JPH08208038A - 苗箱の自動供給装置 - Google Patents

苗箱の自動供給装置

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JPH08208038A
JPH08208038A JP4135195A JP4135195A JPH08208038A JP H08208038 A JPH08208038 A JP H08208038A JP 4135195 A JP4135195 A JP 4135195A JP 4135195 A JP4135195 A JP 4135195A JP H08208038 A JPH08208038 A JP H08208038A
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seedling
boxes
feeding
seedling boxes
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Shigenori Saito
成徳 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗箱洗浄機用に作られた苗箱の自動供給装置
を、それの繰出口に貯留装置を組付けることで、播種プ
ラントに対して共用させて用いる際の、その貯留装置の
作動を、苗箱の播種プラントに対する供給が途切れのな
い状態で行なえるようにする。 【構成】 苗箱の自動供給装置の繰出口の前面に、その
繰出口から繰出される苗箱の受入路を形成する機枠と、
その機枠と一体または別体に形成して前記受入路に送り
込まれる苗箱を支承する支承台と、前記受入路の前端側
に配位して機枠に設ける制御部材とからなる貯留装置を
装脱自在に組付け、それの支承台の台面を、前記受入路
に受入れる苗箱が三段重ねに重なる高さ位置に設定し、
かつ、制御部材を三段重ねに積層した苗箱の最上位の苗
箱の前縁が衝合する位置に配設し、その制御部材に苗箱
の前縁が衝突する作動により繰出装置の繰出作動を停止
さすよう制御せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機に用いる苗を仕
立てる苗箱を、苗箱洗浄機に対する供給と、田植機用の
苗を仕立てるために苗箱内に床土を装填しその床土に種
籾を播きつける播種プラントに対する供給とに、共用し
て使用できるようにした苗箱の自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】田植機に用いる苗を仕立てる苗箱は、田
植のシーズンを終えたときに、苗箱洗浄機に供給して付
着している泥土を洗い落し、翌シーズンまで収納する。
【0003】そして、田植のシーズンがくると、苗箱を
とり出し、まず、播種プラントに供給して、床土を装填
しその床土に種籾を播付け灌水する。次いで、育苗施設
において、発芽・育苗し、所定の草丈に生長したところ
で、水田の畦畔に運び、そこで、苗箱内から土付苗の状
態で苗を引き抜いて、その苗を田植機に供給し、空にな
った苗箱は回収して、苗箱洗浄機により洗浄して翌シー
ズンに備える。
【0004】この苗箱aを洗浄する苗箱洗浄機Aは、通
常、図1にあるように、箱状に形成した機枠1の前面側
に苗箱aを装入する装入口10を設け後面側にはその苗
箱aを排出する排出口11を開設し、機枠1内には、前
記装入口10から装入される苗箱aを排出口11に向け
て移送する移送路Wと、それの移送方向に苗箱aを強制
的に移動させる移送装置12…を設け、かつ、移送路W
を移動していく苗箱aの内周面と外周面とにそれぞれ摺
接して回転または往復動するブラシ13…と洗浄水を吐
出する散水装置14…を設けることで構成される。
【0005】また、播種プラントBは、図2に示してい
るように、搬送方向に長いコンベア状に形成した架台b
の上面に、苗箱aをそれの長手方向が前記搬送方向に沿
う姿勢として支承し、かつ、その姿勢に保持して搬送方
向移送させる移送台cを設けるとともに、苗箱aを所定
の速度で移動させる移送装置(図示省略)を装設する。
そして、この架台bの上方には、前記移送台c上を移動
していく苗箱a…内に投入する床土を貯留しておく床土
ホッパーdと、そのホッパーdに設けた繰出装置により
苗箱a内に投入された床土の上面に播付ける種籾を貯留
