JPS6321672A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPS6321672A
JPS6321672A JP61167620A JP16762086A JPS6321672A JP S6321672 A JPS6321672 A JP S6321672A JP 61167620 A JP61167620 A JP 61167620A JP 16762086 A JP16762086 A JP 16762086A JP S6321672 A JPS6321672 A JP S6321672A
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JP
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image
color
filter
photoreceptor
toner
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JP61167620A
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English (en)
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Satoru Haneda
羽根田 哲
Kunihisa Yoshino
吉野 邦久
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS6321672A publication Critical patent/JPS6321672A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置に関し、特に電子写真法を用い
て多色画像を形成する画像形成装置に関する。
〔発明の背景〕
電子写真法による多色画像形成装置として従来上り多く
のものが提案されている。これらは一般に次のように大
別できる。その第一は、単一の感光体に色分解された#
電層像の形成とその現像とを順次繰返して、感光体上で
色を重ねたり、現像の都度トナー像を転写材に転写して
転写材上で色重ねを行うものである。その第二は、色数
に応じた複数の感光体を用いて、各感光体に同時に色別
のトナー像を形成し、それらを順次転写材に転写して多
色画像を得るものである。この後者は、各色トナー像の
形成が各感光体で同時に行われるため、高速性の点では
有利であるが、感光体や露光手段等を複数必要とするた
め、装置が複雑且つ大型化し、高価格となって、実用性
に乏しい、また、上記いずれの多色画像形成装置も、色
重ねの際の位置合せが困難であり、′ui像の色ずれを
完全に防止することができないと言う大きな欠点を有し
ている。
これらの問題を根本的に解決するため(こ、本発明者は
先に、感光体上に1回の像露光を竹って多色像を形成す
ることができる装置を発明した。その装置は、導電性部
材と、光導電層と、相異なる複数種のフィルタを含む層
を有する感光体を用いて以下のように多色画像形成を行
う、#ち、上記感光体面に帯電と像露光を与えることに
より絶縁層と光導電層の境界面電荷密度による像を形成
し、その像形成面に特定光で全面露光を与えることによ
り前記感光体の該フィルタ部分に電位パターンを形成し
、その電位パターンを特定色のトナーを収納している現
像装置によって現像し、単色トナー像が形成される。続
いて帯電による電位平滑化後前回とは異なるフィルタ部
分を透過する光による全面露光と前回とは異なる色のト
ナーを収納する現像装置による現像とを行うことにより
、感光体上に2色目のトナー像が形成される。以下、必
要回数だけ帯電と全面露光と現像を繰返す、この結果、
感光体の各フィルタ部分に夫々異なる色のトナーが付着
して多色画像が形成される (特願昭59−83096
号及び同59−187044号参照)。この多色画像形
成VC置によれば、像露光が1度で済むので色ずれが生
ずる惧れは全(ない。
上記の発明は、前述した従来の多色画像形成装置が有す
る問題点を解消したのであるが、本発明者が検討を重ね
た結果、なお、次のような未解決の問題点が残されてい
ることが判明した。
この多色画像形成装置において前記複数種のフィルタは
、理想的な分光特性のものを得ることが困難であり、そ
の殆どが、隣接する波長域の分光透過率分布が一部重な
っており、さらに、可視光以外の光、特に赤外光を透過
する。他方、感光体には可視光以外に赤外光或いは紫外
光に感度を有するものが多い、ところで、フィルタや感
光体の分光分布は、設計変更が自由にはならず、このこ
とは、色再現が忠実に行われないこととなる。その理由
は次の通りである。
多くのフィルタは第18図に見られるように、その分光
特性は互いに重なってお9、赤外光で高い透過率を示す
。感光体は可視領域である400〜700n簡の波長に
亘ってパンクロマティックな感度が必要である。このよ
うな感光体の光導電層 (Se (Te。
Sbl As)I As25eHCu7タロシアン、a
(アモルファス)−Si等)は、赤外域(700nm以
上)の波長に対しても感度を有し、また、紫外光(40
0n−以下)にも感度を有するものが多い。このような
フィルタと感光体の組合せは、特殊なものではなく、が
なり一般的に見られる。
このような感光体に赤外光や紫外光を含む光で像露光す
ると、赤外部や紫外部の色情報が可視部の色情報と共に
フィルタ下の感光体に蓄えられ、忠実な色再現が行われ
ないことになる。
例えば赤外光を含む像露光の場合、赤外光に対して青(
B)、緑(G)、赤(R)フィルタは透明であり、赤外
像(700nm以上、特に750++m以上の赤外光に
対応する色)が総てのフィルタを通して感光体に第一次
