JPS6395462A - 電子写真感光体および画像形成方法 - Google Patents

電子写真感光体および画像形成方法

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JPS6395462A
JPS6395462A JP61240550A JP24055086A JPS6395462A JP S6395462 A JPS6395462 A JP S6395462A JP 61240550 A JP61240550 A JP 61240550A JP 24055086 A JP24055086 A JP 24055086A JP S6395462 A JPS6395462 A JP S6395462A
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JP
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color separation
layer
image
separation filter
filter
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JP61240550A
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English (en)
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Satoru Haneda
羽根田 哲
Kunihisa Yoshino
吉野 邦久
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/12Recording members for multicolour processes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真法を用いて多色画像を形成するだめの
電子写真感光体及び該感光体を用いた画像形成方法に関
し、各種の多色画像形成装置、カラー写真、プリンタ等
に利用される。
[従来の技術] 従来、電子写真法を用いて多色画像を形成するには、い
くつかの方法及び装置が提案されている。
例えば電子写真感光体上に各色分解光に応じた像露光及
び現像を施して各色トナー像を形成するたびに記録紙に
転写する多色画像形成方法及び装置(前者)がある。ま
た例えば分解色数に応じた複数の感光体を配設した装置
を用い、該感光体のそれぞれに各色の像露光及び現像を
施して各色トナー像を形成し、これを順次記録紙に転写
する方法及び装置(後者)がある。
しかしながら、前者にあっては感光体を複数回回転して
各色トナー像を形成するため画像記録に長時間を要し、
その高速化が困難であるなどの欠点がある。また後者に
あっては複数の感光体を併行的に使用するため高速性の
点では有利であるが複数の感光体を使用するため装置が
大型化し、高価となるなどの欠点がある。さらには前者
及び後者共に複数回の転写が繰り返されるため、画像の
位置合わせが困難であるという問題がある。
本発明者等はこれらの欠点を改良したものとして特開昭
61−63856号、同61−65262号、特願昭5
9−199547号明細書等に色のそれぞれ異なる複数
種類の微少フィルタをモザイク状に配列した色分解フィ
ルタ層を感光層の上側(現像の際トナーの付着する側)
あるいは下側(現像の際トナーの付着しない側)に有す
る感光体を用いた画像形成方法を提案した。この方法は
感光体に接着された色分解フィルタを通して像露光を与
えた後、特定の光によって全面露光を与え、色分解フィ
ルタ中の特定のフィルタに対応する部分に該フィルタを
透過した光に対応した電位像を形成せしめ、特定の色の
トナーを用いて現像し、再帯電によって平滑化を行うこ
の過程をフィルタの種類だけ繰り返して感光体上に多色
像を形成せしめるものであって、露光が1回で済み、位
置合わせの必要がないなどの利点があり、簡単かつ高品
質の多色画像を得ることができる。
また、色分解フィルタは色調が鮮明で、所定の分光特性
を有することが重要である。そのため着色剤としてはこ
れらの要件をそなえる必要があるので、アゾ系、アント
ラキノン系、トリフェニルメタン系やキサンチン系等の
酸性染料が使用されるが、これらは耐光性に問題があり
、紫外線などの照射により退色し易い。そのため長期間
の使用に堪えず、変色する欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、色分解フィルタの着色画像に対して有害な紫
