JPH08204912A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

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JPH08204912A
JPH08204912A JP7013726A JP1372695A JPH08204912A JP H08204912 A JPH08204912 A JP H08204912A JP 7013726 A JP7013726 A JP 7013726A JP 1372695 A JP1372695 A JP 1372695A JP H08204912 A JPH08204912 A JP H08204912A
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Koji Tsukano
幸司 塚野
Hidemi Kaneko
秀美 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過率の高い原稿であっても、その原稿端の
位置を的確に検出して原稿サイズを検知することができ
る原稿サイズ検知装置を提供する。 【構成】 画像読取ユニットによって読み取られた所定
の1ライン分の画像データの濃度差を濃度差算出手段3
1で算出するとともに、その算出した濃度差と規定の濃
度差とを濃度差比較手段32にて比較し、その比較結果
に基づいて例えば原稿がトレッシングペーパーとみなさ
れた場合は、それに適した原稿端検出用の閾値、すなわ
ち普通紙の場合よりも低い濃度レベルの閾値を閾値設定
手段33が設定し、この閾値に基づいて原稿端検出手段
が原稿端の位置を検出する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
等における原稿サイズ検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等にセットされる原稿
は、A版やB版といった具合に規格化された所定の大き
さをもっている。このことから原稿サイズが特定されれ
ば、自動的に複写用紙のサイズを設定できるようになる
ため、現在では、複写機の多くに原稿サイズ検知装置が
備えられている。この種の原稿サイズ検知装置として
は、プラテンガラス上にセットされた原稿の画像を、例
えばCCDイメージセンサ等の光電変換素子を備えた画
像読取ユニットによって光学的に読み取り、その読み取
った所定の1ライン分の画像データに閾値を設定して2
値化するとともに、2値化後の濃度レベルの変化点を原
稿端の位置として検出し、その検出結果に基づいて原稿
サイズを検知するものが一般的に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術では、例えばトレッシングペーパーなどのよう
に通常の原稿よりも格段に透過率の高い原稿をプラテン
ガラス上にセットした場合、原稿領域とその背景領域、
つまり原稿外領域との濃度差が極端に小さくなり、上述
した閾値以上の濃度レベルが得られなくなる。そのた
め、トレッシングペーパーなどの透過率の高い原稿につ
いては、そのサイズを検知することが事実上、不可能と
されていた。また、これに関連して、プラテンガラス上
に原稿(トレッシングペーパー等)がセットされている
にもかかわらず、「原稿無し」と誤認されるなどの不都
合も生じていた。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、トレッシングペ
ーパーなどのような透過率の高い原稿に対しても的確に
原稿サイズを検知することができる原稿サイズ検知装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿の画像情報を光学的に読み取る画像読取ユニッ
トにセットされた原稿のサイズを、その原稿端の位置を
検出することによって検知する原稿サイズ検知装置にお
いて、画像読取ユニットによって読み取られた所定の1
ライン分の画像データの濃度差を算出する濃度差算出手
段と、この濃度差算出手段によって算出された濃度差と
規定の濃度差とを比較する濃度差比較手段と、この濃度
差比較手段の比較結果に基づいて原稿端検出用の閾値を
設定する閾値設定手段と、この閾値設定手段によって設
定された閾値に基づいて原稿端の位置を検出する原稿端
検出手段とを備えた構成となっている。
【0006】請求項2記載の発明では、上記請求項1記
載の原稿サイズ検知装置において、濃度差比較手段での
比較結果に応じて原稿端検出時の画素間隔を設定する画
素間隔設定手段を具備した構成となっている。
【0007】請求項3記載の発明においては、上記請求
項1又は2記載の原稿サイズ検知装置において、濃度差
算出手段が、所定の1ライン分の画像データのピーク濃