潜像を形成してしまう。それと同様に可視光の像露光に
おいても、中間色は複数のフィルタを通過して感光体上
に第一次潜像を形成してしまう、特定色も特定フィルタ
のみに分配されなくなる。これに特定色光による全面露
光を施して第二次潜像を形成し、イエロー、マゼンタ、
シアンのトナーで現像しても鮮かな色の忠実再現がなさ
れない。
前述した各色成分毎に像露光、現像、転写を繰返す従来
の多色画像形成装置でも、同様の問題が生ずる。但し、
このような従来の多色画像形成装置では、光路中に分光
特性の良好な、例えば干渉フィルタを使用することによ
ってこの問題を回避することは、可能である。然し、複
数種の色分解フィルタからなる層を感光体に設ける多色
画像形成装置では、干渉フィルタのような分光特性に優
れるフィルタを微細に配置することは、現在のところ不
可能である。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、
−回の像露光によって複数の色分解の静電像を形成する
ことができ、従って色ずれが生ずることがなく、更に、
色再現の忠実度の高い像形成装置を提供することを目的
としている。
〔発明の構成〕
上記目的は表面絶縁層を有すると共に色分解機能を有す
る感光体に対向して、像露光手段と、全面露光手段とが
配され、前記像露光光から、各色分#TaffRによる
各分解波長域中の重なる波長域の光を選択的に除去する
ことを特徴とする画像形成装置によって達成される。
〔実施例〕
以下、図示例を参照して本発明を説明する。
第3図乃至第8図、第12図及び第13図は夫々本発明
多色画像形成装置に用いられる像担持体(感光体)の構
成を模式的に示した断面図、第9図乃至は第11図は感
光体の絶縁層における複数種のフィルタの配置例を示す
平面図、PIS1図及び第16図は夫々本発明多色画像
形成装置の例を示す構成概要図、第14図は本発明多色
画像形成装置において像形成が行われる状態を示す工程
図、第15図は感光体の表面電位が工程に従って変化す
る状態を時系列的に示すグラフ、第17図は本発明多色
画像形成装置1こ用いられる現像装置の例を示す部分図
である。第18図は感光体上に設けられたフィルタの分
光透過率、$19図は本発明に用いられる/7チフイル
タの分光透過率を示す図である。
第3図乃至PIS8図において、1はアルミニウム、鉄
、ニッケル、銅等の金属或いはそれらの会堂等を用いて
円筒状、無端ベルト状等必要に応じて適宜の形状、構造
に形成される導電性基体、2は硫黄、セレン、無定形シ
リコン又は硫黄、セレン、テルル、ヒ素、7ンチモン等
を含有する合金等の光導電体、或いは亜鉛、アルミニウ
ム、アンチモン、ビスマス、カドミウム、モリブデン等
の金属の酸化物、ヨウ化物、硫化物、セレン化物等の無
機光導電体やアゾ系、ジスアゾ系、トリス7ゾ系、7タ
ロシ7ニン系の染料あるいは顔料と、ビニルカルバゾー
ル、トリニトロフルオレノン、ポリビニールカルバゾー
ル、オキサノアゾール、ヒドラゾン化合物、スチルベン
誘導体、スチリル誘導体等の有機光導電性物質をポリエ
チレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン
、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニール、ポリカーボネ
ート、アクリル!11脂、シリコン樹脂、フッ素引詣、
エポキシ樹脂等の絶縁性バイング樹脂中に分散した有機
光導電体から成る光導電層、或いは、電荷発生層と電荷
移動層とからなる機能分離型光導tN、3は各種のポリ
マー、す(脂等と染料や顔料等の着色剤によって形成さ
れた赤(R)、緑(G)、青(B)等の色分解フィルタ
からなる層3aを含む絶縁層である。第3図の感光体に
おける絶縁層3は、夫々色分解フィルタを形成するため
の着色剤を加えて着色した樹脂等の絶縁性物質を光導電
M2上に印刷7オトレジスト、蒸着等の手段によって所
定のパターンに付着させて形成したもの、第4図の感光
体における絶縁層3は、従来公知の手段によって形成さ
れた透明絶縁層3bの表面に所定のパターンのフィルタ
/l 3 aを形成したもの、第5図の感光体における
絶縁N3は、フィルタ層3aを透明絶jj!層3bでは
さんだ状態に形成したもの、第6図の感光体における絶
縁層3は、光導電層2側にフィルタN3a、その外側に
透明絶縁層3bを形成したものである。これらのフィル
タ層3aは印刷、蒸着7オトレジスト等の手段で形成さ
れる。
絶縁層3の形成は、先にフィルタN 3 aを含む絶縁
性フィルム乃至はシートを形成し、それを光導電層2上
に適当な手段で取付は乃至は接着するようにしたもので
もよい。
また、感光体を、先に本出願人が提案した(待顧昭59
−199547号)ような構造とすることができる1例
えば第7図に示すように、光導電層2の一方の面に絶縁
M 3 cを設け、他方の面に透光性導電層1−2と色
分解フィルタからなる4P!、緑層3aとを順次被着し
て積層した構造とする。透光性導電N1−2は、例えば
金属を蒸着して形成する。
この構造の感光体では、後述する帯電は絶i&層3c側
から行い、像露光及び全面露光は色分解フィルタからな
る絶mM 3 a側から行う。
また、第8図に示すように、例えばドラム状感光体にあ
っては、先導71層2上に透明絶縁層3bを設け、その
上に微少間隙adをおいてR,G、Bのフィルタからな
るM (前記層3aと同様へ13−2を同様に設けるこ
ともできる。即ち、フィルタを有しないドラム状感光体
に、微少間隙adをおいで、R,G、Bフィルタからな
る円筒体3−2を同軸に外嵌して一体にする。このよう
な構造とすることにより、第9図、第10図、及び第1
1図(詳細は後述する。)の構造のフィルタ層から任意
のものを選択、交換して使坩することができる。
但し、間隙mdは、フィルタセルの像が甚だしくぼけて