しておく種子ホッパーeと、そのホッパーeに設けた繰
出装置により繰出されて播付けられた種籾の上に覆土す
る土を貯留しておく覆土ホッパーfと、そのホッパーf
に設けた繰出装置で繰出された覆土の上に灌水する灌水
装置g等が、架台bの左端側から、これらの順に並列し
て装設してあって、これにより、架台bの一端側に設け
た供給口hから苗箱a…を供給することで、その苗箱a
…内に床土が投入されて、それに種籾が播付けられ、さ
らに覆土されて灌水された状態となって架台bの他端側
に移動してくるように構成してある。
【0006】また、苗箱の自動供給装置Cは、苗箱洗浄
装置Aに苗箱a…を供給するものについて具体的にいえ
ば、前述の図1にあるように、苗箱洗浄装置Aの苗箱a
の装入口10の手前に配置する架台状の供給台2の台面
の上方に、その台面が床面となる苗箱ホッパー4を、拾
数枚の苗箱a…を多段に積重ねて収容できる大きさに形
成して装架するとともに、その苗箱ホッパー4の前面側
の機壁の下部に、一枚の苗箱aが通過する大きさの繰出
口40を開設し、かつ、前記供給台2の台面には、そこ
に多段に重ねて載架される苗箱a…を、それらの最下段
の苗箱aから一枚づつダルマ落し状に送り出して苗箱ホ
ッパー4の前記繰出口40から苗箱洗浄装置Aの装入口
10に向けて繰り出す繰出装置3を装設することで構成
してあり、これにより、苗箱ホッパー4内に苗箱aを多
段に重ねて装入しておくことで自動的に一枚づつ苗箱洗
浄機Aに供給していくようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】苗箱ホッパー4内に洗
浄しようとする多数枚の苗箱a…を多段に重ねて投入し
ておくことで、順次一枚づつ苗箱aを繰出す苗箱の自動
供給装置Cは、それの繰出口40が、苗箱洗浄機Aの装
入口10と対向するように配置することで、苗箱洗浄機
Aに一枚づつ苗箱aを供給していけるようになり、ま
た、苗箱ホッパー4内に洗浄し終えた苗箱a…を多段に
重ねて装入して、繰出口40が、播種プラントBの苗箱
aの供給口hに対向するように配置すれば、洗浄ずみの
苗箱a…を播種プラントBに一枚づつ供給できるように
なるので、共用は可能となる。
【0008】しかし、実際には、苗箱洗浄機Aに苗箱a
を供給する自動供給装置Cと、播種プラントBに苗箱a
を供給する自動供給装置とは、それぞれ別に製作されて
いて、共用されることはない。
【0009】これは、苗箱洗浄機Aは、装入口10から
送り込まれる苗箱aの、送り方向における前後の端面も
きれいに洗浄することから、苗箱aが、所定の時間をお
いて間欠的に送り込まれるようになることを要求するの
に対して、播種プラントBでは、床土ホッパーdからの
床土の投入および種子ホッパーeからの種籾の播付け、
ならびに覆土ホッパーfからの覆土の繰出しが、移送装
置に設定した所定の速度で移動してくる苗箱aに対し
て、その苗箱aの移動速度に応じた一定の作動速度で連
続して行なわれるようにしてあることで、苗箱aの供給
が、切れ目なく連続して行なわれることを要求すること
から、それぞれ専用のものとして作られていることによ
る。
【0010】苗箱洗浄機A用として作られている前述の
図1に示している苗箱の自動供給装置Cは、それの繰出
装置3の繰出速度を、播種プラントBの苗箱aの移送装
置の送り速度に対応させることで、播種プラントBに連
続状態で苗箱aを供給できるようにはなるが、そのよう
にすると、自動供給装置Cの苗箱ホッパー4内の苗箱a
がなくなって、ここに新たに苗箱a…を補給するとき
に、播種プラントBに対する苗箱aの供給が途切れるよ
うになる問題が起きてくる。
【0011】これには、苗箱の自動供給装置Cの繰出口
40の前方に、苗箱aを2段に重ねてプールする貯留台
を設けて、それの台面に、苗箱aを播種プラントBの苗
箱aの移送装置の送り速度に対応する速度で送り出す送
出装置を設け、苗箱ホッパー4の側方には、苗箱aを多
段に重ねて準備しておく準備台を設けて、苗箱ホッパー
4内が空になったときに、この準備台の台面上に多段に
重ねて準備しておいた苗箱a…を、送込装置の作動で苗
箱ホッパー4内にスライドさせるようにすれば、準備台
上に準備しておいた苗箱a…を苗箱ホッパー4内に補給
する間に貯留台上にプールしておいた2枚目の苗箱aが
繰出されることで、播種プラントBに対して連続して苗
箱a…を供給できるようになる筈であるが、このように