度値を検出する主濃度値検出部と、ピーク濃度値に次ぐ
濃度値を少なくとも一つ検出する副濃度値検出部と、個
々の濃度値検出部によって検出された各濃度値のレベル
差をピーク濃度値側から順に算出するレベル差算出部
と、レベル差算出部によって算出されたレベル差が規定
のレベル以下になったときにピーク濃度値に近い側の濃
度値を真のピーク濃度値として選択するピーク濃度値選
択部と、ピーク濃度値選択部によって選択された真のピ
ーク濃度値を用いて濃度差を算出する濃度差算出部とか
ら構成されている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明においては、濃度差算出手
段によって算出された濃度差と規定の濃度差とが濃度差
比較手段によって比較され、その比較結果において例え
ば濃度差が規定の濃度差よりも大きい場合は、画像読取
ユニットにセットされた原稿が普通紙原稿(白色系や黒
色系の原稿)よりも透過率の高い原稿(トレッシングペ
ーパー等)であるとみなし、それに適した閾値が閾値設
定手段によって設定される。したがって、たとえ原稿が
透過率の高いものであっても、閾値設定手段にて設定さ
れた閾値を基に原稿端検出手段にて原稿端の位置が検出
されることになる。
【0009】請求項2記載の発明においては、濃度差比
較手段での比較結果において原稿が例えばトレッシング
ペーパーであるとみなされた場合、それに応じて原稿端
検出時の画素間隔が普通紙原稿の場合よりも広めに設定
され、これによって原稿端の位置ではより大きな濃度差
が得られるようになる。
【0010】請求項3記載の発明においては、例えば実
際に読み取られた画像データの中でピーク濃度値が孤立
点による濃度レベルであった場合、そのピーク濃度値は
主濃度値検出部にて検出され、これに次ぐ2番目以降の
濃度値は副濃度値検出部にて検出される。そうした場
合、レベル差算出部では、先ず、ピーク濃度値とこれに
次ぐ2番目の濃度値とのレベル差が算出され、その後、
2番目の濃度値とこれに次ぐ3番目の濃度値とのレベル
差が算出される。その際、主濃度値検出部で検出された
ピーク濃度値が孤立点によるものであることから、ピー
ク濃度値と2番目の濃度値とのレベル差は規定のレベル
を超えることになり、2番目の濃度値と3番目の濃度値
とのレベル差が規定のレベル以下となる。そうすると、
ピーク濃度値選択部ではピーク濃度値に近い側、つまり
2番目の濃度値が「真のピーク濃度値」として選択さ
れ、これを用いて濃度差算出部では濃度差が算出される
ようになる。
【0011】
【実施例】以下、例えばデジタル複写機に適用した場合
の本発明の実施例につき、図面を参照しながら詳細に説
明する。なお、本発明に係わる原稿サイズ検知装置は、
複写機への適用に限定されるものではなく、原稿の画像
情報を光学的に読み取る画像読取ユニットを備えた電子
機器全般に適用できるものである。
【0012】図1は実施例における画像読取ユニットの
概略構成図であり、これは本発明が適用されるデジタル
複写機の一部を構成している。図示のように、ユニット
本体1の上面には、複写対象となる原稿2をセットする
ためのプラテンガラス(原稿台)3が設けられており、
そこに置かれた原稿2はプラテンカバー4によって上方
から押圧されるようになっている。プラテンカバー4
は、その下面側に白色の原稿押え面を有しており、また
カバーの一端側(図中左端側)を回動支点に開閉自在に
取り付けられている。
【0013】一方、プラテンガラス3の下方には、原稿
2に光を照射するための露光ランプ5と、原稿2からの
反射光を所定の方向に反射させる反射ミラー6、7、8
と、ミラーからの反射光を結像レンズ9を介して取り込
むCCDイメージセンサ10とからなる光学系が設けら
れている。こうした光学系の構成要素のうち、露光ラン
プ5と反射ミラー6、7、8とは図示せぬキャリッジに
搭載されており、キャリッジとともに図中左右方向、す
なわち副走査方向Yに移動しつつ、原稿面を光学走査し
得る構成となっている。また、CCDイメージセンサ1
0としては多数の画素が直線状に配列されたラインセン
サが採用されており、上記副走査方向Yと直交する方
向、すなわち主走査方向Xに対しては固定状態のままで
電気的に走査し得る構成となっている。さらに、CCD
イメージセンサ10の後段には、図示せぬ画像処理部が
設けられており、露光ランプ5及び反射ミラー6、7、
8で光学走査して得られた画像信号に基づいて原稿2の
有無や原稿2のサイズが検知されるようになっている。
【0014】これに加えて、ユニット本体1の上面に
は、プラテンカバー4の開閉状態によってオン/オフす
るセンサ11、12が取り付けられている。一方のセン
サ11(以下、第1のセンサと称す)はプラテンカバー
4の回動支点の近傍に配置され、もう一方のセンサ12
(以下、第2のセンサと称す)は上記回動支点から所定
