JPH08206709A - 熱間製管工具およびその製造方法 - Google Patents

熱間製管工具およびその製造方法

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JPH08206709A
JPH08206709A JP7125990A JP12599095A JPH08206709A JP H08206709 A JPH08206709 A JP H08206709A JP 7125990 A JP7125990 A JP 7125990A JP 12599095 A JP12599095 A JP 12599095A JP H08206709 A JPH08206709 A JP H08206709A
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steel
scale
tool
less
rolling
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JP7125990A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nakanishi
哲也 中西
Yasutaka Okada
康孝 岡田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変形抵抗の高い材料を製管する場合でも長い
使用寿命を確保する。 【構成】 鋼製基体の表面に酸化スケールを形成して使
用する酸化スケール型の熱間製管工具において、鋼製基
体を鍛造材または圧延材とする。鋼製基体の材質として
は、主要成分として重量比でC:0.08〜0.65%、S
i:0.1〜2.0%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜
7.0%、sol.Al:0.005〜0.5%、MoおよびW
の1種以上:合計1.5〜8.0%を含むものが望ましい。
鍛造または圧延の条件としては、1000〜1250℃
の加熱温度および1.35以上の延伸比が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンネスマン方式によ
り継目無管を製造する際の穿孔圧延や延伸圧延に内面圧
延工具として使用される熱間製管工具およびその製造方
法に関する。なお、本明細書では特にことわりのない限
り%は重量%を表わす。
【0002】
【従来の技術】マンネスマン方式による継目無管の製造
では、ピアサー等の圧延機でビレットを穿孔圧延してホ
ローシェルとなし、引き続きエロンゲーター等の圧延機
でそのホローシェルを延伸圧延する。これらの圧延には
ピアサープラグ、マンドレルといった内面圧延工具が用
いられる。これらの工具は通常、鋳造材を切削加工して
製作した鋼製基体の表面に潤滑性に富んだ酸化スケール
を形成して使用される。鋼製基体の材質としては、例え
ばピアサープラグの場合、普通鋼を加工対象として開発
された3%Cr−1%Niベースの鋼(以下これを3C
r−1Ni鋼と称す)が一般的である。
【0003】3Ni−1Cr鋼からなるピアサープラグ
は、普通鋼を穿孔圧延する場合は比較的長い寿命を示
す。しかし、高温強度が十分でないため、普通鋼より変
形抵抗の高いステンレス鋼、高Cr鋼等の高合金鋼の穿
孔圧延に用いると、高い面圧がかかる先端部に溶損が生
じ寿命が極端に短くなる。最近は継目無管の高品質化が
進み、ステンレス鋼や高Cr鋼の比率が高まっているこ
とから、ピアサープラグの耐久性を高めるための研究が
盛んに行われている。
【0004】ピアサープラグの耐久性を高めるための対
策は、これまでは鋼製基体の成分組成の改良と、鋼製基
体の表面に酸化スケールを形成するため熱処理の工夫と
に主眼がおかれていた。成分組成の改良では、鋼製基体
の高温強度を高めるだけでなく、酸化スケールの改質も
合わせて行うのが最近の傾向である。例えば特公平4−
8498号公報に示されたプラグでは、Cr量を低減し
てスケールの付着性を高め、代わりにMo,W,Nb等
を添加して高温強度を高める操作が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピアサ
ープラグの寿命を延ばすための従来対策は十分ではな
く、特公平4−8498号公報に示されたプラグでさえ
も、ステンレス鋼等の変形抵抗の大きな材料を穿孔する
場合の寿命は、前述した3Cr−1Mo鋼製のプラグの
高々3倍でしかない。更にその寿命を延ばすためには、