絶縁層、光導電層に投影されることのないよう、余り大
きくはとらないようにする。また、透明絶縁層3bとフ
ィルタN3−2とは、完全には隔っておらず、互いに接
触していでも良い。
絶縁層3における着色剤や着色した樹脂等の付着によっ
て形成されるフィルタ層3aは、R,G。
B等の微小なフィルタの形状や配列が特に限定されるも
のではないが、パターン形成が簡単な点で第9図に示し
たようなストライプ状分布のもの、或いは繊細な多色画
像の再現が行われる点で第10図や第11図に示したよ
うなモザイク状分布のものが好ましい、R,G、B等の
フィルタの配列の方向は、モザイク状分布のものは勿論
のこと、ストライプ状分布のものも、感光体の拡がり方
向のどの方向を向いてもよい、即ち、例えば、感光体が
回転するドラム状感光体の場合に、ストライプの長さ方
向が感光体の軸に平行でも、直角でも、或いはヘリカル
でもよい。R,G、B等のフィルタの個々のサイズは、
大きくなり過ぎると、画像の解像度や色再現性が低下し
て画質が劣化するし、反対に、小さくなり過ぎてトナー
粒子の粒径と同程度或いはそれ以下になると、隣接した
他の色部分の影響を受は易くなり、また、フィルタの分
布パターンの形成が困難になる。そのため、各フィルタ
部分が図のlで示す長さ30〜1 、500μ鰺となる
幅或いは大きさであることが好ましい。
なお、各フィルタは高抵抗であることが好ましく、特に
101コΩCロ以上であることが好ましい、低抵抗であ
る場合は間隙を設けたり、絶縁物を介在させることによ
り互いに電気的に絶縁させる。
前記のような色分解フィルタからなる層3aを設けず、
色分解機能を光導wL層に付与した感光体を用いること
もできる。第12図及び第13図は先に本出願人が提案
した(特願昭59−201085号)感光体の例を示す
、第12図の感光体は、導電性基体1上に所要の分光感
度分布を有する光導電部2R,2G。
2B、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)に感度のあ
る光導電部を多数含む光導電N2−2が設けられ、その
上に透明絶縁層3bが設けられてなっている。第13図
の感光体は、導電性基体1上に電荷移動層2−3bを設
け、その上に分光感度分布を異にする部分28.2R,
2Gからなる電荷発生層2−3aを設け、更にその上に
透明絶縁/113bを設けた構造としである。第13図
の感光体では、電荷発生層2−3aと電荷移動層2−3
bとによって光導電層2−3が構成される。第12図の
光導電層2−2及び第13図の電荷発生層2−3aの平
面的構造は、前述の色分解フィルタからなる絶縁層と同
様に、第9図、第10図又は第11図に示したと同様の
平面的構造で良い6 以上の構成の感光体上に多色像が形成される原理を先に
第14図によって説明する。なお、第14図は感光体の
光導電層2に硫化カドミウムのようなn型半導体が用い
られている例について示しており、第14図における符
号は第3図乃至第6図と同一符号は同一機能部材を示し
ている。
第14図〔1〕は感光体4が帯電器5の正のコロナ放電
によって一様に帯電させられた状態を示す、絶縁M!J
3の表面には正電荷が生じ、それに対応して光導電層2
と絶縁層3の境界面には負電荷が誘発されて、その結果
感光体4の表面は電位Eのグラフに見るような一様の電
位を示す。
第14図〔2〕は像露光装置6により上述の帯電面に像
露光が行われた状態で、例として赤色成分LRが照射さ
れた部分の帯電面の変化を示す、赤色成分LRは絶縁層
3のRフィルタ部分を通過してその下方の光導電層2の
部分を導電性にするから、その部分においては、帯電器
16により、絶縁M3の表面の電荷及び光導電層2の絶
縁層3との境界面の負電荷が消失する。更に、帯電器2
6によりて電位パターンを充分に平滑化する。これに対
し、G、Bフィルタ部分は赤色成分LRを透過しないか
ら、その部分においては光導電層2の負電荷はそのまま
残留する。像露光の他の色成分についても同様である。
このようにして絶縁N3と光導電層2の境界面に各フィ
ルタの色成分に対応して電荷密度による潜像が形成され
る。然し、像露光装置6の帯電器16及び帯電器26の
作泪により、絶縁層3と光導電N2の境界面の電荷の多
少にかかわらず、即ち、像露光が照射されたか否かにか
かわらず、感光体の表面電位は電位Eのグラフに見るよ
うに一定になる。像露光の緑色成分や青色成分も同様の
結果を与え、それらの積算された状態が像露光装置6に
よって像露光の行われた状態であり、このままでは靜電
像としては機能しない。
第14図〔3〕はランプ7BとフィルタFBより得られ
る青色光L8により上述の像露光面を一様に露光した状
態を示している。青色光り、は、R,Gフィルタ部分は
透過しないからそれらの部分には変化を与えないが、B
フィルタ部分は通過してその下部の光導電層2を導電性
とし、それによってその部分の光導電層2の上下界面に
おける電荷が中和されて、その結果Bフィルタ部分は絶
縁層3の表面に先の像露光のうち青色の補色像を与える
電位パターンがグラフのように現れる。
第14図〔4〕は青色光L8の全面露光によって形成さ
れた電位パターンを負に帯電したイエロートナーTYを
収納する現像装置8Yによって現像した状態を示してい
る。イエロートナーTYは、全面露光工程により電位が
変化したBフィルタ部分にのみ付着し、電位が変化しな
いR,Gフィルタ部分には付着しない、これによって感
光体4の表面には色分解の1色のイエロートナー像が形
成される。
Bフィルタ部分のイエロートナーTYの付着部分の電位
は現像によって多少下がるが、なおグラフのように表面
電位は均一にならない。
第14図〔5〕は、イエロートナー像が形成された感光
体4の表面に帯電器9Yによりコロナ放電を行つな状態