外線の影響をなくし、耐光性を向上した電子写真感光体
を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記目的を達成するために、色分解フィルタ
の最上層及び着色層の表面に紫外線吸収剤を含んだ透明
な保護膜を設けたもので、感光層あるいは透明支持体上
に設けた透明な中間層に所定の分光特性を有する所定形
状の着色画像を形成した複数枚の透明中間層膜と、最上
層の透明中間層膜上に被覆した透明な保護膜とで構成し
、少なくとも11t1記透明中間層膜または透明な保護
膜は紫外線吸収剤を含む色分解フィルタを有する電子写
真感光体によって1jη記目的は達成することができた
本発明電子写真感光体に用いる前記色分解フィルタは次
のようにして製造することができる。
例えば、フォトレジスト、光硬化性物質(重クロム酸ア
ンモニュウム・ゼラチン溶液)などの感光性物を透明支
持体l上に塗布して、乾燥した後、該表面に所定の形状
の露光マスクを位置合わせして露光(紫外線)する。該
表面を現像液(温水)によって現像して乾燥し、露光パ
ターンに応じたレリーフ像を形成する。次に該パターン
を着色し、着色画像層2(赤)を形成する。次に第1図
すに示すように樹脂膜(ポリメチルメタクリレート等)
を塗布し、透明中間保護膜3を形成する。以下同様にし
て第1図Cのように感光性物を塗布して乾燥し、露光し
て現像・乾燥及び着色して第2着色画像層(緑)を形成
する。前記と同様にして樹脂膜処理し透明中間保護膜5
を形成する。更に感光層を設けて、位置合わせ、露光、
現像して着色することにより第3着色画像層(青)6を
形成する(第1図d示)。その表面に透明保護膜7を塗
布し、色分解フィルタを形成し、これを通常の方法で電
子写真感光体の表面に接着する。
本発明に用いられる色分解フィルタの製造に使用する感
光性物としては、紫外光、X線あるいは電子線等による
露光を行い、露光部、未露光部を現像液により選択的に
溶解しうるちので、表面に色素、染料、顔料等を染着・
蒸着できるものである。また本発明色分解フィルタの表
面に形成する透明保護膜は蒸着法、スパッタリング法、
プラズマ重合法などの気相法で形成することができる。
着色画像に用いる染料としては、通常の染料・顔料が使
用することができる。例えば、カヤノールミ−リンブレ
らドRS(日本化薬(株)製)、カヤノールブルーN2
G(日本化薬(株)製)、スミノールミーリングイエロ
ーMR(化皮化学工業(株)製)、カヤノールミーリン
グブルーGW(日本化薬(株)製)。
透明保護膜中に添加する紫外線吸収剤としては、2.2
−ジハイドロキシー4−メトキシベンゾフェノンなど通
常知られるものを添加することができる。
第2図Aは、本発明により形成された色分解フィルタを
有する電子写真感光体の構成を示す断面図であり、色素
を染着せしめる基板として電子写真感光体を用いた場合
の構成図である。本発明に係わる上記感光体は、導電性
基板11上に光導電性の感光層10を設けてなるもので
あり、必要に応じ、感光層10上に保護層としぞ透明絶
縁層を設け、上記感光層10上に前記の工程により色素
を染着せしめて赤色、緑色および青色の着色パターンを
有する色分解フィルタ8を形成させて得られた電子写真
感光体の一実施例を示すものである。表面にはさらに保
護層9として透明な絶縁層を塗布して設けている。
また第2図Bは、本発明の色分解フィルタを有する電子
写真感光体の他の実施例を示すものであり、色素を染着
せしめる基板として透明基板を用いた時の電子写真感光
体の構成を示すものである。
上記の基板として、例えばプラスチックフィルムの如き
透明基板を用いた場合には、基板上に形成された着色パ
ターンを有する色分解フィルタを電子写真感光体に積層
し、接着せしめることにより本発明の電子写真感光体を
得ることができる。感光層10に予め保護層である透明
絶縁層を設けた後に、色分解フィルタを設けることもで
きる。
第2図Bにおいて、1は上記の透明基板、8は第1図へ
と同様に色分解フィルタ層であり、6は接着層で感光層
lO上に着色パターン層8を接着させるための接着性を
有する層である。
本発明によれば、上記の接着方法としては公知の如何な
る接着方法をも用いることができ、例えば蒸着層からな
る着色パターン層の色分解フィルタと上記の感光体とを
ラミネータを通して接着させる方法、および色分解フィ
ルタと感光体とを仮接着させ、負圧下の状態に置き大気
圧をかけることにより接着させる方法、ならびに上記の
ように仮接着させたものに圧縮空気を当てつづけること