成分組成面および熱処理面だけでなく、それ以外の面か
らの対策が必要であると考えられる。
【0006】本発明の目的は、成分組成面および熱処理
面以外の面から対策を講じることにより使用寿命の大幅
延長を可能とする熱間製管工具おびその製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】変形抵抗の大きい材料を
圧延する場合の工具寿命の延長を図るために、本発明者
らは基本成分として重量比でC:0.08〜0.65%、S
i:0.1〜2.0%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜
7.0%、sol.Al:0.005〜0.5%、MoおよびW
の1種以上:合計1.5〜8.0%を含み、且つ7W(%)
+8Ni(%)≦56を満足する鋼製基体の表面に、厚
さが250〜1000μmの内部酸化型スケール層を有
する熱間製管工具を先に開発した(特願平5−2308
62号)。この工具はW量およびNi量を管理すること
により、母材との界面に生じる酸化スケールを粒界酸化
型から内部酸化型に変えて、酸化スケールの耐剥離性を
高めることにより、前述した3Cr−1Mo鋼プラグの
場合と比べて最大で10倍も寿命を延長することができ
る。
【0008】しかし、W量およびNi量の制限のため、
一方では母材の高温強度が制限され、工具が大型化した
場合や長時間の連続圧延のような熱的負荷の大きい使用
条件では、鋼製基体が鋳造材であることに起因してその
凝固組織が使用中に粗大化し、高温強度不足となること
により、表面しわ疵などの塑性流動が発生し、寿命が制
限される場合のあることが判明した。他の成分改良を受
けた工具でも、その鋼製基体が鋳造材であることに起因
して、成分が規定内であっても凝固組織が粗大化し、表
面しわ疵などにより寿命が制限されることが明らかにな
った。
【0009】そこで本発明者らは鋼製基体を鍛造あるい
は圧延により製作し、これを鋳造材のものと比較したと
ころ、鍛造あるいは圧延による鋳造組織の緻密化により
母材表面に生成する酸化スケールが緻密かつ厚くなり、
本発明者らが先に開発した成分系の熱間製管工具では、
W量およびNi量を制限しなくてもその酸化スケールが
内部酸化型となり、その結果としてW量およびNi量に
関する制限が不要になり、高温強度の確保が容易になる
こと、更には鍛造あるいは圧延による合金元素の固溶と
微細析出を経た組成の均一化によっても母材の高温強度
が向上すること、これらにより工具寿命が大幅に延長さ
れることを知見した。
【0010】また3Cr−1Ni鋼等からなる従来の鋼
製基体についても、鍛造あるいは圧延にて製作すること
により組織が緻密化し、その結果、粒界酸化型ではある
ものの厚く緻密で耐剥離性、耐焼付き性に優れた酸化ス
ケールが生成すること、合金元素の固溶と微細析出を組
成の均一化により母材の高温強度が向上すること、これ
らにより工具寿命が大幅に(3Cr−1Ni鋼製基体の
場合で2倍以上に)延長されることを知見した。
【0011】本発明の熱間製管工具は、鋼製基体の表面
に酸化スケールを形成して使用する酸化スケール型の熱
間製管工具であって、その鋼製基体を鍛造材または圧延
材としたものである。なお、圧延材はその圧延の前に鍛
造を行ったものでもよく、同様に鍛造材はその鍛造の前
に圧延を行ったものでもよい。
【0012】鋼製基体の材質としては、次のA,Bに示
す基本成分のものを挙げることができる。
【0013】A)重量比でC:0.08〜0.65%、S
i:0.1〜2.0%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜
7.0%、sol.Al:0.005〜0.5%、MoおよびW
の1種以上:合計1.5〜8.0%を含み、残部Feおよび
不可避不純物からなる鋼。 B)重量比でC:0.08〜0.65%、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜7.0%、sol.
Al:0.005〜0.5%、MoおよびWの1種以上:0
または合計1.5%未満を含み、残部Feおよび不可避不
純物からなる鋼。
【0014】A,BはいずれもCr:5.0%以下を含む
ことができる。また下記〜の少なくとも1群を含む
ことができる。
【0015】 Co:5.0%以下 V:2.0%以下、Nb:2.0%以下(望ましくは1.
0%未満)、Ti:2.0%以下、Zr:0.5%のうちの
1種以上 B:0.2%以下 Mg,Ca,La,Ce及びYの1種以上:合計0.