の距離だけ離れた、例えば副走査方向Yにおけるプラテ
ンガラス3の中間地点に配置されている。そして、第1
のセンサ11はプラテンカバー4が完全に閉じていな
い、いわゆる閉じかけの状態でオン/オフ状態が切り換
わり、第2のセンサ12はプラテンカバー4が完全に閉
じた状態でオン/オフ状態が切り換わるように取り付け
られ、これらのセンサ出力(オン/オフ信号)に基づい
てプラテンカバー4の開閉状態が検出できるようになっ
ている。
【0015】図2は、本発明が適用されるデジタル複写
機の概略構成図である。図2において、CCDイメージ
センサ10から出力されるアナログ画像信号は、画像デ
ータ生成回路20にてデジタルデータに変換されたの
ち、画像データとして補正/フィルタ回路21に供給さ
れる。補正/フィルタ回路21は、入力される画像デー
タに対してシェーディング補正を行い、さらにシェーデ
ィング補正後の画像データに対してフィルタリング処理
を行うものである。編集加工回路22は、例えばフィル
タリング後の画像データに対して縮小や拡大などを編集
加工を行うもので、この処理では例えば二つのメモリ領
域A,Bを有するRAM23が用いられる。所定の編集
加工が施された画像データは出力インターフェイス回路
23に送られ、そこからプリンタ等の画像形成部24に
供給される。なお、ここでは編集加工を行うにあたっ
て、二つのメモリ領域A,Bを有するRAM23を用い
ているが、これ以外にも図示はしないが別個のRAMを
二つ用いるようにしてもよい。
【0016】CPU25は、データ/アドレスバス(C
PUバス)25aを介して上述した各回路の制御を行う
もので、そのための制御プログラムがROM26に格納
されている。また、CPU25の各種の処理動作(例え
ばシェーディング補正処理)にあたっては、データの一
時的な保存にRAM27が用いられる。さらに、CPU
25には、上述したプラテンカバー4の開閉状態を検出
するためのセンサ11、12がそれぞれ接続されてお
り、各々のセンサ出力(オン/オフ信号)に基づいてプ
ラテンカバー4の開閉状態が全開状態、閉じかけ状態、
全閉状態のいずれにあるのかを認識できるようになって
いる。このCPU25は、光学系を駆動するキャリッジ
の駆動モータ28に対し、モータドライバ回路29を介
してモータドライブ信号を供給し、さらに装置電源の投
入直後に行われるプリスキャン時には、プラテンガラス
3上にセットされた原稿2のサイズを検知するための処
理を行う。この原稿サイズの検知処理については後段で
詳しく説明する。
【0017】上記構成からなるデジタル複写機において
は、装置電源が投入(ON)されると、図示せぬキャリ
ッジに搭載された露光ランプ5及び反射ミラー6、7、
8等を含む光学系が主走査原稿読取位置に移動する。そ
して、この光学系がプラテンガラス3上にセットされた
原稿2を光学走査することにより、その原稿画像がCC
Dイメージセンサ10に取り込まれ、そこで光電変換さ
れてアナログ画像信号に変換される。このアナログ画像
信号は、画像データ生成回路20によってデジタルデー
タに変換され、さらに変換後の画像データは、補正/フ
ィルタ回路21及び編集加工回路22にてシェーディン
グ処理、フィルタリング処理、縮小/拡大等の処理がな
されたのち、出力インターフェイス回路23を介して画
像形成部24に与えられ、そこで複写用紙上に印字形成
される。
【0018】次に、原稿画像の読み取りに先立って行わ
れる原稿サイズの検知処理について説明する。この原稿
サイズの検知処理はCPU25によって行われるもので
ある。先ず、プラテンガラス3上に原稿2をセットして
プラテンカバー4を閉じていくと、プラテンカバー4が
完全に閉じていない、いわゆる閉じかけの状態、例えば
プラテンガラス3に対してプラテンカバー4が20°〜
30°傾いた状態で第1のセンサ11がオフ状態からオ
ン状態に切り換わる。そうすると、第1のセンサ11の
オン/オフ切換タイミングと同時に、所定の1ライン分
の画像データがRAM23の一方のメモリ領域Aに記憶
される。このメモリ領域Aに記憶された画像データにお
いては、プラテンカバー4が若干開いた状態で且つ反射
光がないことから、原稿外領域の背景色が「黒」のデー
タとなる。さらに、プラテンカバー4を閉じていき、最
終的にプラテンカバー4が完全に閉じた状態、つまり全
閉状態になると、上記第1のセンサ11と同様に第2の
センサ12がオフ状態からオン状態に切り換わる。そう
すると、第2のセンサ12のオン/オフ切換タイミング
と同時(第1のセンサ11と第2のセンサ12とが共に
オン状態になると同時)に、所定の1ライン分の画像デ
ータがRAM23の他方のメモリ領域Bに記憶される。
このメモリ領域Bに記憶された画像データにおいては、
プラテンカバー4のシート色が白色であることから、原