しても、なお苗箱aの連続供給に途切れがでる場合があ
り、問題を解消するようにはならない。
【0012】本発明は、従前手段に生じている上述の問
題を解消するためになされたものであって、苗箱洗浄機
用に作られた苗箱の自動供給装置を、それの繰出口に貯
留装置を組付けることで、播種プラントに対して共用さ
せて用いる際の、その貯留装置の作動を、苗箱の播種プ
ラントに対する供給が途切れのない状態で行なえるよう
にする新たな手段を提起することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、上述
の目的を達成するための手段として、苗箱を多段に積み
重ねて載架する供給台に、その供給台上に多段に重ねて
載架した苗箱を囲い込む苗箱ホッパーを装設するととも
に、前記苗箱を下段の苗箱から一枚づつ繰出す繰出装置
とを設け、前記苗箱ホッパーの左右の一側に、多段に積
み重ねた状態の苗箱を受入れる受入口を開設し、その受
入口の外方に、多段に積み重ねた状態の苗箱を準備する
準備台を設けてそれの台面に送込機構を設けた自動供給
装置において、それの繰出口の前面に、その繰出口から
繰出される苗箱の受入路を形成する機枠と、その機枠と
一体または別体に形成して前記受入路に送り込まれる苗
箱を支承する支承台と、前記受入路の前端側に配位して
機枠に設ける制御部材とからなる貯留装置を装脱自在に
組付け、それの支承台の台面を、前記受入路に受入れる
苗箱が三段重ねに重なる高さ位置に設定し、かつ、制御
部材を三段重ねに積層した苗箱の最上位の苗箱の前縁が
衝合する位置に配設し、その制御部材に苗箱の前縁が衝
突する作動により繰出装置の繰出作動を停止さすよう制
御せしめたことを特徴とする苗箱の自動供給装置を提起
するものである。
【0014】
【作用】このように構成せる本発明手段は、苗箱の自動
供給装置Cの繰出口40の前面に、貯留装置6を組付け
て、播種プラントBに苗箱a…を自動供給するようにし
たとき、苗箱ホッパー4から苗箱aを一枚づつ貯留装置
に繰り出す繰出装置3が、貯留装置6内に三枚目の苗箱
aが積み重ねられた状態となることで繰り出し作動をス
トップさせた状態となり、この状態から貯留装置内の最
下層の苗箱aが繰り出されて、それにかわって二枚目の
苗箱aが最下層に落ち、三枚目の苗箱aが二枚目に移行
することで、再び繰出装置3が作動するようになること
から、苗箱ホッパー4が空になって、準備台5上に準備
しておいた苗箱群を苗箱ホッパー4内にスライドさせる
ときにも、貯留装置6内には、必ず、一枚余計の苗箱a
が待機しているようになって、苗箱aを播種プラントB
に途切れのない連続状態で供給できるようになる。そし
て、この貯留装置6の装脱で、苗箱の自動供給装置Cが
苗箱洗浄機Aと播種プラントBとに対して共用できるよ
うになる。
【0015】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は同効の構成部材については同一の符号を用いる
ものとする。
【0016】図3および図4ならびに図5は、本発明に
よる自動供給装置Cの苗箱洗浄機Aに対する苗箱aの供
給用となる部分の、縦断側面図および平面図ならびに一
部破断した後面図で、同図において、2は供給台、3は
その供給台2の台面に装設した繰出装置、4は苗箱ホッ
パーを示す。
【0017】供給台2は、図3および図4に示している
如く、苗箱aを、それの長手方向が前後方向(図におい
て左右方向)に沿う姿勢として載架し得る台面を具備す
る架台状に形成されている。
【0018】該供給台2の台面に装設せる繰出装置3
は、供給台2に前後に一対に対向するスプロケット30
・30にエンドレスにかけまわした送りチェン31・3
1を、左右に一対に並列するように2連に張設し、それ
ら送りチェン31・31の外周面に、苗箱aの後面に衝
合してその苗箱aを苗箱洗浄機Aの装入口10に向けて
押し出していく押出部材32…を渡架装着することで構
成してある。
【0019】この押出部材32…は、苗箱aの前後長さ
Lより幾分長い間隔Dを、送りチェン31・31の周方
向におき、かつ、この間隔Dで周方向に並列するように
配位して送りチェン31・31の外周面に組付けてあ
る。
【0020】これら押出部材32…は、それらが送りチ
ェンか31・31の回動により上周面側に位置してきた
状態において、それの上端部に、押出していく苗箱aの