5%以下
【0016】AはMoおよびWにより高温強度を改善し
た成分系である。本成分系は、母材近傍に生成する酸化
スケールを内部酸化型にできる利点もあり、特に優れた
耐久性を示すことから、ステンレス鋼、高Cr鋼等の高
合金鋼の熱間製管に適する。ここでW量およびNi量の
制限、すなわち7W(%)+8Ni(%)≦56なる制
限については、前述した通りこの制限なしでも酸化スケ
ールを内部酸化型にすることができるので、特に必要と
いうわけではない。酸化スケールの耐剥離性を重視する
場合はこの制限を設けるのがよく、高温強度を重視する
場合はこの制限を設けない方がよい。ただし、一般的な
傾向として酸化スケールの方が工具寿命に対する影響度
が大きいので、この制限を設けて酸化スケールの耐剥離
性を重視した場合の方が寿命は長い。
【0017】BはMoおよびWの合計量が1.5%未満に
抑えられた通常の成分系である。本成分系はAに比べる
と耐久性が劣るので、普通鋼の熱間製管に適する。本成
分系のなかでC:0.2〜0.4%、Si:0.3〜1.0%、
Mn:0.3〜1.0%、Cr:2.0〜4.0%、Ni:0.5
〜4.0%を基本成分とするものは特に3Cr−1Ni鋼
と呼ばれる。この成分系のなかで特に高温強度が必要で
ない場合はMoおよびWの合計量を0.5%未満〔0(無
添加)を含む〕に抑えることができる。高温強度を必要
とする場合はMoおよびWの合計量を0.5%以上とする
のが望ましい。
【0018】本発明の熱間製管工具の製造方法は、上記
成分系の鋼からなる鋳造材に対して1000〜1250
℃の加熱温度および1.35以上の延伸比で鍛造および/
または圧延を行い、切削加工の後、スケール付けのため
の熱処理を行うものである。
【0019】
【作用】以下に本発明を鋼製基体の成分組成、酸化スケ
ール厚さ及び構造、鋼製基体の製造条件、スケール付け
熱処理条件の順に詳述する。
【0020】(A)鋼の成分組成 a)C Cは鋼材の高温強度向上に有効な成分であるが、その含
有量が0.08%未満では十分な強度を確保することがで
きない。一方、C含有量が0.65%を超えると製管後の
冷却によって焼きが入る表層部分の硬度が高くなりす
ぎ、焼割れを生じ易くもなる。従って、C含有量は本発
明法では0.08〜0.65%の範囲と定めた。
【0021】b)Si Siは脱酸、Ac1 点の上昇、工具表面の酸化スケール
の緻密化等に有効な成分であるが、その含有量が0.1%
未満では所望の効果が得られず、一方、2.0%を超えて
含有させると靱性の劣化を招くばかりか、十分な厚みの
スケール層が得られなくなって潤滑性能が不足する。従
って、Si含有量は本発明法では0.1〜2.0%と定め
た。
【0022】c)Mn 本発明法における如くMn,Wを多量に添加する場合、
高温でオーステナイト単相を確保するにはMnの添加が
有効であり、またδ−フェライトの生成を抑制して靱性
低下を防止したり高温強度の低下を防止するためにもM
n添加は必要である。しかし、その含有量が0.2%未満
の場合には上記効果が十分でない。一方、3.0%を超え
てMnを含有させると酸化スケール中に入るMnがスケ
ールの緻密性を劣化させる上、スケール融点を高めてそ
の潤滑性を劣化させる。従って、Mn含有量は本発明法
では0.2〜0.3%と定めた。
【0023】d)Ni Niには、製管後の冷却によって工具の表層部に形成さ
れる焼入れ相の靱性を改善させる作用があるが、上記作
用による所望の効果を得るためには、0.2%以上のNi
含有量を確保する必要がある。また、鋼中に添加された
Niは“酸化スケール処理にて形成されたスケール層”
中に酸化されずに残留し、複合強化作用を示してスケー
ルの耐剥離性を大きく改善する作用も有しており、この