を示している。このW電器9Yによる放電は、イエロー
トナーTYが付着しているBフィルタ部分の電位を下げ
、表面電位を均一にする。この感光体4の表面電位をグ
ラフに示す。
続いて、このイエロートナー像を形成された第14図〔
5〕の感光体4の表面にランプとフィルタFGより得ら
れる緑色光によって全面露光が行われる。それにより、
第14図〔3〕で述べたと同様に、今度はGフィルタ部
分に電位パターンが現れる。
この電位パターンをマゼンタトナーを収納する現像装置
によって現像すると、マゼンタトナーはGフィルタ部分
にのみ付着して第14図〔4〕と同様にマゼンタトナー
像が形成される。これによって、2色のトナー像が感光
体上で形成される。更に、この像形成面に第14図〔5
〕と同様に帯電器9旧こよってコロナ放電を行い、表面
電位を均一にする。
これらの過程を第14図〔6〕、〔7〕、〔8〕に示す
続いて、2色のトナー像が形成された感光体4の表面に
ランプとフィルタFllによって得られた赤色光の全面
露光を行うと、また第14図〔3〕で述べたと同様に、
今度はRフィルタ部分に電位パターンが現れ、その電位
パターンをシアントナーを収納する現像装置によって現
像することにより、シアントナー像が形成される。この
場合、赤色像であるために電位パターンは形成されず、
シアントナーは付着しない、このようにして、イエロー
トナーとマゼンタトナーから赤色像が再現される。
以上の工程を完了した結果、色ずれや色にごりのない鮮
明な3色画像が感光体4上に形成される。
以上のように行われる三色分解法を利用したイエロー、
マゼンタ、シアントナーによる原稿画像の再現を下記表
に纏めて示す、 表中符号「・::i」は感光体の絶縁
層3と光導電層2の境界面に電荷密度の像パターンがで
きること、・符号「○」は感光体表面に像状の電位パタ
ーンが現れること、符号r@’Jはトナー像が形成され
ることを夫々示し、符号「↓」は上欄の状態がそのまま
維持されていること、空欄は像の存在しない状態を示し
ている。
また、付着トナー欄の「−」はトナーが付着していない
こと、Y、M、Cは夫々イエロートナー、マゼンタトナ
ー、シアントナーが付着していることを示している。
半画rt形成方法は原則的には加法混色であるが現像、
転写、定着工程において、各フィルタ上に対応したトナ
ーは広がって付着しており、減法混色も実現されている
なお、以後前記帯電器5による帯電を一次帯電、更に、
第15図は感光体の各フィルタ部分B、G。
Rにおける表面電位が上述の像形成プロセスに従って変
化する状況を示しており、横軸の5.16.26.7B
、 8Y、9Y、 7G、 8M、9M、7R18Cは
夫々第1図、第14図或いは後に示す第16図の同一符
号部材が感光体4に対して作用する工程を示し、B、G
、Rは各全面露光によって生じた最高電位を示す、(上
記プロセス間例えば、−次帯電と二次帯電との間や全面
露光と現像までの間等は省略しである。)なお、第14
図は感光体4の光導電層2がn型光半導体から成る例に
ついて示したが、光導電層2にセレン等のP型光半導体
を用いたものであっても電荷の正負符号がすべて逆にな
るだけで基本的な像形成プロセスは変わらない。また、
感光体4の帯電時に電荷の注入が困難であるような場合
は、光による一様照射を併用するようにしてもよい。
第1図の多色画像形成装置は、以上の原理に基づいて画
像形成を行うもので、ドラム状の感光体4が矢印方向に
1回転する間に以下のようにして多色画像を形成する。
即ち、感光体4の表面を帯電器5が一様電位に帯電し、
その帯電面に像露光装置6がハロゲン光源を用いた白色
照射光の原稿からの反射光により帯電器5にとりつけた
赤外紫外カットフィルタを通し像露光を行いつつ交流又
は帯電器5とは及討符号の直流コロナ放電を行う帯電器
16、次に帯電器26の牛用により感光体4の表面電位
を概ね均一にする。
帯電器26は、帯電器16による電位平滑化能力が高い
場合や、感光体の暗減衰が小さく全面露光までの電位変
動が無視し得る場合は省略可能である。
像露光器6は、@2図に示すように、帯電器16の光路
に赤外光及び/又は紫外光吸収フィルタ36bを設け、
その裏面に電極として蒸着又はスパッタによってInO
□からなる導電、11136gを設けて像露光光中の赤
外及び/又は紫外成分を吸収させる。
同図中、16mはグリッドである。フィルタはレンズ集
光部に設けることもできる。この場合は上記の導電層は
不要である。赤外光吸収フィルタとしては、例えば来夏
社製IR^−20が使用できる。又干渉フィルタも使用
できる。赤外光吸収フィルタは、赤外光以外にも可視光
領域の長波長側をも可なり吸収するが、光源のへロデン
ランプは氏波長側程光分光エネルギーが高くなっている
ので、上記フィルタと良くバランスし、得られる画像に
赤色が薄くなるようなことはない、紫外光吸収フィルタ
としては、例えば来夏社製UV−37が使用できる。干
渉フィルタも使用できる。その他、上記フィルタを設け
ず、赤外或いは紫外光を含まない光源として、蛍光灯を
用いても良い。36Cは、ノツチフィルタである。この
フィルタ38Cは、f518図における色分解フィルタ
の透過率が重なり合う部分である500nm、 600
r+mを中心に半値幅10−50na+を有した低い透
過率を有するものである。このような透過率は、色素フ
ィルタ、干渉フィルタあるいは液晶フィルタ (例えば
特開昭81−43702号公報記載のフィルタ)等によ
って得られる。複数個所に低い透過率を有する分光透過
率特性は、それぞれの個所に低い透過率を有するフィル
タを複数枚重ね合わせて得ることもできる。第19図は
前記第18図に示す特性を有する色分解フィルタ3aに
対応するノツチフィルタ36Cの分光透過率を示すグラ
フである。
引続き、帯電516と同様の帯電器26によって感光体
4の表面電位を完全に平坦にする。なお、帯電器26は