稿外領域の背景色が「白」のデータとなる。
【0019】こうして閉じかけ状態と全閉状態の各々の
タイミングでRAM23に記憶された画像データは、先
程の読取ライン上において原稿外領域から原稿領域に向
けて双方向から順に走査される。そして、各々の走査情
報に対して原稿端検出用の閾値が設定され、その走査情
報の変化点、すなわち原稿領域と原稿外領域との境界の
画素位置を原稿端の位置として検出する。
【0020】ここで、プラテンガラス3上に白色系の原
稿2がセットされている場合を例にとると、この場合
は、図3(a)に示すように、プラテンカバー4が閉じ
かけの状態でメモリ領域Aに記憶された画像データ、つ
まり原稿外領域の背景色が「黒」のデータとなる画像デ
ータにおいて、上記閾値以上の濃度レベルが得られるこ
とになる。これに対し、原稿2が黒色系の場合は、図3
(b)に示すように、プラテンカバー4が全閉状態でメ
モリ領域Bに記憶された画像データ、つまり原稿外領域
が「白」のデータとなる画像データにおいて、上記閾値
以上の濃度レベルが得られることになる。
【0021】したがって、図3(a),(b)に示すよ
うに、原稿2が白色系の場合は、メモリ領域Aに記憶さ
れた画像データを原稿外領域から原稿領域に向けて走査
したときに、その画素データが「黒」から「白」に変化
する点X1,X2が原稿端の位置として検出される。ま
た、原稿2が黒色系の場合は、メモリ領域Bに記憶され
た画像データを上記同様に原稿外領域から原稿領域に向
けて走査したときに、その画素データが「白」から
「黒」に変化する点X3,X4が原稿端の位置として検
出される。なお、本実施例では、副走査方向Yにおける
原稿2の長さが図示せぬ固定センサ(例えばフォトセン
サ)によって検出されるようになっているため、主走査
方向Xにおける原稿端の位置(X1〜X4)を検出すれ
ば、原稿サイズを検知できる構成となっている。
【0022】ところで、原稿2が白色系又は黒色系のよ
うに透過率が低い場合は、図4(a)に示すように、メ
モリ領域A、Bに記憶された画像データのいずれか一方
を走査することにより、所望する閾値(1)以上の濃度
レベルが得られるが、トレッシングペーパーのように透
過率の高い原稿2を使用した場合は、閉じかけ及び全閉
のいずれにおいても原稿外領域と原稿領域の境界部分で
急激な濃度変化が起こらず、よって所望する閾値(1)
以上の濃度レベルが得られなくなる。
【0023】そこで、トレッシングペーパーなどの原稿
2を使用した場合の、原稿サイズ検知処理のためのCP
U25における機能ブロック図を図5に示す。図5にお
いて、濃度値検出手段30は、上記RAM23の各メモ
リ領域A,Bに記憶された画像データのうち、いずれか
一方、例えばメモリ領域Aに記憶された1ライン分の画
像データを順に走査し、各々の画素位置における濃度値
を検出する。濃度差算出手段31は、濃度値検出手段3
0から与えられた濃度データから、例えばその最大値と
最小値を抽出するとともに、その最大値と最小値の濃度
差を算出する。濃度差比較手段32は、濃度差算出手段
31から与えられた濃度差と規定の濃度差とを比較す
る。この場合、比較基準となる「規定の濃度差」は、C
CDイメージセンサ10のショットノイズ成分により発
生する濃度差の上限レベルよりも大きく設定される。ち
なみに、本出願人の実験データにおいては、ショットノ
イズ成分により発生する濃度差の上限レベルが256階
調で「20」程度であったため、上記規定の濃度差とし
て「35」を採用するようにした。
【0024】閾値設定手段33は、濃度差比較手段32
における比較結果に基づいて原稿端検出用の閾値を設定
する。具体的には、濃度差算出手段31によって得られ
た濃度差が、CCDイメージセンサ10のショットノイ
ズ成分により発生する濃度差の上限レベルよりも大きい
と濃度差比較手段32で判定されたときに、原稿2をト
レッシングペーパーとみなして適性な閾値(後述)を設
定する。原稿端検出手段34は、閾値設定手段33によ
って設定された閾値に基づいて原稿端の位置を検出する
もので、ここで検出された原稿端の位置から原稿サイズ
が検知されることになる。
【0025】続いて、原稿2がトレッシングペーパー等
のように透過率の高い場合、CPU25によって実行さ
れる原稿サイズの検知処理について説明する。先ず、閉
じかけ状態及び全閉状態のいずれの読み取り動作におい
ても、RAM23のメモリ領域A,Bに記憶された各画
像データから、所望する閾値(1)以上の濃度レベルが
得られなかった場合は、メモリ領域A又はメモリ領域B
に記憶された1ライン分の画像データが濃度値検出手段
30によって順に走査され、これにより検出された各々
の画素位置における濃度情報が濃度差算出手段31に供
給される。次に、濃度差算出手段31では、供給された
濃度情報の中から、例えば最大の濃度値と最小の濃度値