効果はNi含有量が0.2%以上になると顕著化する。更
に、NiにはMo,Wを多量に添加した場合のδ−フェ
ライトの生成を抑制して靱性低下を防止したり高温強度
の低下を防止する作用がある。しかし、7.0%を超えて
Niを含有させるとスケールの生成が抑制されることと
なり、かえって潤滑性を劣化させる。従って、Ni含有
量は本発明法では0.2〜7.0%と定めた。
【0024】MoとWの合計量が1.5%以上の場合、N
i含有量がW含有量との関係で7W(%)+8Ni
(%)≦56の範囲になると、母材との界面に生成され
る酸化スケールが強靱な内部酸化型となるが、本発明で
は鋼製基体に鍛造材、圧延材を用いるために7W(%)
+8Ni(%)>56でもその酸化スケールが内部酸化
型となる。7W(%)+8Ni(%)≦56では特に強
靱な内部酸化型の酸化スケールが得られ、その耐剥離性
が一層向上する。その結果、前述した理由により工具寿
命が延びるので、この規制はやはり望ましいものであ
る。
【0025】e)Mo,W これらの成分の1種または2種を特定量以上含有させる
ことは高温強度の改善に極めて有効である上、酸化スケ
ールを内部酸化型とするためにも有効であり、かつAc
1 点を上昇させて穿孔後に工具表層部の焼きが入る部分
を少なくし、焼き割れを防止する作用をも有している。
これらの効果はMoとWとで等価であり、MoとWの合
計量が1.5%未満の場合は13Cr鋼やステンレス鋼な
ど、高温で変形抵抗の高い素材を穿孔する際に上記効果
が不十分となり、穿孔中に容易に変形・溶損を生じてし
まう。そのためMoとWの合計量が1.5%以上の場合と
1.5%未満の場合とに区別した。
【0026】MoとWの合計量が1.5%以上の場合、M
o,Wの含有量が合計で8.0%を超えると高温でもフェ
ライトが残留するようになって逆に高温強度が低下する
上、靱性も劣化するので、その合計量の上限を8.0%以
下と定めた。なお、靱性面からすればMoよりもWを含
有させる方が好ましく、特に靱性が重要な工具ではMo
含有量を3.5%以下に抑制するが良い。
【0027】MoとWの合計量が1.5%未満の場合でも
後述するCr量が2%未満、特に1%未満の場合はM
o,Wが高温強度の確保に有効な元素となるので、その
合計量を0.5%以上とすることが望まれる。
【0028】f)sol.Al sol.Alは脱酸剤として有効な成分である。特に製管
工具用材料では高温における強度を確保する必要があ
り、そのため必然的に室温でも高強度となるが、この場
合に鋼中の酸素量を抑制することは靱性確保上重要で、
少なくともO含有量を200ppm 以下とするのが望まし
い。O含有量を30ppm 以下とすると靱性は更に大きく
改善される。しかし、sol.Al含有量が0.005%未
満では脱酸効果が不十分であり、一方、0.5%を超えて
含有させても脱酸効果が飽和するばかりか、かえって工
具鍛造時の溶鋼の粘性を増加させ鋳造欠陥を生じる恐れ
が出てくる。従って、sol.Al含有量は本発明法では
0.005〜0.5%と定めた。
【0029】g)Cr Crは、MoとWの合計量が1.5%未満の場合は高温強
度の確保に有効な元素となる。特にMoとWの合計量が
0.5%未満の場合にその添加が有効となり、1.0%以
上、特に2.0%以上の添加が望まれる。Crは又、Mo
とWの合計量に関係なく酸化スケール層を緻密化して母
材と潤滑皮膜(酸化スケール層)の密着性を改善するの
に有効な成分でもある。しかし、その含有量が5.0%を
超えると酸化性が向上しすぎて所望の厚さの潤滑酸化ス
ケール層を生成することができなくなることから、Cr
含有量は5.0%以下と定めた。ただし、Cr含有量が0.