像露光装置6の帯電器16に隣接してその下流側に設け
、両者を一体にしても良い。
次いでその像露光面にランプ7Bと青フィルタFBによ
り得られる青色光L++を一様に照射し、それによって
像露光面に青色の補色像を与える電位パターンが現れる
。イエロートナーを収納する現像装置8Yが現像する。
続いて帯電器1f3と同様のコロナ放電を行う帯電器9
Yの作用で感光体4の表面電位を均一にする。次にラン
プ7Gと緑フィルタFCにより得られる緑色Leを一様
に照射して緑色の補色像を与える電位パターンを形成し
、マゼンタトナーを収納する現像装M8Mが現像し、感
光体4表面に2色トナー像が形成される。以下同様に、
帯電器9Yと同様の帯電器9Mの放電、ランプ7Rと赤
フィルタFRにより得られる赤色光LRの一様照射、シ
アントナーを収納する現像装置8Cによる現像が行われ
る。
なお、各全面露光光は、干渉フィルタなどにより、この
場合、青色光は430nm中心に、緑色光は565nm
中心に、赤色光は6401箇中心にした狭い波長域の分
光スペクトルを有する光にすると良い。
以上の工程により感光体4上にイエロー、マゼンタ、シ
アンの3色トナー像の重ね合わせ像が形成される。更に
良好な黒画現画像を得たい場合は以上のように形成され
た図示しない多色トナー像に、再帯電後ランプによる白
色光や赤外光照射により各トナー及Vフィルターを透過
させて電位パターンを生成させ、これを黒トナーを収納
した現像装置により現像されて、転写前帯電器14によ
り電荷を付与されて転写され易くなり、図示しない給紙
装置から送り込まれてくる記録紙Pに転写器10によっ
て転写される。多色トナー像を転写された記録紙Pは、
分離器11によって感光体4から分Bされ、図示しない
搬送手段によって図示しない定着器に送られて多色トナ
ー像を定着され、機外に排出される。多色トナー像を転
写した感光体4の表面は露光と放電とを行う除電器12
によって除電され、クリーニング装fi13によって残
留トナーを除去され、さらに同様の除電器12によって
除電されて、再び次の像形成が行われる状態に戻る。
この第1図の多色画像形成装置では、単色画像は以下の
ように形成される。即ち、帯電8!9Y、 9M。
9Cを不作動状態として、多色像形成の場合と同様に、
帯電器5による帯電、帯電器16、帯電器26による放
電及び像露光、ランプ7Bに3つのランプを用意し、こ
のランプによる青緑赤の同時点灯或いは赤外光照射全面
露光を行う、それによって感光体4全面に電位パターン
が現れる。これを現像装置sy〜8にの1つ或いは複数
で現像して単色トナー像を得る。以下、多色像形成の場
合と同様に、形成された単色トナー像を記録紙Pに転写
、定着し、単色トナー像を転写した感光体4の表面はク
リーニングされる。
前述の多色画像形成工程において、各全面露光は必ずし
もB、G、R光である必要はない。即ち、感光体のすで
に全面露光が透過したフィルタ部では、絶縁層と光導電
層の境界面の電荷がすでに消失しているので再度光が透
過しても表面電位の変化は生じない。従って、例えば全
面露光を赤色光、黄色光、白色光の順で行い、それに応
じてシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーの
順で現像しても、原稿の色再現が良好になされて(する
多色画像を得ることができる (特願昭59−1981
27号参照)。勿論、これに限らず、他の分光分布の光
で全面露光を行ってもよい。なお、上述のように、感光
体上の一部のフィルタを2度以上全面露光の光が透過す
るときは、現像後に絶縁層と光導電層の境界面の電荷を
完全に消去すべく、光を照射することが望ましい(5f
¥願昭59−198171号)、このように全面露光用
の光は各々対応した特定の種類のフィルタにのみ電位パ
ターンを形成するものである。
以上述べたように、本発明の多色画像形成装置によれば
、色ずれが生じない多色像が得られるばかりでなく、優
れた画像濃度と解像力をもつ単色像を形成することがで
きる。更に、色分解波長域中の重なる波長域の光を選択
的に除去することにより鮮やかな色再現を得ることがで
きる。更に、像露光光に赤外光を含まないことは、光導
電層の加熱による電気的特性(受容電位、暗滅貨、光感
度、繰返し特性)の変化を防止する効果をも奏する。ま
た、像露光光に紫外光を含まないことは、光導電層の劣
化、フィルタ層中の色素分解を防止する効果をも奏する
第16図の多色画像形成装置は、感光体4の1回転で1
色のトナー像が形成されるものであり、切り換えて或い
は同時に用いられる青、緑、赤及び赤外色層を備えたラ
ンプ7によって全面露光を行い、像露光装に6の帯電器
16を利用して現像後の感光体4の表面電位を均一にす
るものである点が第1図の多色画像形成装置と異なる。
この多色画像形成装置においても、第1図の多色画像形
成装置と同様に、第14図について述べたと同じ像形成
動作が行われ、色ずれのない多色像や画像濃度と解像力
に優れた単色像を形成することができる。
即ち、例えば3色像を形成する場合は、感光体4を帯電
器5によって帯電し、帯電器16によって像露光を行い
、次いで帯電器2日によって表面電位を均一にした後、
感光体4の表面に、ランプ7の青色光で全面露光を行い
、それによって形成された電位パターンを現像装置8Y
が現像してイエロートナー像を形成する。このトナー像
は現像域gi8M。
8C,8に、転写前帯電器10.転写器12、分離器1
3、クリーニング装置16及び帯電器5の作用を受、け
ずに通過する。トナー像が形成された感光体4は、帯電
器16及び26の位置に達したときにコロナ放電を受け
て表面電位が均一となり、ランプ7により得られる緑色
光で全面露光を受け、電位パターンが形成される。続い
て、これは現像装置8Mによって現像され、マゼンタト