とが抽出されるとともに、最大の濃度値から最小の濃度
値を差し引いた濃度差が、上記1ライン分の画像データ
における濃度差として算出される。
【0026】次いで、濃度差比較手段32においては、
上述のごとく算出された濃度差と規定の濃度差とが比較
される。このとき、プラテンガラス3上にトレッシング
ペーパーがセットされていると、先に算出された濃度差
が規定の濃度差(本実施例ではCCDイメージセンサ1
0のショットノイズ成分により発生する濃度差の上限レ
ベル)よりも大きくなる。これに対し、プラテンガラス
3上に原稿がセットされていない場合は、CCDイメー
ジセンサ10のショットノイズ成分以下の濃度差しか得
られないため、濃度差算出手段31で算出された濃度差
が規定の濃度差よりも小さくなる。したがって、濃度差
比較手段32の比較結果から、プラテンガラス3上にト
レッシングペーパーがセットされているのか、もともと
原稿2がセットされていないのかを判別することができ
る。なお、濃度差算出部31で算出された濃度差が規定
の濃度差以下である場合は、プラテンガラス3上に原稿
2がセットされていないものとみなし、図示せぬ表示部
にてその旨のメッセージ表示、例えば「原稿がセットさ
れていません」とか「原稿サイズが検知できません」な
どの表示処理を行い、原稿サイズの検知処理を終了す
る。
【0027】一方、濃度差比較手段32において先に算
出された濃度差が規定の濃度差よりも大きいと判断され
ると、閾値設定手段33では、セットされた原稿2がト
レッシングペーパーであるとみなし、原稿端検出用の閾
値設定処理を行う。この閾値の設定にあたっては、先の
図4(a)に示すごとく原稿2が白色系や黒色系の場合
に設定される閾値(1)よりも低い濃度レベルで設定さ
れる。ちなみに、本実施例においては、図4に示すよう
に、実際に得られる濃度データの中にCCDイメージセ
ンサ10のショットノズル成分による濃度変化が含まれ
ること、そして本出願人の実験データにおいて、普通紙
原稿(白色系の原稿)で得られる濃度差MAX(1)が
256階調で180〜190であるのに対し、トレッシ
ングペーパーで得られる濃度差MAX(2)が55〜6
0であったことなどから、トレッシングペーパーで適用
される閾値(2)として、普通紙原稿で得られる濃度差
MAX(1)の1/3に設定するようにした。
【0028】さらに、原稿端検出手段34においては、
閾値設定手段33にて設定された閾値(2)を用いて、
例えばメモリ領域Aに記憶された画像データを原稿外領
域から原稿領域に向けて走査し、その画素データが
「黒」から「白」に変化する点X1,X2(図4
(b))を原稿端の位置として検出し、その検出した原
稿端の位置X1,X2から主走査方向Xにおける原稿幅
を求める。あとは、こうして得られた主走査方向Xの原
稿幅と副走査方向Yに配置されたフォトセンサ等の出力
から原稿サイズを検知し、一連の処理を終了する。これ
により、たとえ原稿2がトレッシングペーパーのように
透過率の高いものであっても、それに応じて原稿端検出
用の閾値を適切に設定することにより、原稿端の位置を
的確に検出して原稿サイズを検知することができる。
【0029】なお、上記実施例においては、RAM23
のメモリ領域A,Bに記憶された画像データから通常の
閾値(1)以上の濃度レベルが得られなかった場合にの
み濃度差を算出し、これを規定の濃度差と比較した結果
に基づいて原稿端検出用の閾値を閾値(1)から閾値
(2)に変更するようにしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、プラテンカバー4の開閉状態を検知
する第1のセンサ11がオン状態となってから第2のセ
ンサ12がオン状態になるまでの時間に余裕がある場合
には、閉じかけ状態や全閉状態での読取時から各々の画
像データで濃度差を算出し、その濃度差が規定の濃度
差、例えば普通紙原稿によって得られる濃度差の下限レ
ベルよりも大きいか否かによって原稿端検出用の閾値を
適切に設定させることも可能である。具体的には、算出
された濃度差が規定の濃度差よりも大きい場合は通常の
閾値(1)を設定し、小さい場合は閾値(2)を設定し
て原稿端の位置を検出する。また、いずれの閾値
(1),(2)でもそれ以上の濃度レベルが得られず、
原稿端の位置を検出できなかった場合は、原稿無しとみ
なして上記同様のメッセージ表示を行う。
【0030】ところで、実際に原稿端の位置を検出する
場合は、プラテンガラス3上のゴミやキズによる誤検出
を防止するため、例えば図6(a)に示すように、注目
画素から16画素分の距離を隔てて比較画素1を設定
し、さらに比較画素1から8画素間隔で比較画素2〜6
を設定している。そして、注目画素と比較画素1との間
で例えば「白」から「黒」にデータが変化した場合、変
化後の「黒」の状態が比較画素2〜6で連続して検出さ