95%以上になると表面スケールの構造がFeCr2
4 主体のものになって剥離しやすくなり、またスケール
の融点を上昇させて潤滑性を劣化するようになることか
ら、MoとWの合計量が1.5%以上の場合はCr含有量
を0.95%未満に止めるのが好ましいと言える。
【0030】h)Cr,Co,V,Nb,Ti,Zr,
B,Mg,Ca,La,Ce及びY これらの成分は、鋼材の靱性、高温での変形抵抗を向上
する作用やスケールの潤滑特性を改善する作用を有して
いるので、必要により1種または2種以上の添加がなさ
れるが、各成分についての含有量を別個に規定したのは
次の理由による。
【0031】h−1)Co Coは、特にAc1 点,Ac3 点を大きくは低下させる
ことなくNiと同様の靱性改善作用、スケールの耐剥離
性改善作用を発揮する成分であるが、その含有量が5.0
%を超えるとコスト上昇に見合うだけの向上効果を確保
することができない。
【0032】h−2)V,Nb,Ti,Zr,Mg,C
a,La,Ce及びY これらの成分は何れも、特に材料の細粒化に有効であ
り、鋼材の靱性改善だけでなく、スケール層を緻密化す
る作用をも有しているが、その含有量が各々の上限値を
超えて含有させると脆化相が析出したりして靱性の劣化
を招く。
【0033】h−3)B Bには、穿孔時に高温に保持されてオーステナイトとな
った工具表面層の粒界を強化し、高温での変形抵抗・変
形能を改善する作用があるが、0.2%を超えて含有させ
ると脆化相の析出等で靱性が劣化する。
【0034】i)不可避不純物 Nは溶製(凝固)時の欠陥防止のためにその含有量を0.
02%以下に、そしてOは前述した如く所望靱性を確保
するために0.02%以下にそれぞれ抑えるのが望まし
い。また、P及びSも靱性に悪影響を及ぼすので、所望
の靱性を確保するためにはそれぞれ含有量を、0.035
%以下及び0.03%以下に制限するのが望ましい。
【0035】(B)酸化スケールの構造及び厚さ 熱間製管工具の鋼製基体表面に形成される酸化スケール
層は、一般に内層スケール層と外層スケール層の2層に
分かれる。一般的には外層側はFeO主体の比較的ポー
ラスなスケールであり、内層側はスピネル・複合酸化物
型の緻密なスケール層である。そして、内層スケール層
と母材との界面は、成分、熱処理条件により粒界酸化型
と内部酸化型に分かれる。勿論内部酸化型のスケール層
が望ましく、本発明ではこれが容易に実現される。
【0036】ここで酸化スケール層の全厚が250μm
未満であるとスケールの潤滑性や母材に対する所望の耐
熱性が得られず、所望の工具寿命が得られないことか
ら、その厚さは250μm以上とするのが望ましい。ま
た、酸化スケール層が厚くなり過ぎるとスケール層がポ
ーラス化して剥離を生じやすくなることから、酸化スケ
ール層の全厚の上限としては1000μm以下に抑える
のが望ましい。
【0037】(C)熱間製管工具の製造条件 a)工具形状への成形 熱間製管工具(ピアサー用穿孔プラグ,エロンゲーター
圧延用プラグ,プラグミル圧延用プラグ等)の製造に当
たっては、まず所定成分組成の鋼を溶製してから鋳造
し、その鋳造材に更に鍛造および/または圧延を施した
後、切削加工により工具形状通りに形状を仕上げる。
【0038】本発明ではここで実施する鍛造・圧延が最
も重要である。すなわち、鍛造あるいは圧延による鋳造
組織の緻密化により、母材表面に生成する酸化スケール
が緻密かつ厚くなり、本発明者らが先に開発した成分系
の熱間製管工具では、W量およびNi量を制限しなくて
もその酸化スケールが内部酸化型となり、その結果とし
てW量およびNi量に関する制限が不要になり、高温強
度の確保が容易になる。更には鍛造あるいは圧延による
合金元素の固溶と微細析出を経た組成の均一化によって
も母材の高温強度が向上する。他の成分系の場合も酸化
スケールの改質と高温強度の改善により工具寿命の大幅
延長が可能になる。
【0039】ここで材料の加熱温度が低いと加工後の仕
上げ温度が低温になりすぎ、靱性が低くなるために焼き
割れが発生しやすくなる。一方、加熱温度が高くなりす
ぎると加工前の表層スケールが厚くなりすぎスケール噛
み込み疵による歩留低下が著しくなる。従って、加熱温
度は本発明法では1000〜1250℃と定めた。
【0040】加工度については、延伸比で1.35未満で