後縁の上面に覆い被さる庇状の突起部320が、側面視
において図3に示している如く、前方に突出するに従い
階段状に上昇する形状に形成してあって、これにより、
送りチェン31・31の回動によって該押出部材32
が、供給台2の上面に載架した苗箱aを押し出していく
ときに、その苗箱aが多段に積重ねられているときに
は、この突起部320が二段目の苗箱aの下面にもぐり
込んで、二段目以上の苗箱a…を上方に押し上げなが
ら、二段目の苗箱aの下面側を通過していくようになっ
て、押出部材32が最下段の苗箱aだけを押し出し、そ
の最下段の苗箱aが押し出された後に、二段目以上の苗
箱a…が、ダルマ落しのように落下していくようにして
ある。
【0021】苗箱ホッパー4は、前記一対の送りチェン
31・31とそれの外周面に渡架装着する押出部材32
…により構成される繰出装置3の上方をそっくり取り囲
んだ状態として、供給台2の上面側に装架してある。こ
の苗箱ホッパー4は、それの前縁側の下部に繰出口40
が開口し、後縁側の下部には、前述の送りチェン31・
31によりそれの外周側を循環回動する押出部材32…
が通過する開口40aが開放し、その前縁側の下部の繰
出口40は、前記押出部材32…により押出されていく
最下段の苗箱aが通過していく形状に形成してある。
【0022】また、苗箱ホッパー4は、前記繰出装置3
の繰り出し方向に対し左右方向となる左右の一側面に、
苗箱aの前後長さより長い開口巾で開放する受入口41
が装設してあって、苗箱aは、多段に積み重ねた状態と
して、この受入口41から苗箱ホッパー4内に供給され
るようにしてある。
【0023】前記受入口41の外面側には、苗箱ホッパ
ー4内に送り込む苗箱a…を準備する準備台5が側方に
張り出すように装設してあり、それの台面には、前記受
入口41を介して苗箱ホッパー4内に苗箱a…を送り込
む送込機構50・50が、それの送り込み方向を左右方
向に沿わせた状態として張設してあり、これにより、苗
箱a…を多段(通常は10段程度)に積み重ねる操作
が、この準備台5の上において行なえ、かつ、積み重ね
た苗箱a…を苗箱ホッパー4内に送り込む操作が、送込
機構50・50の作動により苗箱a…を多段に積み重ね
た状態のまま、苗箱ホッパー4側にスライドさせること
で行なえるようにしてある。
【0024】また、苗箱ホッパー4内には、それの一側
面に開放した受入口41と反対側の側部で、前後の略中
間部位に、該苗箱ホッパー4内に多段に積み重ねて苗箱
a…を収容したときの最下段の苗箱aの側端部が衝合す
ることで回動する作動アーム80により検出作動を行な
うリミットスイッチLS1が装設してある。また、送り
チェン31により回動する押出部材32の回動軌跡に臨
む部位には、回動してくる押出部材32と衝合して作動
アーム81が回動することにより検出作動するリミット
スイッチLS2が苗箱ホッパー4の後縁側の繰出口40
の近傍に位置させて配設してある。このリミットスイッ
チLS1は、送りチェン31により回動する押出部材3
2…が側面視において受入口41から前方および後方に
外れて位置した状態時に、これを検出するよう配位して
装設されればよく、前縁側の繰出口40の近傍位置また
は送りチェン31の戻り回動側に配設する場合がある。
【0025】そして、前述の繰出装置3の送りチェン3
1・31および準備台5の送込ベルト50・50は、こ
の二つのリミットスイッチLS1・LS2により作動が
制御される。
【0026】繰出装置3の送りチェン31・31にあっ
ては、二つのリミットスイッチLS1・LS2の両方の
作動アーム80・81がフリーの状態のときは、回転せ
ず停止の状態にあり、リミットスイッチLS1の作動ア
ームが苗箱aに接して押し込まれて苗箱aの検出作動を
行なうことで、駆動モーターMの駆動回路がオンとなっ
て回転するよう制御される。この送りチェン31・31
の回転作動は、リミットスイッチLS1の作動アーム8
0が苗箱aにより押し込れている間は、送りチェン31
の回転により回動する押出部材32…が、リミットスイ
ッチLS2と対向する部位に回動してきて、その度こど
に該スイッチLS2の作動アーム81の押し込み作動を
行なっても、それによる該スイッチLS2の作動に係わ
りなく回転を続ける。
【0027】さらに、この送りチェン31・31の回転
作動は、それにより回動する押出部材32…が苗箱ホッ