れた場合に比較画素1の位置を原稿端の位置として検出
している。ところが、トレッシングペーパーなどのよう
に透過率の高い原稿2になると、普通紙原稿と同程度に
注目画素と比較画素1の間隔を設定しても、実際の原稿
端の位置における濃度変化が小さいため、注目画素と比
較画素1の各画素値に顕著な差が現れない。
【0031】そこで本実施例においては、CPU25の
中で原稿サイズ検知処理を担う構成要素に図5に示すご
とく画素間隔設定手段35を具備している。この画素間
隔設定手段35は、濃度差比較手段33における比較結
果に応じて原稿端検出時の画素間隔を設定するもので、
以下のような機能を果たす。すなわち、濃度差比較手段
33での比較結果において、先の濃度差算出手段31に
より算出された濃度差が規定の濃度差(ショットノイズ
成分による濃度差)よりも大きいと判定された場合、つ
まり原稿2がトレッシングペーパーであるとみなされた
場合、普通紙原稿の場合よりも原稿端検出時の画素間隔
を広く設定する。
【0032】具体的には、例えば図6(b)に示すよう
に、注目画素と比較画素1の間隔を設定するにあたり、
普通紙原稿の場合に設定される16画素分の間隔にβ画
素分の距離を加えて設定する。ここで、延長距離分とな
るβ画素については、CCDイメージセンサ10の出力
特性や閉じかけ状態(第1のセンサ11がオンするタイ
ミング)でのカバー角度等に依存するため、好ましく
は、トレッシングペーパー等を使用した場合に原稿端で
得られる濃度差を実験的に求めて、その求めた実験デー
タを基に適宜設定するとよい。ちなみに本実施例におい
ては、解像度400dplで320(2cm)程度に設
定するようにした。これにより、実際の原稿端の位置で
は注目画素と比較画素1との間により大きな濃度差が得
られるようになるため、原稿端の位置検出が容易にな
る。なお、本実施例においては、上述のごとく画素間隔
を延長した場合、普通紙原稿と同様に比較画素1の位置
を原稿端として検出すると、画素間隔を広く設定した分
だけ実際の原稿幅よりも狭く認識される虞れがあるた
め、図6(b)に示すように注目画素と比較画素1の中
間点を原稿端の位置として検出するようにしている。
【0033】さらに原稿端の位置を検出するにあたって
は、以下のような不都合が起こることも考えられる。す
なわち、図7に示すように、プラテンガラス3上にセッ
トされた原稿2を所定の読取ラインLに沿って読み取っ
た場合、これによって得られた濃度データの中にCCD
イメージセンサ10の劣化等によって生じる孤立点が含
まれる場合がある。そうした場合、濃度差算出手段31
が孤立点の濃度レベルをそのままピーク濃度値として捉
えてしまうと、そこで算出された濃度差Z1が目的とす
る濃度差Z2よりも格段に大きな値となってしまい、適
切な閾値の設定を行うことができなくなる。
【0034】そこで本実施例では、上記不都合を解消す
べく、濃度差算出手段31として図8のブロック図で示
す構成が採用されている。図8において、主濃度値検出
部311は、上記画像読取ユニットにて読み取られた所
定の1ライン分の画像データのピーク濃度値を検出する
もので、孤立点が存在する場合はその濃度レベルをピー
ク濃度値として検出する。この場合、原稿端の位置検出
にあたって、「黒」から「白」の変化点を検出するのか
「白」から「黒」の変化点を検出するのかによって、濃
度値の最大側をピーク濃度値にするのか最小側をピーク
濃度値にするのかを決定するものとする。副濃度値検出
部312は、上記ピーク濃度値に次ぐ濃度値(2番目以
降の濃度値)を少なくとも一つ検出するもので、ピーク
濃度値に次ぐ濃度値を何番目まで検出するかによって一
つ又は複数設けられる。レベル差算出部313は、個々
の濃度値検出部311、312・・によって検出された
各濃度値のレベル差をピーク濃度値側から順に算出する
ものである。具体的には、副濃度値検出部312が複数
設けられている場合、ピーク濃度値とそれに次ぐ2番目
の濃度値とのレベル差を算出したのち、2番目の濃度値
とそれに次ぐ3番目の濃度値とのレベル差を算出し、以
降同様に3番目以後の濃度値のレベル差を順に算出して
いく。
【0035】ピーク濃度値選択部314は、レベル差算
出部313によって算出されたレベル差が規定のレベル
以下になったか否かを監視しつつ、算出されたレベル差
が規定のレベル以下になったときに上記ピーク濃度値に
近い側の濃度値を真のピーク濃度値として選択するもの
である。この場合、「規定のレベル」とは、孤立点を真
のピーク濃度値と誤認しているか否かの判定基準となる
もので、通常、孤立点を含まない濃度データのピーク付
近では濃度変化が極端に小さくなることから、きわめて
小さなレベル差をもって設定することができる。濃度差
算出部315は、ピーク濃度値選択部314によって選
択された真のピーク濃度値を用いて濃度差を算出するも