あると加工による鍛造組織の破壊が十分でなく、かつ結
晶粒の細粒化効果が少ないので、母材の高温強度の確保
および酸化スケールの耐剥離性の確保が困難になる。従
って、延伸比は本発明法では1.35以上が望ましい。
【0041】延伸比の上限については成分系にもよるが
10以下が望ましく7以下が特に望ましい。延伸比が大
きくなりすぎると、圧延・鍛造共数回のパスを余儀なく
され連続では仕上げ温度が低くなり、表面あるいは内部
で割れが生じるなどのトラブルの原因になる。圧延・鍛
造途中で再加熱する場合でも著しいスケールロスと作業
費の増加のため寿命向上が得られたとしても外面削り代
が大きくなるばかりか単価が上昇し、所期の目的に合致
しなくなる。
【0042】なお、鍛造・圧延は一方のみを用いてもよ
く、両方を用いてもよい。普通は加工度の小さい領域で
鍛造を用い、鍛造では加工度の確保が困難な加工度の大
きい領域で圧延を用いる。
【0043】b)スケール層形成熱処理条件 〈雰囲気〉熱処理雰囲気は生成するスケールの構造に影
響する。本発明法では、雰囲気中の酸素濃度を大気酸素
濃度以下に調整するのが望ましい。雰囲気中の酸素濃度
が大気酸素濃度よりも高いと熱処理中に酸化鉄が急激に
成長するため、厚いが緻密性の悪いポーラスなスケール
となって容易に剥離する。なお、一般的には上記酸素濃
度は1.0%以下が望ましく、必要に応じてCOガス,H
2 O(水蒸気)を混合する。
【0044】〈温度〉スケールを表面に付ける熱処理温
度は生成するスケールの構造と成長速度に影響する。本
発明法では、熱処理温度を800〜1100℃とするの
が望ましい。その理由は、800℃未満であると酸化物
生成能力が劣るため非常に長時間の熱処理時間が必要と
なって実操業に適せず、また1100℃を超えるとスケ
ール成長が著しく速くなって不安定でポーラスなスケー
ルとなり、剥離を生じやすいからである。
【0045】〈時間〉熱処理時間は生成するスケールの
厚さ、構造に影響する。本発明法では、熱処理時間を4
〜10hrとするのが望ましい。その理由は、4hr未
満では当該成分系では十分なスケール厚さにならず、一
方、10hrを超えた場合にはスケール成長が過度にな
ってスケール厚が厚くなり過ぎるほか、スケールがポー
ラスになり剥離を生じやすくなるためである。
【0046】〈均熱後の冷却速度・温度〉均熱後の冷却
速度はスケールの緻密性に影響する。本発明法では、均
熱の後は50℃/hr以下の冷却速度で800〜500
℃まで徐冷することが望ましい。冷却速度が50℃/h
rを超えるとスケールの割れや剥離・脱落が発生する。
特に望ましくは20〜30℃/hr以下の冷却速度で徐
冷するのが良い。そして、徐冷の終了温度が800℃よ
りも高いとその後の急冷でスケールの剥離・脱落が発生
し、一方、徐冷終了温度を500℃よりも低くすると冷
却時間が長くなり過ぎて操作上問題となる。
【0047】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、その効果を明
らかにする。
【0048】〔実施例1〕500kgの高周波誘導電気
炉により、表1に示した化学成分組成の鋼〜を溶製
し、直径300mm×長さ600mmのインゴットを鋳
造した。各インゴットを疵手入れの後、980〜128
0℃の温度および1.2〜10の延伸比で鍛造・圧延を行
い、機械加工により最大外径147mmのピアサープラ
グ用鋼製基体に仕上げた。
【0049】
【表1】
【0050】次に、製造された鋼製基体にスケール付け
熱処理を施した。この熱処理は、ブタンガス燃焼雰囲気
でCO=1%にて所定の温度、時間、冷却速度、徐冷終
了温度で実施した。
【0051】そして、得られたピアサープラグにつき、
表面スケール層の厚さをプラグ中央部の断面ミクロ写真
より実測すると共に、スケール構造の特定を行った。ま
た、その機械的性質を調査した。更に、このようにして
作成されたピアサープラグを実機での穿孔試験に供して
その寿命を評価した。
【0052】穿孔試験では、1230℃に加熱均熱され
たSUS304相当鋼(18%Cr−8%Ni鋼)の外
径187mm、長さ1770mmの丸ビレットに対し
て、穿孔比3.1、ピアサー出口シェル外径192mm、
長さ5500mmで穿孔圧延を実施した。穿孔時間は約