により接着させる方法等がある。
上記のラミネータを通して接着させる方法においては、
シート状感光体側あるいは色分解フィルタ側に接着剤を
塗布せしめて色分解フィルタと共にラミネータローラー
を通して加圧、加熱することにより接着が行われる。ま
た後者の方法すなわち負圧下の状態においた後、大気圧
をかけて接着させる方法ならびに圧縮空気を吹きつける
ことにより接着させる方法においても接着剤の層を介し
て接着が行われる。
上記の接着に際しての接着方向は、感光体面に対して色
分解フィルタの透明基板の面を接着させてもよく、また
感光体と色分解フィルタを接着させるために用いられる
接着剤としては、特に限定はなく、各種の接着剤、粘着
剤を用いることができるが、電気的絶縁性、化学的不活
性等の点から、接着性より密着性を保つ目的にはシリコ
ーンオイル(例えば信越シリコーンKF−96)、粘着
性を要する目的にはシリコーンワニス(例えば信越シリ
コーンKRIOI−1o)などが特に好ましく用いられ
る。
次に本発明の電子写真感光体に係る色分解フィルタの形
状、配列について言及すれば、本発明において有用とさ
れる色分解フィルタの形状、配列は、特に限定されるも
のではないが、第3図Aのような線条状、例えば感光体
がドラム状の場合、線が回転方向に直交するもの、平行
のもの等を用いることができる。しかし通常は第3図B
、Cのようなモザイク状に構成したものが用いられ、各
フィルタのサイズは、色の繰り返し1[J(第3図中Q
1.Q−)として30ないし500μlとするのが好ま
しい。フィルタのサイズが過少の場合、隣接した他の色
部分の影響を受けやずくなり、またフィルタのI II
、lの巾がトナー粒子の粒径と同程度あるいはそれ以下
になると作成も困難となる。またフィルタのサイズが過
大となると画像の解像性、混色性が低下して画質が劣化
する。なお、第2図ΔおよびB1第3図A乃至Cはいず
れも赤、緑、青のいわゆる3色分解フィルタを設けた場
合を示す。図中Rは赤、Gは緑、Bは青のフィルタを示
すが、本発明に係る色分解フィルタの着色は、この3色
に限定されるものではなく、必要に応じて任意の色のフ
ィルタ層を形成することができる。
本発明の電子写真感光体は、前述の通り導電性基体上に
光導電性の感光層を設けたしのである。
導電基板11はアルミニウム、鉄、ニッケル、銅等の金
属あるいはそれらの合金等を用いて円筒状無端ベルト成
算必要に応じて適宜の形状、措造のものを作成すればよ
い。感光層lOは硫黄、セレン、無定形シリコンまたは
硫黄、セレン、テルル、ヒ素、アンチモン等を含有する
合金等の光導電体、あるいは亜鉛、鉛、水銀、カドミウ
ム、モリブデン等の金属の酸化物、ヨウ化物、硫化物、
セレン化物の無機光導電性物質や、アゾ系、ジアゾ系、
トリスアゾ系、フタロシアニン等の染料顔料とビニルカ
ルバゾール、−トリニトロフルオレノン、ポリビニール
カルバゾール、オキサジアゾール、ヒドラゾン化合物、
スチルベン誘導体、スチリル誘導体等の電荷輸送物質と
樹脂とを分散した後塗布して形成される。
かかる結着剤樹脂としてはポリエチレン、ポリエステル
、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニール、ポリカーボネート、アクリル樹脂、シ
リコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性樹脂
が挙げられる。
また電荷発生層と電荷移動層とにわけた機能分離型の光
導電体ら用いられる。
本プロセスによれば、可視光全域にわたる感光性ををも
った感光層に複数の色分解フィルタを微細な線条状ある
いはモザイク状等に組み合わせて配置した感光体を用い
、まず像露光を与え、各フィルタの下部の感光層に分解
画像濃度に応じた第一次潜像を形成せしめ、ついで感光
体を特定の(実施例ではフィルタの色と同色)光によっ
て全面露光することによって該色のフィルタにのみ第二
次潜像を形成せしめ、第一次潜像形成過程の光強度に応
じた電位パターンを形成する。そして、フィルタの色に
対応する色、好ましくはフィルタを透過するいるの補色
の関係にある色のカラートナーで現像される。
以後表面電位を平滑化するための再帯電、次の分解フィ
ルタ部での電位パターンを形成する特定光の全面露光、
該フィルタと補色の関係にあるトナーによる現像の工程
を繰り返すことにより感光体上に多色画像が形成される
。この多色画像は唯1回の転写によって記録紙上に重ね
合わせて転写される。
第4図〔1〕乃至〔8〕は感光層として硫化カドミウム
のようなn型半導体を用いた感光体の一部分を取り出し