ナー像が形成される。同様にして赤色光により電位パタ
ーンの形成と現像装置8Cによる現像が行われ、更に良
好な黒画現画像を得たい場合は、次にランプ7によって
赤外光を照射し、電位パターンを形成し、現像装置8K
による現像で黒トナーを付着させ、カラートナー像が得
られる。
赤外光は、既に付着しているトナーを透過するので、電
位パターンの形成が妨げられず、好都合である。
単色像を形成する場合は、帯電され像露光された感光体
4に対し、ランプ7の特定の或いは組合せた光で全面露
光を行い、感光体4表面に電位パターンを形成し、それ
を現像装置8Y〜8にのどれか、或いは組み合わせて(
同一潜像にトナーを重ね合わせて)で現像して、充分な
画像濃度で解像度の高い任意の単色像が得られる。この
多色画像形成装置は現像装置の数が増加している以外は
モノカラー複写機と殆ど変わらない簡単な構成からなり
、小型化、低コスト化を達成し得ると言うvf艮がある
。第16図の第1図と同一符号は同一機能部材を示して
いる。
第1図や第16図の多色画像形成装置における現像域j
18Y〜8KにはfJS17図に示したような磁気ブラ
シ現像装置が好ましく用いられる。
第17図の現像装置は、現像スリーブ81と、現像スリ
ーブ81の内部の周面にN、S磁極を有する磁石体82
のうち、少なくとも一方が回転して、磁石体82の磁力
によって現像剤溜り83から現像スリーブ81の表面に
吸着された現像剤を矢印方向に搬送する。そして、現像
剤の搬送途中で層厚規制ブレード84により搬送量を規
制して現像剤層を形成し、その現像剤層が感光体4に現
像スリーブ81の対向する現像域において感光体4の電
位パターンに従って現像する。現像に際しては現像スリ
ーブ81にバイアス電源80によって現像バイアス電圧
が印加される。また必要に応じて現像を行わない場合に
も現像スリーブ81からトナーが感光体4に移行したり
、感光体4からトナーが現像スリーブ81に移行したり
することを防止するために現像スリーブ81にバイアス
電圧を印加してもよい、なお現像のoff時には、現像
時(on時)の交流バイアス成分をカットして直流バイ
アス成分のみとするか、70−ティング状態とするか、
接地するか、トナーと同極性の直流バイアスを印加する
か或いは現像装置を像形成体から離間する。またこれら
の処置を併用することもできる。85は現像域を通過し
た現像剤層を現像スリーブ81から除いて現像剤溜り8
3に還元するクリーニングブレード、86は現像剤溜り
83の現像剤を攪拌して均一化すると共にトナーを摩擦
帯電せしめる撹拌手段、88はトナーホッパー87カ・
らトナーを現像剤溜り83に補給するトナー補給ローラ
である。
このような現像装置に用いる現像剤はトナーのみから成
る所謂−成分現像でも、トナーと磁性キャリアからなる
二成分現像剤でもよい、現像に当たっては、現像剤層即
ち、磁気ブラシで感光体面を直接摺擦する方法を用いて
もよいが、特に第2の現像以後は形成されたトナー像の
損傷を避けるため現像剤層が感光体面に接触しない現像
方式、例えば米国特許第3,893,418号明細書、
特開昭55−18656号公報、特に特願昭58−57
446号、特願昭58−238295号、特願昭58−
238296号の各明m書に記載されているような方式
を用いることが好ましい。これらの方式は、彩色を自由
に選べる非磁性トナーを含んだ一成分或いは二成分現像
剤を用い、現像域に交番電場を形成し静電像支持体と現
像剤層を接触せずに現像を行うものである。この非接触
現像は、現像スリーブと感光体表面の間隙を現像スリー
ブ上の現像剤層の層厚よりも大さく (但し、両者間に
電位差がない状態において、)設定して、この間隙、層
厚で上述のような各種条件で現像を行うものである。
現像に用いるカラートナーは、通常トナーに用いられる
公知の結着用樹脂、有8!無磯の顔料、染料等の各種有
彩色、無彩色の着色剤及び各種の磁性体添加創等からな
る、公知技術によって作られた靜電現像泪トナーを用い
ることができ、キャリアとしては通常靜電像に泪いられ
る鉄粉、フェライト粉、それらに樹脂被覆を施したもの
或いは樹脂中に磁性体を分散したもの等の磁性キャリア
等各種公知のキャリアを泪いることができる。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24968
9号、同240066号明細書に記載された現像方法が
用いられてもよい。
以下、本発明の具体的実施例を示す。
第1図の多色画像形成装置における感光体4を導電層上
に厚さ30μ皺のa−Siからなる光導電1 (a−3
iは700na以上の長波長に感度を有する)と、その
上に第10図に示したR、G、Bフィルタ部分のモザイ
ク状の配列からなり、第18図に示した分光特性を有し
、各フィルタの長さlが100μmで厚さが20μ−の
絶縁層とを設けた外径が1801で表面速度100mm
/seaで回転するものとした。像露光光源としてはハ
ロゲンランプを用いた。現像装置8Y。
8M、 8C,8Kには第17図に示した構造の現像装
置を用いた。現像スリーブ81は非磁性ステンレス洞か
らなり、外径30mmで現像に際し表面速度140ff
laI/seeで矢印方向に回転する。磁石体82はN
、S!極数が8極で現像スリーブ81の表面に最大80
0Gの磁束密度を与え、現像に際して600「ρ鶴で矢
印方向に回転する。感光体4と現像スリーブ81の表面
間隙は各現像装置8Y、 8M、 8C,8K (現像
器8には図示せず)において等しく 0.5mmとし、
現像スリーブ81上には厚さ0.2ms+の現像剤層が
形成されるようにした。
現像剤は平均粒径10μ鴇で10〜20μc/gに摩擦
帯電するトナーと平均粒径25μmで抵抗率が10”0
6m以上の磁性体分散含有υ(脂からなるキャリアとが
重量比1:9で混合したものとした。トナーの色が各現