パー4内の苗箱a…を順次繰り出すことで、苗箱ホッパ
ー4内の苗箱a…が無くなり、このため、苗箱aによる
リミットスイッチLS1の作動アーム80を押し込む作
動が解除されてリミットスイッチLS1がフリーの状態
となっても続けられる。そして、この状態において、回
動してくる押出部材32がリミットスイッチLS2の作
動アーム81を叩いて、そのスイッチLS2に検出作動
を行なわせたときに、回転作動が停止するように制御さ
れる。
【0028】また、準備台5に設けた送込機構50・5
0にあっては、前述のリミットスイッチLS1が苗箱a
の検出作動を行なって、送りチェン31を回動させてい
る状態のときには回動を停止させた状態にあり、前記リ
ミットスイッチLS1の検出作動が解除されて、さらに
リミットスイッチLS2が押出部材32の検出作動を行
なった状態のときに、駆動モーターMの駆動回路がオン
となって回動し始め、その回動が、リミットスイッチL
S1の検出作動が行なわれるまで続くように制御され
る。
【0029】そして、これにより、リミットスイッチL
S1が苗箱aを検出する作動で、送りチェン31を回動
させているときは、この送込機構50・50は停止した
状態を保持し、苗箱ホッパー4内の苗箱a…が無くなっ
て、リミットスイッチLS1の検出作動が解除され、こ
の状態においてリミットスイッチLS2が押出部材32
の検出作動を行なうことで、送りチェン31の回動を停
止させたときに、これに切り換わって該送込機構50・
50が回動し始め、この回動で、苗箱a…が苗箱ホッパ
ー4内に供給されて、それにより、リミットスイッチL
S1が苗箱aを検出する作動を行なうことで、回転を停
止し、同時に、これに換わって送りチェン31が回動し
てくるようにしてある。
【0030】図6および図7は、本発明による貯留装置
6を苗箱の自動供給装置Cおよび播種プラントBに組付
けた状態の平面図および一部破断した側面図で、自動供
給装置Cにあっては、繰出口40側の端部だけを示し、
播種プラントBにあっては、苗箱a…の供給側の端部だ
けを示している。
【0031】貯留装置6は、自動供給装置Cの繰出口4
0側に組付ける機枠60と、それの上面側に、自動供給
装置Cの繰出口40から繰出装置3の作動で繰り出され
てくる苗箱aを受け入れるよう形成する受入路yと、機
枠60と一体または別体に形成して、前記受入路yの下
方に、その受入路yに送り込まれてきた苗箱aを支承す
るよう設ける支承台61と、受入路yの前端側に配位し
て機枠60に設ける制御部材62とからなる。
【0032】機枠60は、平面視において、前後方向
(図6にて左右方向)に長い略長方形の囲い枠状で、側
面視において上下に薄い棚枠状に形成してある。この機
枠60は、左右の巾が苗箱aの左右の巾より幾分広く、
また、前後の長さが苗箱aの前後の長さより幾分長く形
成してある。
【0033】そして、基端側における上面側の左右の両
側にそれぞれ設けてある組付機枠63・63を、自動供
給装置Cの機体の前面側に当接してセットボルトにより
締着することで、前記機体に組付け支架される。このと
き、機枠60の下面側に設ける支承台61の上面61a
が自動供給装置Cの繰出口40の下縁40bよりも、苗
箱aの上下の厚さの2枚分より幾分低く位置するように
してある。
【0034】受入路yは、自動供給装置Cの繰出口40
に設けられるガイドレール42・42により繰出されて
くる苗箱aの繰出路を延長するように、機枠60の上面
側に形成される。この受入路yは、前述の機枠60の基
端側に左右に対向して設けた組付機枠63・63間に渡
架軸支したガイドロール64・64と、機枠60の左右
の両側部位に左右に対向するように設けたガイド壁65
・65とにより、上下方向には自由空間に形成してあ
り、自動供給装置Cの繰出装置3により繰出口40から
繰出されてきた苗箱aが、前述のガイドロール64・6
4に受継がれて、これにガイドされて機枠60の上面に
押し出されてきたときに、その苗箱aの後端がガイドロ
ール64・64を越して、苗箱aの全体が受入路y内に
位置する状態となったところで、下方に落下し、機枠6
0の下面側に配設する支承台61の台面61a上に載架
されるようにしてある。
【0035】そして、この受入路yは、支承台61の台
面61a上に苗箱a…が二段重ねに貯留されているとき
は、前述の繰出装置3により繰出口40から繰出されて