ので、ここで算出された濃度差が先程の濃度差比較手段
32に与えられることになる。
【0036】続いて、原稿サイズの検知処理における濃
度差算出手段31の処理手順について説明する。先ず、
先の濃度値検出手段30から1ライン分の画像データの
走査情報が与えられると、主濃度値検出部311では各
々の画素データを検索し、その中からピーク濃度値を検
出する。例えば図7に示す濃度データであれば、孤立点
の濃度レベルをピーク濃度値として検出する。一方、副
濃度値検出部312では、上記同様に各々の画素データ
を検索し、その中から上述のピーク濃度値に次ぐ濃度値
を順に検出する。例えば図7に示す濃度データであれ
ば、孤立点の濃度レベルに次ぐ2番目の濃度値、それに
次ぐ3番目の濃度値(不図示)、またそれに次ぐ・・・
といった具合に予め設定された順位まで濃度値を検出す
る。
【0037】次に、レベル差算出部313においては、
上述のごとくピーク濃度値とそれに次ぐ2番目の濃度値
とのレベル差を算出したのち、2番目の濃度値とそれに
次ぐ3番目の濃度値とのレベル差を算出し、以降同様に
3番目以後の濃度値のレベル差を順に算出して、各々の
算出結果をピーク濃度値選択部314に供給する。次い
で、ピーク濃度値選択部314では、レベル差算出部3
13から与えられたレベル差を順に規定のレベルと比較
していき、レベル差算出部313で算出されたレベル差
が規定のレベル以下になった時点で先のピーク濃度値に
近い側の濃度値を真のピーク濃度値として選択する。あ
とは、ピーク濃度値選択部314で選択された真のピー
ク濃度値が濃度差算出部315に与えられ、そこで真の
ピーク濃度値を用いて濃度差が算出される。
【0038】これを具体的に図7を用いて説明すると、
主濃度値検出部311で検出されるピーク濃度値は孤立
点における濃度レベルとなり、副濃度値検出部312で
検出される2番目の濃度値は孤立点を含まなかった場合
の濃度変化のピークレベルとなる。したがって、ピーク
濃度値とそれに次ぐ2番目の濃度値とのレベル差は非常
に大きな値となるため、当然のごとながらそのレベル差
は規定のレベルを超えることになる。これに対して、副
濃度値検出部312で検出される2番目の濃度値とこれ
に次ぐ3番目の濃度値(不図示)とのレベル差は、いず
れの濃度値も真の濃度変化のピーク付近に存在すること
からきわめて小さな値となって算出され、規定のレベル
以下となる。したがって、その場合は副濃度値検出部3
12で検出された2番目の濃度値がピーク濃度値選択部
314において「真のピーク濃度値」として選択される
ことになる。その結果、濃度差算出部315では、読み
取った1ライン分の画像データの中に孤立点が存在する
場合であっても、先程のように孤立点の濃度レベルを真
のピーク濃度値と誤認することなく、求めるべき2番目
の濃度値を真のピーク濃度値として濃度差Z2を算出す
るようになるため、その後の原稿サイズ検知処理にあっ
ては、濃度値算出部315で算出された濃度差Z2に基
づいて原稿端検出用の閾値を適切に設定することが可能
となる。
【0039】なお、上記実施例においては、ピーク濃度
値に次ぐ濃度値を検出するための副濃度値検出部312
を複数設ける場合について説明したが、原稿サイズ検知
処理にあたってシェーディング補正後の画像データを用
いるようにすれば、孤立点が複数存在する場合であって
も、それぞれのピークレベルが一定値を示すようになる
ため、そのピークレベルを主濃度値検出部311にて一
括して検出することが可能となる。したがって、副濃度
値検出部312で検出される2番目の濃度値は必然的に
目的とする真のピーク濃度値となるため、その場合はピ
ーク濃度値に次ぐ濃度値を一つだけ検出する、つまり副
濃度値検出部312を一つ設けるだけで済むようにな
る。その結果、濃度差算出手段31の構成の簡略化とと
もに、処理手順の簡素化を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像読取
ユニットによって読み取られた1ライン分の画像データ
の濃度差を濃度差算出手段が算出するとともに、これに
よって得られた濃度差と規定の濃度差とを濃度差算出手
段が比較し、その比較結果に基づいて原稿に適した原稿
端検出用の閾値を閾値設定手段が設定するため、たとえ
セットされた原稿がトレッシングペーパーなどのように
透過率の高い原稿であっても、原稿端検出手段では先に
設定された閾値に基づいて原稿端の位置を的確に検出す
ることが可能となる。その結果、画像読取ユニットに原
稿(トレッシングペーパー等)がセットされている場合
は、その原稿端の位置を確実に検出して原稿サイズを検
知できるようになり、また最初から原稿がセットされて
いない場合はその旨のメッセージ等を正確にオペレータ
に認識させることが可能となり、これによって従来のよ