像装置8Y、 88.8C,8にでイエロー、マゼンタ
、シアン、黒と異なることは勿論である。
帯電器5にはコロトロン放電器を用い、背面に赤外カッ
トフィルタ36b及びノツチフィルタ36cを有する帯
電器16(第2図参照)及び帯電器26.9Y。
9旧二は、いずれもスフロトロン帯電器を用しまた。
そして、帯電器5には感光体4の表面電位を−1,5K
Vとするような放電電圧を印加し、帯電器16及び帯電
器26.9Y、 9Miこけ表面電位を略OVとするよ
うな放電電圧を印加するようにした。得られた電位フン
トラストは、各潜像に対して200〜400Vテあった
。また、現像装置8Y、 8M、 8Cが夫々現像を行
う場合は、全面露光として各々青、緑、赤色光を用い、
現像スリーブ81に一50Vの直流電圧と実効値1.5
KV、周波数2 KHzの交流電圧の重畳からなる現像
バイアス電圧が印加され、現像器8K (図示せず)が
現像を行う場合は、再帯電後火に全面露光として赤外光
を用い、現像スリーブ81に一100vの直流電圧と実
効値2.5KV、周波数2 KH2の交流電圧の重畳か
らなる現像バイアス電圧が印加されるようにした。
なお、現像器8にで現像を行う場合は、Y=M。
Cのトナーで再現される黒色が充分な濃度を有せず、こ
れを補充するためにY、M、C)カー上に黒トナーを付
着させるのであって、これに必要な量のトナーが付着す
るようにし、他の有彩色を再現するFカー上への付着を
できるだけ少なくするようにするために、成る濃度以上
のトナーの上に黒トナーを付着させる。既にトナーが充
分の濃度で付着している個所では、電位コントラストが
低く、トナーの付着量は少ないのであるが、黒トナーの
付着量が所望の量になるよう、上記のように低電位部で
付着しづらく、高電位部で付着しやすいように、現像バ
イアスのDC成分を高く、^C成分を大きくコントロー
ルするのが一層望ましい。
以上の条件によって第19図に示した様なノツチフィル
タの分光特性を検討した結果第14図につν)て述べた
ようにカラー画像の形成を行った所、ノツチフィルタを
用いることにより、さらに以下に示す条件に7ツチフイ
ルタの分光特性を設定することにより、色再現が良好な
画像濃度やコントラストの高い解像力に優れたカラー画
像が得られた。
各種フィルターは干eAフィルタにより作られている。
第2図に示したvtll、で適切なノツチフィルタの分
光特性を検討した。なお赤外及び紫外カットフィルタは
併用している。(400〜750nmを透過する。)ノ
ツチフィルターの分光特性は第18図のフィルタの透過
率と密度に関係している0色分離性能向上のためには、
第18図の8フイルターとGフィルタとの色分離性、G
フィルタとRフィルタとの色分離性をあげることである
。しかしながら、フィルタの分光特性は容易に改良困難
である。本発明は像露光光から、BフィルタとGフィル
タ共に透過する波長及びGフィルタとBフィルタ共に透
過する波長を除去することにより等価な効果をもたせる
ことができるものである。第18図のフィルタを用いた
場合、除去する露光光の波長は490nm±20nmを
中心波長として、半値幅が10〜40r+11の場合が
好ましかった。上記中心波長を短波側にシフトすると青
色光がカットされるために、青色原稿は黒ずんで再現さ
れた。同様に長波長側にシフトすると緑色光がカットさ
れるために緑色原稿が黒ずんで再現された。
同様にして除去する露光光の波長は600±30nmを
中心波長として半値幅が10〜8011&lが好ましか
った。
上記中心波長を短波側にシフトすると緑色光がカットさ
れるために緑色g、稿は黒ずんセ再現された。同様に長
波長側にシフトすると赤色光がカットされるために赤色
光が黒ずんで再現された。しかし、長波側のカット幅に
関しては、池の場合程色再現に敏感ではなかった。
このことは特開昭61−65264号にみられるように
プロセスインクの分光特性に起因していると考えられる
除去する露光光の波長幅は大きすぎると感光体の実効感
度を低下させ、色バランスを変化させる要因ともなる。
それ故、分光透過率はできるだけ半値幅の狭い形状の分
光特性を有することが好ましい、好ましい分光透過率は
、透過率で80%以上、カット部で0〜40%である0
以上をまとめると、表面絶縁層を有すると共に色分解機
能を有する感光体に対向して、像露光手段と、全面露光
手段とが配され、前記像露光光から、各色分解8!能に
よる各分解波長域中の重なる波長域の光を選択的に除去
することを特徴とする。
前記分解波長域が青、緑、赤から成る画像形成装置にお
いては前記選択的に除去する中心波長が青と緑との中間
波長域であることが好ましい。その中心波長は490n
I11±20r+mであることが好ましい。
前記選択的に除去する中心波長が緑と赤との中間波長域
であることが好ましい。その中心波長は600±30n
mであることが好ましい。
比較のため、帯電器16背面の7ソチフイルタ36′ 
 Cを透明にし、その他は同様の条件で画像形成を行っ
たところ、g、fflの青と緑が混色し、原稿の緑と赤
が混色した結果、鮮やかな色再現が得られなかった。こ
れを修正すべく像露光条件、全面露光条件、現像条件(
直流バイアス電圧、交流バイアス電圧、周波数)を変化
させて画像濃度を変化させても、忠実な色再現には至ら
なかった。
さらに、帯電器16背面のフィルタを透明にして赤外成
分をカットせず、其他は同様の条件で画像形成を行った
ところ、感光体上のRフィルタ部分にシアントナーの付
着量が減少すると共に、Bフィルタ部分のイエロートナ
ー、Gフィルタ部分のマゼンタトナーの付着量も同様に
減少し、色バランスがさらに崩れた。これを修正すべく
、現像条件(直流バイアス電圧、交流バイアス電圧、周
波数)を変化させて画像濃度を上げても、忠実な色再現
には至らなかった。
以上の実施例は、77チフイルタを通した光で像露光を
