JPH0820796B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0820796B2
JPH0820796B2 JP61315064A JP31506486A JPH0820796B2 JP H0820796 B2 JPH0820796 B2 JP H0820796B2 JP 61315064 A JP61315064 A JP 61315064A JP 31506486 A JP31506486 A JP 31506486A JP H0820796 B2 JPH0820796 B2 JP H0820796B2
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toner
photoconductive toner
photoconductive
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浩一 川角
浩士 庄司
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光導電性トナーを用いた画像形成方法に関
し、特に鮮明な画像を得ることが可能な画像形成方法に
関する。
〔従来の技術〕
例えば電子写真の手法によりカラー画像を形成する方
法としては、赤(Red),緑(Green),青(Blue)に色
分解した3色光像に対して、シアン,マゼンタ,イエロ
ーの減色法の3原色着色粒子トナーを3回に分けて順次
露光,現像,定着していく方法が知られている。しかし
ながら、この方法でカラー画像を得るには、画像作成工
程が多く操作が煩雑で時間を要するとともに、色ずれも
生じ易いという欠点がある。
そこで従来より、1回の露光によりカラー画像を得る
方法、いわゆるワンショットカラーコピー方法の開発が
進められている。
例えば本願出願人は、特開昭60-16087号公報におい
て、赤,青,緑の3原色に分光感光性を有し、シアン,
マゼンタ,イエローにそれぞれ発色する無色昇華性染料
を含む3種のトナーを用いる方法を、また特公昭60-311
50号公報において、3色に分光性を有し3色に着色した
分光感光性を持つトナーを使用する方法、等を提案し
た。
さらには、上記以外の光導電性トナーを用いたフルカ
ラーあるいはモノカラーの電子写真方式が多数提案さて
いる。
ここで、これら光導電性トナーを用いて電子写真法に
より画像を形成するには、導電性基体上に光導電性トナ
ーを撒布し、コロナ放電等により上記トナーを帯電さ
せ、さらに光像露光を行った後、この露光により電荷の
低減したトナーを除去して粒子像を得、その後粒子像を
定着するのが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記光導電性トナーには、照射光に対して
感度の悪いトナー粒子や電荷保持性のないトナー粒子等
の特性の劣ったトナー粒子が混入することは避け難く、
この結果、画像の地汚れや画像の悪化をもたらしてい
る。
例えば、極端に暗減衰が早く電荷保持性の悪い導電性
トナーや、極端に感度の悪い光導電性トナーは、光像露
光による正常なトナー現像が行えない。したがって、鮮
明な画像が得られないという欠点がある。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、下汚れが少なく、かつ鮮明な画像を得
ることが可能な画像形成方法を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明の画像形成方法
は、光導電性トナーを基板に均一に撒布する工程と、上
記光導電性トナーを帯電する工程と、上記基板上に撒布
された帯電光導電性トナー上に透明な誘電性シートを積
層し、この誘電性シートを帯電するとともに露光して帯
電電荷を選択的に除去する工程と、帯電した誘電性シー
トを剥離することによりこの帯電除去された光導電性ト
ナーを上記基板より取り除く工程と、上記基板上に残留
する光導電性トナーを再帯電する工程と、上記再帯電さ
れた光導電性トナー上に透明な誘電性シートを積層する
工程と、上記誘電性シートを帯電するとともに上記基板
上に光を全面照射した後、光導電性トナーを転写紙に転
写する工程とを有することを特徴とするものである。
〔作用〕
電気的に特性の劣る光導電性トナー,例えば暗減衰の
著しい光導電性トナーは、像露光されなくとも帯電電荷
を失い基板上の帯電光導電性トナーを露光して帯電電荷
を選択的に除去した時にこの除去されたトナー粒子と同
一の極性となり、この電荷除去された光導電性トナーを
基板より取り除く工程で同時に除去される。
また、光学的に特性の劣る光導電性トナー,例えば感
度の感度の著しく悪い光導電性トナーは、上述の基板に
残留する光導電性トナーに対して再び帯電を施し十分な
電荷量を与えた後、上記基板の全面に光照射した時点で
も電荷を保持しており、良好な光導電性トナーとは異な
る極性になることより、この後の転写工程で除去され