、そこにおける像形成過程を模式的に表わしたものであ
る。図中tt、ioは第2図と同じく、それぞれ導電性
基板、感光層であり、8は前記の高抵抗の3色(B、G
、R)分解フィルタである。
第4図中の各図の下部のグラフは感光体各部表面の電位
を示している。
先ず帯電器14によって全面に正のコロナ放電を与える
色分解フィルタ8表面に正の電荷を生じ、それに対応し
て感光層IOとフィルタ8の境界面に負の電荷が誘発さ
れ第4図(1)の状態となる。
次いで露光スリットを備えた帯電器15により交流若し
くは負の放電を与え、色分解フィルタ8表面の電荷を消
去しながら多色原稿から像i1g光を施す。本発明の感
光体においては、前記のように赤色、緑色、青色の多色
像露光が施されて像形成が行なわれるが、わかり易くす
るため赤色像のみを有する原稿を例として像形成プロセ
スを説明する。
第4図〔2〕は前記赤色像からの像露光(矢印Lr)が
施された部分の状態を示す。赤色光しrは赤色分解フィ
ルタ部8Rを通過し、その下部にある感光層10を導電
性とするため、フィルタ8上の殆んどの正電荷が消去さ
れると共に感光層10中に誘発された前記負電荷も消去
され、表面電位が零電位に近いものとなる。
これに対して緑色、青色分解フィルタ8G、813は赤
色光Ll?を透過しないため、フィルタ8上の正電荷の
一部は消去されるが、感光層10中の前記負電荷はその
まま残留し、かつ前記消去された一部正電荷に相当する
電荷が導電性基板11に誘発される。このような電荷配
置においては緑色、青色分解フィルタ部8G 、8B上
の表面電位は零電位に近いものとなる。但し帯電器15
をスコロトロン帯電器としてグリッド電圧を制御するこ
とにより極性を反転させ、例えば−200V等の均一な
表面電位となるようにしてもよい。したがってフィルタ
は1次潜像としての電荷模様が内在しているが、表面電
位差が生じないためトナー像を形成することができない
次に分解フィルタの一部にのみ電位パターンを生じさせ
る特定光、例えば光源16及び青色フィルタFBによっ
て得られた青色光(矢印LB)で全面露光を施す。この
場合青色光LBを透過する分解フィルタ8B下部の感光
層10の負電荷の一部と導電性基板11の正電荷が中和
されて、第4図〔3〕のような分解フィルタ8Bの13
1分と、感光層10との間に正負の電荷が残留して色分
解フィルタ8上に正の表面電位が与えられる。これを第
4図〔4〕に示されるように負のイエロートナーTYを
担持した現像器17により現像することにより、色分解
フィルタ5Bの部分イエロートナー像が形成される。
このイエロートナー像が形成された色分解フィルタ8B
の領域は未だ表面電位がトナーにより飽和されずに残っ
ているため、下方グラフに示されるように、比較的に高
い表面電位が残存していて、次の工程の現像により別の
トナーが付着できる余地が残されている。
そこでフィルタ8の表面に交流または負の直流再帯電、
好ましくはスコロトロン帯電器18による負のコロナ放
電を付与して、第4図〔5〕下方のグラフのようなフラ
ットな表面電位の状態に復帰せしめ、第4図〔2〕のと
きの表面電位と等しくするとよい。
次に光源16及び緑色フィルタFGによって得られた緑
色光(矢印LG)で全面露光を施すことにより、第4図
〔6〕に示されるように感光層10中の負 ゛の電荷と
導電性基板11の正電荷が中和されて、フィルタ8の8
Gの領域に下方グラフの高い表面電位が得られる。これ
を第4図〔7〕のマゼンタトナー′rMを担持した現像
器19で現像することにより、8Gの領域にマゼンタト
ナー像が得られる。次に再帯電後(第4図〔8〕)、赤
色フィルタPRによって得られた赤色光で全面露光を施
こすが、この時には電位パターンが発生せず、シアント
ナーTCによる現像は行なわれない。かくして前記イエ
ロートナー像とマゼンタトナー像を記録紙に転写定着す
れば、記録紙には視覚的にイエローとマゼンタが重畳さ
れた赤色像が観察される。
以上の説明は原稿が赤色像である場合について説明した
が、原稿が白、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンま
たは黒の画像である場合についても同様三色分解法と加
法混色3原色トナーの組合せにより色再現が行なわれる
。第5図はかかる各色原稿を用いたときの色再現のプロ
セスを説明する図表である。第5図中横軸は原稿の色調
を表わし、縦軸は各色原稿を用いたときのトナー像形成
に至る各段階のプロセスを表わしている。
符号r、”−’;Jは一次潜像形成、符号「○」は二次
潜像形成、符号「■」はトナー像形成の各段階のプロセ