うに原稿(トレッシングペーパー等)がセットされてい
るにもかかわらず「原稿無し」と誤認されるなどの不具
合が解消される。
【0041】請求項2記載の発明によれば、濃度差比較
手段での比較結果から原稿が例えばトレッシングペーパ
ーであるとみなされた場合、原稿端検出時の画素間隔を
画素間隔設定手段によって普通紙原稿の場合よりも広め
に設定させることが可能となる。したがって、実際の原
稿端の位置では、より大きな濃度差が得られるようにな
るため、透過率の高い原稿であっても閾値以上の濃度レ
ベルを容易に得ることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、主濃度値検
出部で検出されたピーク濃度値と副濃度値検出部で検出
された上記ピーク濃度値に次ぐ濃度値、つまり2番目以
後の濃度値とを順に比較しつつ、各濃度値のレベル差が
ピーク濃度値側から順にレベル差算出部によって算出さ
れ、その算出されたレベル差が規定のレベル以下になっ
たときにピーク濃度値に近い側の濃度値が真のピーク濃
度値としてピーク濃度値選択部により選択されるため、
実際に読み取られた画像データの中に孤立点が存在する
場合であっても、そのピークレベルに惑わされることな
く、濃度差算出部では、先に選択された真のピーク濃度
値を用いて適切に濃度差を算出することが可能となる。
その結果、濃度差算出手段で算出された濃度差に基づい
て閾値設定手段では原稿端検出用の閾値を好適に設定す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例における画像読取ユニットの概略構成
図である。
【図2】 本発明が適用されるデジタル複写機の概略構
成図である。
【図3】 原稿端の検出動作を説明するための概念図で
ある。
【図4】 原稿端検出時に得られる濃度データの比較図
である。
【図5】 原稿サイズ検知のための機能ブロック図であ
る。
【図6】 原稿端検出時での画素の位置関係を示す模式
図である。
【図7】 孤立点の発生状態を説明する図である。
【図8】 濃度差算出手段における機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 原稿 3 プラテンガラス 5 露光ランプ 6、7、8 反射ミラー 10 CCDイメージセンサ 30 濃度値検出手段 31 濃度差算出手段 32 濃度差比較手段 33 閾値設定手段 34 原稿端検出手段 35 画素間隔設定手段 311 主濃度値検出部 312 副濃度値検出部 313 レベル差算出部 314 ピーク濃度値選択部 315 濃度差算出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像情報を光学的に読み取る画像
    読取ユニットにセットされた原稿のサイズを、その原稿
    端の位置を検出することによって検知する原稿サイズ検
    知装置において、 前記画像読取ユニットによって読み取られた所定の1ラ
    イン分の画像データの濃度差を算出する濃度差算出手段
    と、 前記濃度差算出手段によって算出された濃度差と規定の
    濃度差とを比較する濃度差比較手段と、 前記濃度差比較手段の比較結果に基づいて原稿端検出用
    の閾値を設定する閾値設定手段と、 前記閾値設定手段によって設定された閾値に基づいて前
    記原稿端の位置を検出する原稿端検出手段とを備えたこ
    とを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度差比較手段での比較結果に応じ
    て原稿端検出時の画素間隔を設定する画素間隔設定手段
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の原稿サイズ
    検知装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度差算出手段は、前記所定の1ラ
    イン分の画像データのピーク濃度値を検出する主濃度値
    検出部と、前記ピーク濃度値に次ぐ濃度値を少なくとも
    一つ検出する副濃度値検出部と、個々の濃度値検出部に
    よって検出された各濃度値のレベル差を前記ピーク濃度
    値側から順に算出するレベル差算出部と、前記レベル差
    算出部によって算出されたレベル差が規定のレベル以下
    になったときに前記ピーク濃度値に近い側の濃度値を真
    のピーク濃度値として選択するピーク濃度値選択部と、
    前記ピーク濃度値選択部によって選択された真のピーク
    濃度値を用いて前記濃度差を算出する濃度差算出部とか
    ら成ることを特徴とする請求項1又は2記載の原稿サイ
    ズ検知装置。
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