くる苗箱aを、二段重ねに積層する苗箱a・aのうちの
上位の苗箱aの上面に沿い前方にスライドしていくよう
に受入れ、これにより、苗箱aの前端側が、苗箱aを三
段に積み重ねた高さに保持されるようになる。
【0036】受入路yの前端側に配位して機枠60に設
ける制御部材62は、前述の如く支承台61上に二段重
ねに苗箱a・aが位置している状態において、次に繰出
されてくる苗箱aの前端部が衝合するように配位して機
枠60の前端部に配設してあり、この例においては、機
枠60の上面側の前端部に装架した取付機枠66に組付
けたリミットスイッチ67の切換作動片であり、苗箱a
の前端が衝突して押し込むことで、リミットスイッチ6
7をオフに作動させ、これにより、自動供給装置Cの繰
出装置3の駆動回路をオフとして、その繰出装置3の作
動をストップさせ、また、前述した三段目に位置してく
る苗箱aの落下作動で、その苗箱aの前端部による押し
込みが解放されることにより、オンの位置に復帰して、
繰出装置3の駆動回路をオンとするように制御作動を行
なう。
【0037】支承台61は、この例においては、機枠6
0とは別体で、かつ、播種プラントBの、架台bに設け
た移送台cの移送方向の始端側に形成される苗箱aの供
給口を利用した例であり、その移送台cの始端側を、自
動供給装置Cの前面に組付けた機枠60の下面側に配位
して、機枠60と連結ねじ68・68により連結するよ
うにしてある。
【0038】この連結の際、移送台cの移送装置c’の
上面が支承台61の台面61aを形成し、かつ、それの
上面と自動供給装置Cの繰出口40から水平な姿勢を保
持して繰出されてくる苗箱aを略その姿勢のまま受入れ
る受入路yとの間に、苗箱a2枚分の厚さに対応する間
隙が形成されるようにする。
【0039】支承台61は、機枠60に一体または一体
的に組付ける場合にあっては、播種プラントBの移送台
cに設ける移送装置c’の移送速度と同調した送り速度
の送出装置を設けるが、上述の如く、播種プラントBの
移送台cの始端側をもって支承台61を構成するとき
は、これに設ける送出装置は、播種プラントBの移送台
cに装設してある移送装置c’をそのまま利用してよ
い。
【0040】そして、自動供給装置Cに組込まれる繰出
装置は、それの送り速度が、この播種プラントBの苗箱
aの移送装置c’の移送速度より幾分早くなるように設
定してある。
【0041】このように構成した自動供給装置Cは、そ
れの繰出口40から繰出される苗箱a…が、播種プラン
トBの移送装置c’の送り速度より早い送り速度に設定
した繰出装置3により、貯留装置6に繰出されてくるこ
とで、その貯留装置6には、図9に示している如く、三
枚の苗箱aが積層して貯留される状態となり、このとき
三段目の苗箱aの前端部が、制御部材62を押し込んで
リミットスイッチ67をオフに切換えることで、繰出装
置3の作動を停止させる。
【0042】次に、この状態から移送装置c’の作動で
最下位の苗箱aが移動して、二段目の苗箱aが図10の
如く傾斜し、さらに、前端部まで落込むと、三段目に位
置していた苗箱aの前端部が図11に示している如く苗
箱aの厚さ分だけ下降して、制御部材62から離れ、そ
れを押込む作動を解放して、繰出装置3を再び作動さ
せ、これにより、再び前述の図9に示す状態となる。
【0043】そして、自動供給装置Cの苗箱ホッパー4
内が空になって、準備台5から積み重ねて準備してある
苗箱a…が補給されるときは、その準備台5の送込機構
50・50による送込作動の間、繰出装置3による苗箱
aの繰り出しはストップするが、この時間は、苗箱aの
半枚分を送る程度なので、貯留装置6内に貯留されてい
た2枚目の苗箱aが繰出されていき、この間に、再び作
動を開始する繰出装置3によって繰出される苗箱aによ
り、前述の図9に示す状態に順次戻り、常時、貯留装置
6内に一枚余計の苗箱aを貯留する状態となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による苗箱
の自動供給装置は、苗箱の自動供給装置Cの繰出口40
の前面に、貯留装置6を組付けて、播種プラントBに苗
箱a…を自動供給するようにしたとき、苗箱ホッパー4
から苗箱aを一枚づつ貯留装置に繰り出す繰出装置3
が、貯留装置6内に三枚目の苗箱aが積み重ねられた状
態となることで繰り出し作動をストップさせた状態とな