る。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した画像形成方法の一例について
図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、単色の1種類の光導電性トナーを用いる場
合、あるいは複数種の光導電性トナーを混合してして用
いる場合(通常、フルカラーを得るには3種類)の何れ
のにも適用できるが、何れにしても画像を形成するに
は、先ず、第1図に示すように、基板(1)上に光導電
性トナー(2)を均一に撒布する。
ここで上記光導電性トナー(2)は、例えば光導電体
に光増感剤や着色材料を加え、さらに複写画面上への定
着を目的として樹脂結着剤を加えて形成されている。
上記光導電体としては、硫黄,セレン,あるいは亜鉛
やカドニウム,水銀,アンチモン,チタン,ビスマス,
鉛等の酸化物,硫化物,セレン化物、またはアントラセ
ン,アントラキノン,ポリビニルカルバゾール,ポリビ
ニルアントラセン,ポリアセチレン等が挙げられる。こ
れら光導電体には、例えば色素等の増感により所定の可
視光域に感光感度波長域を有するように所定の増感剤が
加えられる。
また、上記光導電体の感光感度波長域に対応して所定
の着色吸収波長域を有する着色材料が添加されるが、こ
の着色材料としては、有機顔料,無機顔料等の各種顔
料、酸性染料,油溶染料,直接染料等の各種染料が挙げ
られる。これら着色材料は、色合等に鑑みて適宜選択さ
れ、単独あるいは混合して用いられる。
また、上記基板(1)としては、例えばITO(Indium
Tin Oxide)電極やアルミニウム電極等の導電層をポリ
エステルフィルムや紙などのベースの表面に被着してな
る導電性支持体に、さらに酸化亜鉛やセレン等の無機導
電体あるいはポリ−N−ビニルカルバゾール等の有機導
電体を含有する光導電層を形成したものが使用される。
次に、第2図に示すように、基板(1)に撒布された
光導電性トナー(2)に対して、コロナチャージャー
(3)等を用いて帯電(この例では+)する。この工程
は、暗所で行うことが好ましい。したがって、各光導電
性トナー(2)は静電吸引力により基板(1)に吸着さ
れた状態に保持される。
ただし、暗減衰が早く電荷保持性のない光導電性トナ
ー(2a)は、コロナ放電しても直ちに減衰し無極性の状
態に保持される。
次いで、第3図に示すように、帯電した光導電性トナ
ー(2)上に透明な誘電性シート(4)を積層し、コロ
ナチャージャー(3)等を用いて上記誘電性シート
(4)を帯電(+)させると同時に、光像を露光する。
この結果、上記露光により感光されたトナー粒子は、
基板(1)より電荷の注入が起こり逆極性(−)に帯電
する。ここで、上記電荷保持性のないトナー粒子(2a)
もいわゆる静電誘導により逆極性(−)に保持される。
続いて、第4図に示すように、上記帯電(+)した誘
電性シート(4)を、基板(1)から剥離する。この場
合、感光した光導電性トナー(−)及び上記電荷保持性
のないトナー粒子(2a)が上記誘電性シート(4)に付
着し基板(1)から除かれ、感光されない光導電性トナ
ー(+)が基板(1)上に残存しトナー画像を形成す
る。
なお、本実施例では、第3図に示す誘電性シート
(4)の帯電工程及び光導電性トナー(2)の光像露光
工程を同時に行っているが、この両工程は必ずしも同時
である必要ではなく、それぞれ相前後して行っても良
い。
以上により、暗減衰が早く電荷保持性のない光導電性
トナー(2a)が除去され、基板(1)上には光像露光に
より形成されたトナー画像が残留する。
ところで、上記トナー画像を形成する光導電性トナー
(2)は、第3図に示す光像露光前の電荷の極性(+)
を保持するが、暗減衰により電荷量は低下している。
そこで、第5図に示すように、再度コロナチャージャ
ー(3)を用いて全面帯電(+)を行い、上記光導電性
トナー(2)に十分な電荷を与える。
続いて、第6図に示すように、基板(1)上の十分に
帯電(+)した光導電性トナー(2)の上に透明な誘電
性シート(5)を積層する。
その後、第7図に示すように、上記誘電性シート
(5)をコロナチャージャー(3)等を用いて帯電
(+)するとともに、上記光導電性トナー(2)を感光
する光hνを基体(1)の全体に照射する。この場合、
感光した光導電性トナー(2)は基板(1)より電荷の
注入が起こり逆極性(−)となる。
ただし、極端に感度の悪いトナー(2b)は、上記光照
射により感光しないので、基板(1)からの電荷の注入
がなく、元の極性(+)のままに保持される。
したがって、逆極性(−)となった光導電性トナー
(2)は、帯電(+)した誘電性シート(5)に静電的
に付着するものの、感度の悪い光導電性トナー(2b)
は、当該誘電性シート(5)と反発した状態となる。
なお、この工程で光導電性トナー(2)に光照射され
る照射光hνは、当該光導電性トナー(2)を感光させ
る光であれば良く、特に白色光が好適である。
次いで、第8図に示すように、上述の帯電(+)した
誘電性シート(5)を基板(1)より剥離する。この結
