて、マイクロコンピュータ134は、トリミングあるい
はマスキングすべき領域(点P1,P3,P2およびP4で指定さ
れる)の直線P1P3で規定される一辺が部分イレースラン
プすなわちLEDアレイ48の直下に達したかどうかを判断
する。そして、トリミングあるいはマスキングすべき領
域がこのLEDアレイ48に達すると、マイクロコンピュー
タ134は、トリミングモードではその領域の範囲外のす
べてのLED素子50を点灯するように、またマスキングモ
ードではその領域内のすべてのLED素子50を点灯するよ
うに、LEDアレイ48に信号を与える。それによって、ス
テップS123において、トリミングあるいはマスキングに
必要なLEDアレイ48のLED素子50が部分的に選択的に点灯
される。
ステップS119において、“NO"と判断されると、マイク
ロコンピュータ134は、続くステップS121において、ト
リミングあるいはマスキングすべき領域の直線P4P2で規
定される一辺がLEDアレイ48の直下に達したかどうかを
判断する。そして、このステップS121において、そのこ
とを検出すると、プロセスは次のステップS125に進む。
ステップS125では、マイクロコンピュータ134は、トリ
ミングモードかあるいはマスキングモードかを判断す
る。トリミングモードであれば、ステップS127におい
て、その後LEDアレイ48のすべてのLED素子50を点灯させ
る。逆に、マスキングモードであれば、ステップS123に
おいて部分的に点灯されていたLEDアレイ48のLED素子50
をすべて消灯する。この2つのステップS127またはS129
が実行された後、マイクロコンピュータ134は、ステッ
プS131において、X座標の検出を完了する。
その後のステップS133において、マイクロコンピュータ
134は、先のステップS71で開始された原稿台14をリター
ンさせるべき位置のカウントが開始されたかどうかを判
断する。そして、ステップS135において、原稿の原稿台
の移動方向の長さ(余裕分を含んで)だけ原稿台をフィ
ードするのに必要な時間をカウントし、原稿台14がリタ
ーンされるべき位置に達したかどうかを判断する。そし
て、このステップS135において“YES"と判断されると、
マイクロコンピュータ134は、次のステップS137におい
てフィードクラッチをオフするとともに、次のステップ
S139においてフィード位置のカウントを終了する。
その後のステップS141において、マイクロコンピュータ
134は、マウス36からの信号に基づいて、画像の左移動
モードが設定されているかどうかを判断する。もし左移
動モードが設定されていると、次のステップS143におい
て、その左移動のために不要な静電潜像を消去するため
に、LEDアレイ48を全点灯するとともに、ステップS145
において帯電用コロトロン47(第2図)をオフして、そ
れ以後感光体ドラム46への帯電を行わせないようにす
る。ステップS145が実行された後、先のステップS133お
よびS135においてそれぞれ“NO"と判断されたときと同
様に、プロセスは第13A図および第13B図に示すメインル
ーチンにリターンする。
このように、上述の実施例によれば、トリミングモード
あるいはマスキングモードでは、マウス36によって設定
した4点P1,P3,P2およびP4によって規定される領域に対
応して、LEDアレイ(部分イレースランプ)48の点灯領
域ないし範囲を制御する。また移動モードが設定される
と、マイクロコンピュータ134は、マウス36から入力さ
れた位置データに基づいて、イメージポジションと給紙
タイミングとの移動量に応じたずれを制御する。
なお、上述の実施例では、Xキー130およびYキー132を
マウス36に設けた。しかしながらこれらキー130および1
32などは、それ以外の箇所たとえば本体側に設けられて
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例としての電子複写機の一例
を示す全体外観図である。 第2図は第1図実施例の内部構造を説明するための断面
図解図である。 第3図はこの実施例のLEDアレイの斜視図である。 第4図はLEDアレイの回路図である。 第5図は実施例のマウスを示す構造図解図である。 第6図はマウスのパルス発生機構を説明するための図解
図である。 第7図はマウスの上面に設けられたキー配列の一例を示
す図解図である。 第8図はこの実施例の制御システムの一例を示すブロッ
ク図である。 第9A図および第9B図はトリミングモードを説明するため
の図解図である。 第10A図および第10B図はマスキングモードを説明するた
めの図解図である。 第11A図および第11B図は移動モードを説明するための図
解図である。 第12図はマウスで編集を行うときの操作を説明するため
の原稿の図である。 第13A図および第13B図はこの実施例の動作を説明するた
めのフロー図である。 第14図はこの実施例の割り込みルーチンを説明するため
のフロー図である。 第15図はこのカウントルーチンを説明するためのフロー
図である。 図において、14は原稿台、36はマウス、46は感光体ドラ
ム、48はLEDアレイ、50はLED素子、70はレジスタロー
ラ、130はXキー、132はYキー、134はマイクロコンピ
ュータを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高本 雄二郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 谷本 好広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田中 雅幸 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−23133(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不特定な場所にて原稿を編集できる編集機
    能付電子複写機であって、 編集モードに入るときに操作する編集キーと、前記編集
    キーが操作された後にX座標を指定するX座標キーと、
    前記編集キーが操作された後にY座標を指定するY座標
    キーとが設けられ、原稿上の任意の位置を移動させて編
    集すべき原稿の位置を指定する位置指定手段、 前記編集キーが操作されることにより前記位置指定手段
    の移動量に基づいた移動量データの測定を開始するため
    の移動量データ測定開始手段、および 前記座標キーが操作されたことによりそれまでに測定さ
    れた移動量データを座標として指定し、その指定された
    座標に基づき複写画像を形成する画像形成手段を備え
    る、編集機能付電子複写機。
JP61057663A 1986-03-14 1986-03-14 編集機能付電子複写機 Expired - Lifetime JPH0719108B2 (ja)

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