り、この状態から貯留装置内の最下層の苗箱aが繰り出
されて、それにかわって二枚目の苗箱aが最下層に落
ち、三枚目の苗箱aが二枚目に移行することで、再び繰
出装置3が作動するようになることから、苗箱ホッパー
4が空になって、準備台5上に準備しておいた苗箱群を
苗箱ホッパー4内にスライドさせるときにも、貯留装置
6内には、必ず、一枚余計の苗箱aが待機しているよう
になって、苗箱aを播種プラントBに途切れのない連続
状態で供給できるようになる。そして、この貯留装置6
の装脱で、苗箱の自動供給装置Cが苗箱洗浄機Aと播種
プラントBとに対して共用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗箱洗浄機用に作られた従前の苗箱の自動供給
装置の一部破断した側面図である。
【図2】播種プラントの概要斜視図である。
【図3】本発明による苗箱の自動供給装置の、苗箱洗浄
機用に用いる部分の縦断側面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の一部破断した後面図である。
【図6】本発明による苗箱の自動供給装置の貯留装置部
分の、一部破断した平面図である。
【図7】同上部分の一部破断した側面図である。
【図8】同上部分の苗箱が貯留された状態の一部破断し
た側面図である。
【図9】同上部分の作用の説明図である。
【図10】同上部分の作用の説明図である。
【図11】同上部分の作用の説明図である。
【符号の説明】
A…苗箱洗浄機、B…播種プラント、C…自動供給装
置、W…移送路、L…長さ、D…間隔、M…駆動モータ
ー、LS1・LS2…リミットスイッチ、a…苗箱、b
…架台、c…移送台、c’…移送装置、d…床土ホッパ
ー、e…種子ホッパー、f…覆土ホッパー、g…灌水装
置、h…供給口、y…受入路、1…機枠、10…装入
口、11…排出口、12…移送装置、13…ブラシ、1
4…散水装置、2…供給台、3…繰出装置、30…スプ
ロケット、31…送りチェン、32…押出部材、320
…突起部、4…苗箱ホッパー、40…繰出口、40a…
開口、40b…下縁、41…受入口、42…ガイドレー
ル、5…準備台、50…送込機構、6…貯留装置、60
…機枠、61…支承台、61a…台面、62…制御部
材、63…組付機枠、64…ガイドロール、65…ガイ
ド壁、66…取付機枠、67…リミットスイッチ、68
…連結ねじ、80・81…作動アーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗箱a…を多段に積み重ねて載架する供
    給台2に、その供給台2上に多段に重ねて載架した苗箱
    a…を囲い込む苗箱ホッパー4を装設するとともに、前
    記苗箱a…を下段の苗箱aから一枚づつ繰出す繰出装置
    3とを設け、前記苗箱ホッパー4の左右の一側に、多段
    に積み重ねた状態の苗箱a…を受入れる受入口41を開
    設し、その受入口41の外方に、多段に積み重ねた状態
    の苗箱a…を準備する準備台5を設けてそれの台面に送
    込機構50・50を設けた自動供給装置において、それ
    の繰出口40の前面に、その繰出口40から繰出される
    苗箱aの受入路yを形成する機枠60と、その機枠60
    と一体または別体に形成して前記受入路yに送り込まれ
    る苗箱aを支承する支承台61と、前記受入路yの前端
    側に配位して機枠60に設ける制御部材62とからなる
    貯留装置6を装脱自在に組付け、それの支承台61の台
    面61aを、前記受入路yに受入れる苗箱a…が三段重
    ねに重なる高さ位置に設定し、かつ、制御部材62を三
    段重ねに積層した苗箱a…の最上位の苗箱aの前縁が衝
    合する位置に配設し、その制御部材62に苗箱aの前縁
    が衝突する作動により繰出装置3の繰出作動を停止さす
    よう制御せしめたことを特徴とする苗箱の自動供給装
    置。
  2. 【請求項2】 播種プラントBの架台bに設けた移送台
    cの始端側を、機枠60の下面側に配位して支承台61
    とし、その移送台cに設ける移送装置c’の上面を、支
    承台61の台面61aとした請求項1記載の苗箱の自動
    供給装置。
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