行った例であるが、特定色光に強度を有する光源例えば
青色、緑色、赤色に主体強度を有する白色蛍光灯(例え
ば株式会社東芝製メロウルックあかりちゃん)を用いれ
ば色再現の忠実度をさらに上げることができる。即ち上
記の像露光光源と、その像露光光源から感光体の間の光
路中に上記ノツチフィルタを用いれば、色再現の忠実度
を−層高めることができる。ノツチフィルタは光路系の
任意の位置に設にすることができ、待に光学レンズの絞
り位置に設置すると小型化できる利点を有する。又挿入
程度を変化させることにより色調を31!!!すること
もできる。
また、上記の例は正規の画像形成についての例であるが
、本発明は画像形成方法としては、特願昭60−229
524号に見られ□るように、−次帯電、二次帯電、像
露光後平滑化のための帯電、特定光による全面露光、現
像をくり返す方法にも同様に適用し得る。また、感光体
はフィルタを導電性基体側に設け、フィルタ側から像露
光及び全面露光を行う構成(特願昭59−199547
号)や、その他の構成(特願昭59−198166号、
同59−198167号及び同59−201084号)
をもとり得る。
また、感光層は単層のみでなく電荷発生層と電荷移動層
とからなる機能分離型の構成(特願昭60−24517
8号、同60−229524号)をもとり得る。また、
感光体は色分解機能を感光層に持たせた構成(特願昭5
9−201085号、同60−245177号)をもと
り得る。
更に、vf順昭59−187045号に見られる反転画
像形成方法にも同様に適用できるのは言うまでもな+1
1 。
なお、第19図に示すような分光透過率を持つノツチフ
ィルタを使泪しても、複写原稿の色彩部分の反射分光特
性には鋭い極大値を示すようなものがないので、色の再
現性には殆ど影響を与えることがなかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に基づく像形成装置は、表
面絶縁層を有すると共に色分解機能を有する感光体を備
え、所定の露光光に各色分解機能の分解波長域が重なる
光を実質的に含まないように構成しているので、1回の
像露光で複数の色成分の潜像を形成でき、その上、上記
分解波長域に重なる光が像形成に悪影響を及ぼすことが
ない。
その結果、得られる像は色の濁りやずれや色バランスの
崩れがなく、像再現の忠実度が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図は本発明の実施例を示すものであって
、 @1図は像形成装置の内部概略正面図、第2図は像露光
装置の概略断面図、 第3図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図、第
12図及び第13図は感光体の断面図、第9図、第10
図及び第11図は感光体の平面図、第14図は像形成過
程を説明するためのプロセス70−図、 第15図は像形成過程の感光体表面電位の変化を示すグ
ラフ、 第16図は他の像形成装置の内部概略正面図、117図
は現像装置の断面図、 第18図は色分解フィルタの分光特性を示すグラフ、第
19図はノツチフィルタの分光特性を示すグラフである
。 なお、図面に示された符号に於いて、 1−−−−一導電性基体 2.2−2.2−3−−−−一光導電層3−−−−一絶
縁層 3 a−−−−−フィルタ層 3 b−−−−一透明絶縁層 B−−−−一青色色分解フィルタ G−−−−一緑色色分解フィルタ R−−−−一赤色色分解フィルタ 4−−−−一惑光体 5 、16.2B、 9Y、 914−−−−一帯電器
6−−−−一像露光器 7 、7B、 7G、 7R−−−−一全面露光装置8
Y、 88.8C,8に一−−−−現像装置12−−−
−−除電器 36a−−−−一導電層 36b−−−−一赤外光及び/又は紫外光吸収フィルタ 36cm−−−−ノツチフィルタ である。 出願人 小西六写真工業株式会社 第1図 4:感先伜 5、+6.26,9Y、9M :千社 2−光導電層 第18図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面絶縁層を有すると共に色分解機能を有する感
    光体に対向して、像露光手段と、全面露光手段とが配さ
    れ、前記像露光光から、各色分解機能による各分解波長
    域中の重なる波長域の光を選択的に除去することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. (2)前記分解波長域が青、緑、赤であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の画像形成装置。
  3. (3)前記選択的に除去する中心波長が青と緑との中間
    波長域であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の画像形成装置。
  4. (4)前記選択的に除去する中心波長が緑と赤との中間
    波長域であることを特徴とする特許請求の範囲第2項又
    は第3項記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247938A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Taaku Sangyo Kk リール

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JP2010247938A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Taaku Sangyo Kk リール

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