果、感度の悪い光導電性トナー(2b)は基板(1)に残
存し、所望のトナー画像が誘電性シート(5)の上に転
写される。
したがって、画像の悪化をもたらす光学的特性に劣る
光導電性トナー(2b)が取り除かれる。
その後、第9図に示すように、光導電性トナー(2)
が付着した上記誘電性シート(5)を転写紙(6)に積
層する。
最後に、残存した光導電性トナー(2)によるトナー
画像を定着させて所望の画像を形成する。
上記定着の手段としては、光導電性トナー(2)の種
類、あるいは光導電性トナー(2)の顕色工程等により
種々の方法が考えられ、この種の電子写真に用いられる
定着方法であれば、従来公知の如何なる手法であっても
よい。
例えば、無色昇華性染料(ロイコ染料)を含む光導電
性トナーを用いる場合には、上記転写紙(6)としてク
レイ紙等の顕色紙を用い、加熱処理等により上記光導電
性トナーを顕色紙上に昇華・発色させて画像を作成し、
最終的には上記光導電性トナー及び誘電性シート(5)
を除去して作画を完了する。
あるいは、上記光導電性トナー(2)に樹脂圧着剤が
加えてある場合には、転写紙(6)上に熱圧着等の手法
にて直接定着させれば良い。
このように本発明によれば、極端に暗減衰が早く電荷
保持性の悪い光導電性トナー(2a)や、光学的感度の悪
い光導電性トナー(2b)を取り除いた後、得られたトナ
ー画像を転写紙(6)に転写しているので、これら特性
の劣る光導電性トナー(2a),(2b)の混入に伴う画像
の地汚れや悪化が解消される。したがって、鮮明な画像
が得られる。
すなわち、これら特性の劣る光導電性トナー(2a),
(2b)は、それぞれ帯電した光導電性トナー(2)上に
誘電性シート(4),(5)を積層し、当該誘電性シー
ト(4),(5)を帯電するとともに、露光あるいは光
照射(第3図及び第7図)した後、誘電性シート
(4),(5)を基板(1)から剥離する(第4図及び
第8図)ことにより除去される。
なお、この実施例において、第5図ないし第9図に示
す工程は、暗所あるいは明所の何れで操作しても初期の
目的が達成できる。
また、この実施例では、帯電した誘電性シート
(3),(5)を用い特性の劣る光導電性トナー(2
a),(2b)を除去しているが、これに限定されるもの
ではない。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明では、特性
の劣る光導電性トナーを該特性を逆に利用して選択的に
除去しているので、光導電性トナーの特性バラツキ、特
に感度や電荷保持性の悪い光導電性トナーの混入に伴
う、画像の地汚れや悪化が解消される。したがって、鮮
明な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の画像形成方法をその工程
順に従って示す概略図であり、第1図は光導電性トナー
の撒布工程を、第2図は光導電性トナーの帯電工程を、
第3図は誘電性シートの積層工程及び露光工程を、第4
図は誘電性シートの剥離工程を、第5図は光導電性トナ
ーの再帯電工程を、第6図は誘電性シートの積層工程
を、第7図は誘電性シートの帯電工程及び光照射工程
を、第8図は誘電性シートの剥離工程を、第9図は転写
紙への転写工程を、それぞれ示す。 1……基板 2……光導電性トナー 4,5……誘電性シート 6……転写紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光導電性トナーを基板に均一に撒布する工
    程と、 上記光導電性トナーを帯電する工程と、 上記基板上に撒布された帯電光導電性トナー上に透明な
    誘電性シートを積層し、この誘電性シートを帯電すると
    ともに露光して帯電電荷を選択的に除去する工程と、 帯電した誘電性シートを剥離することによりこの帯電除
    去された光導電性トナーを上記基板より取り除く工程
    と、 上記基板上に残留する光導電性トナーを再帯電する工程
    と、 上記再帯電された光導電性トナー上に透明な誘電性シー
    トを積層する工程と、 上記誘電性シートを帯電するとともに上記基板上に光を
    全面照射した後、光導電性トナーを転写紙に転写する工
    程とを有することを特徴とする画像形成方法。
JP61315064A 1986-12-27 1986-12-27 画像形成方法 Expired - Fee Related JPH0820796B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5232073B2 (ja) * 1972-08-18 1977-08-19
JPS6041350B2 (ja) * 1976-12-26 1985-09-17 株式会社リコー 画像形成方法
JPS61122669A (ja) * 1984-11-19 1986-06-10 Sharp Corp 画像形成装置

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