スを表している。また符号「↓」は上欄の状態がそのま
ま維持されていることを表し、空欄は潜像形成が行なわ
れない部分を表している。
なお、前記説明では感光体としてn型半導体が用いられ
ているが、セレン等のp型半導体を用いた感光体であっ
てもよく、この場合は電荷の正負符号が逆になるだけで
基本的には変りがない。無論n型及びp型としても使い
うる感光体ではどちらを用いてもよい。
以上の説明から明らかなように本発明に係る感光体は、
感光層上に絶縁性色分解フィルタを設けた感光体であり
、さらに該感光体を用いて画像形成方法として、唯1回
の像露光により一次潜像を形成した後、三色分解法によ
る全面露光を施して色分解フィルタの色別毎に二次潜像
を形成し、対応する色のトナーで現像し、かつ再帯電す
る工程を繰り返えして多色像を得るようにしたものであ
る。
前記の如く感光層中に誘発させる電荷を利用する例えば
、NP方式が用いられるが、2回目以降の全面露光によ
る二次潜像形成に際して、先の1回目の潜像電位の残留
による弊害を除去するため再帯電が必要とされる。この
再帯電は交流または負の直流放電、好ましくはスコロト
ロン帯電器による負のコロナ放電により行なわれる。な
お、本発明の方法でいう「帯電」とは、帯電を行なった
とき得られた表面電位がOとなったり、表面の電荷が消
失するような場合も含むものである。
また本発明は、−次帯電、−次帯電とは実質的に逆極性
の二次帯電、&露光の後、電位パターンの平滑化のため
の再帯電、特定光による全面露光、特定の色トナーによ
る現像を繰返す画像形成法にも適用することができる。
(特願昭60−229524号)本発明における現像は
磁気ブラシ法によって行うのが好ましく、現像剤は非磁
性トナーや磁性トナーを用いるいわゆる一成分現像剤、
トナーと鉄粉等の磁性キャリアを混合したいわゆる二成
分現象剤のいずれとも使用することができる。現像に当
っては磁気ブラシで直接摺擦する方法を用いてもよいが
、特に第2の現像以後は形成されたトナー像の損傷を避
けるため現像剤層が感光体面に接触しない現像方式であ
って、現像スリーブと感光体との間隙が該スリーブ上の
現像剤層の厚さより大きく設定(但し両者間に電位差が
ない場合)されている現像方式、例えば米国特許第3.
g9a、4tgシ#明細書、特開昭55−18656号
公報、特願昭58−57446号、特願昭58−238
295号、特願昭58−238296号の各明細、書に
記載されているような方式を用いることが特に好ましい
。この方式においては、彩色を自由に選べる非磁性トナ
ーのみからなる一成分現像剤、非磁性トナーを含んだ二
成分現像剤を用い、現像域に交流電場を形成し静電像支
持体と現像剤層を接触せずに現像を行うものが好ましい
。但し磁性トナーを用いた現像剤であってもよ0゜現像
に用いるカラートナーは、通常トナーに用いられる公知
の結着用樹脂、有機、無機の顔料、および染料等の各種
有彩色、及び荷電制御剤などの各種添加剤等からなる、
公知技術によって作られた静電荷像現像用トナーを用い
ることができ、キャリアとしては通常静電像に用いられ
る鉄粉、フェライト粉、更に好ましくは鉄粉やフェライ
トに樹脂被覆を施したもの、あるいは樹脂中に微粉磁性
体を分散したもの等の高抵抗磁性キャリア等各種公知の
キャリアを用いることができる。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24966
9号、同58−240066号各明細書に記載された現
像方法を用いてもよい。
[発明の効果〕 前記で明らかなように、本発明の電子写真感光体は、紫
外線吸収剤を含有する色分解フィルタを形成してるから
、耐光性に優れ保存中に変色の恐れの無い感光体である
。また係る保護膜を表面に形成するので、発色性の良い
色素も用いることできるなど、従来にない色濃度の良い
色分解フィルタを有するため、画像形成に際しては、帯
電と像様露光後、特定光による全面露光と現像を繰り返
すことにより、濃度ムラの無い、色分離のよい従来の感
光体に比べてより優れた画質の多色画像を形成すること
ができる。また、長期間にわたりよくその効果を発揮す
ることができる。
(本発明の感光体を用いた画像形成) 第6図は本発明に係わる方法により得られた前記の感光
体を用いた多色画像を複写するための多色画像形成装置
の要部断面図である。SDは金属製ドラム上に前記フィ
ルム状感光体40を取り付けた感光ドラム、41は正の
直流1次帯電器、42は像露光し用スリットを有する負
の直流コロナ放電用スコロトロン帯電器、43Bは青色
フィルタFBを有し青色光LBを照射する光源、44Y