7.5秒であった。ここで、実機ピアサー条件は次の通り
であった。 交叉角:10° 傾斜角:14° プラグ径:147φ 先端ドラフト率:6.0%
【0053】鋼のピアサープラグについての、酸化ス
ケール層厚さ実測値(μm)、酸化スケール構造、機械
的性質及び実機穿孔試験結果を表2〜表5に示す。な
お、機械的性質は、靱性を室温でのシャルピー衝撃値
(10mm×10mm、2mmのUノッチ)、変形抵抗
を1100℃圧縮試験での結果により示した(ここで、
ピアサープラグとして実機の熱的、機械的応力の影響に
耐えるためには靱性値は0.9kg−m/cm2 以上、変
形抵抗は12kgf/mm2 以上が望ましい)。また、
実機試験でのプラグ寿命評価は、1本のプラグの穿孔可
能ビレット本数、即ちパス本数で行った。
【0054】また、鋼のピアサープラグにつき同じ調
査を行った結果を表6〜表9に、鋼のピアサープラグ
につき同じ調査を行った結果を表10〜表13に、鋼
のピアサープラグにつき同じ調査を行った結果を表14
〜表17にそれぞれ示す。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【表5】
【0059】
【表6】
【0060】
【表7】
【0061】
【表8】
【0062】
【表9】
【0063】
【表10】
【0064】
【表11】
【0065】
【表12】
【0066】
【表13】
【0067】
【表14】
【0068】
【表15】
【0069】
【表16】
【0070】
【表17】
【0071】鋼は本発明者らが先に開発した成分系の
もので、MoとWを合計量で1.5%以上含み、かつ7W
(%)+8Ni(%)≦56の成分規制を強く受けてい
る。鋼製基体の表面に形成された酸化スケールの母材近
傍の構造は、内部酸化型である。鋼製基体が鋳造材の場
合、成分規制のために高温強度は比較的低いが、スケー
ルが内部酸化型のため、穿孔試験では7本の穿孔が可能
であった。ここで鋼製基体を鍛造・圧延材とすると、高
温強度が上がり、且つ酸化スケールが更に厚く緻密化
し、穿孔回数が最大で13回まで増えた。
【0072】鋼も本発明者らが先に開発した成分系の
ものであるが、W含有量およびNi含有量の規制は比較
的緩い。鋼製基体が鋳造材の場合、高温強度は比較的高
いが、酸化スケールが薄いため、穿孔回数は5回にとど
まった。しかし、鋼製基体を鍛造・圧延材とすることに
より、高温強度が上がり、且つ酸化スケールが厚く緻密
化し、穿孔回数が最大で8回まで増えた。
【0073】鋼はMoとWを合計量で1.5%以上含む
が、W含有量およびNi含有量の規制は行われていな
い。すなわち、7W(%)+8Ni(%)>56であ
る。鋼製基体が鋳造材の場合、高温強度が非常に高い
が、酸化スケールが粒界酸化型のため、穿孔回数は更に
少ない3回にとどまった。ここで鋼製基体を鍛造・圧延
材にすると、高温強度が更に上がり、しかも成分規制を
外したにもかかわらず酸化スケールが厚く緻密な内部酸
化型にかわることにより、穿孔回数は鋼のときと同じ
最大で8回まで増大した。
【0074】鋼は本発明者らが先に開発した成分系の
もので、7W(%)+8Ni(%)≦56の成分規制を
強く受けているが、Crは含まれていない。鋼製基体が
鋳造材の場合、成分規制のために高温強度は比較的低い
が、スケールが内部酸化型のため、穿孔試験では6本の
穿孔が可能であった。ここで鋼製基体を鍛造・圧延材と
すると、高温強度が上がり、且つ酸化スケールが更に厚
く緻密化し、穿孔回数が最大で13回まで増えた。
【0075】〔実施例2〕実施例1と同様の方法によ
り、表18に示した化学成分組成の鋼を素材として
酸化スケール付きのピアサープラグを製造し、各ピアサ
ープラグのスケール層厚、スケール構造、機械的性質を
調査すると共に、実機穿孔試験により寿命を調査した。
穿孔試験では、被圧延材の材質を中炭素鋼S45Cと
し、ビレット長さを3380mm、シェル長さを105
00mmとした。鋼のピアサープラグについての調査
結果を表19〜表22に示し、鋼のピアサープラグに
ついての調査結果を表23〜表26に示す。
【0076】
【表18】
【0077】
【表19】
【0078】
【表20】
【0079】
【表21】
【0080】
【表22】
【0081】
【表23】
【0082】
【表24】
【0083】
【表25】
【0084】
【表26】
【0085】鋼はMoとWの合計量が1.5%未満であ
る従来の成分系をもち、主に合計量が1.2%のMoおよ
びWによって高温強度を確保したものである。内層酸化
スケールの構造は母材近傍を含め粒界酸化型である。鋼
〜に比して高温強度は低いが、被圧延材がS45C
であるため、鋼製基体が鋳造材の場合は穿孔試験で13
0本の穿孔が可能であった。ここで鋼製基体を鍛造・圧
延材とすると、高温強度が上がり、且つ酸化スケールが
厚く緻密化することにより、穿孔回数が最大で254本
まで増大した。
【0086】鋼は従来の代表的な成分系である3Cr
−1Ni系であり、内層酸化スケールは粒界酸化型であ
る。鋼製基体が鋳造材の場合に220本であった穿孔回
数は、その基体を鋳造・圧延材とすることにより、最大
で358本まで増大した。
【0087】このように、本発明はMoとWの合計量が
1.5%以上の鋼だけでなく、その合計量が1.5%未満の
鋼に対しても有効であり、鋼種を特に問わないことが明
らかである。
【0088】また、実施例1,2からも明らかなよう
に、鍛造・圧延での加熱温度は1000〜1250℃、
延伸比は1.35以上が望ましい。ただし、この条件内で
も加熱温度が高く且つ延伸比が大きい場合は、靱性低下
により割損が生じる場合もあるが、その反面、延伸比が
1.35未満、加熱温度が1000℃未満、1250℃超
の場合でも、穿孔圧延に供するミルの圧延条件によって
は、鍛造・圧延の効果がでる場合がある。
【0089】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の熱間製管
工具およびその製造方法は、鋼製基体を鍛造材または圧
延材とすることにより、その高温強度を高め、合わせて
酸化スケールの耐剥離性を高めることができる。更に、
鋼製基体の材質についての成分規制の緩和も可能とな
り、この面からも高温強度が向上する。従って、高温強
度と耐剥離性を高次元でバランスさせることができ、こ
れにより工具寿命を大幅に延長し、製管コスト低減に大
きな効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/08 C23C 8/14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製基体の表面に酸化スケールを形成し
    て使用する酸化スケール型の熱間製管工具であって、そ
    の鋼製基体が鍛造材または圧延材であることを特徴とす
    る熱間製管工具。
  2. 【請求項2】 重量比でC:0.08〜0.65%、Si:
    0.1〜2.0%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜7.0
    %、sol.Al:0.005〜0.5%、MoおよびWの1
    種以上:合計1.5〜8.0%を含む鋼の鋳造材に対して、
    1000〜1250℃の加熱温度および1.35以上の延
    伸比で鍛造および/または圧延を行い、工具形状に切削
    加工の後、スケール付けのための熱処理を行うことを特
    徴とする熱間製管工具の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の鋼が更に5.0%以下の
    Crを含む熱間製管工具の製造方法。
  4. 【請求項4】 重量比でC:0.08〜0.65%、Si:
    0.1〜2.0%、Mn:0.2〜3.0%、Ni:0.2〜7.0
    %、sol.Al:0.005〜0.5%、MoおよびWの1
    種以上:0または合計1.5%未満を含む鋼の鋳造材に対
    して、1000〜1250℃の加熱温度および1.35以
    上の延伸比で鍛造および/または圧延を行い、工具形状
    に切削加工の後、スケール付けのための熱処理を行うこ
    とを特徴とする熱間製管工具の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の鋼が更に5.0%以下の
    Crを含む熱間製管工具の製造方法。
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