はイエロートナーを収容した現像器である。45は負の
直流コロナ放電用スコロトロン帯電器、46Gは緑色フ
ィルタFGを有し緑色光LGを照射する光源、47Mは
マゼンタトナーを収容した現像器、48は負の直流コロ
ナ放電用スコロトロン帯電器、491Nは赤色フィルタ
FRを有し赤色光LRを照射する光源、50はシアント
ナーを収容した現像器である。Pは記録紙、51は転写
電極、52は分離電極、53は電極背面から白色光を露
光しつつ除電を行なう残留電荷除去用除電器、54は残
留トナー除去用クリーニングブレードである。
前記構成の感光体40にまず帯電器41により一様な正
の帯電を施し、次いで負の極性をもつ帯電器42を作用
させると同時に青、緑、赤の3原色原稿からの像露光り
を走査露光する。感光体40上には複合フィルタの各色
分解フィルタ別に原稿からの像露光の強度に対応した原
稿を色分解した一次潜像が形成される。次に青色光透過
の干渉フィルタと硝子フィルタFBを備えた白色光源4
3Bによる、全面露光LBを施し、青色分解フィルタの
領域に1)η記−次潜像に対応した静電荷像を形成し、
これをイエロー現像器44Yでイエロー現像する。
次に負のスコロトロン帯電器45により前記青色分解フ
ィルタの領域に残存する静電荷像を消去した後、緑色光
透過の干渉フィルタと硝子フィルタFGを備えた白色光
源46Gによる全面露光LGを施し、マゼンタ現像器4
7Mでマゼンタ現像する。
次に負のスコロトロン帯電器48により残存する静電像
を消去した後、赤色フィルタPRを備えた白色光源49
Rによる全面露光LRを施し、シアン現像器50でシア
ン現像する。かくして感光体上には原稿に対応した多色
トナー像が形成され、次いでタイミングを合せて給紙さ
れた記録紙Pに転写電極51の作用で転写され、かつ分
離電極52の作用で分離された後、図示しない定着器に
より記録紙上のトナー像は定着される。
一方転写後の感光体40は除電器53により除電された
後、クリーニングブレード54により残留トナーが清掃
され次の像形成に備えられる。
以上の説明はすべていわゆる3色分解フィルタと3原色
トナーを用いたカラー複写機の実施例について述べたが
、本発明の実施態様はこれに限定されるものではなく、
各種の多色画像記録装置、カラ〒写真プリンタ等広く使
用することかできる。
分解フィルタの色、及びそれに対応するトナーの色の組
み合わせも目的に応じて任、αに選択できることはいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図a”−eは本発明電子写真感光体の色分解フィル
タ層の製造工程を示す図、第2図は上記の色分解フィル
タを有する電子写真感光体の構成を示す断面図、第3図
は前記色分解フィルタの形状、配列を示す概略構成図、
第4図は色原稿からの像形成プロセスを説明する図、第
5図は各種着色原稿からの像形成プロセスを説明する図
表、第6図は、本発明による感光体を用いた多色画像形
成装置の要部断面図である。 l・・・透明基板  6・・・接着層 8・・・色分解フィルタ層   9・・・保護層11・
・・導電性基板 lO・・・感光層 出願人 小西六写真工業株式会社 第1図 @3図 第 [1]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)感光層あるいは透明支持体上に設けた透明な中間層
    に所定の分光特性を有する所定形状の着色画像を形成し
    た複数枚の透明中間層膜と、最上層の透明中間層膜上に
    被覆した透明な保護膜とで構成し、少なくとも前記透明
    中間層膜または透明な保護膜は紫外線吸収剤を含む色分
    解フィルタを有することを特徴とする電子写真感光体。 2)感光層あるいは透明支持体上に設けた透明な中間層
    に所定の分光特性を有する所定形状の着色画像を形成し
    た複数枚の透明中間層膜と、最上層の透明中間層膜上に
    被覆した透明な保護膜とで構成し、少なくとも前記透明
    中間層膜または透明な保護膜は紫外線吸収剤を含む色分
    解フィルタを有する電子写真感光体を用いて、前記感光
    体に対し、帯電と像露光後、特定光による全面露光と現
    像を繰り返すことにより、前記感光体上に多色画像を形
    成する画像形成方法。
JP61240550A 1986-10-09 1986-10-09 電子写真感光体および画像形成方法 Pending JPS6395462A (ja)

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